JPS6056930A - 新規ビシクロ〔4.3.0〕ノナン類化合物 - Google Patents

新規ビシクロ〔4.3.0〕ノナン類化合物

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JPS6056930A
JPS6056930A JP58166020A JP16602083A JPS6056930A JP S6056930 A JPS6056930 A JP S6056930A JP 58166020 A JP58166020 A JP 58166020A JP 16602083 A JP16602083 A JP 16602083A JP S6056930 A JPS6056930 A JP S6056930A
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JP
Japan
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compound
flavor
hydrogen atom
fragrance
formula
Prior art date
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Pending
Application number
JP58166020A
Other languages
English (en)
Inventor
Masakazu Ishihara
正和 石原
Tomoyuki Tsuneya
恒屋 知之
Minoru Shiga
志賀 實
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shiono Koryo Kaisha Ltd
Original Assignee
Shiono Koryo Kaisha Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は下記一般式で示されるヒ゛シクロ(4,3,0
)ノナン類化合物(以下本発明化合物という)および本
発明化合物を含有することを弓“1・徴とする香料組成
物に関する。
〔式中、 R+は水素原子を示しそして1しは凡と一緒
にa−c結合を示すか、またはR111,l:R2と一
緒にオキソ基を示しそして凡は水素原子を示すか、また
はR+および烏は水素原子を示しそしてR,はヒドロキ
シル基を示すか、またはR8は水素JS+C子を示しそ
して烏および比はヒドロキシル基を示すj本発明化合物
は文献未記載の新規物%であり。
本発明者らによって始めて合成されたもので次のような
化合物をいう。
2、2.6.7−チトラメチルピシクロ(4,3,0)
ノナン−4,7,9−) リ エ ン (R+ : H
I R2、Ra :’OO。
以下化合ウニという) 2、2.6.7−チトラメチルビシクロ(4,6,o)
ノナン−4,9−ジエン−8−オン(R,および烏:=
o。
Rs ’ H+以下化合物■という) 2、2.6.7−チトラメチルビシクロ(4,s、o)
ノナン−4,9−ジエン−8−オール(R+ : H、
Its : OH+Rs : H+以下化合物■という
) 2、2.6.7−チトラメチルビシクロ(4,3,0:
lノナン−4,9−ジエン−7、8−ジオール(R,:
 11 、烏:OH,R3:OH,以下化合物■という
)本発明化合ウニ〜■はマルメロの果実より本発明者ら
によって始めて抽出単離されたものであシ。
後述する製造例より明らかな如く本発明者らによってそ
の合成に成功し、化学構造を決定しえたものである。
本発明化合物はいずれもそれ自体で特有の香味を有して
いるものであり、香料原料として有用なものである。即
ち化合物1はいぐさ様香気を呈し。
化合物■はややダマスコン様香気を伴った。甘い。
柑橘系の果肉Jv感じさせるし、化合物■は青い感シの
強い、トロピカルフルーツ調を呈している。
また化合物■はそれ自体は匂いは薄いものの化合物■お
よび■と併用する事により果汁の渋味感を倍加させる働
きがある。
本発明化合物は上述の様にそれ自体で特有の香味を有す
るものであるが、公知の香料組成物に本発明化合物の一
種または二種以」二を添加しに場合。
該香料組成物は夫々の化合物の香味特徴を生かしながら
、該香料組成物自身の香気と極めて効果的な調和を示し
、特に二種以上を組み合わせて添加した場合、それら化
合物の相乗作用により予測以上の効果が現われ、各種香
料組成物のる気の改畳。
変調および増強にすぐれた効果を示すものである。
次にその具体例につき説明する。
フルーツ系の香料組成物に徐加、使°用すると。
果皮および果肉感が強く引き出され、!1屯に1・1」
ピカルフルーツ系の香料組成物に顕著である。またバニ
ン糸の香料組成物に飽加、使用するとワラ臭。
乾草様の感じが現われ、よシ天然らしさが出てくる。一
方本発明化合物は食品系の香料組成物はかシでなく、香
粧品系の香料組成物に添加すると。
天然の新鮮さがより倍加され、特にバイオレットやロー
ズノート系の香料組成物に顕著な効果が見られる。本発
明化合物の各種香料組成物への添加。
配合率は単独もしくは二種以上の併用いずれの場合でも
、徐加しようとしている香料組成物のat匁4によって
変化させる事が出来る。その範囲は0.001%〜10
%が望ましいが、この範囲に限定される事はない。
第1表に化合ウニの物理化学的および分光学的データを
示し、製造例1としてその合成法を記す第1表(化合ウ
ニ) 見掛けの性状 淡芭色の液体 示性式 (R13HI8 分子量 174 赤外線吸収スペクトル←−’) : 3050.302
0.1640゜1610、1380.1360.820
. 720マススペクトル〔%(へ)) : 174(
M+、 30)、 159(100)。
144(14)、 131(12)、 119(5)、
 117(6)、 129(8L 105(10)核磁
気共鳴スペクトル(δP) : 1.15(S、3H)
、1.26(S、3H)、 1.84(S、3H)、1
.97−2.32(m、2H)、5.62(m11n)
+ 5.82(yn、IH)、5.99(m、11()
+ 6.04(mlIH)製造例1 出発物質としてデヒドロ−β−イオノール(1,OF 
、 15.6mmol )を使い、これに5%クエン酸
水溶液200−を1時間還流上攪拌する。混合物をよく
冷やし2食塩を加えエーテルで2回抽出する。工゛−テ
ル層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で1度。
食塩水で2度洗浄後、無水硫酸マグネシウム上で■ 乾燥する。減圧下溶媒を留去すると濃久色の液体として
750〜を得る事が出来る。このものをシリカゲルカラ
ム(展開溶媒;ヘキサン)で精製すると淡黄色の液体と
して化合物(I) 620−iを得る事が出来る。(出
発原料からの収率;62%)第2〜第4表に化合物■〜
■の物理化学的1分光学的データを示し、化合物1− 
Vlの合成法は製造例2〜4に記す。
第2表(化合物■) 見掛けの性状 無色透明な液体 示性式 Ova HllI O 分子量 190 赤外線吸収スペクトル←) 、 3030.1710.
1605゜1370、1260.1185.998. 
865. 810マススペクトル〔)(へ)ノ) : 
190(M’°、64)、 175(100)。
162(9)、 147(64)、 134(1B)、
 119(36)、 tos(z4)、ql(16)、
 67(10) 核磁気共鳴スペクトル(δガ喝) : 1.10(d+
 J=ZOHz+3H)、1.17(S、3H)、1.
25(S、、3H)、 1.33(El、5)()。
2.08(dも、 J=17.0.2.5Hz+ IH
)、 2.16(ddd、J=17.0゜5、(l11
−5H2l IH)、2−77Ct、J=7.0Hz、
 IH)、5.62(ddd、 J=10.0.5.0
+ 2.5Hz+ IH)、 5.71(ddd、 、
T=10.0゜2.5.1.3Hz、IH)、5.88
(bs+ 18)製造例2 メタクロロ過安息香酸(70%純度、 1.1 y、4
.46mmol )と塩化メチレン(15<)の溶液中
に化合物I (700翳4.02rnmol )と塩化
メチレン(15+++f)の溶液を6〜5℃で滴下する
。滴下終了後9反応温度を徐々に上げ、室温で60分間
攪拌する。混合物を冷やし。
2N水酸化ナトリウム水溶液を加えて反応を中止する。
混合物を塩化メチン/で抽出し、水洗したのち、無水硫
酸マグネシウム上で乾燥する。、減圧下で溶媒を留去す
ると無色透明な液体750■を得る事が出来る。このも
のを5Qdのエーテルに溶かし、iN塩酸水溶液で倣し
く振シまぜる。薄層クロマトで反応が進行した事を確認
し、有機層を飽和炭酸水素ナトリウムで1度2食塩水で
21庇洗dトした後、無水硫酸マグネシウム上で乾燥す
る。減圧下溶媒を留去すると黄色の推体を720〜得る
4j)が出来る。このものをシリカゲルカラム(5%エ
ーテル/ヘキサン)で精製すると化合物n、73ηを得
る事が出来る。(出発原料からの収率t;l:10sl
 I+ である) 第5表(化合物■) 見捌けの性状 無色透明な液体 示性式 0+s rho O 分子量 192 赤外線吸収スペクトル←−’) : 3330.305
0.3020゜1650、1565.1085.106
0.1020.805マススペクトル(’% C%) 
) : 192(M″’、 9)、177(3[J)。
174(19)、 159(iDD)、 l44(19
)、 136(24)、 12D59)。
119(46)、 107(29)、 105(33)
、93(20)、91(1B)核磁気共鳴スペクトル(
δP) : i、00(S、 5H)、 1.06(d
、 J=7.0&+ 3H)、112(S、 3H)、
1.14(S、 3H)。
1.62(d、、 J=8.0.7.[]X(Z、 I
n)+ 1.80(bg+ IH)、1.90(ddd
、 J=17.0.4.6.1.iZ、 IH)、1.
96(at、 J=17.0゜2.6HzI IH)、
 4.41(del+ 、T=8.0.1.2Hz+ 
IH)1 5.37(btlJ=1.2Hz+ In)
、5.47(ddd+ J’= 10.0,4.6+ 
2.7Hz+ 1a)。
5.55(dda、 J=10.0.2.7.1.5i
4z+ IH)製造例3 化合物II (38N+ 0.2y++yn。l)とメ
タノール(5IIIe)の溶液に水素化ナトリウムボラ
ン(7,6q、0.2mmol )を溶かした5−のア
ルカリ性メタノール水溶液を10℃で滴下する。混合物
を室温で1時間攪拌し。
20−の水を加え、エーテルで抽出する。エーテル層を
食塩水で2度洗浄した後、無水硫酸ナトリウム上で乾燥
する。減圧下溶媒を留去すると41巧の淡黄色の数体を
得る事が出来る。シリカゲルカラム(5%エーテル/ヘ
キツーン)で和製すると化合物■を無色透明な液体とし
て58噌得る事が出米ムn m (出発原料からの収率は100%である。)第4表(化
合物■) 見掛けの性状 無色透明な散体 示性式 C+s I(2o 02 分子量 208 赤外線吸枢スペクトル(m”) : 3420.505
0.ろ020 。
165a、 1382.1045.1010. 960
. 725マススペクトルC% (S) ) : 20
B(M+、 ’1j、190(9)。
175(35)、 147(24)、 135(100
)、 119(36)、 107(28)。
93(192,43(58) 核磁気共鳴スペクトル(δIF) : 1.20(S、
 31()、 1.21(S、 3H)、 1.27(
S、 3H)、 1.32(S、 5H)、 1.60
(bet 110゜1.70(bsl 1H)、 1.
93(dt+ J=17.0.2.6H2I 1n)、
 2.03(dd、 J、=17.0.5.7Hz+ 
IH)+ 4−15(dIJ=3.2Hz+ IH)。
5.57 (ddt+ J ” 10.0 + 2.6
+ 1.0Hz l IH) + 5.65 (d+ 
J −”’3.2&、IH)、5.85(dddl 、
T=10.0,5.57,2.6Hz+ IH)製造例
4 メタクロロ過安息香酸(70%純度、 o、ssy、 
2.23mmol)と塩化メチレン(8I+Ie)の溶
液中に化合ウニ(35ON、 2.01ynmolりと
塩化メチレン(8−)の溶液を3°〜5°Cで滴下する
。滴下終了後9反応温度を徐々に上げ、室温で30分間
攪拌する。混合物を冷やし、2N水酸化ナトリウム水溶
液を加えて反応を中止する。混合物を塩化メチレンで抽
出し、水洗した後、無水硫酸マグネシウム上で乾燥する
。減圧下溶媒を留去すると無色透明な液体660〜を得
る事が出来る。このものをT HF 2ml!に溶かし
30%過塩素酸水溶液1x+eを加え、50°Cで5時
間攪拌した後、氷水中に注ぎ9食塩を加え、エーテルで
2度抽出する。エーテル層を食塩水で2度洗浄した後、
無水硫酸マグネシウム上で乾燥する。減圧下溶媒を留去
すると濃黄色のオイル610#を得る事が出来る。この
ものをシリカゲルカラム(10%エーテル/ヘキサン)
で精製すると無色透明の液体として化合物IV 53’
Lを得る事が出来る。(出発原料からの収率は15%で
ある。) I IV 次に香料組成物に本発明化合物を配合した場合の効果に
ついて説明する。
実施例1 下記成分を調合してパイナツプル香料をLit製した。
(重量比) エチルアセテート 50 部 エチルブチレート 25 エチルバレレート2D エチルカプロエート 65 バニリン 2 アリルカグロエート50 アリルシクロヘキサングロピオネート 150マルトー
ル 1.5 アルデヒドOts 25 エチルバニリン 0.5 インアミルアセテ−1・ 15 インアミルブチレート 5 シトラール 1 化合物■0,5 化合物■0.6 水 50 95%エチルアルコール 5692 i、 o o o、o部 上記香料組成物を1検体ヨとし、化合物■および化合物
■の代わシに95%エチルアルコール0.8部を加えて
調製した「対照ヨとを20人の香気専門パネルの構成で
5点比較法による良否の識別テストを行ない、香気を比
較、評価した。その結果18人の構成パネルが「検体」
を「対照ヨより艮とし。
パイナツプルの果皮を剥いだ時の香気がよく現われてい
るし、より天然らしさが加味される点を指摘した。
実施例2 下記諸成分を調合してアップル香料を調製した。
(重量比) エチルアセテート 5 部 エチルブチレート 2゜ エチルフォーメートi。
アミルフォーメート 4 アミルアルコール 1.5 アミルブチレート25 アミルバレレート 25 エチルアセトアセテート 2 ヘキシルアセテート 2 シス−6−ヘキセニルアセテート 1 ヘキシルアルコール 6 リナロール 1.5 ゲラニオール 1 ゲラニルアセテート 1 化合物M O,2 化合物IV o・ろ 水 50 95%エチルアルコール 8478 1、000.0部 上記香料組成物を「検体」とし、化合物■および■の代
わりに95%エチルアルコール0.5部を加えて調製し
た「対照」とを実施例1の構成パネルで香気を比較した
所、18名のパネルが「対照ヨよシ「検体」を艮とし、
果肉、果汁感が顕著に認められる点を指摘した。
実施例6 下記諸成分を調合してバニラ香料を調製した。
(重量比) バニラチンキ 750 部 バニリン 40 エチルバニリン 10 サイクロテン 5 マルトール 5 化合物I 1.0 化合物II 1.0 95%エチルアルコール 188 1、000.0部 上記香料組成物を「検体」とし、化合ウニおよび■の代
わりに95%エチルアルコールを2部加えて調製した「
対照ヨとを実施例1と同じ構成パネルで香気を比較、評
価した所、19名の・ぐネルが「一対照」より「検体ヨ
を艮とし、バニラ香気の特徴のひとつであるワラ臭が増
強され、よシ大然感が倍加する点を指摘した。
実施例4 下記諸成分を調合してバイオレット香料を調製した。
(ml讐]、比) メチルイオノン 125?′lIS アル7アーイオノン 600 ヘリオトロピン 20 クマリン 3 メチルヘプチンカーボネート 6 フエニルエチルアルコール 40 ベンジルアセテート 15 シトμネロール 20 メチルオクチンカーボネート 4 ラウリルアルデヒド 1 化合物工4 化合物■1 95%エチルアルコール 461 1、000.0部 上記香料組成物を「検体」とし、化合物■および■の代
わシに95%エチルアルコール5部加えて調製した「対
照ヨとを実施例1の構成パネルで香気を比較、評価した
所、18名のパネルが「対照ヨよシ「検体ヨを良とし、
バイオレット香気の浮立ちにややグリーンなそして新鮮
な効果を与え、天然らしさが顕著に現われる事を指摘し
た。
以上

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)下記一般式で示きれるビシクロ(4,3,0)ノ
    ナン類化合物 〔式中、R1は水素原子を示しそしてJムはhと一緒に
    a−C結合を示すか、またはR1は1.<wと一緒にオ
    キソ基を示しそして凡は水素原子を示すか、′または几
    および烏は水素原子を示しそして畏t51ヒドロキシル
    基を示すか、またはR+は水素原子を示しそしてみおよ
    び几はヒドロキシル基を示す〕(2)下記一般式で示さ
    れるビシクロ[4,3,0)ノナン類化合物を首府する
    事を特徴とする香4・・1組成物 〔式中、 R+は水素原子を示しそして烏は烏と一緒に
    C−C結合を示すか、またはRLは&と一緒にオキソ基
    を示しそして烏は水素原子を示す75ム、または&およ
    び馬は水素原子を示しそして良はヒドロキシル基を示す
    か、まitはR+は水素原子を示しそして烏および烏は
    ヒドロキシル基を示す〕
JP58166020A 1983-09-08 1983-09-08 新規ビシクロ〔4.3.0〕ノナン類化合物 Pending JPS6056930A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01275923A (ja) * 1988-01-07 1989-11-06 Alfred Teves Gmbh 車両用スポットタイプのディスクブレーキ
JPH0216836U (ja) * 1988-07-19 1990-02-02
WO2011074613A1 (ja) 2009-12-16 2011-06-23 株式会社カネカ 香味剤の製造方法および香味剤

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