JPH11270805A - 給水加熱器水位制御装置 - Google Patents

給水加熱器水位制御装置

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JPH11270805A
JPH11270805A JP10095183A JP9518398A JPH11270805A JP H11270805 A JPH11270805 A JP H11270805A JP 10095183 A JP10095183 A JP 10095183A JP 9518398 A JP9518398 A JP 9518398A JP H11270805 A JPH11270805 A JP H11270805A
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JP
Japan
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drain
signal
heater
water
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JP10095183A
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English (en)
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Yasuo Goshima
安生 五嶋
Yoshiko Shimizu
佳子 清水
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 給水加熱器のドレン水位の変動を減少させ
る。 【解決手段】 水位制御装置35(36)は、水位検出
値38(39)と水位設定値47(52)との水位偏差
51(56)に比例・積分演算を施して得られるドレン
流量制御信号40(41)を出力する。高圧側のフィー
ドフォワード制御信号としてのドレン流量検出値100
(30)がドレン流量制御信号40(41)に先行的に
加算されて得られたドレン流量設定値83(84)とド
レン流出量検出値30(31)とのドレン流量偏差85
(86)に比例・積分演算を施して得られるドレン弁開
度指令値71(72)を出力して、高圧側の流量の増減
に対応して低圧側のドレン流量設定値83(84)を増
減させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発電プラント等に
用いられるタービンの給水加熱器のドレン水位の変動を
効果的に抑制可能とする給水加熱器水位制御装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】発電プラントにおける給水加熱器は、タ
ービンの途中段落よりの抽気蒸気により、ボイラーまた
は原子炉等の蒸気発生器への給水を予熱するために設け
られている。
【0003】図11は、複数の給水加熱器が用いられて
いる発電プラントの一般的構成を示すものである。な
お、図面において同一符号は同一もしくは相当部分を示
す。
【0004】図中、蒸気発生器1で発生した蒸気が高圧
タービン2へ送られ、高圧タービン2で仕事した蒸気が
蒸気発生器1へ再び戻され、加熱されて、低圧タービン
3へ送られ、低圧タービン3で仕事をした蒸気が復水器
4へ送られ復水となる。
【0005】タービン2,3の作動流体である蒸気の一
部は図示点線で示すように抽気し、給水加熱器5,6,
8,9で給水と熱交換を行なわせて、復水器4から蒸気
発生器1への給水を加熱する。この給水加熱器5,6,
8,9の器内圧力は、復水器4からボイラーつまり蒸気
発生器1側へ向かって給水加熱器9,8,6,5の順に
高くなるように構成されている。
【0006】抽気蒸気は、給水加熱器5,6,8,9内
で凝縮してドレンとなり給水を加熱する。その後、水位
調節弁13〜17を介して器内圧力が1段低い復水器側
の給水加熱器に順次送られる。
【0007】図11において、給水加熱器5で凝縮した
ドレンは水位調節弁13を経て給水加熱器6に送られ、
給水加熱器6には給水加熱器5からのドレンと高圧ター
ビン2よりの抽気蒸気が流入し、給水加熱器5と同様に
給水と熱交換してドレンとなり水位調節弁14を経て脱
気器7に送られる。給水加熱器6の器内圧力が低下して
脱気器7にドレンを送ることが不可能となった場合に
は、給水加熱器6のドレンは脱気器7をパイパスして、
水位調節弁15を経て給水加熱器8に送られる。
【0008】以下同様にして、給水加熱器8からは水位
調節弁17を通して給水加熱器9にドレンが送られる。
給水加熱器9のドレンはドレンポンプ11により昇圧さ
れ、水位調節弁16を介して復水ラインに送られる。
【0009】ここに、水位調節弁13の開度は、図示し
てない水位制御装置により、給水加熱器5のドレン水位
が一定となるように調節される。同様に、水位調節弁1
4,15の開度は給水加熱器6のドレン水位が、一定と
なるように調節される。また、水位調節弁17の開度は
給水加熱器8のドレン水位が、一定となるように調節さ
れる。また、水位調節弁16の開度は給水加熱器9のド
レン水位が一定となるように調節される。
【0010】図12は、給水加熱器の構成を表わす側断
面図である。
【0011】給水(実線矢印)は、給水入口22より給
水加熱器5内に入り、伝熱管24を介してドレン冷却部
26、凝縮部27、蒸気減温部25において、それぞれ
ドレン28と抽気蒸気とからの熱伝達により温度上昇
し、給水出口21より給水加熱器5の外に出て次の高圧
側の給水加熱器に入る。一方、蒸気入口20よりタービ
ンからの抽気(破線矢印)が入り、伝熱管24を介して
給水を加熱する。蒸気は凝縮部27で給水に熱を与えて
凝縮し、ドレン冷却部26で給水に熱を与えて飽和温度
の状態から過冷却され、ドレン出口23より水位調節弁
を通って復水器4側の給水加熱器6に入る。
【0012】給水加熱器内のドレンが増加してドレン水
位が高くなりすぎると、ドレンが抽気配管を通ってター
ビンに逆流し、状況によってはタービンの羽根を損傷す
ることもある。従って、ドレンが抽気配管を通ってター
ビンに逆流しないように、ドレン水位の異常な上昇を防
ぐ必要がある。また、給水加熱器の熱交換の効率を上げ
るためには、ドレン水位が既定値以下とならないように
する必要がある。このため給水加熱器5,6,8,9内
のドレン水位はある値に制御されている。
【0013】給水加熱器5,6,8,9のドレン水位制
御は、図13のように行なわれる。
【0014】まず、水位検出器32によって給水加熱器
5(図示、HTR)のドレン水位を検出し水位制御装置
35へ入力する。水位制御装置35では、水位調節弁1
3の開度指令値の演算を行ない水位調節弁13を開閉動
作させる。これにより、給水加熱器5より給水加熱器6
へ流れるドレンの流量を変化させ、この結果、給水加熱
器5のドレン水位が所定の水位に制御される。給水加熱
器6と次段の給水加熱器8のドレン水位の制御について
も、水位調節弁15,17を流れるドレン流量を調整す
ることによって行なわれる。
【0015】以下、図14を用いて従来技術による水位
制御装置の説明を行う。
【0016】なお、ここでは2台の給水加熱器5,6に
対応する水位制御装置35,36を示している。
【0017】給水加熱器5の水位制御装置35は、水位
検出値38と水位設定値47の差をとって水位偏差51
を出力する加算器91と、水位偏差51に比例・積分演
算を施して水位調節弁13の弁開度指令値71を出力す
る水位制御器48とから構成される。
【0018】この構成で、水位検出値38が水位設定値
47より大きい時は、水位偏差51が正の値となり水位
制御器48は、正の値である水位偏差51を比例・積分
演算することによって、その出力である水位調節弁13
の開度指令値71の値を増加させる。その結果、水位調
節弁13は開方向に制御され給水加熱器5から流出する
ドレン流量が増加して給水加熱器5のドレン水位は低下
する。
【0019】逆に、水位検出値38が水位設定値47よ
り小さい時は、水位偏差51が負の値となり水位制御器
48は負の値である水位偏差51を比例・積分演算する
ことによって、その出力である水位調節弁13の開度指
令値71の値を減少させる。その結果、水位調節弁13
は閉方向に制御され給水加熱器5から流出するドレン流
量が減少して給水加熱器5のドレン水位は上昇する。
【0020】以下、給水加熱器5の水位検出値38が水
位設定値47に等しくなるまで水位調節弁13の開閉動
作が行われる。このようにして、給水加熱器5のドレン
水位は、規定値に保たれる。
【0021】同様に、図14下段において、給水加熱器
6の水位検出値39が水位設定値52に等しくなるまで
水位調節弁15の開閉動作が行われ、給水加熱器6のド
レン水位は、規定値に保たれる。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図14
に示す給水加熱器の水位制御装置35,36では、大き
な外乱が生じた場合、ドレン水位が大きく変動し、安定
なプラントの運転上の問題がある。
【0023】すなわち、通常の運転状態では、給水加熱
器への流入蒸気量と前段の給水加熱器からの流入ドレン
量の和と、その給水加熱器から流出するドレン量の均衡
が保たれ、各給水加熱器のドレン水位は、規定値に制御
される。ところが、給水加熱器6への流入、流出量にア
ンバランスが生じても、そのアンバランスにより水位が
変化するまで制御が働かない。このため発電プラントの
負荷変化時のような大きな外乱の働く場合には水位が大
きく変動することになる。また、当該給水加熱器におい
ては、水位変動を抑えるために該当水位調節弁を大きく
操作して1段器内圧の低い給水加熱器へ流れるドレン量
を大きく変化させる。このため低圧側の給水加熱器は、
流入するドレン量が大きく変化することによって、流入
流出のアンバランスが生じ水位が大きく変動する。ま
た、こうしたドレン流量や給水加熱器での熱交換量にも
影響を与える。この結果、給水の温度変化やタービン抽
気流量の変化を引き起こす。これが、更に次のドレン水
位変化を引き起こすという具合に相互に影響が伝播し、
低圧側の給水加熱器の水位変動が高圧側の給水加熱器の
ドレン水位変動の原因ともなる。このようにある給水加
熱器におけるドレン水位の変動が、他の給水加熱器に順
次伝播し、結果として制御不能に陥ることもある。
【0024】そこで、本発明は上記実情を考慮してなさ
れたもので、ドレン水位の変動が少なく、発電プラント
の安定な運転の可能な高性能な給水加熱器水位制御装置
を提供することを目的とする。
【0025】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、低圧
側から高圧側へ給水がされ順次加熱されるように複数の
給水加熱器を接続する一方、高圧側から低圧側へドレン
水が送水されるように複数の給水加熱器を接続して構成
する各給水加熱器の各ドレン水位検出値信号と各ドレン
水位設定値信号との偏差信号に基づく弁開度指令信号に
よって各水位調節弁を開閉し、各給水加熱器のドレン流
出量を増減させて各給水加熱器の各ドレン水位を制御す
る各給水加熱器に対応して設けられる給水加熱器水位制
御装置において、各給水加熱器水位制御装置は、自給水
加熱器のドレン水位検出信号がドレン水位設定信号とな
るように両信号の偏差信号について制御演算し、得られ
たドレン流量制御信号を生成する水位制御手段と、自給
水加熱器のドレン流量の状態量を表す先行制御信号とし
てのフィードフォワード制御信号を生成して低圧側の給
水加熱器水位制御装置へ出力可能とする一方、高圧側の
給水加熱器水位制御装置から高圧側のドレン流量の状態
量を表す先行制御信号としてのフィードフォワード制御
信号を取込み、この信号とドレン流量制御信号とからド
レン流量設定値信号を生成するドレン流量設定値信号生
成手段と、自給水加熱器から流出するドレン流量検出値
信号がドレン流量設定信号となるように両信号の偏差信
号について制御演算し、得られた弁開度指令信号を水位
調節弁へ出力するドレン流量制御手段とを設けるように
したものである。この手段によれば、高圧側の給水加熱
器水位制御装置の水位制御手段とドレン流量制御手段と
を関連づけて、水位とドレン流出量をフィードバック制
御するので安定な水位制御ができ、更に、高圧側の給水
加熱器から流入するドレン量の状態量を表すフィードフ
ォワード信号によってドレン量の設定値を先行的に補正
するので、ドレン流出量を先行的に高速制御することが
できる。この結果、給水加熱器のドレン水位の変動が減
少し、発電プラントの安定な運転が可能となる。
【0026】請求項2の発明は、請求項1記載の給水加
熱器水位制御装置において、ドレン流量設定値信号生成
手段により生成されるフィードフォワード制御信号は、
高圧側の給水加熱器水位制御装置のドレン流量検出値信
号、あるいは、ドレン流量制御信号、若しくは、ドレン
流量設定信号のいずれかを用いるようにしたものであ
る。この手段によれば、高圧側の給水加熱器水位制御装
置のドレン流量検出値信号、あるいは、ドレン流量制御
信号、若しくは、ドレン流量設定信号を用いて、自給水
加熱器水位制御装置のドレン量の設定値を先行的に補正
して、ドレン水位とドレン流量を制御するので、給水加
熱器のドレン水位の変動を抑制できる。
【0027】請求項3の発明は、請求項1記載の給水加
熱器水位制御装置において、ドレン流量設定値信号生成
手段のフィードフォワード制御信号は、高圧側の給水加
熱器水位制御装置の水位検出値信号、あるいは、水位偏
差信号のいずれかを取込み、所定の関数に従って演算し
得られたドレン流量推定値信号を用いるようにしたもの
である。この手段によれば、高圧側の水位検出信号、あ
るいは、水位偏差信号から推定した高圧側のドレン流量
推定値でドレン量の設定値を先行的に補正して、ドレン
水位とドレン流量を制御するので、給水加熱器のドレン
水位の変動を抑制することができる。
【0028】請求項4の発明は、請求項1記載の給水加
熱器水位制御装置において、ドレン流量設定値信号生成
手段により生成されるフィードフォワード制御信号は、
高圧側の給水加熱器水位制御装置の弁開度検出値信号、
あるいは、弁開度指令信号を取込み、所定の関数で演算
し得られたドレン流量推定値信号を用いるようにしたも
のである。この手段によれば、高圧側の給水加熱器水位
制御装置の弁開度指令値信号、あるいは、弁開度検出信
号から推定した高圧側のドレン流量推定値でドレン量の
設定値を先行的に補正して、ドレン水位とドレン流量を
制御するので、給水加熱器のドレン水位の変動を抑制で
きる。
【0029】請求項5の発明は、低圧側から高圧側へ給
水がされ順次加熱されるように複数の給水加熱器を接続
する一方、高圧側から低圧側へドレン水が送水されるよ
うに複数の給水加熱器を接続して構成する各給水加熱器
の各ドレン水位検出値信号と各ドレン水位設定値信号と
の偏差信号に基づく弁開度指令信号によって各水位調節
弁を開閉し、各給水加熱器のドレン流出量を増減させて
各給水加熱器の各ドレン水位を制御する各給水加熱器に
対応して設けられる給水加熱器水位制御装置において、
各給水加熱器水位制御装置は、自給水加熱器のドレン水
位検出信号がドレン水位設定信号となるように両信号の
偏差信号について制御演算し、得られたドレン流量制御
信号を生成する水位制御手段と、自給水加熱器と低圧側
の給水加熱器の差圧を所定関数で演算した信号と自給水
加熱器の弁開度検出信号を所定関数で演算した信号とか
ら得られるドレン推定値信号を先行するフィードフォワ
ード制御信号として生成して低圧側の給水加熱器水位制
御装置へ出力可能とする一方、高圧側の給水加熱器と自
給水加熱器との偏差を所定関数で演算した信号と高圧側
の給水加熱器の弁開度検出信号を所定関数で演算した信
号とから得られるドレン推定値信号である高圧側のフィ
ードフォワード信号とドレン流量制御信号とからドレン
流量設定値信号を生成するドレン流量設定値信号生成手
段と、ドレン流量設定手段に生成される自給水加熱器の
ドレン設定値信号がドレン流量設定値となるように両信
号の偏差信号について制御演算し弁開度指令信号を水位
調節弁へ出力するドレン流量制御手段とを設けるように
したものである。この手段によれば、高圧側の給水加熱
器と自給水加熱器と低圧側の給水加熱器の相互間の差圧
と各弁開度検出信号に基づいて、高圧側の給水加熱器の
ドレン流量推定値を推定し、自給水加熱器水位制御装置
のドレン量の設定値を補正するフィードフォワード制御
により、ドレン流出量を先行的に高速制御するので、給
水加熱器のドレン水位の変動を抑制することができる。
【0030】請求項6の発明は、低圧側から高圧側へ給
水がされ順次加熱されるように複数の給水加熱器を接続
する一方、高圧側から低圧側へドレン水が送水されるよ
うに複数の給水加熱器を接続して構成する各給水加熱器
の各ドレン水位検出値信号と各ドレン水位設定値信号と
の偏差信号に基づく弁開度指令信号によって各水位調節
弁を開閉し、各給水加熱器のドレン流出量を増減させて
各給水加熱器の各ドレン水位を制御する各給水加熱器に
対応して設けられる給水加熱器水位制御装置において、
各給水加熱器水位制御装置は、自給水加熱器のドレン水
位検出信号がドレン水位設定信号となるように両信号の
水位偏差信号について制御演算し、得られたドレン流量
制御信号を生成する水位制御手段と、高圧側の給水加熱
器水位制御装置の水位偏差信号を取込み、自給水加熱器
の水位偏差信号の変動を打ち消すように動特性演算を行
い得られた第1動特性補償信号を生成する第1動特性補
償信号生成手段と、低圧側の給水加熱器の水位偏差信号
を取込み、自給水加熱器の水位偏差信号の変動を打ち消
すように動特性演算を行い得られた第2動特性補償信号
を生成する第2動特性補償信号生成手段と、ドレン流量
制御信号と第1動特性補償信号と第2動特性補償信号と
から弁開度指令信号を生成出力する制御手段とを設ける
ようにしたものである。この手段によれば、高圧側及び
低圧側の給水加熱器のドレン水位に偏差が生じた場合
に、その偏差解消のために自給水加熱器のドレン水位が
変動することを予測して補償を行う動特性補償手段によ
り動的に他の給水加熱器の影響を低減化するように弁開
度指令値信号を変化させるので、プラントの急変時にも
給水加熱器のドレン水位を効果的に抑制することができ
る。
【0031】請求項7の発明は、低圧側から高圧側へ給
水がされ順次加熱されるように複数の給水加熱器を接続
する一方、高圧側から低圧側へドレン水が送水されるよ
うに複数の給水加熱器を接続して構成する各給水加熱器
の各ドレン水位検出値信号と各ドレン水位設定値信号と
の偏差信号に基づく弁開度指令信号によって各水位調節
弁を開閉し、各給水加熱器のドレン流出量を増減させて
各給水加熱器の各ドレン水位を制御する各給水加熱器に
対応して設けられる給水加熱器水位制御装置において、
各給水加熱器水位制御装置は、自給水加熱器のドレン水
位検出信号がドレン水位設定信号となるように両信号の
水位偏差信号について制御演算し、得られたドレン流量
制御信号を生成する水位制御手段と、高圧側の給水加熱
器に設ける少なくとも1つの給水加熱器水位制御装置の
水位偏差信号を取込み、自給水加熱器の水位偏差信号の
変動を打ち消すように動特性演算を行い得られた動特性
補償信号を生成する動特性信号生成手段と、この動特性
信号生成手段により生成された動特性補償信号とドレン
流量制御信号とから弁開度指令信号を生成出力する制御
手段とを設けるようにしたものである。この手段によれ
ば、自給水加熱器よりも高圧側の給水加熱器のドレン水
位に偏差が生じた場合に、その偏差解消のために自給水
加熱器のドレン水位が変動することを予測して補償を行
う動特性補償手段により動的にその影響を低減化するよ
うに弁開度指令値信号を変化させるので、プラントの急
変時にも給水加熱器のドレン水位を効果的に抑制するこ
とができる。
【0032】
【発明実施の形態】以下、本発明の実施の形態について
図面を参照して説明する。
【0033】図1は本発明の第1実施の形態を示す給水
加熱器水位制御装置の構成例を示すブロツク図である。
【0034】なお、ここでは2台の給水加熱器5,6の
水位制御装置35,36を示しており、図14と同一部
分または相当部分については、同一符号を付している。
以下説明文中で特に明記しない場合は、給水加熱器5に
ついての記号を表し、給水加熱器6については括弧内に
表記する。
【0035】図において、給水加熱器5(6)に対応し
て設ける水位制御装置35(36)は、図13に示す水
位検出器32(33)から出力される水位検出値38
(39)より水位設定値47(52)を減算して得られ
る水位偏差51(56)を出力する加算器91(92)
と、水位偏差51(56)に比例・積分演算を施して得
られるドレン流量制御信号40(41)を出力する水位
制御器48(53)を有している。
【0036】また、水位制御装置35(36)は、図示
してない給水加熱器ドレン流量検出器から出力されるド
レン流量検出値100(30)にドレン流量制御信号4
0(41)を加算してドレン流量設定値83(84)を
出力する加算器93(94)と、ドレン流量設定値83
(84)からのドレン流出量検出値30(31)を減算
してドレン流量偏差85(86)を出力する加算器95
(96)と、ドレン流量偏差85(86)に比例・積分
演算を施して得られるドレン弁開度指令値71(72)
を出力するドレン流量制御器69(70)とを有してい
る。
【0037】給水加熱器5には、流入するドレンが無い
ので、給水加熱器ドレン流量検出値100は存在せず、
水位制御装置35と水位制御装置36の構成を同じにす
るために設けたものである。即ち、水位制御装置35に
おいては、給水加熱器ドレン流量検出値100はなくて
もよい。本説明では、給水加熱器ドレン流量検出値10
0としてダミー信号100(ゼロ信号)を付与するもの
としている。
【0038】以上の構成で、水位検出値38(39)が
水位設定値47(52)より大きいときは、水位偏差5
1(56)が正の値となり、水位制御器48(53)に
よって、正の値である水位偏差51(56)が比例・積
分演算されることによって、その出力であるドレン流量
制御信号40(41)の値が増加される。ドレン流量制
御信号40(41)の値の増加に伴って、ドレン流量設
定値83(84)が増加し・ドレン流量偏差85(8
6)が正の値となる。
【0039】ドレン流量制御器69(70)では、正の
値であるドレン流量偏差85(86)が比例・積分演算
されることによって、その出力である水位調節弁13
(15)の開度指令値71(72)の値が増加される。
その結果、水位調節弁13(15)が開方向へ制御され
給水加熱器5(6)から流出するドレン流量30(3
1)が増加して給水加熱器5(6)のドレン水位は低下
する。即ち、フィードバック制御により給水加熱器5
(6)のドレン水位は規定値に引き戻される。
【0040】水位調節弁13が開方向に制御され給水加
熱器5から流出するドレン流量30が増加すると、給水
加熱器6はドレン流入量30が増加するためドレン水位
は上昇する傾向となる。この場合、加算器94により、
給水加熱器6のドレン流量制御信号41にドレン流入量
検出値30が加算されてドレン流量設定値84が生成さ
れる。これによって、ドレン流入量検出値30の増加分
だけドレン流量設定値84も増加する。
【0041】ドレン流量設定値84が増加すると、ドレ
ン流量偏差86が正の値となり、ドレン流量制御器70
は、正の値であるドレン流量偏差86を比例・積分演算
することによって、その出力である水位調節弁15の開
度指令値72の値を増加させる。その結果、水位調節弁
15は開方向に制御され給水加熱器6から流出するドレ
ン流量31がドレン流入量検出値30の増加分だけ増加
して給水加熱器6のドレン水位の上昇を抑える。即ち、
フィードフォワード制御により給水加熱器5(6)のド
レン水位の変動が抑えられる。
【0042】逆に、水位検出値38(39)が水位設定
値47(52)より小さい時は、水位偏差51(56)
が負の値となり水位制御器48(53)は、負の値であ
る水位偏差51(56)を比例・積分演算することによ
って、その出力であるドレン流量制御信号40(41)
の値を減少させる。
【0043】ドレン流量制御信号40(41)の値の減
少に伴ってドレン流量設定値83(84)が減少し,ド
レン流量偏差85(86)が負の値となる。ドレン流量
制御器69(70)は、負の値であるドレン流量偏差8
5(86)を比例・積分演算することによって、その出
力である水位調節弁13(15)の開度指令値71(7
2)の値を減少させる。その結果、水位調節弁13(1
5)は閉方向に制御され給水加熱器5(6)から流出す
るドレン流量が減少して給水加熱器5(6)のドレン水
位は上昇する。
【0044】以下、給水加熱器5(6)の水位検出値3
8(39)が水位設定値47(52)に等しくなるまで
水位調節弁13(15)の開閉動作が行われる。即ち、
フィードバック制御により給水加熱器5(6)のドレン
水位は規定値に引き戻される。
【0045】水位調節弁13が閉方向に制御され給水加
熱器5から流出するドレン流量30が減少すると、給水
加熱器6はドレン流入量30が減少するためドレン水位
は低下する傾向となる。この場合、加算器94により、
給水加熱器6のドレン流量制御信号41にドレン流入量
検出値30が加算されてドレン流量設定値84が生成さ
れる。これによって、ドレン流入量検出値30の減少分
だけドレン流量設定値84も減少する。
【0046】ドレン流量設定値84が減少すると、ドレ
ン流量偏差86が負の値となり、ドレン流量制御器70
は、負の値であるドレン流量偏差86を比例・積分演算
することによって、その出力である水位調節弁15の開
度指令値72の値を減少させる。その結果、水位調節弁
15は閉方向に制御され給水加熱器6から流出するドレ
ン流量31がドレン流入量検出値30の減少分だけ減少
して給水加熱器6のドレン水位の低下を抑える。即ち、
フィードフォワード制御により給水加熱器5(6)のド
レン水位の変動が抑えられる。
【0047】このように第1実施の形態によれば、水位
制御器48(53)とドレン流量制御器69(70)を
カスケードに構成してフィードバック制御によりドレン
水位を安定に制御する。さらに、水位変化の発生の原因
の主要素である給水加熱器5(6)へのドレン流入量1
00(30)によるフィードフォワード制御を採用する
ことにより、給水加熱器5(6)へのドレン流入量10
0(30)の変動に対して、水位の変動を待たないで、
先行して給水加熱器5(6)へのドレン流入量と給水加
熱器5(6)からのドレン流出量のバランスを一定に保
つように水位調節弁13(15)を開閉操作することに
より、給水加熱器5(6)のドレン水位は、高速に規定
値に制御され、結果的にドレン水位の変動を減少させる
ことができる。この結果、発電プラントの安定な運転を
行うことができる。
【0048】なお、本実施の形態による発電プラントの
給水加熱器水位制御装置においては、2台の給水加熱器
水位制御装置35,36を介して2台の給水加熱器5,
6の水位を制御する場合を例に挙げて説明したが、これ
に限定されるものではなく、複数台の給水加熱器を備え
る様々な種類の発電プラントに対して、同様の作用によ
り同様の効果を得ることができる。
【0049】また、本実施の形態による発電プラントの
給水加熱器水位制御装置においては、水位制御器48,
53及びドレン流量制御器69,70は比例・積分制御
器を採用する場合を例に挙げて説明したが、これに限定
されるものではなく、比例制御器・積分制御器・比例・
積分・微分制御器など様々な種類の制御器を採用して
も、同様の作用により同様の効果を得ることができる。
【0050】図2は、本発明の第2実施の形態を示す給
水加熱器水位制御装置の構成例を示すブロツク図であ
り、図1と同一部分については同一符号を付し、ここで
は異なる部分についてのみ詳しく説明する。
【0051】第2実施の形態による給水加熱器水位制御
装置35(36)においては、第1実施の形態による給
水加熱器水位制御装置35(36)におけるドレン流量
制御信号40(41)に加算する流入するドレン量信号
100(30)の代わりに、低圧側の給水加熱器水位制
御装置36では、高圧側の給水加熱器水位制御装置35
内のドレン量の設定値83と流出するドレン量信号30
との偏差85を用いる構成となっている。
【0052】即ち、加算器93(94)は、給水加熱器
5(6)のドレン流量制御信号40(41)に高圧側の
ドレン流量偏差100(85)を加算してドレン流量設
定値83(84)を出力する。
【0053】なお、本実施の形態による給水加熱器水位
制御装置35(36)の作用のうち、フィードバック制
御については、第1実施の形態による給水加熱器水位制
御装置35(36)の作用と同様である。
【0054】まず、給水加熱器5の水位が上昇し、水位
検出値38、ドレン流量制御信号40,ドレン流量設定
値83、ドレン流量偏差85が増加して、水位調節弁1
3が開方向に制御され給水加熱器5から流出するドレン
流量30が増加すると給水加熱器6はドレン流入量30
が増加するためドレン水位は上昇する傾向となる。
【0055】水位制御装置36では、加算器94によ
り、給水加熱器6のドレン流量制御信号41に対して給
水加熱器5のドレン流量偏差85が加算されてドレン流
量設定値84が生成される。これによりドレン流量偏差
85の増加分だけドレン流量設定値84も増加する。
【0056】次に、ドレン流量偏差86が正の値とな
り、ドレン流量制御器70は、正の値であるドレン流量
偏差86を比例・積分演算することによって、その出力
である水位調節弁15の開度指令値72の値を増加させ
る。その結果、水位調節弁15は開方向に制御され給水
加熱器6から流出するドレン流量31がドレン流量偏差
85の増加分だけ増加して給水加熱器6のドレン水位の
上昇を抑える。即ち、フィードフォワード制御により給
水加熱器5(6)のドレン水位の変動が抑えられる。
【0057】なお、ドレン流量設定値83が増加して、
ドレン流量偏差85が増加して、水位調節弁13が開方
向に制御されてから給水加熱器5から流出するドレン流
量30が増加する。従って、ドレン流量偏差85はドレ
ン流量30の変動に先立って変動するが、ドレン流量制
御器70の遅れ要素をも補うため、ドレン流入量検出値
30に対する補正は、第1実施の形態による発電プラン
トの給水加熱器水位制御装置より以上に高速に行われ
る。
【0058】また、ドレン流量偏差85は、給水加熱器
5のドレン流量制御器69の制御動作により徐々に減少
し最終的には零になり、給水加熱器6から流出するドレ
ン流量31とドレン流入量検出値30は徐々に離れた値
になっていく。そして、ドレン流入量検出値30と流出
するドレン流量31の差により水位が僅かに上昇し、水
位検出値39が僅かに増加するため水位制御器53のフ
ィードバック制御によりドレン流量制御信号41が増加
してドレン流量偏差85を補う。最終的には、ドレン流
量設定値84は給水加熱器6から流出するドレン流量3
1がドレン流入量検出値30の増加分だけ増加した状態
に落ち着く。
【0059】逆に、水位調節弁13が閉方向に制御され
給水加熱器5から流出するドレン流量30が減少した場
合も同様にして、水位調節弁15は開方向に制御され給
水加熱器6から流出するドレン流量31がドレン流入量
検出値30の減少分だけ減少した状態に落ち着く。
【0060】以下、給水加熱器5(6)の水位検出値3
8(39)が水位設定値47(52)に等しくなるまで
水位調節弁13(15)の開閉動作が行われる。水位制
御器48(53)とドレン流量制御器69(70)をカ
スケードに構成してフィードバック制御によりドレン水
位を安定に制御する。
【0061】さらに、水位変化の発生の原因の主要素で
ある給水加熱器5(6)へのドレン流量偏差100(8
5)によるフィードフォワード制御を採用することによ
り、給水加熱器5(6)へのドレン流入量100(3
0)の変動に対して、水位の変動を待つ前に、先行し
て、給水加熱器5(6)へのドレン流入量と給水加熱器
5(6)からのドレン流出量のバランスを一定に保つよ
う水位調節弁13(15)を開閉操作する。この結果、
給水加熱器5(6)のドレン水位は、迅速に規定値に制
御され、結果的に、ドレン水位の変動を減少させること
ができ、発電プラントの安定な運転を行うことができ
る。
【0062】図3は、本発明の第3実施の形態による給
水加熱器水位制御装置の構成例を示すブロツク図であ
り、図1と同一部分または相当部分については、同一符
号を付し、ここでは異なる部分についてのみ詳しく説明
する。
【0063】第3実施の形態による給水加熱器水位制御
装置35(36)においては、第1実施の形態による給
水加熱器水位制御装置35(36)におけるドレン流量
制御信号40(41)に加算する流入するドレン量信号
100(30)の代わりに、低圧側の給水加熱器水位制
御装置36では、高圧側の給水加熱器水位制御装置35
内のドレン量の設定値83を用いる構成となっている。
【0064】ここで、加算器93(94)は、給水加熱
器5(6)のドレン流量制御信号40(41)に高圧側
のドレン量の設定値100(83)を加算してドレン流
量設定値83(84)を出力する。
【0065】以上の構成で、給水加熱器5の水位が上昇
し、水位検出値38,ドレン流量制御信号40,ドレン
流量設定値83が増加して、水位調節弁13が開方向に
制御され給水加熱器5から流出するドレン流量30が増
加する。これに伴い、給水加熱器6はドレン流入量30
が増加するためドレン水位は上昇する傾向となる、この
結果、加算器94により、給水加熱器6のドレン流量制
御信号41にドレン流量設定値83が加算されてドレン
流量設定値84が生成される。
【0066】この場合に、ドレン流量設定値83の増加
分だけドレン流量設定値84も増加する。その結果、ド
レン流量偏差86が正の値となり、ドレン流量制御器7
0は、正の値であるドレン流量偏差86を比例・積分演
算することによって、その出力である水位調節弁15の
開度指令値72の値を増加させる。
【0067】これによって、水位調節弁15が開方向に
制御され給水加熱器6から流出されるドレン流量31が
ドレン流量設定値83の増加分だけ増加し、給水加熱器
6のドレン水位の上昇が抑えられる。ドレン流入量30
は、最終的にはドレン流量設定値83と等しくなるよう
にドレン流量制御器69により制御される。従って、給
水加熱器6から流出するドレン流量31がドレン流入量
30の増加分だけ増加する。これにより、ドレン流量3
1とドレン流入量30とが平衡状態となって、このフィ
ードフォワード制御により給水加熱器5(6)のドレン
水位の変動が抑えられる。
【0068】このようにドレン流量に設定値83が増加
して、ドレン流量偏差85が増加して、水位調節弁13
が開方向に制御されてから給水加熱器5から流出するド
レン流量80が増加する。従って、ドレン流量設定値8
3はドレン流量30の変動に先立って変動する。この場
合、ドレン流量設定値83がドレン流量制御器70の遅
れ要素をも補うので、ドレン流入量検出値30に対する
補正は、第1実施の形態による発電プラントの給水加熱
器水位制御装置より以上に高速に行われる。
【0069】逆に、水位調節弁13が閉方向に制御され
給水加熱器5から流出するドレン流量30が減少した場
合も同様にして、水位調節弁15は開方向に制御され給
水加熱器6から流出するドレン流量31がドレン流入量
検出値30の減少分だけ減少した状態に落ち着く。
【0070】このように第3実施の形態によれば、給水
加熱器5(6)の水位検出値38(39)が水位設定値
47(52)に等しくなるまで水位調節弁13(15)
の開閉動作が行われる。水位制御器48(53)とドレ
ン流量制御器69(70)をカスケードに構成してフィ
ードバック制御によりドレン水位を安定に制御する。
【0071】さらに、水位変化の発生の原因の主要素で
ある給水加熱器5(6)へのドレン流量設定値100
(83)によるフィードフォワード制御を採用すること
により、給水加熱器5(6)へのドレン流入量100
(80)の変動に対して、水位の変動を待つことなく、
先行して給水加熱器5(6)へのドレン流入量と給水加
熱器5(6)からのドレン流出量のバランスを一定に保
つように水位調節弁13(15)を開閉操作する。この
結果、給水加熱器5(6)のドレン水位は、高速に規定
値に制御され、結果的にドレン水位の変動を減少させる
ことができ、発電プラントの安定な運転を行うことがで
きる。
【0072】図4は、本発明の第4実施の形態による給
水加熱器水位制御装置の構成例を示すブロツク図であ
り、図1と同一部分または相当部分については、同一符
号を付し、ここでは異なる部分についてのみ詳しく説明
する。
【0073】第4実施の形態による給水加熱器水位制御
装置35(36)においては、高圧側の水位検出信号3
8(39)から流入するドレン流量推定値97(98)
を推定する関数発生器101(102)を具備し、第1
実施の形態による給水加熱器水位制御装置35(36)
における制御信号40(41)に加算する流入するドレ
ン量信号100(30)の代わりに、高圧側のドレン流
量推定値97(98)を用いる構成となっている。
【0074】ここで、加算器93(94)は、給水加熱
器5(6)のドレン流量制御信号40(41)に高圧側
のドレン流量推定値97(98)を加算してドレン流量
設定値83(84)を出力する。
【0075】以上の構成で、給水加熱器5の水位が上昇
し、水位検出値38、ドレン流量制御信号40,ドレン
流量設定値83が増加して、水位調節弁13が開方向に
制御され給水加熱器5から流出するドレン流量30が増
加する。給水加熱器6はドレン流入量30が増加するた
めドレン水位は上昇する傾向となる。この場合に、給水
加熱器6のドレン流量制御信号41と給水加熱器5の水
位検出値38から関数発生器102により推定されたド
レン流量推定値98とが加算器94によって加算されて
ドレン流量設定値84が生成される。
【0076】これに伴い、水位検出値38の増加分に見
合った分だけドレン流量推定値98が増加し,ドレン流
量設定値84も増加する。その結果、ドレン流量偏差8
6が正の値となり、ドレン流量制御器70は、正の値で
あるドレン流量偏差86を比例・積分演算することによ
って、その出力である水位調節弁15の開度指令値72
の値を増加させる。その結果、水位調節弁15は開方向
に制御され給水加熱器6から流出するドレン流量31が
給水加熱器5の水位検出値38の増加分に見合った分だ
け増加して給水加熱器6のドレン水位の上昇を抑える。
即ち、フィードフォワード制御により給水加熱器5
(6)のドレン水位の変動が抑えられる。
【0077】なお、給水加熱器5の水位検出値38が増
加して、ドレン流量制御信号40,ドレン流量設定値8
3、ドレン、流量偏差85が増加して、水位調節弁13
が開方向に制御されてから給水加熱器5から流出するド
レン流量30が増加する。ところが、ドレン流量推定値
98は給水加熱器5の水位検出値38とほぼ同時に変動
するため、ドレン流量推定値98はドレン流量30の変
動に先立って変動する。これがドレン流量制御器70の
遅れ要素をも補うため、ドレン流入量検出値30に対す
る補正は、第1実施の形態による発電プラントの給水加
熱器水位制御装置より以上に迅速に行われる。
【0078】逆に、水位調節弁13が閉方向に制御され
給水加熱器5から流出するドレン流量30が減少した場
合も同様にして、水位調節弁15は開方向に制御され給
水加熱器6から流出するドレン流量31がドレン流入量
検出値30の減少分だけ減少した状態に落ち着く。
【0079】このように第4実施の形態によれば、給水
加熱器5(6)の水位検出値38(39)が水位設定値
47(52)に等しくなるまで水位調節弁13(15)
の開閉動作が行われる。水位制御器48(53)とドレ
ン流量制御器69(70)をカスケードに構成してフィ
ードバック制御によりドレン水位を安定に制御する。
【0080】さらに、水位変化の発生の原因の主要素で
ある給水加熱器5(6)へのドレン流量推定値97(9
8)によるフィードフォワード制御を採用することによ
り、給水加熱器5(6)の高圧側給水加熱器(5)の水
位検出値100(38)の変動に対して、当該給水加熱
器5(6)の水位の変動を待つことなく、先行して給水
加熱器5(6)へのドレン流入量と給水加熱器5(6)
からのドレン流出量のバランスを一定に保つよう水位調
節弁13(15)を開閉操作する。このため、給水加熱
器5(6)のドレン水位は、高速に規定値に制御され、
結果的にドレン水位の変動を減少させることができ、発
電プラントの安定な運転を行うことができる。
【0081】図5は、本発明の第5実施の形態による給
水加熱器水位制御装置の構成例を示すブロック図であ
り、図1と同一部分または相当部分については同一符号
を付し、ここでは異なる部分についてのみ詳しく説明す
る。
【0082】第5実施の形態による給水加熱器水位制御
装置35(36)においては、高圧側の給水加熱器水位
制御装置(35)の水位偏差信号100(51)から流
入するドレン流量推定値97(98)を推定する関数発
生器103(104)を具備し、第1実施の形態による
給水加熱器水位制御装置35(36)におけるドレン流
量制御信号40(41)に加算する流入するドレン量信
号100(30)の代わりに、高圧側のドレン流量推定
値97(98)を用いる構成となっている。
【0083】ここで、加算器93(94)は、給水加熱
器5(6)のドレン流量制御信号40(41)に高圧側
のドレン流量推定値97(98)を加算してドレン流量
設定値83(84)を出力する。
【0084】以上の構成で、給水加熱器5の水位が上昇
し、水位検出値38、水位偏差51、ドレン流量制御信
号40、ドレン流量設定値83が増加して、水位調節弁
13が開方向に制御され給水加熱器5から流出するドレ
ン流量30が増加する。給水加熱器6ではドレン流入量
30が増加するためドレン水位は上昇する傾向となる。
この場合、加算器94により、給水加熱器6のドレン流
量制御信号41と、給水加熱器5の水位偏差51から関
数発生器104により推定されたドレン流量推定値98
とが、加算されてドレン流量設定値84が生成される。
【0085】これによって、水位偏差51の増加分に見
合った分だけドレン流量推定値98が増加し,ドレン流
量設定値84も増加する。その結果、ドレン流量偏差8
6が正の値となり、ドレン流量制御器70は、正の値で
あるドレン流量偏差86を比例・積分演算することによ
って、その出力である水位調節弁15の開度指令値72
の値を増加させる。
【0086】その結果、水位調節弁15は開方向に制御
され給水加熱器6から流出するドレン流量31が給水加
熱器5の水位偏差51の増加分に見合った分だけ増加し
て給水加熱器6のドレン水位の上昇を抑えるように、フ
ィードフォワード制御により給水加熱器5(6)のドレ
ン水位の変動が抑えられる。
【0087】なお、給水加熱器5の水位偏差51は、給
水加熱器5の水位制御器48の制御動作により徐々に減
少し最終的には零になり、給水加熱器6から流出するド
レン流量31とドレン流入量検出値30は徐々に離れた
値になっていく。そして、ドレン流入量検出値30と流
出するドレン流量31の差により水位が僅かに上昇し、
水位検出値39が僅かに増加するため水位制御器53の
フィードバック制御によりドレン流量制御信号41が増
加してドレン流量推定値98を補う。最終的にはドレン
流量設定値84は給水加熱器6から流出するドレン流量
31がドレン流入量検出値30の増加分だけ増加した状
態に落ち着く。
【0088】また、給水加熱器5の水位偏差51が増加
して、ドレン流量制御信号40、ドレン流量設定値8
3、ドレン流量偏差85が増加して、水位調節弁13が
開方向に制御されてから給水加熱器5から流出するドレ
ン流量30が増加する。ところが、ドレン流量推定値9
8は給水加熱器5の水位偏差51とほぼ同時に変動する
ため、ドレン流量推定値98はドレン流量30の変動に
先立って変動する。これがドレン流量制御器70の遅れ
要素をも補うため、ドレン流入量検出値30に対する補
正は、第1実施の形態による発電プラントの給水加熱器
水位制御装置より以上に高速に行われる。
【0089】逆に、水位調節弁13が閉方向に制御され
給水加熱器5から流出するドレン流量30が減少した場
合も同様にして、水位調節弁15は開方向に制御され給
水加熱器6から流出するドレン流量31がドレン流入量
検出値30の減少分だけ減少した状態に落ち着く。
【0090】このように第5実施の形態によれば、給水
加熱器5(6)の水位検出値38(39)が水位設定値
47(52)に等しくなるまで水位調節弁13(15)
の開閉動作が行われる。水位制御器48(53)とドレ
ン流量制御器69(70)をカスケードに構成してフィ
ードバック制御によりドレン水位を安定に制御する。
【0091】さらに、水位変化の発生の原因の主要素で
ある給水加熱器5(6)へのドレン流量推定値97(9
8)によるフィードフォワード制御を採用することによ
り、給水加熱器5(6)の高圧側給水加熱器(5)の水
位偏差100(51)の変動に対して、当該給水加熱器
5(6)の水位の変動を待つことなく先行して、給水加
熱器5(6)へのドレン流入量と給水加熱器5(6)か
らのドレン流出量のバランスを一定に保つよう水位調節
弁13(15)を開閉操作する。これにより、給水加熱
器5(6)のドレン水位は、高速に規定値に制御され、
結果的にドレン水位の変動を減少させることができ、発
電プラントの安定な運転を行うことができる。
【0092】図6は、本発明の第6実施の形態による給
水加熱器水位制御装置の構成例を示すブロック図であ
り、図1と同一部分については、同一符号を付し、異な
る部分についてのみ詳しく説明する。
【0093】第6実施の形態による給水加熱器水位制御
装置35(36)においては、高圧側の給水加熱器水位
制御装置(35)の弁開度指令値100(71)から流
入するドレン流量推定値97(98)を推定する関数発
生器105(106)を具備し、第1実施の形態による
給水加熱器水位制御装置35(36)におけるドレン流
量制御信号40(41)に加算する流入するドレン量信
号100(30)の代わりに、高圧側のドレン流量推定
値97(98)を用いる構成となっている。
【0094】ここで、加算器93(94)は、給水加熱
器5(6)のドレン流量制御信号40(41)に高圧側
のドレン流量推定値97(98)を加算してドレン流量
設定値83(84)を出力する。
【0095】以上の構成で、給水加熱器5の水位が上昇
し、水位調節弁13が開方向に制御され給水加熱器5か
ら流出するドレン流量30が増加すると、給水加熱器6
はドレン流入量30が増加してドレン水位が上昇する傾
向となる。この場合に、給水加熱器水位制御装置36の
ドレン流量制御信号41と、給水加熱器水位制御装置3
5の弁開度指令値71から関数発生器106により推定
されたドレン流量推定値98とが、加算器94によって
加算されてドレン流量設定値84が生成される。
【0096】これによって、弁開度指令値71の増加分
に見合った分だけドレン流量推定値98が増加し,ドレ
ン流量設定値84も増加する。その結果、ドレン流量偏
差86が正の値となり、ドレン流量制御器70は、正の
値であるドレン流量偏差86を比例・積分演算すること
によって、その出力である水位調節弁15の弁開度指令
値72の値を増加させる。
【0097】その結果、水位調節弁15は開方向に制御
され給水加熱器6から流出するドレン流量31が給水加
熱器5の弁開度指令値71の増加分に見合った分だけ増
加して給水加熱器6のドレン水位の上昇を抑えるよう
に、フィードフォワード制御がされ、給水加熱器5
(6)のドレン水位の変動が抑えられる。
【0098】なお、給水加熱器5の弁開度指令値71か
ら推定されたドレン流量推定値98は、給水加熱器5の
圧力や給水加熱器6の圧力が変動すると、実際のドレン
流入量検出値30とは異なった値をとる。即ち、給水加
熱器6から流出するドレン流量31とドレン流入量検出
値30は徐々に離れた値になっていく。そして、ドレン
流入量検出値30と流出するドレン流量31の差により
水位が僅かに上昇し、水位検出値39が僅かに増加する
ため水位制御器53のフィードバック制御によりドレン
流量制御信号41が増加してドレン流量推定値98を補
う。従って、最終的にはドレン流量設定値84は給水加
熱器6から流出するドレン流量31がドレン流入量検出
値30の増加分だけ増加した状態に落ち着く。
【0099】また、給水加熱器5の弁開度指令値71が
増加して、水位調節弁13が開方向に制御されてから給
水加熱器5から流出するドレン流量30が増加する。と
ころが、ドレン流量推定値98は給水加熱器5の弁開度
指令値71とほぼ同時に変動するため、ドレン流量推定
値98はドレン流量30の変動に先立って変動し、ドレ
ン流量制御器70の遅れ要素をも補う。従って、ドレン
流入量検出値30に対する補正は、第1実施の形態によ
る発電プラントの給水加熱器水位制御装置より以上に高
速に行われる。
【0100】逆に、水位調節弁13が閉方向に制御され
給水加熱器5から流出するドレン流量30が減少した場
合も同様にして、水位調節弁15は開方向に制御され給
水加熱器6から流出するドレン流量31がドレン流入量
検出値30の減少分だけ減少した状態に落ち着く。
【0101】このように第6実施の形態によれば、給水
加熱器5(6)の水位検出値38(39)が水位設定値
47(52)に等しくなるまで水位調節弁13(15)
の開閉動作が行われる。水位制御器48(53)とドレ
ン流量制御器69(70)をカスケードに構成してフィ
ードバック制御によりドレン水位を安定に制御する。
【0102】さらに、水位変化の発生の原因の主要素で
ある給水加熱器5(6)へのドレン流量推定値97(9
8)によるフィードフォワード制御を採用することによ
り、給水加熱器5(6)の高圧側給水加熱器(5)の弁
開度指令値100(71)の変動に対して、当該給水加
熱器5(6)の水位の変動を待つことなく、先行して給
水加熱器5(6)へのドレン流入量と給水加熱器5
(6)からのドレン流出量のバランスを一定に保つよう
水位調節弁13(15)を開閉操作する。この結果、給
水加熱器5(6)のドレン水位は、高速に規定値に制御
され、結果的にドレン水位の変動を減少させることがで
き、発電プラントの安定な運転を行うことができる。
【0103】図7は、本発明の第7実施の形態による給
水加熱器水位制御装置の構成例を示すブロック図であ
り、図1と同一部分または相当部分については同一符号
を付し、ここでは異なる部分についてのみ詳しく説明す
る。
【0104】第7実施の形態による給水加熱器水位制御
装置35(36)においては、ドレン弁13(15)の
開度を検出する図示しないドレン弁開度検出器と、高圧
側の水位調節弁13の開度を検出するドレン弁開度検出
器の出力信号であるドレン弁開度検出値100(78)
から流入するドレン流量推定値97(98)を推定する
関数発生器105(106)とを具備し、第1実施の形
態による給水加熱器水位制御装置35(36)における
ドレン流量制御信号40(41)に加算する流入するド
レン量信号100(30)の代わりに、高圧側のドレン
流量推定値97(98)を用いる構成となっている。
【0105】ここで、加算器93(94)は、給水加熱
器5(6)のドレン流量制御信号40(41)に高圧側
のドレン流量推定値97(98)を加算してドレン流量
設定値83(84)を出力する。
【0106】以上の構成で、給水加熱器5の水位が上昇
し、水位調節弁13が開方向に制御され給水加熱器5か
ら流出するドレン流量30が増加する。給水加熱器6は
ドレン流入量30が増加するためドレン水位は上昇する
傾向となる。この場合、給水加熱器6のドレン流量制御
信号41と、給水加熱器5の弁開度検出値78から関数
発生器106により推定されたドレン流量推定値98と
が、加算器94によって加算されてドレン流量設定値8
4が生成される。これに伴い、弁開度検出値78の増加
分に見合った分だけドレン流量推定値98が増加し,ド
レン流量設定値84も増加する。
【0107】その結果、ドレン流量偏差86が正の値と
なり、ドレン流量制御器70は、正の値であるドレン流
量偏差86を比例・積分演算することによって、その出
力である水位調節弁15の開度指令値72の値を増加さ
せる。その結果、水位調節弁15は開方向に制御され給
水加熱器6から流出するドレン流量31が給水加熱器5
の弁開度検出値78の増加分に見合った分だけ増加して
給水加熱器6のドレン水位の上昇を抑えるように、フィ
ードフォワード制御がされ、給水加熱器5(6)のドレ
ン水位の変動が抑えられる。
【0108】なお、給水加熱器5の弁開度検出値78か
ら推定されたドレン流量推定値98は、給水加熱器5の
圧力や給水加熱器6の圧力が変動すると、実際のドレン
流入量検出値30とは異なった値をとる。即ち、給水加
熱器6から流出するドレン流量31とドレン流入量検出
値30は徐々に離れた値になっていく。そして、ドレン
流入量検出値30と流出するドレン流量31の差により
水位が僅かに上昇し、水位検出値39が僅かに増加す
る。水位制御器53は、これに応じてフィードバック制
御によりドレン流量制御信号41が増加してドレン流量
推定値98を補う。最終的にはドレン流量設定値84は
給水加熱器6から流出するドレン流量31がドレン流入
量検出値30の増加分だけ増加した状態に落ち着く。
【0109】逆に、水位調節弁13が閉方向に制御され
給水加熱器5から流出するドレン流量30が減少した場
合も同様にして、水位調節弁15は開方向に制御され給
水加熱器6から流出するドレン流量31がドレン流入量
検出値30の減少分だけ減少した状態に落ち着く。
【0110】このように第7実施の形態によれば、給水
加熱器5(6)の水位検出値38(39)が水位設定値
47(52)に等しくなるまで水位調節弁13(15)
の開閉動作が行われる。水位制御器48(53)とドレ
ン流量制御器69(70)をカスケードに構成してフィ
ードバック制御によりドレン水位を安定に制御する。
【0111】さらに、水位変化の発生の原因の主要素で
ある給水加熱器5(6)へのドレン流量推定値97(9
8)によるフィードフォワード制御を採用することによ
り、給水加熱器5(6)の高圧側給水加熱器(5)の弁
開度検出値100(78)の変動に対して、当該給水加
熱器5(6)の水位の変動を待たないで、先行して給水
加熱器5(6)へのドレン流入量と給水加熱器5(6)
からのドレン流出量のバランスを一定に保つよう水位調
節弁13(15)を開閉操作する。これにより、給水加
熱器5(6)のドレン水位は、高速に規定値に制御さ
れ、結果的にドレン水位の変動を減少させることがで
き、発電プラントの安定な運転を行うことかできる。
【0112】図8は、本発明の第8実施の形態による給
水加熱器水位制御装置の構成例を示すブロック図であ
り、図1と同一部分または相当部分については同一符号
を付し、ここでは異なる部分についてのみ詳しく説明す
る。
【0113】第8実施の形態による給水加熱器水位制御
装置35(36)においては、水位調節弁13(15)
の開度を検出する図示しないドレン弁開度検出器と、給
水加熱器5(6)の圧力を検出する図示しない圧力検出
器と、図示しない低圧側の給水加熱器6の圧力を検出す
る圧力検出器と、図示しないドレン弁開度検出器の出力
である弁開度検出値78(79)から水位調節弁13
(15)の流量係数を算出する第一の関数発生器63
(64)と、該当給水加熱器5(6)の圧力検出器の出
力である圧力検出値42(43)と低圧側の給水加熱器
6の圧力検出器の出力である圧力検出値43(44)と
の差を取って水位調節弁13(15)の弁差圧を算出す
る加算器67(68)と、水位調節弁13(15)の弁
差圧から水位調節弁の流量効果を算出する第二の関数発
生器61(62)と、水位調節弁13(15)の流量係
数と水位調節弁13(15)の流量効果の積を取ってド
レン流量推定値98(99)を算出する乗算器65(6
6)とを具備し、第1実施の形態による給水加熱器水位
制御装置35(36)におけるドレン流量検出値30
(31)の代わりに、ドレン流量推定値98(99)を
用いる構成となっている。
【0114】ここで、加算器95(96)は、ドレン流
量設定値83(84)からドレン流量推定値98(9
9)を減算してドレン流量偏差85(86)を出力し、
加算器93(94)は、給水加熱器5(6)のドレン流
量制御信号40(41)に高圧側のドレン流量推定値1
00(98)を加算してドレン流量設定値83(84)
を出力する。
【0115】この構成によれば、給水加熱器水位制御装
置35(36)においては、第1実施の形態による発電
プラントの給水加熱器水位制御装置と同様に、ドレン水
位の変動を減少させることができ、発電プラントの安定
な運転を行うことができる。
【0116】図9は、本発明の第9実施の形態による給
水加熱器水位制御装置の構成例を示すブロック図であ
り、従来技術を示す図14と同一部分については同一符
号を付し、ここでは異なる部分についてのみ詳しく説明
する。
【0117】第9実施の形態による給水加熱器水位制御
装置35(36)においては、水位検出器32(33)
から出力される水位検出値38(39)より水位設定値
47(52)を減算して水位偏差51(56)を出力す
る加算器91(92)と、水位偏差51(56)に比例
・積分演算を施して水位補償信号111(112)を出
力する水位制御器48(53)と、他の給水加熱器6
(5)の水位制御装置36(35)内部で算出される水
位偏差56(51)に動特性補償を行い動特性補償信号
113(114)を出力する動特性補償器75(76)
と、水位補償信号111(112)と動特性補償信号1
13(114)を加算して弁開度指令値71(72)を
出力する加算器93(94)とから構成される。
【0118】以上の構成で、他の給水加熱器6(5)に
ドレン水位偏差が生じた場合、その影響を受けて当該給
水加熱器のドレン水位検出値38(39)も変動する。
この他の給水加熱器6(5)のドレン水位偏差の影響に
基づくドレン水位検出値38(39)の変動量と変化速
度は、原因である給水加熱器が当該給水加熱器の高圧側
に位置するか、低圧側に位置するか、また間に別の給水
加熱器や脱気器が存在するか否かにより異なる。よっ
て、原因となる給水加熱器6での水位偏差56(51)
による当該給水加熱器の水位変動をうち消すように現代
制御理論の最適レギュレータ設計手法に基づいて動特性
補償器75(76)を設計する。従って、原因となる給
水加熱器6でドレン水位が変化すると、水位偏差56
(51)が変化し、動特性補償器75(76)から水位
変動をうち消すべく動特性補償信号113(114)が
出力され、弁開度指令値71(72)が変化する。この
結果、他の給水加熱器6にドレン水位の変動が生じても
その影響をほぼ完全に取り除くことができ、水位は高速
に規定値に制御され、結果的にドレン水位の変動を減少
させることができ、発電プラントの安定な運転を行うこ
とができる。
【0119】また、本実施の形態による発電プラントの
給水加熱器水位制御装置においては、動特性補償器75
(76)は最適レギュレ−タ設計手法を採用する場合を
例に挙げて説明したが、これに限定されるものではな
く、モデルマッチング法,モデル予測制御、H∞制御,
限界感度法など様々な種類の設計手法を採用しても、同
様の作用により同様の効果を得ることができる。
【0120】図10は、本発明の第10実施の形態によ
る給水加熱器水位制御装置の構成例を示すブロック図で
あり、図9と同一部分または相当部分については同一符
号を付し、ここでは異なる部分についてのみ詳しく説明
する。
【0121】第10実施の形態による給水加熱器水位制
御装置36においては、図13に示す水位検出器33か
ら出力される水位検出値39より水位設定値52を減算
して水位偏差56を出力する加算器92と、水位偏差5
6に比例・積分演算を施して水位補償信号112を出力
する水位制御器53と、当該給水加熱器6よりも高圧側
の給水加熱器5の水位制御装置35内部で算出される水
位偏差51に動特性補償を行い動特性補償信号114を
出力する動特性補償器76と、水位補償信号112と動
特性補償信号114を加算して弁開度指令値72を出力
する加算器94とから構成されている。
【0122】ここで、第10実施の形態による給水加熱
器水位制御装置35、36の作用のうち、給水加熱器水
位制御装置35については、従来技術による給水加熱器
水位制御装置35の作用と同様である。また、給水加熱
器水位制御装置36の作用は第9実施の形態による給水
加熱器水位制御装置36の作用と同様である。
【0123】すなわち、他の給水加熱器の水位偏差によ
る影響は、原因となる給水加熱器が当該給水加熱器より
も高圧側の場合に大きく、原因となる給水加熱器が当該
給水加熱器よりも低圧側の場合にはそれほど大きくはな
い。このことから、第10実施の形態による給水加熱器
水位制御装置36においては、高圧側の給水加熱器の水
位変動に対する動特性補償器だけを備え、低圧側の給水
加熱器の水位変動に対する動特性補償器は省くことによ
り、シンプルな構成とするものである。
【0124】この構成によって、当該給水加熱器6より
も高圧側の給水加熱器5にドレン水位偏差が生じた場
合、その影響を受けて当該給水加熱器のドレン水位検出
値39も変動する。よって、原因となる給水加熱器5で
の水位偏差51による当該給水加熱器6の水位変動をう
ち消すように現代制御理論の最適レギュレ−タ設計手法
に基づいて動特性補償器76を設計する。
【0125】まず、原因となる給水加熱器5でドレン水
位が変化すると、水位偏差51が変化し、動特性補償器
76から水位変動をうち消すべく動特性補償信号114
が出力され、弁開度指令値72が変化する。この結果、
当該給水加熱器6よりも高圧側の給水加熱器5にドレン
水位の変動が生じてもその影響をほぼ完全に取り除くこ
とができ、水位は高速に規定値に制御され、結果的にド
レン水位の変動を減少させることができ、発電プラント
の安定な運転を行うことができる。
【0126】以上説明したように、本実施の形態による
給水加熱器水位制御装置を適用すると、ドレン水位は、
高速、かつ、安定に規定値に制御することができる。従
って、ドレン水位の変動が少なくなり、発電プラントを
安定に運転することができる。
【0127】
【発明の効果】以上説明したように請求項1の発明によ
れば、高圧側の給水加熱器水位制御装置の水位制御手段
とドレン流量制御手段とを関連づけて、水位とドレン流
出量をフィードバック制御するので安定な水位制御がで
き、更に、高圧側の給水加熱器から流入するドレン量の
状態量を表すフィードフォワード信号によってドレン量
の設定値を先行的に補正するので、ドレン流出量を先行
的に高速制御することができる。この結果、プラント急
変時の給水加熱器のドレン水位の変動を高速に減少さ
せ、発電プラントの安定な運転が可能となる。
【0128】請求項2の発明によれば、高圧側の給水加
熱器水位制御装置のドレン流量検出値信号、あるいは、
ドレン流量制御信号、若しくは、ドレン流量設定信号を
用いて、自給水加熱器水位制御装置のドレン量の設定値
を先行的に補正して、ドレン水位とドレン流量を制御す
るので、給水加熱器のドレン水位の変動を高速に抑制で
きる。
【0129】請求項3の発明によれば、高圧側の水位検
出信号、あるいは、水位偏差信号から推定した高圧側の
ドレン流量推定値でドレン量の設定値を先行的に補正し
て、ドレン水位とドレン流量を制御するので、給水加熱
器のドレン水位の変動を高速に抑制することができる。
【0130】請求項4の発明によれば、高圧側の給水加
熱器水位制御装置の弁開度指令値信号、あるいは、弁開
度検出信号から推定した高圧側のドレン流量推定値でド
レン量の設定値を先行的に補正して、ドレン水位とドレ
ン流量を制御するので、給水加熱器のドレン水位の変動
を高速に抑制できる。
【0131】請求項5の発明によれば、高圧側の給水加
熱器と自給水加熱器と低圧側の給水加熱器の相互間の差
圧と各弁開度検出信号に基づいて、高圧側の給水加熱器
のドレン流量推定値を推定し、自給水加熱器水位制御装
置のドレン量の設定値を補正するフィードフォワード制
御により、ドレン流出量を先行的に高速制御するので、
給水加熱器のドレン水位の変動を高速に抑制することが
できる。
【0132】請求項6の発明によれば、高圧側及び低圧
側の給水加熱器のドレン水位に偏差が生じた場合に、そ
の偏差解消のために自給水加熱器のドレン水位が変動す
ることを予測して補償を行う動特性補償手段により動的
に他の給水加熱器の影響を低減化するように弁開度指令
値信号を変化させるので、プラントの急変時にも給水加
熱器のドレン水位を効果的に高速に抑制することができ
る。
【0133】請求項7の発明によれば、自給水加熱器よ
りも高圧側の給水加熱器のドレン水位に偏差が生じた場
合に、その偏差解消のために自給水加熱器のドレン水位
が変動することを予測して補償を行う動特性補償手段に
より動的にその影響を低減化するように弁開度指令値信
号を変化させるので、プラントの急変時にも給水加熱器
のドレン水位を効果的に高速に抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施の形態を示す給水加熱器水位
制御装置の一例を示すブロック図である。
【図2】本発明の第2実施の形態を示す給水加熱器水位
制御装置の一例を示すブロック図である。
【図3】本発明の第3実施の形態を示す給水加熱器水位
制御装置の一例を示すブロック図である。
【図4】本発明の第4実施の形態を示す給水加熱器水位
制御装置の一例を示すブロック図である。
【図5】本発明の第5実施の形態を示す給水加熱器水位
制御装置の一例を示すブロック図である。
【図6】本発明の第6実施の形態を示す給水加熱器水位
制御装置の一例を示すブロック図である。
【図7】本発明の第7実施の形態を示す給水加熱器水位
制御装置の一例を示すブロック図である。
【図8】本発明の第8実施の形態を示す給水加熱器水位
制御装置の一例を示すブロック図である。
【図9】本発明の第9実施の形態を示す給水加熱器水位
制御装置の一例を示すブロック図である。
【図10】本発明の第10実施の形態を示す給水加熱器
水位制御装置の一例を示すブロック図である。
【図11】発電プラントの概略の系統図である。
【図12】給水加熱器の断面図である。
【図13】復水の給水加熱器の水位制御系統図である。
【図14】従来技術による給水加熱器水位制御装置のブ
ロック図である。
【符号の説明】
1 蒸気発生器 2 高圧タービン 3 低圧タービン 4 復水器 5,6,8,9 給水加熱器 7 脱気器 10 給水ポンプ 11 ドレンポンプ 12 復水ポンプ 13〜17 水位調節弁 18 給水加熱器胴体 19 前段ドレン入口 20 抽気入口 21 給水出口 22 給水入口 23 ドレン出口 24 伝熱管 25 蒸気減温部 26 ドレン冷却部 27 凝縮部 28 ドレン 32〜34 水位検出器 35〜37 水位制御装置 42〜44 圧力検出値 47,52 水位設定値 48,53 水位制御器 61,62 開平演算器 63,64 関数発生器 65,66 乗算器 67,68 加算器 69,70 ドレン流量制御器 71,72 弁開度指令値 75,76 動特性補償器 78,79 弁開度検出値 91〜96 加算器 100 ダミー信号 111,112 水位補償信号 113,114 動特性補償信号

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 低圧側から高圧側へ給水がされ順次加熱
    されるように複数の給水加熱器を接続する一方、高圧側
    から低圧側へドレン水が送水されるように複数の前記給
    水加熱器を接続して給水系統を構成する各給水加熱器の
    各ドレン水位検出値信号と各ドレン水位設定値信号との
    偏差信号に基づく弁開度指令信号によって各水位調節弁
    を開閉し、各給水加熱器のドレン流出量を増減させて各
    給水加熱器の各ドレン水位を制御する各給水加熱器に対
    応して設けられる給水加熱器水位制御装置において、 各給水加熱器水位制御装置は、 自給水加熱器のドレン水位検出信号がドレン水位設定信
    号となるように両信号の偏差信号について制御演算し、
    得られたドレン流量制御信号を生成する水位制御手段
    と、 自給水加熱器のドレン流量の状態量を表す先行制御信号
    としてのフィードフォワード制御信号を生成して低圧側
    の給水加熱器水位制御装置へ出力可能とする一方、高圧
    側の給水加熱器水位制御装置から高圧側のドレン流量の
    状態量を表す先行制御信号としてのフィードフォワード
    制御信号を取込み、この信号と前記ドレン流量制御信号
    とからドレン流量設定値信号を生成するドレン流量設定
    値信号生成手段と、 自給水加熱器から流出するドレン流量検出値信号が前記
    ドレン流量設定信号となるように両信号の偏差信号につ
    いて制御演算し、得られた弁開度指令信号を前記水位調
    節弁へ出力するドレン流量制御手段とを備えることを特
    徴とする給水加熱器水位制御装置。
  2. 【請求項2】 前記ドレン流量設定値信号生成手段によ
    り生成されるフィードフォワード制御信号は、高圧側の
    給水加熱器水位制御装置のドレン流量検出値信号、ある
    いは、ドレン流量制御信号、若しくは、ドレン流量設定
    信号のいずれかを用いることを特徴とする請求項1記載
    の給水加熱器水位制御装置。
  3. 【請求項3】 前記ドレン流量設定値信号生成手段のフ
    ィードフォワード制御信号は、高圧側の給水加熱器水位
    制御装置の水位検出値信号、あるいは、水位偏差信号の
    いずれかを取込み、所定の関数に従って演算し得られた
    ドレン流量推定値信号を用いることを特徴とする請求項
    1記載の給水加熱器水位制御装置。
  4. 【請求項4】 前記ドレン流量設定値信号生成手段によ
    り生成されるフィードフォワード制御信号は、高圧側の
    給水加熱器水位制御装置の弁開度検出値信号、あるい
    は、弁開度指令信号を取込み、所定の関数で演算し得ら
    れたドレン流量推定値信号を用いることを特徴とする請
    求項1記載の給水加熱器水位制御装置。
  5. 【請求項5】 低圧側から高圧側へ給水がされ順次加熱
    されるように複数の給水加熱器を接続する一方、高圧側
    から低圧側へドレン水が送水されるように複数の前記給
    水加熱器を接続して給水系統を構成する各給水加熱器の
    各ドレン水位検出値信号と各ドレン水位設定値信号との
    偏差信号に基づく弁開度指令信号によって各水位調節弁
    を開閉し、各給水加熱器のドレン流出量を増減させて各
    給水加熱器の各ドレン水位を制御する各給水加熱器に対
    応して設けられる給水加熱器水位制御装置において、 各給水加熱器水位制御装置は、自給水加熱器のドレン水
    位検出信号がドレン水位設定信号となるように両信号の
    偏差信号について制御演算し、得られたドレン流量制御
    信号を生成する水位制御手段と、 自給水加熱器と低圧側の給水加熱器との差圧を所定関数
    で補正演算した信号と自給水加熱器の弁開度検出信号を
    所定関数で補正演算した信号とから得られるドレン推定
    値信号を先行するフィードフォワード制御信号として生
    成して低圧側の給水加熱器水位制御装置へ出力可能とす
    る一方、高圧側の給水加熱器と自給水加熱器との偏差を
    所定関数で演算した信号と高圧側の給水加熱器の弁開度
    検出信号を所定関数で演算した信号とから得られるドレ
    ン推定値信号である高圧側のフィードフォワード信号と
    前記ドレン流量制御信号とからドレン流量設定値信号を
    生成するドレン流量設定値信号生成手段と、 前記ドレン流量設定手段によって生成される自給水加熱
    器のドレン設定値信号が前記ドレン流量設定値となるよ
    うに両信号の偏差信号について制御演算し弁開度指令信
    号を前記水位調節弁へ出力するドレン流量制御手段とを
    備えることを特徴とする給水加熱器水位制御装置。
  6. 【請求項6】 低圧側から高圧側へ給水がされ順次加熱
    されるように複数の給水加熱器を接続する一方、高圧側
    から低圧側へドレン水が送水されるように複数の前記給
    水加熱器を接続して給水系統を構成する各給水加熱器の
    各ドレン水位検出値信号と各ドレン水位設定値信号との
    偏差信号に基づく弁開度指令信号によって各水位調節弁
    を開閉し、各給水加熱器のドレン流出量を増減させて各
    給水加熱器の各ドレン水位を制御する各給水加熱器に対
    応して設けられる給水加熱器水位制御装置において、 各給水加熱器水位制御装置は、 自給水加熱器のドレン水位検出信号がドレン水位設定信
    号となるように両信号の水位偏差信号について制御演算
    し、得られたドレン流量制御信号を生成する水位制御手
    段と、 高圧側の給水加熱器水位制御装置の水位偏差信号を取込
    み、自給水加熱器の水位偏差信号の変動を打ち消すよう
    に動特性演算を行い得られた第1動特性補償信号を生成
    する第1動特性補償信号生成手段と、 低圧側の給水加熱器の水位偏差信号を取込み、自給水加
    熱器の水位偏差信号の変動を打ち消すように動特性演算
    を行い得られた第2動特性補償信号を生成する第2動特
    性補償信号生成手段と、 前記ドレン流量制御信号と第1動特性補償信号と第2動
    特性補償信号とから弁開度指令信号を生成出力する制御
    手段とを備えることを特徴とする給水加熱器水位制御装
    置。
  7. 【請求項7】 低圧側から高圧側へ給水がされ順次加熱
    されるように複数の給水加熱器を接続する一方、高圧側
    から低圧側へドレン水が送水されるように複数の前記給
    水加熱器を接続して給水系統を構成する各給水加熱器の
    各ドレン水位検出値信号と各ドレン水位設定値信号との
    偏差信号に基づく弁開度指令信号によって各水位調節弁
    を開閉し、各給水加熱器のドレン流出量を増減させて各
    給水加熱器の各ドレン水位を制御する各給水加熱器に対
    応して設けられる給水加熱器水位制御装置において、 各給水加熱器水位制御装置は、 自給水加熱器のドレン水位検出信号がドレン水位設定信
    号となるように両信号の水位偏差信号について制御演算
    し、得られたドレン流量制御信号を生成する水位制御手
    段と、 高圧側の給水加熱器に設ける少なくとも1つの給水加熱
    器水位制御装置の水位偏差信号を取込み、自給水加熱器
    の水位偏差信号の変動を打ち消すように動特性演算を行
    い得られた動特性補償信号を生成する動特性信号生成手
    段と、 この動特性信号生成手段により生成された動特性補償信
    号と前記ドレン流量制御信号とから弁開度指令信号を生
    成出力する制御手段とを備えることを特徴とする給水加
    熱器水位制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110056858A (zh) * 2019-05-15 2019-07-26 贵州电网有限责任公司 一种火电机组加热器端差自适应调节方法和装置
CN112382427A (zh) * 2020-11-05 2021-02-19 中广核工程有限公司 核电厂蒸发器的液位控制方法及系统

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CN112382427B (zh) * 2020-11-05 2024-03-29 中广核工程有限公司 核电厂蒸发器的液位控制方法及系统

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