JPS6062102A - ソレノイド装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、ハウジング内に軸方向に並置した２つのコ
イル部材の間にセンタヨークを設けるとともに、コイル
部材およびセンタヨークで構成される円筒内で、永久磁
石を固定したシャフトを軸方向に往復動可能に配したソ
レノイド装置の改良に関する。

この種従来のソレノイド装置の一例を第１図に示す。

図示のコイル部材１はポビン２にコイル３を巻いたもの
で、２つのコイル部材１．１は直列にしかも励磁したと
き対向面が同一磁極になるように並置されている。そし
てこの２つのコイル部材１、Ｊｌの間にセンタヨーク４
が設けられている。

このセンタヨーク４はハブとハブの中央から延びる外フ
ランジとで一体構成され、ハブの外周と外２ランジの一
側面でコイル部材ｌの端部を支えるようになっている。

このセンタヨーク４と２つのコイル部材１．１で円筒が
構成され、この円筒内に、永久磁石５を固定したシャフ
ト６が軸方向に往復動可能に配されている。永久磁石５
は軸方向に磁極した円板状フェライト磁石７の両端に磁
性体のコア８ａ、８ｂ、を密着させたもので、永久磁石
５の中心を貫通するシャフト８＆二Ｅリング９等の固定
具でもって固定されている。そしてこのシャフト６を軸
方向に往復動させる被可動部の磁気回路が前述のセンタ
ヨーク４、このセンタヨーク４の外フランジに接触する
円筒状の外ヨーク１０、この外ヨークＩＯの両端でかし
められた２つの端ヨークＩｌａ　、Ｉｌｂでａ成されて
いる。この磁気回路において、コイル３を図示の如く励
磁、すなわち対向面をＳ極に励磁すると、Ｓ極がセンタ
ヨーク４に、Ｎ極が端ヨークｌｌａ　、　ｌｌｂに現わ
れる。このとき、シャフト６に固定された永久磁石５が
図示の如く分極、すなわち左側のコア８ａがＳ極、右側
のコア８ｂがＮ極に分極されていると、左側のコア８ａ
はコア８ａの周囲にあるセンタヨーク４で反発されるに
同時に左側にある端ヨークｌｌａで吸引され、右側のコ
ア８ｂは右側にある端ヨークｌｌｂで反発される。

これらの相互作用は永久磁石５と左側に動かす力となっ
て働き、シャフト６は左側に動く。電流の向きを変えて
磁石を反対にすると、センタヨーク４がＮ極、端ヨーク
ｌｌａ、ＩｌｂがＳ極となって、シャフト８が右側に動
く。

ところが、従来のソレノイド装置は、コイル部材とセン
タヨークで構成される円筒内部にセンタヨークのハブが
突出する構造になっているので、装置の外径が必然的に
大きくならざるを得ない。

また、このような構成だと、永久磁石とコイル部材との
間の間隙が広くなり、ｍ気固路で発生した磁束の一部が
永久磁石を通らないで、センタヨークまたは端ヨークに
達することもある。当然ながら漏れ磁束が多くなると、
出力が低下し、所望の出力を得るためにコイル部材の外
径が犬きくなる。

このように、従来のソレノイド装置には出力の割にはコ
イル部材と永久磁石との外径比が大きいという欠点があ
った。

ところで、この種装置は種々の機械装置に用いられてい
るものであるが、−例として挙げると自動車のドアロッ
クを制御する装置としても用いられている。最近の自動
車はドアの外板と内板との間の隙間をできるだけ狭くし
て居住空間を拡くしようとしている。この影響を受けて
、ドア内部に配置きれたソレノイド装置もさらに小型化
が要求され、その際出力の低下を来さないことが要求さ
れると同時に作業性の良さや自動組付可能なものがめら
れている。このことは自動車に限らずあらゆる機械装置
にめられていることであって、従来の装置をそのまま小
さくしたのでは所望の出力が得られなぐなる。

本発明は上記欠点を解消しこれらの要求を満たすために
なされたもので、そのｍｌ的は所定の出力を備えると共
に装置の外径篇小を可能ならしめたソレノイド装置、加
え得るに自動組利は可能にしたンレ／′イド装置を提供
することにある。

本発明はセンタヨークの内径をコイル部材の内径とほぼ
同じくすると共に、センタヨークの内周を永久磁石の外
周に可及的微小間隙をもって配すスごＪ−びヒ４１　１
−旨一日Ｍ１ル凄を念１をこのような構成にすることに
より、コイル部材と永久磁石との間の間隙を狭くでき、
出力が向上するので、小型化の要求を満たして外径を小
さくしても所望の出力が得やすくなる。

また、本発明において、ハウジングの本体挿入部を取イ
］部材に指向する側面に設けることも可能で、このよう
にすることにより、全体の高さを低くかつ自動組付けを
可能にすることができる。

以下、本発明の一実施例を第２図および第３図を用いて
詳細に説明する。なお、本発明に係るソレノイド装置で
従来と構成を同じくする部分はその説明を省略する。

この例におけるコイル部材２１はポビン２２にコイル３
を巻いたものである。２つのポビン２２．２２はそれぞ
れ対向する面の内周に一定の高さかつ一定のｄ］で切り
下げられた段部２３．２３を有している。

そしてこの段部２３．２３と嵌り合って２つのコイル部
材２１．２１を並置するセンタヨーク２４はその内径を
コイル部材２１すなわちポビン２２の内径とほぼ同じく
し、可及的微小間隙をもって永久磁石５に配される。

磁気回路の一部を構成する外ヨーク２５．２５は、箱状
に形成され、シャフト６および端ヨーク１１ａ　、　ｌ
ｌｂを挿入する開目を有している。この外ヨーク２５．
２５は内幅がコイル部材２１の外形とほぼ同じで、さら
に同幅に形成されたセンタヨーク２４の外フランジと接
触している。

ハウジング２７もまた箱状に形成され、取付部材２６に
指向する側面に本体挿入部２８を有している。

本体挿入部２８は外ヨーク２５．２５の外幅と同じ大き
さの幅を有し、前述同様取付部材２６の方向から内部に
向ってシャフトＧを挿入する切欠きを有している。また
、外ヨーク２５に圧接するＪＯ′１曲したバネ部材２９
がハウジング２７に内在して、本体挿入の容易と脱落防
止を図っている。

以上構成について説明したので１次に組立手順を説明す
る。

まず、最初シャフトｅに永久磁石５を固定する。次に２
つのコイル部材２１．２１とセンタヨーク２４とで円筒
を構成する。この円筒内に先程の永久磁石５を固定した
シ＋フト６を挿入し、円筒の両端から、軸受を内部に有
する端ヨーク１１　ａ、ｌｌｂを嵌める。これら一体に
組んだものを外ヨーク２５．２５内に収納し、この状態
でハウジング２７に組込み、ガタつき防止用のバネ部材
２９にて固定した後、数句部羽２６を被せて締付部材（
図示せず）にて固定する。

これらの組立動作はシャフト軸に対し直角方向を主体と
したもので自動組付が可能かつ容易である。

以上説明したように、本実施例では自動組伺をａｒ能に
するとともに外ヨークをコイル部材の全周にわたって設
ける必要がないので、その分ソレノイド装置の高さを減
じることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来のソレノイド装置を示した断面図、第２図
は本発明の一実施例を示した断面図、第３図は第２図Ｉ
−Ｉにおいて、ハウジングおよび外ヨークを断面にした
矢視図である。 １．２１．、、、、コイル部材 ２．２２．、、、、ボビン ４．２４．、、、、センタヨーク ５、、、、、、、−永久磁石 ６、、、、、、、、シャフト １０．２５．、、、外ヨーク １１＆、ｔｔｂ、、、端ヨーク ２３、、、、：、、段部 ２６、、、、、、、取付部材 ２７、、、、、、、’＼ウジング ２８、、、、、、一本体挿入部 出願人　アイシン精機株式会社 代理人　弁理士　加藤朝道 第１図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）ハウジング内に軸方向に並置した２つのコイル部
   材の間にセンタヨークを設けるとともに、コイル部材お
   よびセンタヨークで構成される円筒内で、永久磁石を固
   定したシャフトを軸方向に往復動可能に配したソレノイ
   ド装置において、前記センタヨークの内径をコイル部材
   の内径とほぼ同じくすると共に、センタヨークの内周を
   永久磁石の外周に可及的微小間隙をもって配することを
   特徴とするソレノイド装置。 （２、特許請求の範囲第１項において、前記ハウジング
   は取付部材に指向する側面に本体挿入部を有することを
   特徴とするソレノイド装置。