JPS6067502A - 新規マイトマイシン誘導体 - Google Patents

新規マイトマイシン誘導体

Info

Publication number
JPS6067502A
JPS6067502A JP17675583A JP17675583A JPS6067502A JP S6067502 A JPS6067502 A JP S6067502A JP 17675583 A JP17675583 A JP 17675583A JP 17675583 A JP17675583 A JP 17675583A JP S6067502 A JPS6067502 A JP S6067502A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mitomycin
polysaccharide
spacer
water
amino
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP17675583A
Other languages
English (en)
Inventor
Shozo Muranishi
村西 昌三
Hitoshi Sezaki
瀬崎 仁
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KH Neochem Co Ltd
Original Assignee
Kyowa Hakko Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyowa Hakko Kogyo Co Ltd filed Critical Kyowa Hakko Kogyo Co Ltd
Priority to JP17675583A priority Critical patent/JPS6067502A/ja
Publication of JPS6067502A publication Critical patent/JPS6067502A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Polysaccharides And Polysaccharide Derivatives (AREA)
  • Nitrogen Condensed Heterocyclic Rings (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 たスペーサーにマイトマイシン類を結合させた新規な薬
剤、マイトマイシン酵導体に関する。
従来、アミノ基又はアミド基を有する薬理活性又は治療
活性物質を水溶性の多vM#iと反応させて共有給食せ
しめ、薬理活性、又は治療活性物質の持続性を延長せし
めた紡導体を製造する方法が知られている(時開kf9
o−3zJi4)。
本発明者らはマイトマイシンCについてデキストランを
用いて同様の試みを行ったが、マイ(1) トマイシンCとデキストランが結合した化合物は極めて
収率が低く実質的に得られなかつ,た。
そこでデキストランにアミノカブロン酸等 のスペーサ
−を結合させ、これとマイトマイシンCを反応させた結
果収率よくマイトマイシンCをスペーサーに結合させ、
新規なマイトマイシン鋳導体が得られた。
本発明の新規マイトマイシン酵導体は次の方法によって
得ることができる。
水溶性の多糖類をアルカリ性pHで水に溶解せしめてハ
ロゲン化シアンで活性化せしめ、得られた活性化多M類
とアきノ脂肪酸とを反応せしめてアばノ脂肪酸を多糖類
に結合させて、マイトマイシン類のアミノ基と多糖類に
結合してイルスペーサー即ち脂肪酸のカルボキシル基ト
を反応させてマイトマイシン類がスペーサーを介して多
糖類に結合した目的物を得ることができる。
水溶性の多糖類を活性化せしめる手法自体はロルフ・ア
キセンらによるBur. J. Biocheal(コ
) it巻 31/〜340頁(lり7/)に峠己載の方法
に準じて行えばよい。
すなわち多糖類を水に浴解し、これにハロゲン化シアン
例えに1臭化シアン#塩化シアン−ヨウ化シアン等を加
え、pHを力性ソーダによjj) 70.7付近に維持
する。反応は約12分〜参時間で完了する9 多糖類としてはデキストラ/、セルロース。
アルギン酸等が用いられる。
活性化された多糖類にスペーサーとして末端にアミノ基
を有する脂肪酸例えば6−アミノ−n−カプロン酸t 
δ−アミノ−n−吉草酸、アミノ−n−カプリル#!等
をpHP付近で/−〜4It時間室温で反応させる・ 反応終了恢、pHPの炭酸ソーダ溶液で2万カットのF
紙を用いて限外濾過するか透析することによってスペー
サーが多糖類と結合した中間体を得ることができる。
次いで中間体の溶液にマイトマイシン類を加え適当な細
合剤例えば71−エチル−3−(3(3) 一ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド等を加えて
pHj−4で反応させる。反応は室温で攪拌しながら/
λ〜’11時間で完了する 反応後限外濾過にて洗滌#
濃縮し、アセトンを加えることによって沈殿として目的
物が得る。
マイトマイシン類としてはアミノ基を有するものであれ
ばいずれでもよくマイトマイシン人。
マイトマイシンB、マイトマイシンC及びこれらの誘導
体が用いられる。
得られたマイトマイシン誘導体は用いたマイトマイシン
類と同じ薬理作用を有し、持続性が高められている。
本発明のマイトマイシン誘導体は高分子化合物でメジ、
生体内に投与されると結合しているデキストランの生体
内における動態に似た新たな動態を示すことが期待され
、例えばリンパ移行性の増大、血液中の滞留時間の残長
、酵素の分解を受けにくい等の効果が期待される。
本発明の効果を明らかにするために以下に実施例で得ら
れたマイトマイシンC誘導体(以下(−) MM C−C4−Dxという)について稙々の試験例を
示す。
試験例1 MMC−04−Dxの溶液からマイトマイシンCが遊離
する状況を経時的に限外濾過により測定した。
10哩のMMC−04−D)cをpH74’のリン酸バ
ッファーに溶かし37℃で維持し経時的に限外濾過によ
シ洗浄した残液のJぶり簡における吸光度を測定するこ
とによってM M −04−DXの濃度変化を調べた結
果は第1図に示される。
試験例コ 尿中へのマイトマイシンCの排泄 約2077のマウス1群j匹にマイトマイシンC2MM
C−04−DxをマイトマイシンCとしてjIIFy′
kgの投与量で腹腔内に投与し、尿中に排泄されるマイ
トマイシンCをニジエリシア・コリBを用いるBioa
ss^yの方法によシ測定した。
結果を第一図に示す。
図の各点は/群!匹で3群の平均値を示し、<2> 横軸は、日数、縦軸は排泄量(mcJ/hr)を示す。
試験例J エーリッヒ腹水癌担癌マウスにおける癌増殖抑制効果 約コ011のマウスを用い、エーリッヒ腹水癌細j13
1/、≠X10 個移植後、21時間よシマイトマイシ
ンC又はMM C−04−〜を腹腔内に投与した。移#
i7日恢全腹水採取後顕微鏡にて細胞数を数え丸。投与
量に対する増殖率は第3図に示される。対照群として無
処置群の増殖(t、 j X / 0’個)を100q
A増殖率とシタ。
図における横軸は纒投与量、縦軸は増殖率を表1点につ
いて1群4匹の平均値で示されている。
lはマイトマイシンCを1度に投与し、コはマイトマイ
シンCを!日間連続投与し、JはMMC−04−Dxf
 /度に投与した場合を示す。
試験例参 エーリツヒ腹水癌担癌マウスにおける生存曲線的201
1の2群4匹のマウスにエーリツヒ腹水癌細@ /、 
OX / 0’個移植後−一時間よp本(ぶ) 発明のMMO−c、 −Dx を[L s q/kg、
 5 岬/kg投与した群及び投与しない群(対照群)
について第4図に示される。
横軸は生存日数、縦軸は生存菌数を示す。
次に実施例と同様にして製造した MMO−04−Dx(スペーサー部:r−アミノ−n−
酪酸)、MMO−a6−DX2. MMO−0,−DI
(スペーサー部:ω−アミノ−n−カグツル酸)(以下
それぞれ] 、It 、IIIと略す)についての種々
の試験例を示す。
試験例5(物理化学的性質) 5−1)分子量 し1すべて分子量約7万のデキストランT−70を使用
しているためほぼ同じ分子量と考えられる。
5−2)電荷 pH22における電荷についてOM−セファデックス(
カチオン交換樹脂)への吸着実験の結果を第1表に示す
第1表 この結果より、1.n、DIは生理活性条件下でカチオ
ンとして存在しているが、Iの電荷は非常に弱いと考え
られる。
5−5)マイトマイシンC収率及び含量lは反応収率的
50%で含量約5%、If、1は反応収率的90%で含
量約10%である。スペーサーの短い!ではマイトマイ
シン0が結合しにくいためと考えられ、06以上になる
と収率、含量とも良好になる。
試験例6(放出速度) 37℃、pH7,4のリン酸緩衝液中でのマイトマイシ
ン0とデキストランとの結合体からマイトマイシン0の
放出について第5図に示す。
すなわちマイトマイシン0は一次速度式に従って放出さ
れ、グラフの傾きより半減期をめると夏 10.8時間
、II 22.0時間、N428時間となる。これより
スペーサーの短いものほどマイトマイシンCの放出が速
いことがわかる。
試験例7(制癌活性) マウスp 5881eulccmia を用いたi、 
p、−i、 p。
系での制癌活性を第6図に示す。先に示した放出速度が
制癌活性に反映されており放出速度の速いlでは優れた
効果がみられる。
試験例8(体内挙動) 静脈内投与時の血漿中濃度の変化(第7図)、筋肉内投
与時の筋肉からの消失(第8図)及び腸骨リンパ節中濃
度の変化(第9図)を示す(nについてのみ)。第7図
からlは血中よりの消失が速く、第8図から■は投与部
位の筋肉内に長時間滞留することがわかる。
以下本発明の頼様を示す実施例を示す。
実施例 1tのデキストランT70を蒸留水10〇−に溶解し、
これに臭化シアンα55fを10分毎に3回に分けて液
のpHをI NNaOHで10.7〜10.8を保つよ
うにしながら加えた。得られた混合物を炭酸ソーダで洗
浄して遊離の臭化シアンを除き活性化されたデキストラ
ンを得る。
これに6−アミノ−n−カプロン酸1Fを加え室温でp
H9で攪拌しながら24時間反応させる。反応後pH9
の炭酸ソーダ溶液を用いて限外濾過(2万カツト)を行
い100−とじてデキストランにアミツカプロン酸を結
合せしめた化合物(以下0.−DX という)を得る。
得られた06−DI 5−にマイトマイシン010wv
及び炭酸ソーダ溶液5−を混合し、これに0.2fの1
−エチル−3−(3−ジメチルアミノグロビル)カルボ
ジイミド塩酸塩を加え、I NHOt でpHを5.0
〜6.0に調整して室温で攪拌しながら24時間反応さ
せた。
反応混合物を限外濾過処理し、目的物(MMO−0、−
Dx という)をア七トンにより沈殿として回収した。
収率80%であった。
【図面の簡単な説明】
笛1図は本発明のマイトマイシン0をデキストランと結
合させた化合物から遊離するマイトマイシンOの量を経
時的に示す。 第2図はマウスの尿中の薬物(マイトマイシン0)の排
泄量と時間の関係を示す。 第3図はエーリツヒ腹水癌担癌マウスにおけるマイトマ
イシン誘導体投与量に対する増殖抑制を示す。 第4図はエーリツヒ腹水瘤担癌マウスを用いる生存曲線
を示す。1は対照、2はo、sq/kg。 3は5wII/kllの投与を示す。 第5図はマイトマイシンCとデキストランとの結合体か
らマイトマイシン0の放出の経時的変化を示す。図中、
+、n、mはMMC−04−DxrMMO−(!6− 
DX、 MMO−09−DX をそれぞれ表わす。 第6回は上記結合体のマウスp3BB 11ukcmia を用いたi、 p、 −i、 p、
系での制癌活性を示す。 第7図は上記結合体の静脈内投与時の血漿中濃度の変化
を示す。 第8図は上記結合体の筋肉内投与時の筋肉からの消失を
示す。 第9図は上記結合体の陽骨すンパ筋中濃度の変化を示す
。 (Xン〕曝を事xO−9つ〜つし414#、■JM/輛
!lギ蛙 6 (に)神魂町 (%)81県#王 第5図 時間(hr) 第6図 用」1(1−+1(J 当量マイトZ4シ”、/CA9
)第7図 時間(hr) 第8図 的間(ht−) 第9図 時間(hr) 手 続 補 正 書 1、事件の表示 昭和58年特許願第176755号 2、発明の名称 新規マイトマイシン誘導体 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 郵便番号 100 住所 東京都千代田区大手町−丁目6番1号名称 (1
02)協和醗酵工業株式会社(置: 03−201−7
211 内線2751 )5、補正の内容 第8図を別紙の通り訂正する。 第8図 8寺藺 (hヒ) 手 続 補 正 書 昭和59年2月2θ日 1゜事件の表示 昭和58年特許願第176755号 2、発明の名称 新規マイトマイシン誘導体 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 郵便番号 100 住 所 東京都千代田区大手町−丁目6番1号名称 (
102)協和醗酵工業株式会社昭和59年1月11日(
発送日:59年1月31日)5、補正の対象 図面

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. スペーサーを結合せしめた水浴性の多謝類とマイトマイ
    シン類とを反応させて得られるマイトマイシン類がスペ
    ーサーを介して多糖類と結合した新規まマイト1イシン
    誘導体。
JP17675583A 1983-09-24 1983-09-24 新規マイトマイシン誘導体 Pending JPS6067502A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17675583A JPS6067502A (ja) 1983-09-24 1983-09-24 新規マイトマイシン誘導体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17675583A JPS6067502A (ja) 1983-09-24 1983-09-24 新規マイトマイシン誘導体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS6067502A true JPS6067502A (ja) 1985-04-17

Family

ID=16019240

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17675583A Pending JPS6067502A (ja) 1983-09-24 1983-09-24 新規マイトマイシン誘導体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6067502A (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5497691A (en) * 1978-01-19 1979-08-01 Kyowa Hakko Kogyo Co Ltd New mitomycin derivative

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5497691A (en) * 1978-01-19 1979-08-01 Kyowa Hakko Kogyo Co Ltd New mitomycin derivative

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4563972B2 (ja) 6−メルカプト−シクロデキストリン誘導体:薬物誘導神経筋遮断回復薬
EP0305320B1 (de) Mehrkernige substituierte Komplexbildner, Komplexe und Komplexsalze, Verfahren zu deren Herstellung und diese enthaltende pharmazeutische Mittel
DE69730352T2 (de) Verfahren zur herstellung eines arzneimittelkomplexes
EP2994153B1 (de) Peptide und peptid-wirkstoff-konjugate für renales targeting
KR100596940B1 (ko) 엽산 길항제 및 담체를 포함하는 컨쥬게이트
EP2994152B1 (de) Konjugate zum schutz vor nephrotoxischen wirkstoffen
UA127545C2 (uk) Сполука-агоніст фактора росту і диференціювання 15 (gdf15) та спосіб її застосування
US20050158375A1 (en) Pharmaceutical composition containing liposomes for treating cancer
US6338843B1 (en) Biologically active materials
JPH1095802A (ja) カンプトテシン誘導体
JPH1171280A (ja) 医薬組成物
JPS6067502A (ja) 新規マイトマイシン誘導体
US7781406B2 (en) Production and use of the methotrexate-albumin conjugate as an immunosuppressive agent in GVHD
JP2545729B2 (ja) メトトレキセート誘導体とピラン共重合体の高分子結合体及びその製造方法
US20220227802A1 (en) Antibacterial aminoglycoside derivatives
JPH1160499A (ja) 抗腫瘍剤
JPH01113391A (ja) マイトマイシン誘導体
EP0457570A1 (en) Nucleoside-phospholipid conjugate
CN103833871A (zh) 一种透明质酸-己二酸二酰肼-百里醌接枝物、合成方法及其应用
JPS6216930B2 (ja)
CN111973608B (zh) 一种唾液酸衍生物的用途
CN102294018B (zh) 一种阿霉素与膜联蛋白v偶联物及其制备方法和应用
JPS5920301A (ja) ウロキナ−ゼ・デキストラン誘導体の製造法
JP3322203B2 (ja) 医薬組成物
JP2997848B2 (ja) N―アセチルキトオリゴ糖とマイトマイシン類の複合体及び抗腫瘍剤