JP3214622B2 - 照明装置 - Google Patents

照明装置

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JP3214622B2
JP3214622B2 JP06949690A JP6949690A JP3214622B2 JP 3214622 B2 JP3214622 B2 JP 3214622B2 JP 06949690 A JP06949690 A JP 06949690A JP 6949690 A JP6949690 A JP 6949690A JP 3214622 B2 JP3214622 B2 JP 3214622B2
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晃道 川瀬
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清水 達夫
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この発明はインバータによる高周波点灯方式の蛍光灯
と、豆球や白熱灯等の補助灯と、切換えスイッチとを備
えた照明装置に係り、一例として蛍光灯点灯と補助灯点
灯と消灯とに切り換えて使用する照明装置の、改良に関
する。
【0002】
【従来の技術】
前記照明装置は、補助灯点灯時と消灯時とに蛍光灯が
消灯されるが、インバータ蛍光灯の消灯方法としてイン
バータの電源回路を切る第1の方法と電源回路は閉じた
ままでインバータの発振を停止する第2の方法が周知で
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
インバータ系統灯は周知の通り、電源を接続した瞬間
に異常に大きいパルス電流が流れる。このため、前記第
1の方法でインバータの電源回路を開閉する場合は、接
点スイッチか半導体スイッチかを問わず、大電流容量の
開閉スイッチが必要であり、コストや取付スペースの問
題、およびスイッチ自体の発熱や寿命の問題がある。
【0004】 一方、前記第2の方法の場合は、消灯中も、インバー
タの電源回路が閉じている。したがって、整流回路の大
容量コンデンサが高電圧に充電され、さらに、この電圧
が発振器に印加された状態が接続し、安全性や回路寿命
等への影響に問題がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
かかる課題を解決するためには、補助灯点灯中は、前
記第2の方法でインバータの発振を停止し、消灯中は前
記第1および第2のいずれの方法にもよらず、商用電源
を自動的に切ることが、最良の解決策である。この解決
策を達成するための手段として、この発明は第1図に示
す構成を備える。
【0006】 壁スイッチ14等の電源開閉スイッチを通じて照明装置
8に供給される商用電源1の周波数を整流回路2と発振
器3とを備えるインバータ4により高周波変換して点灯
する蛍光灯5と、豆球等の補助灯6とを、切換えスイッ
チ7で切換えて点灯する照明装置8において、前記商用
電源1は照明装置8内で前記インバータ用の第1の電源
回路9と前記補助灯用の第2の電源回路10とに分岐し、
照明装置8内の前記第1の電源回路は常時閉成し、照明
装置8内の前記第2の電源回路10中に開閉スイッチ11が
設けられ、前記切換えスイッチ7は、前記第1の電源回
路9が閉成したままで、前記発振器3を始動および停止
するための発振制御手段12と、前記開閉スイッチ11と、
前記商用電源の一定時間を越える一時的な遮断に連動し
て、前記発振制御手段12と前記開閉スイッチ11とを所定
のプログラムで動作させるためのプログラム制御手段13
とを備えてなり、前記一定時間は10ms以上の範囲で適宜
設定され、前記プログラムは発振器3の発振を停止し、
同時に前記開閉スイッチ11を開いて前記蛍光灯と補助灯
とを同時に消灯する動作を除き、前記電源開閉スイッチ
の一時的な遮断により少なくとも前記蛍光灯のみの点灯
と、前記補助灯のみの点灯とが順番に切換わるプログラ
ムであることを特徴とする照明装置である。
【0007】
【作用】
プログラム制御手段13は、商用電源の一定時間を越え
る一時的な遮断にのみ連動する。その一定時間は10ms以
上に、例えば40msに設定され、したがって、商用電源1
の交流の半波がまれに欠けるような瞬停現象には連動し
ないが、壁スイッチ14の操作等による一定時間を越える
一時的な遮断に連動し、発振制御手段12と前記開閉スイ
ッチ11とを所定のプログラムで動作させる。
【0008】 同プログラムには、発振制御手段12によって、発振器
3の発振を停止すると同時に開閉スイッチ11を開く動
作、即ち、蛍光灯5と補助灯6とを同時に消灯する動作
は含まず、含まれるのは、一例として、蛍光灯5と補助
灯6との同時点灯と蛍光灯5のみの点灯と補助灯6のみ
の点灯とが順番に切り換わるプログラムである。
【0009】 補助灯6のみを点灯する場合は、発振器3の発振を停
止することによって、蛍光灯5を消灯し、第1の電源回
路9は常時閉成している。したがって同電源回路の開閉
スイッチは存在しない。
【0010】 蛍光灯5と補助灯6とを同時に消灯するプログラムは
存在せず、同消灯のためには、壁スイッチ14等によって
商用電源1と照明装置8との接続を一定時間を越えた後
も継続して切る以外にない。したがって、同消灯中は、
第1の電源回路が閉成しているにもかかわらず、インバ
ータ4に対して電圧が印加されない。
【0011】
【実施の形態】
次に、第2図に示す実施例によって、この発明の照明
装置を詳しく説明する。インバータ15はダイオードブリ
ッジ16とコンデンサ17とでなる整流回路と発振器18とで
構成され、商用電源19の周波数をインバータ15で高周波
に変換し、蛍光灯20が点灯される。21は周知の予熱およ
び点灯用のコンデンサである。
【0012】 なお、商用電源19から第1の電源回路22を経てコンデ
ンサ17へ至る回路中に電源投入時の過大電流防止用のイ
ンピーダンス素子を設けることが好ましい。
【0013】 この実施例に用いられる発振器18は最も一般的な発振
器であり構成動作とも周知であるから説明を省略する。
【0014】 補助灯としての豆球23を点灯するための第2の電源回
路24中に開閉スイッチとしてSCR25が設けられる。26は
第1の電源回路22を閉成したままで発振器18を始動及び
停止するための発振制御手段、27は商用電源19の一定時
間を越える一時的な遮断に連動して、発振制御手段26と
SCR25とを所定のプログラムで動作させるためのプログ
ラム制御手段であり、プログラム制御手段27と発振制御
手段26とSCR25とによって切り換えスイッチが構成され
る。
【0015】 まず、プログラム制御手段27を説明すると、壁スイッ
チ28等によって、商用電源19が閉じると、コンデンサ29
がダイオード30,31と抵抗32とを通じて瞬時に充電さ
れ、定電圧ダイオード33のツェナー電圧、一例として、
10Vに保持される。この電圧がDタイプフリップフロッ
プIC34のVdd電圧(動作電圧)になるが、さらに、コン
デンサ29が前記充電によって前記ツェナー電圧に達した
瞬間に、ベース電流が通じてトランジスタ35がオンする
ので、コンデンサ36を通じて抵抗37にパルス電圧が印加
され、IC34のCP(クロックパルス)入力となる。コンデ
ンサ38はノイズ防止用である。
【0016】 商用電源19が遮断されるとトランジスタ35がオフにな
り、コンデンサ36が抵抗39を通じて放電するが、この放
電が不十分なうちに商用電源19が再開された場合は、抵
抗37に印加されるパルス電圧が小さく、CP入力として有
効に作用しない。商用電源19が一定時間以上遮断された
場合のみ、有効なCP入力が得られる。
【0017】 この一定時間はコンデンサ36の静電容量と抵抗39の抵
抗値とによって自由に設定できるが、商用電源の半波が
まれに欠けるような瞬停現象による誤動作を防ぐために
10mS以上に説明する必要がある。一例として、40mS以上
に設定すれば、壁スイッチ28等による商用電源19の40mS
を越える遮断に連動してCP入力が発生する。
【0018】 IC34のD(データ)入力は抵抗40とコンデンサ41とに
よって与えられ、最初は同コンデンサが完全に放電し、
D入力の電圧がVss(アース電圧)に等しいからD入力
は低レベルである。したがって、CP入力の印加で、Q出
力が低レベル、Q(Qの反転を意味する。以下、同
じ)出力が高レベルの第一の状態になる。
【0019】 第1の状態ではQ出力が高レベルであるから抵抗40を
通じてコンデンサ41がVssに充電され、D入力は高レベ
ルである。したがって、CP入力の印加で、Q出力が高レ
ベル、Q出力が低レベルの第2の状態に切り換わる。
【0020】 第2の状態ではQ出力が低レベルであるから、コン
デンサ41が抵抗40を通じて放電し、D入力は低レベルで
ある。したがって、CP入力の印加で、Q出力が低レベ
ル、Q出力が高レベルの第1の状態に戻る。拭ち、CP
入力が印加される度にQ出力とQ出力が交互に高レベ
ルと低レベルとに切り換わる。
【0021】 Q出力はSCR25の動作入力であり、Q出力は発振制
御手段26の動作入力である。したがって、プログラム制
御手段27は、商用電源19の一定時間を越える一時的な遮
断に連動してSCR25と発振制御手段26とに、交互に動作
入力を与えるプログラムを備える。
【0022】 豆球23の電源回路24の開閉スイッチであるSCR25はQ
出力が高レベルの時だけ、抵抗42を通じるゲート電流に
よってオンする。
【0023】 第1の電源回路22が閉じたままで発振器18を始動しお
よび停止するための発振制御手段26は高レベルのQ
力が動作入力として印加されると、抵抗43を通じるベー
ス電流によってトランジスタ44がオンするので、同トラ
ンジスタとダイオード45とによってコンデンサ46を負電
源回路47に接続し、周知の発振器18を形成する。同時に
抵抗48を通じてトランジスタ49にベース電流を与え、発
振器18を始動する。Q出力が低レベルの時はトランジ
スタ44がオンせず、発振器18は発振しない。
【0024】 このように、この実施例の照明装置50は、商用電源19
の一定時間を越える一時的な遮断に連動して蛍光灯20と
豆球23とが交互に点灯される。しかして、豆球点灯時の
蛍光灯は発振器18の発振を停止することによって行わ
れ、電源回路22は閉じたままでよいから、同電源回路の
開閉スイッチを必要としない。
【0025】 また、蛍光灯20と豆球23とを同時に消灯するプログラ
ムは存在せず、両方同時に消灯する時は壁スイッチ28等
によって商用電源19が遮断されるので、インバータ15に
高い電圧が印加されたまま放置される心配がない。
【0026】 この実施例は蛍光灯点灯から豆球点灯への切換えが、
商用電源19が40mS等の一定時間以上遮断に連動する構成
を備えると同時に、1秒等のさらに長い別の一定時間を
越える一時的な遮断に対しては連動しないようにした構
成を備える。したがって、商用電源が1秒等の別の一定
時間を越えて一時的に遮断された場合は、常に蛍光灯が
点灯される。
【0027】 即ち、蛍光灯20点灯時のQ出力は、高レベルでVdd
と同電圧であるから、商用電源19が遮断されるとコンデ
ンサ29がQ出力から抵抗43と48とによって放電し、コ
ンデンサ41もコンデンサ29と同電圧を保ちつつ放電す
る。この放電のとき、定数を仮に1秒に設定すれば商用
電源の一時的な遮断後、約1秒を経過した後はコンデン
サ41とコンデンサ29との放電によって回路状態が最初の
状態に戻り、したがって、約1秒を経過した後、壁スイ
ッチ28等によって再び商用電源19が閉じれば、最初に述
べたように蛍光灯20が点灯される。
【0028】 インバータは一般に調光回路の付設が容易であるか
ら、別の実施例では蛍光灯の点灯を通常点灯と調光点灯
に分け、通常点灯と調光点灯と豆球点灯との3段階に切
り換えてもよい。
【0029】 なお、インバータには、余熱時の周波数を高くして余
熱効果を上げることが多いが、同技術は周知であり、し
かも、この発明とは直接関係がないので説明を省略す
る。
【0030】
【発明の効果】 蛍光灯用の第1の電源回路中に開閉スイッチを設ける
必要がない。したがって、同スイッチを設けるためのコ
ストおよび取り付けスペースがいらず、さらに、大電流
の開閉に伴う発熱、特に、同スイッチが半導体スイッチ
である場合の同発熱の問題が解消される。
【0031】 また、蛍光灯と補助灯をともに消灯するときは、壁ス
イッチ等によって、商用電源が切られるのでインバータ
に対する電圧の印加も自動的に遮断され、安全性および
回路寿命等への悪影響が排除される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1図はこの発明の照明装置の基本回路構成と、同照明
装置と商用電源との接続を示す図である。
【図2】 第2図はこの発明の一実施例にかかる照明装置の回路構
成と、同照明装置と商用電源との接続を示す図である。
【符号の説明】
1、19……商用電源、14、28……壁スイッチ 8、50……この発明の照明装置、4、15……インバータ 2、16と17……整流回路、3、18……発振器 5、20……蛍光灯、6、23……補助灯 9、22……第1の電源回路、10、24……電源回路 11、25……開閉スイッチ、12、26……発振制御手段 13、27……プログラム制御手段

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】壁スイッチ等の電源開閉スイッチを通じて
    供給される商用電源を分岐して形成した蛍光灯用の第1
    の電源回路および補助灯用の第2の電源回路と、前記第
    1の電源回路に接続されて前記商用電源の周波数を発振
    により高周波変換するインバータと、前記インバータに
    接続される蛍光灯と前記第2の電源回路に接続される補
    助灯とを切換える切換えスイッチとを備えた照明装置に
    おいて、 前記切換えスイッチは、前記第1の電源回路が閉成した
    ままで前記インバータの発振を始動および停止するため
    の発振制御手段と、前記第2の電源回路を開閉して前記
    補助灯を点灯および消灯するための開閉スイッチと、前
    記電源開閉スイッチの一定時間を越える一時的な遮断に
    連動して、前記発振制御手段と前記開閉スイッチとを所
    定のプログラムで動作させるためのプログラム制御手段
    とを備えてなり、 前記プログラムは前記蛍光灯と補助灯とを同時に消灯す
    る動作を除き、前記電源開閉スイッチの一時的な遮断に
    より少なくとも前記蛍光灯のみの点灯と、前記補助灯の
    みの点灯とが順番に切換わるプログラムである ことを特徴とする照明装置。
  2. 【請求項2】前記プログラムに、蛍光灯と補助灯との同
    時点灯を加えた請求項1に記載の照明装置。
  3. 【請求項3】前記プログラムに、前記商用電源が前記一
    定時間よりも長い別の一定時間を越えて一時的に遮断さ
    れた場合は、常に蛍光灯が点灯する常時点灯を加えた請
    求項1に記載の照明装置。
  4. 【請求項4】前記プログラムが、前記蛍光灯のみの点灯
    を通常点灯と調光点灯とに分け、前記通常点灯と前記調
    光点灯と補助灯のみの点灯とが順番に切換わるプログラ
    ムである請求項1に記載の照明装置。
  5. 【請求項5】前記一定時間は10ms以上の範囲で適宜設定
    される請求項1ないし4のいずれかに記載の照明装置。
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KR101318838B1 (ko) * 2013-02-21 2013-10-17 (주) 씨앤씨라이트웨이 무대 조명용 오토체인지 시스템

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KR101318838B1 (ko) * 2013-02-21 2013-10-17 (주) 씨앤씨라이트웨이 무대 조명용 오토체인지 시스템

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