JPS5935863B2 - サ−ミスタ組成物 - Google Patents
サ−ミスタ組成物Info
- Publication number
- JPS5935863B2 JPS5935863B2 JP53070932A JP7093278A JPS5935863B2 JP S5935863 B2 JPS5935863 B2 JP S5935863B2 JP 53070932 A JP53070932 A JP 53070932A JP 7093278 A JP7093278 A JP 7093278A JP S5935863 B2 JPS5935863 B2 JP S5935863B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- thermistor
- oxide
- oxides
- composite oxide
- hours
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Compositions Of Oxide Ceramics (AREA)
- Thermistors And Varistors (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、比抵抗が小さく、抵抗値の経時変化が少なく
、しかもサーミスタ定数が2030以上のサーミスタ組
成物に関する。
、しかもサーミスタ定数が2030以上のサーミスタ組
成物に関する。
温度に対して抵抗値が負の勾配をもつサーミスタ材料と
して、Mn、Co、Ni、Fe、、、AI、Cu、Si
等の酸化物の2種以上を混合し、900〜1300°C
で熱処理して焼結した複合酸化物がよく知られている。
して、Mn、Co、Ni、Fe、、、AI、Cu、Si
等の酸化物の2種以上を混合し、900〜1300°C
で熱処理して焼結した複合酸化物がよく知られている。
このうちCuを含む複合酸化物は、比抵抗が100Ω−
篩以下と小さいものがあり、低抵抗のサーミスタ材料と
して用いられている。
篩以下と小さいものがあり、低抵抗のサーミスタ材料と
して用いられている。
しかし、このCuを含むサーミスタ素子は、抵抗値の経
時変化が大きく、+10%以上あり安定性に欠けるため
精度の高い温度検知あるいは温度補償素子として用いる
ことができない。
時変化が大きく、+10%以上あり安定性に欠けるため
精度の高い温度検知あるいは温度補償素子として用いる
ことができない。
このため、サーミスタ定数が大きく、比抵抗の小さい抵
抗値の安定したサーミスタ材料が必要である。
抗値の安定したサーミスタ材料が必要である。
本発明の目的は、比抵抗が小さく、抵抗値の経時変化が
小さく、かつサーミスタ定数が2030より大きいサー
ミスタ組成物を提供するにある。
小さく、かつサーミスタ定数が2030より大きいサー
ミスタ組成物を提供するにある。
本発明は、サーミスタ材料としてMn、Co、Niの酸
化物のうちから選ばれた少な(とも1種類の酸化物と、
サーミスタ材料のFe、Al、Siの酸化物のうちから
選ばれた少なくとも1種類の酸化物と、Wの酸化物とを
混合、粉砕、焼成してなる複合酸化物において、複合酸
化物中の金属成分全量の25%原子までがWであること
を特徴とする。
化物のうちから選ばれた少な(とも1種類の酸化物と、
サーミスタ材料のFe、Al、Siの酸化物のうちから
選ばれた少なくとも1種類の酸化物と、Wの酸化物とを
混合、粉砕、焼成してなる複合酸化物において、複合酸
化物中の金属成分全量の25%原子までがWであること
を特徴とする。
ここでW含量を25%原子までとしたのは、これより多
い材料組成では、抵抗値の温度変化、即ちサーミスタ定
数が小さくなり、サーミスタとしての特徴が得られない
ためである。
い材料組成では、抵抗値の温度変化、即ちサーミスタ定
数が小さくなり、サーミスタとしての特徴が得られない
ためである。
なお、Wを含まない組成は従来のサーミスタ材料である
。
。
以下本発明を実施例により説明する。
実施例 l
MnO2、CoO,WO2を出発原料とし、表1に示す
配合組成となるよう502を秤取する。
配合組成となるよう502を秤取する。
、これらの粉末をメノー製乳鉢を用いて4時間槽潰混合
する。
する。
この混合粉末をアルミナルツボに入れ、10−2mmH
g以下の真空雰囲気中で900℃、2時間の仮焼成を行
ない、さらに、メノー製乳鉢で樗潰粉砕を4時間行なう
。
g以下の真空雰囲気中で900℃、2時間の仮焼成を行
ない、さらに、メノー製乳鉢で樗潰粉砕を4時間行なう
。
次に、加圧プレスにより12φX3tのペレットを作成
し、10−2mmHg以下の真空中で950℃6時間の
熱処理を行ない。
し、10−2mmHg以下の真空中で950℃6時間の
熱処理を行ない。
セラミックをつ(る。このセラミックの両面に導電性ペ
イントを塗布して電極を形成し、サーミスタ特性を測定
した。
イントを塗布して電極を形成し、サーミスタ特性を測定
した。
また150℃、2000時間の高温放置によりその安定
性を調べた。
性を調べた。
ただし、表1中の試料/161は従来から知られている
サーミスタ材料で、参考として掲げた。
サーミスタ材料で、参考として掲げた。
表1のA62〜/I68のWを25%原子まで含むもの
は、A61のWを含まぬものに比べて、比抵抗が小さく
なり、安定性も良い。
は、A61のWを含まぬものに比べて、比抵抗が小さく
なり、安定性も良い。
そして、サーミスタ定数は、2410以上であった。
実施例 2
Mn3Q4、Co3O4、NiO,WO2を出発原料粉
末とし、実施例1と同様の製法にて、表2に示す配合組
成のセラミックをつくり、そのサーミスタ特性を測定し
た。
末とし、実施例1と同様の製法にて、表2に示す配合組
成のセラミックをつくり、そのサーミスタ特性を測定し
た。
また、150°C12000時間の高温放置により安定
性を調べた。
性を調べた。
ただし、表2中の試料扁1は、従来からよく知られてい
るサーミスタ材料で、参考として掲げた。
るサーミスタ材料で、参考として掲げた。
表2の7V;2〜/168のWを25%原子まで含むの
は、/461のWを含まぬものに比べて、比抵抗が小さ
くなり安定性も良い。
は、/461のWを含まぬものに比べて、比抵抗が小さ
くなり安定性も良い。
そして、サーミスタ定数は、2030に以上であった。
実施例 3
Mn、0.Cod、Fe2O3、WO2を出発原料とし
、実施例1と同様の製法にて表3に示す配合組成のセラ
ミックをつくり、そのサーミスタ特性を測定した。
、実施例1と同様の製法にて表3に示す配合組成のセラ
ミックをつくり、そのサーミスタ特性を測定した。
また、150℃、2000時間の高温放置により安定性
を調べた。
を調べた。
ただし、表3中の試料/161は従来からよく知られた
サーミスタ材料で、参考として掲げた。
サーミスタ材料で、参考として掲げた。
表3の/162〜/468のWを25%原子まで含むも
のは、/I61のWを含まぬものに比べて、比抵抗が小
さくなり安定性も良い。
のは、/I61のWを含まぬものに比べて、比抵抗が小
さくなり安定性も良い。
そして、サーミスタ定数は、2230に以上であった。
以上述べたごとく複合酸化物中の金属成分全量の25%
原子までがWであることにより、比抵抗が小さく、抵抗
値の経時変化が小さく、かつサーミスタ定数が2030
より大きいサーミスタ素子を提供することができた。
原子までがWであることにより、比抵抗が小さく、抵抗
値の経時変化が小さく、かつサーミスタ定数が2030
より大きいサーミスタ素子を提供することができた。
Claims (1)
- 1 熱的に負性抵抗特性を示すサーミスタ材料であるM
n、Co、Niの酸化物のうちから選ばれた少なくとも
1種類の金属酸化物と、熱的に負性抵抗性を示すサーミ
スタ材料であるFe、AI、Siの酸化物のうちから選
ばれた少なくとも1種類の金属酸化物と、Wの酸化物と
を混合、粉砕、焼成してなる複合酸化物材料において、
複合酸化物中の金属成分全量の25%原子までがWであ
ることを特徴とするサーミスタ組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP53070932A JPS5935863B2 (ja) | 1978-06-14 | 1978-06-14 | サ−ミスタ組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP53070932A JPS5935863B2 (ja) | 1978-06-14 | 1978-06-14 | サ−ミスタ組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS54162710A JPS54162710A (en) | 1979-12-24 |
JPS5935863B2 true JPS5935863B2 (ja) | 1984-08-31 |
Family
ID=13445770
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP53070932A Expired JPS5935863B2 (ja) | 1978-06-14 | 1978-06-14 | サ−ミスタ組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5935863B2 (ja) |
-
1978
- 1978-06-14 JP JP53070932A patent/JPS5935863B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS54162710A (en) | 1979-12-24 |
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