JPS6178300A - 超音波探触子およびその製造方法 - Google Patents

超音波探触子およびその製造方法

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JPS6178300A
JPS6178300A JP59199685A JP19968584A JPS6178300A JP S6178300 A JPS6178300 A JP S6178300A JP 59199685 A JP59199685 A JP 59199685A JP 19968584 A JP19968584 A JP 19968584A JP S6178300 A JPS6178300 A JP S6178300A
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Tadashi Fujii
正 藤井
Hiroyuki Yagami
弘之 矢上
Iwao Seo
瀬尾 巌
Masahiro Sasaki
佐々木 政弘
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Mitsubishi Petrochemical Co Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B06GENERATING OR TRANSMITTING MECHANICAL VIBRATIONS IN GENERAL
    • B06BMETHODS OR APPARATUS FOR GENERATING OR TRANSMITTING MECHANICAL VIBRATIONS OF INFRASONIC, SONIC, OR ULTRASONIC FREQUENCY, e.g. FOR PERFORMING MECHANICAL WORK IN GENERAL
    • B06B1/00Methods or apparatus for generating mechanical vibrations of infrasonic, sonic, or ultrasonic frequency
    • B06B1/02Methods or apparatus for generating mechanical vibrations of infrasonic, sonic, or ultrasonic frequency making use of electrical energy
    • B06B1/06Methods or apparatus for generating mechanical vibrations of infrasonic, sonic, or ultrasonic frequency making use of electrical energy operating with piezoelectric effect or with electrostriction
    • B06B1/0688Methods or apparatus for generating mechanical vibrations of infrasonic, sonic, or ultrasonic frequency making use of electrical energy operating with piezoelectric effect or with electrostriction with foil-type piezoelectric elements, e.g. PVDF

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 10発明の背景 A、技術分野 本発明は超音波探触子およびその製造方法に関する。
B、先行技術 超音波探触子は、例えば、生体の断層像を実時間で観察
することのできる超音波診断装置や、非破壊検査を行な
うだめの超音波探傷装置などのグローブとして、一般に
広く利用されている。
超音波探触子は、通常、駆動電圧に応じた超音波を発生
させたり受信される超音波を電気信号に変換するいわゆ
る圧電素子からなる振動子の他に、被検体との音響イン
ピーダンス整合をとるだめの音響整合層、振動子の自由
振動および背面に出る超音波を吸収するだめのバッキン
グ材々どを積層した構造を有している。
最近、かかる超音波探触子の振動子の材料として、例え
ばポリフッ化ビニリデン(PVDF )  等の高分子
系圧電材料から形成されたフィルム状の高分子圧電材を
用いる試みがなされている。
即ち、PVDF等の高分子系圧電材は、従来のセラミッ
ク圧電材に比べて、音響インピーダンスが生体に近いこ
とから生体との音響整合に優れており、しかも機械的な
Qが低いので、感度および応答性の向上が期待できる等
の利点があるからである。さらに、高分子圧電材は可撓
性を有するので、振動子の形状を自由に加工することも
比較的容易だからである。
ところで、一般に振動子を形成する場合、圧電材に駆動
電圧を印加したり、あるいは受波信号を電圧として検出
するだめの1対の電極を圧電材を挾んで設けるとともに
、これら電極を別に設けられる前記駆動電圧の送信回路
や前記受波信号の受信回路に接続するリード線を設けな
ければならない。
C8先行技術の問題点 しかしながら、高分子系圧電材は耐熱温度が低いため、
前記電極とリード線との接続を、はんだ付等によって行
なうと、その熱によって損傷されてしまう等の製造上の
問題があり、実用化を阻む原因となっていた。
L発明の目的 そこで本発明は、上記先行技術の問題点を解決し、高分
子系圧電材に熱影響を与えること彦く、音響特性、感度
および応答性に優れ、かつ製造工程を短縮することがで
きる構成の超音波探触子およびその製造方法を提供する
ことを目的とする。
本発明による超音波探触子は、高分子系圧電材料から形
成された圧電材と、該圧電材の1対の主面をそれぞれ実
質的に覆うごとく接着層を介して接着された第1と第2
の電極と、該第1と第2の電極にそれぞれ接続された外
部引出し用のリード導体とを有し、前記第1の電極とそ
のリード導体は可撓性を有する基板に一体形成され、前
記第2の電極とそのリード導体は前記基板又は可撓性を
有する他の基板に一体形成され、前記圧電材は前記第1
と第2の電極間に少なくとも電圧を印加して分極された
ものである。
また、本発明による超音波探触子は、高分子系圧電材料
から形成された圧電材と、該圧電材の一方の主面を実質
的に覆うごとく接着層を介して接着された第1の電極と
、前記圧電材の他の主面を実質的に覆うごとく被着され
た第2の電極と、前記第1の電極に接続された外部引出
し用の第1のリード導体と、前記第2の電極の端部に接
合された電極接合部を有する外部引出し用の第2のリー
ド導体とを有し、前記第1の電極と第1のリード導体は
可撓性を有する基板に一体形成され、前記第2のリード
導体は前記基板又は可撓性を有する他の基板に形成され
その電極接合部は当該基板を前記第2の電極に接着層を
介して接着することにより第2の電極に押潰され、前記
圧電材は前記第1と第2の電極間に少々くとも電圧を印
加して分極されたものである。
さらに、本発明の1つの態様によれば、前記第1の電極
はアレイ状に配列された複数の電極からなり、前記第2
の電極は前記第1の電極に共通に対向配置された1つの
電極からなっていてもよい。
本発明の他の態様によれば、前記第1と第2の電極はそ
れぞれプレイ状に配列された複数の電極からなり、かつ
それらのアレイ方向を直交させて対向配置されていても
よい。
本発明のさらに他の態様によれば、前記第1又は第2の
電極が複数の電極からなり、該電極と前記圧電材の間の
接着層は異方性導電接着材からなっていてもよい。
本発明のさらにもう1つの他の態様によれば、前記第2
の電極を形成している前記可撓性基板を音響整合層とし
てもよい。
また、本発明による超音波探触子の製造方法は、可撓性
を有する基板に第1の電極と該電極の側縁を起端として
当該基板面に延在させて第1のリード導体を一体形成し
、当該基板面又は可撓性を有する他の基板に第2の電極
と該電極の側縁を起端として当該基板面に延在させて第
2のリード導体を一体形成する導体・ぐターン形成工程
と、前記第1の電極面と前記第2の電極面に接着材を塗
布して高分子系圧電材料から形成された圧電材の対向す
る主面にそれぞれの電極を接着する接着工程と、前記第
1の電極と第2の電極の間に少々くとも電圧を印加して
前記圧電材を分極させる分極工程とを含んでなる。
さらに、本発明による超音波探触子の製造方法は、可撓
性を有する基板に第1の電極と該電極の側縁を起端とし
て当該基板面に延在させて第1のリード導体を一体形成
し、当該基板面又は可撓性を有する他の基板に一端に電
極接合部を有する第2のリード導体を形成する導体パタ
ーン形成工程と、高分子系圧電材料から形成された圧電
材の一方の主面に第2の電極を被着させる第2電極形成
工程と、前記第1の電極面に接着材を塗布して前記第2
の電極が被着された圧電材の他の主面に接着し、前記電
極接合部に隣接する基板面に接着材を塗布し当該電極接
合部を前記第2の電極の端部に接着する接着工程と、前
記第1の電極と第2の電極の間に少なくとも電圧を印加
して前記圧電材を分極させる分極工程とを含んでなる。
■1発明の詳細な説明 次に、添付図面を参照しながら、本発明の超音波探触子
をその製造方法とともに詳細に説明する。
まず、本発明をリニア・アレイゾローブに適用した場合
の一実施例を、第1図(A) 、 (B) 、 (C)
に順次示す製造工程図に沿って説明する。第1図(A)
において、圧電材10は高分子系の圧電材料を用いて平
板状に形成されており、この状態では分極処理が施され
ていない。
高分子系圧電材料としては、ポリフッ化ビニル、ポリフ
ッ化ビニリデン、フッ化ビニリデン−フッ化ビニル共重
合体、フッ化ビニリデン−3フツ化工チレン共重合体、
フッ化ビニリデン−4フツ化エチレン共重合体、シアン
化ビニリデン−酢酸ビニル共重合体、シアン化ビニリデ
ン−アクリロニトリル共重合体、シアン化ビニリデン−
塩化ビニリデン共重合体、ポリシアン化ビニリデン、ポ
リアクリロニトリル、Iり塩化ビニルなどの成形物、−
軸延伸物あるいは二軸延伸物、又はポリフッ化ビニリデ
ン、ポリフッ化ビニル、ナイロン、ポリアセタール、ポ
リアクリロニトリルなどの高分子材料とチタン酸鉛、チ
タン酸ジルコン酸鉛などの強誘電体セラミックスの微粉
末を混練した複合物々どを適用できる。基板12は例え
ばポリイミド又はポリエステル々どのごとき、可撓性を
有する絶縁材料をフィルム状に成形したものである。
この基板12の上面に、アレイ状に配列された複数の帯
状電極からなる第1の電極としてのアレイ電極14と、
このアレイ電極14に一端が接続され他端が外部引出し
端子16とされた複数のリード導体18と、アレイ電極
14の形成された領域と線対称(図示一点鎖線32を基
準として)な領域に、アレイ電極14に対し一定の間隔
を有して隣接配置された第2の電極としての共通電極2
0と、この共通電極20に一端が接続され他端が外部引
出し端子22とされた1つのリード導体24とを、銅箔
などからなる導体パターンとして一体的に形成する。こ
の導体・ぐターン形成法としては、銅箔々どの導体箔を
基板12の全面に接着材などにより接着した後、ホトエ
ツチング等によりツクターン形成する方法の他、周知の
蒸着あるいは印刷法などを適用する。次に、アレイ電極
14部と共通電極20部と外部引出し端子16.22部
を除く領域を、絶縁性フィルム26彦どにより被覆する
なお、基板12を挾んで共通電極20の裏面には、音響
整合層28が形成され、外部引出し端子16.22の背
面には補強材30が設けられている。
次に、アレイ電極14と共通電極20および圧電材10
に対応した基板12の表面に接着材を塗布する。そして
、第1図(B)に示すようK、アレイ電極14上に圧電
材10を載置するとともに、基板12を前記対称基準線
32位置にて上方に折シ曲げることによって、共通電極
20を圧電材10の上面に密着する。この状態で、アレ
イ電極14下面の基板12と音響整合層28間に所定の
圧力付与するとともに、所定の温度に加温して接着材を
固化させる。これによってアレイ電極14、共通電極2
0と圧電材10間が接着され、第2図(4)、(B)に
それぞれ示す第1図(B)のX−X線とY−Y線に沿っ
た断面図のように、圧電材10とアレイ電極14間には
接着層34が、圧電材10と共通電極20間には接着層
36がそれぞれ形成される。
この接着層34.36は良導電性を確保するだめに薄く
形成することが好ましいが、導電性を有する接着材を用
いることが望ましい。ただし、アレイ電極14を形成す
る各帯状電極相互間は絶縁しなければなら力いので、接
着材として異方性導電接着材を用いる。これによって、
アレイ電極14と圧電材10の主面とを電気的に接続し
、かつアレイ電極14の帯状電極相互間を絶縁すること
ができる異方性導電性を有する、即ち、厚み方向には良
導電性を有し、これと直角の方向には絶縁性を有する接
着層34が形成される。なお、上記接着時の温度は10
℃〜180℃、好ましくは80℃〜150℃、圧力は5
〜80kg/crn2、好ましくは10〜50kh2、
時間は1秒〜10分、好ましくは2秒〜30秒の範囲に
て、適切な組み合わせを選定する。また、第2図(A)
 、 (B)にて、符号38は接着層であり、アレイ電
極14、共通電極20、リード導体16,18,22,
24、音響整合層28と基板12間を接着するものであ
る。
第1図(B)の状態に形成した後、外部引出し端子16
と22を介してアレイ電極14と共通電極20間に電圧
を印加し、圧電材10の分極処理を施す。このときの分
極条件は圧電材10の種類によって異なるが、例えば、
温度10℃〜180℃、好ましくは40〜175℃、電
界強度50 kV/crn〜絶縁破壊強度、好ましくは
100に安6〜2000 kV/2+++ 、部間時間
10秒〜10時間、好ましくは10分〜2時間の範囲に
おいて選定する。々お、アレイ電極14および外部引出
し端子16と、共通電極20および外部引出し端子22
との離間距離は、分極電圧印加時に沿面放電が生じない
寸法に設計することが肝要である。
このようにして圧電材100分極が完了した後、第1図
(C)に示すように、アレイ電極14の背面の基板12
にバッキング材40を接着するとともに、第1のリード
導体18部の基板12をバッキング材40の側面位置に
折り曲げることにより超音波探触子が形成される。
上述したように、本実施例によれば、アレイ電極と共通
電極およびそれらの電極に接続されるリード導体を、可
撓性を有する同一の基板に一体的に形成した後、それら
電極を接着材によって圧電材に接着して振動子本体を形
成していることから、電極とリード導体とのはんだ付作
業を不要とすることができ、高分子系の圧電材を熱によ
り損傷させることなく振動子を形成することができる。
また、単一の製造工程で電極とリード導体とを実質的に
接続することができ、かつ圧電材を複数のアレイ振動子
に実質上分割形成することができることから、製造工程
が短縮されるという効果がある。
また、本実施例によれば、アレイ状に配列された帯状電
極からなるアレイ電極と、これらに対向する共通電極を
圧電材に接着した後、アレイ電極と共通電極を介して圧
電材の分極処理を行なっていることから、従来のような
圧電材のアレイ電極ツクターンピッチと基板上のアレイ
状パターンピッチとを正確に一致させる工程が不要とな
るだけでなく、高密度アレイ・パターンを精度高く形成
することができる。
さらに、本実施例によれば、予め音響整合層を電極が形
成される基板に一体化させて設けていることから、電極
とリード導体の形成工程と同時に、音響整合層をも所定
位置に形成することができる。
このように、本実施例によれば、製造工程が短縮されて
価格が低減されるのみ彦らず、音響特性、感度および応
答性に優れ、高精度かつ高密度のアレイ超音波探触子が
得られる。
即ち、このようにして得られた超音波探触子は、音響整
合層の厚さ、接着層の厚さの均一性が高いことから、ア
レイ振動子細々の特性(感度、パルス応答性)が均一な
ものとなり、広い視野にわたって均一な超音波断層像を
生みだす効果を有する。また、探触子全体が可撓性を有
しているため、自山彦形状に変形させることが可能であ
りリニア・アレイゾローブの他にアーク・アレイ、コン
ベックス・アレイ等の探触子にも変化させることが可能
である。したがって種々の超音波診断法および診断部位
への適用が拡張される効果を有している。
第3図(A)〜(C)に、本発明をリニア・アレイゾロ
ーブに適用した他の実施例を、その製造工程に沿って示
す。第1図図示実施例との相異点は、アレイ電極14の
密度を2倍にするため、アレイ電極14の各帯状電極と
一体形成されるリード導体18を、アレイ電極14の両
側に交互に延在させて、外部引出し端子16の相互間隔
寸法を十分確保している点にあり、これに伴って共通電
極20はアレイ電極14の側面に張シ出し形成された基
板13上に形成されていることにある。その他の構成お
よび製造工程は第1図の実施例と同様なので、同一構成
部品に同一符号を付して説明は省略する。
なお、第4図に第3図(C)の2−2線に沿った断面図
を、第5図にアレイ電極14とリード導体18の配列例
を拡大して示す。第5図に示すように、アレイ電極14
の1つの帯状電極の幅は0.75w+、長さは5.0 
am、それらの相互間隔は0.05mとなっている。
したがって、第3図図示の実施例によれば、第1図の実
施例の効果に加えて、さらに高密度なアレイ状超音波探
触子を得ることができるという効果がある。
第6図(A)〜(C1に、本発明をリニア・アレイゾロ
ーブに適用したさらに他の実施例を、その製造工程に沿
って示す。第1図の実施例との相違点は、共通電極20
を基板12上に形成せず、圧電材10の対応する主面全
面に銀アルミニウム等の蒸着などにより共通電極21を
形成し、これに応じて、音響整合層28が設けられてい
る部分の基板12を折り曲げて共通電極21上面に接着
させたとき、共通電極21の端部に接触される位置の基
板12面に所定幅の電極接合部25がリード導体24と
一体形成されていることにある。そして、電極接合部2
5は、第7図(A) 、 (B)に示された第6図CB
+の図示xx −xX線、YY−YY線に沿った断面図
に表わされたように、接着層38によって共通電極21
の端部上面に押希されて電気的接続がなされる。その他
の構成および製造工程は第1図の実施例と同様なので、
同一部品に同一符号を付して説明は省略する。
したがって、第6図の実施例によれば、前記第1図の実
施例の効果に加えて、銅箔などの音響インピーダンスの
高い材料から形成される電極接合部(第1図では共通電
極20)を薄くし、共通電極21を音波放射面の外に設
け、媒質と振動子間の音響的不整合を軽減することが出
来、送受信波形の伝達に与える悪影響を軽減することが
できる。
第8図(N〜(C)に示す他の実施例は、円形探触子5
0を形成する製造手順であり、可撓性を有する基板52
は円形の高分子系の圧電材54に対応する2つの円形部
52a、52bと、折り曲げ部52cと、リード導体支
持部52d、52eとを有している。基板52の円形部
52a、52b とリード導体支持部52d、52eの
基板面には、銅箔から一体形成された第1の電極56と
第1のリード導体58、および第2の電極60と第2の
リード導体62が、それぞれ接着層を介して接着されて
いる。第1と第2のリード導体58と62の端部はそれ
ぞれ外部引出し端子64゜66とされ、第2電極60の
背面には音響整合層68が設けられている。次に、第1
と第2の電極56と60の電極面に導電性接着材を塗布
して、第8図(B)に示すように、第1と第2の電極5
6と60間に圧電材54を挾んで接着する。
この接着条件とつづく分極処理は前述の第1図の実施例
と同様である。このようにして形成された振動子本体に
、第8図(C1に示すように、バッキング材70を接着
する。
しだがって、本実施例によれば、第1図の実施例と同様
の効果が得られる。
第9図は本発明を2次元のマトリックス・アレイ探触子
に適用した実施例の製造工程の一部を示すものである。
第1図の実施例と異なる点は、第1の電極と第2の電極
がともにアレイ電極72.74となっており、それらは
別々の可撓性を有する基板76.78にそれぞれ第1と
第2のリード導体80.82と一体形成されている点と
、アレイ電極72.74は相互にアレイ方向が直交する
ように圧電材10に接着される点にある。また、図中符
号84.86は外部引出し端子であり、88は音響整合
層を示す。
なお、上述以外の製造工程は第1の実施例と同二である
から、説明は省略する。!7:、た、基板76と78を
一体化することも可能であり、これによれば、複雑なマ
トリックス・アレイの電極形成および外部との接続が極
めて容易に々る。
したがって、本実施例によれば、第1図の実施例と同一
の効果が得られる。
第10図(A)〜(C)は第1図の実施例の変形例であ
り、可撓性を有する基板をアレイ電極14用の基板12
aと、共通電極20用の基板12bとに分割した点が異
なるだけである。
■9発明の具体的作用効果 以上説明したように、本発明の超音波探触子およびその
製造方法によれば、電極又は電極接合部とリード導体と
を同一の基板に一体形成した後、それら電極又は電極接
合部を高分子系の圧電材又は圧電材面に形成された電極
に接着していることから、電極とリード線とのはんだ付
が不要となり、圧電材を熱損傷させることなく振動子本
体を形成することができる。しかも、単一の製造工程で
、電極とリード導体の接続が実質的になされ、かつ圧電
材を複数のプレイ振動子又はマトリックス・アレイ振動
子に実質」二分割することができるので、製造工程が短
縮されるという効果がある。
また、所定形状の電極を未分極の高分子系圧電材に接着
した後、当該電極を介して圧電材の分極処理を行なって
いることから、電極・ぐターンと圧電材のアレイ又はマ
トリックス・アレイプロ−ブとが必然的に一致すること
から、高密度アレイ・ぐターン等を高精度で形成するこ
とができるという効果がある。
さらに、このようにして得られた超音波探触子は、音響
特性、感度(分解能)および応答性に優れ、高精度かつ
高密度のものであるという効果がある。また、音響整合
層および接着層の厚さが均−彦ことから、アレイ又はマ
トリックス・アレイ振動子側々の特性(感度、・クルス
応答性)が均一なものとなり、広い視野にわたって均一
な超音波断層像が得られるという効果がある。しかも、
探触子全体が可撓性を有していることから、自由な形状
に変形させることができ、リニア・アレイプローブの他
にアーク・プレイ、コンベックス・アレイ等の探触子に
も変化させることができるので、種々の超音波診断法お
よび診断部位への適用が拡張されるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の製造工程図、第2図は第1
図(B)の図示X−X線、Y−Y線に沿った断面図、 第3図は本発明の他の実施例の製造工程図、第4図は第
3図(C)の図示2−2線に沿った断面図、 第5図は第3図の実施例の部分拡大図、第6図は本発明
の他の実施例の製造工程図、第7図は第6図(Blの図
示xx −xX線、YY−線に沿った断面図、 第8図は本発明の他の実施例の製造工程図、第9図は本
発明の他の実施例の製造工程の途中を示す図、 第10図は本発明の他の実施例の製造工程図である。 10・・・圧電部材 12.13.52.76.78・・・基板14.72.
74・・・アレイ電極 16.22,64,66.84.86・・・外部引出し
端子18.24,58,62.80.82・・・リード
導体20.21・・・共通電極 28.68.88・・・音響整合層 34.36・・・接着層 56.60・・・電極 第1図 (A) (C) V  マ C%J  − :5 o− 第3図 (C) ■ 憾 第4図    第5図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、高分子系圧電材料から形成された圧電材と、 該圧電材の1対の主面をそれぞれ実質的に覆うごとく接
    着層を介して接着された第1と第2の電極と、 該第1と第2の電極にそれぞれ接続された外部引出し用
    のリード導体とを有し、 前記第1の電極とそのリード導体は可撓性を有する基板
    に一体形成され、 前記第2の電極とそのリード導体は前記基板又は可撓性
    を有する他の基板に一体形成され、前記圧電材は前記第
    1と第2の電極間に少なくとも電圧を印加して分極され
    たものであることを特徴とする超音波探触子。 2、第1の電極はアレイ状に配列された複数の電極から
    なり、第2の電極は前記第1の電極に共通に対向配置さ
    れた1つの電極からなることを特徴とする特許請求の範
    囲第1項記載の超音波探触子。 3、第1と第2の電極はそれぞれアレイ状に配列された
    複数の電極からなり、かつそれらのアレイ方向を直交さ
    せて対向配置されてなることを特徴とする特許請求の範
    囲第1項記載の超音波探触子。 4、第1又は第2の電極が複数の電極からなり、該電極
    と前記圧電材の間の接着層は異方性導電接着材からなる
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項乃至第3項のい
    ずれか1項に記載された超音波探触子。 5、第2の電極を形成している前記可撓性基板を、音響
    整合層としたことを特徴とする特許請求の範囲第1項記
    載の超音波探触子。 6、高分子系圧電材料から形成された圧電材と、 該圧電材の一方の主面を実質的に覆うごとく接着層を介
    して接着された第1の電極と、 前記圧電材の他の主面を実質的に覆うごとく被着された
    第2の電極と、 前記第1の電極に接続された外部引出し用の第1のリー
    ド導体と、 前記第2の電極の端部に接合された電極接合部を有する
    外部引出し用の第2のリード導体とを有し、 前記第1の電極と第1のリード導体は可撓性を有する基
    板に一体形成され、 前記第2のリード導体は前記基板又は可撓性を有する他
    の基板に形成され、その電極接合部は当該基板を前記第
    2の電極に接着層を介して接着することにより第2の電
    極に押着され、前記圧電材は前記第1と第2の電極間に
    少なくとも電圧を印加して分極されたものであることを
    特徴とする超音波探触子。 7、可撓性を有する基板に第1の電極と該電極の側縁を
    起端として当該基板面に延在させて第1のリード導体を
    一体形成し、当該基板面又は可撓性を有する他の基板に
    第2の電極と該電極の側縁を起端として当該基板面に延
    在させて第2のリード導体を一体形成する導体パターン
    形成工程と、 前記第1の電極面と前記第2の電極面に接着材を塗布し
    て高分子系圧電材料から形成された圧電材の対向する主
    面にそれぞれの電極を接着する接着工程と、 前記第1の電極と第2の電極の間に少なくとも電圧を印
    加して前記圧電材を分極させる分極工程とを含んでなる
    ことを特徴とする超音波探触子の製造方法。 8、可撓性を有する基板に第1の電極と該電極の側縁を
    起端として当該基板面に延在させて第1のリード導体を
    一体形成し、当該基板面又は可撓性を有する他の基板に
    一端に電極接合部を有する第2のリード導体を形成する
    導体パターン形成工程と、 高分子系圧電材料から形成された圧電材の一方の主面に
    第2の電極を被着させる第2電極形成工程と、 前記第1の電極面に接着材を塗布して前記第2の電極が
    被着された圧電材の他の主面に接着し、前記電極接合部
    に隣接する基板面に接着材を塗布し当該電極接合部を前
    記第2の電極の端部に接着する接着工程と、 前記第1の電極と第2の電極の間に少なくとも電圧を印
    加して前記圧電材を分極させる分極工程とを含んでなる
    ことを特徴とする超音波探触子の製造方法。
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JP2017029270A (ja) * 2015-07-30 2017-02-09 セイコーエプソン株式会社 超音波デバイス、超音波モジュール、電子機器、及び超音波測定装置

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