JPS6056050A - 摺動接点装置 - Google Patents
摺動接点装置Info
- Publication number
- JPS6056050A JPS6056050A JP16433183A JP16433183A JPS6056050A JP S6056050 A JPS6056050 A JP S6056050A JP 16433183 A JP16433183 A JP 16433183A JP 16433183 A JP16433183 A JP 16433183A JP S6056050 A JPS6056050 A JP S6056050A
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- Japan
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- weight
- brush
- sliding contact
- alloy material
- contact device
- Prior art date
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、摺動接点装置に係り、特にそれを構成するブ
ラシとコンミテータ又はスリップリングの材料の改良に
関する。
ラシとコンミテータ又はスリップリングの材料の改良に
関する。
従来の摺動接点装置は、Au8〜12重量%、pt8〜
12重量%、Pd33〜37N量%、Ag28〜32重
量%、 Cu 12〜16重量%、Zno、i〜2重量
%の合金材料にて構成したブラシと、A g −Cd
O,5〜15重量%の合金材料にて構成したコンミテー
タ又はスリップリングとを組合わせて成るものである。
12重量%、Pd33〜37N量%、Ag28〜32重
量%、 Cu 12〜16重量%、Zno、i〜2重量
%の合金材料にて構成したブラシと、A g −Cd
O,5〜15重量%の合金材料にて構成したコンミテー
タ又はスリップリングとを組合わせて成るものである。
ところで、この摺動接点装置のブラシは、前述の如き合
金材料より構成され、コンミテータ又はスリップリング
との摺動時、摩耗粉が生じ易く接触抵抗が不安定となっ
ていた。
金材料より構成され、コンミテータ又はスリップリング
との摺動時、摩耗粉が生じ易く接触抵抗が不安定となっ
ていた。
一方、コンミテータ又はスリンプリングは、Ag−Cd
0.5〜15重量%の合金材料により構成され、ブラシ
との摺動時、粘着性が高く耐摩耗性に劣るものであった
。
0.5〜15重量%の合金材料により構成され、ブラシ
との摺動時、粘着性が高く耐摩耗性に劣るものであった
。
本発明は、斯かる欠点を解消すべくなされたものであり
、ブラシの耐摩耗性及び接触抵抗特性を向上させ、コン
ミテータ又はスリップリングの耐摩耗性を向上させた摺
動接点装置を提供せんとするものである。
、ブラシの耐摩耗性及び接触抵抗特性を向上させ、コン
ミテータ又はスリップリングの耐摩耗性を向上させた摺
動接点装置を提供せんとするものである。
本発明の摺動接点装置は、、Au8〜12重量%。
Pt8〜12重量%、Pd33〜37重量%、Ag28
〜32重量%、Cu12〜16重量%、 Zn 0.1
〜2重量%の合金材料に、その組成比に変更を加えずに
Nb。
〜32重量%、Cu12〜16重量%、 Zn 0.1
〜2重量%の合金材料に、その組成比に変更を加えずに
Nb。
In、Ba、Cdの少なくとも1種を0.5〜10重量
%添加して成る合金材料にて構成したブラシと、Ag−
Cu3〜12重量%又はAg−Cu3〜12重量%−C
d5重量%以下の合金材料にて構成したコンミテータ又
はスリップリングとを組合わせて成るものである。
%添加して成る合金材料にて構成したブラシと、Ag−
Cu3〜12重量%又はAg−Cu3〜12重量%−C
d5重量%以下の合金材料にて構成したコンミテータ又
はスリップリングとを組合わせて成るものである。
尚、ブラシを構成する合金材料に添加されるNb。
In、Ba、Cdの一部を、0.01〜0.5重量%の
範囲でFe族元素(Fe、Co、Ni)に置換しても良
いものである。
範囲でFe族元素(Fe、Co、Ni)に置換しても良
いものである。
本発明の摺動接点装置に於いて、ブラシをAu8〜12
重量%、Pt8〜12重量%、Pd33〜37重量%、
Ag28〜32重量%、Cu12〜16重量%、Zn0
.1〜2重量%の合金材料に、その組成比に変更を加也
ずにNb、In、Ba、Cdの少なくとも1種を0.5
〜10重量%添加して成る合金材料にて構成した理由は
、前記Au−Pt−Pd−Ag 〜Cu−Znの合金材
料の接触抵抗特性及び耐摩耗性を向上すべく耐凝着性を
向上させる為で、0.5重量%未満ではその効果を発揮
できず、10重量%を超えると酸化物の発生量が多(な
り、接触抵抗が高くなり、その上不安定となるものであ
る。
重量%、Pt8〜12重量%、Pd33〜37重量%、
Ag28〜32重量%、Cu12〜16重量%、Zn0
.1〜2重量%の合金材料に、その組成比に変更を加也
ずにNb、In、Ba、Cdの少なくとも1種を0.5
〜10重量%添加して成る合金材料にて構成した理由は
、前記Au−Pt−Pd−Ag 〜Cu−Znの合金材
料の接触抵抗特性及び耐摩耗性を向上すべく耐凝着性を
向上させる為で、0.5重量%未満ではその効果を発揮
できず、10重量%を超えると酸化物の発生量が多(な
り、接触抵抗が高くなり、その上不安定となるものであ
る。
コンミテーク又はスリップリングを、Ag−Cu3〜1
2重量%又はAg−Cu3〜12重量%−Cd5重量%
以下の合金材料にて構成した理由は、ブラシとの摺動時
の粘着性を抑えて耐摩耗性を向上させる為で、Cuの含
有量が3重量%未満ではその効果が得られず、12重量
%を超えると摺動時に発生する酸化物の量が多くなりす
ぎて接触抵抗が高く不安定になり、Cdの含有量が5重
量%を超えるとこれが酸化Cdとなった際、接触抵抗が
高くなり、耐摩耗性が劣下するものである。従って、C
uの含有量は3〜12重量%、Cdの含有量は5重量%
を超えないようにしたものである。
2重量%又はAg−Cu3〜12重量%−Cd5重量%
以下の合金材料にて構成した理由は、ブラシとの摺動時
の粘着性を抑えて耐摩耗性を向上させる為で、Cuの含
有量が3重量%未満ではその効果が得られず、12重量
%を超えると摺動時に発生する酸化物の量が多くなりす
ぎて接触抵抗が高く不安定になり、Cdの含有量が5重
量%を超えるとこれが酸化Cdとなった際、接触抵抗が
高くなり、耐摩耗性が劣下するものである。従って、C
uの含有量は3〜12重量%、Cdの含有量は5重量%
を超えないようにしたものである。
然して、ブラシを構成する合金材料に添加されるNb、
I n、Ba、Cd(7)一部を、0.01〜0.5重
量%の範囲でFe族元素(Fe、Co、Ni)に置換し
た場合には、結晶粒を微細化できて更に一段と耐摩耗性
を向上できるもので、0.01重量%未満では結晶粒微
細化の効果が現われず、0.5重量%を超えてもそれ以
上の効果の得られないものである。
I n、Ba、Cd(7)一部を、0.01〜0.5重
量%の範囲でFe族元素(Fe、Co、Ni)に置換し
た場合には、結晶粒を微細化できて更に一段と耐摩耗性
を向上できるもので、0.01重量%未満では結晶粒微
細化の効果が現われず、0.5重量%を超えてもそれ以
上の効果の得られないものである。
次に本発明による摺動接点装置の具体的な実施例と従来
例について説明する。
例について説明する。
下記の表−1の左欄に示す成分組成の実施例及び従来例
の合金材料より成る線径0.7mmのブラシ線材を各々
長さ8mmに切断し、2本並列させて一端を幅10m、
長さ13n、厚さ0.2mの合材に溶接し、他端に2R
の円弧状の接触部を曲成゛してブラシを作った。一方下
記の表−1の右欄に示す成分組成の実施例及び従来例の
合金材料により成る厚さ0.5鶴の板材を打抜いて直径
50mのスリップリングを作った。然してこれらブラシ
及びスリップリングを夫々組合せて摺動接点装置を作り
、夫々ブラシをスリップリングに接触させ、スリップリ
ングを正逆回転させて下記の試験条件にて摺動試験を行
い、ブラシ及びスリンプリングの摩耗量と接触抵抗を測
定した処、下記の表−2に示すような結果を得た。
の合金材料より成る線径0.7mmのブラシ線材を各々
長さ8mmに切断し、2本並列させて一端を幅10m、
長さ13n、厚さ0.2mの合材に溶接し、他端に2R
の円弧状の接触部を曲成゛してブラシを作った。一方下
記の表−1の右欄に示す成分組成の実施例及び従来例の
合金材料により成る厚さ0.5鶴の板材を打抜いて直径
50mのスリップリングを作った。然してこれらブラシ
及びスリップリングを夫々組合せて摺動接点装置を作り
、夫々ブラシをスリップリングに接触させ、スリップリ
ングを正逆回転させて下記の試験条件にて摺動試験を行
い、ブラシ及びスリンプリングの摩耗量と接触抵抗を測
定した処、下記の表−2に示すような結果を得た。
試験条件
電 流 :0.6A
電 圧 :12V
負 荷 : 抵抗負荷
回転数 : 1000r p m
周 速 :130〜120m / m i n接触圧
:toog 接触時間 i 7H (以下余白) 表−2 上記の表−2で明らかなように実路例1〜5の摺動接点
装置のブラシとスリップリングは、夫々従来例1,2の
摺動接点のブラシとスリップリングに比し摩耗量が著し
く少なく、接触抵抗は一段と低く安定していることが判
る。これはひとえに実施例1〜5の摺動接点装置のブラ
シを構成している合金材料が、摺動時にNb、In、B
a、CdさらにはNi等の酸化物が発生し、この酸化物
が潤滑剤となり、耐摩耗性が向上し、また酸化物が軟か
い為、摺動作用により容易に除去される為、ブラシの接
触面は常に清浄となって接触抵抗が一段と低くなるから
に他ならない。特に実施例5の摺動接点装置のブラシが
他の実施例の摺動接点装置のブラシに比べ摩耗量がさら
に一段と少ないのはブラシを構成している材料にFe族
元素が添加されて、その結晶粒が微細に分散していて、
耐摩耗性が一段と向上しているからに他ならない。また
実施例1〜5の摺動接点装置のスリップリングを構成し
ている合金材料のCuによって摺動時の粘着性が高くな
るのが抑えられて耐摩耗性が向上しているからに他なら
ない。
:toog 接触時間 i 7H (以下余白) 表−2 上記の表−2で明らかなように実路例1〜5の摺動接点
装置のブラシとスリップリングは、夫々従来例1,2の
摺動接点のブラシとスリップリングに比し摩耗量が著し
く少なく、接触抵抗は一段と低く安定していることが判
る。これはひとえに実施例1〜5の摺動接点装置のブラ
シを構成している合金材料が、摺動時にNb、In、B
a、CdさらにはNi等の酸化物が発生し、この酸化物
が潤滑剤となり、耐摩耗性が向上し、また酸化物が軟か
い為、摺動作用により容易に除去される為、ブラシの接
触面は常に清浄となって接触抵抗が一段と低くなるから
に他ならない。特に実施例5の摺動接点装置のブラシが
他の実施例の摺動接点装置のブラシに比べ摩耗量がさら
に一段と少ないのはブラシを構成している材料にFe族
元素が添加されて、その結晶粒が微細に分散していて、
耐摩耗性が一段と向上しているからに他ならない。また
実施例1〜5の摺動接点装置のスリップリングを構成し
ている合金材料のCuによって摺動時の粘着性が高くな
るのが抑えられて耐摩耗性が向上しているからに他なら
ない。
以上詳記した通り本発明の摺動接点装置は、従来の摺動
接点装置に比ベブラシとコンミテータ又はスリップリン
グの耐摩耗性が著しく優れていて、摩耗粉の発生量が極
めて少なく、また接触抵抗についても一段と低く安定し
ているので、従来の摺動接点装置にとって代わることの
できる画期的なものと云える。
接点装置に比ベブラシとコンミテータ又はスリップリン
グの耐摩耗性が著しく優れていて、摩耗粉の発生量が極
めて少なく、また接触抵抗についても一段と低く安定し
ているので、従来の摺動接点装置にとって代わることの
できる画期的なものと云える。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1)Au8〜12重量%、Pt8〜12重量%、Pd3
3〜37重量%、Ag28〜32重量%、Cu12〜1
6重量%、Zn0.1〜2重量%の合金材料に、その組
成比に変更を加えずにNb、In、Ba、Cdの少なく
とも1種を0.5〜10重量%添加して成る合金材料に
て構成したブラシと、Ag−Cu3〜12重量%又はA
g−Cu3〜12重量%−Cd5重量%以下の合金材料
にて構成したコンミテータ又はスリップリングとを組合
わせて成る摺動接点装置。 2)ブラシを構成する合金材料に添加されるNb。 In、Ba、Cdの一部が0.01〜0.5重量%の範
囲でFe族元素に置換されていることを特徴とする特許
請求の範囲第1項記載の摺動接点装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16433183A JPS6056050A (ja) | 1983-09-07 | 1983-09-07 | 摺動接点装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16433183A JPS6056050A (ja) | 1983-09-07 | 1983-09-07 | 摺動接点装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6056050A true JPS6056050A (ja) | 1985-04-01 |
JPH056775B2 JPH056775B2 (ja) | 1993-01-27 |
Family
ID=15791136
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16433183A Granted JPS6056050A (ja) | 1983-09-07 | 1983-09-07 | 摺動接点装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6056050A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9708116B2 (en) | 2012-06-08 | 2017-07-18 | Canon Kabushiki Kaisha | Packing member and cartridge packed in the packing member |
-
1983
- 1983-09-07 JP JP16433183A patent/JPS6056050A/ja active Granted
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9708116B2 (en) | 2012-06-08 | 2017-07-18 | Canon Kabushiki Kaisha | Packing member and cartridge packed in the packing member |
US10427867B2 (en) | 2012-06-08 | 2019-10-01 | Canon Kabushiki Kaisha | Packing member and cartridge packed in the packing member |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH056775B2 (ja) | 1993-01-27 |
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