JPS6059367B2 - 表面取水装置 - Google Patents

表面取水装置

Info

Publication number
JPS6059367B2
JPS6059367B2 JP50055771A JP5577175A JPS6059367B2 JP S6059367 B2 JPS6059367 B2 JP S6059367B2 JP 50055771 A JP50055771 A JP 50055771A JP 5577175 A JP5577175 A JP 5577175A JP S6059367 B2 JPS6059367 B2 JP S6059367B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
water intake
board
intake
velocity
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP50055771A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS51131149A (en
Inventor
直 白石
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP50055771A priority Critical patent/JPS6059367B2/ja
Publication of JPS51131149A publication Critical patent/JPS51131149A/ja
Publication of JPS6059367B2 publication Critical patent/JPS6059367B2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/20Hydro energy

Landscapes

  • Barrages (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 一般にダム等の貯水は太陽熱による水面での熱収支の結
果、深所に比し水面近くの水温が高くなり、密度の小さ
い軽い温水層が深所の低温で重い冷水層の上にのつてい
る場合が多い。
本発明は上記のごとき表面の温水を取水する装置に関す
るものてある。第1図は従来の表面取水装置の1側を示
す概略正面図、第2図は第1図中の取水盤の形状を示す
平面図である。
図中1’はソロバン玉型のフロート、2’は取水盤、3
’は支柱、4’は導管で、上記フロート1’により水面
(W’は表層水)に浮き、この浮力によつて取水盤2’
および導管4’を水中に支え、上記導管4’は水位の変
動に追従するため伸縮可能になつており、ダム等の表面
の温水を矢印a’のようにフロート1’と取水盤2’間
から取り入れ、導管4’に入つた水は水路等に導かれ潅
概等に利用されるようになつている。表層にある温水と
その下にある冷水の境界の流速がある速度(臨界速度と
いう)以下の時、表層の温水は冷水の上に滑るように流
れて、温水と冷水の混合が起らない事が知られている。
温水取水の条件は表層水を臨界速度以下で取水するにあ
るので、ここで臨界速度を説明する。いま、水温T2、
密度ρ2、動粘性係数ν2の静水上に、水温T、(T、
>T0)、密度p、(ρ、<ρ2)、動粘性係数ν、の
軽い高温の表面水てあつて、両層が安定成層を形成し表
層水が同じ流速V、で流れているとすれば、両者の接触
面で混合が起らないための条件(上層の流れが下層の冷
水を吸い出ししない条件)は、V、<Vcである事が望
まれる。このVcが臨界速度である。上記従来の表面取
水装置ではこの流速(臨界速度)を取水盤2’の傾きθ
(190〜400)で調節している。即ち、取水盤2’
は大きく傾いて周辺取水部の速度分布は比較的平らて、
取水盤2’取り入れ直前の速度分布は下方の速度が比較
的大き・くなるため、境界(温水層と冷水層の境界)の
速度が大きいので、冷水を巻き込み取水性能は満足する
ものでなかつた。本発明は上記従来のものの欠点に鑑み
案出されたもので、表層の温水をより効率良く取水する
こ・とを目的とし、このためには取水直前位置て表層に
近い部分の流入速度がより大きい方がよいので、取水盤
上に取水する温水域の温水の速度分布が下方から上方に
向つて徐々に大きくなつている位置に取水盤を水平に設
置し、且又前記取水盤の上方に固定支柱によソー定間隔
を存して一体に固着した平板上の空気吸入防止板を配設
し、その直径を取水盤の直径より小さく形成したもので
ある。
以下、本発明を第3図ないし第7図を参照して説明する
。第3図、第4図、第5図はそれぞれ本発明の異なる実
施例を示し、第6図は第3図に示した実施例を用いた場
合の作用説明図、第7図は従来のものと本発明によつた
場合の作用効果の説明図である。先す、本発明を第3図
の実施例に基いて説明する。
図中、11は空気吸入防止板、12は取水盤(この角度
限定は特に工作上の誤差をなくする意味て平板(水平)
に形成され、その形状は普通円形であるが、多角形でも
よい)、13は支柱、14は導管、15は芯を示し、空
気吸入防止板11は支柱13を介して一定間隔をおき取
水盤12の上方に固着されており、取り込まれた表層水
Wは上記空気吸入防止板11と取水盤12の間を通つて
導管14に導入されるようになつている。支柱13は取
水の抵抗とならない様に翼形板あるいは平板で作られる
。芯15は導管14への取水の入口損失を小さくするた
めに設けられており、導管14の入口損失が問題になら
ない場合は省く事ができる。取水盤12の外径D1は内
径D2の1.Pi以上とする。
また空気吸入防止板11の外径D。は取水盤12のD1
より小さい。また導管(外径d)14の入口は入口損失
を小さくするため面取り(Rで示す丸み)する。この場
合R/d〉0.1が望ましい。次に、第4図の実施例で
は上記導管14の入口は直線または折れ線て作られてお
り、この場合c/d〉0.5が望ましいことが知られて
いる。
取水盤12の傾きθは−100〜10らとする。その他
.第3図と同じ符号はそれぞれ同一部分を示す。もう1
つの実施例を示す第5図の16,17はいずれも浮きて
あるが、一方の16は取水盤12の下部に環状に設けら
れ、他方の17は空気吸入防止板11の上部に設けられ
ており、上記浮き16,17は水位が変化しても取水装
置を常に水面付近に位置させるものである。なお、取水
装置の位置決めは上記のごとき浮きを使わず、ローブ等
で塔等から吊り下げるようにしても良い。次に、第6図
(第3図の実施例によつた場合を示す)により作用を説
明する。
ダム等では冷水の上に太陽熱で温ためられた温水がのつ
ており、この温水を取ることが表面取水の目的てある。
温水を効率良く取るためには位置■(取水直前の位置)
に示す速度分布の最大速度Vmaxが大きい方が良いが
、冷水を巻き込まないためには温水と冷水の境界Wbの
速度Vbが、前に説明した臨界速度Vcより小さくなけ
ればならない。本発明による表面取水装置では取水盤1
2上に発達する速度分布は、位置1に示すように取水盤
12上で速度が0で、上方に行くに従つて速度が大きく
なり、最大速度VnlaXIを水面付近に持つ。
この性質は位置■における最大速度Vmaxを大きくし
、境界の速度Vbを小さくする傾向を持つ。次に、第7
図(a図は従来のもの、b図は本発明の場合)により、
従来の取水装置と本発明による取水装置との取水性能を
比較説明し、本発明によるものの性能が優れている事を
明らかにしよう。
a図の従来の取水装置てはL(取水盤2″の周辺水平部
の径)が小さく(L/D1〈0.1)、取水盤2゛が大
きく傾いている(19Dく0く40))ので、角部Aの
前後(位置1及び■)の速度分布は比較的平らになる。
従つて、取水盤2″の直前(位置■)の速度分布は下方
の速度が比較的大きくなるため、温水と冷水の境界Wb
の速度■bが大きくなり、取水性能は良くない。b図に
示す本発明による取水装置では取水盤12が平らである
ため、取水盤12上(位置1および■)に下側から徐々
に大きくなる速度分布(第6図について説明した)が作
られるので、取水盤12の直前(位置■)の速度分布は
下方の速度が小さくなり、境界Wbの速度Vbが小さく
なる。よつて、従来の取水装置に比べ、本発明による取
水装置の方が取水性能が優れている。ここで、再び第3
図に戻り空気吸入防止板11の作用を説明する。
第7図bで説明した取水盤12上の速度分布(位置1及
び■の分布)の最大速度V,及びV2を水面付近に位置
させるには、空気吸入防止板11の直径D。は小さい方
が良い。しかし、あまり小さくなると空気吸入防止板1
1ぎわの水面の流速か早くなり、空気を吸い込む危険が
出てくるので、直径D。はある大きさ以上必要である。
本発明は上記実施例について説明したように、タム等の
表層水中に浮く取水盤の上面より取水した温水を導管に
導き入れて所定個所に送給する表面取水装置において、
前記取水盤を同取水盤上に取水する温水域における温水
の速度分布が下方から上方に向つて徐々に大きくなつて
いる位置に水平に設置し、且又取水盤上方に支柱を介し
て一定間隔を存して一体に固着した平板状の空気吸入防
止板を配置し、その直径を取水盤の直径より適当に小さ
くした表面取水装置である。
即ち、本発明によれば、(1)取水盤が平らであるため
取水盤上(第7図bの位置1及び■)に下方から上方に
向つて徐々に大きくなる取水速度分希が作られるので、
取水盤の直前(位置■)の速度分布は下方の速度が小さ
くなり、従つて温水層と冷水層の境界の速度が小さくな
るので、冷水の巻き込みが殆んど無くなり、取水性能を
向上する事が出来る。
(11)また、本発明においては主記取水盤の上方に支
柱を介し一定間隔を置いて固着され、同取水盤の直径よ
りも小さいが適当に大きい直径を有する空気吸入防止板
を設ける事によつて、取水時空気の吸入を防止できるの
で、導管の中を水が充満して流れる。
(Iil)本発明による取水装置は取水盤のみならず空
気吸入防止板等は平板で形成されるので、構造が簡単で
加工工程を短縮でき、製作費が安価である。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の表面取水装置の取水部の概略正面図、第
2図は第1図中の取水盤の平面図、第3図、第4図、第
5図はそれぞれ本発明の実施例の概略正面図、第6図は
第3図に示した実施例を用いた場合の作用説明図、第7
図は従来のものと本発明によつた場合の作用効果の説明
図で、a図は従来のものの場合、b図は本発明表面取水
装置によつた場合を示す。 図中、11・・・・・・空気吸入防止板、12・・・・
・・取水 .
→←盤、13・・・・・支柱、14・・・・・導管、
15・・・・・心、16,17・・・・・・浮き、W・
・・・・・表層水、Wb・・・・・・温水層と冷水層の
境界、■b・・・・・・境界Wbの速度、V1・・・・
・・取水盤12上(位置1)に発達する速度分布の最大
速度、V2・・・・・・取水盤12入口部(位置■)の
速度分布の最大速度、位置■・・・・・取水盤12の直
前位置。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ダム等の表層水中に浮く取水盤の上面より取水した
    温水を導管に導き入れて所定個所に送給する表面取水装
    置において、前記取水盤を該取水盤上に取水する温水域
    の温水の速度分布が下方から上方に向つて徐々に大きく
    なつている位置に水平に設置するとともに、同取水盤の
    上方に支柱を介し一定間隔を置いて一体に固着され、取
    水盤よりも直径の小さい平板状の空気吸入防止板を配設
    してなることを特徴とする表面取水装置。
JP50055771A 1975-05-09 1975-05-09 表面取水装置 Expired JPS6059367B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP50055771A JPS6059367B2 (ja) 1975-05-09 1975-05-09 表面取水装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP50055771A JPS6059367B2 (ja) 1975-05-09 1975-05-09 表面取水装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS51131149A JPS51131149A (en) 1976-11-15
JPS6059367B2 true JPS6059367B2 (ja) 1985-12-25

Family

ID=13008123

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP50055771A Expired JPS6059367B2 (ja) 1975-05-09 1975-05-09 表面取水装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6059367B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6227506B2 (ja) * 1984-04-04 1987-06-15 Molex Inc
JPS6433863A (en) * 1987-07-29 1989-02-03 Fujitsu Ltd Formation of extracting wire

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS498019U (ja) * 1972-04-20 1974-01-23

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5623394Y2 (ja) * 1973-07-21 1981-06-02

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS498019U (ja) * 1972-04-20 1974-01-23

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6227506B2 (ja) * 1984-04-04 1987-06-15 Molex Inc
JPS6433863A (en) * 1987-07-29 1989-02-03 Fujitsu Ltd Formation of extracting wire

Also Published As

Publication number Publication date
JPS51131149A (en) 1976-11-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS6059367B2 (ja) 表面取水装置
JP2868958B2 (ja) 純水加温装置
CN206176639U (zh) 水槽及加湿装置
JPS6242299Y2 (ja)
JPS6017614Y2 (ja) 貯湯式給湯器
JPS5939566Y2 (ja) 太陽熱利用温水器の貯湯タンク
CN210828507U (zh) 一种新型无边际游泳池
CN206402620U (zh) 一种散热片结构
JPS5818133Y2 (ja) 太陽熱利用温水器
JPS644045Y2 (ja)
JPS591159Y2 (ja) 気泡ポンプ式ボイラの揚水量制御装置
SU992250A1 (ru) Топливный бак транспортного средства
CN206404350U (zh) 一种新型分馏柱
JPS633222B2 (ja)
JP2524841Y2 (ja) 海水中の鉛直配管保護機構
JPS6335328Y2 (ja)
JPS5916872Y2 (ja) 容器の液面調節用配管構造
JPS6019139Y2 (ja) 表層水取水装置におけるサブフロ−ト装置
JPH0725569Y2 (ja) 吸収冷凍機の再生器
HOOPES et al. Model studies and numerical solutions of the circulation in Lake Superior
JPH042368Y2 (ja)
JPS59135338A (ja) 表面浮遊型回流水槽
JPH0425704Y2 (ja)
CN108088097A (zh) 一种主动抽液式循环供暖装置
CN105113469B (zh) 管道流体多层梳理防掺气装备