JPS606067Y2 - 揚搬送バケツト構造 - Google Patents

揚搬送バケツト構造

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JPS606067Y2
JPS606067Y2 JP6753580U JP6753580U JPS606067Y2 JP S606067 Y2 JPS606067 Y2 JP S606067Y2 JP 6753580 U JP6753580 U JP 6753580U JP 6753580 U JP6753580 U JP 6753580U JP S606067 Y2 JPS606067 Y2 JP S606067Y2
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JP
Japan
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packet
guide rail
casing
trays
pallet
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JP6753580U
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JPS56170181U (ja
Inventor
春男 野尻
Original Assignee
トヨタ自動車株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 開示技術は複列式の搬出ワークをリフト搬送プロセスに
移送する揚搬送パケットの構造技術分野に属する。
而して、この考案は、焼準炉等の複列式連続調質炉から
トレーを介し搬出される複列ワークが揚搬送パケットの
パケット本体に該揚搬送パケットのガイドレール基部で
反転投入され水冷され、その後掲搬送パケットがガイド
レールに沿って該揚搬送パケットのケーシングに配設さ
れた車輪を介し、ウィンチ等の牽引装置に連係されたワ
イヤにより上記ガイドレール先部まで揚送され、傾転さ
れてシュートを介しパレットに排出され、該パレットに
よりリフト運搬されるようにした揚搬送バケット構造に
関する考案であり、特に、上記パケット本体を各トラッ
ク毎にケーシングの側方に沿って複数に分割し、そのう
ち幾つかのものは上記ガイドレール係合車軸に対して傾
転自在にされると共に、上記ガイドレール上部に付設さ
れた傾転装置に係合され、他の残りのものは上記車軸に
固定された揚搬送パケット構造に係る考案である。
〈従来技術〉 一般に使用されている焼入焼戻炉、焼準炉等の連続調質
炉においては、パレットの収納能力や運転能率等の見地
から、トレーについては2トラック方式等の複列方式を
採用するのが便とされており、炉内からは各列ごとにト
レーを介して処理済ワークが搬出されるようにされてい
る。
而して、第1図に示す様に、ローラコンベヤ1によって
図示しない焼準炉等の連続調質炉から2列搬出されたト
レー2.2(図示状態は併列のため手前側のみ示しであ
る)はコンベヤ1の端部に於いて、所定に反転され、プ
ール3に基部を有するガイドレール4に対して昇降可能
に設けられ、プール3に於いて冷却水に浸漬されたパケ
ット5に処理済ワーク6を投入転移して冷却するように
されている。
そして、上記プール3中にて所定の冷却を終えたワーク
6に対しては牽引装置としてのウィンチ7に連係された
吊上げワイヤ8により上記ガイドレール4先端まで揚送
し、更に、パケット5のケーシング24に配設された前
部車輪9の停止支点により該パケット5を傾転させ、排
出シュート10を介しパレット11を収納し、次段処理
にリフト移送するようにされている。
この場合、トレー2.2は2トレーで1パレット11収
納分あるが、設計態様によっては3トレ一分で1パレッ
ト分の場合もある。
〈考案が解決しようとする問題点〉 さりながら、在来一般使用のパケット5においては、第
1,2図に示す様に、パケット本体12が単体で前輪9
、後輪9′に固定姿勢でケーシング24に内設されてお
り、したがって、昇降、傾転も定パターンで行われる。
そのため、上記トレー2が2列搬出で炉から移動して来
、単基のパケット5に同時に投入されることになり、各
列ごとの投入が不可能であるという欠点がある。
その結果、終段のパレットの処理を2トレー、4トレー
、8トレ一等2トレーの倍数にて分割処理することは出
来ても、1トレー、3トレー、5トレー等の奇数トレー
の処理が出来ない難点があり、したがって、都合により
奇数トレー処理を行う場合には、いづれかの列にダミー
としての空トレーを入れざるを得す、能率が極めて悪い
という不具合がある。
又、前述の如く、1パレツト3トレ一分の場合も1トレ
一分空にする場合があり、デメリットは同様である。
勿論、偶数、奇数を問わず、投入処理し、後処理で選別
することも原理的には可能であるが、工数が多く、制御
機構が複雑になりコスト高になるという不利点があった
この考案の目的は上述従来技術に基づく複列式連続調質
炉からのワークの投入搬出用パケットの問題点を解決す
べき技術的課題とし、簡単な構造で、連続調質炉4の併
列トレーからのワークをパレットにトレー毎に搬送出来
るようにして、各種産業におけるワーク搬送技術利用分
野に益する優れた揚搬送パケット構造を提出せんとする
ものである。
〈問題点を解決するための手段、作用〉 上述目的に沿い先述実用新案登録請求の範囲を要旨とす
るこの考案の構成は、前述問題点を解決するために、複
列式連続調質炉から搬出された各列のトレーはケーシン
グに内設された対応パケット本体に対して反転して搬送
ワークを投入し、プール中で所定の冷却を行い、冷却後
者パケット本体は一体的に、ケーシングに配設された車
輪を介してガイドレールに沿い牽引装置に連係されたワ
イヤにより揚送され、該ガイドレール先部にて、各パケ
ット本体内のワークが異種の場合、上記車輪の軸に対し
て傾転自在なパケット本体を上記ガイドレール上部に付
設された傾転装置により傾転して、排出シュートを介し
対応パケットに転移させ、続いて次に上記車輪の軸に固
定された他のパケット本体をケーシングと共に傾転して
同じく排出し、而して搬送トレーが全て同一種のワーク
を搬出する場合は、全てのパケット本体をケーシングと
共に同時に傾転させて排出シュートに排出するようにし
て、作業効率が良く、製品歩留りを向上させ、省エネル
ギーに寄与するようにした技術的手段を講じたものであ
る。
〈実施例−構成〉 次に、この考案のl実施例を第3,4図に基づいて説明
すれば以下の通りである。
尚、同一態様部分については同一符号を用いて説明する
ものとする。
1はローラコンベヤであって、図示しない周知の2列式
連続調質炉から延設され、前記同様2列のトレー2を配
設している。
尚、図示の都合上、該トレー2は手前側のみが示されて
いる。
而して、該ローラコンベヤ1の先端には冷却水を貯溜す
るプール3が受は入れ端を威して付設されており、上下
2段のガイドレール4.4は図示しないフレームにより
斜設されてその基部を上記プール3に浸漬するようにさ
れている。
又、その上端からは設定角度で排出シュート10がパレ
ット11に臨むように配設され、上側レール4のフレー
ムにはブラケット14を介して設定カーブのガイドフレ
ーム15が設けられ、傾転装置としてのプッシャー16
をスライド可能に遊装している。
該プッシャー16はリンク17.18を介して上記ガイ
ドレール4のフレームに設けたエアシリンダ19に連係
され作動可能にされている。
この考案の要旨を威すパケット20は、第3図に詳示す
る様に、ケーシング24に配設され、前記ガイドレール
4.4に転動する車輪9,9′を両側に有する軸13.
13’に対して2分割された一方の固定側のパケット本
体21が一側寄りにケーシング24に内設して固設され
、上段フレームに設けた牽引装置としてのウィンチ7に
巻装されるワイヤ8に対する取付ブラケット22,22
′をケーシング24に付設している。
又、他側には一方の軸13をストッパにし、他の軸13
′を傾転軸として軸受23を介して傾転側パケット本体
21′が該軸13に対し傾転自在にケーシング24に内
装されている。
〈実施例−作用〉 上記構成において、図示しない2列式連続調質炉から熱
処理されたワーク6が各列のトレー2.2に収納された
状態でローラコンベヤ1により搬出され、搬出端にて各
々反転してプール3中に浸漬して下降待機しているパケ
ット本体21,21′内に投入される。
そして、該各パケット本体21.21’内収納状態でプ
ール3の冷却水により浸漬冷却され、所定冷却が終了し
た段階で適宜制御を介してウィンチ7を作動し、ワイヤ
8によりパケット20をガイドレール4.4に沿って上
昇させる。
該パケット20が揚程の先端に達して所定制御により一
旦停止し、2系列の一方と他方とが異種の場合、エアシ
リンダ19が作動してリンク17.18を介しプッシャ
ー16をガイドフレーム15に沿って押進させると、該
プッシャー16は傾転側のパケット本体21′の端縁に
当接係合し、ガイドレール4の上端に係合して停止して
いる車輪9の軸13′を中心として軸受23を介し、第
4図に示す様に傾転させ、収納ワーク6を排出シュート
10を介して待機パレット11に転移し、該パレット1
1を所定にリフトし、次のパレットを待機させ、所定制
御によりウィンチ7を再び作動しワイヤ8により固定側
パケット21をケーシング24と共に傾転させ、他種ワ
ーク6を排シュート10を介して待機パレット11中に
転移する。
而して、2系列のワーク6が同一種の場合は、上記傾転
側のパケット本体21′と固定側のパケット本体21の
上述2段階傾転排出は不要であり、ウィンチ7、ワイヤ
8を介して双方のパケット本体21.21’をケーシン
グ24と共に、1度に傾転させて排出するようにし、し
たがって、その場合は、従来態様同様に実質的にシング
ルパケットとして機能する。
尚、この考案の実施態様は上述実施例に限るものでない
ことは勿論であり、例えば、第5図に示す様に、パケッ
トは固定支軸に対して傾動する如き態様も可能であり、
又、固定、傾転パケット本体の分割数は2つに限らず、
3つ以上でも可能であり、傾転選別しプッシャ一式の他
のカム方式等の態様も可能であり、種々の態様が採用可
能である。
〈考案の効果〉 以上、この考案によれば、基部を受は入れ端に臨ませ、
先部を排出シュートに臨ませたガイドレールに対しケー
シングに配設された車輪を転動させ、牽引装置に連係さ
れたワイヤにより昇降する上記ケーシングに内設された
パケット本体を該車輪の軸に沿って複分割にし、少くと
も全部でないパケット本体は該軸に固定に、他のパケッ
ト本体は該軸に傾転自在に設けると共に、上記ガイドレ
ールの上部に付設された傾転機構に係合する位置姿勢に
したことにより、基本的に複列式連続調質炉等から複系
列に搬送されて来るワークを該複数のパケット本体に対
応的に転入され、冷却等の処理後揚送され、排出シュー
トに排出するプロセスで異種ごとに傾転させて排出する
ことが出来、したがって、排出シュートに接続するパレ
ットに於けるリフト処理が偶数のトレー搬出ワークに対
しても奇数のトレー搬出ワークに対しても自由選択的に
何らダミーを入れずに行うことが出来るという優れた効
果が奏される。
又、パケットは固定側のパケット本体と傾動側のパケッ
ト本体が車軸に設けられて一体的に昇降するため、一方
の傾転と他方の傾転とが連続的に行え、又、同種ワーク
の場合には、ケーシングと共に一体傾転も行えるという
効果も奏される。
更に、搬出トレーのワーク積載効率も良く、無駄な空ト
レーの装入も防ぐことが出来て製品歩留りが向上され、
その結果、生産費の増加、省エネルギーにもつながると
いうメリットもある。
加えて、パレットへの混入を避けられることにより、事
後の煩瑣な選別作業等も何ら要しない利点もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来技術に基づくパケットの操作説明側面図、
第2図は同パケットの拡大平面図、第3.4図はこの考
案の1実施例を示すものであリ、第3図は第1図相当側
面図、第4図は第1図相当側面図であり、第5図は他の
実施例の側面図である。 7・・・・・・牽引装置、8・・・・・・ワイヤ、21
.21’・・・・・・パケット本体、24・・・・・・
ケーシング、9゜9′・・・・・・車輪、10・・・・
・・排出シュート、4・・・・・・ガイドレール、20
・・・・・・パケット、13,13’・・・・・・軸、
16・・・・・・傾転機構。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 牽引装置に連係されたワイヤに連結されると共にパケッ
    ト本体が内設されたケーシングに配設された車輪が基部
    を受入れ端に先部を排出シュートに臨ませて立設するガ
    イドレールに係合されて、上記ケーシングが該ガイドレ
    ールを昇降自在にされると共に上記ガイドレール先部に
    て傾転自在にされた揚搬送パケット構造において、上記
    パケット本体が側方に複分割され少くとも全てでないパ
    ケット本体は上記車輪の輪に固定され、他のパケット本
    体は該軸に傾転自在に軸装架設されると共に上記ガイド
    レール上部に付設された傾転装置に係合する位置姿勢に
    されていることを特徴とする揚搬送パケット構造。
JP6753580U 1980-05-19 1980-05-19 揚搬送バケツト構造 Expired JPS606067Y2 (ja)

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JPS56170181U JPS56170181U (ja) 1981-12-16
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