JPS6067212A - 車両用結露検出装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の属する技術分野］ 本発明は自動車の窓ガラスの結露を防止する装置などに
適用される結露検出装置に関する。

［背景］ 湿度に応じて電気伝導度が変化しそれに対応した湿度信
号を生じる湿度信号発生手段を採用するタイプの結露検
出装置は、一般に湿度信号発生手段を結露が生じるのと
同じ雰囲気におくことが必要であり、このため車両にお
いても車両窓ガラスに直接貼り付ける方法が用いられる
。しかしながら、このようにすると、窓ガラスを拭くこ
とにより湿度信号発生手段の特性が変化したり、すくな
からず視野を狭めるという問題がある。

［発明の目的］ そこで本発明は、窓ガラスに直接貼り付けなくとも、結
露あるいは結露が生しやすい状態を検出することができ
る車両用結露検出装置を提供することを目的とする。

［発明の構成コ このため本発明は、湿度信号発生手段の温度を外部信号
により変化させる温度調節手段を設け、さらに車両窓ガ
ラスの温度に応じた温度信号を生じる温度信号発生手段
からの温度信号に応答して上記温度調節手段を制御し、
その温度を車両窓ガラスに対応させるように構成するこ
とにより、湿度信号発生手段に車両窓ガラスと同等の雰
囲気を作り出すことを特徴とする。

なお、温度制御に際して湿度信号発生手段の温度を検出
する手段を設けることにより、フィードバック制御を採
用することもできる。

温度信号発生手段は、窓ガラスに直接貼りイ（１けるも
のでも払拭に対して特性が安定した入手し易いものを使
用することができ、また車両の走行速度、外気温度、室
内温度などのカーエアコン制御装置において入手される
データから推定するものであってもよい。

［実施例］ 第１図においＣ１■は湿度セン−１１（湿度信号発生手
段）で、第２図に示すようにベルチェ素子３（温度調節
手段）と一体に形成されている。湿度センサ１の表面に
はその温度を検出する温度センサ２が付着しである。こ
れらセンサおよびベルチェ素子はリード線５を介して外
部回路と接続し”ζあり、ベルチェ素子３に印加する電
力を調節することにより湿度センサ１−の温度が変化さ
れ、湿度センサスの温度に応じた電気信号が温度センサ
２から取り出される。

ここで、湿度センサ１はベルチェ素子３との絶縁が保た
れしかもベルチェ素子３の温度が湿度センサ１に良く伝
わるようにエポキシ系樹脂で接着され、また温度センサ
２もエポキシ系樹脂をにＪ−り湿度センサ１と接着され
ている。

６は車両窓ガラスの温度を検出する温度センサ（温度信
号発生手段）で、結露を検出すべき窓ガラスの表面に取
旬けられている。上記の各センサ１．２．６の発生ずる
信号は信号処理回路７に入力される。

信号処理回路７はマイクｌノニンピユータと称されるデ
ジタルコンピュータが用いられ、」―記各センザの発生
信すをデジタル借りに変換するＡ／Ｄ変換手段８を内蔵
する。

信号処理回路７は第３図に示す制御プログラムを実行す
る。このプログラムによれば、各センサｌ、２．６の信
号を予め定められた手順で処理することにより、窓ガラ
ス表面に結露が生じた状態または生じやすい状態を検出
し、そのときに外部′に検出信号を発生する。この検出
信号は結露防止装置９として、例えばＶ＋綿式ヒータあ
るいはカーエアコンの冷却用熱交換器を作動させる手段
あるいはカーエアコンの空気取り入れを外気取り入れと
する手段等に付与され、車両窓ガラスの結露を防止また
は除去するようになっている。

第３図は信号処理回路７が図示しないカーエアコンの自
動調節機能を併用するものであるとした場合の全体の制
御プログラムの概要を表したものである。第３図におい
て、車両の内気温度、外気温度、目標温度設定器、日射
量、機関冷却水温度、熱交換器の能力等の必要なデータ
を図示しないセンサから人力し、これら入力データに基
づい′ζ温度制御の目標値となる必要吹出温度を計算す
る。

この計算結果によりさらにカーエアコンの温度調節部材
を制御するだめのエアミックスダンパ開度が計算されそ
の結果は、エアミックスダンパを駆動するアクチュエー
タに出力される。さらに、必要吹出温度の引算結果は、
カーエアコンの吹出１」および内外気取り入れ口の切換
のための予め設定した値と比較され、比較検出に対応し
て切換信号が出力される。また、必要吹出温度の計算結
果と外気温度とを比較することにより、冷却用熱交換器
の作動、停止の必要性を判定し、判定結果がり・要であ
る場合にはコンプレッサに作動（ＯＮ）信号を付与する
。判定検出において、冷却用熱交換器の作動が必要であ
るときは、第４図に詳細を示す結露判定ならびに処理ル
ーチンが実行される。

第４図において、ステップ１１では、まず湿度センサ１
、温度センサ２、および窓ガラス温度センサ６からの各
信号がＡ／Ｄ変換手段を介して信号処理回路７の内部メ
モリに入力される。

次ぎにステップ１２では、窓ガラス温度センサ６でへ些
された温度に対応する温度が湿度センサ１に生じるよう
にベルチェ素子３に通電する付与する電力量が計算し、
ステップ１３の処理で計算結果に従う通電を行なうべく
ベルチェ素子３に出力する。

さらに信号処理回路７は、ステップ１４で湿度センサ１
の湿度信号を温度センサ２からの温度信号を参照して結
露判定点と比較することにより、窓ガラスに結露が生じ
る状態にあるか否かを判定する。この判定に際しては、
第５図に示すように空気温度により結露を生じる相対湿
度が異なる（例えば２５℃湿度８０％の空気はＪラス温
度が２１．３℃以下になると凝縮するが、それより高温
では凝縮しない）ため、窓ガラス温度の値が参照される
。この場合、この装置は湿度センサの温度を制御して窓
ガラス温度と同等温度になるようにしているので、温度
センサ２の発生ずる信号を参照することとしている。

判定の結果、結露が生じる状態にある場合は、ステップ
１５で結露防止装置９に作動信号が付与され、結露を防
止または除去し、結露が生じない場合はステップ１６で
結露防止装ｗ９の作動を停止する。

以上のようにこの装置は、第４図の処理を繰り返し実行
することにより、湿度センサ１があたかも検出対象であ
る窓ガラス貼り付けられているかのような温度環境をベ
ルチェ素子３を用いて実現するため、湿度センサからの
信号を正確に判定して結露を検出することができ、また
湿度センサｌの取付けに融通性をもたせることができる
。

［発明の効果］ 上記のように、結露を正確に検出するとともに信号発生
手段の取付けに融通性をもたせることができ、従来装置
の問題を解決することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示すブロック線図、第２図
は湿度センサの構造を示す説明図、第３図および第４図
は第１図の信号処理回路の作動手順を示す制御プログラ
ムのフローチャー１・、第５図は実施例装置の作動特性
図である。 １・・・湿度センサ（湿度信号発生手段）、３・・・ベ
ルチェ素子（温度調節手段）、６・・・温度センサ（温
度信号発生手段）、７・・・信号処理回路（温度制御手
段および判定手段）、１２．１３・・・温度制御手段を
構成するプログラムステツブ、１４・・・判定手段を構
成するプログラムステップ。 代理人　弁理士　岡　部　隆 第１図 第２図 第５図 な叡逼度 第３図　第４図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 湿度に応じ電気伝導度が変化しそれに対応した湿度信号
   を生じる湿度信号発生手段と、この湿度信号発生手段の
   温度を外部信号により変化さセる温度調節手段と、 車両窓ガラスの温度に応じた温度信号を生じる温度信号
   発生手段と、 この温度信号発生手段からの温度信号に応じて前記温度
   調節手段を制御し、前記湿度信号発生手段の温度を車両
   窓ガラスの温度に対応して変化させる温度制御手段と、 前記湿度信号発生手段からの湿度信号に応じて検出信号
   を作成する判定手段と、 を備えてなる車両用結露検出装置。