JPS6068082A - 表面保護層形成方法 - Google Patents
表面保護層形成方法Info
- Publication number
- JPS6068082A JPS6068082A JP58177462A JP17746283A JPS6068082A JP S6068082 A JPS6068082 A JP S6068082A JP 58177462 A JP58177462 A JP 58177462A JP 17746283 A JP17746283 A JP 17746283A JP S6068082 A JPS6068082 A JP S6068082A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- self
- adhesive layer
- sheet
- surface protective
- protective layer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Decoration By Transfer Pictures (AREA)
- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
- Coating Of Shaped Articles Made Of Macromolecular Substances (AREA)
- Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は被着体面に表面保護層を形成する方法に関す
るものであって、さらに詳しくは金属板、ガラス板、木
版、化粧板、プラスチック板の如き板状物品などからな
る被着体の表面が損傷するのを半永久的に防止す兎ため
の表面保護層を形成する方法を提供するものである。
るものであって、さらに詳しくは金属板、ガラス板、木
版、化粧板、プラスチック板の如き板状物品などからな
る被着体の表面が損傷するのを半永久的に防止す兎ため
の表面保護層を形成する方法を提供するものである。
従来、板状物品などからなる被着体の表面保護は、加工
前の段階においては表面保護粘着フィルムを仮着してお
き、加工後においては塗料などを塗設することによって
行われるのが一般的である。
前の段階においては表面保護粘着フィルムを仮着してお
き、加工後においては塗料などを塗設することによって
行われるのが一般的である。
これらの一連の工程は、板状物品への前記フィルムの貼
り付けから始まり、次いで曲げ、絞り、打抜きなどの加
工を行って、さらにフィルムの剥離、表面洗浄、塗装、
乾燥という順序からなっており、煩雑であるばかりか、
洗浄液や塗料には多量の有機溶剤が含まれているために
、安全および衛生上の種々の問題があった。
り付けから始まり、次いで曲げ、絞り、打抜きなどの加
工を行って、さらにフィルムの剥離、表面洗浄、塗装、
乾燥という順序からなっており、煩雑であるばかりか、
洗浄液や塗料には多量の有機溶剤が含まれているために
、安全および衛生上の種々の問題があった。
従ってこの発明の第1の目的は、加工前の板状物品の表
面保護から加工後の表面保護までを簡単に行える表面保
護層の形成方法を提供することにある。
面保護から加工後の表面保護までを簡単に行える表面保
護層の形成方法を提供することにある。
この発明の第2の目的は、施工時に有機溶剤を使用する
ことなく、簡単な操作で表面保護層を形成する方法を提
供することにある。
ことなく、簡単な操作で表面保護層を形成する方法を提
供することにある。
さらにこの発明の第3の目的は、被着体への密着性にす
ぐれた表面保護層を形成することにある。
ぐれた表面保護層を形成することにある。
すなわち、この発明は、アクリル系不飽和単量体と重合
性不飽和基を有する光増感剤とを共重合させてなるアク
リル系共重合体および分子中に少なくとも1個の(メタ
)アクリロイル基を有する光重合性化合物からなる光硬
化型粘着組成物を自己支持性シート(又はフィルム)面
に塗設し、光硬化型粘着層を形成してなる複合シート(
又はフィルム)を被着体面上に前記光硬化型粘着層を介
して貼り合わせて後光照射して前記光硬化型粘着層を硬
化させ、次いで前記自己支持性シート(又はフィルムう
のみを剥離し、前記被着体面に重合硬化物からなる表面
保護層を形成させることを特徴とする表面保護層形成方
法に係るものである。
性不飽和基を有する光増感剤とを共重合させてなるアク
リル系共重合体および分子中に少なくとも1個の(メタ
)アクリロイル基を有する光重合性化合物からなる光硬
化型粘着組成物を自己支持性シート(又はフィルム)面
に塗設し、光硬化型粘着層を形成してなる複合シート(
又はフィルム)を被着体面上に前記光硬化型粘着層を介
して貼り合わせて後光照射して前記光硬化型粘着層を硬
化させ、次いで前記自己支持性シート(又はフィルムう
のみを剥離し、前記被着体面に重合硬化物からなる表面
保護層を形成させることを特徴とする表面保護層形成方
法に係るものである。
この発明の方法によれば、加工前及び加工中の板状物品
などからなる被着体の表面の損傷は、複合シートを貼り
付けておくことによって防止さn、加工後は光照射して
光硬化型粘着層を重合硬化して形成してなる表面保護層
により保護されるので、被着体表面が損傷されることが
ない。しかも施工時に有機溶剤を使用しないので安全お
よび衛生上の問題もない。
などからなる被着体の表面の損傷は、複合シートを貼り
付けておくことによって防止さn、加工後は光照射して
光硬化型粘着層を重合硬化して形成してなる表面保護層
により保護されるので、被着体表面が損傷されることが
ない。しかも施工時に有機溶剤を使用しないので安全お
よび衛生上の問題もない。
tた、一般にベンゾフェノンやベンゾインなどの光増感
剤はアクリル系共重合体との相溶性が悪く、これらと光
重合性化合物とを含む組成物を光硬化させた場合には硬
化が不均一となり、被着体に対する密着性が低下する場
合があるが、この発明の方法においては、光硬化型粘着
組成物中のアクリル系共重合体にあらかじめ光増感基が
導入されているため、光硬化時には硬化が均一となり被
着体に対する密着性のすぐれた表面保護層が形成できる
。
剤はアクリル系共重合体との相溶性が悪く、これらと光
重合性化合物とを含む組成物を光硬化させた場合には硬
化が不均一となり、被着体に対する密着性が低下する場
合があるが、この発明の方法においては、光硬化型粘着
組成物中のアクリル系共重合体にあらかじめ光増感基が
導入されているため、光硬化時には硬化が均一となり被
着体に対する密着性のすぐれた表面保護層が形成できる
。
しかも、硬化時にはアクリル系共重合体と光重合性化合
物とが光増感基を介して結合するだめ表面保護層の耐溶
剤性も良好なものとなる。
物とが光増感基を介して結合するだめ表面保護層の耐溶
剤性も良好なものとなる。
この発明の方法におけるアクリル系共重合体を得るため
に用いるアクリル系不飽和単量体とは、アルキル基の炭
素数が1〜12個のアクリル酸アルキルエステルおよび
メタクリル酸アルキルエステルが挙げられ、これらの1
種または2種以上を使用する。また、これら(メタ)ア
クリル酸アルキルエステルとともにアクリル系不飽和単
量体中40重量%以下の割合でこれらと共重合可能な他
の不飽和単量体の1種または2種以上を併用してもよい
。
に用いるアクリル系不飽和単量体とは、アルキル基の炭
素数が1〜12個のアクリル酸アルキルエステルおよび
メタクリル酸アルキルエステルが挙げられ、これらの1
種または2種以上を使用する。また、これら(メタ)ア
クリル酸アルキルエステルとともにアクリル系不飽和単
量体中40重量%以下の割合でこれらと共重合可能な他
の不飽和単量体の1種または2種以上を併用してもよい
。
他の不飽和単量体としては、酢酸ビニ/lz、プロピオ
ン酸ビニル、(メタ)アクリロニトリル、(メタ)アク
リルアミド、ジアセトンアクリルアミド、スチレンの如
き不飽和単量体、(メタ)アクリル酸、マレイン酸、フ
マル酸、イタコン酸、アリル酢酸などのカルボキシル基
含有単量体、ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、
ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、アリルアル
コール、ポリエチレングリコールと(メタ)アクリル酸
トのモノエステル、ペンタエリスリトールモノアクリレ
ート、トリグリセロールモノアクリレート、エチレング
リコール又はポリエチレングリコールのモノビニルエー
テル、プロピレングリコールまタハボリブロピレングリ
コールのモノビニルエーテルなどの水酸基含有単量体、
グリシジルアクリレート、グリシジルメタクリレートな
どのエポキシ基含有単量体、N−メチロール(メタ)ア
クリルアミド、N−n−ブトキシメチルアクリルアミド
などのN−メチロール基またはN−アルコキシメチル基
含有単量体などが挙げられる。
ン酸ビニル、(メタ)アクリロニトリル、(メタ)アク
リルアミド、ジアセトンアクリルアミド、スチレンの如
き不飽和単量体、(メタ)アクリル酸、マレイン酸、フ
マル酸、イタコン酸、アリル酢酸などのカルボキシル基
含有単量体、ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、
ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、アリルアル
コール、ポリエチレングリコールと(メタ)アクリル酸
トのモノエステル、ペンタエリスリトールモノアクリレ
ート、トリグリセロールモノアクリレート、エチレング
リコール又はポリエチレングリコールのモノビニルエー
テル、プロピレングリコールまタハボリブロピレングリ
コールのモノビニルエーテルなどの水酸基含有単量体、
グリシジルアクリレート、グリシジルメタクリレートな
どのエポキシ基含有単量体、N−メチロール(メタ)ア
クリルアミド、N−n−ブトキシメチルアクリルアミド
などのN−メチロール基またはN−アルコキシメチル基
含有単量体などが挙げられる。
このようなアクリル系不飽和単量体と共重合させてアク
リル系共重合体を得るだめに用いられる重合性不飽和基
を有する光増感剤としては、例えハ、ベンゾイン、ベン
ゾインメチルエーテル、ベンツインエチルエーテル、ベ
ンゾインイソプロピルエーテル、α−メチルベンゾイン
などのベンゾイン類、■−クロロアントラキノン、2−
クロロアントラキノンなどのアントラキノン類、ベンゾ
フェノン、p−クロロベンゾフェノン、p−ジメチルア
ミノベンゾフェノンなどのベンゾフェノン類、ベンジル
ジメチルケタールなどのベンジル類などに、アルキル基
の炭素数が1〜12個の(メタ)アクリル酸アルキルエ
ステルなどを用いて、(メタ)アクリロイル基を導入す
ることによって得られる。
リル系共重合体を得るだめに用いられる重合性不飽和基
を有する光増感剤としては、例えハ、ベンゾイン、ベン
ゾインメチルエーテル、ベンツインエチルエーテル、ベ
ンゾインイソプロピルエーテル、α−メチルベンゾイン
などのベンゾイン類、■−クロロアントラキノン、2−
クロロアントラキノンなどのアントラキノン類、ベンゾ
フェノン、p−クロロベンゾフェノン、p−ジメチルア
ミノベンゾフェノンなどのベンゾフェノン類、ベンジル
ジメチルケタールなどのベンジル類などに、アルキル基
の炭素数が1〜12個の(メタ)アクリル酸アルキルエ
ステルなどを用いて、(メタ)アクリロイル基を導入す
ることによって得られる。
この光増感剤の具体例としては、例えば、4−アクリロ
イルオキシエチルオキシ−4′−クロロベンゾフェノン
、4−メタクリロイルオキシプロピルオキシ−4−クロ
ロベンゾフェノン、4−アクリロイルオキシブチルオキ
シ−4′−クロロベンゾフェノン、ベンゾインカルボニ
ルメチルメタクリレート、(2−ベンゾイル−4−メト
キシ)フェノキシカルボメチルメタクリレート、p−ニ
トロアニリノカルボニルメチルメタクリレート、4−ニ
トロ−1−ナフチルアミ7カルポニルメチルメタアクリ
レートなどが挙げられる。
イルオキシエチルオキシ−4′−クロロベンゾフェノン
、4−メタクリロイルオキシプロピルオキシ−4−クロ
ロベンゾフェノン、4−アクリロイルオキシブチルオキ
シ−4′−クロロベンゾフェノン、ベンゾインカルボニ
ルメチルメタクリレート、(2−ベンゾイル−4−メト
キシ)フェノキシカルボメチルメタクリレート、p−ニ
トロアニリノカルボニルメチルメタクリレート、4−ニ
トロ−1−ナフチルアミ7カルポニルメチルメタアクリ
レートなどが挙げられる。
前記のアクリル系不飽和単量体と重合性不飽和基を有す
る光増感剤とを共重合させるには乳化重合法、溶液重合
法、塊状重合法などの公知の重合方法でよい。この共重
合の際の配合割合としては前記のアクリル系不飽和単量
体100重量部に対して前記の光増感剤が通常は1〜1
0重景部となるようにするのがよい。この光増感剤が少
なすぎると光硬化型粘着層を光硬化させたときの硬化が
不充分となり好ましくない。またこれが多すぎると光硬
化物表面が剥離し易くなり、また硬化物が着色するので
好ましくない。
る光増感剤とを共重合させるには乳化重合法、溶液重合
法、塊状重合法などの公知の重合方法でよい。この共重
合の際の配合割合としては前記のアクリル系不飽和単量
体100重量部に対して前記の光増感剤が通常は1〜1
0重景部となるようにするのがよい。この光増感剤が少
なすぎると光硬化型粘着層を光硬化させたときの硬化が
不充分となり好ましくない。またこれが多すぎると光硬
化物表面が剥離し易くなり、また硬化物が着色するので
好ましくない。
このようにして得られるアクリル系共重合体とともに光
硬化型粘着組成物を構成する分子中に少なくとも1個の
(メタ)アクリロイル基を有する光重合性化合物とは、
分子中に重合しうる二重結合としてのメタアクリロイル
基又はアクリロイル基を少なくとも1個、好ましくは2
個以上有する多官能性のものであシ、例えば、■・4−
ブチルカテコールジ(メタ)アクリレート、■・6−ヘ
キサンゲリコールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチ
ルグリコールジ(メタ)アクリレート、ポリエチレング
リコールジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロ
パントリ(メタ)アクリレート、テトラメチロールメタ
ンテトラ(メタ)アクリレートなどの単量体又はエポキ
シアクリレート、ウレタン変性アクリレート、オリゴエ
ステルアクリレートなどのオリゴマーなどが挙げられ、
これらは必要に応じて2種以上を併用してもよい。
硬化型粘着組成物を構成する分子中に少なくとも1個の
(メタ)アクリロイル基を有する光重合性化合物とは、
分子中に重合しうる二重結合としてのメタアクリロイル
基又はアクリロイル基を少なくとも1個、好ましくは2
個以上有する多官能性のものであシ、例えば、■・4−
ブチルカテコールジ(メタ)アクリレート、■・6−ヘ
キサンゲリコールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチ
ルグリコールジ(メタ)アクリレート、ポリエチレング
リコールジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロ
パントリ(メタ)アクリレート、テトラメチロールメタ
ンテトラ(メタ)アクリレートなどの単量体又はエポキ
シアクリレート、ウレタン変性アクリレート、オリゴエ
ステルアクリレートなどのオリゴマーなどが挙げられ、
これらは必要に応じて2種以上を併用してもよい。
光硬化型粘着組成物におけるこの光重合性化合物と前記
のアクリル系共重合体との配合割合(重量比)は、前者
対後者が80 : 20〜10:90、好ましくは70
:80〜:130ニア0となるようにするのがよい。光
重合性化合物の配合量が多すぎると光硬化型粘着層の光
照射前の凝集性が劣り、側面への糊はみ出しなどが起き
るため好ましくない。また、この配合量が少なすぎると
光硬化型粘着層が光照射によシ充分に硬化しないため好
ましくない。
のアクリル系共重合体との配合割合(重量比)は、前者
対後者が80 : 20〜10:90、好ましくは70
:80〜:130ニア0となるようにするのがよい。光
重合性化合物の配合量が多すぎると光硬化型粘着層の光
照射前の凝集性が劣り、側面への糊はみ出しなどが起き
るため好ましくない。また、この配合量が少なすぎると
光硬化型粘着層が光照射によシ充分に硬化しないため好
ましくない。
このようにして得られるこの発明の光硬化型粘着組成物
には目的に応じて他の配合剤を適量添加することができ
る。配合剤の例としては、製造中の熱重合や保存中の反
応を防止する重合禁止剤例エバハイドロキノン、ハイド
ロキノンモノメチルエーテル、tert−ブチルカテコ
ール、p−ベンゾキノン、2・5− tert−ブチル
ハイドロキノン、フェノチアジンなど、着色又は装飾な
どを目的とする例えば亜鉛華、黄鉛、ベンガラなどの顔
料、トルイジンレッド、フタロシアニンブルー、フタロ
シアニングリ−ンなどの染料、その他金属粉、ガラスピ
ーズ、ガラス粉末、ガラスフレークなど、また被着体面
への接着力の向上を目的とする例えばキシレン樹脂、ク
マロン樹脂などの粘着性付与樹脂などが挙げられる。
には目的に応じて他の配合剤を適量添加することができ
る。配合剤の例としては、製造中の熱重合や保存中の反
応を防止する重合禁止剤例エバハイドロキノン、ハイド
ロキノンモノメチルエーテル、tert−ブチルカテコ
ール、p−ベンゾキノン、2・5− tert−ブチル
ハイドロキノン、フェノチアジンなど、着色又は装飾な
どを目的とする例えば亜鉛華、黄鉛、ベンガラなどの顔
料、トルイジンレッド、フタロシアニンブルー、フタロ
シアニングリ−ンなどの染料、その他金属粉、ガラスピ
ーズ、ガラス粉末、ガラスフレークなど、また被着体面
への接着力の向上を目的とする例えばキシレン樹脂、ク
マロン樹脂などの粘着性付与樹脂などが挙げられる。
この発明の方法では、前記のように構成された光硬化型
粘着組成物は光が透過する有色又は無色透明性の自己支
持性シート(又はフィルム)、例えばポリ塩化ビニルシ
ート又はフィルム、ポリオレフィン系シート又はフィル
ム(エチレン−酢酸ビニル共重合体及びそのケン化物か
らなるシート又はフィルムを含む)、ポリエステルシー
ト又はフィルム(厚さは10〜3ooμmが好ましい)
などの片面に乾燥後の厚みが約1〜1ooμmの範囲で
塗設又は転着され、光硬化型粘着層とされる。
粘着組成物は光が透過する有色又は無色透明性の自己支
持性シート(又はフィルム)、例えばポリ塩化ビニルシ
ート又はフィルム、ポリオレフィン系シート又はフィル
ム(エチレン−酢酸ビニル共重合体及びそのケン化物か
らなるシート又はフィルムを含む)、ポリエステルシー
ト又はフィルム(厚さは10〜3ooμmが好ましい)
などの片面に乾燥後の厚みが約1〜1ooμmの範囲で
塗設又は転着され、光硬化型粘着層とされる。
このように構成された自己支持性シート(又はフィルム
)と光硬化型粘着層とからなる複合シート(又はフィル
ム)は、金属板、ガラス板、木板、化粧板、プラスチッ
ク板などからなる板状物品などの被着体面に、粘着層を
介して貼り付けられる。
)と光硬化型粘着層とからなる複合シート(又はフィル
ム)は、金属板、ガラス板、木板、化粧板、プラスチッ
ク板などからなる板状物品などの被着体面に、粘着層を
介して貼り付けられる。
前記粘着層を重合硬化させるには、高圧水銀灯、超高圧
水銀灯、メタルハライドランプ、カーボンアーク灯、キ
セノン灯などの光源を用いて0.3秒以上、好ましくは
3秒以上光照射を行う。なお、光照射の時期は目的によ
り被着体の加工前でも後でもよい。
水銀灯、メタルハライドランプ、カーボンアーク灯、キ
セノン灯などの光源を用いて0.3秒以上、好ましくは
3秒以上光照射を行う。なお、光照射の時期は目的によ
り被着体の加工前でも後でもよい。
光照射後、自己支持性シート(又はフィルム)のみを剥
離することにより、被着体面には重合硬化物からなる表
面保護層が形成される。硬化により粘着層の塑性流動性
が失われているだめ前記シート(又はフィルム)の剥離
は容易に行える。
離することにより、被着体面には重合硬化物からなる表
面保護層が形成される。硬化により粘着層の塑性流動性
が失われているだめ前記シート(又はフィルム)の剥離
は容易に行える。
以上のように、この発明の方法によれば、被着体面の表
面保護に用いた複合シートに光照射し、自己支持性シー
トを剥すことによって、半永久的に表面を保護しつる表
面保護層を形成することができる。もとより、この発明
の方法は被着体の加工などに関係なく、単に物品面に表
面保護層を形成するだけのだめにも使用できる。
面保護に用いた複合シートに光照射し、自己支持性シー
トを剥すことによって、半永久的に表面を保護しつる表
面保護層を形成することができる。もとより、この発明
の方法は被着体の加工などに関係なく、単に物品面に表
面保護層を形成するだけのだめにも使用できる。
次にこの発明の実施例を示す。以下において部とあるの
は重量部を意味する。
は重量部を意味する。
実施例1
エチルメタアクリレート 80部
メチルメタアクリレート 20部
4−アクリロイルオキシエチルオキシ−4−クロロベン
ゾフェノン 101B アクリル酸 5部 ドテシルベンゼンスルホン酸ナトリウム3部 イオン交換水 100部 上記配合組成物を500 Jのフラスコに仕込み、不活
性ガス下で70℃1時間力a熱撹拌した後、005部の
過硫酸アンモニウムを加えて70℃で5時間反応させア
クリル系共重合体の水分散体を得た。
ゾフェノン 101B アクリル酸 5部 ドテシルベンゼンスルホン酸ナトリウム3部 イオン交換水 100部 上記配合組成物を500 Jのフラスコに仕込み、不活
性ガス下で70℃1時間力a熱撹拌した後、005部の
過硫酸アンモニウムを加えて70℃で5時間反応させア
クリル系共重合体の水分散体を得た。
次にこの水分散体100部(固型分)K対して、テトラ
エチレングリコールジメタアクリレート50部を水分散
体を急速撹拌しつつ徐々に滴下して均一に混合して水分
散性光硬化型粘着組成物とし、これを厚さ60μmのポ
リエチレンシートの片面に乾燥後の厚みが10μmとな
るように塗布し、100°Cで5分間乾燥して光硬化型
粘着層を形成した複合シートを得だ。
エチレングリコールジメタアクリレート50部を水分散
体を急速撹拌しつつ徐々に滴下して均一に混合して水分
散性光硬化型粘着組成物とし、これを厚さ60μmのポ
リエチレンシートの片面に乾燥後の厚みが10μmとな
るように塗布し、100°Cで5分間乾燥して光硬化型
粘着層を形成した複合シートを得だ。
この複合シートをBA仕上げステンレス板5US304
に前記粘着層を介して貼り付けた後、高圧水銀灯(IK
W)で10国の距離から約5秒間紫外線照射して前記粘
着層を硬化させ、次いでポリエチレンシートのみを剥離
して、前記ステンレス板上にアクリル系重合硬化物から
なる表面保護層を形成した。
に前記粘着層を介して貼り付けた後、高圧水銀灯(IK
W)で10国の距離から約5秒間紫外線照射して前記粘
着層を硬化させ、次いでポリエチレンシートのみを剥離
して、前記ステンレス板上にアクリル系重合硬化物から
なる表面保護層を形成した。
実施例2
メチルメタアクリレート 60部
4−アクリロイルオキシブチルオキシ−4′−クロロベ
ンゾフェノン 40部 メタクリル酸 5部 ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム3部 イオン交換水 100部 トffFi!Ii:I/+釦成物を用い、以下実施例1
.と同様の操作にてアクリル系共重合体の水分散体を得
た。
ンゾフェノン 40部 メタクリル酸 5部 ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム3部 イオン交換水 100部 トffFi!Ii:I/+釦成物を用い、以下実施例1
.と同様の操作にてアクリル系共重合体の水分散体を得
た。
一方、ペンタエリスリトールトリアクリレート60部を
1部のドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウムを含む水
60部に添加して急速撹拌して乳化し、光重合性化合物
の水分散体を得た。
1部のドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウムを含む水
60部に添加して急速撹拌して乳化し、光重合性化合物
の水分散体を得た。
この水分散体を上記アクリル系共重合体水分散体80部
(固形分)K混合し、水分散性光硬化型粘着組成物を得
た。
(固形分)K混合し、水分散性光硬化型粘着組成物を得
た。
この組成物を厚さ60μmのポリエチレンシートの片面
に乾燥後の厚みが10μmとなるように塗布し、85℃
で5分間乾燥して複合シートを得た。
に乾燥後の厚みが10μmとなるように塗布し、85℃
で5分間乾燥して複合シートを得た。
この複合シートを用いて実施例1と同様にして表面保護
層を形成した。
層を形成した。
実施例3
ル
エチルメタアクリレート 80部
スチレン 20部
4−メタアクリロイルオキシプロピルオキシ−4−クロ
ロベンゾフェノン 10部アゾビスイソブチロニトリル
0.2部トルエン 100部 上記配上記酸物を70℃で4時間重合し、アクリル系共
重合体を得た。
ロベンゾフェノン 10部アゾビスイソブチロニトリル
0.2部トルエン 100部 上記配上記酸物を70℃で4時間重合し、アクリル系共
重合体を得た。
次にこの共重合体70部(固形分)に対して、テトラメ
チロールメタンテトラアクリレート30部を配合して均
一に混合し、厚さ120μmのポリ塩化ビニルシートの
片面に乾燥後の厚さが5μmになるように塗布し、10
0°Cで5分間乾燥して複合シートを得た。
チロールメタンテトラアクリレート30部を配合して均
一に混合し、厚さ120μmのポリ塩化ビニルシートの
片面に乾燥後の厚さが5μmになるように塗布し、10
0°Cで5分間乾燥して複合シートを得た。
この複合シートを用いて実施例1と同様にして表面保護
層を形成した。
層を形成した。
上記実施例1〜3で得られた表面保護層について鉛筆硬
度、密着力を測定した結果を次表に示す。
度、密着力を測定した結果を次表に示す。
なお、密着力については、被着体を銅板およびアクリル
板として実施例1〜3と同様にして表面保護層を形成し
た場合の値を併記した。
板として実施例1〜3と同様にして表面保護層を形成し
た場合の値を併記した。
また、光照射前の複合シートの接着力(初期接着力)お
よび光照射後自己支持性シートを剥離する際の接着力(
自己支持性シート剥離力)について調べた結果も次表に
併記した。
よび光照射後自己支持性シートを剥離する際の接着力(
自己支持性シート剥離力)について調べた結果も次表に
併記した。
なお、上記測定は次の方法により行った。
初期接着力、複合シートを25mm幅に切断し、BA仕
上げステンレス板SUS 304に貼り付けて30分間
放置後、180度引き剥し接着力を測定した(引き剥し
速度300mm/min、20”cx65%R,H,)
。
上げステンレス板SUS 304に貼り付けて30分間
放置後、180度引き剥し接着力を測定した(引き剥し
速度300mm/min、20”cx65%R,H,)
。
自己支持性シート剥離力;複合シートを25rsm幅に
切断し、BA仕上げステンレス板SUS 304に貼り
付けた後、高圧水銀灯(80w7ctrJ L灯)で1
0cmの距離から約5秒間紫外線営々寸後、自己支持性
シートの180度剥離接着力をi+1定した(引き剥し
速度3 Q Oam/min、20°C×65%RH,
)。
切断し、BA仕上げステンレス板SUS 304に貼り
付けた後、高圧水銀灯(80w7ctrJ L灯)で1
0cmの距離から約5秒間紫外線営々寸後、自己支持性
シートの180度剥離接着力をi+1定した(引き剥し
速度3 Q Oam/min、20°C×65%RH,
)。
鉛筆硬度i JIS−4(−5400に準じ、表面保護
層の硬度を測定した。
層の硬度を測定した。
密着力2表面保護層に、l ffm間隔の切れ目をコキ
盤目状に100個入れ、これに市販のセロ/’%ンちξ
iテープを貼り付け、次いでテープを剥1して’;G
mg目片の残留%で表示しだ。
盤目状に100個入れ、これに市販のセロ/’%ンちξ
iテープを貼り付け、次いでテープを剥1して’;G
mg目片の残留%で表示しだ。
上記実施例からも明らか々ように、この発明の方法によ
れば、被着体上に良好な表面保護層を簡単に形成できる
ことがわかる。
れば、被着体上に良好な表面保護層を簡単に形成できる
ことがわかる。
特許出願人 日東電気工業株式会社
Claims (1)
- (1) アクリル系不飽和単量体と重合性不飽和基を有
する光増感剤とを共重合させてなるアクリル系共重合体
および分子中に少なくとも1個の(メタ)アクリロイル
基を有する光重合性化合物からなる光硬化型粘着組成物
を自己支持性シート(又はフィルム)面に塗設し、光硬
化型粘着層を形成してなる・複合シート(又はフィルム
)を被着体面上に前記光硬化型粘着層を介して貼シ合わ
せて後光照射して前記光硬化型粘着層を硬化させ、次い
で前記自己支持性シート(又はフィルム)のみを剥離し
、前記被着体面に重合硬化物からなる表面保護層を形成
させることを特徴とする表面保護層形成方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58177462A JPS6068082A (ja) | 1983-09-26 | 1983-09-26 | 表面保護層形成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58177462A JPS6068082A (ja) | 1983-09-26 | 1983-09-26 | 表面保護層形成方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6068082A true JPS6068082A (ja) | 1985-04-18 |
JPS6161875B2 JPS6161875B2 (ja) | 1986-12-27 |
Family
ID=16031352
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP58177462A Granted JPS6068082A (ja) | 1983-09-26 | 1983-09-26 | 表面保護層形成方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6068082A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0328231A (ja) * | 1989-06-27 | 1991-02-06 | Dainippon Printing Co Ltd | 電子線照射工程を含むポリ塩化ビニル樹脂製品の加工方法 |
US7351446B2 (en) * | 2002-10-17 | 2008-04-01 | E.I. Du Pont De Nemours & Company | Process for the production of paint coating layers |
-
1983
- 1983-09-26 JP JP58177462A patent/JPS6068082A/ja active Granted
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0328231A (ja) * | 1989-06-27 | 1991-02-06 | Dainippon Printing Co Ltd | 電子線照射工程を含むポリ塩化ビニル樹脂製品の加工方法 |
US7351446B2 (en) * | 2002-10-17 | 2008-04-01 | E.I. Du Pont De Nemours & Company | Process for the production of paint coating layers |
US7422767B2 (en) | 2002-10-17 | 2008-09-09 | E.I. Du Pont De Nemours & Company | Process for the production of paint coating layers |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6161875B2 (ja) | 1986-12-27 |
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