JPS606454Y2 - 流体噴射式織機における補助流体噴射装置 - Google Patents

流体噴射式織機における補助流体噴射装置

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JPS606454Y2
JPS606454Y2 JP2928484U JP2928484U JPS606454Y2 JP S606454 Y2 JPS606454 Y2 JP S606454Y2 JP 2928484 U JP2928484 U JP 2928484U JP 2928484 U JP2928484 U JP 2928484U JP S606454 Y2 JPS606454 Y2 JP S606454Y2
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JP
Japan
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auxiliary
air
fluid injection
nozzle
air tank
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JP2928484U
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JPS59165479U (ja
Inventor
浩 荒川
国広 石井
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株式会社豊田自動織機製作所
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、機台側方に設けられた主ノズルから噴射さ
れた緯糸を案内する通路と該案内通路に対向する複数の
補助ノズルとがスレイ上に設けられた流体噴射式織機に
おいて、上記補助ノズルに補助流体を供給するための補
助流体噴射装置に関するものである。
゛一般に、この種の流体噴射式織機においては、主ノズ
ルの空気噴流のみでは緯糸を充分な速度で遠くまで飛ば
すことができない。
このためスレイ上に適数個の補助ノズルを設け、主ノズ
ルからの空気噴流と協働させる補助流体噴射装置が提案
されている。
この補助流体噴射装置においては、多数の補助ノズルか
ら噴出する空気流量はかなり多くなるので、各補助ノズ
ル又は数本の補助ノズル群毎に調節弁を関連させて、緯
糸の飛走に合わせ順次段階的に調節弁を開閉して噴流の
節約を計っている。
このような補助流体噴射装置の一例を第1図及び第2図
に示す。
第1図及び第2図において、1は、機台下方に設けられ
た単一のエアタンクで、その流入口1′、配管1″を介
して圧力空気源(図示せず)に連通している。
該エアタンク1の上部には、サポート2及びシール2′
を介して噴射時期調節弁であるロータリーエアバルブ3
が固定され、該ロータリーエアバルブ3の流入路3′は
、前記エアタンク1に直結されている。
該バルブ3の回転軸3“には、歯車4が取り付けられ、
該歯車4は、機台に回転可能に設けられたシャフト5に
取り付けられた歯車6と噛合している。
一方、前記シャフト5の一端には、タイミングプーリー
7が設けられており、該プーリー7は、タイミングベル
ト8を介して機台の駆動軸(図示せず)に連絡されて、
回転を与えられる。
一方、スレイ9には、緯糸案内通路10に対向して補助
ノズル11が取り付けられるのであるが、該ノズル11
の取付部分は、スレイ9の長手方向全体にわたって溝が
掘られており、該溝に充填された適数個の分割可能なブ
ロック部材12から構成されている。
各ブロック部材12は、両側方から中空穴12′があけ
られており、更に該中空穴12′から上方へは、補助ノ
ズルへ直結する為の複数の中空穴12″があけられ、下
方には、シール13及び配管14を介して前記バルブ3
に連通ずる為の中空穴12 ”’があけられている。
15は、前記中空穴12′の端部に充填されたシール部
材である。
つまり、各ブロック部材12は、それぞれが単独で分配
器の機能を有しているのである。
なお、15は筬、16は綜絖、17はロッキングシャフ
ト、18は前記ブロック部材12をスレイ9に補助的に
固定するクサビである。
上記のような構成における作用を以下に説明する。
まず作業者は、各補助ノズル11からの噴射を緯糸の通
過とタイミングを合わせるようにそれぞれに連通してい
るロータリーエアバルブ3からの圧力流体の吐出を望ま
しい時期に設定する。
この設定作業は、例えば各バルブ3の回転軸3″とそれ
ぞれに取り付けられた歯車4の取り付は角度を調整する
ことによって行なう。
そのあとは、表示計19にてタンク1内の流体が所定の
圧力にあることを確認すれば補助流体噴出に関する準備
は完了する。
しかしながら、織成条件が同じであっても緯糸の飛走速
度及び飛走経路は緯入れ動作毎に変動し、緯入れ動作後
期になるほどその変動は著しくなるので、補助ノズルの
噴射時期が緯糸の飛走タイミングと合わなくなることが
あり緯入れミスを生じさせることがある。
そのため、各バルブ3は、緯糸が第3図に示す標準の飛
走速度及び飛走経路曲線Aから曲線B又はCに変動して
も、その変動に対応できるように、その噴射時間3a〜
3dが重複しているのが一般的である。
従って、噴射時間が重複している時には、単一のエアタ
ンクから比較的に多量の空気が補助ノズルに放出される
ため、エアタンク圧力が低下し、緯糸案内通路10内の
流速は第4図に示すように一様とならず、そのため緯入
れミスが生じる可能性が多分にあった。
また、主ノズルに近い補助ノズルと遠い補助ノズルとで
は、そこから出る補助流体の圧力に差を付けることが好
ましいが、単一のエアタンクを使用しているため、その
ような操作を行なえなかった。
また、例えば特開昭54−55661号公報には、筬、
補助ノズル、同補助ノズルに供給する圧力空気の切換制
御弁、及び同制御弁を作動する制御カムとその駆動軸を
収容するための溝部分並びにエアタンク用の空間を備え
た揺動部材を射出成形によって形成する技術が開示され
、前記エアタンク用空間はその両端側を閉結用端部板に
よって閉鎖されるとともに隔壁によって主ノズル用のエ
アタンクと補助ノズル用のエアタンクに分割できる旨が
記載され、さらに補助ノズル用エアタンクを1個以上の
隔壁を用いて複数に区分してもよい旨が記載されている
しかし、上記従来装置は射出成形によって一体に形成さ
れた揺動部材の一つの空洞を隔壁を用いて複数に区分し
、エアタンクを形成しようとするものであるため、実用
化が極めて困難なものである。
即ち、従来装置の場合、1つの空洞を複数に区分するた
め隔壁を用いるとのみ記載しているが、区分された空間
内には大きな圧力の流体が供給されるので隔壁部分で完
全な密閉状態を形成する必要がある。
しかし、従来装置によに1つの空洞を用いて複数のエア
タンクに構成する場合、各エアタンク間の密閉状態の形
成が極めて難しいものである。
このため、各エアタンク間で空気漏れが生じ、主ノズル
や補助ノズルから噴射される空気流体の圧力に変動をき
たし、緯入れ機能にも大きな影響を与えることになると
いう欠点を有するものである。
さらに、上記従来装置では前記したように補助ノズルの
圧力空気供給用の切換制御弁やその作動用制御カム等を
同時に揺動部材上に取り付けなければならず、このため
揺動部材の慣性が増加し、筬打ち駆動力が増加するばか
りか振動発生の原因となり緯入れ機能への影響も生じる
ことになる。
この考案は別体に独立して構成された複数のエアタンク
をそれぞれ織機のフレームに固定して設け、各エアタン
クを一方で圧力調整弁及び配管を介して圧力空気源に接
するとともに他方で噴射時期調節弁及び配管を介して各
補助ノズル又は補助ノズル群に接続することによって、
前記従来装置の欠点を解消し、簡単な構成でもって種々
の状態に設定した圧力を正確に補助ノズル又は補助ノズ
ル群に供給できるようにしたものである。
以下この考案の実施例を第5図及び第6図について説明
する。
第5図において、第1図及び第2図で使用したものと同
一の符号は同−又は相当部分を示すので、それ等につい
ての詳しい説明は省略する。
この考案によれば、補助流体噴射装置は複数(実施例で
は四つ)の別体に独立して構成されたエアタンク1a、
1b、1c、1dを図示しない織機のフレームに固定し
て設け、各タンクに流入口1′が設けられていて、管路
又は配管1″を介して圧力空気源(図示せず)に連通し
ており、各配管1″には、第2図に示す表示計19を有
することのできる圧力調整弁20が設けられている。
また、各タンクに噴射時期調節用のロータリーバルブ3
が前述した態様で接続されている。
従って、各バルブ間の補助流体噴射時期が重複していて
も、エアタンクが独立しているため特定のバルブからの
噴射に対してその前後のバルブ噴射の影響がない。
そのため、各補助ノズルからの補助流体の圧力が殆ど一
定となり、緯糸案内通路内の流速が第6図に示すように
安定し、緯入れミスが生じない。
更に、エアタンクを複数設けたことによって、各エアタ
ンクと圧力空気源との間の配管1″に圧力調整弁を設置
することが可能となり、各補助ノズルからの補助流体の
圧力を所望の値に調節することができる。
即ち、例えば、緯糸の種類などによって各エアタンクの
圧力調整弁を調整し、反緯入れ側の補助ノズルから噴射
される補助流体の流速を緯入れ側の補助ノズルから噴射
される補助流体よりも速い状態あるいは遅い状態に設定
して最適の流速状態を得ることができる。
従って、この考案によれば、別体に独立して構成された
複数のエアタンクをそれぞれ織機のフレームに固定して
設け、各エアタンクを一方で圧力調整弁及び配管を介し
て圧力空気源に接続するとともに他方で噴射時期調節弁
及び配管を介して各補助ノズル又は補助ノズル群に接続
するように構成したことによって、装置の構成を簡単に
し、かつ安定した状態で設置することができるとともに
各噴射時期調節弁の流体噴射時間が様々な態様で重複し
ていてもそれに即した圧力を各エアタンク内に設定でき
、しかもその設定圧力空気流を正確に補助ノズル又に補
助ノズル群に供給することができるので、緯糸案内通路
内の流速を所望の状態に維持することができる。
また、補助ノズルの位置や数の変化に対応して各エアタ
ンクの空気圧力を調整し、緯糸飛走に最も適した状態で
の補助流体の噴射が可能となり、安定した緯入れ機能を
発揮することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の補助流体噴射装置の要部側面図、第2図
はその概略正面図、第3図はエアバルブの動作説明図、
第4図は従来の補助流体噴射装置を使用した場合の緯糸
案内通路内の流速を示す図、第5図はこの考案による補
助流体噴射装置の第2図に相当する図、第6図はこの考
案の補助流体噴射装置を使用した場合の緯糸案内通路内
の流速を示す図である。 la、lb、lc、ld・・・・・・エアタンク、3・
・・・・・調整弁、9・・・・・・スレイ、10・・・
・・・緯糸案内通路、11・・・・・・補助ノズル、2
0・・・・・・圧力調整弁、1′・・・・・・配管又は
管路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 主ノノズルから噴射された緯糸を案内する通路と該案内
    通路に対して配設される複数の補助ノズルとがスレイ上
    に設けられた流体噴射式織機において、別体に独立して
    構成された複数のエアタンクをそれぞれ織機のフレーム
    に固定して設け、各エアタンクを一方で圧力調整弁及び
    配管を介して圧力空気源に接続するとともに他方で噴射
    時期調節弁及び配管を介して各補助ノズル又は補助ノズ
    ル群に接続したことを特徴とする補助流体噴射装置。
JP2928484U 1984-03-02 1984-03-02 流体噴射式織機における補助流体噴射装置 Expired JPS606454Y2 (ja)

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JP2928484U JPS606454Y2 (ja) 1984-03-02 1984-03-02 流体噴射式織機における補助流体噴射装置

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JPS59165479U JPS59165479U (ja) 1984-11-06
JPS606454Y2 true JPS606454Y2 (ja) 1985-03-01

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JP2928484U Expired JPS606454Y2 (ja) 1984-03-02 1984-03-02 流体噴射式織機における補助流体噴射装置

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