JPS582442B2 - テイコウタイ - Google Patents

テイコウタイ

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Publication number
JPS582442B2
JPS582442B2 JP50099185A JP9918575A JPS582442B2 JP S582442 B2 JPS582442 B2 JP S582442B2 JP 50099185 A JP50099185 A JP 50099185A JP 9918575 A JP9918575 A JP 9918575A JP S582442 B2 JPS582442 B2 JP S582442B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weight
parts
sulfide
porcelain
resistivity
Prior art date
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Expired
Application number
JP50099185A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5222792A (en
Inventor
笠原征夫
新田恒治
早川茂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP50099185A priority Critical patent/JPS582442B2/ja
Publication of JPS5222792A publication Critical patent/JPS5222792A/ja
Publication of JPS582442B2 publication Critical patent/JPS582442B2/ja
Expired legal-status Critical Current

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  • Non-Adjustable Resistors (AREA)
  • Thermistors And Varistors (AREA)
  • Hard Magnetic Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は抵抗体に関するもので、その組成を選択するこ
とによって、広い温度範囲にわたって比抵抗が一定の抵
抗体、あるいは特定の温度で急激に比抵抗の変化する抵
抗体を提供しようとするものである。
鉄またはニッケルの硫化物の抵抗体としては、従来、F
eS単結晶およびNiS単結晶を用いて構成されている
しかしこれらの単結晶は、その製造において、真空中で
、セ氏千数百度、数十時間ないし数百時間、熱処理しな
ければ得られないものであり、製造上困難がつきまとう
ものであった。
またさらにこれらの単結晶では 結晶変態点ての抵抗値
の変化を利用しようと、変態に伴う結晶歪のため、結晶
の機械的強度が弱く、繰返しの使用に耐えることができ
ないなどの欠点がある。
ところが、本発明に2けるような磁器の場合は、結晶粒
界の作用によりこのような結晶歪が緩和され、上記のよ
うな欠点は見受けられない。
一力、チタン酸バリウム半導体磁器やフエライトなどの
磁器抵抗体においては、上記のような機械的強度上の欠
点は除かれる。
しかしこれらの磁器抵抗体は、比抵抗が低くても1Ωc
m程度であり、本発明による鉄、あるいはニッケル、あ
るいは鉄ニッケルの硫化物磁器におけるような、低い比
抵抗(約10−3Ωcm.)をもつものを得ることは、
不町能である。
またさらに本発明による硫化物磁器抵抗体は磁性をもあ
わせ持つので、比抵抗温度特性の多様さとあいまって、
きわめて用途の広いものである。
つきに本発明による、鉄、ニッケルのうち少なくとも一
種類の元素の硫化物を主成分とし、これに銀を添加含有
させた磁器よりなる抵抗体について、その実施例にもと
づいて説明する。
原科はFeOの粉末もしくはFe203粉末とNiO粉
末とを用いる。
両粉末kFeOまたはFe203のみからNiOのみま
で種々の割合で配合し、これpこ酸化銀を添加配合した
、そのうちこれらの粉末を湿式混合し、乾燥してから、
700kg/cmの圧力で円板状に加圧成型した。
この成型品をカーボンボートに入れ、二硫化炭素雰囲気
で400〜750℃という低温度で管状炉により8時間
程度焼成した。
これらの磁器を各配合組成、焼成温度、焼成時間、二硫
化炭素雰囲気分圧など種々の焼成条件などのいろいろな
条件に応じて、化学分析、X線解析し、化合物組成を決
定した。
これらの磁器は、分析解析の結果、硫化鉄についてFe
SからFe0.7Sまで、また硫化ニッケルについては
NiSからNio.8Sまでの組成物が得られ、これら
の両端末組成の間の組成についても固溶体磁器組成物が
得られた。
この固溶体組成物も同様に、X線解析、化学分析により
固溶体となっていることを確認した。
また銀は添加物としてこれらの硫化物磁器の中に含まれ
ていることを確望した。
原科の酸化鉄において、FeOを用いた時にはFeSが
、Fe203を用いた時にはFe1−δS(0<δ≦o
.3)が得られた。
これらの硫化物磁器は、硫黄のごく一部を酸素と置換し
ても、特性には変化が認められなかった。
またこれら金属酸化物が一部含まれても、本質的に特性
に影響を与えるものではない。
次にこれらの硫化物磁器の比抵抗の温度特性を図に示す
図において、縦軸は四端子法により測定した比抵抗を、
また横軸は測定温度を表わし、各曲線に付した符号は試
料番号を示している。
試料1は出発原料としてFe203100重量部に対し
てAg20を4重量部以下添加したものを使用し、二硫
化炭素雰囲気中にて、700℃、4時間焼成して得たも
のである。
この磁器の組成は、Fe硫化物100重量部に対して、
Agが34重量以下であった。
なお、この範囲内においては、特性的にほとんど差異の
ないことを確認した。
試料2は、出発原料として、90モル%Fe203と1
0モル%NiOなる混合物100重量部に対して、Ag
20を6重量部以下添加したものを使用し、二硫化炭素
雰囲気中にて、650〜700℃、4時間焼成して得た
磁器である。
その組成はFeとNiの硫化物100重量部に対して、
Agは5.0重量部以下であった。
なお、この組成範囲内においては、特性的にほとんど差
異のないことを確認した。
試料3は、出発原科として、10モル%Fe203と9
0モル%NiOなる混合物100重量部に、Ag20を
4重量部添加したものを使用し、二硫化炭素雰囲気中に
て、450℃、7時間焼成して得たものである。
この磁器の組成は、FeとNiの硫化物100重量部に
対して、Agが3.1重量部であった。
試科4は、出発原料として、Ni0100重量部に対し
てAg20をO、5重量部添加したものを使用し、二硫
化炭素雰囲気中で、400℃、8時間焼成して得た磁気
である。
この磁器の組成は、Ni硫化物100重量部に対して、
Agが0.4重量部であった。
試科5は、出発原科としてNi0100重量部添加した
ものを使用し、二硫化炭素雰囲気中にて、400℃,8
時間焼成して得た磁器である。
この磁器の組成は、Ni硫化物100重量部に対して、
Agが0.8重量部であった。
これら各試料1〜5の比抵抗温度特性は、図から明らか
なように、種々の態様を示し、かつその比抵抗もきわめ
て低い。
すなわち、試科1は、約−150〜+90℃の広い温度
範囲において、1.6X10−3”Ωcm一定の低比抵
抗であり、約+90℃以上でそれが急激に増大する。
試科2は、約−150〜+40℃で、比抵抗が約IX1
.O−3Ωcm一定であり、それ以上で約+70℃まで
は比抵抗が増大し、+70℃以上では徐々に減少する。
試料3は、約+20℃以下の温度範囲では比抵抗が約0
.2X10−3Ωcm一定であり、それ以上では急激に
減少し、+70℃以上では0.08X10−3Ωcm一
定となる。
試料4は、−130〜−50℃の温度範囲では比抵抗が
急激に減少し、−50℃以上では徐々に増大する。
比抵抗値は−130℃で0.IX10−3Ωcmであり
、−60℃では0.002X10−3Ωcmである。
試料5は、−130℃までは比抵抗値が0.11X10
−3Ωcmであり、それ以上で急激に低下し、−40℃
以上でほぼ0.002X10−3Ωcm一定となる。
上記実施例に8いて、酸化鉄原料としてFe203を用
いた場合についてのみ説明したが、FeOを用いた場合
には、比抵抗が多少大きくなるものの比抵抗温度特性の
傾向は、図と同様である。
ただしFeOを出発原料として得たFeS磁器は、比抵
抗が109Ωcmと高くなるが、比抵抗の急変する温度
とその傾向は図の曲線1と同様である。
また、上記組成にさらに他の成分、たとえばリチウムや
ナトリウムなどを配合すると、それによって特性制御が
より広範囲に実施できる。
以上の組成物は全て磁器であるため、前記のように、製
造方法が容易であり、機械的強度が太きい。
またさらにこれらの磁器は、比抵抗の急変する温度範囲
をのみ使用するものでなく、比抵抗の一定の部分を使用
することもできる。
またさらにこれらの磁器においては、特にFe0.87
Sでは、磁化が20emu/g程度と大きく、キュリ一
点が約300℃と高いため、磁性半導体としての用途も
ある。
さらに鉄あるいはニッケルの一刀をコバルト、マンガン
で置きかえても同様の効果が得られた。
磁器としての性質をより高めるために、SiO2やAl
203をさらに添加混入することも効果的である。
またこれらの磁器の製造において、二硫化炭素を用いる
が、全て管状炉を用い、ガスの出口において、二硫化炭
素をか性ソーダや活性炭などで吸収することによって容
易に除去でき、公害問題を発生するおそれや危険性など
はない。
以上のように、本発明は、鉄、ニッケルのうち少なくと
も一種類の元素の硫化物を主成分とし、銀を添加含有さ
せた磁器よりなる抵抗体であり、磁器であるため機械的
強度が大きく、また充分低抵抗であり、その製造も容易
で、公害を起こす危険もない。
また比抵抗温度特性の急変する組成で構成した感熱性抵
抗体、あるいは定抵抗値を持つ抵抗体としての用途に加
えて、その磁性を使用することもできる。
なお、上記硫化物に対する銀の含有量は、硫化物100
重量部に対して、銀が10重量部を越えると、銀を加え
たことによる顕著な効果が認められなくなるので、10
重量部以下であることが望ましい。
【図面の簡単な説明】
図は、本発明にかかる抵抗体の実施例の温度と比抵抗と
の関係を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 鉄とニッケルのうち少なくとも一刀の元素の硫化物
    100重量部に対して、銀を、10重量部を越えない量
    含ませてなる磁器で構成されていることを特徴とする抵
    抗体。
JP50099185A 1975-08-14 1975-08-14 テイコウタイ Expired JPS582442B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP50099185A JPS582442B2 (ja) 1975-08-14 1975-08-14 テイコウタイ

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JP50099185A JPS582442B2 (ja) 1975-08-14 1975-08-14 テイコウタイ

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Publication Number Publication Date
JPS5222792A JPS5222792A (en) 1977-02-21
JPS582442B2 true JPS582442B2 (ja) 1983-01-17

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ID=14240581

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JP50099185A Expired JPS582442B2 (ja) 1975-08-14 1975-08-14 テイコウタイ

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5586746A (en) * 1978-12-25 1980-06-30 Hitachi Chemical Co Ltd Method of making copperrcoated laminated board

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JPS5222792A (en) 1977-02-21

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