JPS6058389B2 - 断熱板 - Google Patents
断熱板Info
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- JPS6058389B2 JPS6058389B2 JP287480A JP287480A JPS6058389B2 JP S6058389 B2 JPS6058389 B2 JP S6058389B2 JP 287480 A JP287480 A JP 287480A JP 287480 A JP287480 A JP 287480A JP S6058389 B2 JPS6058389 B2 JP S6058389B2
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、断熱効果等が極めて優れ、嵌合部を水密且
つ気密嵌合でき、施工性が良好であり、振動等に対し強
固な断熱板に関する。
つ気密嵌合でき、施工性が良好であり、振動等に対し強
固な断熱板に関する。
従来より、外表面を金属板とし、内部に断熱材を充填
した断熱板は種々の形状、構造のものが研究、開発され
ている。
した断熱板は種々の形状、構造のものが研究、開発され
ている。
その断熱板の多くは金属板が裏面まで連らなつているた
め断熱効果が半減していた欠点があつた。また、その断
熱板の板厚(全体の厚さ)が厚くなると、水密且つ気密
的嵌合ができなかつたり、或は断熱板の組立等の施工性
が面倒であつたりした。また、断熱板の嵌合部が地震等
の振動や捻れに対して弱い欠点があつた。 そこで、本
発明は、金属板の一側を屈曲して突出条とし、その他側
を屈曲して凹溝とし、このようにした金属板を適宜の間
隔を有して対設し、中間に大突部を膨出させた側面凸片
を、対設した金属板の一方の側面に適宜の間隔を有して
複数固着し、その側面凸片の大突部の嵌合する大凹溝部
を中間に形成した側面凹片を金属板の他方の側面に適宜
の間隔を有して複数固着し、その側面凸片、側面凹片は
熱伝導率の低い材料とし、金属板、側面凸片、側面凹片
内に断熱材を充填し、この断熱材の両側面にも大突条、
大凹溝条を形成したり、或は、その大凹溝条の裏面に取
付部を形成し、この取付部と表裏面何れかの金属板とを
支持杆にて固着し、その金属板外面から支持杆内に内螺
子部を螺着したことにより、断熱効果が良好であること
は勿論、特に嵌合する箇所の断熱効果が優れたものとな
り、また断熱板の板厚に関係なく水密且つ気密嵌合がで
きるし、組立等の施工が簡易且つ迅速にできるし、隣接
のものを嵌合することで地震等の振動等に対して極めて
強固にでき前記の欠点を解消したものである。
め断熱効果が半減していた欠点があつた。また、その断
熱板の板厚(全体の厚さ)が厚くなると、水密且つ気密
的嵌合ができなかつたり、或は断熱板の組立等の施工性
が面倒であつたりした。また、断熱板の嵌合部が地震等
の振動や捻れに対して弱い欠点があつた。 そこで、本
発明は、金属板の一側を屈曲して突出条とし、その他側
を屈曲して凹溝とし、このようにした金属板を適宜の間
隔を有して対設し、中間に大突部を膨出させた側面凸片
を、対設した金属板の一方の側面に適宜の間隔を有して
複数固着し、その側面凸片の大突部の嵌合する大凹溝部
を中間に形成した側面凹片を金属板の他方の側面に適宜
の間隔を有して複数固着し、その側面凸片、側面凹片は
熱伝導率の低い材料とし、金属板、側面凸片、側面凹片
内に断熱材を充填し、この断熱材の両側面にも大突条、
大凹溝条を形成したり、或は、その大凹溝条の裏面に取
付部を形成し、この取付部と表裏面何れかの金属板とを
支持杆にて固着し、その金属板外面から支持杆内に内螺
子部を螺着したことにより、断熱効果が良好であること
は勿論、特に嵌合する箇所の断熱効果が優れたものとな
り、また断熱板の板厚に関係なく水密且つ気密嵌合がで
きるし、組立等の施工が簡易且つ迅速にできるし、隣接
のものを嵌合することで地震等の振動等に対して極めて
強固にでき前記の欠点を解消したものである。
その構造を図面について説明する。
1は金属板であつて、中間部は平坦状をなし、この一側
が内面側に少しく屈曲され、この端より外方に突出条2
として屈曲形成されている。
が内面側に少しく屈曲され、この端より外方に突出条2
として屈曲形成されている。
この突出条2は断面略U字状をなし、その先端は鋭角状
に形成されている。その金属板1の他側が一旦内面側に
折返されて、この折返し辺と共に凹溝3として屈曲形成
されている。この凹溝3に隣接の断熱板の突出条2が嵌
合するように構成されている。このように突出条2凹溝
3を形成した金属板12枚を所望の間隔(例えば、約3
C71乃至20cm)にして対設されている。このよう
に金属板1,1を対設する実施例は、対設した金属板1
,1の一側に突出条2,2を、他側に凹溝3,3を夫々
設ける構成にしたり(第1図乃至第7図参照)、或は対
設した金属板1,1の両側に突出条2凹溝3を1条つつ
形成するように構成することもある.(第8図参照)。
この突出条2凹溝3を1条づつ形成するのには、一方の
金属板1に対し、他方の金属板1は、平面的にみて18
0に角回転させた状態で対設されている。4は側面凸片
であつて、その幅は、対設した金属板1,1の間隔に略
相当し、・その中間には断面山形台形状の大突部5が、
垂直方向に膨出形成されている。
に形成されている。その金属板1の他側が一旦内面側に
折返されて、この折返し辺と共に凹溝3として屈曲形成
されている。この凹溝3に隣接の断熱板の突出条2が嵌
合するように構成されている。このように突出条2凹溝
3を形成した金属板12枚を所望の間隔(例えば、約3
C71乃至20cm)にして対設されている。このよう
に金属板1,1を対設する実施例は、対設した金属板1
,1の一側に突出条2,2を、他側に凹溝3,3を夫々
設ける構成にしたり(第1図乃至第7図参照)、或は対
設した金属板1,1の両側に突出条2凹溝3を1条つつ
形成するように構成することもある.(第8図参照)。
この突出条2凹溝3を1条づつ形成するのには、一方の
金属板1に対し、他方の金属板1は、平面的にみて18
0に角回転させた状態で対設されている。4は側面凸片
であつて、その幅は、対設した金属板1,1の間隔に略
相当し、・その中間には断面山形台形状の大突部5が、
垂直方向に膨出形成されている。
6は側面凹片であつて、その幅は、側面凸片4と同等幅
で、その中間には、隣接の断熱板の側面凸片4の大突部
5に嵌合する大凹溝部7が形成され、この大凹溝部7の
裏面より平坦状の取付部8が、側面凹片6の幅方向に略
直角方向に一体的に設けられている(第4図乃至第8図
参照)。
で、その中間には、隣接の断熱板の側面凸片4の大突部
5に嵌合する大凹溝部7が形成され、この大凹溝部7の
裏面より平坦状の取付部8が、側面凹片6の幅方向に略
直角方向に一体的に設けられている(第4図乃至第8図
参照)。
また取付部8を設けない側面凹片6を使用することがあ
る(第1図乃至第3図参照)。その側面凸片4及び側面
凹片6は、FRPや合成樹脂製の熱伝導率の低い材料で
構成されている。その側面凸片は、対設した金属板1,
1の一方の側面端間に適宜の間隔をおいて複l数固設さ
れ、側面凹片6は、その他方の側面端間に適宜の間隔を
おいて複数固設されている。即ち、その側面凸片4の両
側端は、対設した金属板1,1の一側の突出条2,2内
に、その突出条2の長手方向に適宜の間隔をおいて複数
嵌合固着されたり(第1図乃至第5図参照)、或はその
一側の凹溝3,3の裏面側を覆うようにして、その凹溝
3の長手方向に適宜の間隔をおいて複数嵌合固着されて
いる(第6図、第7図参照)。また側面凹片6の両側端
は、対設した金属板1,1の他側の凹溝3,3の裏面側
を覆うようにしてその凹溝3の長手方向に適宜の間隔を
おいて複数嵌合固着されたり(第1図乃至第5図参照)
、或はその他側の突出条2,2内に適宜の間隔をおいて
複数嵌合固着されている(第6図、第7図参照)。さら
に、その側面凸片4側面凹片6夫々の両側端は、対設し
た金属板1,1の両側に1条づつ設けた突出条2凹溝3
に夫々嵌合固着されることもある(第8図参照)。その
対設した金属板1,1側面凸片4,4・・・側面凹片6
,6・・・とで中空のパネル状に構成されている。9は
支持杆であつて、その取付部8付の側面凹片6の取付部
8の適宜なものと、表裏面何れか一方の金属板1間に固
着されている。
る(第1図乃至第3図参照)。その側面凸片4及び側面
凹片6は、FRPや合成樹脂製の熱伝導率の低い材料で
構成されている。その側面凸片は、対設した金属板1,
1の一方の側面端間に適宜の間隔をおいて複l数固設さ
れ、側面凹片6は、その他方の側面端間に適宜の間隔を
おいて複数固設されている。即ち、その側面凸片4の両
側端は、対設した金属板1,1の一側の突出条2,2内
に、その突出条2の長手方向に適宜の間隔をおいて複数
嵌合固着されたり(第1図乃至第5図参照)、或はその
一側の凹溝3,3の裏面側を覆うようにして、その凹溝
3の長手方向に適宜の間隔をおいて複数嵌合固着されて
いる(第6図、第7図参照)。また側面凹片6の両側端
は、対設した金属板1,1の他側の凹溝3,3の裏面側
を覆うようにしてその凹溝3の長手方向に適宜の間隔を
おいて複数嵌合固着されたり(第1図乃至第5図参照)
、或はその他側の突出条2,2内に適宜の間隔をおいて
複数嵌合固着されている(第6図、第7図参照)。さら
に、その側面凸片4側面凹片6夫々の両側端は、対設し
た金属板1,1の両側に1条づつ設けた突出条2凹溝3
に夫々嵌合固着されることもある(第8図参照)。その
対設した金属板1,1側面凸片4,4・・・側面凹片6
,6・・・とで中空のパネル状に構成されている。9は
支持杆であつて、その取付部8付の側面凹片6の取付部
8の適宜なものと、表裏面何れか一方の金属板1間に固
着されている。
図面では、取付部8と支持杆9の一端とは螺子10にて
螺着され、金属板1と支持杆9の他端とは接着剤にて貼
着されている。また、図示しないが、その支持杆9を取
付部8に一体成形することもある。その金属板1の外面
から適宜な支持杆9内部に内螺子部11が螺設されてい
る。12は断熱材であつて、発泡合成樹脂、グラスウー
ル等の材質で、その対設した金属板1,1側面凸片4,
4・・・側面凹片6,6・・・内の中空部に充填され、
これで断熱板Aとしてパネル状に構成されている。
螺着され、金属板1と支持杆9の他端とは接着剤にて貼
着されている。また、図示しないが、その支持杆9を取
付部8に一体成形することもある。その金属板1の外面
から適宜な支持杆9内部に内螺子部11が螺設されてい
る。12は断熱材であつて、発泡合成樹脂、グラスウー
ル等の材質で、その対設した金属板1,1側面凸片4,
4・・・側面凹片6,6・・・内の中空部に充填され、
これで断熱板Aとしてパネル状に構成されている。
その断熱材12の一側面、即ち、上下の側面凸片4,4
間の露出面には、その大突部5と略同形断面の大突条1
3が、側面の長手方向に沿つて膨出形成され、その大突
部5大突条13の夫々凸部が連続して設けられている(
第1図、第3図、第4図、第6図、第8図参照)。また
断熱材12の他側面、即ち、上下の側面凹片6,6間の
露出面には、その大凹溝部7と略同形断面の大凹溝条1
4が、その側面の長手方向に沿つて形成され、その大凹
溝部7大凹溝条14の夫々凹部が連続して設けられてい
る(第3図、第4図参照)。或は、前述したものとは反
対側、即ち、大突条13を側面凹片6側に、大凹溝条1
4を側面凸片4側に夫々設けることもある。このような
大突条13も、隣接の断熱板Aの大凹溝条14に嵌合す
るように構成されている。この断熱板Aの板厚は、金属
板1を一定形状とし、側面凸片4側面凹片6の幅及び断
熱材12の厚さを適宜変えて所望厚のものが製造されて
いる。15はチオコールまたはシリコン等のシーリング
材で、その凹溝3に予め充填されている。
間の露出面には、その大突部5と略同形断面の大突条1
3が、側面の長手方向に沿つて膨出形成され、その大突
部5大突条13の夫々凸部が連続して設けられている(
第1図、第3図、第4図、第6図、第8図参照)。また
断熱材12の他側面、即ち、上下の側面凹片6,6間の
露出面には、その大凹溝部7と略同形断面の大凹溝条1
4が、その側面の長手方向に沿つて形成され、その大凹
溝部7大凹溝条14の夫々凹部が連続して設けられてい
る(第3図、第4図参照)。或は、前述したものとは反
対側、即ち、大突条13を側面凹片6側に、大凹溝条1
4を側面凸片4側に夫々設けることもある。このような
大突条13も、隣接の断熱板Aの大凹溝条14に嵌合す
るように構成されている。この断熱板Aの板厚は、金属
板1を一定形状とし、側面凸片4側面凹片6の幅及び断
熱材12の厚さを適宜変えて所望厚のものが製造されて
いる。15はチオコールまたはシリコン等のシーリング
材で、その凹溝3に予め充填されている。
16は胴縁等の構造材、17は取付ボルトである。
次に作用効果について説明する。
ます、胴縁等の構造材16に、断熱板Aの金属板1を当
接して、構造材16の孔部から取付ボルト17を挿入し
て、内螺子部11に螺着し、構造材16と断熱板Aとを
固定する(第5図、第7図参照)。
接して、構造材16の孔部から取付ボルト17を挿入し
て、内螺子部11に螺着し、構造材16と断熱板Aとを
固定する(第5図、第7図参照)。
また、支持杆9及び内螺子部11が設けられてない断熱
板Aの場合は、ボルトをその断熱板A及び構造材16に
貫通して、ナットを螺着して固着する(第2図参照)。
また、ドリル状のボルトにて断熱板Aを構造材16に固
設することもある。次いでこの断熱板Aの側面凹片6の
大凹溝部7に、隣接の断熱板Aの側面凸片4の大凸部5
を嵌合し、且つ大凹溝条14に、大突条13を嵌合しつ
)、隣接する断熱板A,Aの側部の対向した突出条2凹
溝3をシーリング材15を介して水密且つ気密嵌合し、
これらを順次繰り返して壁または屋根を葺成する。特許
請求の範囲第1項記載の発明においては、対設した金属
板1,1の両側部間には、熱伝導率の低い材料の側面凸
片4,4・・・側面凹片6,6・・・及び断熱材12を
夫々設けたので、表裏面の金属板1,1は、側面凸片4
側面凹片6及び断熱材12にて金属部が連続されておら
ず、外気の温度変化によつて建物内部の温度が左右され
ない断熱効果の優れたものにできるし、外気を遮断する
ことで冷橋作用をなくし、室内面に結露を生じさせない
断熱板を提供できる。
板Aの場合は、ボルトをその断熱板A及び構造材16に
貫通して、ナットを螺着して固着する(第2図参照)。
また、ドリル状のボルトにて断熱板Aを構造材16に固
設することもある。次いでこの断熱板Aの側面凹片6の
大凹溝部7に、隣接の断熱板Aの側面凸片4の大凸部5
を嵌合し、且つ大凹溝条14に、大突条13を嵌合しつ
)、隣接する断熱板A,Aの側部の対向した突出条2凹
溝3をシーリング材15を介して水密且つ気密嵌合し、
これらを順次繰り返して壁または屋根を葺成する。特許
請求の範囲第1項記載の発明においては、対設した金属
板1,1の両側部間には、熱伝導率の低い材料の側面凸
片4,4・・・側面凹片6,6・・・及び断熱材12を
夫々設けたので、表裏面の金属板1,1は、側面凸片4
側面凹片6及び断熱材12にて金属部が連続されておら
ず、外気の温度変化によつて建物内部の温度が左右され
ない断熱効果の優れたものにできるし、外気を遮断する
ことで冷橋作用をなくし、室内面に結露を生じさせない
断熱板を提供できる。
また、その複数の側面凸片4及び側面凹片6の固着で断
熱材12と金属板1との外力による剥離現象を防止でき
る。また、本発明では、表裏面の対設した金属板1,1
の両側に突出条2凹溝3を形成した断熱板としたので、
この断熱板相互を突出条2凹溝3で嵌合すると、嵌合部
の表裏面2ケ所を水密且つ気密性が得られるようにでき
、断熱板相互の嵌合箇所の透湿抵抗値を大きくでき、そ
この冷橋作用をなくし、結露防止が良好にできる。さら
に対設した金属板1,1の一側の側面凸片4の中間に大
突部5を形成し、その他側の側面凹片6の中間に、その
大突部5に嵌合する大凹溝部7を、且つ断熱材12の両
側面にも大突条13大凹溝条14を夫々形成したので、
断熱板相互の大突部5大凹溝部7、及び大突条13大凹
溝条14を夫々嵌合すると、その嵌合箇所には、その断
面に沿つた僅かな空隙部が形成され、この空隙部は断面
からみると直線ではなく屈曲しており、空隙部の長さも
大きく、そこの熱貫流抵抗が大きくなり、熱伝導率も極
めて低くなり、その側面凸片4側面凹片6や、断熱材1
2も熱伝導率が低い材質であることも相乗的に働らき、
その断熱板相互の断熱性能を著しく向上させたものにで
きる。このように断熱板相互の嵌合部を水密且つ気密性
の高いものにでき、特に断熱効果及び防湿効果を良好に
でき、特に冷凍庫用のパネルとして好適である。また、
その側面凸片4側面凹片6の大突部5大凹溝部7で、金
属板1,1の両側部材の断面係数が大きく、これが相互
に嵌合されると、地震等の不規則な振動、捻れ作用が加
わつても、大きな断面ゆえに、容易に外れず、強度ある
断熱板として提供できる。また、本発明では、断熱板A
の板厚、即ち側面凸片4側面凹片6の幅及び断熱材12
の厚さを適宜変えても、その突出条2凹溝3は、表裏面
の金属板1,1の両側に一体的に屈曲され、突出条2凹
溝3夫々の幅は一定であるため隣接する断熱板相互を”
嵌合するのに、同一幅、または同一量のシーリング材1
5を介して簡単にできる。このように施工は嵌合するの
みであり、極めて簡易且つ迅速にできる。従つて、従来
のものでは、断熱板の板厚が変わると、その都度、シー
リング材の幅や量が変わり、面倒な施工をしなければな
らない不都合を本発明で一切解消することができるし、
その板厚が厚くなると、従来の断熱板では、突条、凹溝
の幅が大きくなり、シーリング材を押圧する力が分散し
、水密且つ気密嵌合が中々できなかつたが、本発明では
突出条2凹溝3の幅が一定のため、板厚が厚くなつても
、薄肉にした場合と同様に集中的なりで押圧でき、水密
且つ気密嵌合ができるものである。さらに、その突出条
2,2凹溝3,3は、2ケ所で嵌合したことで一層水密
且つ気密性が増加できる。また、本発明の断熱板は金属
板1と断熱材12とによつて構成され、防音性や耐火性
が極めて良好にできる。また、本発明ては、側面凸片4
側面凹片6は、対設した金属板1,1の両側に適宜の間
隔をおいて設けたので、長尺にしたのに比べても、材料
が少なく、ひいては比較的安価に提供できる。また、特
許請求の範囲第2項に記載の発明においては、側面凹片
6の大凹溝部7の裏面に取付部8を設け、この取付部8
と、表裏面何れかの金属板1とを支持杆9にて固着し、
その金属板1外面から支持杆9内に内螺子部11を螺設
したので、構造材16に取付けるのに、取付ボルト17
等にて内螺子部11に螺着でき、その取付ボルト17の
一部も、室外面に露出せず、そのボルト部から外気は伝
わらず、断熱性を良好にできるし、冷橋防止もできる。
熱材12と金属板1との外力による剥離現象を防止でき
る。また、本発明では、表裏面の対設した金属板1,1
の両側に突出条2凹溝3を形成した断熱板としたので、
この断熱板相互を突出条2凹溝3で嵌合すると、嵌合部
の表裏面2ケ所を水密且つ気密性が得られるようにでき
、断熱板相互の嵌合箇所の透湿抵抗値を大きくでき、そ
この冷橋作用をなくし、結露防止が良好にできる。さら
に対設した金属板1,1の一側の側面凸片4の中間に大
突部5を形成し、その他側の側面凹片6の中間に、その
大突部5に嵌合する大凹溝部7を、且つ断熱材12の両
側面にも大突条13大凹溝条14を夫々形成したので、
断熱板相互の大突部5大凹溝部7、及び大突条13大凹
溝条14を夫々嵌合すると、その嵌合箇所には、その断
面に沿つた僅かな空隙部が形成され、この空隙部は断面
からみると直線ではなく屈曲しており、空隙部の長さも
大きく、そこの熱貫流抵抗が大きくなり、熱伝導率も極
めて低くなり、その側面凸片4側面凹片6や、断熱材1
2も熱伝導率が低い材質であることも相乗的に働らき、
その断熱板相互の断熱性能を著しく向上させたものにで
きる。このように断熱板相互の嵌合部を水密且つ気密性
の高いものにでき、特に断熱効果及び防湿効果を良好に
でき、特に冷凍庫用のパネルとして好適である。また、
その側面凸片4側面凹片6の大突部5大凹溝部7で、金
属板1,1の両側部材の断面係数が大きく、これが相互
に嵌合されると、地震等の不規則な振動、捻れ作用が加
わつても、大きな断面ゆえに、容易に外れず、強度ある
断熱板として提供できる。また、本発明では、断熱板A
の板厚、即ち側面凸片4側面凹片6の幅及び断熱材12
の厚さを適宜変えても、その突出条2凹溝3は、表裏面
の金属板1,1の両側に一体的に屈曲され、突出条2凹
溝3夫々の幅は一定であるため隣接する断熱板相互を”
嵌合するのに、同一幅、または同一量のシーリング材1
5を介して簡単にできる。このように施工は嵌合するの
みであり、極めて簡易且つ迅速にできる。従つて、従来
のものでは、断熱板の板厚が変わると、その都度、シー
リング材の幅や量が変わり、面倒な施工をしなければな
らない不都合を本発明で一切解消することができるし、
その板厚が厚くなると、従来の断熱板では、突条、凹溝
の幅が大きくなり、シーリング材を押圧する力が分散し
、水密且つ気密嵌合が中々できなかつたが、本発明では
突出条2凹溝3の幅が一定のため、板厚が厚くなつても
、薄肉にした場合と同様に集中的なりで押圧でき、水密
且つ気密嵌合ができるものである。さらに、その突出条
2,2凹溝3,3は、2ケ所で嵌合したことで一層水密
且つ気密性が増加できる。また、本発明の断熱板は金属
板1と断熱材12とによつて構成され、防音性や耐火性
が極めて良好にできる。また、本発明ては、側面凸片4
側面凹片6は、対設した金属板1,1の両側に適宜の間
隔をおいて設けたので、長尺にしたのに比べても、材料
が少なく、ひいては比較的安価に提供できる。また、特
許請求の範囲第2項に記載の発明においては、側面凹片
6の大凹溝部7の裏面に取付部8を設け、この取付部8
と、表裏面何れかの金属板1とを支持杆9にて固着し、
その金属板1外面から支持杆9内に内螺子部11を螺設
したので、構造材16に取付けるのに、取付ボルト17
等にて内螺子部11に螺着でき、その取付ボルト17の
一部も、室外面に露出せず、そのボルト部から外気は伝
わらず、断熱性を良好にできるし、冷橋防止もできる。
また、ボルトの取付孔が断熱板に貫通されないことから
、雨水の浸入も防止できるし、ボルトの一部を室外面に
露出しないことで、室外面を極めて体裁の良いものにで
きる。このようにして施工すると、断熱板の一側のみが
、構造材16に固着されること)なり、地震による水平
荷重で、パネル状の断熱板夫々にせん断ひずみ的作用が
働いても、その嵌合部の大突部5と大凹溝部7並びに大
突条13と大凹溝条14との夫々は互いに摺動状態とな
つて、その水平荷重を消滅でき、極めて耐震性の良好な
断熱板にできる。また、支持杆9の固着て、金属板1と
断熱材12との外力による剥離作用を一層確実になくす
ことができる。また、本発明では、特許請求の範囲第1
項記載の発明の作用効果を当然に奏するものてある。
、雨水の浸入も防止できるし、ボルトの一部を室外面に
露出しないことで、室外面を極めて体裁の良いものにで
きる。このようにして施工すると、断熱板の一側のみが
、構造材16に固着されること)なり、地震による水平
荷重で、パネル状の断熱板夫々にせん断ひずみ的作用が
働いても、その嵌合部の大突部5と大凹溝部7並びに大
突条13と大凹溝条14との夫々は互いに摺動状態とな
つて、その水平荷重を消滅でき、極めて耐震性の良好な
断熱板にできる。また、支持杆9の固着て、金属板1と
断熱材12との外力による剥離作用を一層確実になくす
ことができる。また、本発明では、特許請求の範囲第1
項記載の発明の作用効果を当然に奏するものてある。
第1図は本発明の第1実施例の斜視図、第2図、第3図
は本発明の第1実施例による嵌合状態を示す断面図、第
4図は本発明の第2実施例の一部切除した斜視図、第5
図は本発明の第2実施例・による嵌合状態を示す断面図
、第6図は本発明の第3実施例の斜視図、第7図は第3
実施例の嵌合状態を示す断面図、第8図は本発明の第4
実施例の斜視図である。 1・・・・・・金属板、2・・・・・・突出条、3・・
・・・・凹溝、4・・・・・側面凸片、5・・・・・・
大突部、6・・・・・・側面凹片、7・・・・・・大凹
溝部、8・・・・・・取付部、9・・・・・・支持杆、
11・・・・・内螺子部、12・・・・・断熱材、13
・・・・・・大突条、14・・・・・・大凹溝条である
。
は本発明の第1実施例による嵌合状態を示す断面図、第
4図は本発明の第2実施例の一部切除した斜視図、第5
図は本発明の第2実施例・による嵌合状態を示す断面図
、第6図は本発明の第3実施例の斜視図、第7図は第3
実施例の嵌合状態を示す断面図、第8図は本発明の第4
実施例の斜視図である。 1・・・・・・金属板、2・・・・・・突出条、3・・
・・・・凹溝、4・・・・・側面凸片、5・・・・・・
大突部、6・・・・・・側面凹片、7・・・・・・大凹
溝部、8・・・・・・取付部、9・・・・・・支持杆、
11・・・・・内螺子部、12・・・・・断熱材、13
・・・・・・大突条、14・・・・・・大凹溝条である
。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 金属板1の一側を屈曲して突出条2とし、他側を屈
曲して凹溝3とし、このようにした金属板1、1を適宜
の間隔を有して対設し、中間に大突部5を膨出させた側
面凸片4を金属板1、1の一方の側面に適宜の間隔を有
して複数固着し、その側面凸片4の大突部5の嵌合する
大凹溝部7を中間に形成した側面凸片6を金属板1の他
方の側面に適宜の間隔を有して複数固着し、その側面凸
片4側面凹片6は熱伝導率の低い材料とし、金属板1、
1側面凸片4、4・・・側面凸片6、6・・・内に断熱
材12を充填し、この断熱材12の両側面にも大突条1
3大凹溝条14を形成したことを特徴とした断熱板。 2 金属板1の一側を屈曲して突出条2とし、他側を屈
曲して凹溝3とし、このようにした金属板1、1を適宜
の間隔を有して対設し、中間に大突部5を膨出させた側
面凸片4を金属板1、1の一方の側面に適宜の間隔を有
して複数固着し、その側面凸片4の大突部5に嵌合する
大凹溝部7を中間に形成し、且つこの大凹溝部7の裏面
に取付部8を形成した側面凸片6を金属板1、1の他方
の側面に適宜の間隔を有して複数固着し、その側面凸片
4側面凹片6は熱伝導率の低い材料とし、適宜な側面凸
片6の取付部8と、表裏何れかの金属板1とを取付杆9
にて固着し、その金属板1外面から取付杆9内に内螺子
部11を螺設し、金属板1、1側面凸片4、4・・・側
面凸片6、6・・・内に断熱材12を充填し、この断熱
材12の両側面にも大突条13大凹溝条14を形成した
ことを特徴とした断熱板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP287480A JPS6058389B2 (ja) | 1980-01-14 | 1980-01-14 | 断熱板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP287480A JPS6058389B2 (ja) | 1980-01-14 | 1980-01-14 | 断熱板 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS56100946A JPS56100946A (en) | 1981-08-13 |
JPS6058389B2 true JPS6058389B2 (ja) | 1985-12-19 |
Family
ID=11541491
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP287480A Expired JPS6058389B2 (ja) | 1980-01-14 | 1980-01-14 | 断熱板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6058389B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6029808U (ja) * | 1983-08-03 | 1985-02-28 | 鐘淵化学工業株式会社 | パネル接続部の構造 |
CN107084589B (zh) * | 2017-05-05 | 2019-12-27 | 合肥华凌股份有限公司 | 制冷设备的箱体保温胆及制冷设备 |
-
1980
- 1980-01-14 JP JP287480A patent/JPS6058389B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS56100946A (en) | 1981-08-13 |
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