JPS606478Y2 - ワイヤロ−プ類の点検治具 - Google Patents

ワイヤロ−プ類の点検治具

Info

Publication number
JPS606478Y2
JPS606478Y2 JP11346281U JP11346281U JPS606478Y2 JP S606478 Y2 JPS606478 Y2 JP S606478Y2 JP 11346281 U JP11346281 U JP 11346281U JP 11346281 U JP11346281 U JP 11346281U JP S606478 Y2 JPS606478 Y2 JP S606478Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
casings
jig
main body
protrusion
detection piece
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP11346281U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5818995U (ja
Inventor
睿 高井
寛 野坂
Original Assignee
三菱重工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 三菱重工業株式会社 filed Critical 三菱重工業株式会社
Priority to JP11346281U priority Critical patent/JPS606478Y2/ja
Publication of JPS5818995U publication Critical patent/JPS5818995U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS606478Y2 publication Critical patent/JPS606478Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Testing Of Devices, Machine Parts, Or Other Structures Thereof (AREA)
  • Ropes Or Cables (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はワイヤロープ類の点検治具に係る。
ワイヤロープ類とくに揚重機に使用するロープは、安全
性を完壁1こ確保するために月例点検が義務づけられて
いる。
その点検方法は大半が目視検査で1、せいぜい手袋をし
た手でワイヤ(素線)の切断やふくれを点検しているも
のと思われる。
この場合、素線の先端が手にささる不安があり、又手袋
を丈夫にすると感覚が鈍くなる欠点がある。
又グリスの中に切片がかくれているときは、これを見落
す不具合があった。
本考案は従来の目視検査による諸欠点を除去することを
目的とし、(1)簡単な操作で点検治具をワイヤロープ
類の点検対象物に取付可能にするため円環状体を半割の
2分割にする。
(2)検出片の先端形状を点検対象物の表面形状にし、
治具本体と共に検出片を上下へ摺動させることによって
切断や変形を容易に点検可能にしたものである。
本考案を第1図ないし第5図に示された1実施例に基づ
いて説明する。
第1図は本考案の点検治具の使用状態を示す1部横断の
平面図で、1は本考案の点検対象であるワイヤロープ(
JIS等で規定された市販品)で、心網2、素線(ワイ
ヤ)3、ストランド4及びストランドの心5が構成され
ている。
次に、点検治具を説明すると、治具本体20は円環状筐
体を2分割した形状の半円環状筐体20a、20bとす
る。
各筐体20a、20bは第3図に側断面図に示すごとく
夫々内板7、外板8と上板9、下板10により筐体に構
成されており、外板8の外周には夫々第5図のばね押え
板11が配設されている。
同押え板11を外板外周に接着させるには、その1端フ
ツク13を各外板8の端部にかけたのち、押え板11の
ばね復元力(取付前はほぼ11′のごとくなっている)
に抗して外板外周に押しつけ、他端のピン止め部12を
互に合わせて、第1図、第2図に示すごとくピン14を
通し枢着して組立てる。
第2図では各筐体20a、20bをピン14によって結
合した状態を簡略に示しているが、上板9と下板10を
夫々フォーク状に成形し、これに上記ばね押え板11の
ピン止め部12を合わせ、該部にピン14を挿入してか
しめ付けることにより、前記ピン部を枢支点として本体
20を構成する各筐体20 ay 20 bは外周のば
ね押え板11の復元力の付勢により容易に開放可能にな
っている。
検出片6の本体20への取付状態を説明すると、同検出
片6はこの実施例では6個(ワイヤロープ1のストラン
ド4の数と同じ)あり、夫々外板8の切欠部8a(第3
図に示す)から挿入して内板7の開口部を通過させるが
、リブ22により脱出を防止している。
又各検出片6は第1図に示す内側突起部19(これはス
トランド4の表面形状に近い形となっている)を有し、
同突起部19には第4図に示すごとくストランド4のね
じれに沿うように角度がつけられており、外側に設けた
凹部には外端かばね押え板11が保持されている2個の
圧縮ばね16の内端部を挿着して検出片6に背圧力をか
けている。
つまり、各検出片6は点検時その先端突起部19が圧縮
ばね16により夫々押圧されてワイヤロープのストラン
ド4の表面に密接するか、開状態の本体20を上下に摺
動させるときストランド4の凹凸に順応して検出片6が
圧縮ばね16に抗し、内板17に設けた案内部15(内
板の開口部を押し曲げて成形)に沿って摺動可能である
ように本体20、即ち各筐体20a、10bの内部に収
容支持されている。
なお、17.18は2分割された本体20を点検時の取
付状態に固定するため、各筐体20a。
20bの開閉側端部に対向して取付けた固定又は解放用
の部材、例えば1対のマグネットである。
点検時の作用を説明すると、(a)治具本体20を枢着
ピン14を中心として開状態にし、点検対象のワイヤロ
ープ1に当てかう。
(b)各ストランド4の表面凹凸部に夫々各検出片6の
内側突起部19(ストランドのねじれに沿う角度が付い
ている)が沿うようにしたのち、本体20をマグネット
17.18により閉状態に保持固定する。
この開状態では圧縮ばね16により各検出片6の突起部
19は適当な圧力でストランド表面部に圧接している。
(C)次に、本体20を第2図に示すごとくワイヤロー
プ1に対して上下に摺動させると、切断変形のない場合
はストランド4のねじれに沿って回転しながら、ストラ
ンド4のなめらかな凹凸に対して各検出片6は内板7の
案内部15に沿って前後に摺動する。
(d)ワイヤ素線3に切断や変形があると、検出片6の
内側表面が当って本体20がそこで停止するので、同本
体20を外してこの部分を入念に目視検査等をすればよ
い。
要するに、本考案は1対の半円環状筐体を向い合わせ、
そのl端部を枢着して開閉可能に構成した治具本体と、
前記各筐体の外周に夫々ばね復元力に抗して配設され常
時開方向の力を付勢するばね押え板と、内側表面にワイ
ヤロープ等の点検対象物の凹凸部に対応しそのねじれ方
向に沿う形状の突起部を有し、同突起部を前記点検対象
物表面に押圧する圧縮ばねに抗し前記各筐体の白板案内
部に沿って摺動可能に収容支持された複数個の検出片と
、前記各筐体の開閉側端部には前記各検出片の内側突起
部を点検対象物表面に押圧した閉状態で固定し又はそれ
を解放するための部材を設けてなることを特徴とするワ
イヤロープ類の点検治具である。
即ち、本考案は点検時治具本体をワンタッチで閉状態に
し、検出片の内側突起部をワイヤロープ類の表面形状に
沿うように固定し、同本体を上下に摺動させるだけで切
断や変形を発見できるので、従来の目視点検による見落
しや手又は手袋を傷めることなく、又グリスの中に切片
がかくれていた場合でも簡単、迅速、安全かつ信頼性高
く点検が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第5図は本考案の1実施例を示し、第1図
は1部横断平面図、第2図は第1図の側面外観図、第3
図は第1図のA−A線に沿った断面図、第4図は第1図
の検出片をストランド側から見た正面図、第5図はばね
押え板の形状を示す平面図である。 1・・・・・・ワイヤロープ、4・・・・・・ストラン
ド、6・・・・・・検出片、11・・・・・・ばね押え
板、14・・・・・・枢着ピン、15・・・・・・内板
7に設けた検出片の摺動案内部、16・・・・・・圧縮
ばね、17,1B・・・・・・1対のマグネット、19
・・・・・・突起部、20・・・・・・治具本体、20
a、20b・・・・・・本体を構成する半円環状筐体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 1対の半円環状筐体を向い合わせ、この1端部を枢着し
    て開閉可能に構成した治具本体と、前記各筐体の外周に
    夫々ばね復元力に抗して配設され常時開方向の力を付勢
    するばね押え板と、内側表面にワイヤロープ等の点対象
    物の凹凸部に対応しそのねじれ方向に沿う形状の突起部
    を有し、同突起部を前記点検対象物表面に押圧する圧縮
    ばねに抗し前記各筐体の内板案内部に沿って摺動可能に
    収容支持された複数個の検出片と、前記各筐体の開閉側
    端部には前記各検出片の内側突起部を点検対象物表面に
    押圧した閉状態で固定し、又はそれを解放するための部
    材を設けてなることを特徴とするワイヤロープ類の点検
    治具。
JP11346281U 1981-07-30 1981-07-30 ワイヤロ−プ類の点検治具 Expired JPS606478Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11346281U JPS606478Y2 (ja) 1981-07-30 1981-07-30 ワイヤロ−プ類の点検治具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11346281U JPS606478Y2 (ja) 1981-07-30 1981-07-30 ワイヤロ−プ類の点検治具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5818995U JPS5818995U (ja) 1983-02-05
JPS606478Y2 true JPS606478Y2 (ja) 1985-03-01

Family

ID=29907760

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11346281U Expired JPS606478Y2 (ja) 1981-07-30 1981-07-30 ワイヤロ−プ類の点検治具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS606478Y2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020075332A1 (ja) * 2018-10-12 2020-04-16 理研興業株式会社 ワイヤロープ用回転移動体
WO2022003817A1 (ja) * 2020-06-30 2022-01-06 理研興業株式会社 ワイヤロープ用回転移動体

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013095534A (ja) * 2011-10-28 2013-05-20 Hitachi Building Systems Co Ltd ワイヤロープの探傷装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020075332A1 (ja) * 2018-10-12 2020-04-16 理研興業株式会社 ワイヤロープ用回転移動体
JP2020059592A (ja) * 2018-10-12 2020-04-16 理研興業株式会社 ワイヤロープ用回転移動体
US11898693B2 (en) 2018-10-12 2024-02-13 Riken Kogyo Inc. Rotating movable body for wire rope
WO2022003817A1 (ja) * 2020-06-30 2022-01-06 理研興業株式会社 ワイヤロープ用回転移動体

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5818995U (ja) 1983-02-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20040026577A1 (en) Fixture for long member
JPS606478Y2 (ja) ワイヤロ−プ類の点検治具
CN111059133B (zh) 安全钩
KR19990007980A (ko) 폐쇄 장치
FR2419598A1 (fr) Outil d'extraction pour contact electrique
US20080223614A1 (en) Sleeve adapted for a crimping process
EP3163680B1 (en) Board connecting connector
US5054614A (en) Twistable wire clamp for connecting or closing objects
JPH0718249U (ja) 開口を備えた扉付き環境試験装置
JP6415998B2 (ja) バンド体締付具
US7179116B2 (en) Collapsing bridge crimp
US2464451A (en) Logging block
JPH0611459Y2 (ja) ピンセット形プローブ
KR20190119644A (ko) 장신구 등의 고정구
JPH0453907A (ja) 光ファイバケーブルの外被把持構造
JP3018750B2 (ja) ツイストペア線の撚り戻し方法とその装置
JPS609819Y2 (ja) 封印線
JP2003334480A (ja) 電線への滑剤塗布器
US4502509A (en) Collapsible turbulator
JP2022076647A (ja) 圧着工具
JP2991053B2 (ja) コネクタ付きワイヤーハーネスの受取器
JP4617409B2 (ja) ワイヤ枠体物の連結金具
KR200328416Y1 (ko) 가방끈걸이
JPH0236718A (ja) 通信ケーブル用保護カバー
JP2024041059A (ja) 編組フレアツール