JPS6055295B2 - エンボス版の製造法 - Google Patents

エンボス版の製造法

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Publication number
JPS6055295B2
JPS6055295B2 JP9199479A JP9199479A JPS6055295B2 JP S6055295 B2 JPS6055295 B2 JP S6055295B2 JP 9199479 A JP9199479 A JP 9199479A JP 9199479 A JP9199479 A JP 9199479A JP S6055295 B2 JPS6055295 B2 JP S6055295B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
decorative board
plate
gloss
thermosetting resin
manufacturing
Prior art date
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Expired
Application number
JP9199479A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5615332A (en
Inventor
晶 吉川
和彦 太田
忠信 勝田
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Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Toppan Printing Co Ltd filed Critical Toppan Printing Co Ltd
Priority to JP9199479A priority Critical patent/JPS6055295B2/ja
Publication of JPS5615332A publication Critical patent/JPS5615332A/ja
Publication of JPS6055295B2 publication Critical patent/JPS6055295B2/ja
Expired legal-status Critical Current

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  • Laminated Bodies (AREA)
  • Shaping Of Tube Ends By Bending Or Straightening (AREA)
  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は複雑な凹凸模様をその表面に有する化粧板の
製造に用いるエンボス版の製造方法に関するものである
従来、化粧板の表面にプレスによつて凹凸模様を施す
際に用いるエンボス版は、鏡面板に腐食あるいは彫刻に
よつて凹凸を施してエンボス版とするか、又はその複製
を製造してエンボス版としていた。
しかしどちらの方法も工程が煩雑であり、又得られるエ
ンボス版の価格は高価であつた。 本発明はこのような
問題点を解決し、凹凸模様を有する化粧板の製造に用い
るエンボス版を容易にかつ安価に製造する方法を提供す
るものである。 以下その方法を図面に従つて詳細に説
明する。
まず、第1図に示す様に基板1の上に熱硬化性−樹脂
を主成分とするインキ又は塗料を塗布して任意の光沢の
熱硬化性樹脂の層2を設ける。次いでその上に熱硬化性
樹脂を主成分とし、前記熱硬化性樹脂の層2とは異なつ
た艶を有するインキでスクリーン印刷方式によつて盛り
上げ、印刷層3を設け、加熱硬化してエンボス版凸部と
する。 インキの盛り上げの厚さは化粧板表面に形成す
る凹凸模様の凹部の深さによつて決定すべきで、一般に
人間が指で触つてはつきりと凹凸を感じるのはエンボス
凹部の深さがl0p前後からとされているので、凹凸感
のある意匠効果が付与することができるエンボス版にす
るにはインキの盛り上げの厚さを10μ以上にする必要
があるが、後述の様に本発明方法によつて製造されたエ
ンボス版を用いれば化粧板表面の凹部と凸部との間の光
沢差による視覚的な凹凸惑が加わるのでインキの盛り上
げの厚さが10μ以下の場合でも凹凸感を充分に表現す
ることがてきる。又、その厚さは使用するスクリーン版
の目や荒さの紗の太さ及び材質を適宜選択することによ
つて任意に調節することができる。 基板としては、ア
ルミ板、鉄板、ステンレス板、ジュラルミン板、その他
の金属板、比較的厚みのある耐熱性を有する合成樹脂フ
ィルム、アルミ箔等の金属箔等が使用できる。
熱硬化性樹脂の層2を構成するインキ又へ塗料、及び
盛り上げ印刷層3を構成するインキは、熱硬化性樹脂を
主成分とし、必要に応じてシリカ、マイカ、炭酸カルシ
ウム、アルミ粉、ステンレス粉、その他の充填材を混合
させることもできる。
そしてその種類と混合量は、熱硬化性樹脂の層2と盛り
上け印刷層3とが光沢差を有する様に各々配合する。こ
こでいう熱硬化性樹脂は、メラミン樹脂、フェノール樹
脂、エリア樹脂、シリコーン樹脂、エポキシ樹脂、アク
リル樹脂及びそれらの変性タイプを含み、乾燥硬化後、
ブレス時の熱と圧力で流動変形せず、しかもブレス時に
化粧板材料に融着しないように考慮して前記樹脂の内か
ら選択する。
なお、インキがチキソトロピツクな流動特性を有する場
合には印刷面にスクリーンの網目が表現されるので一層
風合いの良い化粧板を得ることができる。
インキを硬化させる際の加熱条件は、その使用する熱硬
化性樹脂が完全に硬化しエンボス版として使用する際に
樹脂が軟化しないように考慮して決定する。
以上の様にして製造されたエンボス版を用いて凹凸表面
を有する化粧板を製造すれは、得られる化粧板の表面に
は実際に高低差のある凹凸が形成されるのと同時に、エ
ンボス版の熱硬化性樹脂の層2が露出している部分、す
なわち凸部形成部分と接触した部分と、エンボス版の盛
り上げ印刷層3すなわち凹部形成部分と接触した部分と
はその光沢に差が与えられるので、その光沢の差による
視覚的に凹凸感が実際に形成された凹凸を強調すること
になり、意匠的に優れた凹凸模様を形成することができ
る。
この場合、従来方法のようにレリースシートを用いると
光沢差を得ることができなくなるので、レリースシート
は用いないでブレスを行ない、エンボス版と化粧版材料
との離型は、両方に使用する樹脂を選択することによつ
てなされなければならない。以上のような本発明方法に
よつて製造されるエンボス版は次の様な利点を有してい
る。
従来のエンボス版の様に腐食や彫刻によらず、印刷によ
つて凹凸形成部を設けるので、短時間でかつ、低コスト
でエンボス版を製造することがで・きる。
本発明方法によつて製造されたエンボス版を使用して化
粧板を製造すれは、実際の凹凸を形成すると同時に、凸
部と凹部との光沢差を任意に調節できるので視覚的な凹
凸感を与えることができ、実際の凹凸よりもよりエンボ
ス効果の良好な化粧板が得られる。
又、従来の腐食や彫刻によつて製造されるエンボス版は
、その凹部即ち、化粧板の凸部形成部を光沢のある状態
にすることが困難であるために、凸部が光沢があり凹部
が光沢のない化粧板を製造することができなかつたが、
本発明方法によるエンボス版を用いれば上記の様な化粧
板を容易に製L造することができる。
く実施例1〉 厚さ2T0Lのステンレス板の表面にロールコーターを
用いて二液型エポキシ樹脂塗料を塗布、乾燥して表面光
沢が完全艶有の樹脂層を設け、次いでその上にスクリー
ン印刷機を用いて二液型エポキシ樹脂からなるインキを
30pの厚さに盛り上げ印刷し、次いで160℃て6紛
間加熱して塗料とインキを硬化させて抽象柄模様のエン
ボス版を得た。
この時に使用したスクリーン版は、ポリエステル繊維の
平織りからなる80メッシュ/インチで、スクリーン厚
は200μ、模様は抽象柄模様てあつた。得られたエン
ボス版を用いて、レリースシートを使用しないで150
℃、80k9/clの条件て2吟間ブレスを行つてメラ
ミン化粧板を製造したところ、凸部に光沢があり凹部に
光沢がない抽象柄の凹凸模様を有するメラミン化粧板を
得た。
同一のエンボス版を用いて同様の化粧板の製造を50回
繰り返したが、いずれも良好な凹凸模様を有するメラミ
ン化粧板を得た。
く実施例2〉 スクリーン版を、200メッシュ/インチ、スクリーン
厚60P1模様を木目導管溝の模様とした以外は実施例
1と同様にしてメラミン化粧板の製造を50回繰り返し
たが、いずれも木目の導管溝が凹部となり、しかもその
凹部が凸部に比べて光沢が小さくて導管溝の凹みがより
強調された凹凸模様を有する木目柄のメラミン化粧板を
得た。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の方法によつて製造されたエンボス版の
1例の断面図、第2図は本発明の方法によつて製造され
たエンボス版を使用して化粧板を製造する方法の1例を
示し断面図、第3図は本発明の方法によつて製造された
エンボス版を使用して製造したエンボス模様付き化粧板
の1例の断面図を各々示す。 1・・・・・・基板、2・・・・・・熱硬化性樹脂の層
、3・・・・・成りトげ印矧1層、4・・・・・・エン
ボス版、5・・・・・・オーバーレイ紙、6・・・・・
・印刷紙、7・・・・・・コア紙、8・・・・・・化粧
板材料、9・・・・・・鏡面板、10・・・・・・ブレ
ス熱盤、11・・・・・・化粧板、12・・・・・凹部
、13・・・・・・凸部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 基板の上に任意の光沢の熱硬化性樹脂の層を設けた
    後、スクリーン印刷方式によつて熱硬化性樹脂を主成分
    とし前記熱硬化性樹脂の層とは異なつた光沢を有するイ
    ンキを模様状に印刷して盛り上げ印刷層を形成して加熱
    硬化することによつてお互いに光沢の異なる凸部形成部
    分と凹部形成部分とを設けることを特徴とするエンボス
    版の製造法。
JP9199479A 1979-07-19 1979-07-19 エンボス版の製造法 Expired JPS6055295B2 (ja)

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JP9199479A JPS6055295B2 (ja) 1979-07-19 1979-07-19 エンボス版の製造法

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JP9199479A JPS6055295B2 (ja) 1979-07-19 1979-07-19 エンボス版の製造法

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JPS5615332A JPS5615332A (en) 1981-02-14
JPS6055295B2 true JPS6055295B2 (ja) 1985-12-04

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62178798U (ja) * 1986-04-30 1987-11-13

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5836449A (ja) * 1981-08-25 1983-03-03 凸版印刷株式会社 塩ビ鋼板の製造方法

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JPS62178798U (ja) * 1986-04-30 1987-11-13

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JPS5615332A (en) 1981-02-14

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