JPS6056921B2 - 流体制御装置 - Google Patents

流体制御装置

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JPS6056921B2
JPS6056921B2 JP3501977A JP3501977A JPS6056921B2 JP S6056921 B2 JPS6056921 B2 JP S6056921B2 JP 3501977 A JP3501977 A JP 3501977A JP 3501977 A JP3501977 A JP 3501977A JP S6056921 B2 JPS6056921 B2 JP S6056921B2
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JP
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pressure
valve
control valve
pressure control
discharge line
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JP3501977A
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道夫 布川
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Daikin Industries Ltd
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Daikin Kogyo Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はアクチュエータ停止時の中立省馬力制御機能と
アクチュエータ作動時の最大圧制御機能とを備える流体
制御装置に関するものて、最大圧制御から中立省馬力制
御への切換えを円滑に行える如くしたことを特徴とする
ものである。
第6図は従来のこの種制御装置を備えると共に、さらに
流量比例制御機能を備えた装置であつて、ポンプ吐出圧
力がスプリング1力(例えば200〜300に9/cl
tに打勝つ値に達して、安全弁2が押開かれ、該吐出圧
力を分流ライン3を介してシリンダ4に導き、ポンプ吐
出圧が前記スプリング1力とバランスする値(第7図に
おけるP、)以上にならないようにポンプ吐出量を制御
している状態、つまり最大圧制御を行つている状態を示
している。
また該制御装置は他にもう1個の圧力制御弁6を備え、
流量調整弁7を中立位置に保持してとき背圧室8をベン
ト路9を介してタンク10に開放し、該圧力制御弁6を
アンロード弁として作用させると共に、アンロード流体
をシリンダ4に導いてポンプ吐出圧力をスプリング11
力(例えば5〜10に9/c71i)とバランスする値
(第7図におけるPo)に保持する制御、つまり中立省
馬力制御を行うことができる。さらに流量調整弁7を図
示の状態にセットしているときは、流量調整部12の後
位圧力をフィードバックライン13を介して背圧室8に
導き、前記圧力制御弁6を圧力補償弁として作用させて
、前記流量調整部12の前後差圧が常にスプリング11
力とバランス状に保持されるようにシリンダ4に作用す
る圧力を調整する制御、つまり流量比例制御並びにアク
チュエータ作動時の省馬力制御を行うことができる。以
上のように圧力制御弁6は、中立省馬力制御とアクチュ
エータ作動時の省馬力制御とに作用し、一方安全弁2は
最大圧制御時に作用する。
しかし、下記の理由により最大圧制御から中立省馬力制
御への切換えが円滑でない欠点があつた。即ち、第6図
は先にも述べたように最大圧制御状態を示している。こ
の場合安全弁2は吐出圧力がスプリング1力に対応した
値以上に上昇しないような制御を行つている関係上、通
路14とシリンダ4との間はスプールランド15によつ
て封鎖される。該通路14はポンプ吐出量を増大すると
きシリンダ4内の流体をタンク16に排出するためのも
のでもあるし、また圧力制御弁6のスプール17を右方
向に押開いた流体をシリンダ4に導くためのものでもあ
る。そこで第6図の状態から流量調整弁7を中立位置に
切換え、背圧室8をベント路9を介してタンク10に開
放して中立省馬力制御態勢を整えると、スプール17は
右方向に変位し通路14を介してランド15の右側に流
体を流入させる。しかし流量調整弁7を中立位置に切換
えると同時に吐出ライン18が封じ込まれるので、ラン
ド15の佐側の面に作用する吐出は低下しないまま最大
圧制御が継続され圧力制御弁6の通路14を閉鎖してい
る。このため第7図にお.ける最大圧制御圧P1は中立
省馬力制御P。まで低下しない。要するに中立省馬力制
御態勢にすべく流量調整弁7を変位させても最大圧制御
から中立省馬力制御への切換えが行えない訳である。本
発明は上記の点に鑑みて発明したもので、特J殊な圧力
制御弁を用いることにより、最大圧制御から中立省馬力
制御への切り換えを円滑に行うことを、その目的とする
ものである。
この目的を達成するために本発明は、吐出量可変部材2
6と該可変部材26を操作するシリンダZ58とからな
る最大圧吐出量特性を備えた可変容量形ポンプ21と、
前記ポンプ21の吐出ライン29を開閉すると共に、こ
の吐出ライン29から負荷側への流量を調整する流量制
御部32を備えた方向制御弁22と、前記シリンダ58
を前記吐出ライン29と圧抜通路52とに切換連通する
弁41を備え、この弁41の一端室に設けたスプリング
40で前記シリンダ58を圧抜通路52に連通させる位
置へ弁41を設定し、前記弁41の他端室に作用する吐
出ライン29の圧力で前記シリンダ58を圧抜通路52
から吐出ライン29に連通させる位置へ弁41を設定す
る第1圧力制御弁24と、前記吐出ライン29の流体を
前記シリンフダ58に直接導く通路51と前記圧抜通路
52とを交互に開閉する弁50を備え、この弁50の一
端室に設けたスプリング49で前記通路51を閉鎖し、
かつ前記圧抜通路52を開放する位置へ弁50を設定し
、前記弁50の他端室に作用する吐門出ライン29の圧
力で前記通路51を開放し、かつ前記圧抜通路52を閉
鎖する位置へ弁50を設定する第2圧力制御弁25と、
前記方向制御弁22で吐出ライン29を閉鎖したとき、
前記第2圧力制御弁25の一端室をタンク30に、前記
吐出・ライン29を開放したとき、前記第2圧力制御弁
25の一端室を流量制御部32の後位に連通させる切換
手段とから成り、前記第1圧力制御弁24のスプリング
40力に対して前記第2圧力制御弁25のスプリング4
9力を小さく設定するように構成したものである。
而してこの技術的手段によれは、前記方向制御弁22で
吐出ライン29を閉鎖し、第2圧力制御弁25の一端室
をタンク30に連通させた状態で、前記弁50の他端室
に作用する吐出ライン29の圧力が前記スプリング49
に打勝つ値になつたとき、前記弁50をスプリング49
力に抗して移動させ通路51を開放し、かつ通路52を
閉鎖して吐出ライン29の流体を通路51を介して前記
シリンダ58に供給して、可変部材26を操作し、吐出
量を減少させることにより、ポンプ21は、第2圧力制
御弁25のスプリング49力に対応する低圧てもつて吐
出量を略零とする中立省馬力制御を行なう一方、前記方
向制御弁22で吐出ライン29を開放し、第2圧力制御
弁25の一端室を前記流量制御部32の後位に連通させ
、吐出ライン29の圧力が第1圧力制御弁24のスプリ
ング40力に対応する圧力に達するまでは、第2圧力制
御弁25により流量制御部32前後の差圧が一定になる
ように可変部材26を操作して吐出量を調整するもので
あつて、前記第1圧力制御弁24の弁41の他端室に作
用する吐出ライン29の圧力が前記スプリング40力に
打勝つ値になつたとき、前記弁41をスプリング40力
に抗して移動させ、この弁41の移動により吐出ライン
29とシリンダ58とが連通する。
そして吐出ライン29の流体をシリンダ58に供給して
可変部材26を操作し、吐出量を減少させることにより
、ポンプ21は、第1圧力制御弁24のスプリング40
力に対応する高圧でもつて吐出量を略零にする最大圧制
御を行なうのである。そして方向制御弁22を操作して
吐出ライン29を閉鎖すると共に、第2圧力制御弁25
の一端室をタンクに開放して、第1圧力制御弁24によ
る最大圧制御から第2圧力制御弁25による中立省馬力
制御に切換えたとき、第2圧力制御弁25の弁50がス
プリング49力に抗して移動し、圧抜通路52を閉鎖す
ると共に、通路51を開放し、この通路51を介して吐
出ライン29と前記シリンダ58とを連通させる。この
際第1圧力制御弁24の弁41位置に関係なく吐出ライ
ン29の流体は前記通路51を介してシリンダ58に流
入して可変部材26を操作し、吐出量を減少させること
により、ポンプ21は第2圧力制御弁25のスプリング
49力に対応する低圧でもつてポンプ21の吐出量を略
零にする中立省馬力制御を行うのであつて、最大圧制御
から中立省馬力制御への切換えを円滑とすることができ
るものである。以下本発明の実施例を中立省動力制御、
省動力流量比例制御、最大圧制御の各機能を具備する第
1図及び該第1図の一部をシンボル図で図示した第2図
ないし第5図の作用説明図に基づき説明する。
前記各図は可変容量形ポンプ21と、4ボート形の流量
調整機能を有する方向制御弁(以下流量方向制御弁22
と称す)と、アクチュエータ23と、第1圧力制御弁2
4と、第2圧力制御弁25とによつて構成している。
前記の可変容量形ポンプ21は、アキシアルピストン型
ポンプであつて、吐出量を制御する吐出量可変部材とし
て斜板26を有しており、該斜板26は最大傾転の位置
(最大吐出量位置)にあるような傾転モーメントを有し
ている。
つまりシリンダ58に内蔵したスプリング28のモーメ
ントと、ポンプ21に往復動自在に多数挿入したピスト
ンによつて生じる斜板モーメントとによつて最大傾転位
置にある、後述する如く制御圧がシリンダ58に導入さ
れない限り最大角に傾斜して常に吐出量を最大値に維持
しようとする特性、つまり最大吐出量特性を備えている
。最大吐出量特性を得るには、この他に例えばトラニオ
ン軸を偏心させるとか、あるいは機械的、液圧的な手段
によつて外部パイロット操作力を作用させても良い。一
方前記の4ボート形流量方向制御弁22は、前記可変容
量形ポンプ(以下ポンプ21と称す)の吐出ライン29
を接続するポンプボートPと、アクチュエータ23を接
続するA,B両ボートA,Bと、タンク30を接続した
タンクボートTとを備え、スプール31中立時オールボ
ートブロック、中立以外でポンプ21とアクチュエータ
23とのメータイン回路に流量調整部32が形成される
如くしている。また該流量方向制御弁22は、前記ポン
プボートPの両側に一端を開口するフィードバックライ
ン33を備え、該フィードバックライン33の途中から
分岐したベント路34をスプール31に形成した切換部
35によつて該スプール中立時のみタンク30に連通す
る如くしている。また前記第1圧力制御弁24は第5図
のシンボル図からも理解できるように3ボート形で、一
次ボート37と二次ボート38とタンクボート39とを
備え、スプリング40で弁41を図面上左方向に押圧し
て、ノーマルな状態のときランド42ノによつて一次ボ
ート37と二次ボート38との間に形成される第1圧力
制御部61を封鎖すると共に、二次ボート38とタンク
ボート39との間を開放する如くしている。
さらにまた前記第2圧力制御弁25は第5図の7シンボ
ル図から理解できるように4ボート2方向形切換機能を
備えるもので、4個のボート44,45,46,47を
形成すると共に、背圧室48に設けたスプリング49で
弁50を図面上左方向に押圧してノーマルな状態で一次
ボート44と二フ次ボート45間に形成した第2圧力制
御部62並びに二次ボート45と連通している通路51
とを封鎖する一方、他側の2個のボート46,47間を
連通して圧抜通路52をタンク56に開放する如くして
いる。
特に該第2圧力制御弁25はランド53の巾54と、左
側の通路51の左端から右端の通路52の右端までの巾
55と略同一に形成し、一側の通路51が完全に封鎖さ
れると略同時に他側の通路52が開放し始めるようにし
ている。前記第1圧力制御弁24のタンクボート39を
第2圧力制御弁25のボート46に連結すると共に、ボ
ート47にタンク56を連結し、また吐出ライン29か
ら分岐した一次分流ライン57を第1、第2圧力制御弁
それぞれの一次ボート37,44に連結している。
さらに吐出量可変部材26に連結してシリンダ58と前
記第1圧力制御弁の二次ボート38とを二次分流ライン
57を介して連結すると共に、第2圧力制御弁25の二
次ボート45を前記第1圧力制御弁24を迂回して該弁
の二次ボート38に接続する一方、第2圧力制御弁25
の背圧室48にフィードバックライン33の他端を連結
している。本発明は上記の如く構成するものにして、以
下作用を説明する。
第1図の如くポンプ21が静止しているとき、シリンダ
58とタンク56とを第1圧力制御弁24のランド42
の右側及び圧抜通路52を介して連通しているので、吐
出量可変部材26はスプリング28力によつて最大傾斜
角に保持されている。
このため斯る状態においてポンプ21を駆動すると、該
ポンプ21は最大吐出量で流体を吐出する。一方流量方
向制御弁22は第1図及ひ第2図の如く中立時、ポンプ
21とアクチュエータ23と.の間を遮断し、第2圧力
制御弁25の背圧室48をベント路34を介してタンク
30に開放する。
このため、斯る状態て前記の如くポンプ21を駆動する
と、第2図の如く該ポンプ21から吐出される流体は矢
印のように弁50を右動させ、第2,圧力制御弁25の
一次ボート44と二次ボート45との間て形成される圧
力制御部62及び通路51を介してシリンダ58に供給
さる。この場合弁50の右動によつて圧抜通路52は封
鎖されタンク56との連通を断つので、前記の如くシリ
ンダ158に供給される流体によつて吐出量可変部材2
6は中立方向に押圧する。シリンダ58に供給される流
体圧、即ち圧力制御部62が開いた時の圧力はスプリン
グ49の圧縮力に等しく、ポンプ21はこの圧力を保持
して吐出量は略零になる。この時のポンプ吐出量は例え
ば5〜10k9/Cri程度の低圧である。このように
して中立省馬力効果が発揮される。その後、流量方向制
御弁22を例えは第3図の如く操作して、ポンプ21と
アクチュエータ23を継ぐメータイン回路に流量調整部
32を形成すると、アクチュエータ23は前記流量調整
部32を介してポンプ21から供給される流体によつて
j作動し始め、同時にアクチュエータ23によつて作動
される負荷Wに対応した圧力、つまり負荷圧をフィード
バックライン33を介して第2圧力制御弁25の背圧室
48に作用させる。
そして弁50を介してポジプ吐出圧と負荷圧とを対向さ
せ門て、流量調整部32の前後の圧力差が一定になる如
く成している。例えば流量調整部32前後の圧力差がス
プリング49力よりも大きいときは、弁50を右方向に
移動する。このため第2圧力制御部62は開かれ、第2
圧力制御弁25の二次ポー”卜45の制御圧は上昇する
。このためシリンダ58内圧も上昇してスプリング28
を右方向に押圧し、斜板26の傾斜角度を減じる。従つ
てポンプ吐出量が減少して流量調整部32前位の圧力が
低下し、結局流量調整部32前後の差圧は一定に保持さ
れるのである。又上記とは逆に流量調整部32前後の差
圧がスプリング49力よりも小さいときには、弁50が
左動し、一次ボート44と二次ボート45間を閉鎖し、
圧抜通路52とタンクボート47とを連通する。このた
めシリンダ58内の制御圧は二次分流ライン5r1第1
圧力制御弁24のボート39,39、第2圧力制御弁2
5のボート46,47を介してタンク56に開放される
ので、斜板26の傾斜角度が増大して流量調整部32前
位の流体圧を上昇させ流量調整部32前後の差圧を一定
に保持するものである。以上要するに流量調整部32前
後の差圧はスプリング49と等しい圧力差に保持される
のであつて、制御定常状態ては第2圧力制御弁25の一
次ボート44と二次ボート45との間、あるいはボート
46とボート47との間がいずれか一方が開、他方が閉
の状態を絶えす繰返しているのであつて、結果として第
2圧力制御部62て制御された制御圧がシリンダ58に
導かれているのである。叙上の如く流量調整部32の開
度に対応してポンプ吐出流量が制御されているので、余
剰流量をリリーフする必要がなく、従つて省馬力制御が
可能となる。
以上アクチュエータ23の通常運転状態について説明し
たが、次に負荷Wが増大して所定値以上.になつた場合
について説明する。
アクチュエータ23を作動中に負荷wが極端に大きくな
り所定値に達して、ポンプ吐出圧力が第1圧力制御弁2
4におけるスプリング40力(例200〜300k9/
Clt)以上となると、第4図の如く第1圧力制御弁2
4の弁41は右方向に押され、一次ボート37と二次ボ
ート38との間に第1圧力制御部61を形成し、両ボー
ト37,38を連通する。
このためポンプ吐出圧力は第1圧力制御部61によつて
制御され、この制御圧がシリンダ58に作用して斜板板
26を中立方向に移動させ、最終的には吐出量が略零に
なる。即ち第7図で説明すると、ポンプ吐出圧がP2に
達すると斜板が動きだし、P1に達すると斜板角度は略
零になり吐出量も略零になつて、謂ゆるプレツシヤコン
ベンセータ特性が得られるのである。なおP1−P2の
値は5〜10kg/Crl程度のものてある。斜板26
角度が略零になるとアクチュエータ23は停止すると共
に、第2圧力制御弁25に作用する流体圧力もバランス
するので該弁50はスプリング49で左方向に押されて
第2圧力制御部62を閉、圧抜通路52を開放する。こ
のように最大圧制御機能が発揮され、負荷圧が所定値に
達した時の省馬力特性が得られる。ここて留意する点は
、最大圧制御または中立省馬力制御にあるとき、周知の
ごとくポンプ21からは吐出圧力を発生させるだけの極
微少流量が吐出され、この流量は第4図に示す矢印のご
とく吐出ライン29からシリンダ58に形成したドレン
ラインを経てタンクへ還流される。
このような流体流れが形成されることにより、前記制御
状態が維持できるのてあり、シリンダ58内の流体が封
じ込み状態になることはないのである。しかし第4図の
最大圧制御状態にあるとき、吐出ライン29には第1圧
力制御弁24の設定圧に対応した高圧が発生しているの
で、この状態を長時間継続すると動力損失が大きく流体
の熱発生も増大する。
斯る悪条件を避けるため流量方向制御弁22を中立位置
に戻すと、第2図の如く第2圧力制御弁25の背圧室4
8はベント路34を介してタンク30に開放されるので
、第2圧力制御弁25の弁50は右動して第2圧力制御
部62を開口する。
この第2圧力制御部62による制御流体は、第1圧力制
御弁24を迂回する通路51からシリンダ58へ供給さ
れ、この制御流体で斜板26を略中立位置に保持するの
である。従つて方向制御弁22を中立位置に操作して第
1圧力制御部62と通路51とを経由する流体流れが生
ずれば、ポンプ21の吐出圧力は、第1圧力制御弁24
にる最大圧制御から第2圧力制御弁25による中立省馬
力制御に切換えられ、ポンプ吐出圧はスプリング49の
圧縮力に相当する圧力、例えば5〜10k9/C7ll
まで急速に低減する。
要するに最大圧制御から中立省馬力制御への切換えを円
滑に行えるのである。以上本発明の一実施例を図面に基
ついて説明したが、上記実施例では、第2圧力制御弁2
5の背圧室48を、吐出ラインとタンクとの切換連通す
る切換手段としてアクチュエータの動作方向を切換える
方向制御弁22を利用したが、この方向制御弁22とは
別個の切換弁て第2圧力制御弁25の背圧室48を、吐
出ラインとタンクとに切換連通させる如く設けて、この
別個の切換弁を前記方向制御弁22に連動させる構成と
してもよく、前記実施例に限定するものではない。
また図示実施例では一本の分流ライン57を第1圧力制
御弁24及び第2圧力制御弁25のそれjぞれの一次ボ
ート37,44に連結しているが、吐出ライン29から
分岐した別々の2本の分流ラインによつて第1圧力制御
弁24と第2圧力制御弁25とを別々に吐出ライン29
に接続してもよいのは勿論である。
叙上の如く本発明は、吐出量可変部材26と該可変容量
部材26を操作するシリング58とからなる最大吐出量
特性を備えた可変容量形ポンプ21と、前記ポンプ21
の吐出ライン29を開閉すると共に、この吐出ライン2
9から負荷側への流量を調整する流量制御部32を備え
た方向制御弁22と、前記シリンダ58を前記吐出ライ
ン29と圧抜通路52とに切換連通する弁41を備え、
この弁41の一端室に設けたスプリング40で前記シリ
ンダ58を圧抜通路52に連通させる位置へ弁41を設
定し、前記弁41の他端室に作用する吐出ライン29の
圧力で前記シリンダ58を圧抜通路52から吐出ライン
29に連通させる位置へ弁41を設定する第1圧力制御
弁24と、前記吐出ライン29の流体を前記シリンダ5
8に直接導く通路51と前記圧抜通路52とを交互に開
閉する弁50を備え、この弁50の一端室に設けたスプ
リング49で前記通路51を閉鎖し、かつ前記圧抜通路
52を開放する位置へ弁50を設定し、前記弁50の他
端室に作用する吐出ライン29の圧力て前記通路51を
開放し、かつ前記圧抜通路52を閉鎖する位置へ弁50
を設定する第2圧力制御弁25と、前記方向制御弁22
で吐出ライン29を閉鎖したとき、前記第2圧力制御弁
25の一端室をタンク30に、前記吐出ライン29を開
放したとき、前記第2圧力制御弁25の一端室を流量制
御部32の後位に連通させる切換手段とから成り、前記
第1圧力制御弁24のスプリング40力に対して前記第
2圧力制御弁25のスプリング49力を小さく設定する
ようにしたので、前記方向制御弁22で吐出ライン29
を閉鎖し、第2圧力制御弁25の一端室をタンク30に
連通させた状態て、前記弁50の他端室に作用する吐出
ライン29の圧力が前記スプリング49力に打勝つ値に
なつたとき、前記弁50をスプリング4,9力に抗して
移動させ通路51を開放し、かつ通路52を閉鎖して吐
出ライン29の流体を通路51を介して前記シリンダ5
8に供給して、可変部材26を操作し、吐出量を減少さ
せることにより、ポンプ21は、第2圧力制御弁25の
スプリ5ング49力に対応する低圧てもつて吐出量を略
零とする中立省馬力制御を行なう一方、前記方向制御弁
22て吐出ライン29を開放し、第2圧力制御弁25の
一端室を前記流量調整部32の後位に連通させ、吐出ラ
イン29の圧力が第1圧力制御3弁24のスプリング4
0力に対応する圧力に達するまでは、第2圧力制御弁2
5により流量調整部32前後の差圧が一定になるように
可変部材26を操作して吐出量を調整するのであつて、
前記第1圧力制御弁24の弁41の他端室に作用する吐
出ライン29の圧力が前記スプリング40力に打勝つ値
になつたとき、前記弁41をスプリング40力に抗して
移動させ、この弁41の移動により吐出ライン29とシ
リンダ58とが連通する。
そして吐出ライン29の流体をシリンダ58に供給して
可変部材26を操作し、吐出量を減少させることにより
、ポンプ21は、第1圧力制御弁24のスプリング40
力に対応する高圧でもつて背圧j室8を略零にする最大
圧制御を行なうものである。そして方向制御弁22を操
作して吐出ライン29を閉鎖すると共に、第2圧力制御
弁25の一端室をタンクに開放して、第1圧力制御弁2
4による最大圧制御から第2圧力制御弁25による中立
省馬力制御に切換えたとき、第2圧力制御弁25の弁5
0がスプリング49力に抗して移動し、圧抜通路52を
閉鎖すると共に、通路51を開放し、この通路51を介
して吐出ライン29と前記シリンダ58とを連通させる
。この際第1圧力制御弁24の弁41位置に関係なく吐
出ライン29の流体は前記通路51を介してシリンダ5
8に流入して可変部材26を操作し、吐出量を減少させ
ることにより、ポンプ21は第2圧力制御弁25のスプ
リング49力に対応する低圧てもつてポンプ21の吐出
量を略零にする中立省馬力制御を行うのであつて、最大
圧制御から中立省馬力制御への切換えを円滑なものとす
ることができるなどの顕著な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示す断面図、第2図ないし第
5図は前図の作用説明図、第6図及び第7図は従来例の
説明図てある。 21・・・・・・可変容量形ポンプ、22・・・・・方
向制御弁、24・・・・・・第1圧力制御弁、25・・
・・・・第2圧力制御弁、26・・・・・・吐出量可変
部材、29・・・・・吐出ライン、30・・・・・・タ
ンク、32・・・・・・流量調整部、40・・・・・・
スプリング、41・・・・・・弁、49・・・・・・ス
プリング、50・・・・・・弁、51・・・・・・加圧
通路、5・・2・・・・・・圧抜通路、58・・・・・
ウリンダ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 吐出量可変部材26と該可変部材26を操作するシ
    リンダ58とからなる最大吐出量特性を備えた可変容量
    形ポンプ21と、前記ポンプ21の吐出ライン29を開
    閉すると共に、この吐出ライン29から負荷側への流量
    を調整する流量制御部32を備えた方向制御弁22と、
    前記シリンダ58を前記吐出ライン29と圧抜通路52
    とに切換連通する弁41を備え、この弁41の一端室に
    設けたスプリング40で前記シリンダ58を圧抜通路5
    2に連通させる位置へ弁41を設定し、前記弁41の他
    端室に作用する吐出ライン29の圧力で前記シリンダ5
    8を圧抜通路52から吐出ライン29に連通させる位置
    へ弁41を設定する第1圧力制御弁24と、前記吐出ラ
    イン29の流体を前記シリンダ58に直接導く通路51
    と前記圧抜通路52とを交互に開閉する弁50を備え、
    この弁50の一端室に設けたスプリング49で前記通路
    51を閉鎖し、かつ前記圧抜通路52を開放する位置へ
    弁50を設定し、前記弁50の他端室に作用する吐出ラ
    イン29の圧力で前記通路51を開放し、かつ前記圧抜
    通路52を閉鎖する位置へ弁50を設定する第2圧力制
    御弁25と、前記方向制御弁22で吐出ライン29を閉
    鎖したとき、前記第2圧力制御弁25の一端室をタンク
    30に、前記吐出ライン29を開放したとき、前記第2
    圧力制御弁25の一端室を流量制御部32の後位に連通
    させる切換手段とから成り、前記第1圧力制御弁24の
    スプリング40力に対して前記第2圧力制御弁25のス
    プリング49力を小さく設定するようにしたことを特徴
    とする流体制御装置。
JP3501977A 1977-03-28 1977-03-28 流体制御装置 Expired JPS6056921B2 (ja)

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