JPS6056265B2 - 多気筒エンジンの点火装置 - Google Patents
多気筒エンジンの点火装置Info
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- JPS6056265B2 JPS6056265B2 JP4866281A JP4866281A JPS6056265B2 JP S6056265 B2 JPS6056265 B2 JP S6056265B2 JP 4866281 A JP4866281 A JP 4866281A JP 4866281 A JP4866281 A JP 4866281A JP S6056265 B2 JPS6056265 B2 JP S6056265B2
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- JP
- Japan
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- ignition
- timing signal
- ignition timing
- coil
- specific
- Prior art date
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- Expired
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-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02P—IGNITION, OTHER THAN COMPRESSION IGNITION, FOR INTERNAL-COMBUSTION ENGINES; TESTING OF IGNITION TIMING IN COMPRESSION-IGNITION ENGINES
- F02P15/00—Electric spark ignition having characteristics not provided for in, or of interest apart from, groups F02P1/00 - F02P13/00 and combined with layout of ignition circuits
- F02P15/08—Electric spark ignition having characteristics not provided for in, or of interest apart from, groups F02P1/00 - F02P13/00 and combined with layout of ignition circuits having multiple-spark ignition, i.e. ignition occurring simultaneously at different places in one engine cylinder or in two or more separate engine cylinders
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は多気筒エンジンの点火装置に関するもので
ある。
ある。
一般にエンジンの点火装置は、イグニッション゜コイ
ルの１次コイルに流れる電流を断続し、その際２次コイ
ルに発生する高電圧を点火プラグに印加し、気筒内の燃
料を着火燃焼させるものである。
ルの１次コイルに流れる電流を断続し、その際２次コイ
ルに発生する高電圧を点火プラグに印加し、気筒内の燃
料を着火燃焼させるものである。
そして従来の多気筒エンジンの点火装置では、各気筒
に設けられた点火プラグをそれぞれ所定の点火進角で点
火する必要があるため、イグニッションコイルの２次側
高電圧をデイストリビユータによつて各点火プラグに分
配するようにしている。
に設けられた点火プラグをそれぞれ所定の点火進角で点
火する必要があるため、イグニッションコイルの２次側
高電圧をデイストリビユータによつて各点火プラグに分
配するようにしている。
しカルながらこのような点火装置では、デイストリビユ
ータは、クランクシャフトの回転に同期して回転するロ
ータにイグニッションコイルの２次コイルに接続された
中心電極を取付け、又ロータを収容するキャップに各点
火プラグに接続された複数の周辺電極を取付けて構成さ
れており、このようにデイストリビユータが機械的な構
造であることから、装置が大型になつて大きな取付スペ
ースを必要し、しかもコスト高になるという欠点があつ
た。このような問題を解決するようにしたものとして従
来、例えば特開昭５０−４３３２７号公報に示されるよ
うに、イグニッションコイルの１次電流の方向を変え、
２次電圧の方向を変えることにより、点火火花をダイオ
ードによる各気筒分配とするようにしたものがあつた。
ータは、クランクシャフトの回転に同期して回転するロ
ータにイグニッションコイルの２次コイルに接続された
中心電極を取付け、又ロータを収容するキャップに各点
火プラグに接続された複数の周辺電極を取付けて構成さ
れており、このようにデイストリビユータが機械的な構
造であることから、装置が大型になつて大きな取付スペ
ースを必要し、しかもコスト高になるという欠点があつ
た。このような問題を解決するようにしたものとして従
来、例えば特開昭５０−４３３２７号公報に示されるよ
うに、イグニッションコイルの１次電流の方向を変え、
２次電圧の方向を変えることにより、点火火花をダイオ
ードによる各気筒分配とするようにしたものがあつた。
しかしながら上記従来公報記載の装置では、１次電流の
方向をどのようにして決定するか、又点火進角の制御を
どのように行なうかについては何ら記載されておらず、
その実施が難しいものであつた。この発明は以上のよう
な従来のものの欠点を除去するためになされたもので、
相対向する一対の第１の被検出体及びその一方に回転軸
方向に重なる第２の被検出体の位置を、第１，第２のピ
ックアップ素子で検出し、第１のピックアップ素子の出
力である共通点火時期信号と第２ピックアップ素子の出
力とを用いて特定点火時期信号発生回路で特定点火時期
信号を作成するとともに、上記共通点火時期信号を用い
て点火進角制御回路で点火進角を制御する信号を作成し
、一対のゲート手段を含む１次電流駆動回路によりこれ
ら２つの信号に応じてイグニッションコイルの１次電流
の流れる方向を変え、又共通点火時期信号を基準に点火
進角を決定し、該点火進角に応じて発生するイグニッシ
ョンコイルの２次側高電圧を１次電流の流れる方向に応
じて特定気筒又はそれ以外の気筒の点火プラグに導入す
るようにすることにより、構造を簡単にして、小型化及
び低コスト化を図つた実施可能な多気筒エンジンの点火
装置を提供することを目的としている。
方向をどのようにして決定するか、又点火進角の制御を
どのように行なうかについては何ら記載されておらず、
その実施が難しいものであつた。この発明は以上のよう
な従来のものの欠点を除去するためになされたもので、
相対向する一対の第１の被検出体及びその一方に回転軸
方向に重なる第２の被検出体の位置を、第１，第２のピ
ックアップ素子で検出し、第１のピックアップ素子の出
力である共通点火時期信号と第２ピックアップ素子の出
力とを用いて特定点火時期信号発生回路で特定点火時期
信号を作成するとともに、上記共通点火時期信号を用い
て点火進角制御回路で点火進角を制御する信号を作成し
、一対のゲート手段を含む１次電流駆動回路によりこれ
ら２つの信号に応じてイグニッションコイルの１次電流
の流れる方向を変え、又共通点火時期信号を基準に点火
進角を決定し、該点火進角に応じて発生するイグニッシ
ョンコイルの２次側高電圧を１次電流の流れる方向に応
じて特定気筒又はそれ以外の気筒の点火プラグに導入す
るようにすることにより、構造を簡単にして、小型化及
び低コスト化を図つた実施可能な多気筒エンジンの点火
装置を提供することを目的としている。
以下本発明の一実施例を図について説明する。
第１図は本発明の一実施例による４気筒エンジンの点火
装置を示す。図において、１ａ〜１ｄはエンジンの第１
〜第４の気筒にそれぞれ設けられた第１〜第４の点火プ
ラグ、２はクランクシャフトの回転に同期して回転する
回転板、３ａ，３ｂは回転板２の外周に相対向して取付
けられた一対の第１の被検出体、４は回転板２の外周に
第１の被検出体３ａに対し回転板２の回転方向から見て
進み側に少しずれ、かつ回転軸方向において重なるよう
に取付けられた第２の被検出体である。また５は第１の
被検出体３ａ，３ｂの回転位置を検出して共通点火時期
信号ａを出力する第１の電磁ピックアップ、６は第２の
被検出体４の回転位置を検出する第２の電磁ピックアッ
プ、７はそのＴ入力に共通点火時期信号ａが、Ｄ入力に
第２の電磁ピックアップ６の出力信号ｂがそれぞれ入力
され、そのＱ出力に特定点火時期信号ｃを出力するＤフ
リップ・フロップ、８は点火進角制御回路である。また
９は上記共通点火時期信号ａと特定点火時期信号ｃの入
力条件に応じてイグニッションコイルの１次電流の方向
を変える１次電流駆動回路で、該１次電流駆動回路９に
おいて１０ａは点火進角制御回路８の出力信号ｄと特定
点火時期信号ｃとを２入力とする第１のＡＮＤ回路、１
１はインバータ、１０ｂは点火進角制御回路８の出力信
号ｄとインバータ１１の出力信号ｅを２入力とする第２
のＡＮＤ回路、１２ａ，１２ｂは第１，第２のＡＮＤ回
路１０ａ，１０ｂの出力信号Ｆ，ｇによつてそれぞれオ
ンされる第１，第２のスイッチングトランジスタ、９ａ
は第１のＡＮＤ回路１０ａと第１のスイッチングトラン
ジスタ１２ａとによつて構成され、特定点火時期信号ｃ
と点火進角制御回路８の出力ｄとに応じて後述するイグ
ニッションコイル１３の１次コイル１４に所定方向の電
流を所定時間流す第１のゲート手段、９ｂはインバータ
１１，第２のＡＮＤ回路１０ｂ，及び第２のスイッチン
グトランジスタ１２ｂによつて構成され、特定点火時期
信号ｃの反転信号と点火進角制御回路８の出力ｄとに応
じて１次コイル１４に第１のゲート手段９ａによる電流
とは逆方向の電流を所定時間流す第２のゲート手段であ
る。
装置を示す。図において、１ａ〜１ｄはエンジンの第１
〜第４の気筒にそれぞれ設けられた第１〜第４の点火プ
ラグ、２はクランクシャフトの回転に同期して回転する
回転板、３ａ，３ｂは回転板２の外周に相対向して取付
けられた一対の第１の被検出体、４は回転板２の外周に
第１の被検出体３ａに対し回転板２の回転方向から見て
進み側に少しずれ、かつ回転軸方向において重なるよう
に取付けられた第２の被検出体である。また５は第１の
被検出体３ａ，３ｂの回転位置を検出して共通点火時期
信号ａを出力する第１の電磁ピックアップ、６は第２の
被検出体４の回転位置を検出する第２の電磁ピックアッ
プ、７はそのＴ入力に共通点火時期信号ａが、Ｄ入力に
第２の電磁ピックアップ６の出力信号ｂがそれぞれ入力
され、そのＱ出力に特定点火時期信号ｃを出力するＤフ
リップ・フロップ、８は点火進角制御回路である。また
９は上記共通点火時期信号ａと特定点火時期信号ｃの入
力条件に応じてイグニッションコイルの１次電流の方向
を変える１次電流駆動回路で、該１次電流駆動回路９に
おいて１０ａは点火進角制御回路８の出力信号ｄと特定
点火時期信号ｃとを２入力とする第１のＡＮＤ回路、１
１はインバータ、１０ｂは点火進角制御回路８の出力信
号ｄとインバータ１１の出力信号ｅを２入力とする第２
のＡＮＤ回路、１２ａ，１２ｂは第１，第２のＡＮＤ回
路１０ａ，１０ｂの出力信号Ｆ，ｇによつてそれぞれオ
ンされる第１，第２のスイッチングトランジスタ、９ａ
は第１のＡＮＤ回路１０ａと第１のスイッチングトラン
ジスタ１２ａとによつて構成され、特定点火時期信号ｃ
と点火進角制御回路８の出力ｄとに応じて後述するイグ
ニッションコイル１３の１次コイル１４に所定方向の電
流を所定時間流す第１のゲート手段、９ｂはインバータ
１１，第２のＡＮＤ回路１０ｂ，及び第２のスイッチン
グトランジスタ１２ｂによつて構成され、特定点火時期
信号ｃの反転信号と点火進角制御回路８の出力ｄとに応
じて１次コイル１４に第１のゲート手段９ａによる電流
とは逆方向の電流を所定時間流す第２のゲート手段であ
る。
そして１３はイグニッションコイルで、該イグニッショ
ンコイル１３の１次コイル１４の一方の端子１４ａは上
記第１スイッチングトランジスタ１２ａのコレクタに、
他方の端子１４ｂは第２のスイッチングトランジスタ１
２ｂのコレクタにそれぞれ接続され、又１次コイル１４
の中央のタップ１４ｃには直流電圧■８が印加されてい
る。１６ａ〜１６ｄはイグニッションコイル１３の２次
コイル１５に接続された第１〜第４の高電圧ダイオード
で、該ダイオード１６ａ〜１６ｄはイグニッションコイ
ル１３の２次側高電圧を第１〜第４の点火プラグ１ａ〜
１ｄに導入する２次電圧導入回路１７を構成している。
ンコイル１３の１次コイル１４の一方の端子１４ａは上
記第１スイッチングトランジスタ１２ａのコレクタに、
他方の端子１４ｂは第２のスイッチングトランジスタ１
２ｂのコレクタにそれぞれ接続され、又１次コイル１４
の中央のタップ１４ｃには直流電圧■８が印加されてい
る。１６ａ〜１６ｄはイグニッションコイル１３の２次
コイル１５に接続された第１〜第４の高電圧ダイオード
で、該ダイオード１６ａ〜１６ｄはイグニッションコイ
ル１３の２次側高電圧を第１〜第４の点火プラグ１ａ〜
１ｄに導入する２次電圧導入回路１７を構成している。
次に第１図及び第２図を用いて動作について説明する。
この点火装置では、エンジンが始動し、クランクシャフ
トが回転し始めると、これに同期して回転板２が回転し
始める。そしてクランクシャフトが回転角θ１になると
、第２の電磁ピックアップは第２の被検出体４を検出し
、その出力信号ｂはＤフリップ・フロップ７のＤ入力に
入力される。次にクランクシャフトが回転角０。になる
と、第１の電磁ピックアップ５は被検出体Ｃを検出して
共通点火時期信号ａを出力する。するとこの共通点火時
期信号ａは点火進角制御回路８に入力されるとともに、
Ｄフリップ・フ咄ンプ７のＴ入力に入力され、その結果
Ｄフリップ●フロップ７のＱ出力が立ち上がり、特定点
火時期信号ｃが得られる。すると１次電流駆動回路９で
は、第１のＮの回路１０ａは上記特定点火時期信号ｃと
点火進角制御回路８の出力信号ｄとのＡＮＤをとつてそ
の出力ｆはオンとなり、一方第２のＡＮＤ回路１０ｂの
出力ｇはインバータ１１があるためオフとなり、第１の
スイッチングトランジスタ１２ａのみがオンとなり、イ
グニッションコイル１３の１次コイル１４には矢印Ａ方
向に１次電流が流れる。
トが回転し始めると、これに同期して回転板２が回転し
始める。そしてクランクシャフトが回転角θ１になると
、第２の電磁ピックアップは第２の被検出体４を検出し
、その出力信号ｂはＤフリップ・フロップ７のＤ入力に
入力される。次にクランクシャフトが回転角０。になる
と、第１の電磁ピックアップ５は被検出体Ｃを検出して
共通点火時期信号ａを出力する。するとこの共通点火時
期信号ａは点火進角制御回路８に入力されるとともに、
Ｄフリップ・フ咄ンプ７のＴ入力に入力され、その結果
Ｄフリップ●フロップ７のＱ出力が立ち上がり、特定点
火時期信号ｃが得られる。すると１次電流駆動回路９で
は、第１のＮの回路１０ａは上記特定点火時期信号ｃと
点火進角制御回路８の出力信号ｄとのＡＮＤをとつてそ
の出力ｆはオンとなり、一方第２のＡＮＤ回路１０ｂの
出力ｇはインバータ１１があるためオフとなり、第１の
スイッチングトランジスタ１２ａのみがオンとなり、イ
グニッションコイル１３の１次コイル１４には矢印Ａ方
向に１次電流が流れる。
このとき２次コイル１５には矢印Ｃ方向に電流を流すよ
うな高電圧が発生し、この高電圧によつて２次コイル１
５の端子１５ａ，第１のダイオード１６ａ，第１の点火
プラグ１ａ，第４の点火プラグ１ｄ，第４のダイオード
１６ｄ及び２次コイル１５の端子１５ｂの経路て電流が
流れ、第１，第４気筒の点火プラグ１ａ，１ｄが点火さ
れる。なおこのとき第１，第４のいずれか一方の気筒が
圧縮行程上死点にあつて他方の気筒は排気行程にあり、
一方の気筒のみが真に必要な点火を行ない、他方の気筒
は空打ちを行なつているものである。次にクランクシャ
フトが回転角０３になると、第１の電磁ピックアップ５
は第１の被検出体Ｃを検出するが、第２の電磁ピックア
ップ６は第２の被検出体４を検出せず、Ｄフリップ・フ
ロップ７にはＴ入力にのみ共通点火時期信号ａが入力さ
れるので、そのＱ出力の特定点火時期信号ｃは立ち下が
る。すると１次電流駆動回路９では、今度は第２のＡＮ
Ｄ回路１０ｂの出力ｇがオンとなり、第２のスイッチン
グトランジスタ１２ｂのみがオンとなるため、イグニッ
ションコイル１３の１次コイル１４には矢印Ｂ方向に１
次電流が流れ、２次コイル１５には矢印Ｃ方向と逆方向
に電流を流すような高電圧が発生する。従つてこの高電
圧によつて２次コイル１５の端子１５ｂ，第３のダイオ
ード１６ｃ，第３の点火プラグ１ｃ，第２の点火プラグ
１ｂ，第２のダイオード１６ｂ及び２次コイル１５の端
子１５ａの経路で電流が流れ、第２，第３の点火プラグ
１ｂ，１ｃが点火される。この場合第２，第３のいずれ
か一方の気筒のみが真に必要な点火を行ない、他方は空
打ちを行なつているのは上記と同様である。このように
本実施例では、全気筒の点火時期の基準となる共通点火
時期信号ａ及び第１，第４の気筒の点火プラグ１ａ，１
ｄを点火させるための特定点火時期信号ｃが１次電流駆
動回路９に入力されたときには第１，第４の点火プラグ
１ａ，１ｄにイグニッションコイルの２次側高電圧が導
入され、上記回路９に共通点火時期信号ａのみが入力さ
れたときには第２，第３の点火プラグ１ｂ，１ｃに上記
２次側電圧が導入され、それにより各プラグが点火を行
なうようになつている。以上のような本実施例の点火装
置では、クランクシャフトと同期回転する回転体の第１
，第２の被検出体の位置を検出し、その検出信号に応じ
てイグニッションコイルの１次電流の流れる方向を変え
、その２次側高電圧を第１，第４の気筒又は第２，第３
の気筒のいずれかの点火プラグに導入し、点火を行なう
ようにしているので、デイストリビユータのような機械
的構造物をほとんど必要とせず、構造を非常に簡単化で
きる。
うな高電圧が発生し、この高電圧によつて２次コイル１
５の端子１５ａ，第１のダイオード１６ａ，第１の点火
プラグ１ａ，第４の点火プラグ１ｄ，第４のダイオード
１６ｄ及び２次コイル１５の端子１５ｂの経路て電流が
流れ、第１，第４気筒の点火プラグ１ａ，１ｄが点火さ
れる。なおこのとき第１，第４のいずれか一方の気筒が
圧縮行程上死点にあつて他方の気筒は排気行程にあり、
一方の気筒のみが真に必要な点火を行ない、他方の気筒
は空打ちを行なつているものである。次にクランクシャ
フトが回転角０３になると、第１の電磁ピックアップ５
は第１の被検出体Ｃを検出するが、第２の電磁ピックア
ップ６は第２の被検出体４を検出せず、Ｄフリップ・フ
ロップ７にはＴ入力にのみ共通点火時期信号ａが入力さ
れるので、そのＱ出力の特定点火時期信号ｃは立ち下が
る。すると１次電流駆動回路９では、今度は第２のＡＮ
Ｄ回路１０ｂの出力ｇがオンとなり、第２のスイッチン
グトランジスタ１２ｂのみがオンとなるため、イグニッ
ションコイル１３の１次コイル１４には矢印Ｂ方向に１
次電流が流れ、２次コイル１５には矢印Ｃ方向と逆方向
に電流を流すような高電圧が発生する。従つてこの高電
圧によつて２次コイル１５の端子１５ｂ，第３のダイオ
ード１６ｃ，第３の点火プラグ１ｃ，第２の点火プラグ
１ｂ，第２のダイオード１６ｂ及び２次コイル１５の端
子１５ａの経路で電流が流れ、第２，第３の点火プラグ
１ｂ，１ｃが点火される。この場合第２，第３のいずれ
か一方の気筒のみが真に必要な点火を行ない、他方は空
打ちを行なつているのは上記と同様である。このように
本実施例では、全気筒の点火時期の基準となる共通点火
時期信号ａ及び第１，第４の気筒の点火プラグ１ａ，１
ｄを点火させるための特定点火時期信号ｃが１次電流駆
動回路９に入力されたときには第１，第４の点火プラグ
１ａ，１ｄにイグニッションコイルの２次側高電圧が導
入され、上記回路９に共通点火時期信号ａのみが入力さ
れたときには第２，第３の点火プラグ１ｂ，１ｃに上記
２次側電圧が導入され、それにより各プラグが点火を行
なうようになつている。以上のような本実施例の点火装
置では、クランクシャフトと同期回転する回転体の第１
，第２の被検出体の位置を検出し、その検出信号に応じ
てイグニッションコイルの１次電流の流れる方向を変え
、その２次側高電圧を第１，第４の気筒又は第２，第３
の気筒のいずれかの点火プラグに導入し、点火を行なう
ようにしているので、デイストリビユータのような機械
的構造物をほとんど必要とせず、構造を非常に簡単化で
きる。
その結実装置を小型化して取付スペースを小さくでき、
又コストを大きく低減できる。なお上記実施例では４気
筒エンジンの点火装置の場合について説明したが、この
発明はこれに限定されるものではなく、２気筒エンジン
にも同様に適用できるものである。
又コストを大きく低減できる。なお上記実施例では４気
筒エンジンの点火装置の場合について説明したが、この
発明はこれに限定されるものではなく、２気筒エンジン
にも同様に適用できるものである。
以上のように本発明によればクランクシャフトと同期回
転する回転体の第１，第２の被検出体の位置を検出して
複数気筒の全ての点火時期の基準となる共通点火時期信
号と、複数のうちの特定気筒の点火プラグを点火するた
めの特定点火時期信号とを作成し、この２つの信号によ
つてイグニツシヨンコイルの１次電流の流れる方向を変
え、又共通点火時期信号を基準に点火進角を決定し、該
点火進角に応じて発生するイグニッションコイルの２次
側高電圧を１次電流の流れる方向に応じて特定気筒又は
それ以外の気筒の点火プラグに導入するようにしたので
、構造簡単かつ小型の点火装置を安価に得られる効果が
ある。
転する回転体の第１，第２の被検出体の位置を検出して
複数気筒の全ての点火時期の基準となる共通点火時期信
号と、複数のうちの特定気筒の点火プラグを点火するた
めの特定点火時期信号とを作成し、この２つの信号によ
つてイグニツシヨンコイルの１次電流の流れる方向を変
え、又共通点火時期信号を基準に点火進角を決定し、該
点火進角に応じて発生するイグニッションコイルの２次
側高電圧を１次電流の流れる方向に応じて特定気筒又は
それ以外の気筒の点火プラグに導入するようにしたので
、構造簡単かつ小型の点火装置を安価に得られる効果が
ある。
第１図は本発明の一実施例による４気筒エンジンの点火
装置の概略構成図、第２図Ａ，ｂ及びＣはクランクシャ
フトの回転角に対する共通点火時期信号、第２の電磁ピ
ックアップの出力信号及び特定点火時期信号の波形図で
ある。 １ａ〜１ｄ・・・・・・点火プラグ、２・・・・・・回
転板（回転体）、３ａ，３ｂ・・・・・・第１の被検出
体、４・・・第２の被検出体、５・・・・・・第１の電
磁ピックアップ（第１のピックアップ素子）、６・・・
・・・第２の電磁ピックアップ（第２のピックアップ素
子）、７・・・・Ｄフリップ・フロップ（特定点火時期
信号発生回路）、８・・・・・・点火進角制御回路、９
・・・・・・１次電流駆動回路、９ａ，９ｂ・・・・・
・第１，第２のゲート手段、１３・・・・・・イグニッ
ションコイル、１７・・・・・・２次電圧導入回路。
装置の概略構成図、第２図Ａ，ｂ及びＣはクランクシャ
フトの回転角に対する共通点火時期信号、第２の電磁ピ
ックアップの出力信号及び特定点火時期信号の波形図で
ある。 １ａ〜１ｄ・・・・・・点火プラグ、２・・・・・・回
転板（回転体）、３ａ，３ｂ・・・・・・第１の被検出
体、４・・・第２の被検出体、５・・・・・・第１の電
磁ピックアップ（第１のピックアップ素子）、６・・・
・・・第２の電磁ピックアップ（第２のピックアップ素
子）、７・・・・Ｄフリップ・フロップ（特定点火時期
信号発生回路）、８・・・・・・点火進角制御回路、９
・・・・・・１次電流駆動回路、９ａ，９ｂ・・・・・
・第１，第２のゲート手段、１３・・・・・・イグニッ
ションコイル、１７・・・・・・２次電圧導入回路。
Claims (1)
- １ 多気筒エンジンの各気筒に設けられた点火プラグと
、外周に一対の第１の被検出体が相対向して、かつ第２
の被検出体が上記一方の第１の被検出体と回転軸方向に
おいて重なるように取付けられクランクシャフトの回転
に同期して回転する回転体と、上記第１の被検出体の回
転位置を検出し上記全ての点火プラグの点火時期の基準
となる共通点火時期信号を出力する第１のピックアップ
素子と、上記第２の被検出体の回転位置を検出する第２
のピックアップ素子と、上記共通点火時期信号と上記第
２のピックアップ素子の出力信号とによつて上記複数の
うちの特定気筒の点火プラグを点火させるための特定点
火時期信号を発生する特定点火時期信号発生回路と、上
記共通点火時期信号を受け点火進角を演算する点火進角
制御回路と、イグニッションコイルの１次コイルの一端
に接続され上記特定点火時期信号と点火進角制御回路か
らの出力とにより１次コイルに所定方向の電流を所定時
間流す第１ゲート手段及び上記１次コイルの他端に接続
され特定点火時期信号の反転信号と点火進角制御回路か
らの出力とにより１次コイルに上記第１ゲート手段によ
る電流とは逆方向の電流を所定時間流す第２ゲート手段
とを含む１次電流駆動回路と、上記１次巻線によって生
じた上記イグニッションコイルの２次電圧を１次電流の
流れる方向に応じて上記特定気筒又はそれ以外の気筒に
点火プラグに導入印加する２次電圧導入回路とを備えた
ことを特徴とする多気筒エンジンの点火装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4866281A JPS6056265B2 (ja) | 1981-03-31 | 1981-03-31 | 多気筒エンジンの点火装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4866281A JPS6056265B2 (ja) | 1981-03-31 | 1981-03-31 | 多気筒エンジンの点火装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS57163155A JPS57163155A (en) | 1982-10-07 |
| JPS6056265B2 true JPS6056265B2 (ja) | 1985-12-09 |
Family
ID=12809547
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4866281A Expired JPS6056265B2 (ja) | 1981-03-31 | 1981-03-31 | 多気筒エンジンの点火装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6056265B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB2145155B (en) * | 1983-08-04 | 1987-07-08 | Nippon Denso Co | An ignition system for internal combustion engines |
| JPS6140460A (ja) * | 1984-03-29 | 1986-02-26 | Nissan Motor Co Ltd | 内燃機関の点火装置 |
| DE112014001206T5 (de) * | 2014-07-25 | 2016-06-16 | Hitachi, Ltd. | Sich drehendes, elektrisches Maschinensystem und Windenergieerzeugungssystem |
-
1981
- 1981-03-31 JP JP4866281A patent/JPS6056265B2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS57163155A (en) | 1982-10-07 |
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