JPS6058329A - 抄造紙器及びその抄造方法 - Google Patents

抄造紙器及びその抄造方法

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JPS6058329A
JPS6058329A JP58158313A JP15831383A JPS6058329A JP S6058329 A JPS6058329 A JP S6058329A JP 58158313 A JP58158313 A JP 58158313A JP 15831383 A JP15831383 A JP 15831383A JP S6058329 A JPS6058329 A JP S6058329A
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Japan
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mold
paper
shaped
shape
making
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JP58158313A
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加藤 俊男
片岡 信子
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は抄造紙器及びその抄造方法に関し、特には所望
の立体形状を有する紙器を抄造方式によって得るもので
ある。
一般に、紙器とは日常の家庭用品又は生活用品としての
ダンボール箱、衣料用箱1紙筒や食料品その他を包装す
るための包装体又は外装箱、あるいは紙コツプその他の
ものをいう。しかし、こ、l(、らの紙器は殆んど全て
が、抄造された板状紙片を折曲させるか又は抜型で切断
して接着剤を用い所定の器状体として加工するものであ
り、こJしを大量生産すべく一連の製造コニ稈において
機械的に餌立てられるものである。したがって1機械的
生産工程に適する立方体又は円筒体などのシンプルな形
状のものが対象となっている。そして、既に抄造され製
品化された紙葉を原料として加工されるものであるから
、紙質や原料自体の有する生地を活用する性質は薄く、
工芸品的なレベルまで向」−させることは困難な状態で
ある。
ところで、紙を原料として工芸品を製作することは極め
て少ないことに属するが、この種工芸品の分野にあって
も既製の紙葉を加工して製品を一品的に製作するもので
あって、そのために工芸的な曲線や曲面を有する凹凸の
制作が困迎で趣向に沿いうる十分な形態を製作すること
が鎧がしい。
しかしながら、趣味趣向を排してマスプロ生産方式によ
り一定の凹凸面を一体的に有する器状体を、バルブ原料
から抄造して製作する方法やその紙器などは知ら九でい
る。例えば、生卵を市場流通過程に乗せるための包装体
どして、生卵の半部を埋込むことのできる凹部を20個
位整列せしめて一体形成した紙器が知ら扛でいる。しか
し、この種の紙器では、所謂雄型と雌型との組合せによ
って成形するもので、雄型の表面にパルプ原料を付着せ
しめて脱水したのち直ちに雌型で雄型を被冠して押圧し
、かくして成形さ九たバルブを雄型がら剥離して乾燥さ
せるものであった。したがって、この乾燥工程において
バルブは収縮するので成型時の形態をそのまま維持する
ことは極めて難しいものである。
このように抄造された紙葉を用いて製作されろ紙器若し
くは成形型を用いバルブm(石を抄造して製作される紙
器のいずAしにしても趣向的な若しくは工芸的な賦形を
することが1!4汀であり、紙の持つ独特の親しみ易さ
、感触性1、柔らかさを活がした紙器を製作することは
できなかった。
本発明はこのような事情に基づいて、バルブJQ料から
所望の形状をしたa器を抄造方式によ−Jて得んとする
もので、こ)しにより紙IL÷にJ:ノr品的7ノ゛価
値を何カ11することがでさるようにしたものでJ’J
る。
本発明に係る抄造紙器は、外表面及び内表面の一面側に
メソシュ金網地模様が、また他面側にバルブ長繊維が略
平滑状に、抄バlさh且つ<I′L燥して器状に賦形さ
れてなるものである。ぞして、この抄造紙器を製作する
方法は、比較的長繊維が1〕なるパルプ液に糊結材を混
入して撹PI: Lっつ均質化させた槽内に、メツシュ
金網からなる所定形状側えば凹形、凸形、凹凸の組合せ
形等による器状の成形型を没入せしめ、該成形型の内面
に均一に長繊維が付着し所定の厚に達するよう成形型を
数回浮沈せしめ、その後水切りをして成形型をそのまま
乾燥室等に搬入し該成形型の一面に付着したバルブを乾
燥して賦形せしめるものである。
以下説明の都合−ヒ図面に示した抄造装置の一実施例に
基づき本発明の詳細な説明する。
第1図に示す抄造装置は、凹形の器状の成形型を使用し
たものであり、図において1はパルプ液2を貯留した槽
、3は槽1を支持する脚台、4はメツシュ金網からなる
器状の成形型、5は成形型4を着脱自在に載置する有底
筒状の受器、6は受器5を槽1内で上下動可blに支え
る中空の柱、7ば柱6を上下動操作をするハンドル、8
は受器5の底部に連結さIzて受器5内の空気又は液を
吸入する可撓性等のパイプで柱6内を経て下端から突出
し適宜の吸入ポンプ(図示略)等に接続され、また9は
槽1内のパルプ液2を撹拌するアジテータである。
上記パルプ液2は比較酌量441 &(I系統の原7)
1例えば、こうぞ、みつまたその他釧葉樹系統のもの。
及び補強用としてマニラ麻、タラスウール、化パ:′繊
維が利用される。そして、バルブil 2には長繊維相
互間への結着剤として、糊又は化学的ね1、合剤からな
る糊結利を混入しである。また、上記成形型4は前記長
繊維のサイズに合せて抄造に適するメツシュ金網を用い
れはよいが、通路20〜;((Jメソシュである。そし
て、この成形型4はりf7)、 しくは広1コの開口部
を有し、内Ink而がイの開11部りり小面積の形状が
望ましく、また横断面形状は円形が望ましいが、こ社ら
に限らJしない5.要すれば、成形型4の内表面に長繊
卸:が付着し−\・ずい形1ル之てあればよい。ぞして
、本実施例シ;」りいては凹形の器状の成形型4を使用
したが、凸形IF)るいは凹凸を組合せた成形型4でも
よいものである1、J−だ、第3図は抄造装置の他側を
示すものであり、凸形の器状の成形型を使用し、成形型
4をバルブ11!; 7゜等の満さjzた槽1内に上方
から没ずろ方式とし−Cいる。なお、成形型4をどのよ
うにし°C槽l内に没するかは適宜選択すればよく1例
えば凹形の成形型4を使用している第1図に示す抄造装
置においても、上方から没する方式としてもよいことは
もとよりである。そして、成形型4の凹凸を変更するこ
とによりメツシュ金網地模様の領有面が内外に位置逆転
し、例えば凹形の成形型4を使用すれば、外表面にメツ
シュ金網地模様が、内表面にはパルプ長繊維が略平滑状
に形成され、凸形の成形型4を使用すればその地模様が
内外に位置逆転することとなるのである。よって、成形
すべき物品に応じ成形型4の凹凸を適宜選定すればよい
ものである。あるいは、成形型4は金網からなるので繊
維の付着性は比較的良好であり、したがって、凹凸を組
合せた比較的特殊な形状として成形できることは勿論で
ある。さらに、成形型4の任意の部分にマスキングを施
しておけば、そのマスキングした部分にはパルプ液2が
付着しないために、その部分を所望の孔部として成形す
ることができるものであり、成形型4自体の形状と相ま
って自由な賦形が出来るものである。
そこで、上記紙器抄造装置の使用例を説明すると、第1
図において槽1内にパルプ液2を投入し、受器5に載設
した成形型4が液面下になる如く満たし、アジテータ9
を始動させる。アジテータ9が始動してパルプ液2が撹
拌さ11均質化すると。
ハンドル7を下方へ押し受器5と成形型4とを一体とし
て柱6により液面上方へゆっくりと’r¥−1=させ、
かつ、パイプ8から受器5内のパルプ液2を吸引する。
成形型4内に取り込まれたパルプ液2は成形型4の内面
に長繊維を付着させなから受器5内に滴下する。受器5
内に貯まるパルプ液2はパイプ8によって吸引され除去
される。ついで、パルプ液2の上方に浮上した成形型4
を更にパルプ液2中に沈める。このとき、パイプ8の吸
引は継続して行い、成形型4に付着した長m維がパルプ
液2により脱離することのないようにし、もって既に付
着した繊維の上に更にパルプ液2中の新しい長繊維が重
なって付着するようになす。このような成形型4のパル
プ液2からの浮沈を数回くり返し、所望の厚に長繊維が
成形型4に付着すると、成形型4をパルプ液2から浮上
せしめて適宜時間、パイプ8の吸引を継続し、成形型4
内の水切りをなす。そして、適宜の水切り後、成形型4
を受器5から外してそのまま成形型4を乾燥室等内に搬
入し適宜時開乾燥させる。所定の時nnで成形型4内の
長繊維が転帰すると、成形型4と同じ形状をもつ紙器が
製作されており、したがって。
成形型4からその紙器を初めて剥離し製品化する。
成形型4は単−個ではなく多数個を用いて前記工程を連
続して行えば大量生産も可能である。なお、第3図に示
す如く成形型4を上方がら槽1内に没する方式の場合に
おいても、その使用例は第1図に示す方式と同様であり
、ただ成形型4が槽l内に満されたパルプ液の上方に位
置している点が異なるものである。
かくして、製作された紙器1oは第2図に示す如く、成
形型4と略等しい形状を有し、乾燥工程での収縮は紙器
10の内面側で肉厚方向へのみ発生し、外面側は成形型
4に規制されて発生しない。
また、紙器10の外表面にはメツシュ金網地模様11が
形成される一方、内表面は平滑状で長繊維の毛羽12が
多少生じている。ところで、第2図(A)は成形型4が
丸底型のメツシュ金網を用いてなるものであり、また第
2図(B)はバケツ型のメソシュ金網を用いたものであ
り、更に第2図(C)11丸底筒状のメツシュ金網、第
2図(D)はフライパン型のメツシュ金網を用いたもの
である。第21ソ1(B)のものは、頭小部に破線13
を入れて切り取ればランプシェード等として使用するこ
とができる。なお、かかる両端部に開口部を有するラン
プシェード形の如き形態あるいはその側面等仔膚:の場
所に開口部を有する形態とするには成形2(2の開口部
にあたる部分にマスキングを施して抄造すればよく、さ
すれば切り取り作業によることなくAりらかしめ任意の
開[コ部を有する紙器を抄造し得るものである。第2図
(A)(C)のもの(J包装体として、また第2図(D
)のものはペン111Fその他の小物入九皿として利用
できる。
以上説明した如く1本発明は抄造方式によって所望の形
状をした紙器を成形型と略同寸法形で製作することがで
きるので1紙の特質を活用した工芸品的な趣を呈する紙
器の提供をすることができるとともに、抄造に際し合せ
型による圧搾や熱プレスを用いることがなく表面の感触
が柔かく、また全体としてもソフトに形成できるので貴
重品等の輸送用包装体としても安価に提供できる。更に
成形型を一種に限らず多種にし、所望形状の紙器の製作
が可能であって、それらからなる紙器を組合せ結合し特
定のものを作成するなどのグラフ1−材料、児童の工作
材料又は工業用材料として利用できる多くの用途を有し
ているものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る紙器抄造を実施する装置の一例を
示す中央縦断面図、第2図(A)〜(T])は本発明に
係る紙器の具体例を示す斜視図、第3図は本発明に係る
紙器抄造を実施する装置の他側を示す中央縦断面図であ
る。 特許出願人 加 藤 俊 男 片 岡 信 子 第1図 第2図 (A) CB)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (])外表面及び内表面の一面側にメツシュ金網地模様
    が、また他面側にパルプ長繊維が略平滑状に、抄造され
    且つ乾燥して器状に賦形されてなることを特徴とする抄
    造紙器。 (2)比較的長域14[からなるバルブ液に糊結材を混
    入して撹拌しつつ均質化させた槽内に、メツシュ金網か
    らなる所定形状の器状の成形型を没入せしめ。 該成形型の内面↓3均−にQ繊維が(、J着し所定のJ
    17に達するよう成形型を数回浮沈せしめ、その後水切
    りをして成形型をそのまま乾燥室等に搬入し該成形型の
    一面に付着したパルプを乾燥して賦形せしめることを特
    徴とする抄造紙器の抄造方法。 (3)前記器状の成形型が凹形であることを特徴とする
    特許請求の範囲第2項記載の抄造紙器の抄造方法。 (4)前記器状の成形型が凸形であることを特徴とする
    特許請求の範囲第2項記載の抄造紙器の抄造方法。
JP58158313A 1983-08-29 1983-08-29 抄造紙器及びその抄造方法 Pending JPS6058329A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0610300A (ja) * 1992-02-14 1994-01-18 Sony Corp パルプモールド材料
CN109518509A (zh) * 2018-11-22 2019-03-26 长沙云聚汇科技有限公司 一种具有凹凸图案结构无纺布的制备装置
CN109914160A (zh) * 2019-01-10 2019-06-21 王小元 一种立体捞纸工具及立体纸品的生产方法

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