JP2022082830A - 異常検知システム及び空気調和機 - Google Patents

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Abstract

【課題】室外機に設けられた湿度センサを適切な時期に交換することを可能にする異常検知システムを提供する。【解決手段】室外機に設けられた温度センサ、及び湿度センサから、第1温度データ、及び第1湿度データを取得する第1取得部と、室外機が設けられた地域の第2温度データ、及び第2湿度データを取得する第2取得部と、第1温度データ、第1湿度データ、第2温度データ、及び第2湿度データに基づいて、湿度センサが正常であるか否かを判定する第1判定処理を行う判定部と、判定部の判定結果を出力する出力部と、を備え、判定部は、第1温度データと第2温度データとの温度差分データが温度閾値未満であり、かつ、第1湿度データと第2湿度データとの湿度差分データが湿度閾値未満である場合、湿度センサが正常であると判定し、温度差分データが温度閾値未満であり、かつ、湿度差分データが湿度閾値以上である場合、湿度センサが異常であると判定する。【選択図】図1

Description

本発明は、異常検知システム及び空気調和機に関する。
特許文献1には、室外機に湿度センサが設けられた空気調和機が開示されている。
特開2002-188844号公報
湿度センサにおいて、正常であるか否かの判定精度の向上が求められていた。
したがって、本発明の一態様は、湿度センサが正常であるか否かの判定精度の向上を図ることができる異常検知システム及び空気調和機を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る異常検知システムは、空気調和機の室外機に設けられた湿度センサの異常を検知する異常検知システムであって、前記室外機に設けられた温度センサ、及び前記湿度センサから、第1温度データ、及び第1湿度データを取得する第1取得部と、前記室外機が設けられた地域の第2温度データ、及び第2湿度データを取得する第2取得部と、前記第1温度データ、前記第1湿度データ、前記第2温度データ、及び前記第2湿度データに基づいて、前記湿度センサが正常であるか否かを判定する第1判定処理を行う判定部と、前記判定部の判定結果を出力する出力部と、を備える。前記判定部は、前記第1温度データと前記第2温度データとの温度差分データが温度閾値未満であり、かつ、前記第1湿度データと前記第2湿度データとの湿度差分データが湿度閾値未満である場合、前記湿度センサが正常であると判定する。前記温度差分データが前記温度閾値未満であり、かつ、前記湿度差分データが前記湿度閾値以上である場合、前記湿度センサが異常であると判定する。
本発明の一態様に係る空気調和機は、前記異常検知システムと、前記湿度センサを有する前記室外機と、空調動作を制御する制御部と、を備える。前記制御部は、前記異常検知システムにおいて前記湿度センサが異常であると判定された場合、前記第2取得部が取得した前記第2湿度データに基づいて、空調動作を制御する。
図1は、実施形態に係る異常検知システムと空気調和機のブロック図である。 図2は、図1に示す異常検知システムの動作を説明するためのフローチャートである。 図3は、変形例1に係る空気調和機のブロック図である。 図4は、変形例2に係る空気調和機のブロック図である。
以下に説明する実施形態及び変形例は、本開示の一例に過ぎず、本開示は、実施形態及び変形例に限定されない。この実施形態及び変形例以外であっても、本開示の技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。
(実施形態)
以下、本実施形態の異常検知システム10について、図1を参照して説明する。
異常検知システム10は、空気調和機20の室外機21に設けられた湿度センサ21hの異常を検知するように構成されている。
空気調和機20は、室外機21と、制御部22と、通信部23と、を備えている。室外機21は、温度センサ21tと、湿度センサ21hと、を有している。
温度センサ21tは、室外機21周辺の温度(外気温)を検出する。本実施形態では、温度センサ21tの検出結果を第1温度データともいう。温度センサ21tとしては、例えば、サーミスタが用いられる。
湿度センサ21hは、室外機21周辺の湿度(外気湿度)を検出する。本実施形態では、湿度センサ21hの測定結果を第1湿度データともいう。湿度センサ21hとしては、例えば、抵抗変化型の湿度センサが用いられる。
ここで、温度センサ21t及び湿度センサ21hは、屋外に設置された室外機21に設けられている。そのため、温度センサ21t及び湿度センサ21hは、塵埃等が比較的付着しやすい状況下に設けられている。温度センサ21tでは、サーミスタ素子が樹脂等の電気絶縁体で覆われている。そのため、温度センサ21tに塵埃等が付着した場合でも、測定精度に与えられる影響は小さい。したがって、温度センサ21tは、屋外(室外機21)に設置された場合であっても、測定温度の信頼性が高く、耐久性も高い。一方、湿度センサ21hでは、感湿させるためにセンサ素子を露出させる必要がある。湿度センサ21hに塵埃等が付着した場合、付着した塵埃等が吸湿して測定精度が低下するおそれがある。そのため、湿度センサ21hは、屋外(室外機21)に長時間設置された場合、測定湿度の信頼性が低下するおそれがある。
制御部22は、空気調和機20の空調動作を制御する。具体的には、制御部22は、例えば、空気調和機20の室内機に設けられたマイクロコンピュータである。制御部22は、空気調和機20に設けられた冷凍サイクル機構、室内機に設けられたファン等を制御することにより、冷房運転、暖房運転等の空調動作を制御する。制御部22は、室内機に設けられた温度センサ及び湿度センサそれぞれの測定結果を取得し、温度センサ及び湿度センサそれぞれの測定結果に基づいて空調動作を制御する。さらに、本実施形態では、制御部22は、室外機21に設けられた温度センサ21t及び湿度センサ21hそれぞれの測定結果を取得し、温度センサ21t及び湿度センサ21hの測定結果に基づいて空調動作を制御する。これにより、空気調和機20は、より快適な空気環境をつくることができる。
通信部23は、通信インターフェースであり、ルータ、ゲートウェイ等を介して通信回線NTに接続されている。通信部23は、通信回線NTを介してサーバ30の通信部31と通信可能である。
制御部22は、温度センサ21tの測定結果(第1温度データ)、及び湿度センサ21hの測定結果(第1湿度データ)を、通信部23を介してサーバ30に送信する。例えば、制御部22は、所定のタイミングで第1温度データ及び第1湿度データを送信する。所定のタイミングとは、例えば、空気調和機20の動作開始時、空気調和機20の動作停止時、所定の時刻、所定の周期、異常検知システム10からのデータ要求時等である。
また、制御部22は、場所データ、及び初期稼働日データをサーバ30に送信する。場所データとは、空気調和機20が設置された場所を示す情報であって、例えば空気調和機20の設置場所の住所、郵便番号等である。場所データは、例えばユーザのスマートフォン等を用いて空気調和機20に登録される。初期稼働日データとは、空気調和機20が設置された場所において稼働を初めて開始した日付(年月日)を示す情報である。サーバ17は、記憶部17を有しており、記憶部17に場所データ及び初期稼働日データが記憶される。なお、制御部22が場所データ及び初期稼働日データを送信する構成に限らず、例えば、ユーザがスマートフォン等の通信端末を用いて、場所データ及び初期稼働日データをサーバ30に送信してもよい。
サーバ30は、異常検知システム10と、通信部31と、を備えている。通信部31は、通信インターフェースであり、通信回線NT(例えば、インターネット回線)に接続されている。異常検知システム10は、通信回線NTを介して空気調和機20と双方向の通信が可能である。
異常検知システム10は、第1取得部11と、第2取得部12と、判定部13と、出力部14と、第1閾値設定部15と、第2閾値設定部16と、記憶部17と、を備えている。
異常検知システム10は、例えば、プロセッサ及びメモリを含むマイクロコンピュータを有している。そして、プロセッサがメモリに格納されているプログラムを実行することにより、マイクロコンピュータが、第1取得部11、第2取得部12、判定部13、出力部14、第1閾値設定部15、第2閾値設定部16、及び記憶部17として機能する。プロセッサが実行するプログラムは、ここではマイクロコンピュータのメモリに予め記録されているが、メモリカード等の非一時的な記録媒体に記録されて提供されてもよいし、インターネット等の電気通信回線を通じて提供されてもよい。また、異常検知システム10は、複数の機能が複数のマイクロコンピュータに分散して構成されていてもよい。
第1取得部11は、室外機21に設けられた温度センサ21t及び湿度センサ21hから、第1温度データ、及び第1湿度データを取得する。具体的には、第1取得部11は、空気調和機20の制御部22から送信された第1温度データ及び第1湿度データを、通信部23、通信回線NT、及び通信部31を介して取得する。
また、サーバ30は、通信回線NTを介して、サーバ40と通信可能に構成されている。具体的には、サーバ30の通信部31は、サーバ40に設けられた通信部41と、通信回線NTを介して双方向通信が可能に構成されている。サーバ40は、気象サーバであって、地域ごとの温度データ及び湿度データを格納している。
第2取得部12は、サーバ40から第2温度データ及び第2湿度データを取得する。第2温度データとは、空気調和機20の室外機21が設けられた地域の温度データである。第2湿度データとは、空気調和機20の室外機21が設けられた地域の湿度データである。第2取得部12は、空気調和機20の場所データに対応する地域の温度データ及び湿度データを、第2温度データ及び第2湿度データとしてサーバ40から取得する。なお、第2取得部12が取得する第2温度データ及び第2湿度データは、第1温度データ及び第1湿度データが生成された時刻に対応する時間帯の温度データ及び湿度データである。
判定部13は、室外機21に設けられた湿度センサ21hが正常であるか否かを判定する。本実施形態では、判定部13は、第1判定処理及び第2判定処理を実行することにより、湿度センサ21hが正常であるか否かを判定する。
まず、第1判定処理について説明する。第1判定処理は、第1取得部11及び第2取得部12により取得された第1温度データ、第1湿度データ、第2温度データ、及び第2湿度データに基づいて、湿度センサ21hが正常であるか否かを判定する処理である。具体的には、判定部13は、第1判定処理において、まず温度差分データΔT及び湿度差分データΔHを算出する。温度差分データΔTは、第1温度データと第2温度データとの差分の絶対値である。湿度差分データΔHは、第1湿度データと第2湿度データとの差分の絶対値である。そして、判定部13は、温度差分データΔTと温度閾値Tthとの比較、及び湿度差分データΔHと湿度閾値Hthとの比較を行う。温度差分データΔTが温度閾値Tth未満であり、かつ、湿度差分データΔHが湿度閾値Hth未満である場合、判定部13は、湿度センサ21hが正常であると判定する。また、温度差分データΔTが温度閾値Tth未満であり、かつ、湿度差分データΔHが湿度閾値Hth以上である場合、判定部13は、湿度センサ21hが異常であると判定する。また、温度差分データΔTが温度閾値Tth以上である場合、判定部13は、第1判定処理を終了して、第2判定処理を実行する。つまり、温度差分データΔTが温度閾値Tth以上である場合、判定部13は、第1判定処理による湿度センサ21hが正常であるか否かの判定を保留し、第2判定処理により湿度センサ21hが正常であるか否かを判定する。
ここで、温度閾値Tth及び湿度閾値Hthの設定方法について説明する。
温度閾値Tthは、第1閾値設定部15により設定される。第1閾値設定部15は、室外機21が初期稼働した後の第1タイミングにおいて、温度閾値Tthを設定する。具体的には、第1閾値設定部15は、第1タイミングにおいて、第1取得部11が取得した第1温度データと、第2取得部12が取得した第2温度データとの差分の絶対値を第1温度差分データΔT1として算出する。そして、第1閾値設定部15は、算出した第1温度差分データΔT1に基づいて、温度閾値Tthを設定する。例えば、第1閾値設定部15は、第1温度差分データΔT1に所定の係数(例えば、“1.1”、“1.2”等の1以上の値)を掛けた値を温度閾値Tthとして設定する。
さらに、第1閾値設定部15は、第1タイミングよりも後の第2タイミングにおいて、温度閾値Tthを補正する。具体的には、第1閾値設定部15は、第2タイミングにおいて、第1取得部11が取得した第1温度データと、第2取得部12が取得した第2温度データとの差分の絶対値を第2温度差分データΔT2として算出する。第1閾値設定部15は、第1温度差分データΔT1及び第2温度差分データΔT2に基づいて、温度閾値Tthを補正する。例えば、第1閾値設定部15は、第2温度差分データΔT2から第1温度差分データΔT1を減算した値を、第1タイミングにおいて設定した温度閾値Tthに加算した値を、補正後の温度閾値Tthとする。第2タイミング以降において、判定部13は、補正後の温度閾値Tthを用いて第1判定処理を実行する。
湿度閾値Hthは、第2閾値設定部16により設定される。第1閾値設定部15と同様に、第2閾値設定部16は、室外機21が初期稼働した後の第1タイミングにおいて、湿度閾値Hthを設定する。具体的には、第2閾値設定部16は、第1タイミングにおいて、第1取得部11が取得した第1湿度データと、第2取得部12が取得した第2湿度データとの差分の絶対値を第1湿度差分データΔH1として算出する。そして、第2閾値設定部16は、算出した第1湿度差分データΔH1に基づいて、湿度閾値Hthを設定する。例えば、第2閾値設定部16は、第1湿度差分データΔH1に所定の係数(例えば、“1.1”、“1.2”等の1以上の値)を掛けた値を湿度閾値Hthとして設定する。
さらに、第2閾値設定部16は、第1タイミングよりも後の第2タイミングにおいて、湿度閾値Hthを補正する。具体的には、第2閾値設定部16は、第2タイミングにおいて、第1取得部11が取得した第1湿度データと、第2取得部12が取得した第2湿度データとの差分の絶対値を第2湿度差分データΔH2として算出する。第2閾値設定部16は、第1湿度差分データΔH1及び第2湿度差分データΔH2に基づいて、湿度閾値Hthを補正する。例えば、第2閾値設定部16は、第2湿度差分データΔH2から第1湿度差分データΔH1を減算した値を、第1タイミングにおいて設定した湿度閾値Hthに加算した値を、補正後の湿度閾値Hthとする。第2タイミング以降において、判定部13は、補正後の湿度閾値Tthを用いて第1判定処理を実行する。
上述した第1閾値設定部15及び第2閾値設定部16による、第1タイミングにおける温度閾値Tth及び湿度閾値Hthの設定は、いわゆる初期設定である。温度閾値Tth及び湿度閾値Hthが設定されるまで、判定部13は、第1判定処理を実行することができない。したがって、第1タイミングは、空気調和機20の初期稼働から、比較的短い所定期間(例えば、1日、1週間、1ヶ月など)内のタイミングであることが好ましい。第1閾値設定部15及び第2閾値設定部16は、所定期間内の第1タイミングに生成された第1温度データ及び第1湿度データを用いて温度閾値Tth及び湿度閾値Hthを設定する。例えば、第1閾値設定部15及び第2閾値設定部16は、空気調和機20の初期稼働後において最初に生成された第1温度データ及び第1湿度データを用いて温度閾値Tth及び湿度閾値Hthを設定する。
また、第1閾値設定部15及び第2閾値設定部16による、第2タイミングにおける温度閾値Tth及び湿度閾値Hthの補正は、温度センサ21t及び湿度センサ21hの経年変化等を考慮した温度閾値Tth及び湿度閾値Hthの再設定(見直し)である。したがって、第2タイミングは、空気調和機20の初期稼働又は第1タイミングから、比較的長い所定時間(例えば、1年、3年、5年など)が経過したタイミングであることが好ましい。第1閾値設定部15及び第2閾値設定部16は、空気調和機20の初期稼働(又は第1タイミング)から所定時間が経過した第2タイミングにおいて生成された第1温度データ及び第1湿度データを用いて温度閾値Tth及び湿度閾値Hthを補正する。
なお、第1タイミング及び第2タイミングは、いずれも、特定の時点に限らず、期間であってもよい。例えば、第1閾値設定部15が温度閾値Tthを設定する際に用いる第1タイミングにおける第1温度データは、特定の時点における1回の測定結果に限らず、所定の期間(例えば1週間)における複数回の測定結果の平均値であってもよい。これにより、温度センサ21t、及び湿度センサ21hの測定誤差が、温度閾値Tth及び湿度閾値Hthに与える影響を小さくすることができる。
また、第1閾値設定部15が温度閾値Tthを設定する第1タイミングと、第2閾値設定部16が湿度閾値Hthを設定する第1タイミングとは、同じタイミングであってもよいし、異なるタイミングであってもよい。同様に、第1閾値設定部15が温度閾値Tthを補正する第2タイミングと、第2閾値設定部16が湿度閾値Hthを補正する第2タイミングとは、同じタイミングであってもよいし、異なるタイミングであってもよい。
次に、第2判定処理について説明する。上述したように、判定部13は、第1判定処理において、温度差分データΔTが温度閾値Tth以上であるという結果が得られた場合、第1判定処理を終了して、第2判定処理を実行する。
第2判定処理は、湿度センサ21hの使用期間Puに基づいて湿度センサ21hが正常であるか否かを判定する処理である。第2判定処理において、判定部13は、現在の日付と、記憶部17に記憶されている初期稼働日データとに基づいて、空気調和機20の初期稼働日からの経過期間を、湿度センサ21hの使用期間Puとして算出する。そして、判定部13は、湿度センサ21hの使用期間Puと、記憶部17に予め記憶されている期間閾値Pthとを比較する。判定部13は、湿度センサ21hの使用期間Puが期間閾値Pth未満である場合、湿度センサ21hが正常であると判定する。また、判定部13は、湿度センサ21hの使用期間Puが期間閾値Pth以上である場合、湿度センサ21hが以上であると判定する。
出力部14は、判定部13による第1判定処理又は第2判定処理の判定結果を、通信部31、及び通信回線NTを介して空気調和機20に出力する。空気調和機20の制御部22は、受信した判定部13の判定結果に基づき、空気調和機20の空調動作を制御する。具体的には、制御部22は、湿度センサ21hが正常であるとの判定結果を受信した場合、湿度センサ21hの測定結果を用いた空調動作の制御を継続する。一方、制御部22は、湿度センサ21hが異常であるとの判定結果を受信した場合、湿度センサ21hの測定結果ではなく、第2湿度データを用いた空調動作の制御に切り換える。この場合、制御部22は、サーバ40から直接的、又はサーバ30(異常検知システム10)を介して間接的に、空気調和機20の室外機21が設けられた地域の湿度データである第2湿度データを取得する。つまり、制御部22は、湿度センサ21hが異常であると判定された場合、湿度センサ21hの測定結果を採用せず、空気調和機20(室外機21)が設けられた地域の湿度データに基づいて、空調動作の制御を行う。なお、制御部22が用いる第2湿度データは、過去の第1湿度データと第2湿度データとの差に基づいて補正されてもよい。これにより、第2湿度データが、より空気調和機20の設置場所に応じた値に補正されるので、空気調和機20は、より快適な空気環境をつくることができる。
[異常検知システムの動作]
次に、異常検知システム10の動作について、図2に示すフローチャートを用いて説明する。ここでは、異常検知システム10による湿度センサ21hが正常であるか否かを判定する動作について説明する。
まず、第1取得部11は、室外機21に設けられた温度センサ21t及び湿度センサ21hの測定結果である第1温度データ及び第1湿度データを取得する(S1)。
第2取得部12は、サーバ40から、室外機21が設けられた地域の温度及び湿度である第2温度データ及び第2湿度データを取得する(S2)。なお、ステップS2は、ステップS1よりも前に行われてもよいし、ステップS1と並行して行われてもよい。
判定部13は、第1取得部11が取得した第1温度データ及び第1湿度データ、及び第2取得部12が取得した第2温度データ及び第2湿度データを用いて第1判定処理S10を行う。第1判定処理S10において、判定部13は、第1温度データと第2温度データとの温度差分データΔTが温度閾値Tth未満であるか否かの判定処理を行う(S11)。
温度差分データΔTが温度閾値Tth未満である場合(S11:YES)、判定部13は、第1湿度データと第2湿度データとの湿度差分データΔHが湿度閾値Hth未満であるか否かの判定処理を行う(S12)。
湿度差分データΔHが湿度閾値Hth未満である場合(S12:YES)、判定部13は、湿度センサ21hが正常であると判定する(S13)。この場合、ステップS1へ戻り、第1判定処理S10を繰り返し実行する。
一方、ステップS12において、湿度差分データΔHが湿度閾値Hth以上である場合(S12:NO)、判定部13は、湿度センサ21hが異常であると判定する(S14)。
また、ステップS11において、温度差分データΔTが温度閾値Tth以上である場合(S11:NO)、判定部13は、第1判定処理S10を終了する(S15)。
判定部13は、第1判定処理S10の終了後、第2判定処理S20を行う。
第2判定処理S20において、判定部13は、湿度センサ21hの使用期間Puが期間閾値Pth未満であるか否かの判定処理を行う(S21)。
湿度センサ21hの使用期間Puが期間閾値Pth未満である場合(S21:YES)、判定部13は、湿度センサ21hが正常であると判定する(S22)。この場合、ステップS1へ戻る。
一方、ステップS21において、湿度センサ21hの使用期間Puが期間閾値Pth以上である場合(S21:NO)、判定部13は、湿度センサ21hが異常であると判定する(S23)。
このように、本実施形態によれば、温度センサ21t及び湿度センサ21hから取得した第1温度データ及び第1湿度データと、室外機21が設けられた地域の第2温度データ及び第2湿度データに基づいて、湿度センサ21hが正常であるか否かが判定される。具体的には、湿度センサ21hが正常であるか否かの判定に、温度センサ21tの測定結果である第1温度データも用いている。上述したように、温度センサ21tは、湿度センサ21hに比べて、塵埃などが付着しても測定精度が低下しにくく、屋外での使用に対する耐性が高い。また、気象サーバが配信している気象データは、地域ごとの代表的なデータであって、空気調和機20の設置場所の温度、及び湿度と必ずしも一致しない場合がある。そこで、本実施形態では、まず温度センサ21tの測定結果である第1温度データと、室外機21が設けられた地域の気象データである第2温度データとを比較することにより、湿度センサ21hの測定結果である第1湿度データと比較する基準データとして、気象データが適しているか否かを判定している。第1温度データと第2温度データとの差である温度差分データΔTが温度閾値Tth未満である場合、気象データが基準データに適していると判断される。この場合、湿度センサ21hの測定結果である第1湿度データと、室外機21が設けられた地域の気象データである第2湿度データとを比較することにより、湿度センサ21hが正常であるか否かを判定している。
したがって、本実施形態の異常検知システム10では、単に、湿度センサ21hの測定結果と、気象サーバが配信している気象データとの比較のみを行う場合に比べて、湿度センサ21hが正常であるか否かの判定精度が向上する。湿度センサ21hが異常であると判定された場合、ユーザに湿度センサ21hの交換を促すことにより、湿度センサ21hを適切な時期に交換することが可能となる。
また、本実施形態では、第1温度データと第2温度データとの差である温度差分データΔTが温度閾値Tth以上である場合、気象データが第1湿度データと比較する基準データとして不適であると判断される。この場合、第1湿度データと第2湿度データとの比較を行うことなく、第1判定処理が終了する。これにより、不要な処理が省略されるので、湿度センサ21hが正常であるか否かの判定処理の負荷軽減を図ることができる。
さらに、本実施形態では、気象データが第1湿度データと比較する基準データとして不適であると判断された場合のみ、湿度センサ21hの使用期間Puに基づいて、湿度センサ21hが正常であるか否かを判定している。したがって、本実施形態によれば、湿度センサ21hの使用期間Puが期間閾値Pthを経過している場合であっても、湿度センサ21hが正常であると判定される場合がある。具体的には、温度差分データΔTが温度閾値Tth未満であり、かつ湿度差分データΔHが湿度閾値Hth未満である場合、湿度センサ21hの使用期間Puに関わらず、湿度センサ21hが正常であると判定される。これにより、本実施形態の異常検知システム10では、単に、湿度センサ21hの使用期間のみに基づいて湿度センサ21hが正常であるか否かを判定する場合に比べて、湿度センサ21hが正常であると判定される期間が長くなる可能性がある。したがって、空気調和機20の制御部22による、湿度センサ21hの測定結果を用いた空調制御をより長期間にわたって行うことができる。また、湿度センサ21hの交換頻度の低減を図ることができる。
(変形例)
以下、本実施形態の異常検知システム10の変形例について説明する。以下の説明では、上述した実施形態と同様の構成については、同一の符号を付して説明を適宜省略する。
(変形例1)
上記実施形態では、異常検知システム10は、サーバ30に設けられているが、これに限られない。異常検知システム10は、図3に示すように、空気調和機20に設けられていてもよい。この場合も、上記実施形態と同様の効果が得られる。
(変形例2)
上記実施形態では、第2取得部12は、空気調和機20(室外機21)が設けられた地域の気象データを有する気象サーバであるサーバ40から第2温度データ及び第2湿度データを取得していたが、第2温度データ及び第2湿度データの供給元は気象サーバに限らない。例えば、図4に示すように、第2取得部12は、気象サーバとは異なるサーバ60から第2温度データ及び第2湿度データを取得してもよい。
サーバ60は、複数の空気調和機50(室外機51)それぞれに設けられた温度センサ及び湿度センサの検出結果である温度データ及び湿度データを収集する。サーバ60は、通信インターフェースである通信部61を有しており、通信回線NTに接続されている。複数の空気調和機50の各々は、室外機51に設けられた温度センサ及び湿度センサそれぞれの測定結果を所定のタイミングでサーバ60に送信する。所定のタイミングとは、例えば、空気調和機50の動作開始時、空気調和機50の動作停止時、所定の時刻、所定の周期等である。また、複数の空気調和機50の各々は、空気調和機50の設置場所を示す場所データをサーバ60に送信する。また、複数の空気調和機50と同様に、空気調和機20は、所定のタイミングで温度センサ21tの測定結果、及び湿度センサ21hの測定結果をサーバ60に送信する。また、空気調和機20は、空気調和機20の設置場所を示す場所データをサーバ60に送信する。つまり、空気調和機20は、温度センサ21tの測定結果、湿度センサ21hの測定結果、及び場所データを、サーバ30とサーバ60との両方に送信する。
第2取得部12は、空気調和機20の場所データに基づいて、サーバ60から、空気調和機20の設置場所に対応する地域に設けられた空気調和機50の温度センサ及び湿度センサの測定結果を第2温度データ及び第2湿度データとして取得する。
そして、判定部13は、第1取得部11が空気調和機20から取得した第1温度データ及び第2湿度データと、第2取得部12がサーバ60から取得した第2温度データ及び第2湿度データとに基づいて、第1判定処理を行う。
このように、本変形例の異常検知システム10では、空気調和機20の設置場所に対応する地域に設けられた空気調和機50の温度センサ及び湿度センサの測定結果を第2温度データ及び第2湿度データとして、第1判定処理に用いている。これにより、例えば空気調和機20の近隣の地域に設けられた空気調和機50の温度センサ及び湿度センサの測定結果である第2温度データ及び第2湿度データを、第1温度データ及び第1湿度データと比較する基準データとして用いることができる。したがって、空気調和機20の温度センサ21t及び湿度センサ21hが正常である場合、第1温度データと第2温度データとの差、及び第1湿度データと第2湿度データとの差を小さくすることができ、第1判定処理の判定精度の向上を図ることができる。
また、湿度センサ21hが異常であると判定された場合、制御部22は、空気調和機20の設置場所に対応する地域に設けられた空気調和機50の湿度センサの測定結果である第2湿度データに基づいて空調動作の制御を行う。これにより、湿度センサ21hが異常と判定された場合であっても、空気調和機20の設置場所に応じた空調動作の制御を行うことができる。
なお、本変形例では、異常検知システム10を有するサーバ30と、サーバ60とが別のサーバであったが、同じサーバであってもよい。また、上述した各サーバは、1つの筐体に集約された構成に限らず、クラウド(クラウドコンピューティング)によって実現されていてもよい。
10 異常検知システム
11 第1取得部
12 第2取得部
13 判定部
14 出力部
20 空気調和機
21 室外機
21t 温度センサ
21h 湿度センサ
22 制御部
30 サーバ
40 サーバ
50 空気調和機
51 室外機
60 サーバ
ΔT 温度差分データ
ΔH 湿度差分データ
Ht 湿度閾値
Tth 温度閾値
Pu 湿度センサの使用期間
Pth 期間閾値

Claims (10)

  1. 空気調和機の室外機に設けられた湿度センサの異常を検知する異常検知システムであって、
    前記室外機に設けられた温度センサ、及び前記湿度センサから、第1温度データ、及び第1湿度データを取得する第1取得部と、
    前記室外機が設けられた地域の第2温度データ、及び第2湿度データを取得する第2取得部と、
    前記第1温度データ、前記第1湿度データ、前記第2温度データ、及び前記第2湿度データに基づいて、前記湿度センサが正常であるか否かを判定する第1判定処理を行う判定部と、
    前記判定部の判定結果を出力する出力部と、を備え、
    前記判定部は、
    前記第1温度データと前記第2温度データとの温度差分データが温度閾値未満であり、かつ、前記第1湿度データと前記第2湿度データとの湿度差分データが湿度閾値未満である場合、前記湿度センサが正常であると判定し、
    前記温度差分データが前記温度閾値未満であり、かつ、前記湿度差分データが前記湿度閾値以上である場合、前記湿度センサが異常であると判定する、
    異常検知システム。
  2. 前記判定部は、
    前記第1判定処理において、前記温度差分データが前記温度閾値以上である場合、前記第1判定処理を終了する、
    請求項1に記載の異常検知システム。
  3. 前記判定部は、
    前記第1判定処理を終了した場合、前記湿度センサの使用期間に基づいて前記湿度センサが正常であるか否かを判定する第2判定処理を行い、
    前記第2判定処理において、前記使用期間が期間閾値未満である場合、前記湿度センサが正常であると判定し、前記使用期間が前記期間閾値以上である場合、前記湿度センサが異常であると判定する、
    請求項2に記載の異常検知システム。
  4. 前記室外機の初期稼働後の第1タイミングにおける前記温度差分データである第1温度差分データに基づいて前記温度閾値を設定する第1閾値設定部を更に備える、
    請求項1~3のいずれか1項に記載の異常検知システム。
  5. 前記第1閾値設定部は、前記第1タイミングよりも後の第2タイミングにおける前記温度差分データである第2温度差分データと、前記第1温度差分データとに基づいて、前記温度閾値を補正する、
    請求項4に記載の異常検知システム。
  6. 前記室外機の初期稼働後の第1タイミングにおける前記湿度差分データである第1湿度差分データに基づいて、前記湿度閾値を設定する第2閾値設定部を更に備える、
    請求項1~5のいずれか1項に記載の異常検知システム。
  7. 前記第2閾値設定部は、前記第1タイミングよりも後の第2タイミングにおける前記湿度差分データである第2湿度差分データと、前記第1湿度差分データとに基づいて、前記湿度閾値を補正する、
    請求項6に記載の異常検知システム。
  8. 前記第2取得部は、気象サーバから前記第2温度データ、及び前記第2湿度データを取得する、
    請求項1~7のいずれか1項に記載の異常検知システム。
  9. 前記第2取得部は、複数の室外機に設けられた温度センサ、及び湿度センサの温度データ、及び湿度データを収集するサーバから前記第2温度データ、及び前記第2湿度データを取得する、
    請求項1~7のいずれか1項に記載の異常検知システム。
  10. 請求項1~9のいずれか1項に記載の異常検知システムと、
    前記湿度センサを有する前記室外機と、
    空調動作を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記異常検知システムにおいて前記湿度センサが異常であると判定された場合、前記第2湿度データに基づいて、空調動作を制御する、
    空気調和機。
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