JPS6058803B2 - 流量発信器 - Google Patents

流量発信器

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JPS6058803B2
JPS6058803B2 JP13487979A JP13487979A JPS6058803B2 JP S6058803 B2 JPS6058803 B2 JP S6058803B2 JP 13487979 A JP13487979 A JP 13487979A JP 13487979 A JP13487979 A JP 13487979A JP S6058803 B2 JPS6058803 B2 JP S6058803B2
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敬一郎 多胡
栄一 鍋田
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Fuji Electric Co Ltd
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Fuji Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、流体の流量が絞り機構によつて生ずる流体
の差圧の平方根に比例することを利用して流体の差圧を
検出することによりその流量を計測する流量発信器に関
し、特に流体の差圧に比例した電気信号を開平演算して
流量に比例した電気信号を発生させるようにしたもので
ある。
この種の流量発信器は従来周知であが、それぞれ欠点
を有しており、いずれも実用上満足し得るものではなか
つた。
例えば、特開昭50−15569号公報に記載のものは
、発信出力の信号電流Iの自乗に比例した電圧と流体の
差圧ΔPに比例した電圧V1とを比較し、それらの電圧
が等しくなるように出力信号電流Iを制御し、に、に’
、に”を定数として、Vi■にΓなる関係に基づいて1
=に′ VVi■に”VΔPなる関係にある出力信号電
流値を求めるようにしてあるが、電流Iの自乗に比例し
た電圧V1を形成するための自乗化回路の構成が複雑と
なるので、流体の差圧を電気信号に変換して検出した出
力電流4〜20mAの範囲にある慣用のトランスジュー
サに適合するように発信器の回路を構成するには消費電
力の少ない回路素子を用いてその複雑な構成の発信器回
路の消費電力を低減しなければならないという欠点があ
つた。また、特開昭52−92747号公報に記載のも
のは、スイッチ素子のオン・オフによるパルス列信号の
デューティ比Dの自乗が流体の差圧ΔPに比例するよう
にし、さらに、出力信号電流Iが上述したデューティ比
Dに比例するようにした回路構成にして、D工VΔPc
cIなる関係に基づいて出力信号電流値を求めるように
してあるが、デューティ比Dの自乗D2を求めるため、
および、デューティ比Dを信号電流Iに変換するために
、少なくとも3個のスイッチング素子を用て発信器回路
を構成する必要があり、さらに、かかる演算の過程中で
流体の差圧に比例した電気信号は形成されないので、低
流量のときにおける特性が厳密には流体の差圧に比例し
た形態とはならず、単に零値の近傍の微小測定値が安定
化されるような回路構成が採られているに過ぎないとい
う欠点があつた。本発明の目的は、上述した従来の種々
の欠点を除去し、簡単な回路構成により流体の差圧に比
例した電圧値の閉平演算が達成されるとともに、低流量
のときにおいても流体の差圧に厳密に比例した特性が得
られ、したがつて簡単な切換え手段により差圧発信器と
しても動作し得るようにした流量発信器を提供すること
にある。すなわち、本発明流量発信器は、流体の差圧に
対応した電圧値に開平演算を施して前記差圧の平方根に
比例した流体の流量に対応した電気信号を発生させる流
量発振器において、前記流体の差圧に対応した入力信号
が与えられ、負帰還回路にスイッチング手段を介挿した
負帰還増幅器と、その負帰還増幅器の出力信号に対応し
たデューティ比を有するパルス列信号を発生させるパル
ス発生器とを備え、前記パルス列信号により前記スイッ
チング手段の接断を制御することにより、、前記負帰還
増幅器の出力信号と前記パルス列信号のデューティ比と
の積を前記負帰還増幅器の前記流体の差圧に対応した入
力信号に等くするとともに、前記負帰還増幅器の出力信
号を前記流体の流量に対応した電気信号として取出すこ
とを特徴とするものてある。
以下に図面を参照して本発明の詳細な説明する。
第1図に示す本発明流量発信器の構成例にいては、コン
デンサCl,C2が流体の絞り機構によつて生ずる差圧
に応じてそれぞれの静電容量が変化する一対のコンデン
サをなしており、それぞれの静電容量Cl,C2に比例
した電圧の差圧の差.分を形成する差圧変換回路11そ
の差圧変換出力電圧の開平演算をする開平演算回路■、
および、その差分電圧開平演算の結果を電流値に変換す
る電流変換回路■をもつて本発明流量発信器を構成する
ものであるが、本発明の要点は差分電圧に開!平演算を
施す開平演算回路■にあるのて、その開平演算回路■に
ついては特に詳細に説明し、他の回路につては概略の説
明に留めることとする。
流体の差圧に応じて変化する一対のコンデンサCl,C
2には、発振器1により発生させた交流・電圧を、発振
トランスに結合させコイルWl,W2,W3を介して印
加してあり、その印加交流流をダイオードによりそれぞ
れ整流した直流流が抵抗ROl,RO2にそれぞれ流れ
、さらに、抵拍只03に共通に流れる。したがつて、抵
抗RO3には一対の静電容量の和C1+C2に対応した
電圧■Sが生じ、抵抗ROl,RO2にはそれぞれの静
電容量Cl,C2にそれぞれ対応した電圧Vl,V2が
生ずる。なお、これらの抵抗の接続点コイルW3とをダ
イオードを介して接続するコンデンサCcは、一対のコ
ンデンサCl,C2の浮遊容量の影響を相殺除去するた
めのものである。
ノ しかして、抵抗ROl,RO2に生じた電圧Vl,
V2を負帰還差動増幅器Q1の各入力端子に供給すると
ともに、その増幅器Q1の負帰還回路を接続していない
方の入力端子に一定電圧Vkをも供給すると、その増幅
出力電圧■iが双方の入力端子電位が等しくなるように
変化するので、増幅出力電F1は電圧■1,■2の差電
圧と一定電圧■kとの差に対応した値となる。
なお、上述した一定電圧■kは定電流源2をツエナータ
イオード4と並列の抵抗回路に接続して発生させたもの
である。一方、抵抗RO3に生じた電圧Vsを比較器Q
2の一方の入力端子に供給するとともに、他方の入力端
子には、ツエナータイオード3により形成した一定電圧
をコンデンサCOを介して供給し、さらに、そのコンデ
ンサCOを、切換えスイッチSWlを介て抵抗ROによ
り短絡し、あるいは接地するようにして時定数回路CO
ROを構成し、その切換スイッチを比較器Q2の比較出
力により制御して、比較出力“゜1゛のときにはコンデ
ンサCOが抵抗ROを介して短絡され、比較出力が゛0
゛のときにはコンデンサCOが抵抗ROを介して接地さ
れるようにする。したがつて、コンデンサCOは比較出
力の“0゛,“1゛に応じて一定電圧により時定数CO
ROをもつて充電され、あるいは放電される。その比較
出力は、一方の入力信端子に供給したコンデンサCOの
端子電圧が他方の入力端子に供給した電圧■Sを超えた
ときに゜゜1゛となり、電圧■Sに達しないときに“゜
0゛となる。したがつて、コンデンサCOが比較出力の
゛0゛,゜゜1゛に応じて動作するスイッチSWlによ
り切換えられて充電され、放電される時間間隔が電圧V
sの値に応じて変化するとになり、比較出力として“1
゛,“0゛の時間間隔の比すなわちデューティ比が電圧
Vsすなわち一対の静電容量の和に対応して変化するパ
ルス列信号が得られる。ついで、前述した負帰還差動増
幅器Q1の増幅出力電圧Vlを他の負帰還差動増幅器Q
3における負帰還回路を接続した方の入力端子に供給す
るとともに、他方の入力端子には前述した一定圧.■k
を供給し、さらに、負帰還回路にスイッチSW2を介挿
してそのスイッチSW2のオン・オフを上述した比較出
力のパルス列により制御するように回路を構成すると、
この負帰還差動増幅器Q3の差動増幅出力電圧は、負帰
還回路がオンのときのみ、双方の入力端子電位が等しく
なるように変化する。したがつて、この負帰還差動増幅
器Q3の増幅出力としては、上述したパルス列のデュー
ティ比に応じて変化する電圧Vkと電圧Viとの差電圧
、したがつて一対の静電容量Cl,C2の和に対応した
電圧■Sに応じて変化する差電圧(Vk−Vi)が得ら
れることになる。かかる値の差動増幅出力電圧を演算増
幅器Q4を介して取出せば、流体の差圧に応じて変化す
る一対の静電容量Cl,C2の差分変化率に対応た差圧
変換回路1の変換出力電圧が得られる。つぎに、かかる
差圧変換出力電圧に開平演算を施して流体の流量に対応
した出力電圧を発生させる開平演算回路■について説明
する。
いま、開平演算回路■にける負帰還差動増幅器Q5の負
帰還回路を接続した入力端子に上述した値の差電圧(■
k−■i)を抵抗R1を介して供給するとともに、他方
の入力端子に前述した一定電圧Vkを供給し、さらに、
負帰還回路にスイッチSW5を介挿してそのオン時間T
Onとオフ時間TOffとの和に対するオン時間TOn
の比、すなわち、デューティ比をDとすると、差動増幅
出力電圧VOがオン時間Tnの期間だけ双方の入力端子
電位が等しくなるように変化し、その変化に応じて負帰
還回路の抵抗R2および入力回路の抵抗R1流れる負帰
還電流が変化するのて、負帰還差動増幅器Q5の入出力
電圧の間にはつぎの関係が成立つ。したがつて 上述した負帰還回路中のスイッチSW5のオン・オフの
時間率すなわちデューティ比Dは比較器Q6の出力電圧
により、つぎのようにして制御する。
すなわち、比較器Q6の出力端Cを抵抗R6を介して接
続した入力端aには差動増幅器Q5の出力電圧VOを抵
抗Raを介して供給し、前述したツェナーダイオード3
からの一定電圧EOをコンデンサCtを介して供給した
入力端bには抵抗Rtおよび切換スイッチSW4を順次
に接続し、その切換スイッチSW4の接点Aをコンデン
サCtの入力端に接続するとともに、接点Bには前述し
た一定電圧Vkを供給し、かかる切換スイッチSW4の
切換え動作を比較器Q6の出力により制御するように構
成し、比較出力が電圧Eのときには接点Aに接続されて
コンデンサCtを短絡し、比較出力が0のときには接点
Bに接続されてコンデンサCtが電圧Vk−VOにより
充電されるようにする。
かかる構成における電源投入のの直後には、第2図に示
すように、一定電圧VOが加わる入力端bの電位の方が
入力端aの電位より高いので比較器Q6の出力端Cの電
位は0となり、切換スイッチSW4が接点B側に接続さ
れてコンデンサCtが充電され、入力端bの電位は電圧
■kに向つて下降し、入力端aの電位はつぎの値になつ
ている。ここに、ついで、入力端bの電位が、第2図に
示すよう)に、上述の下降を続けて入力端aの電位より
わずかに低くなつた時点t1においては、比較器Q6の
出力端Cの電位が電圧Eに急変し、入力端aの電位はつ
ぎの値に変化する。
ここに、 Δ1=萱(E−VO) したがつて、切換スイッチSW4が接点A側に接続され
てコンデンサCtが放電するので、入力O端bの電位は
、第2図に示すように、一定電圧EOに向つて上昇する
かる状態における入力端bの電位の変化をて表わすとと
なり、かる変化を示す入力端bの電位が入力端aの電位
よりわずかに高くなる時点T2までは、比較器Q6の出
力端Cの電位は電位Eになつている。このように比較器
Q6の出力電位が高レベルEにある期間(T2−t1)
を前述した切換スイッチSW5のオン時間TOnとすれ
ば、つぎの関係式が得られる。したがつて、 しかして、入力端aの電位が上述のようにして変化する
ヒステリシス幅(Δ1+Δ2)電圧(EO−VO)に比
べて十分に小さく選べば、上述の 1T0n関係
式における一(一)2の項以降を無視する 2c
tRtことができるので、 となり、したがつて となる。
ただし、Δ2(EO−VOとする。ついで、入力端bの
電位が入力端aの電位よりわずかに高くなつた時点T2
において比較器Q6の出力端Cの電圧が低レベルのOに
急変し、入力端aの電位は■o−Δ2となる。したがつ
て、切換スイッチSW4が接点B側に接続されて、コン
デンサCtが充電され、入力端bの位は壱定電圧Vkに
向つて下降する。そのときにおける入力端bの電位の変
化を式て表わすと、 ,となり、この入力端bの電位
が入力端aの電位よりわずかに低くなる時点T3まで比
較器Q6の出力端Cの電圧は0になつている。
この電圧0の期間(T3−T2)をTOffとすれば、
つぎの関係式が得られる。したがつて、 しかして、前述したように入力端aの電位のヒステリシ
ス幅(Δ1+Δ2)電圧(VO−Vk)に比して十分に
小さく選べば上述の関係式における1T0ff一(−)
2の項以降を無視することができるの2ctRtで、 すなわち、 7となり、したがつて、 となる。
この式(31前述の式(2)とから、前述たデューティ
比Dはこの式(4)前述の式(1)に代人すると、とな
り、したがつて、となるが、Vkは一定電圧であるから
、結局、負帰還差動増幅器Q5の出力電圧VOの変化は
入力電圧Viの変化の平方根に比例したものとなり、流
体の差圧ΔPに対応した一対の静電容量Cl,Cl−C
2C2の差動変化率?に対応した差電圧入力
C1+C2 Viに対する開平演算が行なわれたことになる。
このように開平演算回路■の出力電圧VOを、つぎの電
流変換回路■の入力端の抵抗R3を介して差動増幅器Q
8の一方の入力端子に供給し、他方の入力端子には定電
流源2に接続したツェナーダイオード4に生ずる定電圧
を抵抗ブリーダ回路により分割た一定電圧Vkを供給す
る。その差動増幅器Q8の差動増幅出力電圧をトランジ
スタ5のベースに印加し、そのトランジスタ5のコレク
タ、エミッタ間に電源U1負荷抵抗RLの直列接続を抵
抗ROを介して接続すると、トランジスタ5には差動増
幅器Q8の双方の入力端子の電位を等しくするような値
の電流10が流れる。抵抗R3に流れる電流10はとな
り、したがつて、 すなわち、 となる。
この式に前述の(5)を代人すると、となる。しかして
、入力電圧■lは流体の差圧ΔPに比例しているので、
IOccVKFとなる。一方、差圧ΔP流体の流量Qと
の間にはQCCVWFなる比例関係があるので、■0c
cQとなり、結局、出力電流10の変化は流体の流量Q
の変化に比例したものとなる。なお、上述のように作用
する第1図示の構成による本発明流量発信器を実際に使
用するにあつたては、流量Qの変化0〜100%に対し
て出力電流信号10の変化の範囲を例えば4〜20mA
あるいは10〜50n1Aのように、ある有限値から変
化し始めるようにするのが一般であるから、第1図示の
構成においては、可調整抵抗R5により、出力電流10
の流量Q=0%における初期値が4mAあるいは10n
1Aとなるように調整する。
また、流体の流量Q=0あるいは差圧ΔP=0のときに
差電圧入力Vi〜0てある場合には、前述した開平演算
に誤差が生ずるので、開平演算回路■の入力電圧の初期
値を零に調整しておく必要があり、第1図示の構成にお
いてはポテンシオメータR2により演算増幅器Q4の動
作点を調整して、所要の初期値零調整を行なう。
つぎに、第1図に示した構成の本発明流量発信器におい
ては、流体の低流量域における変換出力電気信号をつぎ
のようにして安定化している。
すなわち、流体の低流量域に対応する差電圧入力■i=
0の近傍においては、低レベルの入力電圧■1に対して
そのまま開平演算を施すと、開平演算の原理上、演算結
果が不安定になる(特にVi=0の場合、Vi=0を開
平するから)ことが避けられない。したがつて、入力電
圧■i=0の近傍、特に■i=0のときにおける変換出
力電気信号を安定化するために、第1図示の構成例にお
いては、負帰還差動増幅器Q5の負帰還回路に介挿した
スイッチSW5に並列に接続したスイッチSW6、その
スイッチSW6の接断を制御する比較器Q7、およびそ
の比較器Q7の動作点を調整するポテンシオメータRp
を特に設けてある。比較器Q7の出力が比較入力の大小
によつて゜“1゛もしくぱ゜0”になるようにするとと
もに、出力゛1゛のときにスイッチSW6が接となり、
出力゜゜0゛のときにスイッチSW6が断となるように
しておく。さらに、比較器Q7の反転入力端子にはポテ
ンシオメータRpにより所要の電位Vpを設定して供給
し、非反転入力端子には差圧変換回路1の変換換出力と
して演算増幅器Q4からの入力電圧(Vk−V1)を供
給する。かる回j路構成において比較器Q7の比較入力
が(■k一Vl)〉■pのときには、比較器Q7の出力
が“1゛となつてスイッチSW6が接となり、スイッチ
SW5を短絡することになるので、開平演算回路■にお
ける前述したスイッチSW5のオン・・オフが回路動作
には無関係となり、負帰還差動増幅器Q5の出力電圧■
Oと入力電圧Vjとの間の関係は、1となるので、開平
演算回路■の出力電圧は、差電圧入力Vllしたがつて
、流体の差圧ΔPに比例した値のものとなる。
このように、低流量域特にVi=0の近傍においては、
流量に対応させるための開平演算は行なわせないように
して、変換出力電気信号の安定化を図つている。ついで
、流体の流量が増大して差電圧入力Viが大きくなり、
比較器Q7の比較入力が(Vk一■1)〈■pとなつた
ときには、比較器Q7の出力が゜゜0゛となり、スイッ
チSW6が断となるので、かかる状態においては、前述
したとおりに、スイッチSW5のオン・オフにより開平
演算が行なわれ、流量に比例した変換出力電気信号が得
られる。
開平演算回路■における差電圧入力V1のレベル範囲に
応じた上述したような回路動作を図示すると、第3図A
に実線で示すようになる。
ところで、流体の差圧ΔPによる一対の静電容量の変化
が最大となり、開平演算回路■の入力の差電圧■lが最
大のときにも(■k−■i)〉■pとなつて、比較器Q
7の出力が“1゛となるように反転入力端子電圧Vp設
定すれば、スイッチSW6が常時接となるので、第1図
示の発信器は常時差圧発信器として動作し、開平演算回
路■の入力電圧■jと出力電圧VOとの関係は第3図A
に点線で示す直線状となる。
この場合には、第1図に図示したコンデンサCl,C2
は流量を測定すべき流体の差圧によつて容量変化を生じ
させられるのではなく、たとえばレベルを測定すべき流
体の差圧によつて容量変化を生じせられる。なお、比較
器Q7の非反転入力端子に開平演算回路■の出力電圧■
Oを供給しても、上述とほぼ同様な安定動作が得られる
が、この場合には、一旦■O>Vpとなつて比較器Q7
の出力が“1゛となり、スイッチSW6が接となつて開
平演算が行.なわれると、出力電圧Vpの下降時には、
同一人力電圧V1に対して直線状に変化するときより出
力電圧■Oの値が大きくなるので、第3図Bに示すよう
に、点線で示す出力電圧■Oの上昇時と実線で示す下降
時とで回路動作が相違する欠点が生.する。
したがつて、比較器Q7の非反転入力端子に出力電圧V
Oを供給する場合には、負帰還差動増幅器Q5の負帰還
回路におけるスイッチSW5およびSW6の接続を第4
図に示すように変更し、VO〈Vpのときには、スイッ
チSW6によりスイッチSW5を短絡し、出力電圧0が
■o=H〒■lとなつて直線状に変化するようにし、■
O〉■pのときには、スイッチSW6により負帰還抵抗
R2″に他の抵抗R2″が並列に接続されてその合成抵
抗値が第1図示の構成におけるもとの負帰還抵抗R2と
l等しくなるようにしておけば、入力電圧■iの全域に
わたり、上昇時も下降時も第3図Bに実線で示すような
入出力電圧の関係が得られ、第3図AとBとを対比すれ
ば明らかなように、入力電圧■iの低レベル領域では出
力電圧■Oが直線状に変化するにしても、第3図Aの実
線と比へれは開平曲線によく近似した動作曲線が得られ
る。以上の説明から明らかなように、本発明によれは、
流体の差圧に比例した入力電圧に開平演算を施して流体
の流量に比例した出力電圧を得るための開平演算回路■
を、負帰還増幅器の出力電圧と負帰還回路のオン・オフ
のデューティ比との積が入力電圧に比例するようにして
構成し、極めて簡単な回路構成によつて開平演算を行な
うことができ、しかも、開平演算の結果が不安定となる
低流量の領域においては、簡単な手段により、開平演算
回路の構成を切換えて差圧発信器として動作し、測定範
囲の全域にわたつて安定に動作するようにした流量発信
器が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明流量発信器の構成例を示す回路図、第2
図は同じくその回路動作を示す動作波形図、第3図A,
Bは同じくその動作特性の例をそれぞれ示す特性曲線図
、4図は同じくその回路構成の一部の他の例を示す回路
図である。 1・・・・・・発信器、2・・・・・・定電流源、3,
4・・・・・・ツェナーダイオード、5・・・・・・ト
ランジスタ、Ql,Q3,Q5,Q8・・・・・・差動
増幅器、Q4・・・・・・演算増幅器、Q2,Q6,Q
7・・・・・・比較器。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 流体の差圧に対応した電圧値に開平演算を施して前
    記差圧の平方根に比例した流体の流量に対応した電気信
    号を発生させる流量発信器において、前記流体の差圧に
    対応した入力信号が与えられ、負帰還回路にスイッチン
    グ手段を介挿した負帰還増幅器と、その負帰還増幅器の
    出力信号に対応したデューティ比を有するパルス列信号
    を発生させるパルス発生器とを備え、前記パルス列信号
    により前記スイッチング手段の接断を制御することによ
    り、前記負帰還増幅器の出力信号と前記パルス列信号の
    デューティ比との積を前記負帰還増幅器の前記流体の差
    圧に対応た入力信号に等しくするとともに、前記負帰還
    増幅器の出力信号を前記流体の流量に対応した電気信号
    として取出すことを特徴とする流量発信器。
JP13487979A 1979-10-19 1979-10-19 流量発信器 Expired JPS6058803B2 (ja)

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