JPS605922A - 法面保護材料 - Google Patents

法面保護材料

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JPS605922A
JPS605922A JP11356283A JP11356283A JPS605922A JP S605922 A JPS605922 A JP S605922A JP 11356283 A JP11356283 A JP 11356283A JP 11356283 A JP11356283 A JP 11356283A JP S605922 A JPS605922 A JP S605922A
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cement
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sand
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裕司 中野
Jiro Itoi
糸井 二郎
Einosuke Higashimura
東村 栄之助
Shiro Takahashi
四郎 高橋
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Raito Kogyo Co Ltd
Nitto Chemical Industry Co Ltd
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    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02DFOUNDATIONS; EXCAVATIONS; EMBANKMENTS; UNDERGROUND OR UNDERWATER STRUCTURES
    • E02D17/00Excavations; Bordering of excavations; Making embankments
    • E02D17/20Securing of slopes or inclines

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mining & Mineral Resources (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
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  • Civil Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)
  • Sowing (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は法面を安定させる工法の内、法面を材料で被覆
し保護する工法の材料に関する。
〔発明の技術的背景とその問題点〕
近年自動車が普及するにつれて、これに対応するための
道路の整備が随所で行われているが、土地の高騰あるい
は道路の高速性確保のために山間部を突き切って道路建
設されることが多くなってきた。この場合、計画地盤高
が在来地盤高と異なるため主として切シ取シが必要とな
り、道路側面に切り土法面が出現することになる。これ
らの法面が崩落のおそれのある場合は植生工法2人工材
料による保護工法、土性改良による安定工法、構造物に
よる力学的安定工法が適用される。比較的簡便な工法と
して植生工法2人工材料による保護工法が広く適用され
ている。植生工法は植物の根系によシ法面の安定を計る
ものであるが、植物の根系が発達するまでは降雨等によ
る流亡、崩壊の虞れが多分にあるため、法面上の環境を
植物の発芽、生育に適したものにし、かつそれ自体が流
亡防止効果のあるもので々ければならない。そのため切
土法面が心土が露出しており土壌構造が植物にとって不
適である場合、特に硬質土および岩盤の場合には根糸の
侵入が困難で、肥料的養分も十分でないため、単なる種
子吹付工法では植物の生長を期待することはできない。
このため、法面に植物に適し流亡防止効果のある生育基
盤を造成する必要がある。生育基盤の必須要件としては
、(1)表土部分が動かないこと、(2)発芽のために
十分力水分が保持されること、(3)土中に酸素が適当
に供給されること、の3要件がある。これらの要件を満
足させる工法の1つとして、最近、通常5〜156n程
度の客土厚の厚層客土吹付工法が多く用いられているが
、この厚層客土吹付工法には侵食に弱いという欠点があ
シ、特に、施工直後に降雨があると表層のみならず吹付
層全体が切シ土法面より崩落することが多い。この欠点
を解決する方法の1つとして、吹付材料にセメント、粘
結剤等を混入することが行われている。しかし、セメン
トを大量に混入すると、侵食防止には一応の効果を上げ
ることができるものの、セメントの強アルカリ性のため
種子の発芽・生育が抑制され、強アルカリ成分が降雨に
よシ流亡して客土が中性に近くなるまで発芽・生育しな
いことが起る。したがって、この間に豪雨があれば侵食
され易い。たとえ侵食され々い場合にも、発芽・生育可
能のPHとなる頃には土壌硬度が高くなシすぎ植生に不
適当なものとなることが多い。そこで中和剤をセメント
に混入して種子の発芽に適当な環境を作ってやることが
行われているが、完全に中和状態と々るだけの量の中和
剤を投入すると、セメントの固結力が低下し侵食が起シ
易くなる。このように、中和剤を混入する方法も根本的
な解決法とはなシ得々い。
他の解決方法として、植物性繊維を主体としだ材料を吹
き付ける方法がある。この方法は、植物性繊維として主
に短繊維のピートモスとパーク堆肥を用いるもので、吹
付直後でも相当の侵食防止能力を有する。しかしながら
、この方法は吹き付けた生育基盤がほとんど有機質であ
るため長期間には次第に腐熟し消失する虞れがあり、ま
た材料費が高くつく欠点がある。このため、土壌、土砂
等の無機材料を一部添加することが試みられているが、
これらの材料を混入すると侵食され易く、はんの僅量し
か混入できないため実質的には解決方法となり得ない。
そこで、粘結剤を混入する方法が提案されたが、侵食防
止の効果を上げるためには相当量の粘結剤を使用し力け
ればならず、極めて経済的に不利であることが判明した
。この改良方法として、粘結剤を混入するかわシに吹き
付けた厚層客土の表面に粘結剤を吹き付ける方法がある
が、粘結剤は乾燥するまでは効果が々く、乾燥前に降雨
があれば侵食されることになる。乾燥後も、植物が発芽
、生育して法面が保護される前に長期間降雨があると粘
結剤は水によシ膨潤し、粘着力が次第に低下して侵食さ
れるように々る。
丑だ表面が乾燥すると固くなシ、植物の生育に不適画表
ものとなることも生じる。
ところで、近年、特開昭55−68926号公報に、ナ
イロンやガラス繊維を混入する提案がなされている。た
しかにこの種の非天然繊維を混入することによシ、ピー
トモスやパーク堆肥が腐熟消失した後も、侵食防止効果
を発揮する点で、有効々提案である。しかし、同公報に
は、その繊維の長さ。
太さあるいは混入量等についてなんらの教示もない。
しかるに、本発明者らの知見によれば、繊維の形状や混
入量はきわめて重要なファクターである。
もし、この点に考慮がないと、流亡防止効果がないし、
ミキシング等の点でもトラブルを招く、一方、人工材料
による保護工法としてはプラスチック、ソイルセメント
工法、ネット工法、液状合成樹脂吹付工法9合成繊維布
マット被覆工法。
アスファルト斜面工法(締め固め工)アスファルトノク
ネル工法1合成高分子シートによる被覆工法である被覆
工法、吹付工法、ブロック工法、格子枠工法、柵工法、
蛇カゴ工法等があるが、簡便で確実な点によシ吹付工法
が最も広く適用されている。一般的に吹付工法はセメン
ト、モルタルおよびセメント・コンクリートを圧縮空気
圧を利用して吹付ける工法である。モルタル類の吹付工
法において問題となるのは一般的に吹付材の輸送を圧縮
空気に頼っている関係でセメントと骨材の比が1=4で
あるため一般的に使用する場合に比較して貧配合である
ため圧縮強度も低く、クラックが生じやすく耐久性に乏
しい点である。これがためモルタル類の補強材として鋼
繊維、耐アルカリ性グラスファイバー、ポリプロピレン
繊維等の混入が研究され特開53−38105.特開5
5−65631等の提案がなされているが分散性、経済
性の点で鋼繊維を除き実用化されていないのが現状であ
る。
また、鋼繊維を除き繊維の形状、混入量について、従来
の提案では詳細な考慮が払われていなく、分散性の鍵と
なるミキシングにおいてトラブルが発生することになる
〔発明の目的〕
本発明は、前記従来の問題点を解決し、法面を安定的に
保持でき、分散性に優れた法面保護材料を提供すること
を主なる目的としている。他の目的は以下の説明によっ
て理解されるであろう。
〔発明の概要〕
この目的を達成するための第1発明は、形状が長さ5〜
50 rtan 、太さ3〜50デニール、捲縮数10
個以下、捲縮率20チ以下の加工繊維を0.05〜5 
wt%を含有し、土砂類がほぼ残量であシ、かつこれら
が主体をなしていることを特徴とするものである。
第2発明は、形状が長さ5〜50’ trrm 、太さ
3〜50デニール、捲縮数10ケ以下、捲縮率20%以
下の加工繊維を0.05〜5wt%、セメントを0.2
〜2 wt%含有し、土砂類がほぼ残量であり、かつこ
れらが主体をなしていることを特徴とするものである。
第3発明は、形状が長さ5〜50 tan 、太さ3〜
50デニール、捲縮数1oケ以下、捲縮率20%以下の
加工繊維を0.05〜1wt%、セメントを2〜25 
wt%含有し、土砂類がほぼ残量であシ、かつこれらが
主体をなしていることを特徴とするものである。
このように本発明は加工繊維を土砂に混入することを基
本としている。また必要に応じセメントが添加される。
加工繊維とは天然繊維、化学繊維1合成繊維の内、形状
が一定のもの、つ″1シ長さ、太さ等を一定に加工した
ものを意味し、木質ファイバー、紙質ファイバー等は加
工されてはいても形状が不揃なので、ことでの加工繊維
には含まれない。土砂に加工繊維を混入させることによ
シ長期間の安定保持はもとよシ流亡防止効果が発揮し、
更にセメントを添加することによシ、よシ一層の安定し
た法面保護が達成できるとともにモルタル類に混入した
場合はクラック防止効果、引張強度の高いものとなる。
〔発明の具体例〕
以下さらに禾発明を具体的に説明する。
本発明に用いるととができる繊維としては、鉱滓綿、グ
ラスファイバー、鉱物繊維、金属繊維。
ピートモス、紙繊維、動物繊維2合成繊維、化学繊維等
を挙けることができる。しかし、このうち、鉱滓綿およ
びグラスファイバ〒は吹付混合物に分散、混練される際
折れ易く、絡み合いも弱いために侵食防止効果は比較的
小さい。鉱物繊維は繊維長をそろえたものは得に<<、
また高価でもある。
金属繊維にはこのような欠点は少いが絡み合いが弱く、
腐食しやすいのが難点である。ピートモスは本発明に適
した繊維長にそろえたものは入手し難く高価であシ、腐
食性を有するのが難点である。
紙繊維は湿潤強度が弱く、侵食され易い欠点がある。動
物繊維は本発明に適する繊維長にそろえたものは高価で
あシ、腐食性を有する難点がある。
合成繊維および化学繊維については、本発明に適した繊
維長にそろえたものを得易く、また比較的安価でもある
。しかし、ナイロン、ビニロン、ポリゾロピレン、ポリ
エチレン等の繊維は耐候性に劣シ、ポリエステルは土壌
菌に侵され易い。アクリル繊維には以上の欠点がなく、
本発明に用いる繊維としては最も好ましい。しかしなが
ら、アクリル繊維に限らず、同様の形状と性状を有する
繊維であればいかなる繊維であっても使用することがで
きる。
本発明に用いる加工繊維の繊度は3d(デニール)未満
では繊維長を長くして絡み合いを強くしても強度の点で
問題があシ、捲縮数、捲縮率を低下しても繊維長が長い
ので、混合機において直ちに繊維同志が絡み合って毛玉
を形成するので好ましくない。50dを超えたものでは
太すぎて絡み合いが弱く、また経済的にも不利である。
したがって加工繊維の繊度としては3〜50dが好まし
く、10〜30dが特に好ましい。クリンプ(捲縮)は
生産性を上げるためには非常に重要々因子であシ、通常
紡績糸に用いられるような捲縮数20〜25個、捲縮率
30〜40係では混合時毛玉を形成し使用できない。(
捲縮数、捲縮率はJIS : L1015 、 L10
36による、)したがって捲縮数としては10個以下が
好ましく、特に2個〜7個が好ましい。捲縮率としては
20係以下、特に好ましいのは2〜15チである。捲縮
を無くした繊維は製造工程上、集束してカッターにかけ
一定長の繊維を製造するに際し、パラケて生産性を著し
く阻害するので実用上経済的に製造は困難である。生産
性を向上するには、少くとも捲縮数2個、捲縮率2ヂは
必要である。かかる捲縮は紡糸クリンパ−を調節するこ
とにより達成できる。
本発明に用いる繊維の長さは重要な因子である。
すなわち、繊維長が5加未満の場合には、侵食防止効果
は比較的小さく、吹付/散布材中に土壌や土砂を多量に
混入させることはできない。
前記の如き捲縮を有する繊維を用いると、繊維長50m
tで分散することが可能である。繊維長は浸食に対して
重要外因子であり、5個では一応の降雨に対しては浸食
防止効果を有するが、豪雨に対しては10飾以上必要と
する、集合した流水に対しては20mm以上必要とし、
積雪の滑落による表面浸食防止に対しては30叫以上必
要とする。
繊維混入の効果は、吹付/散布材中に存在する本数に依
存するので、太デニールの繊維を使用する時は、重量的
には多く使用する必要がある、したがって好ましい繊維
長としては、繊度にもよるが、一般に5〜50謹であシ
、特に好ましいのは10〜30mmである。
加工繊維の混入量も重要である。この混入量に関しては
3通りがある、すなわちセメントを用いない場合(第1
発明)には加工繊維に流亡防止効果を期待する関係上0
.05〜5wt%、セメントを用いる場合(第2発明)
、これが加工繊維と共に流亡防止効果を発揮するので0
.05〜2wt%と比較的少量とされる。混入量が少な
いと流亡防止効果が低く、多いと経済的でないし、かつ
材料への分散性も悪くなる。セメントを2〜25 wt
%混入させる場合(第3発明)においては、流亡防止効
果はセメントが主体となるので加工繊維は0.05〜1
wt%と々シ加工繊維の効果はクラック防止効果、引張
強度の向上が主たる目的となる。また加工繊維には保温
効果もあるので冬期の凍上緩和にも効果がある。
次に本発明の材料の製造方法の例を説明する。
第1の方法は工場内あるいは場合によシ現場付近で吹付
ける土砂の一部とあらかじめプレミックスを行い繊維混
入率の高いプレミックス材を製造し、現場に搬入して残
部土砂と共に混合機に投入して所定の速度で攪拌するも
のである。混合機内で水平方向と同時に攪拌子の回転方
向とにせん断応力が働くよう々ノ・イスビードのコンク
リートモルタルミキサーが好適である。一方混合機の上
方に設けたギロチン式繊維カッターに集束したトウを通
し所定長の長さにカットした所定量の繊維を混合機に高
速度で供給し、所定量の加工繊維が土砂中に均一に分散
されたプレミックスイオを2〜5分間で製造する。
第2の方法は、高生産性をもって大規模にてプレミック
ス材を工場内で生産する方法である。紡糸後、紡糸クリ
ンパ−で所定の捲縮を行ないロータリカッターにて高速
にて所定長にカツトシた繊維は空送あるいはベルトコン
ベアにはさまれて高密度梱包室に送られ高圧力下に圧密
梱包され、プレミックス製造工場に送られる。プレミッ
クス製造工場内で高密度梱包を解体する。そのままでは
、縁が固結していたシ、絡み合いが強かった9、そのi
t前記混合機に所定量投入混合しても分散しないので開
繊する必要がある。いろいろ開繊機を検討した結果、高
生産性を有し、しかも均一に分散するのは「フェアノー
ト」であることを見出した。所定量の繊維塊を「フェア
ノート」に通し直結したブロアーにて直ちに前記混合機
に送シ込み混合することにより、極めて高生産性をもっ
てプレミックス材を短時間で製造することができる。
第3の方法としてはプレミックス材の工程を省いたもの
であり、現場において吹付材料全量を前記ミキサー内に
一括投入して、空線シした後、水を加える方法である。
第1.第2の方法においては現場内での処理が簡便とな
シ、品質の一定化が容易となる利点がある。
このように製造された材料はプレミックス材の場合は現
場において残部土砂類と混合、現場混合の場合は水を添
加するのみで吹付機、あるいは散布機により対象裸地に
施工される。
また第2,3発明の場合のセメントの添加はセメントが
吸湿性があるので現場内で混入させることが好ましい。
なお上記の混合態様はあくまで例示であシ、必らずしも
限定されるものではない。
さらに本発明において急結剤、減水剤1発泡剤。
防凍剤、中和剤、セメント以外の粘結剤の混入について
は言及しなかったが、それらの添加を制限するものでは
ない。
第1発明において、加工繊維の混入された土砂類は繊維
の絡み合いにより流亡防止効果を発揮し種子を混入させ
た場合は即成の緑化が期待できるし、混入しない場合も
時間の経過と共に郷土植物の種子飛来によシ緑化が期待
できる。
第2発明および第3発明においては更に急峻な法面や岩
質法面等、降雨による流亡、侵食および崩落が懸念され
る場合に適し、繊維による流亡防止効果にセメント添加
による土壌硬度の向上による効果が相俟って流亡防止効
果が発揮される。植物の生育を期待する場合は植物の生
育土壌条件が、土壌硬度23mm以下(山中式土壌硬度
計による)が植物の根糸の発達がよく27wnが限界と
されているので、セメントを2wt%以下に添加量を押
え表ければならない。セメント添加量と土壌硬度の関係
は第1表の通シである。
第 1 表 注(1)砂(利根用産用砂、比重: 2.6 FM :
 1.9最大粒径:2.5mm単重:1450に9/m
3.表乾状態)注(2)繊維(商品名「ボンネル」三菱
レイヨン(株)製0.5植物の生育には基盤のPH値が
5.5〜7.5が最適とされているが、セメント添加に
よるPH値の上昇は第2表に示すように、経時と共に下
降し、若干高いが20日はどでどうにか植物の生育でき
るPH値となる。
第 2 表 4 まだ、植物の生育状況は第3表の通りである。
本発明において植物の生育を目的とした工法用いる肥料
としては、通常、肥料の3要素であるN。
P、Kを混合した高度化成等の速効性の化学肥料が好適
に用いられるが、急峻な法面や高速道路の法面では追肥
が困難であるので追肥をし々くとも植生が安定するまで
の施工後約3年間肥効を保持できるような超緩効性肥料
を添加することが好ましい。特に重要な超緩効性N成分
を含むものとしては部分水溶性尿素−アルデヒド縮合物
を挙げることができる。P成分としてはく溶性リン酸の
含有量の多いものが好ましく、たとえば溶成燐肥。
3M熔燐、熔過燐゛、苦土重焼燐および骨粉等である。
またに成分としては珪酸カリが好ましい。
尚、混合系のPHが高くアンモニアが発生するような場
合は過リン酸または重過リン酸石灰等の酸性肥料を混合
し系のPHを下げてアンモニアの発生を抑制するか、あ
るいはN成分としてアンモニアを発生しない前記部分水
溶性尿素−アルデヒド縮合物を用いればよい。
ところで、上記例における各成分の混入量については、
外部から対象裸地に与えられる量を基準としている。し
たがって、予め工場でプレミックス材を製造し、現場で
残量の土砂類を混入するような場合には、プレミックス
材中の量と現場配合量との和である。ただし、吹付時の
水の量は、混入量を規定する基準量から除かれる。吹付
機により本発明材料を施す場合における水量は、リバウ
ンドロス等の点から本発明材料1m3に対して20〜4
5ノとするのが好ましい。
壕だ本発明材料は、通常3〜20cm程度の層厚をもっ
て施すのが好ましい。
施工法としては、単に本発明材料をその″!、マ対象裸
地に施す場合のほか、次のような方法も採用できる。す
なわち、第1図に示すように、ネット類1を止釘2およ
びアンカービン3により法面に止着し、本発明材料4を
吹付ける方法がある。第2図は2層吹きの例で、ネット
類1を張設した後、下層に加工繊維量率の高い高密度材
料4Aを吹付け、乾燥しないうちに粗密度材料4Bを吹
付けるものである。この方法によれば、混入繊維の総量
を減じながらも所期の流亡防止効果が得られ経済的であ
る。すなわち、下層の高密度材料4八層が地山の動きを
抑制し、湧水が生じた場合でも局所的に抑えることがで
きるし地山が強酸性の場合、4八層にセメントを添加し
上層の植生基盤材を強酸性よシ防護することも出来る。
第3図は上層を高密度材料4Aとし、下層を粗密度材料
4Bとするか全く混入繊維を入れないものとするもので
ある。ネット類1により下層部分が抑えられているので
崩落の危険性はなく、また崩落、流出が生じ易い上層部
分は、混入繊維量を多くして流亡防止効果を高めるもの
である。
第4図および第5図は法枠工法の応用で、法枠部分5に
はセメント量を0.2〜7wt%(ただし2wt96以
上の場合、中和剤を添加するのが望ましい)として、強
固な法枠を構成し、場合によっては鋼材を挿入し、法枠
で囲まれる部分6には、混入セメントを入れ女いか入れ
ても0.3wt%未満とし、法枠で囲まれる部分6の緑
化を早めるとともに、流亡等に対しては法枠部分5に対
処しようとするものである。そして法枠部分5において
も、遅れるけれどもいずれは緑化するので、全面緑化が
可能との なる。段状のものや斜格子状の法1のでも同様に施工で
きる。
〔実施例〕
(実施例1) 本発明の流亡防止効果を、本発明に係る加工繊維を用い
た客土と、加工繊維を用いない客土(以下ブランクとい
う)を用いた人工降雨試験の結果によって示す。
各実験例において、供試体の調製および人工降雨試験は
次のようにして行った。
砂(利根用産用砂、比重: 2.60 、 FM : 
1.90 。
最大粒径:2.5門、単容重: 1450 ki9./
’m’ 、表乾状態)、加工繊維(品番:V−17B、
三菱レイヨン(株)製アクリル繊維、繊維度:15d、
繊維長:10mm。
クリンプなし)か即離をミキサーにより3分間混合後、
水を加えた。各供試体の材量配合量は第5表に示す通シ
である。
上記方法によシ作成した客土混合物を、幅4.00祁X
長さ500闘×高さ50mmの木箱(容積=101)に
詰め込み、突き棒(鉄製、7φX12cm+2.6 k
g)を用いて人力にて突き固めた後、3日間室内に放置
して本発明による客土の供試体とした。
ブランクについては、本発明による加工繊維を使用しな
いほかは、上記本発明の供試体の場合と全く同じ方法で
作成した。ブランク供試体材料の配合量は第5表に示す
通シである。
上記のようにして作成された客供試体を45°の傾斜を
つけて設置し、有効降水均等分布範囲を約0.5 m2
とするために単ノズルを供試体面から175mの高さに
設定した試験装置を用いて150mm/hrの割合で降
水を行った。客土の流出土量は、5分。
10分、15分毎に測定した。測定結果を第6表に示す
第 6 表 測定結果から明らかなように、降水時間10分以内では
、本発明による供試体A 3.4.5の場明した。また
、ブランクの供試体扁1は1分後扁2が7分後に崩落し
たのに対し、本発明による供試体届4.5では崩落は全
く見られず、扁3において客土の流出が若干あった。
また、セメントの併用を図った試験結果を第7表に示す
。同表によれば、セメント添加は流室防止効果を高める
上で著しく効果的であることが判る。
第 7 表 注(3)砂は残量 〔発明の効果〕 以上の通シ、本発明によれば、特定の長さ、太さおよび
繊度をもった加工繊維を特定量混入するものであるため
、対象裸地を安定して保持でき、植生基盤としてもきわ
めて有効なものが提供される。
また、セメントを添加することにより、厳しい条件の下
でも流室を確実に防止でき、かつ強度的に高いものがで
きる。
〔発明の適用範囲〕
本発明の適用範囲としては、法面緑化工における生育基
盤の造成、砂漠、砂丘地での生育基盤造成9強酸性地1
強アルカリ地、岩盤等での生育基盤造成を挙げることが
できる。法面緑化工に使用される場合には、降雨による
流出の防止効果に優れ、有効な生育基盤を形成すること
ができ、砂漠。
砂丘地の生育基盤造成に使用される場合には、風による
侵蝕に対しても有効であシ、砂の飛散を防止することが
できる。また、このようにして形成された生育基盤では
、さし木、植栽を行うこともできる。また、単に緑化を
期待しない法面保護においても、そのものの強度を増加
し耐久性を優れたものにすることができる。
【図面の簡単な説明】
図面は施工例を示しだもので、第1図〜第4図は断面図
、第5図は第4図例の平面図である。 1・・・ネット類、3・・・アンカーピン、4,4A。 4B・・・法面保護材料、5・・・法枠部分。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)形状が長さ5〜50閣、太さ3〜50デニール、
    捲縮数10個以下、捲縮率20チ以下の加工繊維を0.
    05〜5wt:%含有し、土砂類がほぼ残量であシ、か
    つこれらが主体をなしていることを特徴とする法面保護
    材料。
  2. (2)形状が長さ5〜50 m 、太さ3〜50デニー
    ル、捲縮数10ケ以下、捲縮率20チ以下の加工繊維を
    0.05〜2wt%、セメントを0.2〜zWtチ含有
    し、土砂類がほぼ残量であシ、かつこれらが主体をなし
    ていることを特徴とする法面保護材料。
  3. (3)形状が長さ5〜50 ttan 、太さ3〜50
    デニール、捲縮数10ケ以下、捲縮率20%以下の加工
    繊維を0.05〜1wtチ、セメントを2〜25 wt
    チ含有し、土砂類がほぼ残量であシ、かつこれらが主体
    をなしていることを特徴とする法面保護材料。
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