JPS606526Y2 - 雨戸落し錠の取付け装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は雨戸落し錠の取付は装置に関し、更に詳しくは
、雨戸のＨ型下框に設けた切欠孔にケース本体の上部の
突出した部分を挿込み、下框内にケース本体を位置させ
ると、ケース本体の側面に設けた弾性を有する係止板と
、下框下端縁に設けた折返し係止片に引掛けるケース本
体下部に切起し設けた弾性脚片とによってワンタッチで
取付けるものである。

従来の雨戸に取付けている落し錠のケースはＨ型下框中
央部平面上にケースを載せ、ケースからの鍔をビスによ
って下框に締付σ固定しているが、下框は狭く、更に前
後の面板が取付は時に邪魔となり、また取付は数が多く
なると一ケづつビスで固定するため非常にやっかいな作
業であつた。

本考案は前記の点を鑑み、この問題の解決を計り、能率
よく簡単に取付けることを目的としたものである。

以下本考案に係る雨戸落し錠取付は装置の一実施例を添
付図面に基いて具体的に説明する。

１は雨戸で、この雨戸１の下框２はＨ型に成形し、この
面板３，３の一方表面３の下端縁は内側に向って僅かに
屈折させて係止片３′を設けである。

更に下框２内の平面部４には後記するケース本体５の突
出部５′を挿込む切欠孔６を設けである。

この切欠孔６の切欠巾はケース本体５の突出部５′に適
合させるか僅かに挟くするとよい。

前記ケース本体５は金属板を折曲げて成形し、このケー
ス本体５の上部方向に突出した突出部５′の両側板ａ、
ｂには対応して一体にして弾性をもつようにして夫々
外側に屈折して係止部８′と受部８″を成形した係止板
８を設けである。

更にケース本体５の下部には切起して弾性をもつように
した脚片９，９を設けである。

ケース本体５内には、上板５″と下板５″′に穿った案
内孔１０．１１に嵌まる錠杆１２を縦挿しである。

錠杆１２はケース本体５の中央に穿った縦方向の案内溝
１３に嵌まるピン１４を設けて、前記案内孔１０．１１
及び案内溝１３に沿って上下動できるようにしである。

またケース本体５内には前記ピン１４を遊嵌する誘導孔
１５を有する作動片１６の端部を枢着し、作動片１６の
揺動によって、前記ピン１４を介して錠杆１２を案内孔
１０．１１に沿って上下動させる。

作動片１６は前記上板５″の案内孔１０を通して外部に
突出させた把手部１６′を設けである。

更にケース本体５には切起した受片１７を設け、この受
片１７と作動片１６との間に圧縮スプリング１８を介装
して作用させ、錠杆１２の上昇時又は施錠時には作動片
１６の位置を安定するように設けである。

本考案は前記の構成であるから、ケース本体５を下框２
の内部切欠孔６に向けて上部の突出部５′を挿込むと、
ケース本体５の上部側板に設けた弾性を有した係止板８
は切欠孔６に挿込まれる時には縮められ、切欠孔６を通
ると反発してケース本体５の肩部１９と、側板からの係
止板８の係止部８′により下框２内の平面部４を挟持す
ると共に係止板８の受部８″で押付け、更にケース本体
５の下部脚片９を下框表面の係止片３′に引掛は係止し
て取付けるものであって、ケース本体は係止板８及び脚
片９によって外れは防止でき、また横方向への移動は係
止板８の受部８″の作用で防止できる。

従ってケース本体５を取付けるにはビス等を用いずにワ
ンタッチで取付は固定でき、しかも取付は作業は面倒が
なく簡単で能率的である。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案に係る雨戸落し錠取付は装置の一実施例を
示すもので、第１図は縦断側面図、第２図は第１図Ｘ−
Ｘ線の内側から見た断面図である。 １・・・・・・雨戸、２・・・・・・下框、３・・・・
・・面板、３′・・・・・・係止片、４・・・・・・平
面部、５・・・・・・ケース本体、５′・・・・・・突
出部、５″・・・・・・上板、５″′・・・・・・下板
、６・・・・・・切欠孔、８・・・・・・係止板、８′
・・・・・・係止部、８″・・・・・・受部、９・・・
・・・脚片、１０．１１・・・・・・案内孔、１２・・
・・・・錠杆、１２′・・・・・・受部、１３・・・・
・・案内溝、１４・・・・・ゼン、１５・・・・・・誘
導孔、１６・・・・・・作動片、１６′・・・・・・把
手部、１７・・・・・・受片、１８・・・・・・スプリ
ング、１９・・・・・・肩部。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 内部の平面部にケース本体から突出させた突出部を挿込
   む切欠孔を穿った雨戸下框と、前記ケース本体の突出部
   の側部に、ケース本体を外れないように係止する弾性を
   有する係止板を設け、更に下部には、下框の係止片に引
   掛ける弾性脚片を設け、ケース本体を前記切欠孔内で、
   ケース本体肩部と係止板の係止部によって挟持すると共
   に弾性脚片で固定するようにした雨戸落し錠の取付は装
   置。