JPS606203B2 - 非可塑性粉末の鋳込み成形方法 - Google Patents

非可塑性粉末の鋳込み成形方法

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JPS606203B2
JPS606203B2 JP7890082A JP7890082A JPS606203B2 JP S606203 B2 JPS606203 B2 JP S606203B2 JP 7890082 A JP7890082 A JP 7890082A JP 7890082 A JP7890082 A JP 7890082A JP S606203 B2 JPS606203 B2 JP S606203B2
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cellulose
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JP7890082A
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JPS58194734A (ja
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八千穂 関
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Agency of Industrial Science and Technology
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は非可塑性粉末の鋳込み成形方法に関Zし、より
詳細にはセッコゥ型との離型が完全で脱型も容易な、シ
リコン等非可塑性粉末の鋳込み成形方法に関する。
従来、粘土を代表とする可塑性粉末の鋳込み成形方法は
長い伝統を持ち、脱型にも特に問題は見あたらない。
一方、シリコン等の非可塑性粉末の鋳込み成形方法の場
合、非可塑性粉末スラリ−に使用される分散剤、スラリ
ー粒子の粒度分布、スラリー粘度等が適当であっても、
鋳込み、鱗型、脱型に成功するとは限らない。
特にスラリー粉末粒子が負に帯電していると、鋳込み成
形体はセツコゥ型に強く密着し、離型が不可能になる場
合が多い。これはセツコウ型のセッコゥ粒子が正に帯電
しているためと説明されている。また、成形体の乾燥収
縮率が極めて小さい場合にも同様に雛型、脱型が困難で
ある。そこで、このような場合、離型を容易にするため
の対策が必要になる。
ところで従来の機型対策としては、【1}紙の内張り、
‘2:滑石粉、シャモット粉、グラフアィト粉等の塗布
、‘31オリーブ油、シリコーン油、没食子酸ソーダ等
の塗布、{4’アルギン酸ソーダ溶液処理等が知られて
いる。
しかしながらシリコン粉末等の鋳込み成形に対して、‘
1}は複雑な形の型には全く応用できない、{2)‘ま
成形体が不純物の混入をきらう場合には適用できず、離
型率も低い、‘31は鋳込み時間が長くなり、また離型
も不完全である、‘4}は離型はほぼ完全であるが、脱
型時に成形体に裂け目が生じ易く、細心の注意を払って
も約1/4は脱型に失敗する等の欠点があった。
そこで本発明は、かかる従来の欠点を解消すべくなされ
たものであり、シリコン等非可塑性粉末成形体とセッコ
ゥ型との離型を完全にすることができ、かつ脱型時の衝
撃から成形体を保護して成形体の破損を防止することが
できるなどの特長を有するものである。
すなわち本発明の鋳込み成形方法は、セッコウ型の内面
にカリ石ケン液を塗布し、次いで少くともセルローズ粉
末とアルギン酸ソーダを含む液を用いて前記セツコウ型
の内面にアルギン酸ソーダ・セルローズ粉末系の半透膜
を形成せしめた後夕に、非可塑性粉末のスラリーを流し
込むことを特徴とするものである。
本発明においては、まず鋳込みに先立ち、セッコウ型の
内面、すなわち成形体と接触する面および割り型同志の
接触面にカリ石ケン液を塗布する。
カリ石ケン液の濃度は、通常0.4〜1.6%の範囲で
あり、好ましくは0.6〜1.0%である。
カリ石ケン液の濃度が0.4%未満では雛型を容易にす
る効果が少く、また1.6%を越えると、離型には有効
ではあるが鋳込み時間を延長させるなどの弊害を生ずる
。かかるカリ石ケン液の塗布によって、成形体の離型率
、脱型率ともに100%に達し、鋳込み終了後、セッコ
ウ型(割り型)を締めつけているゴム車筒等をはずし、
わずかに割り型を相互にずらすと、成形体は完全にセッ
コウ型から脱型することができた。
なお、かかる石ケン液の効果は必ずしも永続するもので
はなく、完全な離型のためには、少くとも2個鋳込むご
とに塗布しなおすことが望ましい。
また0.4〜1.6%濃度液の塗布を繰り返しても、セ
ッコゥ型の吸水能力には事実上の変化は全く見られなか
った。次に本発明においては、上記カリ石ケン液が乾く
のを待って、石コウ型に少くともセルローズ粉末とアル
ギン酸ソーダを含む液(以下、離型液という)を流し込
み、1〜10分間静置した後に、余分の雛型液を排出し
てアルギン酸ソーダ・セルローズ粉末系の半透膜を石コ
ゥ面に形成させる。
離型液はアルギン酸水溶液中にセルローズ粉末がサスベ
ンションしている状態で用いられる。離型液におけるア
ルギン酸ソーダの濃度は通常0.1〜0.5%の範囲が
用いられ、好ましくは0.2〜0.3%である。
アルギン酸ソーダの濃度が0.1%に3満たないと、シ
リコンなどの粉末とセツコウ型との付着がおこり、また
0.5%を越えると膜の厚みが均等でなくなる。アルギ
ン酸ソーダに添加されるセルローズ粉末の量は、形成さ
れるアルギン酸ソーダ・セルロー3ズ粉末系の半透膜の
強度向上のためには、多い程良いが、多すぎると乾燥後
に成形体から膜がきれいにはがれなくなる。
きれいにはがれる必要のない場合は別として、一般には
、きれいにはがれることが望ましいた全め、セルローズ
粉末の濃度はアルギン酸ソーダ溶液に対して通常0.8
%以下、好ましくは0.05〜0.6%である。
セルローズ粉末は、市販品を用いることができ、その粒
度は通常一100メッシュの範囲である。このように本
発明においては、少くともセルローズ粉末とァルギン酸
ソーダを含む溶液を用いることが重要であり、これによ
ってセツコウ型内面にアルギン酸ソーダとセルローズか
らなる半透膜が形成されるが、この半透膜の形成をさま
たげない限り、他の膜形成物質、たとえばポリアクリル
酸ソーダ溶液を更に添加することもできる。
離型液におけるセルローズ粉末とアルギン酸ソーダとの
量的関係は前述のとおりであるが、更にこれにポリアク
リル酸ソーダを添加する場合、その添加量の上限はアル
ギン酸ソーダ量の50%である。かかるアルギン酸ソー
ダ・セルローズ系、またはアルギン酸ソーダ・ポリアク
リル酸ソーダ・セルローズ系半透膜を石コウ型の内面に
形成させることによって、鋳込まれたシリコン等の成形
体は、この半透膜によって被覆され、脱型時の衝撃に耐
え、脱型の操作を遂行する上で不安を感じない程度に強
じんであった。
上述のようにアルギン酸ソーダ・セルローズ系半透膜を
形成せしめたのちに、鋳込むべき非可塑性粉末、たとえ
ばシリコン粉末やアルミナ粉末等のスラリーを流し込ん
で鋳込み、非可塑性粉末の成形体を得る。
非可塑性粉末スラリーは常法に従って調整することがで
き、たとえばシリコン粉末のアルギン酸ソーダ溶液を媒
液とするスラリーや、シリコン粉末のアルギン酸ソーダ
・ポリアクリル酸ソーダ混合溶液を煤液とするスラリー
が得られる。
一般的には非可塑性粉末は−325〜一500メッシュ
のものが用いられ、非可塑性粉末の量は媒液10碇郡に
対して40〜120部の範囲である。また、アルギン酸
ソーダ溶液およびポリアクリル酸ソーダ溶液は夫々0.
1〜0.3%の範囲である。これら非可塑性粉末スラリ
ーの鋳込み時間は、スラリ−を構成する成分種類、それ
らの濃度等によっても異なり、通常では20分〜7び分
であるが脱型までには2〜1幼時間を必要とすることが
多い。
脱型に成功してはじめて成形体を得ることができる。か
かる本発明の方法によれば、セツコウ表面をカリ石ケン
液で処理し、次いでアルギン酸ソーダ・セルローズ系半
透膜を形成せしめたので、非可塑性粉末の鋳込み成形に
あたり非可塑性粉末成形体の離形が容易になり、かつ脱
型にあたって成形体がアルギン酸ソーダ・セルローズか
らなる強じんな半透膜で被覆されるので、成形体のひび
われを完全に防止することができる。
以下、本発明を実施例にもとずき説明する。
実施例 1セッコウ型(割り型)と粗立てる前に、型の
内面(成形体と接する面。型を組立てた場合に、外側に
なる面を除く)に0.6%カリセッケン液を塗Zり、零
をくのを待って−100〜十200メッシュセルローズ
粉末を0.6%含有する0.2%アルギン酸ソーダ溶液
を流し込み、2分経過後、余分の液を排出して型内面に
アルギン酸ソーダ・セルローズ粉末の半透膜を形成させ
た。 Z次いでシリコン粉末。
アルギン酸ソーダ・ポリアクリル酸ソーダ系スラリー(
シリコン粉末含有率58%)を流し込み、5時間後に脱
型したところ、離型は完全で、かつひびのないシリコン
粉末成形体を得た。この成形体のグリーンカサ比重は2
1.3であった。実施例 2 実施例1と同様なセッコウ型を0.8%カリ石ケン液で
処理した後、一300メッシュのセルローズ粉末を0.
6%含有する0.2%アルギン酸ソーダ液を流し込み、
セッコウ型内面に、アルギン酸ソーダ・セルローズ系半
透膜を形成させた。
次いでシリコン粉末・アルギン酸ソーダ・ポリアクリル
酸ソーダ系スラリー(シリコン粉末含有率62%)を流
し込み、3時間後に脱型し、離型が完成で、かつひびの
ないシリコン粉末成形体を得た。
実施例 3 実施例1と同様にセツコウ型を1.0%カリ石ケン液で
処理した後、0.4%セルローズ粉末(一100メッシ
ュ)を含有する0.25%ァルギン酸ソーダ、0.1%
ポリアクリル酸ソーダ系混合液を流し込み、5分後に余
分の液を排出してアルギン酸ソーダ・セルローズ粉末系
の半透膜を形成させた。
次いで実施例1と同様なシリコンスラリーを流し込み、
1虫時間後に藤型して、離型が完全で、かつひびのない
シリコン成形体を得た。実施例 4 実施例1と同様にセツコウ型を1.2%カリ石ケン液で
処理した後、一100〜十200メッシュセルローズ粉
末を0.2%含有する0.2%ァルギン酸ソーダ溶液を
流し込んでアルギン酸ソーダ・セルローズ系半透膜を形
成させた。
次いでセッコウ型に実施例1と同機のシリコン粉末スラ
リーを流し込んで6時間後に脱型したところ、雛型が完
全で、かつひびのないシリコン成形体を得た。
実施例 5 実施例1と同様にセッコウ型を0.6%カリ石ケン液で
処理した後、一200〜十300メッシュセルローズ粉
末を0.05%含有する0.2%アルギン酸ソーダ溶液
を流し込み、半透膜を形成させた。
次に実施例1と同様のシリコン粉末スラリーを流し込み
、5時間後に脱型したところ、離型が完全で、かつひび
のないシリコン成形体を得た。
実施例 6実施例1と同様のセツコウ型を0.8%カリ
石ケン液で処理した後に、一300メッシュセルローズ
粉末を0.2%含有する0.3%アルギン酸ソーダ、0
.1%ポリアクリル酸ソーダ混合液を流し込み、半透膜
を形成させた。
次にシリコンカーバイト粉末(一200メッシュ)を6
9%含むアルギン酸ソーダ・ポリアクリル酸ソーダ混合
スラリー(pH8.6)を流し込み、1加時間後に脱型
したところ、離型が完全で、かつひびのないシリコンカ
ーバィド成形体を得た。この成形体のグリーン密度は・
1.76であった。実施例 7 実施例1と同様にセッコウ型をカリ石ケン液で処理した
後、アルギン酸ソーダ・セルローズ系半透膜をセッコゥ
面に形成させた後、平均粒径5ミクロンのアルミナ粉末
を73%含む0.25%アルギン酸ソーダ、0.25%
ポリァクリル酸ソーダ混合スラリー(pH7.1)を流
し込み、1凪時間後に脱型したところ、離型が完全で、
かつひびのないアルミナ成形体を得た。
成形体のグリーン密度は2.08であつた。実施例 8 0 実施例7と同様にしてアルギン酸ソーダ・セルロー
ズ半透膜を形成させたセッコウ型に、塩酸処理をしたア
ルミナ粉末の水性スラリー(pH4.1、平均粒径5ミ
クロンのアルミナ粉末含有量73%)を流し込み、lq
時間後に脱型したところ、離型が完全で、かつひびのな
いアルミナ粉末成形体を得 た。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 セツコウ型の内面にカリ石ケン液を塗布し、次いで
    少くともセルローズ粉末とアルギン酸ソーダを含む液を
    用いて前記セツコウ型の内面にアルギン酸ソーダ・セル
    ローズ粉末系の半透膜を形成せしめた後に、非可塑性粉
    末のスラリーを流し込むことを特徴とする非可塑性粉末
    の鋳込み成形方法。
JP7890082A 1982-05-10 1982-05-10 非可塑性粉末の鋳込み成形方法 Expired JPS606203B2 (ja)

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JPS61154808A (ja) * 1984-12-27 1986-07-14 ニツコ−株式会社 セラミツクスの水系湿式成形方法
JPS6487565A (en) * 1987-09-30 1989-03-31 Tokai Konetsu Kogyo Kk Method for casting sic-c based material
JP4960618B2 (ja) * 2005-10-21 2012-06-27 株式会社ブリヂストン 炭化ケイ素焼結体からなる立体成形体及びその製造方法

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