JPS6058550A - 超音波探触子およびその製造方法 - Google Patents

超音波探触子およびその製造方法

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JPS6058550A
JPS6058550A JP58165869A JP16586983A JPS6058550A JP S6058550 A JPS6058550 A JP S6058550A JP 58165869 A JP58165869 A JP 58165869A JP 16586983 A JP16586983 A JP 16586983A JP S6058550 A JPS6058550 A JP S6058550A
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弘之 矢上
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    • G01N29/22Details, e.g. general constructional or apparatus details
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  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Ultrasonic Waves (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 I 発明の背景 A 技術分野 本発明は超音波探触子およびその製造方法に関する。
B 先行技術とその問題点 超音波探触子は、例えば生体の断層像を実蒔間で観察す
ることのできる超音波診断装置や非破壊検査を行なうだ
めの超音波探傷装置などのプローブとして一般に広く利
用されている。。
超音波探触子では、超音波を情報的に応用するところか
ら、指向性やS/N比を上げるため超音波を発生させる
振動子の他に、被検体との音響インピーダンス整合をと
るための整合層、振動子で発生した音波を収束せしめる
音響レンズ、振動子の自由撮動及び背面に出る超音波全
吸収するためのバッキング材などを積層した構造を有し
ている。従来は、探触子の各構成部分であるバッキング
材、振動子、整合層、−f’<響レンズ等を別個に製作
し、これらを接着剤を用いて所定の順序で接着して探触
子全製造するようにしていた。けれどもこの方法では、
例えば多数の振動子を一次元的に配列しアレイ状とした
電子走査型超音波探触子を作る場合など極めて多くの加
工工程や接着工程が必要なため、製造作業が煩雑となシ
各工程の加工・組立精度のノクラツキの累積によシ探触
子の特性が劣化してしまうという欠点があった。
また、振動子の一次元配列を容易にするため振動子を短
冊状に切断しアレイとする場合、振動子の裏面側に貼着
するバッキング材がゴム系(シリコーンゴム等)である
とき、ノ’?yキング材だけでは機械的強度が不足し、
スクライビング・ダイサで振動子を切断する基台には適
合せず、このため、特開昭56−54833号公報に示
す如く、前記バッキング材の裏側に更にガラス等の保持
板を接着する提案がなされているが、保持板の接着工程
及び引き剥がし工程が増え作業が面倒で時間が掛かると
いう欠点があった。
振動子が直線状に配列された線形走査型の探触子では、
たとえば人体の胸部や首部などの曲部全走査することが
できず、これらの曲面や自由な面金走査するためには非
線形走査型の探触ヱ−A? !l m5 L−P+’Z
、 −Aζ 氾酩ヱヌdf+ ri (ffn 7 ’
JilZ+γC訂断が極めて困難であるという製造上の
問題があり、実用化を阻む原因となっていた。
■ 発明の目的 したがって本発明は、製造工程を短縮することによシ、
良好な特性を持ち安定度の高い、超音波探触子を製造す
ることができる方法、およびそのような超音波探触子を
提供することを目的とする。
本発明によれば、平板状圧電材の両生面に電極を被着し
てこの電極にリード線を接続し、圧電材の一方の主面に
音響整合層を設けて振動子本体を形成し、この振動子本
体を少なくとも整合層の一部を残して切込みを入れ複数
素子アレイを形成するように分割し、この分割した振動
子本体を、音響レンズ成形用型穴とバッキング成形用型
穴が互いに連通して成る成形型に前記一方および他方の
主面の側が音響レンズ成形用型穴およびバッキング成形
用型穴にそれぞれ向くようにセットし、この成形型に流
動性を持つ音響材料を注入して振動子本体の周囲をモー
ルドし音響レンズ部とバッキング部を一体とした超音波
探触子が形成される。
本発明の一つの態様によれば、超音波探触子の製造方法
における振動子本体の型へのセットは振動子本体の長手
方向軸を実質的に鉛直方向にする。
本発明によれば次のような超音波探触子が提供される。
すなわちこの超音波探触子は、平板状圧電材の両主面に
電極が被着され、この電極にはリード線が接続され、圧
電材の一方の主面には音響整合層が設けられて振動子本
体をなし、この振動子本体は、少なくとも整合層の一部
を残して複数素子に分割されたアレイ状をなし、このよ
うに分割された振動子本体は、周囲を覆うようにモール
ドされた音響材料によって振動子本体の前記一方の主面
の側に音響レンズ部、他方の主面の側にバッキング部が
一体的に形成されているものである。
本発明の一つの態様によれば、超音波探触子は、リード
線が可撓性を有する基板に形成された導電ノやターンで
ある。
本発明の他の態様によれば、超音波探触子における整合
層は可撓性部材で形成され、複数素子に分割されたアレ
イ状の振動子本体は曲面に保持されてモールドされたも
のである。
本発明の他の態様によれば、超音波探触子におけるバッ
キング部の背面は粗面をなす。
本発明の他の態様によれば、超音波探触子における整合
層は、各々の音響インピーダンスが異なる複層をなして
いる。
本発明の他の態様によれば、I超音波探触子は、一体化
されたケースによってモールドされている。
III 発明の詳細な説明 次に添付図面を参照して本発明の超音波探触子および超
音波探触子の製造方法を詳細に説明する。
第1図の中央部に示す実施例のように、全体が平板矩形
に形成された例えばセラミック系、高分子系或いはセラ
ミック複合高分子系の圧電材IOに、蒸着、印刷等によ
シ銀などの導電材料を被着し図の上下に位置する主面に
電僑12゜■4を設ける。アレイタイプの探触子の場合
、第1図に示すように、2つの電極の内、一方の電極1
2は、側面16を経て電極14が在る他方の主面に折返
し後述するリード線との接続を容易にする。この電極1
2と電極14とは長手方向に延長されたスリット18に
よシミ気的に独立している。
次に、圧電材ioに被着した電極12.14にリード線
を接続するが、アレイタイプの場合、可撓性を有する絶
縁材料から成る基板を用いて行なう。即ち、第1図の下
部に示すように、全体が方形平板に形成された例えば、
J?l)イミド等の可撓性の基板20の上部に、すくな
くとも圧電材10の矩形よシ少し小さい幅を有する開口
22を設け、この開口22の周囲に図示のような形状を
有する第1の導電パターン24及び第2の導電パターン
26を形成する。6両パターンは、例えば銅などの導電
性材料の箔を基板20の主面に被着させたものである。
第1の導電・ぐターン24は、開口22の一方の長辺に
沿った延設部28と、外部の回路に接続されるリード部
30とからなシ、第2の導電・ぐターン26は、開口2
2の他方の長辺に沿った延設部32と、外部の回路に接
続される多数のリード部34とからなる。第1の導電パ
ターン24は超音波探触子60(第7図参照)として完
成後は、その探触子に含まれる多数の超音波振動子40
(第2図参照)の共通電極のリード線をなし、第2の導
電パターン26は多数の!沼庁波J辰動子の個別電極の
リード線をなすことになる。したがって第2の導電Aタ
ーン26のリード部34はこの例では完成後の超音波探
触子に含寸れる振動子の数に対応して設けられている。
史に延設部を除く上記リード部を覆うようにポリイミド
切のカバーフィルムを貼布する。
次に、第1図の上部に示すように、圧電材lOの矩形よ
シ若干長く、がっ、遥かに幅広な方形に形成された整合
層としての整合4236を用意する。この整合材36は
、所定の厚さを有し、超音波探触子として完成後被検体
と振動子との間の音響インピーダンスの差音緩和させて
被検体との境界で生じる反射を抑え、負荷側に有効に超
音波を出力させるものである。探触子全曲面を持つ非線
形プレイとする場合、前記整合材36は可撓性のある高
分子フィルム等が好ましく、例えば高分子に音響インピ
ーダンスの高いセラミックやタングステン粉末を加えた
高分子複合材料を用いることができる。この整合材36
は、圧電材10を切断する際の保持台としての機能全台
わせ持つ。
ところで本発明による超音波探触子の製造方法によれば
、電極12.14全備えた圧電材10’(z第1図の中
央に示す向きにしてその捷ま同図下部に示す可撓性基板
20の上に開口22が圧電材lOの矩形と重なるように
載置する。
この状態で第1および第2の導電パターン24および2
6のそれぞれのIJ 17部28および3zと、これら
にそれぞれ接する電極12゜14の一部とをハンダ付け
などによって接合する。この場合基板2oの裏面より加
熱するのが工程的に有利である。これによって電極12
゜14がそれぞれ第1.および第2の導電・母ターン2
4および26のリード部3oおよび34と電気的に接続
されたことになる。
次に、このように基板2oの上に圧電材10を搭載した
ものに、第1図の上部に示す整合拐36を圧電材10の
上側の主面(電極12側)と一致させるようにして載置
し、振動子本体37(第2図参照)を形成する。整合材
36は圧電材IOの主面とだけ接合し、たとえばエポキ
シ樹脂などの接着剤にておこなう。
次に、アレイタイプの場合、第2図に示すJ:うに整合
材36全下側とし、基板2oの両袖を整合、i;J’3
6に押し付け、たとえばスクライビノグダイサなどの薄
い研削砥石によって圧電材lOの幅方向に切込み38を
入れ、圧電(′:Al。
を長手方向に等分割する。
この切込み38は、第2図乃至第4図に示づ−ように、
基板20ならびにこの基板20に被着した第1および第
2の導電/ぐターン24および26の各延設部28およ
び32を通って、圧電材ioの電極14から圧電材lO
並びに電極12に達し、その先端が延設部32を完全に
分断する位置(第1図の矢印Aの先り1.;位置)まで
、また、下側が電極12を完全に分断する位置まで整合
材20の中にわずかに切込捷れている。
また、隣接する2つの切込み38の間隔すなわちピッチ
は第2の導電パターン26の複数のリード部34の配列
ピッチに等しく、隣接する2本のリード部34のほぼ中
央に1本の切込み38が位置して隣接するリード部34
相′LLff:電気的に切断するようになされている。
切込み38の先端41は第1の導電・ぐターン24の端
部36(この例では可撓性基板20の端部にもなってい
る)に達してはならず、第1の導電・やターン24は切
込み3Bで分割されないで連続したものとなっている(
第1図の矢印B参照)。
これによ’−1で、8数の紹嵜沿担重J1イ・4ロを会
む超音波探触子の本体部分が形成される。
次に、上記のように、基板20と整合材3Gとの間に圧
電材lOを挾み必便に応じ切込み38を入れて多数の振
動子40金形成した振動子本体37を、基板20の長短
二つの両袖部分42.44全整合材36とは反対の第4
図にふ・ける上方ヘコ字状に折り曲げた状態で、第51
ン1、第6図に示すモールド9用の型46に振動子40
および整合材3Gに歪みが生じないようにして取付ける
。型4Gは線形走査用で、平板の台48とこの台48と
別体になった箱形の枠50とから成9、台48の上面i
mに穿設した断u’rjが部分円状の音響レンズ用型穴
52か設けら九でいる。一方、枠50は圧電4t t 
oよシ幅広でかつ長く形成されてお91枠50で団寸れ
た内部空間がバッキング用型穴54をなす。この型46
に、振動子本体37をセットする場合、台48上に整合
材36全平面状に載置し、圧電材lOが音響レンズ用型
穴52の真上に位置するようにし、続いて枠50を台4
8の上に取着しこのとき枠50の下端に設けた溝55で
前記整合材36の幅方向に伸びた部分を押さえ位置決め
固定を行なう。型46に振動子本体37を取イ附けると
、基板20における第1の導電/、oターン24の延設
部28側の袖44は枠50の」二層よシ低くなり、この
ため後に述べるモールドとともに埋設される。また、基
板20におけるリード部30.34側の袖42は枠50
の上端より更に上方へ突設し、モールドした際外部に突
出してコネクタ(図示せず)と簡単に接続することがで
きる。型46内の音響レンズ用型穴52の長手方向端部
は、第6図に示す如く整合材36の外側まで延設されて
おシ、・ぐッキング用型穴54と連通している。このた
め、型内金モールドすると、このモールド材で二つの穴
52.54が充満され一体化する。
振動子本体37の型46への取付けを終えたならば、型
46内に流動性を有する音響材料から成る注型用樹脂を
注入しく第6図の矢印C参照)固化せしめて振動子示体
37の周囲をモールドし、このとき振動子本体37の整
合材36側(完成した探触子の前側)に音響レンズ部5
6、振動子本体37の基板20側(完成した探触子の後
側)にバッキング部58を同時に一体的に形成し、かつ
、モールド部内に振動子本体37(il−埋設固定する
(第7図乃至第9図参照)。
音響レンズ部56は岐倹体に接触し、超音波を収束せし
めるためのものであり、被検体に近い音響インピーダン
ス(生体では1.5 X 1(15,9/cX2−s)
を有するものが望ましい。バッキング部58は、探触子
の超音波出力方向とは反対の方向すなわち背面側に放射
された超音波を反射させることで前面負荷への超音波出
力を増し、探触子としての感度を良くするための反射材
として、またけ背面へ放射さ九た超音波を吸収して超音
波パルスを尖鋭にする吸収拐として、探触子−の応答性
を良くする役目を果す。このためバッキング材は吸収率
が高く低音響インピーダンスであるものが望ましく、例
えばバッキング4J背面からのエコーが一30dB程度
になるのがよい。従うて、音響レンズとバッキング材の
両方の機能を果すに適した材料としてはシリコーンゴム
などがある。尚、音響レンズ用型穴52の断面形は、モ
ールドにより形成した音響レンズ部56の曲率rが、 r = F (1−vo/C) F:焦点距府 ■。=被検体中の音速 C:モールド部材の音速 となるように設定されている。
前記注型用樹脂が完全に固化したならば、モールド部を
型46から脱型し、第7図及び第8図の二点鎖線に示す
整合材36の不用部分を切除する。これによって、音響
レンズ部56、バッキング部58を備えた超音波探触子
60が完成する。
第10図は、整合材36の他の構成例を示す・同図では
、整合材を、第1整合材a6A及び第2の整合材36B
の二層で形成しておシ、各整合材36A、36Bの音響
インピーダンスを段階的に変えて整合性を改善し、超音
波の出力効率)応答性の向上を図るようにしている。二
つの整合材36A、36Bは予め接着剤で貼着してから
圧電材IOと接合する。アレイタイゾとする場合、振動
子本体の切込み38は第11図又は第12図に示すよう
に振動子側の第1整合材36Aの一部までか、又は第2
整合材35Bの一部まで切断する。
第13図は、バッキング部58の背面を粗面59とした
例を示す。第14図の如く、振動子40から背面方向に
出力される超音波を乱反射させたもので、背面エコーに
よる推計成分が減少する。型に音響材料を注入するとき
、バッキング部58の背面が解放されているので、粗面
を持つ型材を押しつけるなどして6易に粗面を形成する
ことができ、従来圧電利を切断するなどのため製造上平
行度を要したバッキング拐で粗面を形成する如き困難が
無くなる。
第15図は、振動子本体37Aの周囲をモ−ルドする際
、超音波探触子のケース62を一緒に装着する例を示す
。ケース62は音響レンズ用型穴52に相当する部分が
開口し、全体が箱形に形成されている。このケース62
を樹脂注入前に型46Aの内面側に内接して載置する。
整合材36の幅をケー7.62の内幅と同一とし、整合
材36の長さ全ケース62の内側長さよりやや短かくし
た振動子本体37Ai、型46Aの中に入れ、整合材3
6の袖64を取付金具66によってケース62内側の開
口端縁68にねじ止め固定し、次に樹脂を注入して、モ
ールド部外面にケース62を一体化し工程の短縮を図る
第16図及び第17図の図(A)乃至第19図の図(A
)は、完成した超音波探触子の種々の変形例を示す。第
16図は、振動子70が1個だけ設けられた単プローブ
7zで、全体が円柱をなしている。単グローブ72では
、電気的構成が簡単であシ、振動子70の電極は折シ4
返すことなく両主面のみに被着し、ワイヤ状のリード線
を接続する。この振動子70に整合材71i貼着して振
動子本体とすればよい。第17図の図(4)は扇形、第
18図の図(A)は端部扇形とした曲面アレイ型の超音
波探触子74.76を示す。いずれも、同図(C)に示
す如く振動子のアレイ78.80を凸状に配置すること
でノL査範囲を拡大ブーるものである。これらの超音波
探触子74.76の製造方法としては、第17図の図(
B)、第18図の図(B)に示すように、振動子本体3
7B、37Cの整合材36に可撓性部材を用い、型46
B、46Cの台48B、48Cの上面を下に凹んだ曲面
とし、整合材36の伸延部を枠50B、50Cの曲面を
持つ溝で押さえで振動子アレイ78.80を曲面状に保
持した状態でモールドを行なう。第19図のl’21 
(A、)は、円弧形とした曲面アレイ型の超音波探触子
82を示す。
同図(C)に示す如く、振動子アレイ84を凹状に配置
し、被検体深部での走査線密度を高め分解能を向上させ
るとともに、頚ごISなど被検体曲部との接触を良好に
する。この超音波探触子82の製造方法は、同図(B)
に示すように、型46Dの台48Dの上面を上に凸の曲
面とし、枠500で整合材36全曲面状に保持して歪み
をなくし、これにモールドを施してなす。第17図の(
B)〜第19図の(B)に於て、基板20の袖42に切
込み85を入れるとアレイの曲面化が容易となる。
第20図は、型を縦型にしてモールドを行なう例を示す
。振動子本体37の主面(整合材36の主面)を下向き
にして横軸が水平となるように型46に取付けると、振
動子本体37の自重及びモールド材の重量で整合材36
が撓み振動子に歪みを生じてしまう。第20図では、振
動子本体37の横軸を垂直にして型86に取付けること
によシ、整合拐36の撓みを少なくし振動子面の平面性
を向上させる。振動子本体37は、整合材36がL形枠
88と板枠90によって音響レンズ用型穴52を設けた
台枠92に押し付けられ、基板20のリード部を設けた
袖42がL形枠88によシ板枠90に押し付られて固定
されている。前記音響レンズ用型穴52が縦長に位置す
るため、注型作業を行なう際、モールド材の自重で密に
注入されるので、音響レンズ部分に好ましくない気泡が
残存しない効果がある。
■ 発明の具体的作用効果 本発明の超音波探触子および超音波探触子の製造方法に
よれば、音響レンズとパッキンダ材の形成並びに振動子
とバッキングとの接着及び整合材と音響レンズとの接着
を単一の工程で同時に行なっている。したがって、製造
に必要な工程数を大幅に短縮し、製品コストの低廉化を
図ることができる。また、整合材と基板の間に振動子を
挾むことにより比較的大きな強度が得られるので余分な
工程を要することなく簡j’l’tに分割しアレイとで
きる。また、整合材は可撓性を持たせることで任意の曲
面を有する探触7−ヲ容易に製造することができる。更
に、振動子と外部回路との接続を基板を用いて行なうの
で高精度の機械的寸法を得ることができ、しかもこのよ
うな基板の使用はモールド作業と良好な適合作を生ずる
このようにして提供された超音波探触子は、製造工程の
短縮化でバラツキの累積が回避され、探触子内での音響
インピーダンス不連続面が減少するとともに、切断され
た振動子間に音響インピーダンスの低い材料が介在し、
振動子相互間での振動時の干渉が少なくなシ、探触子の
特性が向上して安定化し、かつ、耐水性、機械的強度が
増大するという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は振動子本体の製造工程を説明する組立斜視図、 第2図は、振動子を切断する工程を説明する斜視図、 第3図、m4図d、各/4F、2図(7)IH−III
線、IV−IV線に沿った断面図、 第5図は探触子のモールド工程を説明する一部切除した
斜視図、 第6図は第5図のVl −vr綜に沿っ、た断面図、第
7図はモールド後脱型して完成した超音波探触子を示す
外観斜視図、 第8図、第9 図ハ第7図ノVlll −Vlll線、
IX−IX線に沿った断面図、 第10図乃至第12図は整合層を複層とした変形例を示
すもので第10図は一部切除した斜視図、第11図、第
12図は部分断面図、第13図はバッキング部の変形例
を示す斜視図、 第14図は第13図のX1ll −X1ll線に沿った
断面図、 第15図は超音波探触子にケースを一体化してモールド
する実施例を示す部分組立斜視図、第16図乃至第19
図は各々超音波法/l111!子の変形例全示すもので
、第16図及び第17図の図(ト)〜第19図の図(A
)は完成した探触子を示す斜視図、第17図の図(B)
〜第19図の図(I3)は七−ルド工程を説明する構成
図、第17図の図(C)〜第19図の図(C)は各々探
触子の作用説明図、第20図は、モールド工程の他の実
施例を示す斜視図、 第21図は第20図に示す実施例の平面図である。 主要部分の符号の説明 IO・・・圧電制 御2.14・・・電極 20・・基板 36.36A、36B・・・整合材 37.37A、37B 、37C・・振動子本体38・
・・切込み 46.46A、46B、46C,46D、86・・・型 52・・・音響レンズ用型穴 54・・バッキング用型穴 56・・・音響レンズ部 58・・バッキング部 62・・ケース 特許出願人 テルモ株式会社 竿、1図 氷2凹 幕3回 幕イ凹 L5図 #6 図 ?θ 乳7図 第δ 凹 頷 尾qI2I 夕 基10図 4しノI 図 Ltz図 d6/’? 36B 幕I3囚 LEA凹 6 bγ bσ (、/9ン 7R (B) (C) 泉/、15′図 (A) hカ ζBノ CC) 尾lq図 (C)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、平板状圧電材の両主面に電極が被着され、該電極に
    はリード線が接続され、 前記圧電材の一方の主面には音響整合層が設けられて振
    動子本体をなし、 該振動子本体は、少なくとも前記整合層の一部を残して
    複数素子に分割されたアレイ状をなし、 前記分割された振動子本体は、その周囲t’1うように
    モールドされた音響材料によって振動子本体の前記一方
    の主面の側に音響レンズ部、他方の主面の側にバッキン
    グ部が一体的に形成されていることを特徴とする超音波
    探触子。 2 前記リード線は可撓性を有する基板に形成された導
    電パターンであることを特徴とする特許請求の範囲第1
    項記載の超音波探触子。 3、前記整合層は可撓性部材で形成され、前記複数素子
    に分割されたアレイ状の振動子本体は、曲面に保持され
    てモールドされたことを特徴とする特許請求の範囲第1
    項又は第2項記載の超音波探触子。 4、 前記バッキング部の背面は粗面をなすことを特徴
    とする特許請求の範囲第1項記載の超音波探触子。 5、前記整合層は各々の音響インピーダンスが異なる複
    層をなしていることを特徴とする特許請求の範囲第1項
    記載の超音波探触子。 6、 前記音響材料は、一体化されたケースによってモ
    ールドされていることを特徴とする特許請求の範囲第1
    項記載の超1オ波探触子。 7、 平板状圧電材の両主面に電極を被着してこの電極
    にリード線を接続する工程と、前記圧電材の一方の主面
    に音響整合層を設けて振動子本体を形成する工程と、 該振動子本体を少なくとも前記整合層の一部を残して切
    込みを入れ複数素子アレイを形成するように分割する工
    程と、 前記分割した振動子本体を、音響レンズ成形用型穴とバ
    ッキング成形用型穴が互いに連通して成る成形型に前記
    一方の主面の側が音響レンズ成形用型穴、他方の主面の
    側がノZッキング成形用型穴にそれぞれ向くようにセク
    トする工程と、 該成形型に流動性を持つ音響材料を注入して振動子本体
    の周囲をモールドし音響レンズ部とバッキング部を一体
    的に形成する工程とを含むことを特徴とする超音波探触
    子の製造方法。 8、 前記振動子本体は、長手方向軸が実質的に鉛直方
    向となるようにして前記成形型にセットされることを特
    徴とする特許請求の範囲第7項記載の超音波探触子の製
    造方法。
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