JPS606459Y2 - 手織機の筬 - Google Patents

手織機の筬

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Publication number
JPS606459Y2
JPS606459Y2 JP10236381U JP10236381U JPS606459Y2 JP S606459 Y2 JPS606459 Y2 JP S606459Y2 JP 10236381 U JP10236381 U JP 10236381U JP 10236381 U JP10236381 U JP 10236381U JP S606459 Y2 JPS606459 Y2 JP S606459Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reed
plate
slits
slit
short
Prior art date
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Expired
Application number
JP10236381U
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English (en)
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JPS587884U (ja
Inventor
俊行 前田
Original Assignee
合資会社 大石天狗堂本店
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Publication date
Application filed by 合資会社 大石天狗堂本店 filed Critical 合資会社 大石天狗堂本店
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、手作業にて織物を織る手織機の筬の改良に
関するものである。
。本出願人に係る昭和55年実用新案出願公告第310
26号の手織機に使用する筬は、単−成板に経糸を挿通
する縦方向の長孔と小径孔とを交互に配列したものであ
る。
しかしながら、この筬は、ロールに巻いた多数の経糸を
前記長孔及び小径孔に一々挿通するのに、かなり手間が
かかる難点がある。
この考案は、前述のような問題点を解決するため、多数
の経糸を極めて容易に挿通することができる手織機の筬
を提供するものである。
以下、この考案の構成を添付図面に基づいて説明する。
この手織機の筬1は、第1図に示すように、左右一対の
側枠2の両端に前後一対のロール3.4の両端が回動自
在に装着され、一方のロール3に巻いた多数の経糸5を
他方のロール4に巻取るようにした織機本体Aに、緯糸
6を巻いた杼7と共に、経糸5を挿通し筬打ちと開口操
作をする綜絖兼用として使用される。
前記筬1は、第2図及び第3図に示すように、前後一対
の櫛状成板1a、lb着脱可能に一体状に接合して威る
一方の成板1aは、上端縁から下方向に長スリット8と
短スリット9とが所定の等ピッチで交互に設けられ、下
部に横枠10と左右両端に縦枠1とが連成され、枠11
の下部に切欠き12(第4図イ参照)が形成されている
他方の成板1− bは、下端縁から上方向に長スリット
8と短スリット9とが交互に1、前記成板1aの長スリ
ット8、短スリット9と同じ長さで且つ向き合うように
設けられ、上部に横枠10と、左右両端部に縦枠11が
連成され、縦枠11の上部に前記成板1aの縦枠11の
上端部を嵌め込む切欠き12が形成されている。
前記両成板1a、lbは、短スリット9が長スリット8
の長さの172より所要長1 (第4図イ参照)長く形
成されており、また、スリットの各側縁コーナ、入口及
び奥のコーナに丸味が付けられ、滑らかに形成されてい
る。
前記筬1は、横枠10を外側にし、対の成板1a、lb
を前後に合せながら、一方の成板の切欠き12に他方の
成板の縦枠11の端部をそれぞれ嵌込み接合し、切欠き
12に達する角筒状連結片13を上下の横枠10の左右
端部に嵌込むことによって、両成板1a、lbが一体状
に連結されて戊る。
この筬1には、短スリット9の奥部に経糸挿通用の縦2
1正面方形状小孔(第4図イ参照)14が形威されるよ
うになる。
この考案に係る手織機の筬1は、以上のような構成であ
り、これを使用する場合には、先ず手織機の一方のロー
ル3に巻いた経糸5を他方のロール4に巻取るように準
備腰筬1の連結片13を保合から外して両成板1a、l
bを分離させる。
一方の成板、例えば上部開口状スリットの成板1aを経
糸5の下にくくらせながら、両側枠2間に渡し、経糸5
を端から一本ずつ長スリット8、短スリット9へ順次落
し込む。
次に、他方の下部開口状スリットの成板1bを、上方か
ら前記成板1aに合せれば、成板1aに係止されている
経糸5がこの成板1bの各スリットに自然に挿入され、
第3図に示すように、経糸5が長スリット8と、対の短
スリット9による小孔14との中へ挿通され、最後に連
絡片13を用いて両成板1a、lbを離れないように接
合すればよい。
前記筬1は、手織機で織物を織る場合、通常の筬打ちと
共に、経糸5を上下に開口する綜絖兼用のもので、第4
図イに示すように、筬1を上方向へ持上げることにり、
小孔14の経糸5aが上方に、長スリット8の経糸5b
が下方になる開口を形威し、この状態で杼打ち、筬打ち
を行い、次に第4図口に示すように、筬1を下方向へ下
げることにより、小孔14の経糸5aが、経糸5bの下
方になる開口を形成し、この状態で杼打ち、筬打ちを行
う。
上述の操作を繰返すことによって所望の織物が得られる
以上述べたように、この考案に係る手織機の筬は、前後
一対の櫛状成板を、スリット開口を向き合せ、経糸を挾
むようにして各スリットに経糸を挿入するものであって
、従来の筬に比較して極めて容易に、迅速に経糸を挿通
することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案の筬を取付けた手織機の斜視図、第
2図はこの考案の分解斜視図、第3図は同上の組立斜視
図、第4図イ及び第4図中よ使用状態を示す縦断面図で
ある。 1・・・・・・筬、la、lb・・・・・・成板、2・
・・・・・側枠、3.4・・・・・・ロール、5・・・
・・・経糸、6・・・・・・緯糸、7・・・・・・杼、
8・・・・・・長スリット、9・・・・・・短スリット
、10・・・・・・横枠、11・・・・・・縦枠、12
・・・・・・切欠き、13・・・・・・連結片、14・
・・・・・小孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 前後一対の櫛状成板を着脱可能に接合して威り、一方の
    成板には、上端縁から下方向に長スリットと短スリット
    とを交互に設け、他方の成板には、下端縁から上方向に
    長スリットと短スリットとを交互に、且つ前記成板のス
    リットに向き合うように設け、対の成板を接合した筬に
    は、各短スリットの奥端部に経糸通用小孔を形成するよ
    うにしたことを特徴とする手織機の筬。
JP10236381U 1981-07-07 1981-07-07 手織機の筬 Expired JPS606459Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10236381U JPS606459Y2 (ja) 1981-07-07 1981-07-07 手織機の筬

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JP10236381U JPS606459Y2 (ja) 1981-07-07 1981-07-07 手織機の筬

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS587884U JPS587884U (ja) 1983-01-19
JPS606459Y2 true JPS606459Y2 (ja) 1985-03-01

Family

ID=29897001

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JP10236381U Expired JPS606459Y2 (ja) 1981-07-07 1981-07-07 手織機の筬

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JPS587884U (ja) 1983-01-19

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