JPS6059188B2 - サ−ミスタ組成物 - Google Patents
サ−ミスタ組成物Info
- Publication number
- JPS6059188B2 JPS6059188B2 JP53070931A JP7093178A JPS6059188B2 JP S6059188 B2 JPS6059188 B2 JP S6059188B2 JP 53070931 A JP53070931 A JP 53070931A JP 7093178 A JP7093178 A JP 7093178A JP S6059188 B2 JPS6059188 B2 JP S6059188B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- thermistor
- atoms
- oxides
- stability
- resistance
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Thermistors And Varistors (AREA)
- Compositions Of Oxide Ceramics (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、安定でかつ比抵抗の小さい新規なサーミスタ
組成物に関するものである。
組成物に関するものである。
温度に対して抵抗値が負の勾配をもつサーミスタ材料と
して、Mn9Co9Ni9Cu、Fe9Al9Si等の
酸化物の2種以上を混合し、900〜1300℃で熱処
理した複合酸化物がよく知られている。
して、Mn9Co9Ni9Cu、Fe9Al9Si等の
酸化物の2種以上を混合し、900〜1300℃で熱処
理した複合酸化物がよく知られている。
このうち、Cuを含む複合酸化物には、比抵抗が100
Ω一α以下と小さいものがあり、低抵抗のサーミスタ材
料として用いられている。しかし、このCuを含む材料
からなるサーミスタ素子は、抵抗値の経時変化が+ 1
0%以上あり、安定性に欠けるため、精度の高い温度検
知、あるいは温度補償素子として用いることができない
。このため、比抵抗が小さく、安定性に優れたサーミス
タ材料が必要である。
Ω一α以下と小さいものがあり、低抵抗のサーミスタ材
料として用いられている。しかし、このCuを含む材料
からなるサーミスタ素子は、抵抗値の経時変化が+ 1
0%以上あり、安定性に欠けるため、精度の高い温度検
知、あるいは温度補償素子として用いることができない
。このため、比抵抗が小さく、安定性に優れたサーミス
タ材料が必要である。
本発明の目的は、低抵抗で特に安定性の優れたサーミス
タ材料を提供するにある。
タ材料を提供するにある。
本発明は、(a)Mn、Co、Osの酸化物の混合物、
もしくは(b)Mn、Co、Osの酸化物に更にFe、
Niの酸化物のいずれか一方を混合したものを、粉砕、
焼成してなる複合酸化物において、複合酸化物中の金属
成分の46%原子までがOsであることを特徴とする。
もしくは(b)Mn、Co、Osの酸化物に更にFe、
Niの酸化物のいずれか一方を混合したものを、粉砕、
焼成してなる複合酸化物において、複合酸化物中の金属
成分の46%原子までがOsであることを特徴とする。
ここで、Os含量を46%原子までとしたのは、これよ
り多い材料組成では、抵抗値の温度変化、即ちサーミス
タ定数が小さくなり、サーミスタとしての特性を示さな
くなるからである。なお、αを含まない組成は、従来の
サーミスタ材料である。以下、実施例により本発明を説
明する。
り多い材料組成では、抵抗値の温度変化、即ちサーミス
タ定数が小さくなり、サーミスタとしての特性を示さな
くなるからである。なお、αを含まない組成は、従来の
サーミスタ材料である。以下、実施例により本発明を説
明する。
実施例 1
MnO。
、CoO、0sO。を出発原料粉末とし、表1に示す配
合組成となるよう50fIを秤取する。これらの粉末を
メノー製乳鉢を用いて4時間捕潰混合する。この混合粉
末をアルミナ製ルツボに入れj900℃で2時間の熱処
理を行なう。次にメノー製乳鉢により4時間の摺潰粉砕
を行ない、3.0Lon/dの加圧により、12.0φ
×3、σのペレットを作成する。このペレットを125
0℃で2時間の熱処理を行ないセラミックをつくる。こ
のセラミックの両面に導電性ペイントを塗布して電極を
形成し、サーミスタ特性を測定した。また、150℃,
2000時間の高温放置により、その安定性を調べた。
ただし、表1中の試料NO.lは、従来からよく知られ
たサーミスタ材料゛そ、参考として掲げたものてある。
表1のRsk).2〜13の0sを46%原子までを含
むものは、NO.lの0sを含まぬものに比べて、低比
抵抗で安定性もよくなる。NO.l4のαを48%原子
含むものはサーミスタ定数が500Kより小さくなり、
サーミスタの有用性が無い。実施例2 Mn304,C0304,Ni0,0S02を出発原料
粉末とし、実施例1と同様の製法にて表2に示す配合組
成のセラミックをつくり、そのサーミスタ特性を測定し
た。
合組成となるよう50fIを秤取する。これらの粉末を
メノー製乳鉢を用いて4時間捕潰混合する。この混合粉
末をアルミナ製ルツボに入れj900℃で2時間の熱処
理を行なう。次にメノー製乳鉢により4時間の摺潰粉砕
を行ない、3.0Lon/dの加圧により、12.0φ
×3、σのペレットを作成する。このペレットを125
0℃で2時間の熱処理を行ないセラミックをつくる。こ
のセラミックの両面に導電性ペイントを塗布して電極を
形成し、サーミスタ特性を測定した。また、150℃,
2000時間の高温放置により、その安定性を調べた。
ただし、表1中の試料NO.lは、従来からよく知られ
たサーミスタ材料゛そ、参考として掲げたものてある。
表1のRsk).2〜13の0sを46%原子までを含
むものは、NO.lの0sを含まぬものに比べて、低比
抵抗で安定性もよくなる。NO.l4のαを48%原子
含むものはサーミスタ定数が500Kより小さくなり、
サーミスタの有用性が無い。実施例2 Mn304,C0304,Ni0,0S02を出発原料
粉末とし、実施例1と同様の製法にて表2に示す配合組
成のセラミックをつくり、そのサーミスタ特性を測定し
た。
また、150℃,200時間の高温放置により安定性を
調べた。ただし、表2中の試料NO.lは、従来からよ
く知られているサーミスタ材料で参考として掲げた。
調べた。ただし、表2中の試料NO.lは、従来からよ
く知られているサーミスタ材料で参考として掲げた。
表2のNO.2〜15のαを46%原子まで含むものは
、NO.lの0sを含まぬものに比べて低比抵抗で安定
性もよくなつた。NO.l6の0sを48%原子含むも
のはサーミスタ定数が500Kより小さくなりサーミス
タとしての有用性が少ない。実施例3 MnO2,cOO,Fe2O3,OsO2を出発原料粉
末とし、実施例1と同様の製法にて、表3に示す配合組
成のセラミックをつくり、そのサーミスタ特性を測定し
た。
、NO.lの0sを含まぬものに比べて低比抵抗で安定
性もよくなつた。NO.l6の0sを48%原子含むも
のはサーミスタ定数が500Kより小さくなりサーミス
タとしての有用性が少ない。実施例3 MnO2,cOO,Fe2O3,OsO2を出発原料粉
末とし、実施例1と同様の製法にて、表3に示す配合組
成のセラミックをつくり、そのサーミスタ特性を測定し
た。
また、150′C,2OO叫間の高温放置により安定性
を調べた。また、表3中の試料NO.lは、従来からよ
く知られたサーミスタ材料で、参考として掲げた。
を調べた。また、表3中の試料NO.lは、従来からよ
く知られたサーミスタ材料で、参考として掲げた。
表3のNO.2〜11のαを46%原子まで含むものは
、NOlの0sを含まぬものに比べて低比抵抗て安定性
もよい。なお、0sを48%原子含むNO.l2はサー
ミスタ定数が500Kより小さくなりサーミスタとして
の有用性が少ない。以上述べたごとく複合酸化物中の金
属成分全量の46%原子までが0sであることにより、
低抵抗でかつ安定なサーミスタ材料を作成することが可
゛能となり、安定性に優れた低抵抗のサーミスタ素子を
提供することができた。
、NOlの0sを含まぬものに比べて低比抵抗て安定性
もよい。なお、0sを48%原子含むNO.l2はサー
ミスタ定数が500Kより小さくなりサーミスタとして
の有用性が少ない。以上述べたごとく複合酸化物中の金
属成分全量の46%原子までが0sであることにより、
低抵抗でかつ安定なサーミスタ材料を作成することが可
゛能となり、安定性に優れた低抵抗のサーミスタ素子を
提供することができた。
Claims (1)
- 1(a)Mn、Co、Osの酸化物の混合物、もしくは
(b)Mn、Co、Osの酸化物に更にFe、Niの酸
化物のいずれか一方を混合したものを、粉砕、焼成して
なる複合酸化物において、複合酸化物中の金属成分量の
46%原子までがOsであることを特徴とするサミスタ
組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP53070931A JPS6059188B2 (ja) | 1978-06-14 | 1978-06-14 | サ−ミスタ組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP53070931A JPS6059188B2 (ja) | 1978-06-14 | 1978-06-14 | サ−ミスタ組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS54162709A JPS54162709A (en) | 1979-12-24 |
JPS6059188B2 true JPS6059188B2 (ja) | 1985-12-24 |
Family
ID=13445743
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP53070931A Expired JPS6059188B2 (ja) | 1978-06-14 | 1978-06-14 | サ−ミスタ組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6059188B2 (ja) |
-
1978
- 1978-06-14 JP JP53070931A patent/JPS6059188B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS54162709A (en) | 1979-12-24 |
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