JP3245215B2 - 半導体レーザ駆動制御回路 - Google Patents
半導体レーザ駆動制御回路Info
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Description
ザファクシミリ、デジタル複写機等のように半導体レー
ザを光源に用いた光書込み装置に用いられる半導体レー
ザ駆動制御回路に関する。
電流により高速変調を直接行えることから、近年、レー
ザプリンタ等の光書込み装置の光源として広く利用され
ている。
向電流特性が温度により著しく変化するので、半導体レ
ーザの光出力を所望値に設定しようとする場合に問題と
なる。そこで、種々のAPC回路(自動パワー制御回
路)が提案されているが、中でも、光・電気負帰還ルー
プを利用した特開平2−205379号公報等に示され
るような駆動制御方式が、高速・高精度・高分解能の点
で有望といえる。即ち、半導体レーザの光出力を受光素
子によりモニタし、半導体レーザの光出力に比例する受
光信号と発光レベル指令信号とが等しくなるように半導
体レーザの順方向電流を制御する光・電気負帰還ループ
により、半導体レーザの光出力を制御するというもので
ある。
制御方式において、光・電気負帰還ループを高速に動作
させようとする場合に、半導体レーザの光出力とこれを
モニタしている受光素子から得られる光出力に比例した
受光信号との間の周波数特性が良好でない場合がある。
周波数特性が良好でない場合、誤った負帰還制御がかか
り、光出力にオーバシュートを生じてしまう、といった
ように、所望の光出力波形が得られなくなることがあ
り、未だ不十分な制御方式といえる。
は、半導体レーザの光出力を受光部により検知しこの受
光部から得られる前記半導体レーザの光出力に比例した
受光信号と発光レベル指令信号とが等しくなるように前
記半導体レーザの順方向電流を制御する光・電気負帰還
ループと、前記受光信号と前記発光レベル指令信号とが
等しくなるように前記半導体レーザの光出力・順方向電
流特性、前記受光部と前記半導体レーザの光出力との結
合係数、及び前記受光部の光入力・受光信号特性に基づ
いて前記発光レベル指令信号を前記半導体レーザの順方
向電流に変換する変換手段とを備え、前記光・電気負帰
還ループの制御電流と前記変換手段により生成された電
流との和電流により前記半導体レーザを駆動制御するよ
うにした半導体レーザ駆動制御回路において、発光レベ
ル指令信号を反転させる反転回路を設け、この反転回路
により反転された発光レベル指令信号に基づき生成され
る制御信号電流によって生ずるインピーダンス変化によ
り前記受光部の周波数特性を補償する周波数特性補償回
路を設けた。
記載の発明では、1次のハイパスフィルタにより形成
し、請求項3記載の発明では、複数次のフィルタにより
形成した。
の発明は、半導体レーザの光出力を受光部により検知し
この受光部から得られる前記半導体レーザの光出力に比
例した受光信号と発光レベル指令信号とが等しくなるよ
うに前記半導体レーザの順方向電流を制御する光・電気
負帰還ループと、前記受光信号と前記発光レベル指令信
号とが等しくなるように前記半導体レーザの光出力・順
方向電流特性、前記受光部と前記半導体レーザの光出力
との結合係数、及び前記受光部の光入力・受光信号特性
に基づいて前記発光レベル指令信号を前記半導体レーザ
の順方向電流に変換する変換手段とを備え、前記光・電
気負帰還ループの制御電流と前記変換手段により生成さ
れた電流との和電流により前記半導体レーザを駆動制御
するようにした半導体レーザ駆動制御回路において、発
光レベル指令信号に基づき生成される制御信号電流によ
って生ずるインピーダンス変化により受光部の周波数特
性を補償する周波数特性補償回路を設けた。請求項5記
載の半導体レーザ駆動制御回路の発明は、半導体レーザ
の光出力を受光部により検知しこの受光部から得られる
前記半導体レーザの光出力に比例した受光信号と発光レ
ベル指令信号とが等しくなるように前記半導体レーザの
順方向電流を制御する光・電気負帰還ループと、前記受
光信号と前記発光レベル指令信号とが等しくなるように
前記半導体レーザの光出力・順方向電流特性、前記受光
部と前記半導体レーザの光出力との結合係数、及び前記
受光部の光入力・受光信号特性に基づいて前記発光レベ
ル指令信号を前記半導体レーザの順方向電流に変換する
変換手段とを備え、前記光・電気負帰還ループの制御電
流と前記変換手段により生成された電流との和電流によ
り前記半導体レーザを駆動制御するようにした半導体レ
ーザ駆動制御回路において、発光レベル指令信号に基づ
き生成される第1の制御信号電流によって生ずるインピ
ーダンス変化により第2の制御信号電流を生成し受光部
の受光信号電流に加えてこの受光部の周波数特性を補償
する周波数特性補償回路を設けた。請求項6記載の半導
体レーザ駆動制御回路の発明は、半導体レーザの光出力
を受光部により検知しこの受光部から得られる前記半導
体レーザの光出力に比例した受光信号と電流源で生成さ
れた発光レベル指令信号とを比較増幅器で比較してこれ
らの受光信号と発光レベル指令信号とが等しくなるよう
に前記半導体レーザの順方向電流を制御する光・電気負
帰還ループと、前記受光信号と前記発光レベル指令信号
とが等しくなるように前記半導体レーザの光出力・順方
向電流特性、前記受光部と前記半導体レーザの光出力と
の結合係数、及び前記受光部の光入力・受光信号特性に
基づいて前記発光レベル指令信号を前記半導体レーザの
順方向電流に変換する変換手段とを備え、前記光・電気
負帰還ループの制御電流と前記変換手段により生成され
た電流との和電流により前記半導体レーザを駆動制御す
るようにした半導体レーザ駆動制御回路において、前記
電流源と前記比較増幅器との間に前記受光部の周波数特
性を補償する周波数特性補償回路を設けた。請求項7記
載の半導体レーザ駆動制御回路の発明は、半導体レーザ
の光出力を受光部により検知しこの受光部から得られる
前記半導体レーザの光出力に比例した受光信号と電流源
で生成された発光レベル指令信号とを比較増幅器で比較
してこれらの受光信号と発光レベル指令信号とが等しく
なるように前記半導体レーザの順方向電流を制御する光
・電気負帰還ループと、前記受光信号と前記発光レベル
指令信号とが等しくなるように前記半導体レーザの光出
力・順方向電流特性、前記受光部と前記半導体レーザの
光出力との結合係数、及び前記受光部の光入力・受光信
号特性に基づいて前記発光レベル指令信号を前記半導体
レーザの順方向電流に変換する変換手段とを備え、前記
光・電気負帰還ループの制御電流と前記変換手段により
生成された電流との和電流により前記半導体レーザを駆
動制御するようにした半導体レーザ駆動制御回路におい
て、前記受光部の周波数特性を補償する周波数特性補償
回路を、前記発光レベル指令信号が前記周波数特性補償
回路を介して電流源に入力されるように設け、前記周波
数特性補償回路と前記発光レベル指令信号とに基づい
て、前記光・電気負帰還ループが動作する。請求項8記
載の半導体レーザ駆動制御回路の発明は、半導体レーザ
の光出力を受光部により検知しこの受光部から得られる
前記半導体レーザの光出力に比例した受光信号と電流源
で生成された発光レベル指令信号とを比較増幅器で比較
してこれらの受光信号と発光レベル指令信号とが等しく
なるように前記半導体レーザの順方向電流を制御する光
・電気負帰還ループと、前記受光信号と前記発光レベル
指令信号とが等しくなるように前記半導体レーザの光出
力・順方向電流特性、前記受光部と前記半導体レーザの
光出力との結合係数、及び前記受光部の光入力・受光信
号特性に基づいて前記発光レベル指令信号を前記半導体
レーザの順方向電流に変換する変換手段とを備え、前記
光・電気負帰還ループの制御電流と前記変換手段により
生成された電流との和電流により前記半導体レーザを駆
動制御するようにした半導体レーザ駆動制御回路におい
て、2つのトランジスタの各々に同じオフセット電流を
流すように接続された2つのオフセット電流源と、抵抗
との接続中点に接続された前記2つのトランジスタのベ
ースにベース電圧を供給する別のオフセット電流源と、
前記電流源と一方のトランジスタとの間に接続された抵
抗と、前記電流源ともう一方のトランジスタとの間に接
続されたコンデンサとを具備し、前記受光部の周波数特
性を補償する周波数特性補償回路を設けた。
ループを用いた制御方式において、受光部の周波数特性
を補償する周波数特性補償回路を有するので、常に発光
レベル指令信号に従った所望の光波形を得ることが可能
となり、高速・高精度な制御が確保される。この場合、
反転された発光レベル指令信号に基づき生成される制御
信号電流によって生ずるインピーダンス変化により受光
部の周波数特性を補償する周波数特性補償回路としたの
で、簡単な回路構成で済みIC化に適したものとなる。
ピーダンス変化と周波数補償とを1次のハイパスフィル
タを用いた回路構成で実現しているので、部品点数が少
なくてより簡単な回路構成で済むものとなる。
ピーダンス変化と周波数補償とを、2次以上の複数次の
フィルタを用いた回路構成で実現しているので、受光部
のあらゆる周波数特性に適応できるものとなる。
帰還ループを用いた制御方式において、受光部の周波数
特性を補償する周波数特性補償回路を有するので、常に
発光レベル指令信号に従った所望の光波形を得ることが
可能となり、高速・高精度な制御が確保される。また、
発光レベル指令信号に基づき生成される制御信号電流に
よって生ずるインピーダンス変化により受光部の周波数
特性を補償する周波数特性補償回路としたので、簡単な
回路構成で済みIC化に適したものとなる。
・電気負帰還ループを用いた制御方式において、受光部
の周波数特性を補償する周波数特性補償回路を有するの
で、常に発光レベル指令信号に従った所望の光波形を得
ることが可能となり、高速・高精度な制御が確保され
る。特に、請求項5記載の発明によれば、インピーダン
ス変化により第2の制御信号電流を生成し受光部の受光
信号電流に加えてこの受光部の周波数特性を補償する周
波数特性補償回路としたので、光・電気負帰還ループ中
の入力部のインピーダンスを常にハイインピーダンスに
保つことができ、この光・電気負帰還ループを高速かつ
安定させて動作させ得るものとなる。また、請求項8記
載の発明によれば、比較増幅器の入力部を常にハイイン
ピーダンスに維持できるので、光・電気負帰還ループで
の交叉周波数を一定にすることができる。
明する。まず、入力データに応じて生成される発光レベ
ル指令信号は比較増幅器1に入力され、制御対象となる
半導体レーザ2の光出力の一部が受光素子(受光部)3
によりモニタされる。ここに、比較増幅器1と半導体レ
ーザ2と受光素子3とは光・電気負帰還ループ4を形成
しており、比較増幅器1は受光素子3に誘起された光起
電流(半導体レーザ2の光出力に比例する)に比例する
受光信号電流(モニタ電流)Ipdと発光レベル指令信号
に基づき電流源5で生成された第1発光レベル指令信号
電流IDA1とを比較して、その結果により半導体レー
ザ2の順方向電流をモニタ電流Ipdと第1発光レベル指
令信号電流IDA1 とが等しくなるように制御する。
等しくなるように前記半導体レーザ2の光出力・順方向
電流特性、受光素子3と半導体レーザ2の光出力との結
合係数、及び、受光素子3の光入力・順方向電流特性に
基づき、前記発光レベル指令信号を第2発光レベル指令
信号電流IDA2 なる半導体レーザ2の順方向電流に変
換する電流変換器(変換手段)6が設けられている。よ
って、この電流変換器6の出力電流(第2発光レベル指
令信号電流IDA2 )と比較増幅器1から出力される制
御電流との和電流が半導体レーザ2の順方向電流となっ
て制御されることになる。
での交叉周波数をf0 とし、DCゲインを10000と
した場合、半導体レーザ2の光出力PO のステップ応答
特性は、t=∞における光出力をPL 、電流変換器6に
より設定された光量をPS とすると、 PO =PL+(PS−PL)exp(−2πf0t) で近似できる。ここでは、光・電気負帰還ループ4の開
ループでのDCゲインを10000としているので、設
定誤差は0.01%となり、設定誤差の許容範囲を0.
1%以下とした場合には光出力PL は設定された光量に
等しいと考えられる。従って、仮に電流変換器6により
設定された光量PSがPLに等しければ、瞬時に半導体レ
ーザ2の光出力POがPLに等しくなる。しかしながら、
温度変動、外乱等により半導体レーザ2の光出力・順方
向電流特性が変動して光量PS が変化した場合には、電
流変換器6による過不足電流分を比較増幅器1により半
導体レーザ2の順方向電流として流す。また、半導体レ
ーザ2のドゥループ特性等により、光量PS が5%変動
したとしてもf0 =40MHz程度であれば、10ナノ
秒後には半導体レーザ2の光出力は設定値に対する誤差
が0.4%以下となる。
子3との周波数特性が十分に良好な場合であるが、仮
に、半導体レーザ2の光出力と受光素子3によりモニタ
されたモニタ電流Ipdとの間の周波数特性が良好でない
場合には、以下のようになる。
1 、第2発光レベル指令信号電流IDA2、及び、半導
体レーザ2の順方向電流に対して半導体レーザ2の光出
力POが、半導体レーザ2の光出力と受光素子3により
モニタされたモニタ電流Ipdとの間の周波数特性に比べ
て十分早く動作する場合には、IDA1,IDA2,PO
の波形は図2(a)に示すようになる。
子3によりモニタされたモニタ電流Ipdとの間の周波数
特性を持たない場合の理想的なモニタ電流をIpd0 とし
て、半導体レーザ2の光出力と受光素子3によりモニタ
されたモニタ電流Ipdとの間の周波数特性を、関数を用
いて、 Ipd=F(Ipd0 ) と表現するものとする。また、説明を簡単にするため、
この関数Fが10MHzにおいて1次のポールを持つも
のと仮定すると、図2(b)に示すように、立上りの時定
数Tは T=1/2πf であるので、T≒16nsecとなる。
Ipdとを比較し、比較増幅器1がその差を出力するわけ
であるので、モニタ電流Ipdが所定の光量に達するまで
の間、光出力P0 は所定の値より多く出力されることと
なる。この結果、課題の項で説明したような、オーバシ
ュート波形が観測されることになってしまう。
シュート波形をなくすため、受光素子3のモニタ電流I
pdの周波数特性を補償するための周波数特性補償回路7
を受光素子3・比較増幅器1間に設けたものである。
示すように、 Ipd′=F(Ipd) ただし、{Ipd0=IDA1} なる周波数特性を持たせた後で、第1発光レベル指令信
号電流IDA1 との比較を行わせるものである。これに
よれば、補償後のモニタ電流Ipd′は周波数特性を持た
ない場合の理想的なモニタ電流Ipd0 に等しくなる。即
ち、第1発光レベル指令信号電流IDA1 に等しくな
り、従来のようなオーバシュートが発生せず、所望の光
波形を得ることができる。
り説明する。前記実施例で示した部分と同一部分は同一
符号を用いて示す(以下の実施例でも同様とする)。本
実施例は、前記実施例中の周波数特性補償回路7に相当
する具体的構成例として簡単な1次フィルタ構成の周波
数特性補償回路8を提示するものである。
1の入力端子との間には抵抗R1 とコンデンサC1 との
並列回路が接続されている。また、この並列回路の比較
増幅器1側の一端と接地との間には抵抗R2 と基準電位
Vref を与える電源9との直列回路が接続され、抵抗R
2 と電源9との接続中点が前記比較増幅器1の他方の入
力端子に接続されている。これにより、周波数特性補償
回路8が構成されている。
のゲインは抵抗R1とコンデンサC1とを用いて、f>1
/2πC1R1の場合はコンデンサC1 を介して電流が流
れるので、ゲインが高くなり、f<1/2πC1R1の場
合は抵抗R1,R2により分圧されるので、ゲインが低く
なるので、半導体レーザ2の光出力と受光素子3のモニ
タ電流Ipdとの間の周波数特性Fを補償できるものとな
る。
構成のみに限らず、高次のフィルタを用いて構成しても
よい。また、図示例では基準電位Vref を用いるように
したが、これによれば負の電源が必要なくなり、単一電
源で回路を動作させることも可能となり、回路のIC化
等を図る上で有利となる。
明する。本実施例は、周波数特性補償回路10の設置箇
所を電流源5と比較増幅器1の入力端子との間に位置す
る受光素子3ライン上としたものである。
は、前述した通り、 Ipd=F(Ipd0) であるが、この式を変形すると、 Ipd=F(Ipd0)=F(IDA1) であるので、第1発光レベル指令信号電流IDA1 をこ
の式の関数Fなる特性を持つ周波数特性補償回路10を
介して、 IDA1′=F(pd0)=F(IDA1) なる特性を持たせた後、比較増幅器1において受光素子
3のモニタ電流Ipdと比較させる構成であっても、相対
的なものであり、同様な効果が得られることが分かる。
即ち、本実施例構成による場合も、半導体レーザ2の光
出力P0 は半導体レーザ2の光出力と受光素子3のモニ
タ電流Ipdとの間の周波数特性Fの影響を受けない所望
の光波形を得ることができる。
す。本実施例は、周波数特性補償回路10を発光レベル
指令信号に基づき動作させるように配置させたものであ
り、動作的には前記実施例と同様であり、説明を省略す
る。
明する。本実施例は、図4に示した前記実施例中の周波
数特性補償回路10に相当する具体的構成例なる周波数
特性補償回路11を提示するものである。
が設けられ、2つのトランジスタTr1,Tr2の各々に
同じオフセット電流を流すように接続されている。ま
た、抵抗R3 とオフセット電流源14とが接続され、そ
の接続中点から前記トランジスタTr1,Tr2に対して
ベース電圧が供給されている。さらに、電流源5と前記
トランジスタTr2 との間には抵抗R4 が接続され、電
流源5とトランジスタTr1 との間にはコンデンサC2
が接続されている。
が瞬時に増加したとすると、トランジスタTr1,Tr2
には同じオフセット電流が流れており、各々のエミッタ
のインピーダンスは同じであるので、コンデンサC2と
抵抗R4のインピーダンス比に従って電流を吸い込む。
即ち、f>2πC2R4の場合であればコンデンサC2 を
介して電流を吸い込み、f<2πC2R4の場合であれば
抵抗R4 を介して電流を吸い込む。
を、半導体レーザ2の光出力と受光素子3のモニタ電流
Ipdとの間の周波数特性Fに合わせて設定することによ
り、 Ipd=F(IDA1) となる周波数特性補償回路11を実現できる。
増幅器1の入力部を常にハイインピーダンスに維持でき
るので、光・電気負帰還ループ4での交叉周波数を一定
にすることができる。よって、系の速度制御を高速かつ
安定させることができる周波数特性補償回路11を実現
できる。
明する。本実施例は、図5に示した前記実施例中の周波
数特性補償回路10に相当する具体的構成例なる周波数
特性補償回路15を提示するものである。
変換して出力するD/Aコンバータ16が設けられてい
る。このD/Aコンバータ16の出力は抵抗R5 とコン
デンサC3 とにより構成される積分器を介して受光素子
3ライン上に接続されたトランジスタTr3(電流源5
に相当) のベースに入力されている。このトンジスタ
Tr3 のエミッタには抵抗R6 が接続されている。
ランジスタTr3 のコレクタ電流をモニタ電流Ipdの周
波数特性を補償するように設定することが可能となる。
コンバータ16の出力をトランジスタTr4 のベースに
も入力させることにより、発光レベル指令信号に比例し
た電流とトランジスタTr3 のコレクタ電流とを加えた
電流を、補償された発光レベル指令信号として流すこと
により、モニタ電流Ipdの周波数特性を補償するように
してもよい。なお、R7 はトランジスタTr4 のエミッ
タ抵抗である。
10により説明する。本実施例は、発光レベル指令信号
を反転回路21で反転させた後、電流源22により制御
信号電流を生成し、この制御信号電流によって生ずるイ
ンピーダンス変化を利用して、 Ipd+ΔI=IDA1 となる周波数補正電流ΔIを受光素子3のモニタ電流I
pdに加えて流す周波数特性補償回路23を設けたもので
ある。ここに、この周波数特性補償回路23による周波
数補正電流ΔIは、簡単な説明によると、図2(d)に示
すような波形のものとなり、モニタ電流Ipdに加えるこ
とにより、同図(c)のIpd´の場合と同様となることが
分かる。
反転信号を用いているが、発光レベル指令信号をD/A
コンバータを用いて生成する場合であれば容易に得るこ
とができる。通常、D/Aコンバータは差動回路を用い
て構成されており、図10に示すように差動トランジス
タTr6,Tr7を用いて構成することにより、本実施例
構成は容易に実現できる。なお、24は電流源である。
説明する。本実施例は、図9に示した前記実施例中の周
波数特性補償回路23に相当する具体的構成例なる周波
数特性補償回路25を提示するものである。この周波数
特性補償回路25は抵抗R7とコンデンサC4 とによる
1次のハイパスフィルタとして構成されており、その素
子定数で決定される時定数τ=C4R7で収束するもので
ある。よって、この時定数τを受光素子3の周波数特性
を補償し得るように設定することで、図2(d)に示すよ
うな周波数補正電流ΔIを生成することができる。ま
た、抵抗R7 の抵抗値によりその負端子のインピーダン
ス変化量(電圧変化量)を決定することができ、この周
波数補正電流ΔIの振幅も調整し得るものとなる。
より説明する。本実施例も、前記実施例と同様に1次の
ハイパスフィルタにより周波数特性補償回路26を構成
したものである。具体的には、コンデンサC4 に直列に
抵抗R8 が付加されて構成されている。
ピーダンス変化量(電圧変化量)を決定し、時定数τ=
C4・(R7+R8)で収束することになる。
り説明する。本実施例は、通常、半導体レーザ2の光出
力と受光素子3のモニタ電流Ipdとの間の周波数特性F
は、数次のポールを持つことが予想されることから、周
波数補償用の周波数特性補償回路を高次(複数次)のフ
ィルタで構成することにより周波数特性Fを補償するよ
うにしたものである。
図(a)は図12に示した構成に加え、抵抗R8 に並列に
コンデンサC5 を接続して2次の周波数特性補償回路2
7を構成したものである。
と抵抗R8 とで決まる周波数f1 =1/(2πC5・
R8)よりも低い周波数帯域では、 τ1=1/{C4・(R7+R8 )} で決まる時定数τ1 でハイパスフィルタが形成され、周
波数f1 よりも高い周波数帯域では、 τ2=C4・C5・R7/(C4+C5 ) で決まる時定数τ2 でハイパスフィルタが形成される。
よって、2つのポールを、半導体レーザ2の光出力と受
光素子3のモニタ電流Ipdとの間の周波数特性Fの特性
に合わせて設定することにより、より正確な周波数特性
Fの補償を行うことができる。
に示した構成に加え、抵抗R7 とコンデンサC4 との接
続中点と接地との間に、抵抗R9 とコンデンサC6 との
直列回路を接続して2次のフィルタによる周波数特性補
償回路28を構成したものである。即ち、抵抗R7 とコ
ンデンサC4 とにより決まるポールと、抵抗R7,R9と
コンデンサC6 とにより決まるポールとにより周波数特
性Fを補償するようにしたものである。
電流が瞬時に減少したと仮定すると、抵抗R7 の負端子
の電位が瞬時に上昇し、コンデンサC4 を介して τ3=R7・C4 なる時定数をもって電流が受光素子3のアノードに供給
される。また、同時に、コンデンサC6 を介して τ4=C6・(R7+R9 ) (ただし、f≪1/(2π
C4・R7)の場合) なる時定数をもって、抵抗R7 の負端子より電流が接地
電源Vssに流れる。つまり、時定数τ3 で決定されるポ
ールは受光素子3のアノードに電流を流し、時定数τ4
で決定されるポールは受光素子3のアノードより電流を
吸い込む逆特性をもっており、時定数τ3,τ4で決まる
ポールを半導体レーザ2の光出力と受光素子3のモニタ
電流Ipdとの間の周波数特性Fが補償されるように設定
することができ、より正確な補償を行うことができる。
の構成に加え、抵抗R9 に並列にコンデンサC7 を接続
した3次フィルタの周波数特性補償回路29としたもの
である。即ち、同図(b)の場合に加え、さらに、コンデ
ンサC7 と抵抗R9 とで決まるポールをも持ち、合計3
個のポールを組合せることにより、さらに正確な周波数
特性Fの補償を行えるようにしたものである。
2の光出力と受光素子3のモニタ電流Ipdとの間の周波
数特性Fに合わせて高次のフィルタ構成による周波数特
性補償回路とすることで、より正確な補償が可能となる
ことが理解される。
り説明する。図9との対比で説明すると、本実施例で
は、発光レベル指令信号を反転回路21により反転させ
ることなく、この発光レベル指令信号に基づき制御信号
電流を生成し、この制御信号電流によって生ずるインピ
ーダンス変化を利用して、 Ipd+ΔI=IDA1 となる周波数補正電流ΔIを受光素子3のモニタ電流I
pdに加えて流すことにより受光素子3の周波数特性を補
償する周波数特性補償回路30を設けたものである。
たものと同様であり、説明を省略する。本実施例による
場合も、電流源22により生ずるインピーダンス変化を
利用して周波数特性を補償しているが、この電流源22
は第1発光レベル指令信号用の電流源5と同じ回路で構
成することができ、より一層容易に実現し得るものとな
る。
説明する。本実施例は、図14に示した実施例中の周波
数特性補償回路30に相当する具体的構成例なる周波数
特性補償回路31を提示するものである。まず、電流源
22に並列に抵抗R10、トランジスタTr7、抵抗R11
の直列回路が接続され、抵抗R10には抵抗R12が並列に
接続されている。また、前記トランジスタTr7 のコレ
クタと比較増幅器1の入力端子との間にはコンデンサC
8 が接続されている。
レベル指令信号電流IDA2 が瞬時に減少した場合、抵
抗R12の負端子側の電位が瞬時に上昇し、その電位変化
をトランジスタTr7 のベースにより検出し、その結
果、このトランジスタTr7 のコレクタ電流が減少す
る。よって、抵抗R11の正端子側の電位が下がり、コン
デンサC8 を介して受光素子3のアノードよりモニタ電
流Ipdを吸い込む。即ち、本実施例の場合もハイパスフ
ィルタ構成となっており、半導体レーザ2の光出力と受
光素子3のモニタ電流Ipdとの間の周波数特性Fを補償
し得るものとなる。
説明する。本実施例は、図14に示した実施例をさらに
改良したものである。即ち、発光レベル指令信号に基づ
く制御信号電流を第1の制御信号電流とし、この第1の
制御信号電流を周波数特性補償回路32でインピーダン
ス変換し、このインピーダンス変化により第2の制御信
号電流を生成して受光素子3のモニタ電流Ipdに加える
電流源33を設けたものである。
特性補償回路32でインピーダンス変化に変換し、この
インピーダンス変化で電流源33による第2の制御信号
電流を制御することで、半導体レーザ2の光出力と受光
素子3のモニタ電流Ipdとの間の周波数特性Fが補償さ
れることになる。
号電流は流れる電流量や電流変化に拘らず、ハイインピ
ーダンスであるので、受光素子3のアノード、つまり、
モニタ電流Ipdと発光レベル指令信号電流とを比較する
比較増幅器1の入力部のインピーダンスを常に高く維持
することができるので、この光・電気負帰還ループ4の
開ループでの交叉周波数を一定にすることができる。よ
って、系の制御速度を高速かつ安定に保つことができ
る。
り説明する。本実施例は、図16に示した実施例中の周
波数特性補償回路32、電流源33に相当する具体的構
成例なる周波数特性補償回路34、電流源35を提示す
るものである。まず、電流源35は抵抗R13とトランジ
スタTr8 とにより構成されている。また、周波数特性
補償回路34用に2つのオフセット電流源36,37が
設けられている。オフセット電流源37側は電流源5と
並列に接続されている。また、オフセット電流源36側
は抵抗R14とダイオードD1 と直列に接続され、電流源
36とダイオードD1 との接続中点はトランジスタTr
8 のベースに接続されている。また、抵抗R14、ダイオ
ードD1 に並列に抵抗R15が接続され、その負端子側と
ダイオードD1 のカソード側との間にはコンデンサC9
が接続されている。
源36により一定なる適当なオフセット電流を流すこと
で、トランジスタTr8 が常に動作状態にあるように設
定する。この場合、トランジスタTr8 はオフセット電
流を受光素子3のアノード側に流すので、このオフセッ
ト電流に等しい電流をオフセット電流源37によるオフ
セット電流で吸い込むように、オフセット電流源37の
オフセット電流を設定する。ついで、発光レベル指令信
号に基づき第2の制御信号電流を生成し、その電流変化
を抵抗R15で電圧に変換する。さらに、コンデンサC
9 、抵抗R15の負端子とダイオードD1 のカソードとを
接続することで、抵抗R15の負端子の電圧変化の高周波
成分のみでトランジスタTr8 のベースをコントロール
し、変化電流を受光素子3のアノードに流すことによ
り、半導体レーザ2の光出力と受光素子3のモニタ電流
Ipdとの間の周波数特性Fが補償されることになる。
り説明する。本実施例は、1次のハイパスフィルタ構成
された図17の周波数特性補償回路34に代えて、高
次、例えば2次のフィルタ構成とした周波数特性補償回
路38,39の構成例を提示するものである。
は抵抗R14、ダイオードD1 に並列にコンデンサC10を
接続して2次フィルタ構成としたものである。同図(b)
に示す周波数特性補償回路39は抵抗R15に並列にコン
デンサC11を接続して2次フィルタ構成としたものであ
る。
明を省略する。本実施例にあっても、図示例に準じてさ
らに高次のフィルタ構成として複数のポールを持たせ
て、より正確な周波数補償を可能としてもよい。
負帰還ループを用いた制御方式において、受光部の周波
数特性を補償する周波数特性補償回路を設けたので、光
・電気負帰還ループを高速で動作させる場合であって
も、常に発光レベル指令信号に従った所望の光波形を得
ることができ、光出力にオーバシュート現象を生ずるこ
とがなくなり、よって、光・電気負帰還ループを利用し
た高速・高精度な制御を確保することができる。この場
合、周波数特性補償回路を、反転された発光レベル指令
信号に基づき生成される制御信号電流によって生ずるイ
ンピーダンス変化により受光部の周波数特性を補償する
構成のものとしたので、簡単な回路構成で済みIC化に
適した制御系を構成できるものとなる。
ような周波数特性補償回路の機能であるインピーダンス
変換と周波数補償とを1次のハイパスフィルタを用いた
回路構成で実現したので、部品点数が少なくてより簡単
な回路構成で済ませることができる。
ような周波数特性補償回路の機能であるインピーダンス
変換と周波数補償とを、2次以上の複数次のフィルタを
用いた回路構成で実現したので、受光部のあらゆる周波
数特性に適応でき、より正確な制御が可能となる。
電気負帰還ループを用いた制御方式において、受光部の
周波数特性を補償する周波数特性補償回路を設けたの
で、光・電気負帰還ループを高速で動作させる場合であ
っても、常に発光レベル指令信号に従った所望の光波形
を得ることができ、光出力にオーバシュート現象を生ず
ることがなくなり、よって、光・電気負帰還ループを利
用した高速・高精度な制御を確保することができる。こ
の場合、周波数特性補償回路を、発光レベル指令信号に
基づき生成される制御信号電流によって生ずるインピー
ダンス変化により受光部の周波数特性を補償する構成の
ものとしたので、簡単な回路構成で済みIC化に適した
制御系を構成できるものとなる。
れば、光・電気負帰還ループを用いた制御方式におい
て、受光部の周波数特性を補償する周波数特性補償回路
を設けたので、光・電気負帰還ループを高速で動作させ
る場合であっても、常に発光レベル指令信号に従った所
望の光波形を得ることができ、光出力にオーバシュート
現象を生ずることがなくなり、よって、光・電気負帰還
ループを利用した高速・高精度な制御を確保することが
できる。この場合、請求項5記載の発明は、インピーダ
ンス変化により第2の制御信号電流を生成し受光部の受
光信号電流に加えてこの受光部の周波数特性を補償する
構成のものとしたので、光・電気負帰還ループ中の入力
部のインピーダンスを常にハイインピーダンスに保つこ
とができ、この光・電気負帰還ループを特性を最大限に
発揮させて、高速かつ安定させて動作させることができ
る。また、請求項8記載の発明は、比較増幅器の入力部
を常にハイインピーダンスに維持できるので、光・電気
負帰還ループでの交叉周波数を一定にすることができ、
よって、系の速度制御を高速かつ安定させることができ
る周波数特性補償回路を実現できる。
Claims (8)
- 【請求項1】 半導体レーザの光出力を受光部により検
知しこの受光部から得られる前記半導体レーザの光出力
に比例した受光信号と発光レベル指令信号とが等しくな
るように前記半導体レーザの順方向電流を制御する光・
電気負帰還ループと、前記受光信号と前記発光レベル指
令信号とが等しくなるように前記半導体レーザの光出力
・順方向電流特性、前記受光部と前記半導体レーザの光
出力との結合係数、及び前記受光部の光入力・受光信号
特性に基づいて前記発光レベル指令信号を前記半導体レ
ーザの順方向電流に変換する変換手段とを備え、前記光
・電気負帰還ループの制御電流と前記変換手段により生
成された電流との和電流により前記半導体レーザを駆動
制御するようにした半導体レーザ駆動制御回路におい
て、発光レベル指令信号を反転させる反転回路を設け、
この反転回路により反転された発光レベル指令信号に基
づき生成される制御信号電流によって生ずるインピーダ
ンス変化により前記受光部の周波数特性を補償する周波
数特性補償回路を設けたことを特徴とする半導体レーザ
駆動制御回路。 - 【請求項2】 周波数特性補償回路を、1次のハイパス
フィルタにより形成したことを特徴とする請求項1記載
の半導体レーザ駆動制御回路。 - 【請求項3】 周波数特性補償回路を、複数次のフィル
タにより形成したことを特徴とする請求項1記載の半導
体レーザ駆動制御回路。 - 【請求項4】 半導体レーザの光出力を受光部により検
知しこの受光部から得られる前記半導体レーザの光出力
に比例した受光信号と発光レベル指令信号とが等しくな
るように前記半導体レーザの順方向電流を制御する光・
電気負帰還ループと、前記受光信号と前記発光レベル指
令信号とが等しくなるように前記半導体レーザの光出力
・順方向電流特性、前記受光部と前記半導体レーザの光
出力との結合係数、及び前記受光部の光入力・受光信号
特性に基づいて前記発光レベル指令信号を前記半導体レ
ーザの順方向電流に変換する変換手段とを備え、前記光
・電気負帰還ループの制御電流と前記変換手段により生
成された電流との和電流により前記半導体レーザを駆動
制御するようにした半導体レーザ駆動制御回路におい
て、発光レベル指令信号に基づき生成される制御信号電
流によって生ずるインピーダンス変化により受光部の周
波数特性を補償する周波数特性補償回路を設けたことを
特徴とする半導体レーザ駆動制御回路。 - 【請求項5】 半導体レーザの光出力を受光部により検
知しこの受光部から得られる前記半導体レーザの光出力
に比例した受光信号と発光レベル指令信号とが等しくな
るように前記半導体レーザの順方向電流を制御する光・
電気負帰還ループと、前記受光信号と前記発光レベル指
令信号とが等しくなるように前記半導体レーザの光出力
・順方向電流特性、前記受光部と前記半導体レーザの光
出力との結合係数、及び前記受光部の光入力・受光信号
特性に基づいて前記発光レベル指令信号を前記半導体レ
ーザの順方向電流に変換する変換手段とを備え、前記光
・電気負帰還ループの制御電流と前記変換手段により生
成された電流との和電流により前記半導体レーザを駆動
制御するようにした半導体レーザ駆動制御回路におい
て、発光レベル指令信号に基づき生成される第1の制御
信号電流によって生ずるインピーダンス変化により第2
の制御信号電流を生成し受光部の受光信号電流に加えて
この受光部の周波数特性を補償する周波数特性補償回路
を設けたことを特徴とする半導体レーザ駆動制御回路。 - 【請求項6】 半導体レーザの光出力を受光部により検
知しこの受光部から得られる前記半導体レーザの光出力
に比例した受光信号と電流源で生成された発光レベル指
令信号とを比較増幅器で比較してこれらの受光信号と発
光レベル指令信号とが等しくなるように前記半導体レー
ザの順方向電流を制御する光・電気負帰還ループと、前
記受光信号と前記発光レベル指令信号とが等しくなるよ
うに前記半導体レーザの光出力・順方向電流特性、前記
受光部と前記半導体レーザの光出力との結合係数、及び
前記受光部の光入力・受光信号特性に基づいて前記発光
レベル指令信号を前記半導体レーザの順方向電流に変換
する変換手段とを備え、前記光・電気負帰還ループの制
御電流と前記変換手段により生成された電流との和電流
により前記半導体レーザを駆動制御するようにした半導
体レーザ駆動制御回路において、前記電流源と前記比較
増幅器との間に前記受光部の周波数特性を補償する周波
数特性補償回路を設けたことを特徴とする半導体レーザ
駆動制御回路。 - 【請求項7】 半導体レーザの光出力を受光部により検
知しこの受光部から得られる前記半導体レーザの光出力
に比例した受光信号と電流源で生成された発光レベル指
令信号とを比較増幅器で比較してこれらの受光信号と発
光レベル指令信号とが等しくなるように前記半導体レー
ザの順方向電流を制御する光・電気負帰還ループと、前
記受光信号と前記発光レベル指令信号とが等しくなるよ
うに前記半導体レーザの光出力・順方向電流特性、前記
受光部と前記半導体レーザの光出力との結合係数、及び
前記受光部の光入力・受光信号特性に基づいて前記発光
レベル指令信号を前記半導体レーザの順方向電流に変換
する変換手段とを備え、前記光・電気負帰還ループの制
御電流と前記変換手段により生成された電流との和電流
により前記半導体レーザを駆動制御するようにした半導
体レーザ駆動制御回路において、前記受光部の周波数特
性を補償する周波数特性補償回路を、前記発光レベル指
令信号が前記周波数特性補償回路を介して電流源に入力
されるように設け、前記周波数特性補償回路と前記発光
レベル指令信号とに基づいて、前記光・電気負帰還ルー
プが動作することを特徴とする半導体レーザ駆動制御回
路。 - 【請求項8】 半導体レーザの光出力を受光部により検
知しこの受光部から得られる前記半導体レーザの光出力
に比例した受光信号と電流源で生成された発光レベル指
令信号とを比較増幅器で比較してこれらの受光信号と発
光レベル指令信号とが等しくなるように前記半導体レー
ザの順方向電流を制御する光・電気負帰還ループと、前
記受光信号と前記発光レベル指令信号とが等しくなるよ
うに前記半導体レーザの光出力・順方向電流特性、前記
受光部と前記半導体レーザの光出力との結合係数、及び
前記受光部の光入力・受光信号特性に基づいて前記発光
レベル指令信号を前記半導体レーザの順方向電流に変換
する変換手段とを備え、前記光・電気負帰還ループの制
御電流と前記変換手段により生成された電流との和電流
により前記半導体レーザを駆動制御するようにした半導
体レーザ駆動制御回路において、2つのトランジスタの
各々に同じオフセット電流を流すように接続された2つ
のオフセット電流源と、抵抗との接続中点に接続された
前記2つのトランジスタのベースにベース電圧を供給す
る別のオフセット電流源と、前記電流源と一方のトラン
ジスタとの間に接続された抵抗と、前記電流源ともう一
方のトランジスタとの間に接続されたコンデンサとを具
備し、前記受光部の周波数特性を補償する周波数特性補
償回路を設けたことを特徴とする半導体レーザ駆動制御
回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14186292A JP3245215B2 (ja) | 1992-06-03 | 1992-06-03 | 半導体レーザ駆動制御回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14186292A JP3245215B2 (ja) | 1992-06-03 | 1992-06-03 | 半導体レーザ駆動制御回路 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05335667A JPH05335667A (ja) | 1993-12-17 |
JP3245215B2 true JP3245215B2 (ja) | 2002-01-07 |
Family
ID=15301898
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14186292A Expired - Lifetime JP3245215B2 (ja) | 1992-06-03 | 1992-06-03 | 半導体レーザ駆動制御回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3245215B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4649824B2 (ja) * | 2003-08-15 | 2011-03-16 | 富士ゼロックス株式会社 | 光量制御装置及び画像形成装置 |
JP4733944B2 (ja) * | 2004-08-26 | 2011-07-27 | 三菱電機株式会社 | 光送信器 |
-
1992
- 1992-06-03 JP JP14186292A patent/JP3245215B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JPH05335667A (ja) | 1993-12-17 |
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