JPS605569Y2 - 電解コンデンサ - Google Patents
電解コンデンサInfo
- Publication number
- JPS605569Y2 JPS605569Y2 JP4903479U JP4903479U JPS605569Y2 JP S605569 Y2 JPS605569 Y2 JP S605569Y2 JP 4903479 U JP4903479 U JP 4903479U JP 4903479 U JP4903479 U JP 4903479U JP S605569 Y2 JPS605569 Y2 JP S605569Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electrolytic
- electrolytic paper
- drawer
- foil
- density
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は電解コンデンサの小形化、低損失化並びにショ
ート不良の低減を図ることを目的とするものである。
ート不良の低減を図ることを目的とするものである。
一般に電解コンデンサは、第1図および第2図に示すよ
うに引出しり−ドla、2aをそれぞれ絞め等により接
続した陽極箔1、陰極箔2と、2枚の電解紙3,3′を
交互に重ね合せて巻回することにより構成したコンデン
サ素子を、電解液を含浸させてケース内に収納し、ゴム
バッキング等により封目することにより構成されている
。
うに引出しり−ドla、2aをそれぞれ絞め等により接
続した陽極箔1、陰極箔2と、2枚の電解紙3,3′を
交互に重ね合せて巻回することにより構成したコンデン
サ素子を、電解液を含浸させてケース内に収納し、ゴム
バッキング等により封目することにより構成されている
。
また、陽極箔1、陰極箔2は、引出しり一部la。
2aを接続した側の面がそれぞれ反対方向に向くように
配置しており、2枚の電解紙3,3′のうち、電解紙3
が引出しリードla、2aを接続していない側の面に接
し、電解紙3′が引出しり一部la、2aを接続した側
の面に接している。
配置しており、2枚の電解紙3,3′のうち、電解紙3
が引出しリードla、2aを接続していない側の面に接
し、電解紙3′が引出しり一部la、2aを接続した側
の面に接している。
このような電解コンデンサにおいては、最近セットの小
形化、薄形化に対応して外形寸法が非常に小さくなって
きている。
形化、薄形化に対応して外形寸法が非常に小さくなって
きている。
これは、電極箔のエツチング倍率の向上による単位表面
積当りの容量の向上とともに、電解紙3,3′として薄
いものが使用されるようになってきたことによる。
積当りの容量の向上とともに、電解紙3,3′として薄
いものが使用されるようになってきたことによる。
ところが、電極箔のエツチング倍率を高めた場合、単位
表面積当りの容量が向上する反面、コンデンサとしての
tanδが高くなり、このため電解紙3,3′として薄
いものを使用してtanδが高くなるのを抑えていたの
であるが、電解紙3,3′として薄いものを使用した場
合、引出しリード1a、2aの陽極箔1、陰極箔2への
接続部1a′。
表面積当りの容量が向上する反面、コンデンサとしての
tanδが高くなり、このため電解紙3,3′として薄
いものを使用してtanδが高くなるのを抑えていたの
であるが、電解紙3,3′として薄いものを使用した場
合、引出しリード1a、2aの陽極箔1、陰極箔2への
接続部1a′。
2a′は第3図に示すように、扁平形状であるため第2
図に示すようにその引出しり一部1aを接続した側の陽
極箔1の面と接する電解紙3′に引出しリード1aの接
続部la’のエツジ部分1a“が食い込み、薄い電解紙
3′を突き破って陰極箔2と接触するというショート不
良が発生していた。
図に示すようにその引出しり一部1aを接続した側の陽
極箔1の面と接する電解紙3′に引出しリード1aの接
続部la’のエツジ部分1a“が食い込み、薄い電解紙
3′を突き破って陰極箔2と接触するというショート不
良が発生していた。
このため、電解紙3,3′としてあまり薄いものを使用
できず、電極箔のエツチング倍率の向上により小形化が
可能になったものの、性能面ではtanδの高いもので
あった。
できず、電極箔のエツチング倍率の向上により小形化が
可能になったものの、性能面ではtanδの高いもので
あった。
本考案はこのような従来の欠点を解決するために考案し
たものである。
たものである。
本考案の電解コンデンサにおいては、第4図および第5
図に示すように、陽極箔1の引出しり一部1aを接続し
た側とは反対側の面に、厚みが20〜40μというよう
に薄く密度が0.4〜0.5f/−というように低い電
解紙4を配置し、そして引出しリード1aを接続した側
に、前記電解紙4より厚みが50〜60μというように
厚く、密度が0.6〜0.79 /rrlというように
高い電解紙5を配置し、陰極箔2とともに巻回してコン
デンサ素子を構成したものである。
図に示すように、陽極箔1の引出しり一部1aを接続し
た側とは反対側の面に、厚みが20〜40μというよう
に薄く密度が0.4〜0.5f/−というように低い電
解紙4を配置し、そして引出しリード1aを接続した側
に、前記電解紙4より厚みが50〜60μというように
厚く、密度が0.6〜0.79 /rrlというように
高い電解紙5を配置し、陰極箔2とともに巻回してコン
デンサ素子を構成したものである。
すなわち、引出しり一部1aが接続されない側の電解紙
4は、tanδを低くするために極力薄く密度の低いも
のとし、引出しり一部1aが接続される側の電解紙5は
引出しり−ド1aのエツジ部分1a″等が突き破って陰
極箔2とショートするのを防ぐために厚みが厚く密度の
高いものを使用するものである。
4は、tanδを低くするために極力薄く密度の低いも
のとし、引出しり一部1aが接続される側の電解紙5は
引出しり−ド1aのエツジ部分1a″等が突き破って陰
極箔2とショートするのを防ぐために厚みが厚く密度の
高いものを使用するものである。
このような構成とすることにより、電解箔のエツチング
倍率を向上させて単位表面積当りの容量を向上させ小形
化を図った場合に、厚みが薄く密度の低い電解紙により
tanδが高くなるのを防ぐことができ、そして引出し
リードのエツジ部分等によりショート不良が発生するの
を厚みが厚く密度の高い電解紙により防ぐことができ、
これによって小形でしかも性能の優れた電解コンデンサ
を得ることができる。
倍率を向上させて単位表面積当りの容量を向上させ小形
化を図った場合に、厚みが薄く密度の低い電解紙により
tanδが高くなるのを防ぐことができ、そして引出し
リードのエツジ部分等によりショート不良が発生するの
を厚みが厚く密度の高い電解紙により防ぐことができ、
これによって小形でしかも性能の優れた電解コンデンサ
を得ることができる。
なお、本考案において、電解紙の厚み、密度は上記実施
例の数値に限定されなく、また電極箔の引出しリードが
接続される側の面に接する電解紙としても厚み、密度の
両方を他方より増大させる必要はなく、厚みまたは密度
のいずれか一方を増大させた場合でも、本考案の効果を
得ることができる。
例の数値に限定されなく、また電極箔の引出しリードが
接続される側の面に接する電解紙としても厚み、密度の
両方を他方より増大させる必要はなく、厚みまたは密度
のいずれか一方を増大させた場合でも、本考案の効果を
得ることができる。
以上のように本考案によれば、tanδが高くなること
なく、またショート不良を発生することなく小形化の電
解コンデンサを容易に得ることができるものである。
なく、またショート不良を発生することなく小形化の電
解コンデンサを容易に得ることができるものである。
第1図は従来の電解コンデンサのコンデンサ素子を示す
斜視図、第2図はその素子の要部構造を示す断面図、第
3図はさらにその素子の要部構造を示す斜視図、第4図
は本考案の一実施例による電解コンデンサのコンデンサ
素子を示す斜視図、第5図はその素子の要部構造を示す
断面図である。 1・・・・・・陽極箔、2・・・・・・陰極箔、la、
2a・・・・・・引出しリード、4,5・・・・・・電
解紙。
斜視図、第2図はその素子の要部構造を示す断面図、第
3図はさらにその素子の要部構造を示す斜視図、第4図
は本考案の一実施例による電解コンデンサのコンデンサ
素子を示す斜視図、第5図はその素子の要部構造を示す
断面図である。 1・・・・・・陽極箔、2・・・・・・陰極箔、la、
2a・・・・・・引出しリード、4,5・・・・・・電
解紙。
Claims (1)
- 引出しリードを接続した2枚の電極箔と2枚の電解紙と
を前記2枚の電極箔の引出しリードを接続した側の面が
、反対方向に向くように交互に重ね合せ、これを巻回し
てコンデンサ素子とする電解コンデンサにおいて、電極
箔の引出しリードを接続した側の面と接する電解紙の密
度と厚みのうち少なくとも一方を他の側の電解紙より増
大させてなる電解コンデンサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4903479U JPS605569Y2 (ja) | 1979-04-12 | 1979-04-12 | 電解コンデンサ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4903479U JPS605569Y2 (ja) | 1979-04-12 | 1979-04-12 | 電解コンデンサ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS55149939U JPS55149939U (ja) | 1980-10-29 |
JPS605569Y2 true JPS605569Y2 (ja) | 1985-02-21 |
Family
ID=28933872
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4903479U Expired JPS605569Y2 (ja) | 1979-04-12 | 1979-04-12 | 電解コンデンサ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS605569Y2 (ja) |
-
1979
- 1979-04-12 JP JP4903479U patent/JPS605569Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS55149939U (ja) | 1980-10-29 |
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