JPS6057256B2 - 狭帯域信号及び広帯域信号の同時伝送通信装置 - Google Patents

狭帯域信号及び広帯域信号の同時伝送通信装置

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JPS6057256B2
JPS6057256B2 JP52035010A JP3501077A JPS6057256B2 JP S6057256 B2 JPS6057256 B2 JP S6057256B2 JP 52035010 A JP52035010 A JP 52035010A JP 3501077 A JP3501077 A JP 3501077A JP S6057256 B2 JPS6057256 B2 JP S6057256B2
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signal
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narrowband
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浩之 三宅
正 朝比奈
和夫 飯倉
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Nippon Koden Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は狭帯域信号と広帯域信号の同時伝送通信装置、
特に伝送帯域の制限された通信回線を介して帯域幅の異
る2種類の信号を同時伝送する通信装置に関する。
専門医の適確な診断を受けるために、遠隔地の診療所と
中央の病院間を公衆通信回線て結び、患者の心電図を電
話伝送する技術は種々提案されている。
ところが、専門医が適確な診断を下すためには、心電図
の他に聴診音や心音など異る生体情報も同時に必要であ
ると言われているにもかかわらず、従来提案されている
技術の多くは公衆通信回線の伝送帯域に制限され、斯様
な要望て満すことはできなかつた。特に聴診音は20〜
1500〔H2〕という広帯域の周波数成分を持つため
に、300〜3400〔H2〕という帯域に制限のある
公衆通信回線を利用して、搬送波伝送を行うことは不可
能であつた。
その結果、医療の分野における従来の電話伝送は100
〔H2〕程度の比較的狭帯域で間に合う心電図に限定さ
れていた。もち論、制限された伝送帯域を利用する多重
通信方式として、帯域分割の技術やFM一 変調の技術
等は知られているが、いずれも心電図に加えて広帯域の
聴診音までを同時に電話伝送するには不十分なものであ
つた。特に従来のFM−AM変調方式は通常のダブルサ
イドバンド方式に止まるものであるため、復調の容易さ
はあるにしても伝送すべき信号の2倍以上の帯域を必要
として、およそ公衆通信回線を利用した心電図及び聴診
音の同時伝送方式としては不向きなものであつた。本発
明は斯様な従来方式の欠点に鑑みなされたものであり、
公衆通信回線のように限定された伝送帯域を持つ回線を
利用して、たとえば心電図の如き狭帯域信号と聴診音の
如き広帯域信号を同時に伝送可能となす通信装置を提供
するものである。
第1図は本発明の一実施例を示す送信装置1及び受信装
置2のブロック図である。
同図において送信装置1は、入力端子3,増幅器4及び
ローパスフィルタ5からなる狭帯域信号入力回路6と,
入力端子7,増幅器8及びローパスフィルタ9からなる
広帯域信号入力回路10の2つの入力回路と、中心周波
数が通信回線の伝送可能帯域中の高域に存在する電圧制
御型発振器等のFM変調器11と、該FM変調器から出
力されたFM変調波を搬送波とする周変調器12と、該
AM変調器の出力中FM変調波の占有帯域並びにAM変
調波の−下側波帯に含まれる信号成分を選択して送出す
るローパスフィルタ13と、出力端子14から構成され
ている。斯様に構成された送信装置1の動作につき、通
信回線として300〜3400〔Hz〕の伝送可能帯域
を!持つ公衆通信回線を、また狭帯域信号として100
〔Hz〕以下の成分を持つ心電図信号を、さらに広帯域
信号として20〜1500〔Hz〕の成分を持つ聴診音
の信号を例にとつて詳説する。
図示外の心電計から狭帯域信号入力回路6の端;子3へ
供給された心電図信号は、増幅器4において所定の振幅
まで増幅された後にローパスフィルタ5により100C
Hz〕以上の不要雑音成分が除去される。
従つて、振幅をEn,角周波数をωE,位相角をφ。と
した場合の心電図信号E。(t)はの次数をNOとする
ならば該ローパスフィルタの出力e1(t)はで表現さ
れることとなる。
斯様な心電図信号咋(t)は次に、電圧制御型発振器等
のFM変調器11へ変調信号として印加され、その出力
F,(t)は定数項をηN,位相成分θ。とするならば
となる。なお、3式中のω9はFM変調波の中心周波数
であり、一本実施例では公衆通信回線の伝送可能帯域の
高域に属する2500〔Hz〕に設定されている。また
変調指数を低く押えたFM変調で必要とされる占有帯域
は変調信号の約2倍であるため2500±120CHz
〕を本実施例におけるFM変調波の占有帯域としている
。一方、電気聴診器で得られた聰診音は広帯域信号入力
回路10の入力端子7へ供給された後に増幅器8におい
て増幅され、次にローパスフィルタ9において不要雑音
成分である1500〔Hz〕以上の信号が除去される。
従つて振幅をA,,角周波数をωS,位相角φ1とする
聴診音の信号S。(t)はと表現され、ローパスフィル
タ9で制限された高域をLと置くならば、その出力S1
(t)はとなる。次に前?M変調器11から出力される
FM変調波を搬送波とし、前記ローパスフィルタ9の出
力を変調信号とするAM変調器12においてAM変調が
行われる。
すなわちその出力Fp^(t)は位相成分を省略すれば
前記3式のFp(t)と5式から求まる(1+S1(t
))の積として次式で与えられる信号となる。本実施例
では斯様な動作を行うAM変調器としてアナログ乗算器
を用いている。
該AM変調器12の多重化された出力信号は、次に遮断
周波数が2800〔Hz〕に定められたローパスフィル
タ13を通過することにより、公衆通信回線の伝送周波
数帯域に適合した信号として出力端子14から直接また
は音響カップラを介して回線15へ送出される。
ローパスフィルタ13で制限される次数をL1とし、前
記6式を展関するならば、端子14に現われる出力信号
FM(t)は次式で示される。ローパスフィルタの遮断
周波数は、FM変調波の占有帯域及びAM変調波の下側
波帯を含む信号成分が通過できるように設定されている
ため、7式において上側波帯の成分を示す第二項に対し
てのみ制限が加えられることとなる。
第2図は、上記実施例に基づき伝送される信号の周波数
成分を示すグラフである。
同図において実線部分は、中心周波数2500CHz〕
のFM変調波が偏移する占有帯域であり、同時にAM変
調における搬送波のシフトする領域を示しており、一点
鎖線部分は聴診音によるAM変調波の下側波帯を、また
破線部分は上側波帯の残留部分をそれぞれ示している。
第1図に示す受信装置2は、上述のように多重化されて
伝送された狭帯域及び広帯域の2信号を受信する装置の
構成例を示している。
すなわち、公衆通信回線15から直接あるいは音響カッ
プラ等を介して端子21へ入力された受信信号は、自動
利得制御回路22及び増幅器23において必要なレベル
の信号とされた後にアナログ乗算器24の1つの入力端
子及びバンドパスフィルタ25へ入力される。該フィル
タ25は、次段のゼロクロスディテクタからなる振幅制
限器26と共にFM変調波抽出回路27を構成している
。なお、本発明における受信信号はFM変調波に対して
唐変調波がシングルサイドバンド方式で多重化されてい
るために、ゼロレベルに対する振幅の対称性が失なわれ
た波形となつている。従つて振幅制限器26を正常に動
作させ、FM変調波のみを忠実に抽出するためには、F
M変調波の周波数すなわち偏移する搬送波の周波数を中
心として対称に位置した周波数成分のみを予じめ選択し
た上で振幅制限器26へ供給する必要がある。そのため
に本実施例ではフィルタ25として、2380〜262
0〔Hz〕の間を偏移する搬送波に従つて、その搬送波
周波数を中心とする240〔Hz〕幅の通過帯域がシフ
トするような追従型バンドパスフィルタを用いている。
第3図は斯様な追従型バンドパスフィルタ25とゼロク
ロスディテクタの如き振幅制限器26を含むFM変調波
抽出回路27の具体的ブロック図である。
同図において追従型バンドパスフィルタ25は、コンデ
ンサ31,32,33及び抵抗34,35,36からな
るフィンT型回路網と、該回路網の出力点に並列接続さ
れたコンデンサ38及びFET39からなる回路を経て
得られる信号を一方の入力とし、他方の入力を抵抗40
を介しjて接地した増幅器41とを備え、該増幅器41
の出力を前記コンデンサ33及び抵抗36の共通接続点
へ帰還させる形式のいわゆるアクティブフィルタである
。該フィルタ25はさらに通過帯域を入力信号である搬
送波の偏移に応じてシフトさせ7るために、前証ヂET
39の制御電極を周波数弁別器42の出力により制御し
ている。該周波数弁別器42は、その出力が通過帯域(
本実施例では2380〜2620〔Hz))の範囲内で
直線的な周波数依存性を備えた積分器て構成されており
、その入力フは振幅が一定である必要性から後段の振幅
制限器26の出力信号を帰還させている。斯様な構成に
より該FM変調波抽出回路27は、シングルサイドバン
ド方式でAM変調波が重畳された受信信号から忠実にF
M変調波の抽出を可能となすものである。ところで、前
述の如く本発明の通信装置において伝送された店変調波
は、搬送波として周波数の偏移するFM変調波を用いて
いるために店復調は、受信信号に含まれるFM変調波を
参照信号とする一種の同期検波を行わなければならない
そのために第1図実施例では、FM変調波抽出回路27
の出力から高調波成分を除去し正弦波信号となすバンド
パスフィルタ28を経た信号と受信信号をアナログ乗算
器24において掛算することにより、AM復調を行つて
いる。該アナログ乗算器24の出力は次に1500〔H
z〕以上の雑音成分を除去するローパスフィルタ29を
通過することにより、元の聴診音が再生されることとな
る。すなわち、前述のバンドパスフィルタ28,アナロ
グ乗算器24及びローパスフィルタ29は広帯域信号復
調回路30を構成するものである。該広帯域信号復調回
路30の出力は必要に応じて増幅器31あるいは出力端
子32を経てスピーカ等の音響装置または記録表示装置
へ出力されるものである。一方、前記振幅制限器26の
出力であるFM変調波は、分岐された後に、単安定マル
チバイブレータ33及びローパスフィルタ34からなる
狭帯域信号復調回路35へ供給され心電図信号の再生が
行われる。
該単安定マルチバイブレータ33は入力信号に同期した
一定時間幅のパルス列に変換するものであり、ローパス
フィルタ34はそのパルス列を積分することにより、元
の変調信号である心電図信号を包絡線として得るもので
ある。該.ローパスフィルタ34の出力は、増幅器36
を経て出力端子37より記録器等の表示手段へ心電図信
号として出力される。以上詳述したように、本発明は通
信回線の伝送可能帯域内で高域に位置した中心周波数を
持つFM変調により狭帯域信号を伝送し、同時にそのF
M変調波を搬送波とした残留側波帯を持つシングルサイ
ドバンド方式により広帯域信号を伝送する通信装置であ
るため、聴診音の如き広帯域信号に対しても十分な伝送
帯域を確保できるのみならす、残留側波帯の存在により
広帯域信号の低域成分まで忠実に伝送できる。
さらにはAM変調の搬”送波となるFM変調波の中心周
波数を伝送可能帯域の高域に位置させ、その下側波帯を
伝送するものであるため、たとえ伝送線路において広帯
域信号の高調波成分が発生したとしても、その殆んどは
伝送可能帯域の上限以上となり、伝送される信号に対す
る影響は非常に軽減されるメリットがある。従つて、本
発明は医療情報を電話で伝送し、専門医の適確な診断を
受けようとするような分野においては、特に多大な効果
を発揮するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す送信装置及び受信装置
のブロック図、第2図は心電図信号及び聰診音の信号を
公衆通信回線を介して同時伝送する場合の信号成分の分
布を示すグラフ、第3図はFM変調波抽出回路27の具
体的ブロック図である。 1・・・・・・送信装置、2・・・・・・受信装置、6
・・・・・・狭帯域信号入力回路、10・・・・・広帯
域信号入力回路、11・・・・・・FM変調器、12・
・・・・・AM変調器、13・・・・・ローパスフィル
タ、15・・・・・通信回線、27・・・・・・FM変
調波抽出回路、30・・・・・・広帯域信号復調回路、
35・・・・・・狭帯域信号復調回路。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 心電図等の狭帯域信号により中心周波数が通信回線
    の伝送可能帯域内の高域に位置したFM変調を行うFM
    変調器、聴診音等の広帯域信号によりそのFM変調波を
    搬送波としたAM変調を行うAM変調器、そのAM変調
    器の出力により前記FM変調波の占有帯域及びAM変調
    波の下側波帯のみを抽出するフィルタを有する送信装置
    と搬送波周波数を中心とした通過帯域がその搬送波周波
    数の偏移に伴つてシフトするような追従型バンドパスフ
    ィルタ、その追従型バンドパスフィルタの出力振幅を一
    定となす振幅制限器を有し前記通信回線を介して受信さ
    れた受信信号からFM変調波を抽出するFM変調波抽出
    回路、前記受信信号を一方の入力とし抽出されたFM変
    調波を他方の入力として乗算を行う広帯域信号復調回路
    、前記FM変調波抽出回路の出力からFM復調を行う狭
    帯域信号復調回路を有する受信装置とから構成された狭
    帯域信号及び広帯域信号の同時伝送通信装置。 2 広帯域信号復調回路が、FM変調波抽出回路の出力
    を正弦波となすバンドパスフィルタ、受信信号を一方の
    入力とし前記バンドパスフィルタの出力を他方の入力と
    するアナログ乗算器、そのアナログ乗算器の出力から雑
    音成分を除去するローパスフィルタを有することを特徴
    とする特許請求の範囲第1項記載の狭帯域信号及び広帯
    域信号の同時伝送通信装置。
JP52035010A 1977-03-29 1977-03-29 狭帯域信号及び広帯域信号の同時伝送通信装置 Expired JPS6057256B2 (ja)

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JP2534937B2 (ja) * 1990-03-10 1996-09-18 株式会社大同機械製作所 工作機械の被加工物保持装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4885214A (ja) * 1972-02-16 1973-11-12

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