JPS6071767A - 記録方法 - Google Patents

記録方法

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JPS6071767A
JPS6071767A JP59148303A JP14830384A JPS6071767A JP S6071767 A JPS6071767 A JP S6071767A JP 59148303 A JP59148303 A JP 59148303A JP 14830384 A JP14830384 A JP 14830384A JP S6071767 A JPS6071767 A JP S6071767A
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JP
Japan
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recording
ink
liquid
parts
pigment
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JP59148303A
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Inventor
栄田 毅
松藤 洋治
春田 昌宏
太田 徳也
泰弘 矢野
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Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、インクジェット記録方法を適用して織布に記
録を行う記録方法、特には、織布に耐洗たく性のある記
録を行う記録方法に関する。
現在知られる各種記録方式の中でも、記録時に騒音の発
生がほとんどないノンインパクト記録方式であって、且
つ、高速記録が可能であシ、しかも、普通紙に特別の定
着処理を必要とせずに記録の行なえる新開インクジェッ
ト記録法は、極めて有用な記録方式であると認められて
いる。
インクジェット記録法に就いては、これ迄にも様々な方
式が提案され、改良が加えられて商品化されたものもあ
れば、現在もなお、実用化への努力が続けられているも
のもある。
このインクジェット記録法は、インクと称される記録用
液体の小液滴(droplet )を種々の作用原理で
飛翔させ、それを紙等の被記録部利に付着させて記録を
行なうものである。そして、このインクジェット記録法
に於いては、いくつかの液滴形成方式が採用されている
。その−例を第1図に示す。
即ち第1図の装置はピエゾ振動子を有する記録ヘッド部
に記録信号を与え、該信号に応じて記録液の液滴を発生
させて記録を行なうものである。第1図において、1は
記録ヘッドで、ピエゾ振動子2a、振動板2b、記録液
の流入口3、ヘッド内の液室4及び吐出口(吐出オリフ
ィス)5を有している。液室4内には貯蔵タンク6に貯
えられた記録液7が、供給管8によって導入され゛てい
る。伺、供給管8の途中には場合によって、ポンプ或い
はフィルター等の中間処理手段9が設けられることもあ
る。そしてピエゾ振動子2aには、信号処理手段(例え
ばパルス変換器)10によって記録信号Sからパルスに
変換された信号が印加され、該信号に応じて液室4内の
記録液に圧力変化が生ずる。その結果、記録液7は吐出
オリフィス5から液滴11となって吐出し、被記録材1
2の表面に記録が行なわれる。
又、上記の装置以外にも種々のタイプの装置が知られて
おシ、例えば第2図に示す様に、第1図の変形例として
液室4をノズル状にし、その外周部に円筒状のピエゾ振
動子を設置した装置がある(この装置に於ける液滴の発
生の機構は、本質的に第1図に示した装置と同じである
)。
又、帯電した液滴を連続的に発生させ該液滴の一部を記
録に使用する装置。或いは又、記録ヘッドの室内の記録
液に記録信号に対応した熱エネルギーを与え、該エネル
ギーにより液滴を発生させる装置等も知られている。
その1例を第3− a図、第3−b図、第4図に示す。
ヘッド15はインクを通す溝14を有するガラス、セラ
ミックス、又はプラスチック板等と、感熱記録方式に用
いられる発熱ヘッド15(図では薄膜ヘッドが示されて
いるが、これに限定されるものではない)とを接着して
得られる。
発熱ヘッド15は酸化シリコン等で形成される保護膜1
6、アルミニウム電極17−1 、17−2、ニクロム
等で形成される発熱抵抗体層18、蓄熱層19、アルミ
ナ等の放熱性の良い基板20よシ成っている。
インク21は吐出オリフィス22まで来ており、圧力P
KJ:、りメニスカス23を形成している。
今、電極17−1 、17:2に電気信号が加わると、
発熱ヘッド15のnで示される領域が急激に発熱し、こ
こに接しているインク21に気泡が発生し、その圧力で
メニスカス23が突出し、インク21が吐出しオリフィ
ス22よシ記録小滴24となり、被記録材25に向って
飛翔する。
第4図には第3−a図に示すヘッドを多数並べたマルチ
ヘッドの外観図を示す。該マルチヘッドはマルチ溝26
を有するガラス板27と、第3−a図に説明したものと
同様な発熱ヘッド28を接着してつくられている。
なお、第3−a図は、インク流路に沿ったヘッド13の
断面図であり、第3−1)図は第3−a図のA−B線で
の切断面である。
紙上のインクジェット記録法に適用するインクは概ね染
料とその溶媒とから組成されるものであシ、そのインク
物性は、前記染料固有の性質に左右されるところが大で
ある。従って、従来、主として水溶性の染料を含むイン
クを用いたインクジェット記録を行なった場合、得られ
たインク画像が水溶性染料の物性に左右されて、その耐
水性、耐光性に於て劣ったものとなると言う欠点があっ
た。又、この様な水溶性染料を含んだインク自体の保存
安定性も然程高くはない。そこで最近ではこの様な染料
系のインクに代えて、顔料系インクをインクジェット記
録方式に適用する試みが為されている。この顔料系のイ
ンクには、得られたインク画像の耐光性や耐水性が、上
記染料系のインクによる画像に較べて極めて良好である
という利点が認められる。
しかしながら、顔料はインク媒体に不溶性であるが故に
、それをインク中に微分散する上で高度な技術を要する
と共K、その分散安定性を高めることは、非常に困難な
ものである。にも拘らず、インクジェット記録方法に就
いては、用いるインクに対して、 吐出条件(圧電素子の駆動電圧、駆動周波数、吐出オリ
フィスの形状と材質、吐出オリフィス径等)にマツチン
グした液物性(粘度、表面張力、電導度等)を有してい
ること。
長期保存に対して安定でインクジェット装置の目詰まシ
を起さないこと。
被記録材(紙、布、フィルム等)に対して定着が速く且
つ確実であって、しかもドツトの周辺が滑らかでにじみ
の小さいこと。
形成されたインク画像の色調が鮮明で度が高いこと。
形成されたインク画像の耐水性・耐光性が優れているこ
と。
インク周辺材料(収容器、連結チューブ、シール材等)
を侵さないこと。
臭気、毒性が少なく、引火性等の安全性に優れたもので
あること、等の諸特性を備えることが要望される。
加えて、特に被記録材が織布である場合には、この他に
耐洗たく性(ドライクリーニングを含む)が要求される
しかし、上記の様な諸特性を同時に満足させることは相
当に困難である。前記した従来技術は、この点で、末だ
、不満足なものであった。
そこで、本発明は、前述した従来技術の欠点を除き、イ
ンクジェット記録方式の持つ特長を生かしつつ、織布に
耐洗たく性の良好な記録を行う記録方法(所謂、捺染方
法)を提供することを目的とするものである。
而して、本発明の記録方法は、親水性構造部分と疎水性
構造部分とを共に有する重合体を含む水性分散媒中に顔
料微粒子を分散して成るインクを小滴化し、このインク
小滴を用いて織布に記録を行う過程と、前記記録されだ
織布のか。
処理を行う過程とを含むことを特徴としている。
ここで、本発明に於て使用する顔料系インクに就いて詳
細に説明する。
顔料粒子は、水等の溶媒中に溶解しない為、それを単に
インク溶媒中に混合分散しても、直ちに凝集や沈降を生
じて、溶媒から分離するので、実用可能なインクを組成
することはできない。従って、この様な顔料系のインク
を組成する際には、顔料粒子に対する良好な分散媒が必
要とされる。
そこで、本発明に於ては、斯かる分散媒の第1成分とし
て、親水性構造部分と疎水性構造部分とを共に有する重
合体(・・・・・分散剤)を用い・その第2成分として
水性液体を使用する。
この分散媒は約1〜20CpIIIの粘度範囲に於て、
極めて安定に前記顔料粒子を分散させ得る。
上記分!#LiJ1.の第1成分として使用する重合体
は、主に付加重合性ビニ〃基を有するモノマー(単量体
)の重合体であシ、カルボン酸基、スルホン酸基、硫酸
エステル基等の親水性構造部分が、所定量のアクリル酸
、メタクリル酸、クロトン酸、イタコン酸、イタコン酸
モノエステル、マレイン酸、マレイン酸モノエステル、
フマール酸、フマール酸モノエステル、ビニルスルホン
酸、スルホエチルメタクリレート、スルホプロピルメタ
クリレート、スルホン化ビニルナフタレン等のα、β−
不飽和不飽和−ツマ−て重合体構造中に導入される。
他方、疎水性構造部分を導入するモノマー単位としては
、スチレン、スチレン誘導体、ビニルナフタレン、ビニ
ルナフタレン誘導体、及びα、β−エチレン性不飽和カ
ルボン酸の08〜C18の脂肪族アルコールエステルが
最も望ましい。
又、上記モノマー単位に加えて、例えば・アクリロニト
リル、塩化ビニリデン、紙上以外のα、β−エチレン性
不飽和カルボン酸エステル、酢酸レニル、塩イビビニル
、アクリルアミド、メタクリルアミド、ヒドロキシエチ
ルメタク1】レート、ヒドロキシブロビルメククリレー
ト、グリシジルメタクリレート、N−メチロールアクリ
ルアミド、N−メチロールメタクリルアミド、N−ブト
キシメチルアクリルアミド等を使用することができる。
特に耐洗たく性の点でN−メチロールアクリルアミドま
たはN−メチロールメタクリルアミドが共重合されてい
ることが望せしい。
ところで、本発明に於ては、この重合体を第2成分であ
る水性液体に可溶化するかコロイド状に分散させる目的
で、重合体の塩を形成することが必要である。上記重合
体と塩を形成する相手としては、アルカリ金属であるN
8、Kの他、モノ−、ジー或はトリー(メチルアミン)
、モノ−、ジー、或はトリー(エチルアミン)等の脂肪
族アミン、モノ−、ジー、或はトリー(エタノールアミ
ン)、モノ−、ジー、或はトリー(プロパツールアミン
)、メチルエタノールアミン、ジメチルエタノールアミ
ン等のアルコールアミンや、モルホリン、N−メチルモ
ルホリン等がある。
そして、上記重合体に於ては、親水性構造部分となるモ
ノマー単位の比率が特に重要である。
つマシ、カルボキシル基、スルホン酸基、或ハ硫酸エス
テル基尋の親水性構造部分となるモノマー単位の重量比
が略々、40重量%を超えると、その重合体の顔料粒子
に対する吸着性が低下して顔料粒子の分散安定性を悪化
させる。逆に2重−!に%以下になると重合体自身の水
性液体への溶解性が低下してこの重合体が顔料粒子と共
に水性液体中で凝集したり沈降するようになる。そこで
、上記重合体に於ける親水性構造部分の比率として更に
好ましい処は、重量比で約25〜40%と見られる。
又、この重合体は、その分子量が低過ぎると顔料粒子の
分散安定性に寄与しないし一1逆に、高過ぎると蛭には
、インク自体の粘度を上げ過ぎる(例えば、20 cp
s以上になる)傾向にある。従って、本発明に於ては、
この重合体の分子量の範囲として、約1.000〜10
0. OOOが望ましい。
斯かる重合体は、以下の如き方法に従って製造すること
ができる。例えば、必須モノマー成分を所定の割合で混
合し、溶液重合法、乳化重合法、懸濁重合法等の方法(
必要に応じ、重合調節剤を用いて)により所望の分子量
、の重合体を合成する。
その他、酸無水物、エステル、ニトリル基、水酸基等を
含む重合体を最初に作り、引続きこれ等の基を加水分解
、けん化、硫酸エステル化又は、スルホン化することに
より事後的に重合体中にカルボキシル基等を導入させる
方法もある。
又、アミン塩等にする時期はいかなる時でも良く、例え
ば、前記カルボン酸モノマーのアミン塩を用いて重合す
る方法、重合後、或は、加水分解等の後にアミン等を加
える方法、或は顔料粒子と混合した後にアミン等を加え
る等、何れの方法も採用できる。
本発明で用いるインクに於て、上記重合体の使用量は、
顔料100重量部当り、略々、5〜300重量部、更に
好ましくは略々、10〜150重量部の範囲とされる。
斯かる範囲の上限を超えるとインクの色濃度が低下した
シ、インクの粘度が適正値に保たれなくなると言った不
都合がある。又、上記下限な下まわると色には、顔料粒
子の分散安定性が不良になる。
本発明で用いるインクを組成する水性液体成分としては
、水単独或いは水と水溶性有機溶剤との混合液体が挙げ
られる。
水溶性有機溶剤としては、例えばメチルアルコール、エ
チルアルコール、n−7”ロピルアルコール、1日0−
プロピルアルコール、n−7’チルアルコール、8QQ
−ブチルアルコール、tert−ブチルアルコール、1
θ0−ブチルアルコール、フルフリルアルコール、テト
ラヒドロフルフリルアルコール等のアルコール類;アセ
トン、メチルエチルケトン、ジアセトンアルコ−、ル等
のケトン又はケトアルコール類;モノエタノールアミン
、ジェタノールアミン、トリエタノールアミン等のアル
カノールアミン類;ジメチルホルムアミド、ジメチルア
セトアミド等のアミF類:テトラヒドロフラン、ジオキ
サン等ノエーテル類、酢酸エチル、安息香酸メチル、乳
酸エチル、エチレンカーボネート、プロピレンカーボネ
ート等のエステル類、エチレングリフール、ジエチレン
グリコール、トリエチレングリコール、プロピレングリ
コール、テトラエチレングリコール、ポリエチレングリ
コール、グリセリン、 1,2.6−ヘキサンドリオー
ル、チオジグリコール等の多価アルコ−/L−類;エチ
レングリコールモノメチル(或はエチル)エーテル、ジ
エチレングリコールモノメチ/I/(或いはエチル)エ
ーテル、プロピレングリコールモノメチル(或いはエテ
/I/)エーテル、トリエチレングリコールモノメチル
(或いはエチル)エーテル、ジエチレングリコールジメ
チル(或いはエチlv)工−アル等のアルキレングリコ
ールから誘導された低級アルキルモノ或いはジエーテル
類:ピロリドン、N−メチル−2−ピロリドン、1,3
−ジメチル−2−イミダゾリジノン等の含窒素環状化合
物等を挙げることができる。
これらの多くの溶剤の中でも、インクに対して要求され
る種々の特性の改良の為には、好ましくは多価アルコー
ル類、或いは多価アルコールのアルギルエーテル類、よ
り好ましくはジエチレングリコール等の多価アルコール
類が挙げられる。これらの成分の含有量は、インク全重
量に対して重量パーセントで、一般には10〜70%、
そして物性値の温度依存性を小さくする為には好ましく
は20〜50%の範囲とされる。
又、この時の水の含有量は、インク全重量に対して、重
t パーセントで、5〜90%、よシ好ましくは10〜
70%、更に好ましくは20〜70%の範囲内とされる
ことが望ましい。
ところで、本発明に於て用いるインクを組成する為の顔
料としては、従来公知のものを含めて各種の有機或は無
機顔料が全て使用できる。
例えば、アゾ系、フタロシアニン系、キナクリドン系、
アンスラキノン系、ジオキサジン系、インジゴ系、チオ
インジゴ系、ペリノン系、ペリレン系、インインドレノ
ン系、酸化テクノ、カドミウム系、酸化鉄系、カーボン
ブランク等の顔料を挙けることができる。これ等の顔料
は、インク中での粒径が略々数百ミリミクロンから数ミ
クロン程度の微粒子状となり、好ましくは、製造直後の
水性ペーストであるのが使用に適する。@、この顔料の
インク中での好適濃度は、その着色力及びインク粘度へ
の影響を考慮すると、インク全重量に対して、重量%で
略々、3〜30%の範囲である。
又、本発明で用いるインクには上記の必須成分の#1か
に、従来公知の各種添加剤、例えば、界面活性剤、塩類
、合成及び天然樹脂、各種染料バインダー等を併用する
ことも出来る。
本発明に於て用いるインクは、斜上の各成分を主体にし
て組成され、その調製には、各種の方法が採用できる。
例えば、上記各成分を配合し、それをボールミル、ロー
ルミル、スピードラインミル、ホモミキサー、サンドグ
ランダー等を用いて混合摩砕する方法を採用する。
伺、顔料の分散工程は、できるだけ顔料が高a度の状態
に於て行ない、分散処理の後、これを水性液体で希釈し
て、インクの粘度は最終的に約1〜20Cpe、好まし
くは約3〜10Cp8に調整される。
この様にして、調製したインクは低粘度域に於て、長期
間保存した場合にも、顔料粒子が凝集したり、沈降する
ことがない。そして、このインクは、先に詳説した各種
インクジェット記録方式に適用したとき、 (1)広範囲のインク吐出条件(圧電素子の駆動電圧、
駆動周波数、吐出オリフィスの形状と材質、吐出オリフ
ィス径等)にマツチングした液物性(粘度、表面張力、
電導度等)を有している。
(2)長期保存に対して安定でインクジェット装置の目
詰まりを起さない。
(3) 織布に対して定着が速く且つ確実であって、し
かもドツトの周辺が滑らかでにじみがない。
(4)形成されたインク画像の色調が鮮明で濃度が高い
(5)形成されたインク画像の耐水性・耐光性が優れて
いる。
(6) インク周辺材料(収容器、連結チューブ、シー
ル材等)を侵さない。
(7)臭気、毒性が少なく、引火性のない安全性に優れ
たものである。
等の諸物件を備えている。
そして本発明では、斜上の顔料系インクを以て、先述し
たインクジェット記録方法により織布にインク画作を形
成したものに対して、更に熱処理を加えて耐洗たく性を
向上させることができる。
ここで、重合体(分散剤)の合成例、市販品の例、及び
実施例と参考例を示して本発明を更に詳説する。
分散剤合成例(部数は重量部) 例1 撹拌器付むの四つロセパラブルフラスコに水50部、イ
ソプロピルアルコ−A10部、ドデシルベンゼンスルホ
ン酸ナトリウム0.5部、過硫酸アンモニウム0.5部
を混合し60℃に加温する。別にスチレン5部、アクリ
ル酸6部、ブチルアクリレート5部、N−メチロールア
クリルアミド3部の混合液を分液ロートに入れ60分か
けて徐々に滴下する、滴下終了後温度を80℃に上げ更
に2時間撹拌して重合を行なった、得られた重合体の分
子量は約5万であった。
例2 例1と同様のフラスコにメチルメタクリレート8部、ス
チレン5部、N−メチロールメタクリルアミド2部、イ
タコン酸15部、ベンゾイルパーオキサイド1部、ラウ
リルメルカプタン1部、ジアセトンアルコール50部、
エチレングリコール20部を仕込み窒素ガスを通じなが
ら6時間重合した、得られた重合体の分子量は約3万で
あった。
以下例2と同様の方法で、下記の原料から重合体を得た
例5 (分子量;約1万5千) 例4゜ イソプロピルアルコ−A/ 60部 トリエタノールアミン 14〃 (分子量;約2千) 例5 (分子量;約8万) 例6 (分子量:約8千) 実施例1 上記全成分をボールミルで約18時間分散した後、顔料
濃度が約10%になる迄、エチレングリコール1部と水
26部を加え更に30分間分散を行ない青色の顔料分散
液を得た。更に、この分散液を遠心分離機にかけて、分
散していない粒子を除去したものを記録液とした。(粘
度;約4 cp日)この記録液を用いて、ピエゾ振動子
によって記録液を吐出させるオンデマンド型記録ヘッド
(吐出オリフィル径50μmピエゾ振動子駆動電圧60
v1周波数4 KH2)を有する記録装置によシ、下表
列記の織布各々にインクジ゛エツト記録(印字)を行っ
た後、150℃で5分熱処理を行ない通常の方法により
電気洗たく機による洗剤洗い及びドライクリーニングを
行なったところ、いずれも良好な洗たく堅牢度(耐洗た
く性)を示した。
織布 因に、上記吐出オリフィスの口径としては、10μ〜2
00μの範囲で可変であった。
実施例2 実施例1と同様の方法によ勺下記の組成の記録液を調合
し、又実施例1と同様にインクジェット記録後、熱処理
を加えて、耐洗たく性の検討を行なった。これらはいず
れも耐洗たく性に優れていた。
又、記録ヘッド内の記録液に熱エネルギーを与えて液滴
を発生させ記録を行なうオンディマントタイプのマルチ
ヘッド(吐出オリフィス径65μ、発熱抵抗体抵抗値1
50Ω駆動電圧30V1周波数2KHz )を有する第
4図の記録装置を用いて下記記録液A−Eについて実施
例1と同様の記録方法を行なったが、優れた結果を得た
記録液A 上記全成分をボールミルで約18時間分散した後、顔料
濃度が約10%になる迄、エチレングリコ−/I/1部
と水26部を加え更に30分間分散を行ない黒色の顔料
分散液を得た。更に、この分散液を遠心分離機にかけて
分散していない粒子を除去したものを記録液とした。(
粘e:約5 cpθ) 記録液B 上記全成分をサンドミルで約18時間分散した後、顔料
濃度が約10%になる迄、エチレングリコール25部と
ジエチレングリコール5部と水80部を加え更に30分
間分散を行ない青色の顔料分散液を得た。更に、との分
散液を遠心分離機にかけて分散していない粒子を除去し
たものを記録液とした。(粘度;約6 cps )記録
液C 上記全成分をボールミルで約2時間分散した後、顔料濃
度が約10%になる迄、エチレングリコール1部と水4
0部を加え更に30分間分散を行ない青色の顔料分散液
を得た。更に、この分散液を遠心分離機にかけて分散し
ていない粒子を除去したものを記録液とした。(粘度;
約4.5cp日) 記録液り 上記全成分をサンドミ〃で約2時間分散した後、顔料濃
度が約7%になる迄、エチレングリコール5部と水30
部を加え更に30分間分散を行ない赤色の顔料分散液を
得た。更に、この分散液を遠心分離機にかけて分散して
いない粒子を除去し・たものを記録液とした6 (粘度
;約5 cps ) 記録液E 上記全成分をボールミルで約10時間分散した後、顔料
濃度が約8%になる迄、エチレングリコール20部と水
40部を加え更に20分間分散を行ない黒色の顔料分散
液を得た。更に、この分散液を遠心分離機にかけて分散
していない粒子を除去したものを記録液とした。(粘度
:約8 CD8・) 参考例1 上記実施例1に併せて、下記(T1)〜(T4)の検討
を行ったが、結果は次のとおシであった。
(T1)記録液の長期保存性;記録液をガラス容器に密
閉し、−50’Cと(SO’Cで6力月間保存したのち
でも不溶分の析出は認められず、液の物性や色調にも変
化がなかった。
(T2)吐出安定性;室温、5℃、40℃の雰囲気中で
それぞれ24時間の連続吐出を行なったが、いずれの条
件でも終始安定した高品質の記録が行なえた。
(T3)吐出応答性;2秒毎の間歇吐出と2力月間放置
後の吐出について調べたが、いずれの場合もオリフィス
先端での目詰シがなく安定で均一に記録された。
(T4)記録画像の品質;実施例10表中に列記した織
布に記録された画像は濃度が高く鮮明であった。室内光
に6力月さらしたのちの濃度の低下率は1%以下であυ
、また、水中に1分間浸した場合、画像のにじみはきわ
めてわずかであった。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は、夫々インクジェット記録装置の模
式図である。 第5− a図、第3−b図は別の記録装散の要龍断面図
および同横断面図、である。第4図は第3− a図、第
3−b図に図示したヘッドをマルチ化したヘッドの外観
斜視図である。 但し、図において 1・・・記録ヘッド 2a・・・ピエゾ振動子 2b・・・振動板 3・・・流入口 4・・・液室 5・・・吐出オリフィス 6・・・貯蔵タンク 7・・・記録液 8・・・供給管 9・・・中間処理手段 10・・・信号処理手段 11 ・・・液滴 12・25・・・被記録材 S・・・ 記録信号 14・・・液室 15・・・発熱ヘッド 16・・・保護層 17・・・電極 18・・・発熱抵抗体層 19・・・蓄熱層 20・・・基板 26・・・溝 である。 特許出願人 キャノン株式会社 第3−af2゜ A (1/ 第4図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 親水性構造部分と疎水性構造部分とを共に有すする重合
    体を含む水性分散媒中に顔料微粒子を分散して成るイン
    クを小滴化し、このインク小滴を用いて織布に記録を行
    う過程と、前記記録された織布の熱処理を行う過程とを
    含むことを特徴とする記録方法。
JP59148303A 1984-07-16 1984-07-16 記録方法 Pending JPS6071767A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59148303A JPS6071767A (ja) 1984-07-16 1984-07-16 記録方法

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JP59148303A JPS6071767A (ja) 1984-07-16 1984-07-16 記録方法

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6350568A (ja) * 1986-08-18 1988-03-03 株式会社 山東鉄工所 情報付与方法

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