JPH0978334A - 多成分繊維の紡糸方法及び紡糸パック - Google Patents

多成分繊維の紡糸方法及び紡糸パック

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JPH0978334A
JPH0978334A JP23056995A JP23056995A JPH0978334A JP H0978334 A JPH0978334 A JP H0978334A JP 23056995 A JP23056995 A JP 23056995A JP 23056995 A JP23056995 A JP 23056995A JP H0978334 A JPH0978334 A JP H0978334A
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Shiibaru Shiibu
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、シース/コア形態を有する二成分
繊維からなる多成分繊維の紡糸方法及び多成分繊維を紡
糸するための紡糸パックを提供することである。 【解決手段】 紡糸パックは、好ましい実施例では、紡
糸口金オリフィスに配置された、軸線ボアを備えた溝付
きピン(中空ピン)を有する。シース及びボア化合物を
紡糸口金オリフィスから共に紡糸するように、別々のシ
ース及びコア化合物を、夫々、溝及びボアに差し向ける
ためのポリマー分配組立体が提供される。紡糸パックを
簡単に分解することができ、異なる形態を挿入して繊維
のシース及び/又はコア断面の形状及び/又は比率を変
えることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、繊維、特に、少くとも
1つの外側即ちシース成分で少くとも部分的に取り囲ま
れたコア成分を有する繊維の紡糸方法及びかかる繊維の
製造用の紡糸パックに関する。
【0002】
【従来の技術】天然繊維及び多くの合成繊維は単一の材
料成分で構成されているが、合成繊維用の異なる種類の
ポリマーの更なる開発が「多成分」繊維の製造を可能に
した。単繊維を別個のポリマー成分のブレンドから紡糸
することができる。もっと普通には、多成分繊維の別個
のポリマー成分が繊維の中に特定な形状配列をなして別
々に設けられ、即ち、繊維の横断面は、その選択領域に
少くとも2つの別個のポリマー化合物を示す。単繊維に
異なる材料を使用することができる。ことにより、設計
者は性質を単成分繊維の性質から変えさせる。多成分繊
維の特定な形状配列を多数の方法で類別することができ
る。真の多成分繊維は、繊維の横断面図で最も良く観察
される2つ又はそれ以上の本質的な別個の領域に繊維の
長さに沿って分割された2つ又はそれ以上の成分からな
る。2成分繊維の代表的な横断面形状は、当接した2つ
の等しい半円のような並んだ配列や、環体として現われ
るシース/コア配列を含む。他の種類の多成分繊維は、
繊維の長さに沿って側方に異なり、かつ4つ、6つ又は
8つのパイ状片に切られた円として横断面に現われる組
成を有する。これらは、代表的には、「コンジゲート」
繊維と呼ばれ、そして日本特許73−029,804、
米国特許第2,758,553 号及び同第 3,230,972号に記載さ
れているような装置によって紡糸され、この装置には溶
融ポリマー流を、各個々の紡糸口金オリフィスの中へ集
まる供給流に分割する装置が設けられる。更に他の繊維
の設計は、複数のコアを有するシース又はマトリックス
を備える。「2成分繊維」には多成分繊維の一般的な概
要が与えられる。TTI/Princeton, Princeton NJ によっ
て(1993年12月)発行された文献「レポート第4
4」再検討。
【0003】同心のシース/コア繊維の紡糸は、代表的
には、少くとも2つの紡糸可能な液体を、繊維を紡糸す
る特別な設計された紡糸口金オリフィスに別々に流すこ
とによって達成される。オリフィスは、代表的にはオリ
フィス及び外オリフィスからなり、各オリフィスは紡糸
可能な成分の各々を供給する。同心のシース/コア繊維
は、内オリフィス位置を外オリフィスに関して片寄らせ
ることによって作ることができ、一方の成分又は両方の
成分が、材料を紡糸する特別のオリフィスの形状を変え
ることによって非円形形状にあるようなシース/コア繊
維を作ることができる(英国特許第 1,120,241号に記載
される)。シース/コア繊維を紡糸するための種々の装
置では、シース成分はプレート間で計量され、チューブ
又はパイプがこれらプレートを貫通し、コア成分はこの
チューブ又はパイプで計量される。シース成分はチュー
ブとチューブの貫通しているプレートとの間を流れ、コ
ア成分と一緒に紡糸される。このような装置の例は日本
特許54−125717に記載されている。多成分繊維
を紡糸するのに用いられる「紡糸パック」は一般的に
は、繊維成分の各々の流れを通すための多数の要素を含
み、随意して、各成分について1つ又はそれ以上のフィ
ルターを含む組立体と、流れを含流させて紡糸繊維とし
て押出す複数のオリフィスを含む紡糸口金組立体とを備
える。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】繊維成分の形状配列及
び又は繊維成分の相対比率の修正には組立体の或る改組
を要し、或いは、特定の多成分繊維を紡糸するのに用い
られる紡糸口金組立体の代りに用いうる多数の異なる紡
糸口金組立体をもつ必要がある。本発明の1つの目的
は、装置を改組する必要なしに、シース成分とコア成分
の形状配列及び又は相対比率を熟練士が変えられる新規
な紡糸パックを提供するにある。本発明の他の目的は、
多成分繊維中の成分の特定の形状配列及び又は相対比率
を利用することによって物理的な性能特性を熟練士が変
えられることにあり、かつ、特定の繊維について所望の
物理的な性能特性を達成するためにこれらの成分の形状
配列及び又は相対比率を容易に変えることができる紡糸
パックを使ってかかる繊維を製造することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、 A(I) 少くとも1つの紡糸オリフィスと、該紡糸オリフ
ィス内に配置された固いピンとを有する紡糸口金組立体
を備え、固いピンが外側表面を有し、かつピンを長手方
向に貫通する少くとも1つの内流体流路を有し、(II)紡
糸口金組立体と作動的に関連し、第1及び第2の紡糸可
能な液体化合物を前記紡糸口金組立体に分配するための
別々の第1及び第2の流路を有する流れ組立体を備え、
前記第1流路が前記ピンの前記内流体流路と連通し、前
記第2流路が前記ピンの外側表面と連通している、紡糸
パックを準備し、 B 第1の紡糸可能な液体化合物を流れ組立体の前記第
1の流路に供給し、第2の紡糸可能な液体成分を流れ組
立体の前記第2の流路に供給し、 C 第1及び第2の化合物からなる多成分繊維を紡糸口
金オリフィスから引く、多成分繊維の紡糸方法におい
て、前記第1の紡糸可能な液体化合物が、前記紡糸オリ
フィスから紡糸されるべく、前記第1流路及び前記ピン
の前記内流路の中を流れ、前記第2の紡糸可能な液体化
合物が、第1の紡糸可能な液体化合物と一緒に紡糸オリ
フィスから共に紡糸されるべく、前記第2の流路の中及
び前記ピンの外側表面のまわりを長手方向に流れること
を特徴とする。
【0006】好ましくは、前記紡糸パックは更に、前記
第2の紡糸可能な液体を、第1の紡糸可能な液体と一緒
に紡糸オリフィスから共に紡糸すべく、前記ピンの外側
表面のまわりに長手方向に差し向けるための、前記第2
の流路と連通した手段を備える。本発明は又、少くとも
1つの紡糸オリフィスを備えた紡糸口金組立体と、紡糸
口金組立体と作動的に関連し、第1及び第2の紡糸可能
な液体を紡糸口金組立体に分配するための別々の第1及
び第2の流路を備えた流れ組立体と、外側表面を有し、
長手方向に貫通する少くとも1つの内流体流路を有する
固いピンとを備え、ピンが紡糸オリフィス内に配置さ
れ、内流体流路が、第1の紡糸可能な液体を、紡糸オリ
フィスから紡糸するように、内流体流路に差し向けるた
めに第1の流路と連通している、多成分繊維を紡糸する
ための新規な紡糸パックに関する。好ましくは、紡糸パ
ックは更に、第2の紡糸可能な液体を、第1の紡糸可能
な頴液体と一緒に紡糸オリフィスから共に紡糸すべく、
ピンの外側表面のまわりに長手方向に差し向けるため
の、第2の流路と連通した手段を備える。特に、本発明
は、(i)少くとも1つの紡糸オリフィスを備えた紡糸
口金組立体と、(ii) 紡糸口金組立体と作動的に関連
し、第1及び第2の紡糸可能な液体を紡糸口金組立体に
分配するための別々の第1及び第2の流路を備えた流れ
組立体と、(iii)外側表面を有し、長手方向に貫通する
少くとも1つの内流体流路を有する固いピンとからな
り、ピンが紡糸オリフィス内に配置され、内流体流路
が、第1の紡糸可能な液体を、紡糸オリフィスから紡糸
すべく、内流路に差し向けるために、第1の流路と連通
している、多成分繊維を紡糸するためのを紡糸パックを
提供する。好ましくは、紡糸パックは、第2の紡糸可能
な液体を、第1の紡糸可能な液体と一緒に紡糸オリフィ
スから共に紡糸すべく、ピンの外側表面のまわりに長手
方向に差し向けるための、第2の流路と連通した手段を
備える。紡糸可能な液体は、繊維を作るための在来の溶
融紡糸装置で紡糸するのに適した溶融ポリマー化合物で
あるのが好ましい。第2の紡糸可能な化合物をピンの外
側に差し向けるための好ましい手段は、ピンの外表面に
設けられた1つ又はそれ以上の溝、ピンを配置するオリ
フィス(又は関連したブッシュに)設けられた1つ又は
それ以上の溝、又はその或る組合せを含む。
【0007】本発明は、シース/コア2成分繊維を紡糸
するための好ましい実施の形態では、少くとも1つの紡
糸オリフィスを有する紡糸口金と、軸線方向ボアを有し
かつ外表面に溝を有し、紡糸オリフィス内に配置された
ピンと、紡糸口金と作動的関連し、コア成分を溝付のピ
ンの軸線方向ボアに、シース成分をピンの溝付外部分に
分配するための別々の流路を有する組立体とを備えた新
規な紡糸パックを提供する。多紡糸口金オリフィスを有
する新規な紡糸パックを提供することが好ましい。所定
のオリフィス直径を有する紡糸口金について、ピンの外
表面の溝の数、深さ及び配列、並びにボアの数及び直径
を変えて、紡糸繊維のコア成分及びシース成分の異なる
比率及び又は形状配列を同じ繊維に与えることができ
る。
【0008】
【実施の形態】本発明を、2成分繊維、特に、溶融紡糸
によって製造される、本質的に同心のシース/コア形状
を有する2成分繊維の製造を特に参照して説明する。そ
れにもかかわらず、本発明は、湿式紡糸技術及び乾式紡
糸技術による繊維の製造に、又同心のシース/コア以外
の形状、例えば、並置、並置と並置及び多コアとのマト
リックスのような形態を有する2成分及び多成分繊維に
も適用できる。別々の成分の各々は、在来の設備を使っ
て、溶融紡糸、湿式紡糸等のような在来の方法によって
紡糸するのに適した(即ちここに用いられる如き「紡糸
可能な」)液体材料であるべきである。本発明が、特に
説明の目的でここに用いられる溶融紡糸技術以外で用い
られるときには、「紡糸繊維」、「一体繊維」等のよう
な用語は湿式又は乾式紡糸法においてある類似物を有す
ることを理解すべきであるが、かかる方法は、その類似
物を得るために追加の又は代替的な在来の段階を要す
る。各液体は、取扱い及び更なる加工に適した一体繊維
を得るために他の液体と十分に和合できる所望化合物の
ものである。本発明を、溶融紡糸によって形成されたシ
ース/コア繊維を参照して一般的に説明するが、本発明
をこれに限定するものではない。図1を参照すると、供
給プレート101は、シース材料、コア材料をそれぞれ
導入するための供給入口103、104を含み、これら
材料は、別々のそれぞれの流路105、106を通して
それぞれの供給出口107、109まで流れる。各流れ
入口は、スクリュー型溶融押出し機のようなポリマー溶
融物の加圧源(図示せず)と連通している。又、図示し
た特定の分配組立体では、シース成分供給出口はコア成
分供給出口の周りに環状形態をなしていることを理解す
べきである。供給材料は1つ又はそれ以上の多層スクリ
ーン111に供給されてそれによってろ過され、該スク
リーンは、シース化合物、コア化合物をそれぞれろ過す
るための分離した異なる部分113、115を有する。
下流には、一部がスクリーンのリテーナとして下方紡糸
口金要素117が設けられる。下方紡糸口金要素は、コ
ア化合物の供給出口109(フィルター部分115の下
流)と連通した中央流通路119と、シース化合物の供
給出口107と連通した分配流通路121とを有する。
別々の供給流がガスケット123の整合した通路(図示
せず)を流れ、分配組立体125に当たる。
【0009】分配組み立て体125は一般的には、末広
がりハブ127と、分配プレート129と、数本のピン
135とからなる。末広がりハブはガスケット128
(好ましくは、アルミニューム構造の)によって分配プ
レートから分離され、その両方は、ねじボルト130に
よって分配プレート129に当接して保持される。ボル
トは分配プレート129と紡糸口金組立体141(以下
に説明)の両方の中央部を通り、それらを互いに当接状
態に保持する。末広がりハブの目的は、流通路119か
らのコア材料の流れを、コア分配流路133の周りに円
周方向間隔を隔てた一連のコア分配オリフィス131に
差し向けることにある。各コア分配オリフィス内には、
ボア136を有する固いピン135が配置され、コア材
料はピン135のボア136の中をピンの長さ流れる。
シース材料は流通路121から1つ又はそれ以上のシー
ス流路137に差し向けられ、次いで紡糸口金組立体1
41に隣接した流れ空間139の中へ差し向けられる。
ピンは、該ピンが流れ空間を貫通し、紡糸口金組立体の
関連した紡糸口金入口143内に少なくとも部分的に配
置されるのに十分である長さを有する。コア材料は分配
流路からピンのボアの中を流れ、関連した紡糸口金出口
145から紡糸される。本発明は、シース材料の流れ
を、コア材料と一緒に共に紡糸されるようにピンの周り
に長手方向に差し向けるための手段を提供する。1つの
実施形態では、この手段は、ピンと紡糸口金入口との間
の空間において、シース材料が効果的に流れるようにす
る、ピンに(即ち、ピンの外側表面に)設けられた少な
くとも1つの溝からなる。シース材料とコア材料の流れ
はピンの下端で合流し、紡糸口金出口145の中を進ん
でそこを紡糸多成分繊維として出る。以下に説明する種
々の実施の形態に加えて、ピンの長さにわたるボアは、
コア材料を形成すべき任意所望の形状学的のものでよ
い。ボアは横断面が円形でも、三角形でも、四角形でも
よく、又それは、湾曲及び又は直ぐな側壁をもった非対
象でもよいし、或いはコア材料の流れの流路をつくるの
に十分な他の任意の形状であってもよい。所望ならば、
同じ又は異なるコア材料を紡糸する同じ又は異なる形状
の1つ以上のボアがピンの中にあってもよい。ピンの外
表面に少なくとも1つの溝をゆうする、図示した好まし
い実施の形態では、溝は流れ空間に隣接したピンの部分
から紡糸口金入口内の部分まで延びて、コア材料と一緒
に共に紡糸すべく、流れ空間からのシース材料の流れの
流路をピンの長さに沿って作る。たの実施の形態(以下
に説明)では、ピンは平滑面を有し、紡糸口金入口の壁
がピンの長さに沿うシース材料の流れを可能にする多数
の溝を備えてもよい。本発明は、シース材料を、ボアの
中を流れるコア材料と一緒に共に紡糸されるように、ピ
ンの外側の周りに長手方向に差し向けるための、流れ空
間と連通した手段を提供する。
【0010】図2は図1に示す供給プレート101の平
面図である。シース材料は圧力下で入口103に供給さ
れ、コア材料は圧力下で入口104に供給される。各入
口から、材料はそれぞれの流路105、106の中を流
れて供給出口107、109に達する。図3は図1に示
す分配組立体125の平面図である。末広がりハブ12
7により、コア材料の流れを流路133に沿って広げさ
せ、この流路からのコア材料はコア分配オリフィス13
1(そのうちの4つだけを示す)から出る。シース材料
は流路137によって、分配組立体と紡糸口金組立体と
の間の流れ空間に分配される。図4はコア分配オリフィ
ス131内に配置されたピン135を示す。ピンは上カ
ラー部分147を有し、分配プレート129のオリフィ
ス131に圧嵌めされる。ピンは、カラー部分と反対側
の、ピンの下端から、好ましくはピンの全長に沿って延
びる本質的に長手方向のボア149を、長手方向流路と
して有する。ピンの下端はまた、その外表面に多数の長
手方向の溝151を有する。溝は好ましくは、流れ空間
139内から紡糸口金入口オリフィス内まで延び、これ
により、シース材料を流れ空間からピンの外側の周りに
流れさせて、ピンの下端でボアを出るコア材料を取り囲
む。図5は図4に示すピンの底面図である。図6に他の
実施の形態を示し、この実施の形態では、ピンは2つの
溝を有し、かかるピンは以下に説明するように並ー並繊
維を紡糸するのに適している。
【0011】図7は、紡糸口金組立体141の紡糸口金
の詳細図であり、溝付ピン135が紡糸口金入口オリフ
ィス143内に配置される。ピンの外径は、本質的に、
ピンの溝にだけ流路153が作られるように、入口オリ
フィスの直径に関して公差のものであるべきである。好
ましくは、ピンの外径は紡糸口金入口オリフィスの内壁
に当接し、溝がピンの外壁からその本体の中へ切り込ま
れて流路を作る。本発明の他の実施の形態を図8に示
し、この実施の形態では、ピン135は平滑な外表面を
有し、紡糸口金入口オリフィスの壁の溝151は、シー
スポリマーの流れのための流路153を作る。図9は図
8に示す5Cー5C線に沿う平面図である。繊維の設計
を変え易くす、紡糸口金組立体を改めるのを回避するた
めに、内面に1つまたはそれ以上の溝を有する取り外し
可能なブッシュ156を紡糸口金組立体の対応した受口
に圧嵌めし、異なる設計の繊維を紡糸するときに変える
ことができる。図10、11及び12は本発明を使って
紡糸された繊維の横断面を示し、ピンは、4つの溝、6
つの溝、2つの溝をそれぞれ備える。図11はシース/
コア繊維の典型的な横断面を示し、図12は並ー並形態
の横断面をしめす。この新規な装置から紡糸された繊維
形状の全てにおいて、横断面図からわかるように、繊維
は、少なくとも1つの表面部分157によって少なくと
も部分的に囲まれたコア部分155を有し、換言すれ
ば、繊維の周囲に沿って移動すると、1つ以上の繊維成
分に遭遇する。表面部分は、図10に示すように、本質
的に連続であってもよいし、図11に示すように、連続
なシースであってもよいし、図12に示すように、不連
続であってもよい。ピンの溝の深さ、幅及び数の適当な
変更により、種々の横断面の2成分繊維を本発明を使っ
て作ることが出来る。
【0012】シース化合物及びコア化合物は相溶性ポリ
マーの任意の組み合わせからなる。1つの実施の形態で
は、シース化合物は少なくとも20°、もっと好ましく
は、コア化合物の融点(軟化点)よりも大きい少なくと
も30°の融点(軟化点)を有する。他の実施の形態で
は、コア化合物はシース化合物よりも高い融点を有す
る。シース化合物とコア化合物の両方がポリオレフィン
であり、もっと好ましくは、ポリエチレン及び又はポリ
プロピレン、又はその共重合体であるのが好ましい。例
示的なシース化合物/コア化合物はポリプロピレン/ポ
リエチレン、ポリプロピレン/ポリプロピレンー共重合
体、ポリプロピレンー共重合体/ポリエチレン、ポリエ
チレン/ポリプロピレン、ポリプロピレンー共重合体/
ポリエチレンー共重合体、ポリエチレンー共重合体/ポ
リプロピレン、及びポリオレフィンホモポリマーと周知
の共重合体の他の組み合わせを含む。比較的高価な特殊
ポリマーがシース化合物に用いられるとき、該ポリマー
は約50容量%よりも多くない料で存在するのが好まし
い。界面接着が良くないと思われるならば、シース材料
とコア材料のある組み合わせについて添加物が勧められ
る。在来の紡糸設備を使ってオリフィスから繊維に紡糸
しうる任意の圧送可能な材料が本発明用に適しており、
紡糸可能であると考えられる。限定ではないが、シース
成分及び又はコア成分用の例示の紡糸可能なポリマー化
合物はハーコプライム G(デラウエア州ウイルミング
トンのハーキュルス社の商標)として入手できるポリプ
ロピレン、随意に、ピコタック115(これまたハーキ
ュルス社の商標)、炭化水素樹脂(好ましくは10%マ
レイン酸無水物と反応された)及びプロファックス63
01(デラウエア州ウイルミングトン、以前は、デラウ
エア州ウイルミングトンハイモントのモンテルポリオレ
フィンから入手できる)と化合されたマレイン酸塩ポリ
プロピレン、ポリプロピレン樹脂を含み、アスパン68
11A(ミネソタ州ミドランドのダウ社から入手できる
オクタンー1との繊維級エチレン共重合体)がポリエチ
レンとして適している。シース成分及びコア成分は同じ
材料でも異なる材料でもよく、そして限定ではないが、
ナイロン(例えば、ナイロン6及びナイロン66)及び
他のポリアミド、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ
ブタン、及びポリ(4ーメチルー1ーペンテン)のよう
なポリオレフィン、ポリ(エチレンテレフタレート))
のようなポリエステル、ポリ(エチレンビニールアセテ
ート)のようなポリ(ビニールアセテート)を含み、ま
た上記のものの任意の共重合体、及びその混合物又はブ
レンドを含み、一般的には、任意の相溶性又は相溶可能
な繊維形成用成分が適している。このような2成分繊維
の1つの例はポリ(エチレンビニールアセテート)/ポ
リエステルからなるシース/コア繊維である。ポリプロ
ピレンコア及びポリプロピレンシースを有する繊維を提
供することが望ましく、この場合、コア及びシースのポ
リプロピレンは異なる分子量を有していてもよいし或い
は異なる分子量を有していてもよい。
【0013】紡糸可能なポリマー化合物は狭い分子量分
布又は広い分子量分布を有するポリマーからなり、ポリ
プロピレンについては広い分子量分布が好まれる。酸化
防止剤、顔料、染料、炎/煙抑制剤、静電防止剤、しみ
防止剤等のような種々の添加物を単独で又は組み合わせ
てシース化合物及びコア化合物のいずれかに又は両方に
添加してもよい。本発明はシース部分だけに比較的高価
な添加物をくわえることができる利点を提供し、これに
よって、コアの成分の消費を減じる。同様に、添加物及
び又はたのポリマーを含む種々の他の成分を、その物理
的及び又は化学的性質を変えるために所望名化合物にブ
レンドすることができる。紡糸繊維を合わせてトウ又は
糸にしてもよいし、巻いてもよいし、織ってもよいし、
捲縮させてもよいし、チョップしてステープル繊維にし
てもよいし、所望ならば、同様な加工をしてもよい。滑
剤及び又は静電防止紡糸仕上げ剤のような表面改質コー
テイングを、周知のように加工を容易にするために加え
てもよい。多くの適用には、約1インチ乃至6インチ
(約2.5乃至15.25cm)、好ましくは約1乃至3
インチ(2.5乃至7.75cm)、最も好ましくは、約
1.75乃至2インチ(約3乃至5cm)の長さを有しか
つ0.1乃至40、より好ましくは1乃至6のdpfを
有する捲縮したステープル繊維が好まれる。
【0014】かくして、要するに、本発明は、1つの実
施の形態では、一般的には、第1及び第2の紡糸可能な
液体化合物を2成分繊維の形態にして紡糸する少なくと
も1つのオリフィスを有する紡糸口金を備えた装置を提
供し、多オリフィス紡糸口金では、オリフィスは一般的
には、円形パターンに配列される。装置は又、好ましく
は、ポリマー溶融物の形態の第1及び第2の紡糸可能な
液体化合物を紡糸口金オリフィスに分配するための、紡
糸口金と作動的に関連した流れ組立体を備える。各紡糸
口金オリフィス内には固いピンが配置され、該ピンは、
好ましくは、ピンの軸線に沿って延びる、最も好ましく
は、ピンの全長に延びる長手方向流路を有する。第1の
即ちコアの紡糸可能な液体化合物がこの長手方向流路か
ら紡糸される。第1の(即ちコア)部分の周りに繊維の
第2の(即ちシース)部分を紡糸するために、流れ組立
体の部分と連通した手段が設けられ、第2の化合物がこ
の手段の中を流れて、一体の2成分繊維として第1の化
合物と一緒に共に紡糸されるべく、オリフィス内に配置
されたピンの外側の周りに第2の化合物を長手方向に差
し向ける。例示の手段は、ピンの外側に沿って長手方向
に配置された少なくとも1つの溝、紡糸口金オリフィス
内に長手方向に配置された少なくとも1つの溝、又はピ
ンとオリフィスの両方に設けられた溝の組み合わせを含
む。
【0015】実施例1乃至12 シース/コア2成分繊維を表1に示すように、多数の異
なる化合物を使って溶融紡糸した。これらの実施例に用
いられた装置、本質的には、溝付ピンを有する好ましい
実施の形態について上述したのと同じ装置を416SS
ステンレススチールで作った。2つの紡糸パックを1つ
のハウジングに装着し、各紡糸パックは100mmの直
径を有し、36個の紡糸口金オリフィスを有していた。
ピンは0.040インチの穴径及び0.103インチの
直径の外部分(個々に溝が設けられる)を有していた。
各外部分には6個の溝が設けられ、ピンの円周に等間隔
をなし、各溝は深さ0.005インチ、幅0.015イ
ンチであった。各紡糸可能な液体化合物を、スクリュー
型押し出し機を使って紡糸口金パックにポリマー溶融物
として供給した。別の押し出し機を用いてシース化合物
及びコア化合物の各々を供給した。紡糸口金を加熱し、
紡糸口金オリフィスの出口温度を記録した。繊維を10
00m/分で巻き上げ、約3.4の延伸比率で4.5の
dpfを持った。その後、デニールを決定した。表1に
示すように、溶融紡糸した特定の材料は、プロファック
ス6301(デラウエア州ウイルミングトン、以前は、
デラウエア州ウイルミングトン ハイモントのモンテル
ポリオレフィンから入手できる)、ポリプロピレン樹
脂、ビスブロークン プロファックス6301(これま
た、デラウエア州ウイルミングトン、以前は、ハイモン
トのモンテルポリオレフィンから入手できる)、特殊の
ビスブローキング条件下で加工されたポリプロピレン樹
脂、及びハーコプライムG(デラウエア州ウイルミング
トンのハーキュルス社から入手できる)、マレイン酸ポ
リプロピレン樹脂であった。
【0016】これらの種々のポリマー及びブレンドを表
1に示す条件下で、上記の装置で紡糸した。
【0017】
【表1】 表1 ──────────────────────────────────── 実施例 シース コ ア スクリュー 紡 糸 紡糸デ 20容量% 80容量% 圧力(psi) ヘッド ニール コア シース 温度℃ 1 プロファックス6301 プロファックス6301 850 750 270 3691 2 ナイロン6 プロファックス6301 1000 900 300 3726 3 プロファックス6301 プロファックス6301 800 800 265 3600 4 ビスブロークン プロファックス6301 1000 1000 275 3700 プロファックス6301 5 5%ハーコプライムG プロファックス6301 1000 1500 300 ─ で改質されたナイロン6 6 5%C5マレイン酸無水 プロファックス6301 1000 1500 300 ─ 物で改質されたナイ ロン6 7 10% C5マレイン酸無 プロファックス6301 1000 1500 300 ─ 水物で改質されたナ イロン6 8 10% ハーコプライム プロファックス6301 1000 1000 300 ─ Gで改質されたナイロン6 9 5%ハーコプライムG 5%ハーコプライムG 1000 1000 300 ─ で改質されたナイロ で改質されたプロフ ン6 ックス6301 10 5%C5マレイン酸無水 10% ハーコプライム 1000 1000 300 ─ 物で改質されたナイ Gで改質されたプロ ロン6 ファックス6301 11 ナイロン6 5%C5マレイン酸無水 1000 1000 300 ─ 物で改質されたプロ ファックス6301 12 ナイロン6 10% C5マレイン酸無 1000 1000 300 ─ 水物で改質されたプ ロファックス6301 ナイロンとポリプロピレンの種々の組み合わせを用いて
紡糸した繊維を、図13、14、15に示す。これは、
本発明の装置を用いて紡糸した繊維の横断面の顕微鏡写
真(200X倍である)顕微鏡写真でわかるように、繊
維は、本質的に円形周囲をもった良好な横断面を有す
る。コアは、全体的には、シース成分内に良く収めら
れ、かつまた良好な円形周囲を示す。
【0018】実施例13乃至18 表2に示す化合物を、外側の周りに等間隔を隔てた3つ
の溝を有するピンを使って紡糸した。これらのスロット
又は溝は、シース/三角形コア繊維を紡糸するのに有効
な0.020インチx0.007インチの寸法形状を有
していた。表2に示すシース/コアポリマー比率は、紡
糸繊維を横断面で見たとき、それぞれの成分の容積に基
づかれる。3つの溝を有するピンを使って紡糸した繊維
の横断面の顕微鏡写真を図16に示す。図示した横断面
で分かるように、コアは3葉又は三角形形状を有し、円
形周囲を有するシース内に同心的に収められる。シース
成分の厚さ及び又はコアの形状(3葉繊維の例について
示すように)を変えるために、ピンに、特定の形状の任
意所望の数の溝を設けてることができる。図に示すよう
に、溝はピンの外側に沿って軸線方向に延び、螺旋溝
は、或るシース化合物にとって、或いは美的効果を達成
するのに望ましい。又溝はピンの周囲に等間隔である必
要はない。ピンの軸線方向ボアを円形横断面を有するも
のとして図に示す。他の横断面形状が望ましいかも知れ
ない。
【0019】
【表2】 表2 ──────────────────────────────────── 実施例 シース/コア シース化合物 コア化合物 横断面の外観 ポリマー比率 13 20:80 プロファクス6301 プロファクス6301 丸いシース/ (18 MFR) (18 MFR) コア 14 20:80 ナイロン6 ポリプロピレン −−− 15 20:80 着色したプロファ 着色したプロファ 良好な同心 ックス6301 ックス6301 シース/コア 16 20:80 プロファクス6301 着色したプロファ −−− ックス6301 17 30:70 低融点エチレン ポリプロピレン コアのまわりの /プロピレン共 シースの良好な 重合体 分配 18 50:50 低融点エチレン ポリプロピレン 良くない /プロピレン共 重合体
【0020】本発明を上記の説明及び特定の実施例を参
照して説明したが、その特定の内容によって限定される
ものではなく、種々の付加、代替、削除、及び他の変形
は特許請求の範囲によって定められた発明の範囲及び精
神内にあるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明による紡糸パックの拡大図であ
る。
【図2】図2は、図1に示す紡糸パックの平面図であ
る。
【図3】図3は、図1に示す紡糸パックに示された分配
プレートの平面図である。
【図4】図4は、図1に示す紡糸パックに使用される分
配プレートに部分的に配置された溝付きピンの断面図で
ある。
【図5】図5は、図4に示す溝付きピンの底面図であ
る。
【図6】図6は、溝付きピンの他の実施形態の底面図で
ある。
【図7】図7は、図1に示す紡糸パックの紡糸口金オリ
フィスに配置された溝付きピンの断面図である。
【図8】図8は、紡糸口金オリフィスに溝を備える、図
1に示す紡糸パックの紡糸口金オリフィスを示す。
【図9】図9は、図8の線5C−5Cに沿った、溝付き
紡糸口金オリフィスに配置されたピンを示す。
【図10】図10は、異なる溝付きピンを有する本発明
を使用して作った繊維の理想断面図である。
【図11】図11は、図10と同様な図である。
【図12】図12は、図10と同様な図である。
【図13】図13は、本発明を使用して作ったシース/
コアの光学顕微鏡写真である。
【図14】図14は、図13と同様な図である。
【図15】図15は、図13と同様な図である。
【図16】図16は、コアが三葉又は三角形断面を有す
る本発明によって作られたシース/コア繊維の光学顕微
鏡写真である。
【符号の説明】
125・・・分配組立体 127・・・末広がりハブ 129・・・分配プレート 131・・・コア分配オリフィス 133・・・コア分配流路 135・・・ピン 136・・・ボア 137・・・シース分配流路 139・・・流れ空間 141・・・紡糸口金組立体 143・・・紡糸口金入口オリフィス 145・・・紡糸口金出口 151・・・溝 153・・・流路 156・・・ブッシュ

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 A(I) 少くとも1つの紡糸オリフィス
    と、該紡糸オリフィス内に配置された固いピンとを有す
    る紡糸口金組立体を備え、前記固いピンが外側表面を有
    し、かつピンを長手方向に貫通する少くとも1つの内流
    体流路を有し、(II)紡糸口金組立体と作動的に関連し、
    第1及び第2の紡糸可能な液体化合物を前記紡糸口金組
    立体に分配するための別々の第1及び第2の流路を有す
    る流れ組立体を備え、前記第1流路が前記ピンの前記内
    流体流路と連通し、前記第2流路が前記ピンの外側表面
    と連通している、紡糸パックを準備し、 B 第1の紡糸可能な液体化合物を流れ組立体の前記第
    1の流路に供給し、第2の紡糸可能な液体成分を流れ組
    立体の前記第2の流路に供給し、 C 第1及び第2の化合物からなる多成分繊維を紡糸口
    金オリフィスから引く、多成分繊維の紡糸方法におい
    て、 前記第1の紡糸可能な液体化合物が、前記紡糸オリフィ
    スから紡糸されるべく、前記第1流路及び前記ピンの前
    記内流路の中を流れ、 前記第2の紡糸可能な液体化合物が、第1の紡糸可能な
    液体化合物と一緒に紡糸オリフィスから共に紡糸される
    べく、前記第2の流路の中及び前記ピンの外側表面のま
    わりを長手方向に流れることを特徴とする。
  2. 【請求項2】 前記紡糸パックは更に、前記第2の紡糸
    可能な液体を、第1の紡糸可能な液体と一緒に紡糸オリ
    フィスから共に紡糸すべく、前記ピンの外側表面のまわ
    りに長手方向に差し向けるための、前記第2の流路と連
    通した手段を備える、請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記多成分繊維が二成分繊維である、請
    求項1又は請求項2記載の方法。
  4. 【請求項4】 第1の化合物が、ポリオレフィン系、ポ
    リアミド系、ポリエステル系からなるグループから選択
    された、請求項1〜請求項3記載の方法。
  5. 【請求項5】 第1の化合物が、ポリエチレン、ポリプ
    ロピレン、及びその混合物から選択されたポリオレフィ
    ンである、請求項4記載の方法。
  6. 【請求項6】 第2の化合物が、ポリオレフィン系、ポ
    リアミド系、ポリエステル系からなるグループから選択
    された、請求項1〜請求項5記載の方法。
  7. 【請求項7】 第2の化合物が、ポリエチレン、ポリプ
    ロピレン、及びその混合物から選択されたポリオレフィ
    ンである、請求項6記載の方法。
  8. 【請求項8】 繊維が、ポリエチレンのシースとポリプ
    ロピレンのコアとからなるシース/コアの二成分繊維で
    ある、請求項1記載の方法。
  9. 【請求項9】 繊維は断面が三葉である、請求項1記載
    の方法。
  10. 【請求項10】 繊維は並−並繊維である、請求項2記
    載の方法。
  11. 【請求項11】 少くとも1つの紡糸オリフィスを備え
    た紡糸口金組立体と、 紡糸口金組立体と作動的に関連し、第1及び第2の紡糸
    可能な液体を紡糸口金組立体に分配するための別々の第
    1及び第2の流路を備えた流れ組立体と、外側表面を有
    し、長手方向に貫通する少くとも1つの内流体流路を有
    する固いピンとを備え、前記ピンが紡糸オリフィス内に
    配置され、前記内流体流路が、第1の紡糸可能な液体
    を、前記紡糸オリフィスから紡糸するように、前記内流
    体流路に差し向けるために第1の流路と連通している、 多成分繊維を紡糸するための紡糸パック。
  12. 【請求項12】 紡糸パックは更に、前記第2の紡糸可
    能な液体を、第1の紡糸可能な液体と一緒に紡糸オリフ
    ィスから共に紡糸すべく、前記ピンの外側表面のまわり
    に長手方向に差し向けるための、前記第2の流路と連通
    した手段を備える、請求項11記載の紡糸パック。
  13. 【請求項13】 前記手段が、前記ピンの外側表面に長
    手方向に配置された少なくとも1つの溝を有する、請求
    項11又は請求項12記載の紡糸パック。
  14. 【請求項14】 前記手段が、前記ピンに隣接して紡糸
    口金オリフィスの一部に長手方向に配置された少なくと
    も1つの溝を有する、請求項11又は請求項12記載の
    紡糸パック。
  15. 【請求項15】 紡糸口金が、多数の紡糸オリフィスを
    有する、請求項11〜請求項14記載の紡糸パック。
  16. 【請求項16】 ピンと、第2の紡糸可能な液体を差し
    向けるための手段とが、シース/コア繊維を紡糸するこ
    とができるようになっている、請求項12記載の紡糸パ
    ック。
  17. 【請求項17】 前記内流体流路が、ピンの全長に亘っ
    て長手方向に延びる、請求項11〜請求項16記載の紡
    糸パック。
  18. 【請求項18】 流体流路がピンの軸線に沿って延び
    る、請求項11〜請求項17記載の紡糸パック。
  19. 【請求項19】 複数の流路がある、請求項11〜請求
    項18記載の紡糸パック。
  20. 【請求項20】 請求項12〜請求項19に記載の紡糸
    パックを使用する、請求項1〜請求項11記載の方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109385679A (zh) * 2018-11-30 2019-02-26 吴江精美峰实业有限公司 复合纺丝箱及其复合纺丝方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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