JP2938105B2 - 鋼管の熱処理設備配列 - Google Patents
鋼管の熱処理設備配列Info
- Publication number
- JP2938105B2 JP2938105B2 JP30334189A JP30334189A JP2938105B2 JP 2938105 B2 JP2938105 B2 JP 2938105B2 JP 30334189 A JP30334189 A JP 30334189A JP 30334189 A JP30334189 A JP 30334189A JP 2938105 B2 JP2938105 B2 JP 2938105B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- line
- heat treatment
- charging
- treatment equipment
- extraction
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Metal Extraction Processes (AREA)
- Heat Treatment Of Articles (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 ＜産業上の利用分野＞ 本発明は、鋼管の熱処理設備配列に関する。
＜従来の技術＞ 従来から、鋼管の熱処理は、製品の品質の均一化やレ
ベルアップ、製造時に避けられない弱い性状の改善、あ
るいは工程の簡素化、需要家からの指定など、種々な目
的のために行われている。
ベルアップ、製造時に避けられない弱い性状の改善、あ
るいは工程の簡素化、需要家からの指定など、種々な目
的のために行われている。
また、そのような熱処理設備としては、その目的に応
じて、焼なまし，焼ならし，焼入れ，焼もどし、さらに
は固溶化熱処理など多岐にわたっているため、精整ヤー
ドにおける設備のレイアウトが複雑化しているのが現状
である。
じて、焼なまし，焼ならし，焼入れ，焼もどし、さらに
は固溶化熱処理など多岐にわたっているため、精整ヤー
ドにおける設備のレイアウトが複雑化しているのが現状
である。
そのような熱処理設備も含めた製造設備の能率向上や
省力化を目指したものとして、例えば特開昭60−210314
号公報に開示されているような抽伸管製造設備のレイア
ウトが提案されている。
省力化を目指したものとして、例えば特開昭60−210314
号公報に開示されているような抽伸管製造設備のレイア
ウトが提案されている。
その内容は、口付素管搬入設備，熱処理設備，抽伸管
前処理設備，酸洗・化成設備，抽伸設備，曲がり矯正設
備，非破壊検査設備，管切設備，目視検査設備，製品管
搬出設備からなる製造ラインにおいて、所要数の自動台
車と自動クレーンを備えるようにして、あらゆる種類の
製造プロセスを考慮して管の運搬を人手を介さずに自動
的にできるようにしたものである。
前処理設備，酸洗・化成設備，抽伸設備，曲がり矯正設
備，非破壊検査設備，管切設備，目視検査設備，製品管
搬出設備からなる製造ラインにおいて、所要数の自動台
車と自動クレーンを備えるようにして、あらゆる種類の
製造プロセスを考慮して管の運搬を人手を介さずに自動
的にできるようにしたものである。
＜発明が解決しようとする課題＞ しかしながら、前記した特開昭60−210314号のレイア
ウトにおいては、長尺材の流れ方向に対して直角に自動
クレーンを動かすことのできるヤードを必要とすること
から、工場のレイアウトが縦長（横方向を長尺鋼管の
流れ方向として）になること、熱処理設備の炉抽出側
から炉装入側への長い戻し台車を必要とすること、など
の課題が潜在している。
ウトにおいては、長尺材の流れ方向に対して直角に自動
クレーンを動かすことのできるヤードを必要とすること
から、工場のレイアウトが縦長（横方向を長尺鋼管の
流れ方向として）になること、熱処理設備の炉抽出側
から炉装入側への長い戻し台車を必要とすること、など
の課題が潜在している。
本発明は、上記のような課題を解決すべくなされた鋼
管の熱処理設備配列を提供することを目的とする。
管の熱処理設備配列を提供することを目的とする。
＜課題を解決するための手段＞ 本発明は、熱処理される鋼管を搬送する装入ライン
と、この装入ラインに並行に配置される熱処理された鋼
管を搬送する抽出ラインと、前記装入ラインに装入側を
また前記抽出ラインに抽出側を有するように並行に配列
される複数の熱処理設備と、前記抽出ラインで搬送され
る熱処理された鋼管を一時保管して必要に応じて前記装
入ラインに移送する自動ラックと、から構成されること
を特徴とする鋼管の熱処理設備配列である。
と、この装入ラインに並行に配置される熱処理された鋼
管を搬送する抽出ラインと、前記装入ラインに装入側を
また前記抽出ラインに抽出側を有するように並行に配列
される複数の熱処理設備と、前記抽出ラインで搬送され
る熱処理された鋼管を一時保管して必要に応じて前記装
入ラインに移送する自動ラックと、から構成されること
を特徴とする鋼管の熱処理設備配列である。
＜作 用＞ 本発明によれば、並行に配置される装入ラインと抽出
ラインの間に、複数の熱処理設備と自動ラックとを並行
に配列するようにしたので、横長のレイアウトにするこ
とができ、したがって自動ラック内では長尺な鋼管を横
方向に移動することが可能となる。
ラインの間に、複数の熱処理設備と自動ラックとを並行
に配列するようにしたので、横長のレイアウトにするこ
とができ、したがって自動ラック内では長尺な鋼管を横
方向に移動することが可能となる。
＜実施例＞ 以下に、本発明の実施例について、第１図を参照して
詳しく説明する。
詳しく説明する。
図において、１は装入ラインであり、移載機２がレー
ル３上を移動自在とされ、また前工程からの搬入ライン
４と接続される。
ル３上を移動自在とされ、また前工程からの搬入ライン
４と接続される。
５は、装入ライン１と並行に配置される抽出ラインで
あり、移載機６がレール７上を移動自在とされ、次工程
への搬出ライン８と接続される。
あり、移載機６がレール７上を移動自在とされ、次工程
への搬出ライン８と接続される。
９は、装入ライン１と抽出ライン５との間に配置され
る例えば焼ならしを行う第１の熱処理設備であり、その
装入テーブル10は装入ライン１に、また抽出テーブル11
は抽出ライン５にそれぞれ接続される。
る例えば焼ならしを行う第１の熱処理設備であり、その
装入テーブル10は装入ライン１に、また抽出テーブル11
は抽出ライン５にそれぞれ接続される。
12は、例えば焼戻しを行う第２の熱処理設備であり、
その装入テーブル13は装入ライン１に、また抽出テーブ
ル14は抽出ライン５にそれぞれ接続される。
その装入テーブル13は装入ライン１に、また抽出テーブ
ル14は抽出ライン５にそれぞれ接続される。
15は、例えば焼なましを行う第３の熱処理設備であ
り、この装入テーブル16は装入ライン１に、また抽出テ
ーブル17は抽出ライン５にそれぞれ接続される。
り、この装入テーブル16は装入ライン１に、また抽出テ
ーブル17は抽出ライン５にそれぞれ接続される。
18は、装入ライン１と抽出ライン５との間に配置され
る自動ラックであり、その入出庫台車19は抽出ライン５
に、また入出庫台車20は装入ライン１にそれぞれ接続さ
れる。
る自動ラックであり、その入出庫台車19は抽出ライン５
に、また入出庫台車20は装入ライン１にそれぞれ接続さ
れる。
この自動ラック18として例えばスタッカクレーン方式
で用いる場合は、第２図（ａ），（ｂ）に示すように、
高さ方向に複数段とされるラック列21が複数列設けられ
て構成されており、入出庫台車19で入庫された鋼管をラ
ック列21間に設けられたスタッカ22によって所定のラッ
クに一時保管され、所定の保管時間を経過したら再びス
タッカ22で引き出され、再度熱処理される場合は入出庫
台車20を介して装入ライン１に出庫され、次工程送りの
場合は入出庫台車19で搬出ライン８に搬出される。
で用いる場合は、第２図（ａ），（ｂ）に示すように、
高さ方向に複数段とされるラック列21が複数列設けられ
て構成されており、入出庫台車19で入庫された鋼管をラ
ック列21間に設けられたスタッカ22によって所定のラッ
クに一時保管され、所定の保管時間を経過したら再びス
タッカ22で引き出され、再度熱処理される場合は入出庫
台車20を介して装入ライン１に出庫され、次工程送りの
場合は入出庫台車19で搬出ライン８に搬出される。
このように複数の熱処理設備9,12,15…と自動ラック1
8とを、並行に配置される装入ライン１と抽出ライン５
との間に並行に配列したレイアウトを構成することによ
り、多数回の熱処理を要求される鋼管については、例え
ば１回目の熱処理完了後ただちに入出庫台車19で自動ラ
ック18へ収納して一時待機させ、所定のタイミングで入
出庫台車20を介して装入ライン１に搬出して、移載機２
によって指示される熱処理設備の装入ラインにチャージ
することができる。
8とを、並行に配置される装入ライン１と抽出ライン５
との間に並行に配列したレイアウトを構成することによ
り、多数回の熱処理を要求される鋼管については、例え
ば１回目の熱処理完了後ただちに入出庫台車19で自動ラ
ック18へ収納して一時待機させ、所定のタイミングで入
出庫台車20を介して装入ライン１に搬出して、移載機２
によって指示される熱処理設備の装入ラインにチャージ
することができる。
なお、自動ラック18のラック列12毎に空冷または水冷
設備（図示せず）を設けるようにすれば、保管時間の間
に熱処理された鋼管の冷却温度の制御を行うこともでき
る。
設備（図示せず）を設けるようにすれば、保管時間の間
に熱処理された鋼管の冷却温度の制御を行うこともでき
る。
＜発明の効果＞ 以上説明したように、本発明によれば、並行に配置さ
れる装入ラインと抽出ラインの間に、複数の熱処理設備
と自動ラックとを並行に配列することにより横長の簡素
なレイアウトにし得たので、多数回熱処理材のハンドリ
ングに戻し台車を必要としないから物流機器の費用を削
減することができる。
れる装入ラインと抽出ラインの間に、複数の熱処理設備
と自動ラックとを並行に配列することにより横長の簡素
なレイアウトにし得たので、多数回熱処理材のハンドリ
ングに戻し台車を必要としないから物流機器の費用を削
減することができる。
第１図は、本発明の一実施例を示す平面図、第２図は、
自動ラックの一実施例を示す（ａ）平面図，（ｂ）側面
図である。 １……装入ライン,2,6……移載機,4……搬入ライン,5…
…抽出ライン,8……搬出ライン,9……第１の熱処理設
備,12……第２の熱処理設備,15……第３の熱処理設備,1
8……自動ラック,19,20……入出庫台車,21……ラック
列,22……スタッカ。
自動ラックの一実施例を示す（ａ）平面図，（ｂ）側面
図である。 １……装入ライン,2,6……移載機,4……搬入ライン,5…
…抽出ライン,8……搬出ライン,9……第１の熱処理設
備,12……第２の熱処理設備,15……第３の熱処理設備,1
8……自動ラック,19,20……入出庫台車,21……ラック
列,22……スタッカ。
Claims (1)
- 【請求項１】熱処理される鋼管を搬送する装入ライン
と、この装入ラインに並行に配置される熱処理された鋼
管を搬送する抽出ラインと、前記装入ラインに装入側を
また前記抽出ラインに抽出側を有するように並行に配列
される複数の熱処理設備と、前記抽出ラインで搬送され
る熱処理された鋼管を一時保管して必要に応じて前記装
入ラインに移送する自動ラックと、から構成されること
を特徴とする鋼管の熱処理設備配列。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30334189A JP2938105B2 (ja) | 1989-11-24 | 1989-11-24 | 鋼管の熱処理設備配列 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30334189A JP2938105B2 (ja) | 1989-11-24 | 1989-11-24 | 鋼管の熱処理設備配列 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03166319A JPH03166319A (ja) | 1991-07-18 |
| JP2938105B2 true JP2938105B2 (ja) | 1999-08-23 |
Family
ID=17919807
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP30334189A Expired - Fee Related JP2938105B2 (ja) | 1989-11-24 | 1989-11-24 | 鋼管の熱処理設備配列 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2938105B2 (ja) |
-
1989
- 1989-11-24 JP JP30334189A patent/JP2938105B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH03166319A (ja) | 1991-07-18 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US6321138B1 (en) | Storage and retrieval system with automated order make up | |
| JPS6159801B2 (ja) | ||
| US5075953A (en) | Method of and apparatus for storing products from continuous casting lines prior to rolling | |
| TW201808752A (zh) | 具有用於將倉儲貨物儲存及出倉或轉倉而設置的儲存及出倉單元的高架儲存設備 | |
| US3993201A (en) | Apparatus for transporting and storing heavy commodities | |
| JP2938105B2 (ja) | 鋼管の熱処理設備配列 | |
| EP3685931B1 (en) | Hot-rolling online movable thermal insulation heat treatment process, and heat treatment line | |
| US3370839A (en) | Coil annealing apparatus | |
| US2878582A (en) | Apparatus for handling coiled rod bundles | |
| JP3401143B2 (ja) | スラブ供給方法 | |
| JP3264472B2 (ja) | スラブ群搬送順決定方法 | |
| JP3318070B2 (ja) | 自動熱処理装置および自動熱処理方法 | |
| JPH0739004B2 (ja) | 圧延機のロールショップ | |
| CN104357769A (zh) | 一种铝带车间内数台铝卷退火炉分跨集中退火的工艺方法 | |
| JPS62244803A (ja) | 中空円筒状物品の搬送・貯蔵設備 | |
| JPS606067Y2 (ja) | 揚搬送バケツト構造 | |
| US2426718A (en) | Heat-treating apparatus | |
| JPH07265947A (ja) | 圧延後の線材コイルの処理ラインとそれに使用する連続酸洗被膜装置 | |
| US4082100A (en) | Apparatus for cooling hot slabs | |
| JPS5855525A (ja) | 熱処理方法及び装置 | |
| JPH0438883Y2 (ja) | ||
| US3508979A (en) | Method for cooling workpieces | |
| JPH066448B2 (ja) | 抽伸管製造設備における管ハンドリング装置 | |
| JPS6384705A (ja) | ロ−ルシヨツプ | |
| CN117228053A (zh) | 一种热连轧钢卷双道打捆的方法和装置 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |