JPS606444Y2 - 複合紡糸用口金装置 - Google Patents
複合紡糸用口金装置Info
- Publication number
- JPS606444Y2 JPS606444Y2 JP7817479U JP7817479U JPS606444Y2 JP S606444 Y2 JPS606444 Y2 JP S606444Y2 JP 7817479 U JP7817479 U JP 7817479U JP 7817479 U JP7817479 U JP 7817479U JP S606444 Y2 JPS606444 Y2 JP S606444Y2
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- Japan
- Prior art keywords
- side wall
- merging pipe
- spinning
- component
- hole
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Spinning Methods And Devices For Manufacturing Artificial Fibers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は新規な複合紡糸用口金装置に関腰さらに詳しく
は単一フィラメントの長手方向に沿って２戒分が接合さ
れてなるフィラメントであって、該単一フィラメントの
断面が、１個の多葉状の第１セグメントと、該第１セグ
メントで分割された複数の第２セグメントから構成され
るか、あるいは１個の多葉状異形芯とこれを包囲する第
２戒分からなる鞘とからなるフィラメントの紡糸に好適
な複合紡糸用口金装置に関するものである。
は単一フィラメントの長手方向に沿って２戒分が接合さ
れてなるフィラメントであって、該単一フィラメントの
断面が、１個の多葉状の第１セグメントと、該第１セグ
メントで分割された複数の第２セグメントから構成され
るか、あるいは１個の多葉状異形芯とこれを包囲する第
２戒分からなる鞘とからなるフィラメントの紡糸に好適
な複合紡糸用口金装置に関するものである。
多葉状第１セグメントと該セグメントで分割せられた複
数の第２セグメントから構成される分割型複合繊維は二
種類の機能の異なるポリマー成分を単一フィラメントの
表面に露出して有することから、染色性、導電性、吸水
性、殺菌性等の特殊機能と力学特性を兼ねそなえた各種
機能性繊維として有用である。
数の第２セグメントから構成される分割型複合繊維は二
種類の機能の異なるポリマー成分を単一フィラメントの
表面に露出して有することから、染色性、導電性、吸水
性、殺菌性等の特殊機能と力学特性を兼ねそなえた各種
機能性繊維として有用である。
また２戒分ポリマーの相溶性、溶解性、分解性の差を利
用して剥離、溶出、減量を行なうことにより、極細繊維
化、混繊糸化も可能であり、応用範囲が広い。
用して剥離、溶出、減量を行なうことにより、極細繊維
化、混繊糸化も可能であり、応用範囲が広い。
一方多葉状異形芯を有する芯鞘型複合繊維は同心型ある
いは偏心型の円形芯鞘繊維と異なるねじり特性、光沢、
色調および外観を有し、これまた商業価値が高い。
いは偏心型の円形芯鞘繊維と異なるねじり特性、光沢、
色調および外観を有し、これまた商業価値が高い。
上記のごとき複合繊維を紡糸するための口金装置として
、紡糸孔を有する口金板と紡糸孔に対応する位置に孔を
有する有孔板（上板）とを重ね合わせ、両板間に均圧室
を形成し、均圧室部に側壁孔を有する合流管を設けて紡
糸孔と有孔板の孔とを連通せしめるようにした装置が提
案されている（特開昭５４−２４５０６号、同５４−２
４５０７号）。
、紡糸孔を有する口金板と紡糸孔に対応する位置に孔を
有する有孔板（上板）とを重ね合わせ、両板間に均圧室
を形成し、均圧室部に側壁孔を有する合流管を設けて紡
糸孔と有孔板の孔とを連通せしめるようにした装置が提
案されている（特開昭５４−２４５０６号、同５４−２
４５０７号）。
かかる提案に係わる複合紡糸用口金装置はその複合部の
加工が容易であること、第２セグメントの数を変更する
のが容易であること等の利点を有するものであるが、残
念ながらＡ、 Ｂ画成分間のシールが不十分となりがち
であり、著しい粘度差や吐出量差のある２戒分のポリマ
ーからなる複合繊維の紡糸が困難であるという問題があ
る。
加工が容易であること、第２セグメントの数を変更する
のが容易であること等の利点を有するものであるが、残
念ながらＡ、 Ｂ画成分間のシールが不十分となりがち
であり、著しい粘度差や吐出量差のある２戒分のポリマ
ーからなる複合繊維の紡糸が困難であるという問題があ
る。
Ａ。Ｂ画成分間のシールを完全に行なうためには合流管
の肉厚を増大させる必要があり、限られた口金面から多
数のフィラメントを紡糸することが困難となる。
の肉厚を増大させる必要があり、限られた口金面から多
数のフィラメントを紡糸することが困難となる。
本考案はこれらの問題を克服し、Ａ、 Ｂ画成分間のシ
ールを完全に行ない、セグメントの形状の制御と安定化
を図り、広い粘度差、吐出量差の範囲にわたり、安定し
て複合繊維を紡糸することができる口金装置を提供する
ものである。
ールを完全に行ない、セグメントの形状の制御と安定化
を図り、広い粘度差、吐出量差の範囲にわたり、安定し
て複合繊維を紡糸することができる口金装置を提供する
ものである。
すなわち、本考案はＡＪｍ分とＢ成分とを複合紡糸する
口金装置において、紡糸孔を有する口金板に上板が重ね
合わされ、両板間にＢ成分均圧室が設けられ、Ｂ成分均
圧室と内部通路とに連通ずる複数の側壁孔を有する合流
管が紡糸孔の誘導孔中へ挿入嵌合されるごとく上板に固
定して設けられ、合流管の上端がＡ成分供給部に開口し
ており、かつ上記側壁孔よりも下流側において合流管の
内部通路が下端に近づくにつれて広がる如く誘導孔に開
口していることを特徴とするものである。
口金装置において、紡糸孔を有する口金板に上板が重ね
合わされ、両板間にＢ成分均圧室が設けられ、Ｂ成分均
圧室と内部通路とに連通ずる複数の側壁孔を有する合流
管が紡糸孔の誘導孔中へ挿入嵌合されるごとく上板に固
定して設けられ、合流管の上端がＡ成分供給部に開口し
ており、かつ上記側壁孔よりも下流側において合流管の
内部通路が下端に近づくにつれて広がる如く誘導孔に開
口していることを特徴とするものである。
以下図面に従って本考案の実施態様を説明する。
第１図イル二は本考案の口金装置を用いて好適に製造さ
れる分割型複合繊維の横断面図である。
れる分割型複合繊維の横断面図である。
いずれもフィラメントの断面は１個の多葉状の第１セグ
メントと該セグメントで分割された複数の第２セグメン
トから構成されている。
メントと該セグメントで分割された複数の第２セグメン
トから構成されている。
図中ハ、二は著しい粘度差と吐出量差のあるＡ、 Ｂ成
分を複合して得られるフィラメントの断面である。
分を複合して得られるフィラメントの断面である。
第２図イル口は同じく本考案の口金装置を用いて好適に
製造される多葉状異形芯とこれを包囲する第２戒分から
なる鞘とから構成されるフィラメントの横断面図である
。
製造される多葉状異形芯とこれを包囲する第２戒分から
なる鞘とから構成されるフィラメントの横断面図である
。
第３図は本考案の口金装置の一例の縦断面図である。
第３図において１は紡糸孔２およびその誘導孔３を有す
る口金板、４は上板、５はＢ成分均圧室、６は合流管で
ある。
る口金板、４は上板、５はＢ成分均圧室、６は合流管で
ある。
合流管６はＢ成分均圧室と内部通路（Ａ成分通路）とに
連通した複数の側壁孔７を有しており、下部が紡糸孔の
誘導孔３中へ挿入嵌合されるごとく上部が上板に固定し
て設けられ、合流管の上端はＡ成分供給部（Ａ成分均圧
室）８に開口している。
連通した複数の側壁孔７を有しており、下部が紡糸孔の
誘導孔３中へ挿入嵌合されるごとく上部が上板に固定し
て設けられ、合流管の上端はＡ成分供給部（Ａ成分均圧
室）８に開口している。
そして、合流管の下端側は側壁孔よりも下流側において
その内部通路が下端に近づくにつれて広がる如く誘導孔
３に開口している。
その内部通路が下端に近づくにつれて広がる如く誘導孔
３に開口している。
第４図は第３図のｘ−ｘ９横断面図である。
合流管の複数の側壁孔７は合流管の周りに回転対称の位
置に設けられている。
置に設けられている。
これらが回転対称に設けられていないと紡糸孔から吐出
された直後に系油りが生じ、操業性よく紡糸することが
困難となる。
された直後に系油りが生じ、操業性よく紡糸することが
困難となる。
Ａ成分はＡ成分供給部８から合流管６の上端開口部に流
入し、内部通路の全断面を満たして流下する。
入し、内部通路の全断面を満たして流下する。
一方、ＢＪｉ分はＢ成分均圧室５から側壁孔７中に流入
し、合流管６の内部通路中へ進入する。
し、合流管６の内部通路中へ進入する。
側壁孔の内部通路側開口部において、Ａ、 Ｂ両成分は
合流し、これより下流ではＢＪＵ分は内部通路の内壁を
濡らす流れとなり、Ａ成分と接合された複合流となり、
内部通路中を流下し、口金板１の紡糸孔の誘導孔３の終
端部へ吐出される。
合流し、これより下流ではＢＪＵ分は内部通路の内壁を
濡らす流れとなり、Ａ成分と接合された複合流となり、
内部通路中を流下し、口金板１の紡糸孔の誘導孔３の終
端部へ吐出される。
この場合内部通路の内壁を濡らしつつ流下するポリマー
流れは合流管出口端において誘導孔内壁を濡らす流れへ
と変化することになり、この流れ変化を最小に止めるこ
とがセグメント形状の安定化、吐出異常につながるポリ
マー死点の減少のために不可欠である。
流れは合流管出口端において誘導孔内壁を濡らす流れへ
と変化することになり、この流れ変化を最小に止めるこ
とがセグメント形状の安定化、吐出異常につながるポリ
マー死点の減少のために不可欠である。
このため本考案においては図示した如く合流管の内部通
路は側壁孔よりも下流側において下端に近づくにつれて
広がる如く誘導孔に開口させるのである。
路は側壁孔よりも下流側において下端に近づくにつれて
広がる如く誘導孔に開口させるのである。
ついで複合流は縮流され、紡糸孔２から複合繊維として
紡出される。
紡出される。
Ｂ成分が内壁を濡らす度合により、第１図に示す各種断
面の分割型複合繊維を得ることができ、その形状は両ポ
リマーの吐出量比、粘性により定まる。
面の分割型複合繊維を得ることができ、その形状は両ポ
リマーの吐出量比、粘性により定まる。
また、側壁孔７の数を増加させること、Ｂ成分の吐出量
を増大させること、ＢＪｉ分の粘性を低下させることお
よびこれらの選択的組合せにより第２図に示すごとく、
多葉状異形芯を有する芯鞘型複合繊維を得ることができ
る。
を増大させること、ＢＪｉ分の粘性を低下させることお
よびこれらの選択的組合せにより第２図に示すごとく、
多葉状異形芯を有する芯鞘型複合繊維を得ることができ
る。
口金板１の紡糸孔の誘導孔３の内壁と合流管６の外壁と
の嵌合度合は口金装置の解体、洗浄時には合流管が上板
と一体となって口金板から引き抜かれ、紡糸時には誘導
孔内壁と合流管外壁との間にＢ成分流路が形成されるこ
とのない程度に十分密に嵌合されることが肝要である。
の嵌合度合は口金装置の解体、洗浄時には合流管が上板
と一体となって口金板から引き抜かれ、紡糸時には誘導
孔内壁と合流管外壁との間にＢ成分流路が形成されるこ
とのない程度に十分密に嵌合されることが肝要である。
この状態は口金板と合流管の材質の組合せと合流管の口
金板への挿入長を加減することで容易に実現できる。
金板への挿入長を加減することで容易に実現できる。
合流管に設ける側壁孔は合流管の軸方向に多段に設ける
ことができ、各段の配孔位置整合流管をその軸方向に透
視したとき重なり合わないようにすることにより、多数
のＢ成分からなるセグメントを設けることができる。
ことができ、各段の配孔位置整合流管をその軸方向に透
視したとき重なり合わないようにすることにより、多数
のＢ成分からなるセグメントを設けることができる。
第５図は本考案の口金装置において側壁孔７，７′を２
段に穿設した例の縦断面図である。
段に穿設した例の縦断面図である。
側壁孔の配孔段数を２段とする場合には上段の配列７を
上板４の下面に近接させ、下段の配列７′を口金板１の
上面に近接させることがセグメント形状の均一性の点か
ら好ましい。
上板４の下面に近接させ、下段の配列７′を口金板１の
上面に近接させることがセグメント形状の均一性の点か
ら好ましい。
合流管の外形ならびに内部通路の横断面形状は例示され
たごとき円形の他に非円形とすることができる。
たごとき円形の他に非円形とすることができる。
さらに紡糸孔の横断面形状も円形の他にスリット孔、多
角形孔、放射状スリット孔とすることができる。
角形孔、放射状スリット孔とすることができる。
本考案は周壁で規制されたＡ成分流れの側面より、配置
の規制された側壁孔を通じてＢ成分を圧入する方式の口
金装置であり、本考案の装置によれば広い粘度差、吐出
量差の組合せ範囲にわたり安定した複合断面糸の製造が
可能となる。
の規制された側壁孔を通じてＢ成分を圧入する方式の口
金装置であり、本考案の装置によれば広い粘度差、吐出
量差の組合せ範囲にわたり安定した複合断面糸の製造が
可能となる。
特にきわめて薄葉状のＡ成分セグメントで分割された分
割型複合繊維の紡糸口金装置として有用である。
割型複合繊維の紡糸口金装置として有用である。
第１図イル二および第２図イル口は本考案の口金装置を
用いて製造される複合繊維の具体例の横断面を模式的に
示す図で、第１図は分割型、第２図は多葉状異形芯を有
する芯鞘型複合繊維を示す。 第３図は本考案の口金装置の一例の縦断面図、第４図は
第３図のｘ−ｘ９横断面図、第５図は本考案の口金装置
の他の例を示す縦断面図である。 １・・・・・・口金板、２・・・・・・紡糸孔、３・・
・・・・誘導孔、４・・・・・・上板、５・・・・・・
Ｂ成分均圧室、６・・・・・・合流管、７・・・・・・
側壁孔、８・・・・・・Ａ成分供給部。
用いて製造される複合繊維の具体例の横断面を模式的に
示す図で、第１図は分割型、第２図は多葉状異形芯を有
する芯鞘型複合繊維を示す。 第３図は本考案の口金装置の一例の縦断面図、第４図は
第３図のｘ−ｘ９横断面図、第５図は本考案の口金装置
の他の例を示す縦断面図である。 １・・・・・・口金板、２・・・・・・紡糸孔、３・・
・・・・誘導孔、４・・・・・・上板、５・・・・・・
Ｂ成分均圧室、６・・・・・・合流管、７・・・・・・
側壁孔、８・・・・・・Ａ成分供給部。
Claims (5)
- （１） ＡＪｔ分とＢ成分とを複合紡糸する口金装置
において、紡糸孔を有する口金板に上板が重ね合わされ
、両板間にＢＪｔ分均分室圧室けられ、Ｂ成分均圧室と
内部通路とに連通ずる複数の側壁孔を有する合流管が紡
糸孔の誘導孔中へ挿入嵌合されるごとく上板に固定して
設けられ、合流管の上端がＡ威分供給部に開口しており
、かつ上記側壁孔よりも下流側において合流管の内部通
路が下端に近づくにつれて広がるごとく誘導孔に開口し
ていることを特徴とする複合紡糸用口金装置。 - （２）側壁孔が合流管の周りに回転対称の位置に設けら
れている実用新案登録請求の範囲第１項記載の口金装置
。 - （３）側壁孔が２群以上に分けられ、合流管の軸方向に
多段に設けられている実用新案登録請求の範囲第１項又
は第２項記載の口金装置。 - （４）側壁孔が２段に設けられ、上段は上板の下面に下
段は口金板の上面にそれぞれ近接して設けられている実
用新案登録請求の範囲第３項記載の口金装置。 - （５）側壁孔が合流管をその軸方向に透視したとき重な
り合わないように設けられている実用新案登録請求の範
囲第３項又は第４項記載の口金装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7817479U JPS606444Y2 (ja) | 1979-06-07 | 1979-06-07 | 複合紡糸用口金装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7817479U JPS606444Y2 (ja) | 1979-06-07 | 1979-06-07 | 複合紡糸用口金装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS55176371U JPS55176371U (ja) | 1980-12-17 |
| JPS606444Y2 true JPS606444Y2 (ja) | 1985-03-01 |
Family
ID=29311629
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7817479U Expired JPS606444Y2 (ja) | 1979-06-07 | 1979-06-07 | 複合紡糸用口金装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS606444Y2 (ja) |
-
1979
- 1979-06-07 JP JP7817479U patent/JPS606444Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS55176371U (ja) | 1980-12-17 |
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