JPS605950B2 - 粘土細工用組成物 - Google Patents
粘土細工用組成物Info
- Publication number
- JPS605950B2 JPS605950B2 JP10907481A JP10907481A JPS605950B2 JP S605950 B2 JPS605950 B2 JP S605950B2 JP 10907481 A JP10907481 A JP 10907481A JP 10907481 A JP10907481 A JP 10907481A JP S605950 B2 JPS605950 B2 JP S605950B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- weight
- composition
- clay
- pulp
- wood flour
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、新規な粘土細工用組成物に関するもので、よ
り詳しくはタルク、木粉及びパルプからなる主剤に水を
加えたものを主要成分とした粘土細工用組成物に関する
ものである。
り詳しくはタルク、木粉及びパルプからなる主剤に水を
加えたものを主要成分とした粘土細工用組成物に関する
ものである。
粘土細工は、幼児期には誰もが経験をするものであるが
、一般にいわれている粘土とは、砂より細かい鉱物質で
あって湿分があるときは可塑性をもち、乾燥ないし加熱
を行うと塑像された形状を維持したまま硬化する性質を
有するものであり、このような性質を有することから各
方面に亘つて利用されている。
、一般にいわれている粘土とは、砂より細かい鉱物質で
あって湿分があるときは可塑性をもち、乾燥ないし加熱
を行うと塑像された形状を維持したまま硬化する性質を
有するものであり、このような性質を有することから各
方面に亘つて利用されている。
ところで、この所謂粘土によって完成した塑像の質感は
、士に由来した一定のものしか得られないという欠点を
有していた。
、士に由来した一定のものしか得られないという欠点を
有していた。
過去において、新たな素材を利用しその素材は固有の表
面感触ないいま質感を楽しむという発想に基づいて、木
粉に接着性物質を配合したものが現れたが、塑像のたび
ごとの準備作業の煩雑さや成形性の面で難点があった。
面感触ないいま質感を楽しむという発想に基づいて、木
粉に接着性物質を配合したものが現れたが、塑像のたび
ごとの準備作業の煩雑さや成形性の面で難点があった。
またこれに代るものとして木粉にCMCを配合したもの
があるが、このものは水を加えて放置すると短かし、日
数のうちにカビが発生するという欠点を有しそのために
流速段階では両者を個別に袋に入れてセット販売するか
或は乾燥品のドライブレンドでの市販方法によらざるを
得ず、利用者が塑像しようとするときには先ず水を加え
て練り上げなければならないという不便さがあった。し
かも、像を形成する段階にあっては腰が弱いとか手につ
き易いといった作業性の面で問題があり、また完成後の
乾燥品からは木粉が飛散するという欠点があり、更に水
を加えたまま放置すると前述の通りカビが発生するため
に余剰の練り上げた原料は廃棄せざるを得なかったので
ある。本発明者は、上述の如き欠点を解消し利用しやす
い粘土細工用組成物につき種々検討を加えた結果、いつ
でも創作意欲の湧いた時に自由に塑像が可能で、しかも
完成後には木質感が備わっているためにあたたかみのあ
る塑像とすることのできる粘土細工用組成物に到達した
。即ち本発明は、タルク、木粉、パルプ及び水を主要成
分とし、これに粘着防止剤及び防腐剤を配合したことを
特徴とする粘土細工用組成物に関する。
があるが、このものは水を加えて放置すると短かし、日
数のうちにカビが発生するという欠点を有しそのために
流速段階では両者を個別に袋に入れてセット販売するか
或は乾燥品のドライブレンドでの市販方法によらざるを
得ず、利用者が塑像しようとするときには先ず水を加え
て練り上げなければならないという不便さがあった。し
かも、像を形成する段階にあっては腰が弱いとか手につ
き易いといった作業性の面で問題があり、また完成後の
乾燥品からは木粉が飛散するという欠点があり、更に水
を加えたまま放置すると前述の通りカビが発生するため
に余剰の練り上げた原料は廃棄せざるを得なかったので
ある。本発明者は、上述の如き欠点を解消し利用しやす
い粘土細工用組成物につき種々検討を加えた結果、いつ
でも創作意欲の湧いた時に自由に塑像が可能で、しかも
完成後には木質感が備わっているためにあたたかみのあ
る塑像とすることのできる粘土細工用組成物に到達した
。即ち本発明は、タルク、木粉、パルプ及び水を主要成
分とし、これに粘着防止剤及び防腐剤を配合したことを
特徴とする粘土細工用組成物に関する。
ここで使用するタルクは、本発明の粘土細工用組成物で
は基体物質に相当するものであって、湿潤時には腰の強
さを与え乾燥時には硬度を付与するものである。
は基体物質に相当するものであって、湿潤時には腰の強
さを与え乾燥時には硬度を付与するものである。
原則的には、その粒径が小さいものほどさめのなめらか
な生地表面を形成するが、本発明の場合は必要以上細か
くなくても良く、例えば150メッシュを通過する程度
のもので充分目的とする効果が得られる。本発明では、
更に木粉及びパルプを使用するが、その目的は塑像の耐
衝撃性を向上させるほかに乾燥時ないいま乾燥後のヒビ
割れを防止するものである。
な生地表面を形成するが、本発明の場合は必要以上細か
くなくても良く、例えば150メッシュを通過する程度
のもので充分目的とする効果が得られる。本発明では、
更に木粉及びパルプを使用するが、その目的は塑像の耐
衝撃性を向上させるほかに乾燥時ないいま乾燥後のヒビ
割れを防止するものである。
このうち本発明では組成物の一成分として木粉を使用し
ていることから完成後の塑像に対し木質感を現出させる
ことができ、通常の粘土の場合の土器の感触に比べて異
質の極が得られるのである。このような効果を導びき出
す上述の成分のうちの木粉は、およそ100メッシュの
網目を通過するようなものであれば良い。
ていることから完成後の塑像に対し木質感を現出させる
ことができ、通常の粘土の場合の土器の感触に比べて異
質の極が得られるのである。このような効果を導びき出
す上述の成分のうちの木粉は、およそ100メッシュの
網目を通過するようなものであれば良い。
またパルプは、その繊維長が1.5〜6脚程度のものの
うちから適宜選択して用いると好結果が得られる。
うちから適宜選択して用いると好結果が得られる。
上述の数値は、いずれも望ましい範囲を示したものであ
り、必要に応じて(例えば塑像の外観を考慮して)この
範囲外の組合せを用いることは勿論可能である。
り、必要に応じて(例えば塑像の外観を考慮して)この
範囲外の組合せを用いることは勿論可能である。
本発明において使用する夕ルク、木粉及びパルプの3者
の配合割合は、それぞれ60〜80重量%、12.5〜
3の重量%及び2.5〜15重量%の中から選択すれば
よい。
の配合割合は、それぞれ60〜80重量%、12.5〜
3の重量%及び2.5〜15重量%の中から選択すれば
よい。
特に前記3者の組合せを67.0〜77.5重量%、1
5.0〜22.5重量%及び5.0〜12.5重量%と
することにより好ましい結果が得られる。そして本発明
では、前記3者と水とから主要成分を形成するが、その
量的比率は前記3者の合計量48〜6の重量%に対し、
52〜4の重量%の水と形成するものである。
5.0〜22.5重量%及び5.0〜12.5重量%と
することにより好ましい結果が得られる。そして本発明
では、前記3者と水とから主要成分を形成するが、その
量的比率は前記3者の合計量48〜6の重量%に対し、
52〜4の重量%の水と形成するものである。
以上のような主要成分に対し、本発明では粘着防止剤と
してグアーガム、CMC、ポリエチレングリコール及び
石ケンからなる群から選ばれる1種もしくは2種以上の
物質を、前記主要成分との合計量において5.5〜7.
5重量%使用する。
してグアーガム、CMC、ポリエチレングリコール及び
石ケンからなる群から選ばれる1種もしくは2種以上の
物質を、前記主要成分との合計量において5.5〜7.
5重量%使用する。
この粘着防止剤を使用することにより、塑像制作時の手
ばなれが良くなり作業性の向上に大きく寄与するのであ
る。尚、粘着防止剤として石ケンを使用した時は、手ば
なれ効果が得られると同時に塑像の収縮防止・効果をも
同時に期待することができる。
ばなれが良くなり作業性の向上に大きく寄与するのであ
る。尚、粘着防止剤として石ケンを使用した時は、手ば
なれ効果が得られると同時に塑像の収縮防止・効果をも
同時に期待することができる。
また本発明では、更に主要成分との合計量において、2
.65〜3.65重量%の防腐剤を使用する。
.65〜3.65重量%の防腐剤を使用する。
防腐剤としては食塩、ベンゾィミダゾールなどを使用す
るが、その他の公知の防腐剤を使用し或は併用すること
は勿論可能である。以上の如く構成された本発明の粘土
細工用組成物は、既に述べたように塑像に対して木質感
を与えるが、必要に応じて適当な着色剤により着色する
ことができるのは当然である。
るが、その他の公知の防腐剤を使用し或は併用すること
は勿論可能である。以上の如く構成された本発明の粘土
細工用組成物は、既に述べたように塑像に対して木質感
を与えるが、必要に応じて適当な着色剤により着色する
ことができるのは当然である。
以下実施例によって本発明を説明する。
例中%表示されているものは重量%を示す。実施例 1
タルク39.9%、100メッシュ通過の木粉10.3
%、3〜4助長のパルプ3.4%、水37.0%、グア
ーガム1.0%、CMC3.4%、ポリエチレングリコ
ール(以TPEG)0.9%、粉石ケン0.6%、ベン
ゾィミダゾール(以下BI)0.9%及び食塩2.6%
からなる組成物を充分に渡練して得た。
%、3〜4助長のパルプ3.4%、水37.0%、グア
ーガム1.0%、CMC3.4%、ポリエチレングリコ
ール(以TPEG)0.9%、粉石ケン0.6%、ベン
ゾィミダゾール(以下BI)0.9%及び食塩2.6%
からなる組成物を充分に渡練して得た。
このものは通常の粘土と同じ程度の成形性を有し、1年
間保存してもカビの発生はなく、塑像形成後に乾燥させ
たところ一見して木で作ったようになり、しかもその表
面からは木粉の飛散が起らない像が得られた。実施例
2 下記に表示した比率からなる組成物を充分に混練して得
たが、いずれも実施例1と同じ程度の効果を有する粘土
組成物が得られた。
間保存してもカビの発生はなく、塑像形成後に乾燥させ
たところ一見して木で作ったようになり、しかもその表
面からは木粉の飛散が起らない像が得られた。実施例
2 下記に表示した比率からなる組成物を充分に混練して得
たが、いずれも実施例1と同じ程度の効果を有する粘土
組成物が得られた。
共:タルク77.75発と軽質炭酸ヵルンゥム22−2
5物比較例 木粉40%、4〜5助長のパルプ11.4%、水42.
9%及びCMC5.7%からなる組成物を作ったが、こ
のものは成形性が悪くまた保存時の収縮性が大でかつ1
週間位からカビが目立つ程に発生していた。
5物比較例 木粉40%、4〜5助長のパルプ11.4%、水42.
9%及びCMC5.7%からなる組成物を作ったが、こ
のものは成形性が悪くまた保存時の収縮性が大でかつ1
週間位からカビが目立つ程に発生していた。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 タルク、木粉、パルプ及び水を主要成分とし、これ
に粘着防止剤及び防腐剤を配合したことを特徴とする粘
土細工用組成物。 2 タルク、木粉及びパルプの3者の配合割合をそれぞ
れ60〜80重量%、12.5〜30重量%及び2.5
〜15重量%とし、かつタルク、木粉及びパルプの合計
量と水の量的比率を48〜60:52〜40としたこと
を特徴とする特許請求の範囲第1項記載の粘土細工用組
成物。 3 グアーガム、CMC、ポリエチレングリコール及び
石けんのうちの1種または2種以上を粘着防止剤として
5.5〜7.5重量%含有させたことを特徴とする特許
請求の範囲第1項記載の粘土細工用組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10907481A JPS605950B2 (ja) | 1981-07-13 | 1981-07-13 | 粘土細工用組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10907481A JPS605950B2 (ja) | 1981-07-13 | 1981-07-13 | 粘土細工用組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5810778A JPS5810778A (ja) | 1983-01-21 |
JPS605950B2 true JPS605950B2 (ja) | 1985-02-14 |
Family
ID=14500940
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10907481A Expired JPS605950B2 (ja) | 1981-07-13 | 1981-07-13 | 粘土細工用組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS605950B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6139656U (ja) * | 1984-08-20 | 1986-03-13 | 関東自動車工業株式会社 | 車両用樹脂部品の取付構造 |
JPH0348914Y2 (ja) * | 1986-06-26 | 1991-10-18 | ||
JPH058208Y2 (ja) * | 1986-10-31 | 1993-03-02 | ||
JPH0544706U (ja) * | 1991-11-18 | 1993-06-15 | 東海興業株式会社 | モ−ル用クリツプ |
JP2527729Y2 (ja) * | 1989-08-07 | 1997-03-05 | トヨタ自動車株式会社 | サイドプロテクタ取付構造 |
-
1981
- 1981-07-13 JP JP10907481A patent/JPS605950B2/ja not_active Expired
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6139656U (ja) * | 1984-08-20 | 1986-03-13 | 関東自動車工業株式会社 | 車両用樹脂部品の取付構造 |
JPH0348914Y2 (ja) * | 1986-06-26 | 1991-10-18 | ||
JPH058208Y2 (ja) * | 1986-10-31 | 1993-03-02 | ||
JP2527729Y2 (ja) * | 1989-08-07 | 1997-03-05 | トヨタ自動車株式会社 | サイドプロテクタ取付構造 |
JPH0544706U (ja) * | 1991-11-18 | 1993-06-15 | 東海興業株式会社 | モ−ル用クリツプ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5810778A (ja) | 1983-01-21 |
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