JPS6069170A - インクジエツト記録方法 - Google Patents

インクジエツト記録方法

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JPS6069170A
JPS6069170A JP59148302A JP14830284A JPS6069170A JP S6069170 A JPS6069170 A JP S6069170A JP 59148302 A JP59148302 A JP 59148302A JP 14830284 A JP14830284 A JP 14830284A JP S6069170 A JPS6069170 A JP S6069170A
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JP
Japan
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recording
acid
direct
water
soln
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JP59148302A
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English (en)
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Yasuhiro Yano
泰弘 矢野
Yoji Matsufuji
松藤 洋治
Masahiro Haruta
春田 昌宏
Takeshi Sakaeda
栄田 毅
Noriya Oota
太田 徳也
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、インクジェット記録方法に関する。
現在知られる各種記録方式の中でも、記録時に騒音の発
生がほとんどないノンインパクト記録方式であって、且
つ、高速記録が可能であり、しかも、普通紙に特別の定
着処理を必要とせずに記録の行なえる所謂インクジェッ
ト記録法は、極めて有用な記録方式であると認められて
いる。
インクジェット記録法に就いては、これ迄にも様々表方
式が提案され、改良が加えられて商品化されたものもあ
れば、現在もなお、実用化への努力が続けられているも
のもある。
このインクジェット記録法は、インクと称される記録用
液体の小液滴(droplet )を種々の作用原理で
飛翔させ、それを紙等の被記録材に付着させて記録を行
なうものである。そして、このインクジェット記録法に
於いては、いくつかのインク滴形成方式が採用されてい
る。
叙上のインクジェット記録法に適用するインクは基本的
に染料とその溶媒とから組成されるものであシ、そのイ
ンク物性は前記染料固有の性質に左右されるところが大
である。従って、従来、主として水溶性の染料を含むイ
ンクを用いたインクジェット記録を行なった場合、得ら
れたインク画像が水溶性染料の物性に左右されて、その
耐水性に於て劣ったものとなると言う欠点があった。又
、この様な水溶性染料を含んだインク自体の保在安定性
も然程高くはない。
そこで最近ではこの様な染料系のインクに代えて、顔料
系インクをインクジェット記録方式に適用する試みが為
されている。この顔料系のインクには、得られたインク
画像の耐光性や耐水性が、上記染料系のインクによる画
像に較べて極めて良好であると言う利点が認められる。
しかしながら、顔料はインク媒体に不溶性であるが故に
、それをインク中に微分散する上で高度な技術を要する
と共に、その分散安定性を高めることは、非常に困難な
ものである。
にも拘らず、インクジェット記録方法に就いては、用い
るインクに対して、 吐出条件(圧電素子の駆動電圧、駆動周波数、吐出オリ
フィスの形状と材質、吐出オリフィス径等)にマツチン
グした液物性(粘度1表面張力、電導度等)を有してい
ること0 長期保存に対して安定でインクジェット装置の目詰まシ
を起さ々いこと。
被記録材(紙、フィルム等)に対して定着が速く且つ確
実であって、しかもドツトの周辺が滑らかでにじみの小
さいこと。
形成されたインク画像の色調が鮮明で濃度が高いこと。
形成されたインク画像の耐水性・耐光性が優糺ているこ
と。
インク周辺材料(収容器、連結チューブ、シール材等)
を侵さないこと。
臭気、毒性が少なく、引火性等の安全性に優れたもので
あること、郷の諸特性を備えることが要望される。しか
し、上記の様な諸特性を同時に満足させるととは相当に
困難である。前記した従来技術は、この点で、未だ、不
満足なものであった。
そこで、本発明では、所謂、染料系インクと顔料系イン
ク夫々が持つ長所を有効に利用し得る改良されたインク
ジェット記録方法を提供することを目的とする。
つまり、斯かる目的を達成する本発明は記録液の小滴を
形成し、この小滴を以て被記録材に記録液による画像を
記録する方法であって、前記記録液が色素として水溶性
染料を含む水性液媒体中に、親水性構造部分と疎水性構
造部分とを共に有する高分子分散剤を含有して成ること
を特徴とするインクジェット記録方法である。
以下、具体例及び実施例を挙げて、本発明を詳説する。
本発明に於て、記録液(インク)の小滴を形成する方式
としては、従来、公知の方式を含め、各種方式を採用す
ることができるが、その中の代表例を図面を以て以下に
説明する。
第1図の装置はピエゾ振動子を有する記録ヘッド部に記
録信号を寿え、該信号に応じて記録液の液滴を発生させ
て記録を行なうものである。
第1図において、lは記録ヘッドで、ピエゾ振動子2a
、振動板2b、記録液の流入口3、ヘッド内の液室4及
び吐出口(吐出オリアイス)5を有している。液室4内
には貯蔵タンク6に貯えられた記録液7が、供給管8に
よって導入されている。尚、供給管8の途中には場合に
よって、ポンプ或いはフィルター等の中間処理手段9が
設けられることもある。そしてピエゾ振動子2aに杜、
信号処理手段(例えばパルス変換器)10によって記録
信号Sからパルスに変換された信号が印加され、該信号
に応じて液室4内の記録液に圧力変化が生ずる。その結
果、記録液7は吐出オリフィス5から液滴11となって
吐出し、被記録材120表面に記録が行なわれる。
又、上記の装置以外にも種々のタイプの装置が知られて
おり、例えば、第2図に示す様に、第1図の変形例とし
て液室4をノズル状にし、その外周部に円筒状のピエゾ
振動子を設置した装置がある(この装置に於ける液滴の
発生の機構は、本質的に第1図に示した装置と同じであ
る)0又、帯電した液滴を連続的に発生させ紋液滴の一
部を記録に使用する装置。或いは又、記録ヘッドの室内
の記録液に記録信号に対応した熱エネルギーを与え、該
エネルギーによシ液滴を発生させる装置等も知られてい
る。
その1例を第3−a図、第3−b図、第4図に示す。
ヘッド13はインクを通す溝14を有するガラス、セラ
ミックス、又はプラスチック板等と、感熱記録方式に用
いられる発熱ヘッド15(図では薄膜ヘッドが示されて
いるが、これに限定されるものではない)とを接着して
得られる。
発熱ヘッド15は酸化シリコン等で形成される保護膜1
6、アルミニウム電極17−1.17−2、ニクロム等
で形成される発熱抵抗体層18、蓄熱層19、アルミナ
等の放熱性の良い基板20よシ成っている。
インク21は吐出オリフィス22まで来ておシ、圧力P
によシメニスカス23を形成しているO 今、電極17−1.17−2に電気信号が加わると、発
熱ヘッド15のnで示される領域が急激に発熱し、ここ
に接しているインク21に気泡が発生し、その圧力でメ
ニスカス23が突出し、インク21が吐出しオリフィス
22より記録小滴24となシ、被記録材25に向って飛
翔する。
第4図には第3−a図に示すヘッドを多数並べたマルチ
ヘッドの外観図を示す。該マルチヘッドはマルチ溝26
を有するガラス板27と、第3− a図に説明したもの
と同様な発熱ヘッド28を接着してつくられている。
なお、第3−a図は、インク流路に沿ったヘッド13の
断面図であり、第3−b図は第3−a図のA−B線での
切断面である。
ここで、本発明に適用するインクについて詳説する。
インク組成々分の一つである分散剤は分子量i、ooo
乃至100,000の高分子分散剤で、主に付加重合性
ビニル基を有するモノマー(単量体)の重合体であり、
カルボン酸基、スルホン酸基、硫酸エステル基等の親水
性構造部分が、所定量のアクリル酸、メタクリル酸、ク
ロトン酸、イタコン酸、イタコン酸モノエステル、マイ
レン酸、マイレン酸モノエステル、フマール酸、フマー
ル酸モノエステル、ビニルスルホン酸、スルホエチルメ
タクリレート、スルホプロピルメタクリレート、スルホ
ン化ビニルナフタレン等のα、β−不飽和不飽和−ツマ
−て重合体構造中に導入される。
他方、疎水性構造部分を導入するモノマー単位としては
、スチレン、スチレン誘導体、ビニルナフタレン、ビニ
ルナフタレン誘導体、及びα、β−エチレン性不飽和カ
ルボン酸のC,〜C1lの脂肪族アルコールエステルが
最も望ましい。
又、上記七ツマ一単位に加えて、例えば、アクリロニト
リル、塩化ビニリデン、叙上以外のα、β−エチレン性
不飽和カルボン酸エステル、酢酸ビニル、塩化ビニル、
アクリルアミド、メタクリルアミド、とドロキシエチル
メタクリレート、ヒドロキシプロピルメタクリレート、
グリシジルメタクリレート、N−メチロールアクリルア
ミド、N−メチロールメタクリルアミド、N−ブトキシ
メチルアクリルアミド等を使用することかできる0 ところで、本発明に於ては、この重合体を第2成分であ
る水性液体に可溶化するかコロイド状に分散させる目的
で、重合体の塩を形成することが必要である。上記重合
体と塩を形成する相手としては、アルカリ金属であるN
a、にの他、モノーJジー或はトリー(メチルアミン)
、モノ−、ジー、或はトリー(エチルアミン)辱の脂肪
族アミン、モンー、ジー、或はトリーc’xタノールア
ミン)、モノ−、ジー、或はトリー(グロパノールテミ
ン)、メチルエタノールアミシ、ジメチルエタノールア
ミン等のアルコールアミンや、モルホリン、N−メチル
モルホリン等がある。
そして、上記重合体に於ては、親水性構造部分となるモ
ノマー単位の比率が特に重要である。
つまシ、カルボキシル基、スルホン酸基、或は硫酸エス
テル基等の親水性構造部分となるモノマー単位の重量比
が略々、40重量%を超えると、その重合体の染料分子
に対する吸着性が低下して染料分子の分散安定性を悪化
させる。逆に2重量%以下になると重合体自身の水性液
体への溶解性が低下してこの重合体が染料分子と共に水
性液体中で凝集したシ沈降するようになる。そこで、上
記重合体に於ける親水性構造部分の比率として更に好ま
しい処は、重量比で約25〜40%と見られる。
又、この重合体は、その分子量が低過ぎると染料分子の
分散安定性に寄与しないし、逆に、高過ぎるときには、
インク自体の粘度を上げ過ぎる(例えば、20cps以
上に々る)傾向にある0従って、本発明に於ては、この
重合体の分子量の範囲として、約1,000〜100,
000が望ましい。
斯かる重合体は、以下の如き方法に従って製造すること
ができる。例えば、必須上ツマー成分を所定の割合で混
合し、溶液重合法、乳化重合法、懸濁重合法等の方法(
必要に応じ、重合調節剤を用いて)によシ所望の分子量
の重合体を合成する。
その他、酸無水物、エステル、ニトリル基、水酸基等を
含む重合体を最初に作シ、引続きこれ等の基を加水分解
、けん化、硫酸エステル化又は、スルホン化することに
よ多事後的に重合体中にカルボキシル基等を導入させる
方法もある。
又、アミン塩等にする時期はいかなる時でも良く、例え
ば、前記カルボン酸モノマーのアミン塩を川伝て重合す
る方法、重合後、或は、加水分解等の後にアミン等を加
える方法、或は顔料粒子と混合した後にアミン等を加え
る等、何れの方法も採用できる。
上記重合体の使用量は、染料100重量部当シ、略々5
〜200重量部、更に好ましくは、略々、10〜100
重量部の範囲とされる。斯かる範囲の上限を超えるとイ
ンクの色濃度が低下したり、インクの粘度が適正値に保
たれなくなると言った不都合がある。
又、上記下限を下まわるときKは、染料分子の溶解安定
性が不良になる。
本発明では、インク中の色素として水溶性染料を使用す
る。そして、水溶性染料の中でも、直接染料、酸性染料
或いは塩基性染料等は好ましいものである。
又、吐出応答性、吐出安定性等の記録性1紙等の被記録
材への定着性、液媒体への溶解安定性等の点では、次に
示すような染料が本発明に於て、よシ好ましく使用でき
る。即ち、C,1,ペイシックイエロー12.C,1,
ペイシックオレンジ21.C,1,ペイシックオレンジ
22.C,1,ペイシックレッド13.C,1,アシッ
ドイエロー4゜C,1,アシッドイエロー11.C,1
,アシッドイエロー12.C,1,アシッドイエロー1
3.C,1,アシッドイエロー14.C,1,アシッド
イエロー17、C,1,アシッドイエロー18.C,1
,アシッドイエロー25.C,1,アシッドイエロー2
9゜C,1,アシッドイエロー34.C,1,アシッド
イエロー40.C,1,アシッドイエロー41.C,1
,アシッドイエロー53.C,1,アシン)”4Wロー
55゜C,1,アシッドイエロー76、α1.アシッド
イエロー122.C,1,アシッドイエロー172゜C
,1,アシッドレッド15.C,1,アシッドレッド4
、C,1,アシッドレッド8.C,1,アシッドレッド
15.C,1,アシッドレッド19.C,1,アシッド
レッド21.C,1,アシッドレッド30.C,I。
アシッドレッド32.C,1,アシッドレッド34゜C
,1,アシッドレッド37.C,1,アシッドレッド4
0、C,1,アシッドレッド42.C,1,アシッドレ
ッド54.C,1,アシッドレッド106.C,I。
アシッドレッド108.C,1,アシッドレッド110
、C,1,アシッドレッド133.C,1,アシッドレ
ッド172.C,1,アシッドレッド176゜C,1,
アシッドレッド187.C,1,アシッドブルー23.
C,1,アシッドブルー25.C,1,アシッドブルー
41.C,1,アシッドブルー43.C,I。
アシッドブルー45.C,1,アシッドブルー49゜C
,1,アシッドブルー51.C,1,アシッドブルー5
3、C,1,アシッドブルー55.C,1,アシッドブ
ルー56.C,1,アシッドブルーフ8.C,1,アシ
ッドブルー80.C,1,アシッドブルー81゜C,1
,アシッドブルー111.C,1,アシッドブルー12
4.C,1,アシッドブルー145.C,1,アシッド
ブラック16.C,1,アシッドブラック17゜C,1
,アシッドブラック28.C,1,アシッドブラック4
1.C,1,アシッドブラック94.C,1,ダイレク
トイエ0−1.C,1,ダイレクトイエロー2、C,1
,ダイレクトイエロー4.C,1,ダイレクトイエロー
12.C,1,ダイレクトイエロー26゜C,1,ダイ
レクトイエロー33.C,1,ダイレクトイエロー34
.C,1,ダイレクトイエロー41゜C,1,ダイレク
トイエロー42.C,1,ダイレクトイエロー48.C
,1,ダイレクトイエロー49゜C,1,ダイレクトイ
エロー50.C,T、ダイレクトイエロー51.C,L
ダイレクトイエロー72゜C,1,ダイレクトレッド4
.C,1,ダイレクトレッド8.C,1,ダイレクトレ
ッド23.C,1,ダイレクトレッド59.C,1,ダ
イレクトレッド62゜C,1,ダイレクトレッド73.
C,1,ダイレクトレッド75.C,1,ダイレクトレ
ッド7’l、C,1,ダイレクトレッド79.C,1,
ダイレクトレッド81゜C,1,ダイレクトレッド84
.C,1,ダイレクトレッド85.C,Lダイレクトレ
ッド90.C,1,ダイレクトレッド101.C,1,
ダイレクトレッド108、C,1,ダイレクトレッド1
10.C,1,ダイレクトレッド145.C,1,ダイ
レクトレッド189、C,1,ダイレクトブルー34.
C,1,ダイレクトブルー69.C,1,ダイレクトプ
ルーフ0゜C,1,ダイレクトプルーフ1.C,1,ダ
イレクトプルーフ2.C,1,ダイレクトプルーフ5.
C,1,ダイレクトブルー76、C,1,ダイレクトプ
ルーフ8゜C,1,ダイレクトブルー81.C,1,ダ
イレクトブルー82.C,1,ダイレクトブルー83.
C,1,ダイレクトブルー98.C,1,ダイレクトブ
ルー110、C,1,ダイレクトブルー120.C,1
,ダイレクトブルー218.C,1,ダイレクトブルー
239、C,1,ダイレクトブルー258.C,1,ダ
イレクトブラック2.α1.ダイレクトブラック9、C
,1,ダイレクトブラック11.C,1,ダイレクトブ
ラック14.C,1,ダイレクトブラック19゜C,1
,ダイレクトブラック22.C,1,ダイレクトブラッ
ク27.C,1,ダイレクトブラック36゜C,1,ダ
イレクトブラック38.C,1,ダイレクトブラック4
1.C,1,ダイレクトブラック48゜C,1,ダイレ
クトブラック49.C,1,ダイレクトブラック75.
C,1,ダイレクトブラック77゜C,1,ダイレクト
ブラック7g、C,1,ダイレクトブラック80.C,
1,ダイレクトブラック154゜等である。
上述の水溶性染料の含有量は、溶媒成分の種類、インク
に要求される特性等に依存して決定されるが、一般には
記録液全重量に対して、重量パーセントで0.5〜20
%好ましくは0.5〜15チ、よシ好ましくは1〜10
%の範囲とされる。
本発明に適用するインクは水を主な液媒体成分とするも
のであり、例えば水と水溶性の各種有機溶剤との混合物
が使用されることが望ましい。水溶性の有機溶剤として
は、例えばメチルアルコール、エチルアルコール、n−
7’ロピルアルコール、イソブチルアルコール、H−7
”チルアルコール、see −7’チルアルコール。
tert−ブチルアルコール、イソブチルアルコール等
の炭素数1〜4のアルキルアルコール類;ジメチルホル
ムアミド、ジメチルアセトアミド等のアミド類;アセト
ン、ジアセトンアルコール等のケトンまたはケトアルコ
ール類;テトラヒドロフラン、ジオキサン等のエーテル
類;ポリエチレングリコール、ボリプ四ピレングリコー
ル等のポリアルキレングリコール類;エチレングリコー
ル、グロピレングリコール、フチレンゲリコール、トリ
エチレングリコール、1,2゜6ヘキサントリオール、
チオジグリコール、ヘキシレングリコール、ジエチレン
クリコール等のアルキレン基が2〜6個の炭素原子を含
むアルキレングリコール類;グリセリン;エチレンクリ
コール、メチルエーテル、ジエチレンクリコールメチル
(又ハエチル)エーテル、トリエチレングリ;−ルモノ
メチル(又はエチル)エーテル等の多価アルコールの低
級アルキルエーテル類等が挙げられる。
これらの多くの水溶性有機溶剤の中でも、ジエチレング
リコール等の多価アルコール、トリエチレングリコール
モノメチル(又はエチル)エーテル等の多価アルコール
の低級アルキルエーテルは好ましいものである。
インク中の上記水溶性有機溶剤の含有量は、一般にはイ
ンク全重量に対して重量パーセントで5〜95チ、好ま
しくは10〜80チ、よシ好ましくは20〜50%の範
囲とされる。
この時の水の含有量は、上記溶剤成分の種類。
その組成或いは所望されるインクの特性に依存して広い
範囲で決定されるが、インク全重量に対して一般に10
〜90チ、好ましくは10〜70%、よシ好ましくは2
0〜70チの範囲内とされる。
この様な成分から調合されるインクは、それ自体で記録
特性(信号応答性、液滴形成の安定性、吐出安定性、長
時間の連続記録性、長期間の記録休止後の吐出安定性)
保存安定性、被記録材への定着性、或いは記録画像の耐
光性、耐候性、耐水性等いずれもバランスのとれた優れ
たものである。そしてこの様な特性を更に改良する為に
、従来から知られている各種添加剤を更に添加含有せし
めても良い。
例エバ、ポリビニルアルコール、セル四−ス類、水溶性
樹脂等の粘度調整剤;カチオン、アニオン或いはノニオ
ン系の各種界面活性剤、ジェタノールアミン、トリエタ
ノールアミン等の表面張力調整剤;緩衝液によるPH調
整剤等を挙げることができる。
又、記録液を帯電するタイプのインクジェット記録方法
に使用される記録液を調合する為には塩化リチウム、塩
化アンモニウム、塩化ナトリウム等の無機塩類等の比抵
抗調整剤が使用される。
尚、熱エネルギーの作用によって記録液を吐出させるタ
イプのインクジェット記録方法に於て使用する場合には
、熱的な物性値(例えば、比熱、熱膨張係数、熱伝導率
等)が調整されることもある。
ここで、重合体(分散剤)の合成例、及び実施例を示し
て本発明を更に詳説する。
分散剤合成例(部数は重量部) 例1.攪拌器付きの四つロセパラプルフラスコに水50
部、インプロビルアルコール30部、ドデシルベンゼン
スルホン酸ナトリウム0.5部、過硫酸アンモニウム0
.5部を混合し60℃に加温する。別にスチレン5部、
アクリル酸6部、ブチルアクリレート5部、N −メチ
ロールアクリルアミド3部の混合液を分液ロートに入れ
60分かけて徐々に滴下する。滴下終了後温度を80℃
に上げ更に2時間攪拌して・重合を行なった、得られた
、重合体の分子量は約5万であった0 例28例1と同様のフラスコにメチルメタアクリレート
8部、スチレン5部、N−1fc1−ルメタクリルアミ
ド2部、イタコン酸13部、ベンゾイルパーオキサイド
1部、ラウリルメルカプタン1部、ジアセトンアルコー
ル50部、エチレンクリコール20部を仕込み窒素ガス
を通じながら6時間重合した。得られた重合体の分子量
は約3万であった。
以下例2と同様の方法で、下記の原料から重合体を得た
(分子量;約1万5千) (分子量;約2千) (分子量;約8万) (分子量;約8千) 実施例1 上記の各成分を容器の中で充分混合溶解し、孔径1μの
テフロンフィルターで加圧口過したのち、真空ポンプを
用いて脱気処理し記録液とした。該記録液を用いて、ピ
エゾ振動子によって記録液を吐出させるオンデマンド型
記録ヘッド(吐出オリフィス径50μ・ピエゾ振動子駆
動電圧60v1周波数4 KHz )を有する記録装置
により、T、〜T、の検討を行なったところ、゛いずれ
も良好な結果を得た。
(T、)記録液の長期保存性;記録液をガラス容器に密
閉し、−30℃と60℃で12力月間保存したのちでも
不溶分の析出は認められず、液の物性や色調にも変化が
なかった。
(T、)吐出安定性;室温、5℃、40℃の雰囲気中で
それぞれ48時間の連続吐出を行なったが、いずれの条
件でも終始安定した高品質の記録が行なえた。
(T、)吐出応答性;2秒毎の間欠吐出と2力月間放置
後の吐出について調べたが、いずれの場合もオリアイス
先端での目詰りが々く安定で均一に記録された。
(T4)記録画像の品質;下表に記載の被記録材に記録
された画像は濃度が高く鮮明であった。室内光に3力月
さらしたのちの濃度の低下率は1チ以下であシ、また、
水中に1分間浸した場合、画像のにじみはきわめてわず
かであった。
(T1)各種被記録材に対する定着性;下表に記載の被
記録材に印字15秒後、印字部を指でこすり画像ずれ・
ニジミの有無を判定した、いずれも画像ずれ・ニジミ等
がなく優れた定着性を示した。
実施例2 実施例1と同様にして上記の組成の記録液を調合し、記
録ヘッド内の記録液に熱エネルギーを与えて液滴を発生
させ記録を行なうオンデマンドタイプのマルチインクジ
ェットヘッド(吐出オリフィス径35μ1発熱抵抗体抵
抗値150Ω、駆動電圧30■9周波数2KHz)を有
する記録装置を用いて実施例1と同様にT1−T1の検
討を行なったが優れた結果を得た。
実施例3.1〜3.10 以下に示す組成の記録液を調合し、実施例2と同様にし
て検討を行ったが、何れもすぐれた結果を得た。
比較例 実施例1から実施例3.10の記録液において、各々分
散剤を加えないこと以外は全く同様の記録液を調合し実
施例1と同様の検討を行った結果はいずれも次の通シで
あった。
T、 : −30℃と60℃で保存中、6力月目までに
不溶分の析出が起った。
T、:吐出の安定さに欠けていた。
T、ニオリフイス先端で目づま夛を起したOT4 m記
録画像の鮮明さが劣シ、水に浸すと画像かにじんだ。
T、:印字後指でこすると画像ずれ・にじみを起した。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は夫々、インクジェット装置の模式図
である。 第3−a図、第3−b図は別のインクジェット装置の要
部縦断面図および同横断面図である。 第4図は第3−a図、第3−b図に図示したヘッドをマ
ルチ化したヘッドの外観斜視図である。 但し、図において、l・・・記録ヘッド、2a・・・ピ
エゾ振動子、2b・・・振動板、3・・・流入口、4・
・・液室、5・・・吐出オリフィス、6・・・貯蔵タン
ク、7・・・記録液、8・・・供給管、9・・・中間処
理手段、10・・・信号処理手段、11・・・液滴、1
2・25・・・被記録材、S・・・記録信号、14・・
・液室、15・・・発熱ヘッド、16・・・保護層1.
17・・・電極、18・・・発熱抵抗体層、19・・・
蓄熱層、2o・・・基板、26・・・溝である。 特許出願人 キャノン株式会社

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 記録液の小滴を形成し、この小滴を以て被記録材に記録
    液による画像を記録する方法であって、前記記録液が色
    素として水溶性染料を含む水性液媒体中に、親水性構造
    部分と疎水性構造部分とを共に有する高分子分散剤を含
    有して成ることを特徴とするインクジェット記録方法。
JP59148302A 1984-07-16 1984-07-16 インクジエツト記録方法 Pending JPS6069170A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06279718A (ja) * 1993-03-26 1994-10-04 Canon Inc インクジェット用記録液及びこれを用いたインクジェット記録方法及び記録機器
JPH07177598A (ja) * 1993-12-17 1995-07-14 Star Micronics Co Ltd 電気音響変換器及びその製造方法

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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