JPS6065701A - 塩化水素と塩化アセチルとの分離方法 - Google Patents

塩化水素と塩化アセチルとの分離方法

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JPS6065701A
JPS6065701A JP17216683A JP17216683A JPS6065701A JP S6065701 A JPS6065701 A JP S6065701A JP 17216683 A JP17216683 A JP 17216683A JP 17216683 A JP17216683 A JP 17216683A JP S6065701 A JPS6065701 A JP S6065701A
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chloride
acetyl chloride
hydrogen chloride
gas
acetyl
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Yoshiyuki Harano
原野 嘉行
Tadayoshi Mitani
三谷 忠由
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Daicel Chemical Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は塩化水素と塩化アセチルとの分離方法に関し、
特に無水酢酸及び/又は塩化アセチルの存在下酢酸を塩
素化し、クロル酢酸を製造する際に副生ずる塩化水素を
主体とする反応器排出ガスを冷却した後の排出ガス中の
塩化水素と塩化アセチルとを分離する方法に関するもの
である。
無水酢酸及び/又は塩化アセチルの存在下q′1酸を塩
素化し、クロル酢酸を製☆する方法は良く知られており
、この際に副生する塩化水素は反応器より排出されるが
、この塩化水素ガスと共に反応器に存在するクロルIl
’[酸、無水酢酸・酢酸、塩化アセチル等の揮発性物質
も分圧に相当する組成で同時に排出される。クロル酢酸
の製造を有利に行なうため、この排出ガスを冷却し、凝
縮しイ4)る成分を凝縮回収し、反応器に循環する。凝
縮し得る成分の一部を凝縮除去した後の排ガス中には冷
却温度にもよるが、通常塩化水素と1〜8重hkパーセ
ントの塩化アセチルを含有している。そこで従来から、
この排ガス中の主成分である塩化水素を精製する目的で
硫酸で洗浄する方法(特開昭5l−143596)等の
工夫がなされて来たがこの方法では塩化アセチルは硫酸
と反応し、アセチル硫酸となるため、塩化アセチルとし
て回収することはできず、効率よく塩化水素と塩化アセ
チルとを分離し、回収する方法はまだ実現していな(1
゜ 本発明は前述したような塩化水素と塩化アセチルとの混
合ガスから塩化水素と塩化アセチルとを効率よ(分離し
、両者を高純度で回収することな可能にするために鋭意
検討した結果到達したものであり、特定の溶剤を使用し
気液接触させることにより成ったものである。即ち、本
発明は塩化水素と塩化アセチルとの混合ガスを炭素数8
から13の芳香族炭化水素を主体とする溶剤と気液接触
させ、該溶剤中に塩化アセチルを吸収させることを特徴
とする塩化水素と塩化アセチルとの分離方法である。
本発明の混合ガスは、例えば無水酢酸及び/又は塩化ア
セチルの存在下酢酸を塩素化し、クロル酢酸を製造する
際に副生ずる塩化水素を主体とする反応器排出ガスを冷
却し、凝縮物の一部を除いた後の排出ガスであり、通常
塩化水素に対する塩化アセチルの重量比率が99.5:
0.5から80:20、好ましくは99:1から90:
10のものである。
前記の未凝縮の反応器排出ガス中には塩化水素、塩化ア
セチルの他にクロル#4俊、無水酢酸、酢酸等も含まれ
、このガスを直接本発明の方法により塩化水素と塩化ア
セチルとの分離を行なうことも可能であるが、溶剤とク
ロル酢酸、無水酢酸、酢酸等の分離を行なう必要が生じ
、プロセスが煩雑となるので好ましくない。
本発明で用いる溶剤は炭素数8から13の芳香族炭化水
素を主体とする溶z?lで、その代表的な化合物として
、0−キシレン、m−キシレン、p−キシレン、エチル
ベンゼン、n−プロピルベンゼン、クメン、1,2.3
−)リメチルベンゼン、1,2.4−)IJメチルベン
ゼン、1,3.5− ) ’)メチルベンゼン、1−メ
チル−2−エチルベンゼン、1−メチル−3−エチルベ
ンゼン、1−メチル−4−エチルベンゼン、0−シメン
、 nL−シメン、p−シメン、n−ブチルベンゼン、
イソブチルベンゼン、Bt3c −ブチルベンゼン、t
ert−ブチルベンゼン、1.3−ジエチルベンゼン、
1,4−ジエチルベンゼン、1.2.3.4−テトラメ
チルベンゼン、1.2.35−テトラメチルベンゼン、
1,2.4.5−テトラメチルベンゼン、ヘキサメチル
ベンゼン等のアルキルベンゼン類を挙げることができる
。これらの溶剤はいずれの場合も塩化アセチルの高い溶
解度な示ず。例えば、塩化水素中の塩化アセチル濃度が
60重量パーセントに平衡な溶剤中の塩化アセチジレ濃
度は鎖状炭化水素系の溶剤のほとんどが約10重量パー
セント程度であるのに対し、前記溶剤は20〜30重量
パーセントと約2倍の高い溶解度を示した。このことは
、これらの溶剤が塩化アセチルの吸収溶剤として好まし
い物性を備えて(・ることを示している。又、これ等の
溶剤は塩化アセチルに比べ蒸気圧が低いので、塩化アセ
チルの吸収を行なう際の塩化水素側への蒸発損失も少な
く、後に塩化アセチルとの分離を行なう際にも容易に分
離が可能である。
更に本発明で用いる溶剤は塩化水素、塩化アセチル、酢
酸等接触により変質することなく安定であり、かつ熱的
にも安定であることが必要であるが、この条件をも前記
溶剤は具備して(・る。91えば、炭素数9を主体とす
るアルキルベンゼン混合液、炭素910を主体とするア
ルキルベンゼン合液、炭素数11を主体とするアルキル
ベンゼン混合液各々に数重惜〕くーセントの塩化アセチ
ルと酢酸を添加し、塩化水素の雰囲気下で約1000時
間、130℃の温度で加熱を行ない、加熱前と加熱後の
組成をガスクロ分析により比咬したが、いずれの場合も
なんら変化はみられなかった。
溶剤は塩化水素と塩化アセチルとの混合ガスと接触させ
、実質的に塩化アセチルを溶解し吸収するが、溶剤と該
混合ガスとの接触は接触後の排出ガス中への溶剤の蒸発
損失を押えることにより、該排出ガス中の塩化水素の純
度を高めるという観点より一り0℃〜+3 0 ”C、
好ましくは一10℃〜+20℃の温度で行なうのが好ま
しいい溶剤と該混合ガスとの接触により実質的に塩化ア
セチルを溶解吸収した液は、次に溶I′ollと塩化ア
セチルとの分離を行なうことができる,、溶剤と塩化ア
セチルとの分Allは不活性ガスによる放散、あるいは
蒸留等の操作により容易に行なわれる。
又、該溶解吸収液中には通常2〜3重量パーセントの塩
化水素も溶解しているが、溶j゛−1と塩化アセチルと
の分離の際の塩化アセチルに対する塩化水素の重量比率
は通常1:3から10:1程度になるため、塩化アセチ
ルを凝縮する際に充分に分能される。又、塩化アセチル
を前記の反応器に戻す場合は、このまま塩化水素と共に
戻すことも可能である。
しかるべき方法により塩化アセチルの大部分を分離した
溶剤は再び塩化アセチルを吸収するために使用すること
ができる。
本発明は以上の如くであり、該混合ガスより塩化アセチ
ルの大部分を分離することができ、かつ塩化アセチルと
して回収することも可能であり、更に塩化水素も純度の
高いものが得られる。
以下実施例によって更に本発明を具体的に説明する。
実施例1 無水酢酸及び/又は塩化アセチルの存在下酢酸を塩素化
し、クロル酢酸を製造する反応器からの排出ガスを一2
7℃迄冷却し、凝縮物欠除いた後のガス中は塩化水素が
主体であり、塩化アセチルが3.8重量パーセント含ま
れていた。
このガスを磁性ラシヒリングを5.5 mの高さ充填し
た塔径60mmの塔の下部に2.8 CNtn、” /
 i(〕の速度で仕込んだ。一方、塔の上部より炭素数
9を主体としたアルキルベンゼンより成る市販溶剤スワ
ゾール−1000VC0,05重量パーセントになるよ
うに塩化アセチルを添、IJu ’L、だ液を10℃で
362 (kg/H〕の速度で仕込んだ。塔頂より排出
したガスは塩化水素がほとんどであり、塩化アセチル0
.05重量パーセント、溶剤1.50泗を含んでいた。
塔底より抜き取った液中の塩化アセチル濃度は50重量
パーセントで、塩化水素濃度は25重量パーセントであ
った。この吸収液の一部を塔径40 +、′I+π、2
0段のオールグーショウ塔の7段1]に700 C,!
7/Hr)の速度で仕込んだ塔頂からの蒸気を氷水で冷
却し、凝縮した液の一部を還流比30で塔頂に戻した。
32 [:9/Hr ]で得た留出液は塩化アセチルか
主体で0.05重量パーセントの溶剤を含んでいた。又
、64 s (、!i’/H)の速度で塔底より抜き取
った液中の塩化アセチル磁度は005重量パーセントで
あった。
実施例2 実施例1と同様にして得られた凝縮物を除いた後のガス
中には塩化アセチルが1.5重量パーセント含まれてい
た。このガスを磁性ラシヒリングを0.6(−、lの高
さ充填した塔径6 Q filmの塔の下部に1.2(
Ntn3/Hr )の速度で仕込み、塔の上部より10
℃の市販溶剤スワゾール−1000を6.6 (kg/
H)の速度で仕込んだ。
塔頂より排出したガス中の塩化アセチル濃度は005重
量パーセント以下であり、塔底より抜き取った液中には
塩化アセチルが1.0重量パーセント、塩化水素が2.
3重量パーセント含まれていた。
特許出願人 ダイセル化学工業株式会社

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 塩化水素と塩化アセチルとの混合ガスを炭素数8から1
    3の芳香族炭化水素を主体とする溶剤と気液接触させ、
    該溶剤中に塩化アセチルを吸収させることを特徴とする
    塩化水素と塩化アセチルとの分離方法。
JP17216683A 1983-09-20 1983-09-20 塩化水素と塩化アセチルとの分離方法 Granted JPS6065701A (ja)

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JPS6065701A true JPS6065701A (ja) 1985-04-15
JPH0338201B2 JPH0338201B2 (ja) 1991-06-10

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105084315A (zh) * 2015-07-29 2015-11-25 河南红东方化工股份有限公司 一种氯乙酸生产中盐酸的回收方法

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