JPS606245B2 - ロ−ル状物の搬入または搬出方法 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ロール状物の搬入または搬出方法に関する。

テープを巻回したような円環状のロール状物の場合、そ
の中心孔を利用して支持することが行われる。すなわち
、ロール状物を搬送する場合は「その中心孔に搬送装置
の支持村を挿入支持して送り、また、ロール状物を格納
する場合は、その中心孔で棚装置の支持村に係合支持す
るようなことが多い。そして、ロール状物を搬送して倉
庫に搬入格納するとき、また、倉庫から搬出するときに
は、被収納物をスタッカーにより搬送装置と棚装置との
間で受け渡ししなければならない。ところで、テープの
ようなロール状物の場合、その材質などにより径が一定
してなく、多種の径のものが混在している場合が多い。

そのため、搬送装置または棚装置の支持村に支持された
ロール状物をスタッカーのフオークで受ける高さ位置が
一定せず、したがって、フオークすなわちこのフオーク
を取付けたキャリッジの位置が一定せず「フオークに保
持したロール状物を支持村に受け渡しする際、ロール状
物の中心孔のセンターと支持杵のセンターとを一致させ
る操作が面倒になる。本発明は、このような点にかんが
みてなされたもので、支持村に支持されたロール状の被
収納物をスタッカ−のフオークで受けて保持する際、被
収納物の中心孔を常に一定位置において保持し、これに
よって、被収納物を受渡装置または棚装置の支持村に受
け渡しする際、被収納物の中心孔と支持村とのセンター
を容易に一致でき、受渡装置または棚装置の支持村への
挿入移しかえを容易かつ確実に行えるようにしたもので
ある。本発明の一実施例を図面について説明する。

第１図および第２図において、１は倉庫で、この倉庫１
の一方部に搬入コンベヤ２および搬出コンベヤ３が設け
られ、この搬入コンベヤ２および搬出コンベヤ３の端部
に直交して正逆転可能のコンベヤ４が設けられている。
そして、このコンベヤ４に対し複数個の、本実施例では
２個の倉庫１内に向う受渡装置としての搬送装置５が設
けられている。

この各搬送装置５は、第３図にも示すように、コンベヤ
４の上方位置にコンベヤ４と直交して一対のレール６が
設けられ、このレール６に搬送台７が移動自在に支持さ
れ、この搬送台７の下部に横方向に向って水平状に棒状
の支持村８が突設されている。上記倉庫１内には複数列
の棚装置１１が平行に設けられ、この各棚装置１ １に
は複数列複数段に棒状の支持村１２が所定間隔おきに突
設されている。

そして、上記各相対した一対の棚装置１１間の上下部に
し−ルー３が平行に設けられ、この上下のレール１３間
にスタッカ−１４が移動自在に設けられている。

この各スタッカー１４は、下部の基台１５と上部の支持
台１６との間に一対のマスト１７が立設されている。こ
の一対のマスト７には、第４図に示すように、キャリッ
ジ１８が両側の転論１９を介して昇３降自在に支持され
、このキャリッジ１８の両側部に設けられたガイド２川
こフオーク台２１が両側の転論２２を介して昇降自在に
支持され、このフオーク台２１の両側下部と上記キャリ
ッジ１８の両側上部との間に複数段に伸縮上下動する駆
動装４層２３が連結されている。

さらに、上記フオーク台２１の中央部に前後方向に複数
段に伸縮自在なフオーク２４が設けられ「 このフオー
ク２４の最上段の受台２５の上面に、中央部に向って両
側方から下降傾斜する受面２６が形成されている。そし
て「上記フオーク台２１にフオーク２４を伸縮作動する
モータ２７が取付けられているとともに、上記受面２６
にリミットスイッチなどからなるセンサー２８が配設さ
れている。上記フオーク台２１の上部に二重格納防止装
置２９が設けられている。

この二重格納防止装置２９は、複数段に伸縮自在な棒状
の検知体３０をモータ３１によって伸縮するようになっ
ている。また「上記キャリツジ１８の一側上下部におい
て上記検知体３０と同レベルに第１のセンサー３２およ
びキャリッジ１８の所定レベルに第２のセンサー３３が
取付けられているとともにＬ マスト１７に上記第１お
よび第２のセンサー３２，３３を作動するドグ３４が各
段の支持村１２に対応する位置に配設されている。４１
はたとえばテープを巻回したようなロール状の被収納物
で、この被収納物４１の中心部には円筒状のボビン４２
が装着され、一定径の中心孔４３が形成されている。

そうして、ロール状の被収納物４１の倉庫１内への搬入
にあたっては、被収納物４１を搬入コンベヤ２によって
搬入し、コンベヤ４１こよって搬送方向を変更してかつ
中心孔４３を搬送方向に平行にした状態で送り、コンベ
ヤ４に対して待機している搬送装置５の搬送台７の支持
杵８に中心孔４３を挿入して支持させる。

ついで、搬送台７をレール６に沿って棚装置１１側に移
動し、スタッカ−１４との受渡位置で停止する。

これとともに、第５図に示すように「スタッカー１４を
受渡位置に移動するとともに、キャリッジ１８を搬送台
Ｔの支持杵８に対し所定高さに位置させ、すなわち、キ
ャリッジ１８の被収納物４１を支持した場合のその中心
孔４３と支持村８とのセンターとを一致させた状態に設
置し、また、フオーク２４を支持村８に支持された被収
納物４１のやや下方の手前位置に、かつ、フオーク台２
１を最下限位置に設定する。そして「搬送台７とスタッ
カー１４のセンターが一致して上記のような状態に設定
すた後、第６図Ａ，Ｂに示すようにも フオーク２４を
被収納物４１の下方に伸張し、最上段の受台２５を被収
納物４１の下方に位置させる。

ついで、フオーク台２１を上昇し、フオーク２４の受台
２５における受面２６が被収納物４１の下面に当接する
とともに、センサー２８がこれを検知してフオーク台２
１の上昇を停止する。

ついで、第７図に示すように、キャリツジ１８を一定距
離１、すなわち、被収納物４１の中心孔４３において支
持村８が中心孔４３の上辺部に位置した状態から支持杵
８が中心孔４３のセンターに位置する距離１上昇する。
これによって、被収納物４１Ｇまフオーク２４の受台２
５上に支持されて上昇するとともに、支持村８は被収納
物４１の中心孔４３のセンタ−に位置する。ついで、フ
オーク２４を縮小作動し、被収納物４１を支持村８から
抜き取り、キヤリツジ１８の一定の高さ位置に被収納物
４１の中心孔４３のセンターを位置させて保持する。

ついで、スタツカー１４をレール１３に沿って移動し、
棚装置１１の所定の列の位置で停止し〜つづいてキャリ
ツジ１８を所定の高さに昇降して停止する。

すなわち、第８図Ａ，Ｂに示すように、スタッカ−１４
のマスト１７における指示された所定段数のドグ３４を
キャリッジ１８の上部の第１のセンサー３２が検知して
、キャリッジ１８を停止する。この状態で、キャリッジ
１８の二重格納防止装置２９の検知体３０が伸張作動し
、指示された支持村１２にすでに被収納物４１が支持さ
れているときは、この被収納物４１の端面に検知体３０
の先端が当接し、新たな被収納物４１の収納が不可能で
あることを検知し、操作部に指示が誤りであることを報
知して、新たな指示があるまでそのままの状態で待機す
る。

また、支持された支持杵１２に被収納物４１がない場合
は、検知体３０が伸張した状態で何にも当らず、被収納
物４１の収納が可能であることを確認して縮小復帰する
。

このようにして、被収納部の支持杵１２が空であること
を確認したら、キャリッジ１８を、キヤリツジ１８の下
部の第２のセンサー３３がマスト１７の指示されたドグ
３４を検知するまで、すなわち、第１のセンサー３２と
第２のセンサー３３との間の一定距離Ｌ上昇して停止し
、被収納物４１の中心孔４３と支持村１２とのセンター
を一致させる。

ついで、フオーク２４を支持杵１２側に伸張し、受台２
５上に支持した被収納物４１を支持村１２側に移動する
とともに中心孔４３内に支持杵１２を挿入する。

ついで、キヤリッジ１８を下降し、フオーク２４上の被
収納物４１を支持杵１２に支持し、フオーク２４上の被
収納物４１が受台２５から離れるとともに受台２５のセ
ンサー２８が検知し、キャリッジ１８の下降を停止する
。

ついで「フオーク２４を縮小復帰し、スタツカー１４を
受波位置まで復帰し、この走行中にキャリッジ１８を昇
降して搬入時の高さまで復帰するとともに、フオーク２
４を最下限まで下降し、つぎの搬入に備える。

なお、棚装置１１の支持杵１２に支持された被収納物４
１を搬出する場合は、上記の搬送装置５の支持村８から
スタッカー１４に被収納物４１を受け渡しする動作と同
様にして「支持杵１２からスタツカ−１４に被収納物４
１を受け、また「上記のスタッカー１４から棚装置１１
の支持村１２に被収納物４１を受け渡しする動作と同様
にして、スタツカー１４から搬入装置５の支持村８に被
収納物４１を受け、搬送台７を移動してコンベヤ４上に
移致し「 さらに搬出コンベヤ３によって搬出する。

本発明によれば、支持杵に支持されたロール状の被収納
物をスタッカーのフオークで受けて保持する際、被収納
物の径の異同にかかわらず中心孔を常に一定位置におい
て保持することができる。

そして、これによって「被収納物を受渡装置または棚装
置の支持村に受け渡しする際、被収納物の中心孔と支持
村とのセンターを容易に一致でき、受波装置または棚装
置の支持杵への挿入移しかえを容易かつ確実に行うこと
ができる。

【図面の簡単な説明】

図は本発明の一実施例を示すもので、第１図は装置の側
面図、第２図はその平面図、第３図は搬送装置の正面図
、第４図はスタッカーのキャリッジ部の正面図、第５図
ないし第８図は動作説明図である。 ５・・・・・・受波装置としての搬送装置、８・・・・
・・支持杵、１１・・・…棚装置、１２・・・・・・支
持杵、１４・・…・スタツカー、１８……キヤリツジ、
２４……フオーク、４１・・…・被収納物、４３・・・
・・・中心孔。 Ｊ。め２鰯 ３ うそ ｄ づ＾ メク週 多ク婆 ＃ ８Ｊ塾

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 一定径の中心孔を有するロール状の被収納物をその
   中心孔で支持する支持杆を備えた受渡装置と、上記被収
   納物をその中心孔で支持する支持杆を備えた棚装置と、
   上記受渡装置と棚装置との間で移動自在に設けられ昇降
   自在のキヤリツジおよびこのキヤリツジにおいて昇降自
   在かつ伸縮自在のフオークを備えたスタツカーとを具備
   し、上記搬送装置または棚装置の支持杆に支持された被
   収納物に対し所定高さにスタツカーのキヤリツジを位置
   させるとともに、被収納物の下方でかつ支持杆の手前に
   フオークを位置させ、このフオークを伸張して被収納物
   の下方に位置させるとともに、フオークを上昇してフオ
   ークの受部が被収納物の下面に当接した位置で停止し、
   ついで、キヤリツジを一定距離上昇して被収納物を支持
   した支持杆を中心孔のセンターに位置させ、ついで、フ
   オークを縮小して、キヤリツジの一定の高さ位置に被収
   納物の中心孔のセンターを位置させて保持することを特
   徴とするロール状物の搬入または搬出方法。 ２ 被収納物を保持したスタツカーのキヤリツジを移動
   して被収納物の中心孔と支持杆とのセンターを一致させ
   、フオークを伸張して被収納物の中心孔に支持杆を挿通
   することを特徴とする特許請求の範囲第１項記載のロー
   ル状物の搬入または搬出方法。