JPS5932121Y2 - アルミニウム電解コンデンサ - Google Patents
アルミニウム電解コンデンサInfo
- Publication number
- JPS5932121Y2 JPS5932121Y2 JP14915477U JP14915477U JPS5932121Y2 JP S5932121 Y2 JPS5932121 Y2 JP S5932121Y2 JP 14915477 U JP14915477 U JP 14915477U JP 14915477 U JP14915477 U JP 14915477U JP S5932121 Y2 JPS5932121 Y2 JP S5932121Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- capacitor
- foil
- aluminum
- present
- anode foil
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、アルミニウム電解コンデンサ（以下アルミニ
ウムコンデンサと呼ぶ）に関し、簡単な構成で、その高
周波特性が改良されるようにしたものである。
ウムコンデンサと呼ぶ）に関し、簡単な構成で、その高
周波特性が改良されるようにしたものである。
アルミニウムコンデンサは小型であっても大容量を持つ
ので遍く利用されているが、一方高周波特性が比較的悪
いという欠点があるので実際の利用範囲が制約されてい
る。
ので遍く利用されているが、一方高周波特性が比較的悪
いという欠点があるので実際の利用範囲が制約されてい
る。
本考案は、斯る欠点を容易に排除することができるアル
ミニウムコンデンサを提供するものである。
ミニウムコンデンサを提供するものである。
本考案を明瞭にするために、先ず、従来のこの種のコン
デンサについて第１図及び第２図を参照して説明する。
デンサについて第１図及び第２図を参照して説明する。
第１図はその全体的斜視図、第２図はその要部を示す断
面図で、第２図に於て、１は陽極アルミニウム箔、２は
陰極アルミニウム箔、３は隔離に供される電解液４が含
浸されたコンデンサ紙である。
面図で、第２図に於て、１は陽極アルミニウム箔、２は
陰極アルミニウム箔、３は隔離に供される電解液４が含
浸されたコンデンサ紙である。
陽極箔１はその一面の酸化膜５をコンデンサ紙３を介し
て陰極箔２に対向して巻回された状態で絶縁容器Ａ内に
配されて構成されている。
て陰極箔２に対向して巻回された状態で絶縁容器Ａ内に
配されて構成されている。
６ａ、６ ｂは、夫々外部引出リード線である。
斯るアルミコンデンサは第５図の曲線ａで示すようにＡ
ｃ ／ ｃ （容量変化率）は周波数が高くなるにつ
れて下降し、また、第６図の曲線ａで示すようにその損
失率も悪くなると言う欠点があった。
ｃ ／ ｃ （容量変化率）は周波数が高くなるにつ
れて下降し、また、第６図の曲線ａで示すようにその損
失率も悪くなると言う欠点があった。
本考案は斯るコンデンサの改良構造に係わり、その高周
波特性をよくしたものである。
波特性をよくしたものである。
第３図及び第４図を参照しながら、本考案の一実施例を
説明する。
説明する。
第３図は本考案の全体的斜視図、第４図はその要部断面
図で、第１図及び第２図に対応する部分には同一符号を
付して重複説明を省略する。
図で、第１図及び第２図に対応する部分には同一符号を
付して重複説明を省略する。
本考案においては、第４図に示すようにその陽極箔１に
酸化膜５が被着されていない部分７を形成し、これと陰
極箔２との間にはフィルム状誘電体となる例えばプラス
チックフィルム８を介在せしめ、陽極箔１の酸化膜５の
ある部分９と陰極箔２との間には電解液４が含浸されて
いるコンデンサ紙３を介在せしめる。
酸化膜５が被着されていない部分７を形成し、これと陰
極箔２との間にはフィルム状誘電体となる例えばプラス
チックフィルム８を介在せしめ、陽極箔１の酸化膜５の
ある部分９と陰極箔２との間には電解液４が含浸されて
いるコンデンサ紙３を介在せしめる。
そして、これらの陽極箔１、プラスチックフィルム８、
陰極箔２及びコンデンサ紙３を共に巻回することにより
本アルミコンデンサを構成する。
陰極箔２及びコンデンサ紙３を共に巻回することにより
本アルミコンデンサを構成する。
本考案に係る部分的に酸化膜５が被着された陽極箔１は
、マスクを介してエツチングをすることにより得られる
。
、マスクを介してエツチングをすることにより得られる
。
プラスチックフィルム８としては、電解液に浸蝕劣化さ
れない材料を選定する。
れない材料を選定する。
本考案は上述の如く構成し、本例では従来のアルミコン
デンサを第４図における下部に形成して容量の増強をは
かり、上部にフィルムコンデンサを形成して、高周波特
性をよくしているので全体としてすぐれた高周波特性を
有すると共に、比較的容量の大きいものとなすことがで
きる。
デンサを第４図における下部に形成して容量の増強をは
かり、上部にフィルムコンデンサを形成して、高周波特
性をよくしているので全体としてすぐれた高周波特性を
有すると共に、比較的容量の大きいものとなすことがで
きる。
また、本アルミコンデンサにおいては、電解液４がコン
デンサ紙３より滲み出すこともあるが、陽極箔１、プラ
スチックフィルム８、陰極箔２及びコンデンサ紙３共に
密に巻回されているので陽極箔１とプラスチックフィル
ム８間（、−電解液４はほとんど浸透することがない。
デンサ紙３より滲み出すこともあるが、陽極箔１、プラ
スチックフィルム８、陰極箔２及びコンデンサ紙３共に
密に巻回されているので陽極箔１とプラスチックフィル
ム８間（、−電解液４はほとんど浸透することがない。
従って、本考案に於て、その酸化膜５の被着されていな
い電極間では、プラスチックフィルム８を誘電体とする
コンデンサ機能が得られる。
い電極間では、プラスチックフィルム８を誘電体とする
コンデンサ機能が得られる。
第５図において、本考案のアルミコンデンサについて容
量変化率１ ｃ ／ ｃと周波数との関係を測定した結
果を曲線すに示す。
量変化率１ ｃ ／ ｃと周波数との関係を測定した結
果を曲線すに示す。
また、第６図において本アルミコンデンサについて損失
率と周波数との関係を測定した結果を曲線すに示す。
率と周波数との関係を測定した結果を曲線すに示す。
図からも明らかなように、従来のものに比し、本考案の
アルミコンデンサは優れた性能を備えていることが分る
。
アルミコンデンサは優れた性能を備えていることが分る
。
第１図は従来のアルミニウム電解コンデンサの斜視図、
第２図はその要部の断面図、第３図は本考案の一実施例
の斜視図、第４図はその要部の断面図、第５図及び第６
図は従来のものと本考案のものとの容量変化率及び損失
率を夫々測定した特性図である。 １は陽極箔、２は陰極箔、３はコンデンサ紙、４は電解
液、５は酸化膜、７は酸化膜の被着されていない部分、
８はプラスチックフィルムである。
第２図はその要部の断面図、第３図は本考案の一実施例
の斜視図、第４図はその要部の断面図、第５図及び第６
図は従来のものと本考案のものとの容量変化率及び損失
率を夫々測定した特性図である。 １は陽極箔、２は陰極箔、３はコンデンサ紙、４は電解
液、５は酸化膜、７は酸化膜の被着されていない部分、
８はプラスチックフィルムである。
Claims (1)
- 相対向するように配された酸化膜被膜を有するアルミニ
ウム陽極箔とアルミニウム陰極箔とを有して成るアルミ
ニウム電解コンデンサ紙サいて、上記陽極箔の酸化膜が
被着されていない部分と上記陰極箔との間にはフィルム
状の誘電体を配し、また上記陽極箔の酸化膜が被着され
ている部分と上記陰極箔との間には電解液が含浸された
コンデンサ紙を配し、上記陽極箔、上記誘電体、上記陰
極箔及び上記コンデンサ紙が共に巻回されて成ることを
特徴とするアルミニウム電解コンデンサ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14915477U JPS5932121Y2 (ja) | 1977-11-07 | 1977-11-07 | アルミニウム電解コンデンサ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14915477U JPS5932121Y2 (ja) | 1977-11-07 | 1977-11-07 | アルミニウム電解コンデンサ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5474247U JPS5474247U (ja) | 1979-05-26 |
| JPS5932121Y2 true JPS5932121Y2 (ja) | 1984-09-10 |
Family
ID=29132217
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14915477U Expired JPS5932121Y2 (ja) | 1977-11-07 | 1977-11-07 | アルミニウム電解コンデンサ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5932121Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS58153321A (ja) * | 1982-03-07 | 1983-09-12 | 日本ケミコン株式会社 | コンデンサ |
-
1977
- 1977-11-07 JP JP14915477U patent/JPS5932121Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5474247U (ja) | 1979-05-26 |
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