JPS607163B2 - 蒸気温度制御装置 - Google Patents
蒸気温度制御装置Info
- Publication number
- JPS607163B2 JPS607163B2 JP15162377A JP15162377A JPS607163B2 JP S607163 B2 JPS607163 B2 JP S607163B2 JP 15162377 A JP15162377 A JP 15162377A JP 15162377 A JP15162377 A JP 15162377A JP S607163 B2 JPS607163 B2 JP S607163B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- flow rate
- steam temperature
- evaporator
- heating
- steam
- Prior art date
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- Expired
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- Control Of Steam Boilers And Waste-Gas Boilers (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はＦＢＲ用分離貫流型蒸気発生器に応用して好適
な原子力プラントにおける蒸発器出口の蒸気温度制御装
置に関する。
な原子力プラントにおける蒸発器出口の蒸気温度制御装
置に関する。
従来の分離貫流型蒸気発生器は、第１図に示したように
構成されている。
構成されている。
第１図において、参照番号１は過熱器、２は蒸発器、３
は出力指令発信器、４は蒸気温度検出器、５は蒸気温度
ＰＩ調節器（ここでＰは比例動作によるプロセス調節器
、１は積分動作によるプロセス調節器で、ＰＩ調節器は
これらの組合せ動作するものである。）、６は蒸気温度
調節信号減算器、７は給水流量ＰＩ調節器、８は給水流
量検出器、９は給水流量調節弁、１川ま加熱流量指令関
数発生器、１１は加熱流量検出器ト １２は加熱流量Ｐ
Ｉ調節器、１３は加熱流体循環ポンプ、１６は蒸気温度
目標値設定器をそれぞれ示している。このように、従来
の分離貫流型蒸気発生器では、蒸発器２の出口温度（以
下、蒸気温度と略記する。）を制御するため単にＰＩ調
節器によって第１図の如く適用していた。このような回
路にあっては、蒸発器２に対して加熱流体の流量（加熱
流量）あるいは入口温度（加熱温度）の外乱が印加され
た場合には、まず蒸気温度が応答し、さらに肉厚ウェル
を介して温度変化が検出され、その後に初めてＰＩ制御
動作が行なわれるため、十分な制御特性が得られていな
かった。また制御特性を改善するため微分動作を取入れ
ることは、蒸気温度のノイズにより悪影響を及ぼすため
実用‘性を持たない。制御性が十分でないため、原子炉
スクラム時の如く急激な加熱流体流量や入口温度の変動
外乱を受ける場合には蒸気温度が大変動を生じ、設計許
容範囲を逸脱してしまう可能性が高いという大きな問題
があった。本発明は、以上の事情に鑑みなされたもので
、加熱流量や加熱温度の変動という、影響の強い外乱を
受けた場合にも、蒸気温度の大変動を防止し、設計許容
範囲内にとどめることのできる蒸気温度制御装置を得る
ことを目的としている。
は出力指令発信器、４は蒸気温度検出器、５は蒸気温度
ＰＩ調節器（ここでＰは比例動作によるプロセス調節器
、１は積分動作によるプロセス調節器で、ＰＩ調節器は
これらの組合せ動作するものである。）、６は蒸気温度
調節信号減算器、７は給水流量ＰＩ調節器、８は給水流
量検出器、９は給水流量調節弁、１川ま加熱流量指令関
数発生器、１１は加熱流量検出器ト １２は加熱流量Ｐ
Ｉ調節器、１３は加熱流体循環ポンプ、１６は蒸気温度
目標値設定器をそれぞれ示している。このように、従来
の分離貫流型蒸気発生器では、蒸発器２の出口温度（以
下、蒸気温度と略記する。）を制御するため単にＰＩ調
節器によって第１図の如く適用していた。このような回
路にあっては、蒸発器２に対して加熱流体の流量（加熱
流量）あるいは入口温度（加熱温度）の外乱が印加され
た場合には、まず蒸気温度が応答し、さらに肉厚ウェル
を介して温度変化が検出され、その後に初めてＰＩ制御
動作が行なわれるため、十分な制御特性が得られていな
かった。また制御特性を改善するため微分動作を取入れ
ることは、蒸気温度のノイズにより悪影響を及ぼすため
実用‘性を持たない。制御性が十分でないため、原子炉
スクラム時の如く急激な加熱流体流量や入口温度の変動
外乱を受ける場合には蒸気温度が大変動を生じ、設計許
容範囲を逸脱してしまう可能性が高いという大きな問題
があった。本発明は、以上の事情に鑑みなされたもので
、加熱流量や加熱温度の変動という、影響の強い外乱を
受けた場合にも、蒸気温度の大変動を防止し、設計許容
範囲内にとどめることのできる蒸気温度制御装置を得る
ことを目的としている。
本発明によれば、加熱流量検出値を、出力指令信号を入
力とする関数発生器で与えられる加熱流量目標値で除算
して得た比率を用いて、出力指令信号を乗算することに
より給水流量を修正する蒸発器出口蒸気温度制御装置が
提供される。以下、第２図に例示した本発明の好適な一
実施例について詳述する。
力とする関数発生器で与えられる加熱流量目標値で除算
して得た比率を用いて、出力指令信号を乗算することに
より給水流量を修正する蒸発器出口蒸気温度制御装置が
提供される。以下、第２図に例示した本発明の好適な一
実施例について詳述する。
第２図において第１図に示したと同じ部材は同一参照番
号で示してある。分離貫流型蒸気発生器は過熱器１と蒸
発器２から構成され、過熱器１を出た高温流体は蒸発器
２の加熱流体となり、また給水は蒸発器２で蒸発した後
過熱器１でさらに加熱される。給水流量指令は基本的に
は出力指令発信器３により与えられるが、蒸気温度を蒸
気温度目標値設定器１６で設定した値に保持するために
蒸気温度検出器４で検出し、蒸気温度ＰＩ調節器５によ
り給水流量指令を蒸気温度調節信号減算器６で減算修正
する。加熱流量は出力指令の関数として加熱流量指令関
数発生器１川こより目標値が与えられて、加熱流量検出
器１１からの検出値を負帰還して加熱流量ＰＩ調節器１
２により加熱流体循環ポンプ１３の回転数を操作し迫値
制御する。加熱流量の目標値に対する比率を加熱流量比
率信号演算器（除算器）１４で発生させ、加熱流量比率
信号乗算器１５により給水指令を同比率修正する。した
がって、加熱流量比率信号乗算器１５および蒸気温度調
節信号減算器６により修正された給水指令信号に基いて
給水流量ＰＩ調節器７は給水流量検出器８１こよる流量
検出値を負帰還させながら給水流量調節弁９を操作する
ことにより、給水流量を指令値に迫値制御している。こ
のように構成された制御系においては、蒸気温度変動の
原因となる加熱流量の目標値からの偏差が生ずると、加
熱流量の目標値に対する比率をもって、給水流量に偏差
を生ぜしめる乗算修正を加えている。
号で示してある。分離貫流型蒸気発生器は過熱器１と蒸
発器２から構成され、過熱器１を出た高温流体は蒸発器
２の加熱流体となり、また給水は蒸発器２で蒸発した後
過熱器１でさらに加熱される。給水流量指令は基本的に
は出力指令発信器３により与えられるが、蒸気温度を蒸
気温度目標値設定器１６で設定した値に保持するために
蒸気温度検出器４で検出し、蒸気温度ＰＩ調節器５によ
り給水流量指令を蒸気温度調節信号減算器６で減算修正
する。加熱流量は出力指令の関数として加熱流量指令関
数発生器１川こより目標値が与えられて、加熱流量検出
器１１からの検出値を負帰還して加熱流量ＰＩ調節器１
２により加熱流体循環ポンプ１３の回転数を操作し迫値
制御する。加熱流量の目標値に対する比率を加熱流量比
率信号演算器（除算器）１４で発生させ、加熱流量比率
信号乗算器１５により給水指令を同比率修正する。した
がって、加熱流量比率信号乗算器１５および蒸気温度調
節信号減算器６により修正された給水指令信号に基いて
給水流量ＰＩ調節器７は給水流量検出器８１こよる流量
検出値を負帰還させながら給水流量調節弁９を操作する
ことにより、給水流量を指令値に迫値制御している。こ
のように構成された制御系においては、蒸気温度変動の
原因となる加熱流量の目標値からの偏差が生ずると、加
熱流量の目標値に対する比率をもって、給水流量に偏差
を生ぜしめる乗算修正を加えている。
この先行修正動作により蒸発器２の入熱と出熱との均衡
が保持される結果として、蒸気温度の変動を最小限にと
どめることができるのである。本発明によれば、蒸気温
度の変動を最づ・限にとどめることができるために、温
度上昇による蒸発器機造村（Ｃｒ，Ｍｏ鋼）の損傷ある
いは温度低下による過熱器（ＳＵＳ材）への湿分流入を
回避することができる。
が保持される結果として、蒸気温度の変動を最小限にと
どめることができるのである。本発明によれば、蒸気温
度の変動を最づ・限にとどめることができるために、温
度上昇による蒸発器機造村（Ｃｒ，Ｍｏ鋼）の損傷ある
いは温度低下による過熱器（ＳＵＳ材）への湿分流入を
回避することができる。
また、循環ポンプのトリップの後、フローコーストダウ
ン時の如く加熱流量や温度が目標値から大きく偏位する
場合において特に制御効果が大きい。以上本発明をその
好適な実施例について述べたが、本発明はこの特定の実
施例に限定されることなく本発明の精神を逸脱しない範
囲での変化変形が可能である。
ン時の如く加熱流量や温度が目標値から大きく偏位する
場合において特に制御効果が大きい。以上本発明をその
好適な実施例について述べたが、本発明はこの特定の実
施例に限定されることなく本発明の精神を逸脱しない範
囲での変化変形が可能である。
たとえば第２図において、減算器６および乗算器１５の
位置を相互に変えてもよい。
位置を相互に変えてもよい。
第１図は従来の蒸発器出口蒸気温度制御装置を示す図、
第２図は本発明による蒸発器出口蒸気温度制御装置を示
す図である。 １・・・・・・過熱器、２・・・・・・蒸発器、３・・
・・・・出口指令発信器、４・…・・蒸気温度検出器、
５・…・・蒸気温度ＰＩ調節器、６…・・・蒸気温度調
節信号減算器、７・・・・・・給水流量ＰＩ調節器、８
・・・・・・給水流量検出器、９・・・・・・給水流量
調節弁、１０・・・・・・加熱流量指令関数発生器、１
１・・…・加熱流量検出器、１２……加熱流量ＰＩ調節
器、１３・・・・・・加熱流体循環ポンプ、１４・・・
・・力ロ熱流量比率信号演算部（除算器）、１５・・・
・・・加熱流量比率信号乗算器、１６・・・・・・蒸気
温度目標値設定器。 第１図 弊２図
第２図は本発明による蒸発器出口蒸気温度制御装置を示
す図である。 １・・・・・・過熱器、２・・・・・・蒸発器、３・・
・・・・出口指令発信器、４・…・・蒸気温度検出器、
５・…・・蒸気温度ＰＩ調節器、６…・・・蒸気温度調
節信号減算器、７・・・・・・給水流量ＰＩ調節器、８
・・・・・・給水流量検出器、９・・・・・・給水流量
調節弁、１０・・・・・・加熱流量指令関数発生器、１
１・・…・加熱流量検出器、１２……加熱流量ＰＩ調節
器、１３・・・・・・加熱流体循環ポンプ、１４・・・
・・力ロ熱流量比率信号演算部（除算器）、１５・・・
・・・加熱流量比率信号乗算器、１６・・・・・・蒸気
温度目標値設定器。 第１図 弊２図
Claims (1)
- １ 蒸発器を通る加熱流体系に流量制御器を設け、同流
量制御器に制御目標値と実測値との比を算出する除算器
を併設し、前記蒸発器を通り前記加熱流体系と熱交換関
係を具えた蒸気−水系に蒸気温度制御器を設け、前記除
算器に連絡した乗算器を介して前記蒸気温度制御器にプ
ラント出力設定器を連絡せしめたことを特徴とする原子
力プラントにおける蒸気温度制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15162377A JPS607163B2 (ja) | 1977-12-19 | 1977-12-19 | 蒸気温度制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15162377A JPS607163B2 (ja) | 1977-12-19 | 1977-12-19 | 蒸気温度制御装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5484101A JPS5484101A (en) | 1979-07-04 |
| JPS607163B2 true JPS607163B2 (ja) | 1985-02-22 |
Family
ID=15522583
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15162377A Expired JPS607163B2 (ja) | 1977-12-19 | 1977-12-19 | 蒸気温度制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS607163B2 (ja) |
-
1977
- 1977-12-19 JP JP15162377A patent/JPS607163B2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5484101A (en) | 1979-07-04 |
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