JPS6067982A - 簡易型プラント模擬装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の技術分野］ 本発明は発電プラントの挙動を学習するための簡易型プ
ラント模擬装置に関する。

〔発明の技術的背景とその問題点〕

従来公知の発電プラント運転訓練用のプラン１−肩 模擬装置は、運転訓練という目的から、実機と同じ中央
制御盤が設置され、かつ、各系統共、実機と同じインタ
ーロックが組み込まれていた。

このため、模擬装置が大型化する上１発電ブラントの挙
動を学習しようとしても、中央制御盤上のどこに操作し
ようとするスイッチがあるのか分り難く、複雑なインタ
ーロックを知っておかなければ学習することが困難であ
った。

［発明の目的］ 本発明！中央制御盤上のスイッチの位置や複雑なインタ
ーロックを知らなくとも容易に発電プラントの挙動を学
習することのできるコンパクトな簡易型プラント模擬装
置を提供することを目的とする。

［発明の概要］ このため、本発明は中央制御盤の代りにタッチスクリー
ン付きの表示装置とキイボードを用い。

運転訓練の際にはその表示装置上に発電プラントの操作
しようとするアクチュエータが属する系統の配管計装線
図を表示しておき、訓練者は、そこに表示されているア
クチュエータ群の中から操作しようとするアクチュエー
タをタッチスクリーン上から指で触れることにより指定
し、キイボードからその操作信号を入力することにより
、プラント模擬装置内ではそれに従ってプラントの挙動
を模擬し、その結果を表示装置上の配管計装線図等に表
示するようにしたことを特徴としている。

［発明の実施例］ 以下１本発明の実施例を図面を参照して説明する。

第１図は本発明の一実施例に係る簡易型プラント模擬装
置の構成図を示したもので、■は表示装置、２はタッチ
スクリーン、３はキイボード、４は対話処理手段、５は
表示更新手段、６はプラント模擬手段、７は記憶装置、
８は演算制御装置である。

表示装置１は発電プラント内のボイラ燃料系統。

タービン給水系統等のある系統の配管計装線図、あるい
は、棒グラフ、トレンドグラフが表示される。

タッチスクリーン２は表示装置ｌの画面上に設置されて
おり、その表面を指で触れることにより。

その位置が演算制御装置８に入力される。

キイボーＩ−′３は、指で押されたキイのコードが演算
制御装置８に入力される。

第２図は、対話処理手段４の動作の流れ図を示したもの
である。対話処理手段４は、先ず、タッチスクリーン２
上で指が触れた位置が画面切替え要求を示す位置（例え
ば、その位置は画面の右下の部分としておく）であれば
、キイボード３から画面番号を入力して、その画面の固
定部分（例えば、配管又はタンクのような部分）を表示
装置１上に表示する。タッチスクリーン２上で指が触れ
た位置がアクチュエータの部分であれば、そのアクチュ
エータのタイプに従って、キイボード３から入力した情
報を記憶装置７のアクチュエータの操作信号記憶部に格
納する。そのアクチュエータが制御機構付きであ、ｌｒ
ば、キイボード３から入力した情報を記憶装置７のその
アクチュエータの制御機構の制御信号（手動ｌ自動１手
励信号／自動設定点１手動信号／自動設定点の動作速度
）記憶部に格納する。

表示更新手段５は対話処理手段４でキイボード３から入
力された画面番号に対応する画面の可変部分を周期的に
表示装置１上に表示する。ここで、可変部分とは、プラ
ント模擬手段６で演算され。

記憶装置７に格納されているコントローラの偏差値とか
アクチュエータの状態あるいはプロセス変数の値等であ
り、その表示形態は弁が「開」であれば表示装置ｌ上の
弁のパターン部分の色を赤にし、また、プロセス変数で
あればその値を数値表示。

棒グラフ表示あるいはトレンドグラフ表示とする。

プラント模擬手段６は、発電プラントの挙動を模擬する
。即ち、対話処理手段４により記憶部Ｍ７に格納される
制御機構の制御信号に従って制御機構の挙動を模擬し、
また、対話処理手段４により記憶装置７に格納されるア
クチュエータの操作信号に従ってアクチユエータの状態
を模擬する。次に、発電プラントの動特性を模擬し、且
つ、その結果であるアクチュエータの状態やプロセス変
数の値等を記憶装置７に格納する。

記憶装置７は、対話処理手段４からアクチュエータの操
作信号および制御機構の制御信号と表示装置１上に表示
されている画面番号を格納し、また。

プラント模擬手段６からアクチュエータの状態およびプ
ロセス変数の値等を格納する。

以上の構成で、今、アクチュエータを操作するために、
そのアクチュエータが属している系統の配管計装線図に
表示装置ｌ上の画面を切替える場合には、タッチスクリ
ーン２の右下部分を指で触れることにより画面切替え要
求を出し、その画面番号をキイボード３から入力する。

これにより、対話処理手段４で表示装置ｌ上の画面を所
望の系統の配管計装線図に切替え、先ず、固定部分を表
示する。次に、表示更新手段５で可能部分（アクチュエ
ータの状態やプロセス変数の値等）を表示する。

次いで、表示装置１上の画面のタッチスクリーン２上の
操作しようとするアクチュエータ（この場合、シールイ
ンタイブの弁とし、その状態は全閉で弁の色が緑色とな
っているものとする）のパターン部分を指で触れ、キイ
ボード３から操作方向をｒＤＰＨＮＪと入力する。これ
により、対話処理手段４で記憶部ｗ７のアクチュエータ
の操作信号記憶部に操作方向は「開」であることを格納
する。

プラント模擬手段６は、その操作信号に従って。

弁が全開から決められた弁の動作速度で全開に向って動
作し、そこを流れる流量も増加していくことを模擬し、
記憶部Ｍ７に弁の状態や流量の値を格納する。

また、表示更新手段５は１表示装置ｌｌ上の配管計装線
図の対応する弁の色を赤にし、流量の値も数値表示する
。

このように、表示装置１上に所望の系統の配管計装線図
を表示させ、アクチュエータのパターン部分を指で触れ
るだけで、操作したいアクチュエータを簡単に指定する
ことができ、複雑なインターロックも入っていないので
、発電プラントの運転を熟知していない者でもアクチュ
エータを操作したときの発電プラントの挙動を容易に学
習することができる。

ところで１本発明はタービントリップ、配管破断等のよ
うな異３状態発生機能即ちマルファンクションのオン／
オフも、系統の配管計装線図上にマルファンクションの
パターン部分を表示させ。

これを指で触れることにより、簡単に指定することがで
きる。

第３図はそのための対話処理手段４の流れ図の一部を示
したもので、■から先は第２図の流れ図に移るため省略
している。

先ず、タッチスクリーン２上から配管計装線図上のマル
ファンクションパターン部分を触れれば、マルファンク
ション状態が切り替わる。即ち、このとき記憶部！７に
格納しであるマルファンクションの状態がオフであれば
オンに変更し、且つ表示装置１上の配管計装線図上のマ
ルファンクションパターン部分を赤色にする。このとき
、プラント模擬手段６では、演算式の中に記憶装置７の
マルファンクションの状態の変数も入れておくことによ
り、マルファンクション現象を模擬することができる。

反対にマルファンクションの状態が最初オンであ°　れ
ばオフとし、表示も青色に変える。

一方、タッチスクリーン上で指が触れた位置がマルファ
ンクションのパターン部分でなければ、第２図の■に分
岐し、前述した処理を実行する。

このように、同じ配管ｎ１装線図を用いて、通常時にお
ける発電プラントの挙動と共にマルファンクション時の
挙動も学習できる。

［発明の効果］ 以上のように本発明によれば、表示装置に表示中の配管
計装線図上からアクチュエータを操作したり、マルファ
ンクションをオン／オフしたりすることにより、アクチ
ュエータの状態変化と、それによるプロセス状態の変化
を観察することができ、発電プラントの挙動を容易に学
習することができると同時に、中央制御盤を必要としな
い極めてコンパクトにして取扱いの容易な簡易型プラン
ト模擬装置が得“られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例に係るプラント模擬装置のブ
ロック構成図、第２図は第１図の対話処理手段の動作流
れ図、第３図は本発明の他の実施例に係る対話処理手段
の動作流れ図である。 １・・・表示装置、２・・・タッチスクリーン、３・・
・キイボード、４・・・対話処理手段、５・・・表示更
新手段、６・・・プラント模擬手段、７・・・記憶装置
。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 中央制御盤の代りにタッチスクリーン付きの表示装置と
   キイボードを用いると共に、前記タッチスクリーンおよ
   びキイボードからの入力情報に基づき、前記表示装置上
   に表示する系統の配管計装線図を切替えたり、異常状態
   発生機能をオン／オフしたり、アクチュエータの操作信
   号および制御機構の制御信号をセットしたりする対話処
   理手段と、アクチュエータの状態およびプロセス変数の
   値を前記表示装置の画面上に周期的に表示する表示更新
   手段と、前記異常状態発生機能のオン／オフ信号、ｆｍ
   　ｆｉａアクチュエータの操作信号および前記制御機構
   の制御信号を入力し、前記制御機構の挙動を模擬したり
   、前記アクチュエータの状態を模擬したり、発電プラン
   トの挙動を模擬するプラント模擬手段と、前記異常状態
   発生機能のオン／オフ信号、前記アクチュエータの操作
   信号、前記制御機構の制御信号、前記アクチュエータの
   状態および前記プロセス変数の値を格納する記憶装置と
   を設け、前記表示装置上に表示する同一画面を用いてア
   クチュエータや制御機構の操作と、それによるプロセス
   状態の変化表示とを可能としたことを特徴とする簡易型
   プラント模擬装置。