JPS6065719A - リチウムアルミネ−ト粉末の製造方法 - Google Patents

リチウムアルミネ−ト粉末の製造方法

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JPS6065719A
JPS6065719A JP58173720A JP17372083A JPS6065719A JP S6065719 A JPS6065719 A JP S6065719A JP 58173720 A JP58173720 A JP 58173720A JP 17372083 A JP17372083 A JP 17372083A JP S6065719 A JPS6065719 A JP S6065719A
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    • C01F7/00Compounds of aluminium
    • C01F7/02Aluminium oxide; Aluminium hydroxide; Aluminates
    • C01F7/04Preparation of alkali metal aluminates; Aluminium oxide or hydroxide therefrom
    • C01F7/043Lithium aluminates

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の属する技術分野〕 本発明は、溶融炭酸塩燃料電池の主要な構成要素のひと
つである電解質タイルの電解質保持材(以後これをマト
リックスと呼ぶ)として主に用いられるリチウムアルミ
ネート(LiAtO2)の製造方法に関する。すなわち
上記の電解質タイルは電解質となる炭酸アルカリ(例え
ばLi 2CO3−に2COa )および溶融状態の電
解質を保持するためのマトリックスから成るが1本発明
は特にこのマトリックスの原料であるl、1AtO2粉
末の製造方法に関するものである。
〔従来技術とその欠点〕
LiAt0□にはα、β、rの3種類の結晶形態がある
が、1− LiAtO2が高温での安定相とされており
、αおよびβ−LiAt02はいずれも高温で不可逆的
にr−LiAtO2に転移することが知られている。
また、出発原料の種類、加熱条件等により生成するLi
At0□の結晶形態や一次粒子のサイズ、形状などが異
なるものが得られる。LiAt0zの粒子形状としては
塊状、板状、棒状その他が知られている。
一方溶融炭酸塩燃料電池に用いられるマトリックスとし
てのL i AAU2には次のような特性が要求される
イ)電解質を保持する性能に優れること(微細でかつ高
い比表面積を有すること)。
口)耐アルカリ性に優れること(溶融した炭酸塩に対す
る溶解度が小さいこと)。
ハ)耐熱性に優れること(溶融した炭酸塩中でも長期間
結晶形態の変化1粒成長などが起こらないこと)。
二)熱サイクル性能に優れた電解質タイルが得られるこ
と。
一般にマトリックスの電解質保持性能や電解質タイルの
熱ザイクル性能は、マトリックス原料であるLiAtL
J2粉末の粒子形状が大きく影響するとされており、特
に棒状の粒子形状を有するLiAt0zが好ましいとさ
れている。これは特開昭53−140300号公報にも
述べられているように、棒状の結晶粒子がランダムに絡
み合ったフェルト状の構造となるため、溶融した電解質
に対する高い保持性能および熱サイクルに対するi、%
 、itた安定性が得られるとされている。
従って先に述べたような要求を溝たすためには、棒状の
粒子形状を有し、しかも比表面積の高いr−LiAt0
2を用いることか望ましいわけであるが、現在のところ
棒状の粒子形状を有するβ−L i A/−02は知ら
れているものの、棒状の粒子形状を有するr−Li A
4(J2が得られたという・限告は見当らない。
しかも従来の棒状β−L i AAU 2の製造方法に
ついて、も、後述のようにその性状あるいは製造技術上
の問題がある。
L i At02の製造方法は種々開発されているが。
その主な方法には以下のようなものがある。
イ)炭酸塩混合法: LizCOa−KzCす3−A7
2U3の3成分を1合成後の最終的な組成が所定のLi
。CO3−に2CO3−LiAt0□比となるように混
合後加熱して合成する方法 口)水酸化リチウム(LiOH)を用いる方法:Li0
H−At203(あるいはこれにKOHな加える)系混
合物より合成する方法 ハ)クロライド(塩化物)法:溶融したアルカリ塩化物
中でLiOHとAt203(あるいは水酸化アルミニウ
ム)とを反応させる方法 これらの方法の中でイ)の方法は、電解質をあとから混
合する必要が無いため製造工数が少ないという長所をも
っているが、これまでのところリチウム源として炭酸塩
を出発原料とした製法では棒状のLiAt0zが得られ
たという報告は無い。
また口)の方法ではLi0H−KOH−Az203系混
合物に水を加えたスラリーを蒸発乾固し1次いでこれを
大気中で450℃に加熱するかもしくはこの蒸発乾固し
た試料を炭酸ガス雰囲気中で常温で6時間保ち、その後
600℃に加熱する方法などにより。
121rt/glの比表面積を有する棒状のβ−LiA
t02が得られるとされている。しかしながらこの方法
で得られるLiAtO2の比表面積は上記のようにIo
n/gr前後であり′1α解負保持性?1シの息で元号
とはgえず、さらに製造工程中で002雰囲気にすQ必
要があることは製造コスI・・蛍産性嵜の点で問題かあ
る。
一方ハ)の方法は米国ゼネラルエレグトリノクはが開発
した方法である。この方法でt、i反応物:融剤=45
:55(重量比)、Li OH/At203・3H,,
0=102(当量比) 、NaCt:KCl =1 :
 1 (モル比)の条件で650〜700’C:でβを
主体としたLiAt02が、また800’C以上で7・
−LiAt(J2か生成するとしているが、β−LiA
t02の粒子形状は凝集体であり、また1−LiAt0
zについては粒子形状の記載が黒い。
また1本発明者らは上記のJ=化物をi、11f’+す
に用いる方法の改良法として、融剤にNaC2−KCt
系よりも低温で溶融するLiCz−KCz系混合物を用
いる方法を開発し、これにより得られる畝細7よLiA
t02の製造方法につき時計出願中(特開昭5B−45
113号公報参照)であるが、この場合でも合成温度が
3(i0〜900Cの範囲では棒状の粒子形状を有する
LiAt0zを得るごとはできなかった。
一方棒状のβ−LiA70zを得る別な方法として、特
公昭53−1411300号公報に次の様な方法が提案
されている。1ずリチウムイオンとアルミニウムイオン
とを含南する水浴液よりLi2U−At203−n)1
20で表わされるリチウムヒドロキンアルミネートを沈
澱させ、洗伊乾燥後200〜soo ”cで熱処理して
板状もしくは微細結晶状のβ−L+AtO2を得。
次いでこれを炭酸アルカリ融液中で500〜soo”c
で熱処理することにより棒状のβ−LiAjOzを得る
方法である。しかしながら上記特許の方法には沈澱の生
成工程があり、沈澱を生成させる際関〜100℃の間の
所定の温度に保つことが必侠としているが、この方法で
は沈澱を生成させる除の攪拌条件。
温度等により得られるLiAtUzの性状、特に多孔性
、 Li/At比1粒子サイズ等が微妙に変化するため
、再現性の高い均質な性状を有する粉本が得られにくい
という欠点がある。さらに、前記特許では板状もしくは
微細結晶状のβ−L;Ato、を4融炭酸アルカリ中で
500−800“Cで熱処理することにより棒状のβ−
LiAtOzが得られるとしているが。
板状もしくは微細結晶状のβ−1,1AtOzを溶融し
た炭酸アルカリ中で加熱すると、0.2μ〜0.6μ程
度の微細な粒子が数10局間のうちに数μの塊状粒子に
変化し、同時に比表面積の大幅な減少が起こるどbわれ
ており、上記の方法では高い比表面積を有する微細な棒
状LiAt(Jzを得ることはがなりの困難を伴う。
〔発明の目的〕
本発明の目的は上述のよう7よ従来法のもつ欠点を除去
して、製造が容易でしがも尚い比表面積を有する棒状の
粒子形状をもっL i Aj02が得られる新規な製造
方法を提供することにある。
〔発明の要点〕
高い比表面積を有しかつ棒状のり、う−形状をもっLi
AA(Jzを句るため特開昭58−45113号公報に
示したLiCz−KCz糸融剤を用いる改良型塩化物法
につき種々の検討を行なった結果、本発明者らは以下に
述べる方法により、従来知られていたB型のみなりす、
これまで報告がなされていなかったγ皺についても棒状
の粒子形状を有するLiAt(Jzが得られることを見
出した。
棒状のLiAtO2を40る方法は次の3つの工程から
なる。第一工程では、 Li(JH−At203系反応
物とアルカリ金属の塩化物から成る融剤とを、融剤が溶
融する温度以上に加熱することにより板状粒子が凝集し
たβ−LiAtOzを生成させる。次の第二工程では、
融剤および過剰のLiOHを除去する。第三工程では、
得られたβ−LiAtOzを550”C以上の温度で加
熱処理し、棒状のLiAtO2を得る。
ここで第一工程における合成温mlは、後述の実IJI
!i例にも示すように、β−LiAtOzが生成する温
度範囲とする必要がある。第一工程での主生成物がγ−
LiA702では1M三工程での加熱処理を550〜1
000“Cの温度範囲で行1よっても棒状の粒子形状を
有するLiAtO2は得られない。
本発明者らかアルカリ金属塩化物から成る融剤を用いて
種々の検討なMねた結果、融剤の存在下でγ−LiAt
O2が実質上認められる反応温度の下限は650’Cで
あった。従っ゛〔第一工程での合成温度は700’C以
下、好−よしくは650°C以下とする必要がある。ま
た、上述のことより、第一工程で用いられる融剤として
は650℃以下の融点をもつアルカリ金属塩化物の混合
物であれば良く、350℃の融点をもっLiC2−KC
2系や、650’Cの融点をもっNaCt−KCl系等
の融剤を用いることができるが、高い比表面積をもっL
 1At02を得るために3まできるだけ低温で溶融す
る融剤を用いて低温で反応を行なわせる方が良く、この
点からLiCt−KC2系の方が好ましい。
一方第王工程の加熱処理の温度は550〜10UO”L
;が好ましい。500℃以下では棒状の粒子形状に変化
する速度が極めて遅く、“また1ooo”c以上では比
表面積の低下が顕著になり好ましくない。ここで、第三
工程における加熱処理の温度が550〜7()0℃の範
囲では、LiAtO2の結晶形態はB型のままで粒子形
状だけが棒状に変化する。また、加熱処理の温度が75
0℃以上では、γ型でしがも棒状の粒子形状を有するL
iAt02を得ることができる。
このように本発明の方法妃よれば、板状粒子の凝集体か
ら成るβ−LiA7(Jzを加熱処理するだけで棒状の
β−1,1AAO2が得られるばかりでなく、これまで
得ることができなかった棒状の1− L i At02
をも新たに製造することが可能となった。
本発明者らは、上述のような融剤を用いる方法とは別の
方法で得たβ−LiAtOzを加熱処理することによっ
ても、棒状の粒子形状を有するLiAtO2が荀られる
か否かを調査した。その結果を後述の比較例に示す。比
較例ではL i OH−At20a系混合物よりβ−L
iAtO7,を得る方法について検討したものである。
この方法では前記混合物を450℃に加熱することによ
り截粒子状のβ−LiAtOzが得られるが、これを5
00〜1000℃の範囲で加熱処理しても棒状の粒子形
状を有するLiAt0zを得ることはできなかった。
このように、融剤なしでLi 0H−At203系混合
物から合成したβ−LiAtO2ではこれを加熱処理し
ても棒状のLiAt02が得られないのに対し、塩化物
系の融剤を用いて合成したβ−L i ALo□の場合
は加熱処理により棒状のLiAtO2が得られることの
理由については未だ明らかではないが、本発明者らが推
定するに、加熱処理による棒状粒子への変化には加熱処
理前のLiAt0zの結晶形態2粒子形状。
粒子サイズ等の要因と、洗渉後においても微量に残存す
る塩化物、水酸化リチウム等が粒子界面で融剤どして働
くことによる要因とが複雑に影響しているものと考えら
れる。
〔発明の実施例〕
以下に本発明の内容を実施例だもとづいてさらに具体的
に説明する。
実施例I LiAt02の原料として水酸化リチウム1水和物(L
iOH−H□O)と酸化アルミニウム(γ−At203
)を、また融剤として塩化リチウム(LiC6)および
塩化カリウム(KCl)を用意した1、これらの原料を
以下の配合比となるよって秤取した。
反応物:融剤=45=55(重量比) LiOH・HzO/r−AA:+Oz = 1.02 
(当量比)LiC6: KCl、 = 58 : 42
 (モル比)これらの混合物にエチルアルコールを加え
てスラリー状とし、ボールミルにて17時間混合した。
次に真空乾燥器を用いてスラリー中のエチルアルコール
を除去した後、高純度アルミナ製るつぼに入れ、電気炉
中で昇温速度100℃/Hで360〜800℃に昇温し
、1時間加熱保持した後室温まで放冷した。
以上の操作により得られた試料は、生成したL t A
lO2* アルカリ塩化物および僅かに過剰に加えたL
i0H−H2Oの残渣であるLi2O等の混合物である
。そこで、次にL i AzO2のみを分離採取するた
め試料の洗浄を行なった。すなわち、過剰のイオン交換
水中に上記混合物を分散させ、水浴性成分(アルカリ塩
化物、 LizO)’l溶解させた。一定時間攪拌後静
置し、上澄みを除去するいわゆる傾斜法により十分洗浄
をくり返したあと濾過を行なった。なおLi+、 K+
、 ct−などの残存イオンを除去するためさらに涙紙
上で十分水洗し、次いでL i AlO2を分離したあ
と乾燥語中で150’Cて・10時間乾燥した。この乾
燥物の比表面積、結晶形態および粒子形状を調査した結
果を第1図に示す。
第1図かられかるように、合成温度が360〜60(J
℃の範囲では0.5μ以下の倣細な板状粒子のW M+
体から成るβ−LiAt02が得られ、40〜8071
+1;/grO比表面積を有していた。′また7000
以上では、0.5μ以下の微細粒子の凝集体から成るγ
−LiAtOzでありた。
次にこうして得られたLiAt0zのうち合成温度か4
00“C,550“C,700’Cの3柚類のものにつ
き昇温速度100 ”C/Hにて500〜10tlOC
に昇温し、Phi定温度で別時間保持したのち室温まで
放冷した。
この操作により得られた1、1AAOzの比表面4γし
結晶形態および粒子形状を調五した結果を第2図に示す
第2図に九Tように1合成温度が600℃以下で得られ
た板状粒子の&県体から成るβ−L i AtO□を5
50〜1000℃の温度範囲で加熱処理すると、直径が
約0.2〜0.4μで長さが約1−3μの棒状の粒子形
状を有するLiAAOzに変化することがわかる。
1だ得られる棒状LiAj02の結晶プレ態は、加熱処
理の温度が700℃以下ではB屋であったが750°C
以上ではγ型であった。
第3図に合成温度550℃で得られた板状粒子の凝集体
から成るβ−1jAtOzの電子顕微鏡写真を、また第
4図には第3図のβ−LiAtO2を700℃ 24時
間加熱処理して得られた棒状β−LiAtOzの電子顕
微鏡写真を、さらに第5図には第3図のβ−LiAt0
2を800”C24時間加熱処理して得られた棒状r−
LiAt02の電子顕微鏡写真を示す。
実施例2 以下に示す配合比から成るLiOH・H2O−At20
3・3H20(ギブサイl−) −NaC!、−KC1
系混合物を用意し、実施例1と類似の方法により合成温
度の異なる2種類のLiAAO2を調製した。
反応物:融剤=45:55(重量比) LiOH@H20/At203・3H20=1.02 
(当量比)NaC6: KC1= 1 : 1 (モル
v比)合成条件: 650 ’に x I H,800
℃XIH実施例1と同様にして融剤を除去した後のLi
第1表 第1表に示ずようにNaCt−KC7系融剤を用いた場
合でも、合成温度が650℃では実施例1と同様の板状
粒子の凝集体から成るβ−LiAtOzが得られるが、
その比表面積はLi Cz−KC6系融剤を用いた場合
に比べ小さいことがわかる。
次にこれら2つの試料を実施例1と同様に加熱処理して
得られたLiAt0zの性状を第2表に示す。
第2表 第2表に示すように、合成温度が650℃の場合は70
0〜800℃の加熱処理により棒状の粒子形状を有する
LiAtO2が得られるが、その比表面積はLiCz−
KCA系融剤を用いた場合に比べ小さいことがわかる。
一方合成温度を800 ’Cとして得られた板状のγ−
LiAt02の場合は、これを加熱処理しても棒状のL
iAAO2は得られなかった。
比較例 γ・At203.0,1モルを100 のイオン交換水
中に分散させ十分攪拌してスラリー状にした。次に水5
0 中にLiOH*H20を0.2モル溶解させた水溶
液を調製し、これを上記スラリー中に攪拌しつつ徐々に
添加した。この混合物を常温で1時間攪拌した後蒸発皿
に移し、砂浴上でゆっくり水分を蒸発させた。次にこの
粉末を450℃、1.5時間加熱した。こ9して得られ
たものは0.1〜0.2μ程度のサイズを有する微粒子
状のβ−1jAtOzであった。
こうして得られたβ−LiAtOzを実施例1と同様に
して500〜1000℃の範囲で加熱処理した。その結
果、加熱処理温度が700℃以下では0.2μ程度の微
粒子状のβ−1jAtOzであり、800℃以上では1
〜かμ程度の塊状粒子がら成るγ−LiAt(Jzであ
った。
〔発明の効果〕
以上述べたように本発明の方法によれば、操作条件の複
雑な沈澱法などによらなくても高い比表面積を有する棒
状の粒子形状を有するLiA7(Jzを得ることができ
る。
さらに従来知られている棒状のβ−L i At(J 
2に加えて、これまで知られていなかった棒状のγ−L
iAzO,,をも得ることかでき、これにより従来より
も熱サイクル性能および電解質保持性能に優れた溶融炭
酸塩燃料電池用電解質タイルの製造が可能になった。
な、お本発明のLiAt0z、0□粉末の製造方法は、
溶融炭酸塩燃料電池用′電解質マl−IJソックス外に
も。
熱サイクル性能や機械的強度等に優れた性能を要求され
る部分に使用されるLiAt(J2焼結体1例えば溶融
塩などを加熱処理するためのルツボ、耐食性レンガ等の
セラミックスの分野にも適用が可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図はLiCz−KCt系融剤の存在下でLiAt0
2を合成する際の合成温度と生成するLiAt0zの性
状との関係を示す線図、第2図はβ−LiAAOzを加
熱処理する際の温度と生成するLiAt0zの性状との
関係を示す線図、第3図は微細な板状粒子から成る凝集
体状のβ−LiAtOzの電子顕微鏡写真、第4図は棒
状の粒子形状を有するβ−LiAt(J2の框子顕微鏡
写真、第5図は棒状−め粒子形状を有するr−L lA
t02の電子顕微鏡写真である。 8ベラ監席(・C) 才1 閃 才2図 ヤ、ニーvt( づヤA−)で−(

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)次の各工程から成る棒状の粒子形状を有するリチウ
    ムアルミネー) (LiAt02 )粉末の製造方法。 イ) LiAt02の合成原料として酸化アルミニウム
    (At203)あるいは酸化アルミニウムの水和物(A
    t20B −nH2O)と水酸化リチウム(LiOH)
    を、また反応の融剤として650℃以下の融点を有する
    少なくとも二種以上のアルカリ金属塩化物の混合物を用
    い、これらを融剤の融点以上700℃以下の温度に加熱
    してβ−LiAt02を生成させる第一工程、。 口)融剤である塩化物を洗浄除去する第二工程。 ハ)β−LiAtOz粉末を550〜1000°Cの温
    度で加熱処理する第三工程。 2、特許請求の範囲第1項記載の方法において、第一工
    程の融剤として塩化リチウム(LiCt) −塩化カリ
    ウム(KCt )系の混合塩化物を用いることを特徴と
    するりチウムアルミネート粉末の製造方法。
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