JPS62140803A - 非可塑性粉末の鋳込成形方法 - Google Patents
非可塑性粉末の鋳込成形方法Info
- Publication number
- JPS62140803A JPS62140803A JP28020685A JP28020685A JPS62140803A JP S62140803 A JPS62140803 A JP S62140803A JP 28020685 A JP28020685 A JP 28020685A JP 28020685 A JP28020685 A JP 28020685A JP S62140803 A JPS62140803 A JP S62140803A
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- Japan
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- mold
- casting
- powder
- boron nitride
- plaster
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は非可塑性粉末の鋳込成形方法に係り、特に分散
媒として有機溶剤を用いた窒化ケイ素等の非可塑性粉末
の鋳込成形方法に関する。
媒として有機溶剤を用いた窒化ケイ素等の非可塑性粉末
の鋳込成形方法に関する。
窒化ケイ素、炭化ケイ素、シリコン等の非可塑性粉末は
水を分散媒としてセラコラ型等に流し込んで鋳込成形さ
れるが、成形体が型に付着し脱型性が悪い。そこで、脱
型性を改良する方法として、セフコラ型の内面にアルギ
ン酸ソーダとセルロース粉末による半透膜を形成する方
法(特開昭58−194734号公報)、また炭化珪素
粉末を鋳込む際に型に板状または箔片状の結晶からなる
珪酸塩物質の粉末を付着する方法(特開昭57−129
872号公報)等が提案されている。
水を分散媒としてセラコラ型等に流し込んで鋳込成形さ
れるが、成形体が型に付着し脱型性が悪い。そこで、脱
型性を改良する方法として、セフコラ型の内面にアルギ
ン酸ソーダとセルロース粉末による半透膜を形成する方
法(特開昭58−194734号公報)、また炭化珪素
粉末を鋳込む際に型に板状または箔片状の結晶からなる
珪酸塩物質の粉末を付着する方法(特開昭57−129
872号公報)等が提案されている。
〔発明が解決しようとする問題点)
上記のように窒化ケイ素や炭化ケイ素等の鋳込みには、
従来、分散媒として水を用いてきたが、水を用いると窒
化ケイ素は水と反応する、炭化ケイ素は残留水分による
高温での水蒸気酸化のため焼結性が悪化するという問題
がある。
従来、分散媒として水を用いてきたが、水を用いると窒
化ケイ素は水と反応する、炭化ケイ素は残留水分による
高温での水蒸気酸化のため焼結性が悪化するという問題
がある。
従って、分散媒としてはエタノールやベンゼン等の有機
溶剤を用いる必要があるが、その場合、分散媒が有機溶
剤を使ったスリップに使用する離型剤はないため、鋳込
物が石こう型にはりつき、離型性が悪く、鋳込物にき裂
が発生するという問題点がある。
溶剤を用いる必要があるが、その場合、分散媒が有機溶
剤を使ったスリップに使用する離型剤はないため、鋳込
物が石こう型にはりつき、離型性が悪く、鋳込物にき裂
が発生するという問題点がある。
本発明者は、上記の問題点を解決すべく鋭意研究努力し
た結果、石こう型のキャビティ表面に窒化ホウ素粉末の
層を形成することによって、有機溶媒を分散媒とした非
可塑性スラリーの鋳込物の離型性が改良されることを見
い出し、本発明を完成した。
た結果、石こう型のキャビティ表面に窒化ホウ素粉末の
層を形成することによって、有機溶媒を分散媒とした非
可塑性スラリーの鋳込物の離型性が改良されることを見
い出し、本発明を完成した。
こうして、本発明は、石こう型の内面に窒化ホウ素粉末
の層を形成せしめた後に、分散媒として有機溶剤を用い
た非可塑性粉末のスラリーを流し込むことを特徴とする
非可塑性粉末の鋳込成形方法にある。
の層を形成せしめた後に、分散媒として有機溶剤を用い
た非可塑性粉末のスラリーを流し込むことを特徴とする
非可塑性粉末の鋳込成形方法にある。
離型剤として窒化ホウ素粉末を用いる理由は窒化ケイ素
、炭化ケイ素、等と殆んど反応せず、しかも高温で分解
しにくいという性質を有するからである。
、炭化ケイ素、等と殆んど反応せず、しかも高温で分解
しにくいという性質を有するからである。
窒化ホウ素粉末の層を石こう型の内面に形成する方法は
特に限定されないが、例えば、鋳込成形物の分散媒と同
じあるいは異なる有m溶剤を分散媒とする窒化ホウ素粉
末のスラリーを作成し、それを石こう型に流し込んだり
、はけ塗りしたり、あるいはスプレーして形成する。窒
化ホウ素粉末の粒度は0.5〜10μmの範囲内が好ま
しく、約1μmが最適である。0.5μmより小さいと
型である石こう中に窒化ホウ素粉末が入り込んで型を詰
らせてしまう。また10μmより大きいと窒化ホウ素粉
末が石こうに付着しない。石こう表面に形成する窒化ホ
ウ素粉末層の厚さは約10〜200μmの範囲内が良く
、好ましくは30〜100μmである。10μmより薄
いと、鋳込物の密着する効果が強くなり、離型性が悪化
する。また200μmより厚いと、鋳込んだスリップに
窒化ホウ素粉末が流されて、はがれてしまい、離型が悪
くなるという問題を生じる。
特に限定されないが、例えば、鋳込成形物の分散媒と同
じあるいは異なる有m溶剤を分散媒とする窒化ホウ素粉
末のスラリーを作成し、それを石こう型に流し込んだり
、はけ塗りしたり、あるいはスプレーして形成する。窒
化ホウ素粉末の粒度は0.5〜10μmの範囲内が好ま
しく、約1μmが最適である。0.5μmより小さいと
型である石こう中に窒化ホウ素粉末が入り込んで型を詰
らせてしまう。また10μmより大きいと窒化ホウ素粉
末が石こうに付着しない。石こう表面に形成する窒化ホ
ウ素粉末層の厚さは約10〜200μmの範囲内が良く
、好ましくは30〜100μmである。10μmより薄
いと、鋳込物の密着する効果が強くなり、離型性が悪化
する。また200μmより厚いと、鋳込んだスリップに
窒化ホウ素粉末が流されて、はがれてしまい、離型が悪
くなるという問題を生じる。
鋳込成形において脱型の際にき裂が発生する原因は、鋳
込物の乾燥収縮に伴って鋳込物に発生する応力が、石こ
う型との間の拘束力より小さく、鋳込物の強度より大き
いからである。本発明によれば、窒化ホウ素粉末層が介
在するために鋳込物の石こう型による拘束力が小さくな
り、乾燥収縮に伴う応力により、鋳込物が石こう型より
離れて変形するために、き裂が発生しなくな・るもので
ある。
込物の乾燥収縮に伴って鋳込物に発生する応力が、石こ
う型との間の拘束力より小さく、鋳込物の強度より大き
いからである。本発明によれば、窒化ホウ素粉末層が介
在するために鋳込物の石こう型による拘束力が小さくな
り、乾燥収縮に伴う応力により、鋳込物が石こう型より
離れて変形するために、き裂が発生しなくな・るもので
ある。
1施五−上
長さ60mm、幅50mII+、厚さ5 srs、の原
型に基づき、幅50mmと厚さ5ffiI11の位置に
鋳込口を設けた石こう型を作成し、この型の中に窒化ホ
ウ素粉末(平均粒径約1μm)20重量部とエタノール
100重量部とを均一に混合したスラリーを流し込み、
5秒間保持した後、スラリーを排出し、型を放置するこ
とにより厚さ約50μmの窒化ホウ素層を石こう型のキ
ャビティー表面に形成した。
型に基づき、幅50mmと厚さ5ffiI11の位置に
鋳込口を設けた石こう型を作成し、この型の中に窒化ホ
ウ素粉末(平均粒径約1μm)20重量部とエタノール
100重量部とを均一に混合したスラリーを流し込み、
5秒間保持した後、スラリーを排出し、型を放置するこ
とにより厚さ約50μmの窒化ホウ素層を石こう型のキ
ャビティー表面に形成した。
次いで、焼結助剤としてイツトリア4wt%およびアル
ミナ4wt%を含む窒化ケイ素粉末(いずれも平均粒径
0.8〜1.0μm)100重量部と、エタノール25
重量部と、ポリアミン系界面活性剤0.6重量部とを均
一に混合して作成したスリップを、上記の窒化ホウ素層
を形成した石こう型中に流し込み、長さ6Qn++m、
幅50mn+、厚さ5mmの形状が固化したところで石
こう型を分割し、鋳込物を取り出した。
ミナ4wt%を含む窒化ケイ素粉末(いずれも平均粒径
0.8〜1.0μm)100重量部と、エタノール25
重量部と、ポリアミン系界面活性剤0.6重量部とを均
一に混合して作成したスリップを、上記の窒化ホウ素層
を形成した石こう型中に流し込み、長さ6Qn++m、
幅50mn+、厚さ5mmの形状が固化したところで石
こう型を分割し、鋳込物を取り出した。
鋳込物は型にはりつくことなく、良好に脱型でき、鋳込
物にはクランクは認められなかった。
物にはクランクは認められなかった。
止較桝−上
実施例1において窒化ホウ素粉末の層を形成しない石こ
う型を用いて同様の実験を行なった所、型を分割する際
に、鋳込物が型にはりつき、脱型の際、鋳込物は割れて
しまい、長さ60mm、幅50IllIll、厚さ5m
mの鋳込物を得ることはできなかった。
う型を用いて同様の実験を行なった所、型を分割する際
に、鋳込物が型にはりつき、脱型の際、鋳込物は割れて
しまい、長さ60mm、幅50IllIll、厚さ5m
mの鋳込物を得ることはできなかった。
大皿±−1
実施例1において、窒化ケイ素粉末のスリッ゛プに代え
て、焼結助剤として力、−ボンプラック1wt%、ホウ
素粉末(平均粒径約1μm)1wt%を含む炭化ケイ素
粉末(平均粒径約0.3μm) 100重量部と、ベ
ンゼン30重量部と、ポリアミン系界面活性剤0.6重
量部とを均一に混合して作成したスリップを用いた。ま
た、この実施例では、窒化ホウ素粉末をスプレーして石
こう型のキャビティ表面を覆った。上記の炭化ケイ素粉
末スラリーの鋳込実験を行なったところ、容易に脱型が
でき、長さ60n+m、幅50mm、厚さ511III
+の鋳込物を得ることができた。
て、焼結助剤として力、−ボンプラック1wt%、ホウ
素粉末(平均粒径約1μm)1wt%を含む炭化ケイ素
粉末(平均粒径約0.3μm) 100重量部と、ベ
ンゼン30重量部と、ポリアミン系界面活性剤0.6重
量部とを均一に混合して作成したスリップを用いた。ま
た、この実施例では、窒化ホウ素粉末をスプレーして石
こう型のキャビティ表面を覆った。上記の炭化ケイ素粉
末スラリーの鋳込実験を行なったところ、容易に脱型が
でき、長さ60n+m、幅50mm、厚さ511III
+の鋳込物を得ることができた。
此I■1−■
実施例2において窒化ホウ素粉末の層を形成しない石こ
う型を用いて同様の実験を行なった所、型を分割する際
に、鋳込物が型にはりつき、鋳込物は割れてしまった。
う型を用いて同様の実験を行なった所、型を分割する際
に、鋳込物が型にはりつき、鋳込物は割れてしまった。
低重■(−1
実施例2において、窒化ホウ素粉末に代えて、特開昭5
8−194734号公報に記載の如く、石こう型に0.
6%カリ石けん液を塗布後、アルギン酸ソーダ・セルロ
ース粉末系の半透膜を形成した後、炭化ケイ素粉末スラ
リーを流し込んで同様の実験を行なったところ、鋳込物
が石こう型にはりついて割れてしまい、健全な形での脱
型ができなかった。
8−194734号公報に記載の如く、石こう型に0.
6%カリ石けん液を塗布後、アルギン酸ソーダ・セルロ
ース粉末系の半透膜を形成した後、炭化ケイ素粉末スラ
リーを流し込んで同様の実験を行なったところ、鋳込物
が石こう型にはりついて割れてしまい、健全な形での脱
型ができなかった。
本発明により、有機溶剤を分散媒として用いる非可塑性
粉末の鋳込成形における離型性が高められ、脱型が容易
になり、かつき裂のない良好な成形体が得られる。
粉末の鋳込成形における離型性が高められ、脱型が容易
になり、かつき裂のない良好な成形体が得られる。
本発明は、特に窒化ケイ素、炭化ケイ素等の鋳込成形に
有効である。
有効である。
Claims (1)
- 1、石こう型の内面に窒化ホウ素粉末の層を形成せしめ
た後に、分散媒として有機溶剤を用いた非可塑性粉末の
スラリーを流し込むことを特徴とする非可塑性粉末の鋳
込成形方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28020685A JPS62140803A (ja) | 1985-12-14 | 1985-12-14 | 非可塑性粉末の鋳込成形方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28020685A JPS62140803A (ja) | 1985-12-14 | 1985-12-14 | 非可塑性粉末の鋳込成形方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62140803A true JPS62140803A (ja) | 1987-06-24 |
Family
ID=17621789
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28020685A Pending JPS62140803A (ja) | 1985-12-14 | 1985-12-14 | 非可塑性粉末の鋳込成形方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62140803A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0396766A1 (en) * | 1988-10-06 | 1990-11-14 | Kawasaki Steel Corporation | Casting mold for slip casting |
US5356578A (en) * | 1988-08-08 | 1994-10-18 | Kawasaki Steel Corporation | Mold for slip casting and method of slip casting |
-
1985
- 1985-12-14 JP JP28020685A patent/JPS62140803A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5356578A (en) * | 1988-08-08 | 1994-10-18 | Kawasaki Steel Corporation | Mold for slip casting and method of slip casting |
EP0396766A1 (en) * | 1988-10-06 | 1990-11-14 | Kawasaki Steel Corporation | Casting mold for slip casting |
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