JPS6063894A - 白熱電球点灯用高周波電源装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は白熱電球点灯用の高周波電源装置の改良に係り
、特に負荷が断線した場合に直ちに装置の作動を停止せ
しめる新規な保護回路を備えたものに関する。

通常商用交流電源にて電圧の異なる白熱電球を点灯させ
る場合、装置の小形軽量化を計るため一般にトランジス
タインバータ方式による高周波電源（変圧）装置が使わ
れることが多い。

然しなから白熱電球がその負荷として用いられる場合、
そのヒラメントの断線は装置の出力電圧を異常に上昇さ
せ、回路の作動に少なからぬ悪影響を与える問題があっ
た。

本発明は比較的簡単な回路構成によって保護回路を構成
し、該回路によって装置の出力電圧が上昇した場合にこ
れを検出し、装置の発振作動を直ちに停止せしめて回路
の異常発生を未然に防止しようとするものである。

以下本発明の実施例を図面に従って説明する。

図に於いて点線Ａで画したる部分は発振回路であって、
その発振周波数はコンデンサ１及び発振トランス２等の
各構成要素の定数設定によって、例えば数十ＫＨｚ程度
に設定されている。尚、稜部に於いて３は発振トランジ
スタ、４はダイオード、５は帰還抵抗を示す。

点線Ｂで画したる部分は、前記発振回路の出力を電力増
巾する回路であって、６は出力トランジスタ、７は前記
トランジスタのエミ・ｙり電流検出用抵抗、８は出、カ
ドランスを示す。

更に出カドランス８の出力側に接続されたダイオード１
２及びゼナーダイオード１３は、出力電圧の異常上昇を
検出する回路を示す。

点線Ｃて画したる部分は、前記発振回路Ａを制御する回
路である。

点線りで画したる部分は整流回路で、端子２７は商用電
源を接続する端子を示す。２６は電源スィッチを示す。

斯かる構成になる実施例の作動を説明すると、今電源ス
イッチ２６を閉成したとすると、整流器２５によって整
流された脈流波形の電圧が回路（イ）・（ロ）間に与え
られる。而して該回路間にはコンデンサ１８・１９及び
抵抗２０・２１等よりなる微分回路が接続されており、
従って３点には前記脈流電圧による正のパルスが発生し
、該／Ｎ６ルスは更にダイオード１７を介してフリップ
フロ・ノブ回路の一方のトランジスタ１５のベースにト
リガ信号として与えられ、該トランジスタを導通せしめ
る。

従っ−ｃ　他方のトランジスタ１４は遮断状態となるも
ので、該トランジスタのコレクタに抵抗１６を介して継
がる発振トランジスタ３のベースは開放状態となる。従
って発振回路Ａは所定の発振作動を開始する。

然しなから前記発振によって負荷である電球９が点灯さ
れる時、そのヒラメントのラッシュカーレントが消灯時
の十数倍の大きさで流れるため、出カドランジスタロの
エミッタ電流は瞬時増大する。

従ってそのエミッタに継がれた抵抗７には大きな電圧が
生ずる。更に該電圧は抵抗１０及びダイオード１１を介
して、遮断状態にあるトランジスタ１４のベースに正の
電流を与える。従って該トランジスタは遮断状態から反
転して導通状態となり、発振トランジスタ３のベース回
路を短絡し、その発振作動を停止させる。斯かる一連の
状態を図にて表わせば第２図の如くであって、ｔＱは電
源スイツチ閉成時、Ｉｅｉはう・ｙシュカーレントによ
って増大スるトランジスタ６のエミッタ電流、Ｓは制限
レベルでトランジスタ１４が反転する電流のレベル、Ｌ
ｉは発振停止時間である。

該図からもわかるように、電源投入時に、は【Ｏから【
１までの間で発振作動し、次に脈流電圧によって−ａ点
にトリがパルスが現われるＬ３まての間は発振停止期間
となる。而してその出力波形は第３図【ａに例示した如
くになる。

斯くの如くフリ７プフロ・ノブ回路が何度か反転して、
発振回路の間欠作動が繰返されると、電球９のヒラメン
トの予熱が進み、その温度が次第に上昇してラッシュカ
ーレントが次第に小さくなる。

これを例示すれば第２図に於けるＩＯ２の曲線の如（で
あって、その時の出力波形は第３図ｔｂに例示した如く
になる。

斯くの如くしてヒラメントの予熱が完了し、その抵抗値
が定常点灯状態時に近くなると、トランジスタ６のエミ
ッタ電流は所定の状態、すなわち第２図に例示するＩＯ
３の状態に安定するもので、従って抵抗７に現われる電
圧は前記第２図Ｓにて表わす制限レベルでの作動を行わ
せるには至らず。

従ってトランジスタ１４は反転されることなく発振作動
は連続的に行われるものであって、その出力波形は第３
図【Ｃの如くになり、電球９は所定の点灯状態を継続す
るものである。

尚、第２図に於いてＩｆｌなる破線で示した曲線は、実
施例の保護回路がない場合のヒラメントのラッシュカー
レントによる出力トランジスタのエミッタ電流を参考ま
でに例示し、又、＋ｒ２はヒラメントの予熱が若干進行
した状態での前記電流を例示したものである。

次に本発明の主目的である負荷電球のヒラメントの断線
或いは負荷への配線が断線したような場合の、保護回路
の作動を説明する。

第１図に示す出カドランス８の二次側の出力電圧の値は
、通常負荷の場合例えば１２Ｖ程度であるが、電球９の
ヒラメントが断線した場合には前記出力電圧は２０〜３
０Ｖ程度に上昇するもので、実施例では斯かる上昇電圧
を出カドランス８の二次側からダイオード１２を介し、
更に例えば２０Ｖ程度のゼナーダイオード１３によって
電圧の上昇を検出し、出力電圧がゼナー電圧より上昇し
た時にフリップフロップ回路のトランジスタ１４のベー
スに反転用の電圧を与え、該トランジスタを反転せしめ
て、発振回路Ａの作動を停止せしめるもので、斯かる作
動によって例えば発振回路Ａ或いは電力増巾回路Ｂの異
常作動を防止せしめるものである。

本発明は以上に説明した如く、負荷である電球のヒラメ
ントが断線した場合は勿論のこと電球への配線が断線し
たような場合でも、これを直ちに検出して装置の発振作
動を停止させることが出来。

極めて簡単な構成であるにも拘らず、その得られる保護
効果は絶大である。

又電球の点灯初期に於いてその過負荷電流を検出し、そ
れによって発振作動を自動的に間欠反復せしめてヒラメ
ントを徐々に加熱させるものであるため、ラッシュカー
レントによる装置の過負荷を完全に防止することが出来
る効果をも有し、極めて有効な発明である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例を示したものである。 第２図及び第３図は作動を説明するための図である。 図に於いて３は発振トランジスタ、６は出方増巾トラン
ジスタ、７は電流検出用の抵抗、８は出カドランス、９
は負荷である電球、１３はゼナーダイオード、１４及び
１５はフリップフロップ回路を構成するトランジスタ、
１８・１９は微分回路を構成するコンデンサで、２ｏ・
２１は同抵抗、２５は整流器、２６は電源スィッチ、２
７は電源接続端子を示す。 特許出願人 株式会社　三共無線製作所 代表者　厚母孝治

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 商用電源を適宜整流し、得られた脈流からトリがパルス
   を得、該パルスによってフリップフロップ回路を励起せ
   しめ、これによって発振回路を作動させ、又、前記フリ
   ップフロップ回路の反転作動によって前記発振作動を停
   止せしめるように構成し、更に出力電圧の上昇を検出す
   る回路を設け、該回路の検出結果をもって前記フリップ
   フロップ回路を反転作動せしめるように構成した白熱電
   球点灯用高周波電源装置。