JPS6055041B2 - 有害軟体動物駆除剤 - Google Patents

有害軟体動物駆除剤

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JPS6055041B2
JPS6055041B2 JP2147281A JP2147281A JPS6055041B2 JP S6055041 B2 JPS6055041 B2 JP S6055041B2 JP 2147281 A JP2147281 A JP 2147281A JP 2147281 A JP2147281 A JP 2147281A JP S6055041 B2 JPS6055041 B2 JP S6055041B2
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JP
Japan
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parts
slugs
glutaraldehyde
test
powder
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Expired
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JP2147281A
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JPS57136503A (en
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徹 小林
徳衛 鈴木
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Yashima Sangyo Co Ltd
Original Assignee
Yashima Sangyo Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はグルタールアルデヒドを有効成分として含有す
る有害軟体動物駆除剤に関する。
グルタールアルデヒド(ペンタンジアール)は196時
以来ホルムアルデヒドより強い殺菌及び殺胞子作用を有
することが知られ、またウィルス特にB型肝炎ウィルス
の消毒薬としてWHOのテクニカル・レポート(197
3年)にも採用されている。
わが国でもその2%溶液が医療器具の殺菌消毒薬として
市販されている。このようにグルタールアルデヒドはも
つぱら殺菌剤として用いられるほか、皮革工業における
皮のなめし剤及び電子顕微鏡用標本の固定剤としても用
いられている。本発明者らは、グルタールアルデヒドの
各種生物に対する活性を検索した結果、軟体動物例えば
なめくじ類、うすかわまいまい、アフリカまいまいなど
に対し、特異的な致死作用を有することを見出した。軟
体動物を駆除するためには、従来よりメタアルデヒドが
軟体動物に対し麻痺作用を有することが知られ、これを
有効成分とする駆除剤が市販されている。
これに比べてグルタールアルデヒドは速効性であり、か
つ低濃度で確実に軟体動物を駆除できる点で優れている
。本発明の有害軟体動物駆除剤は、グルタールアルデヒ
ドをそのまま用いてもよいが、通常は使用目的に応じ、
担体その他の補助剤を用い、常法により例えば粉剤、粒
剤、水和剤、液剤、エアゾール剤等に製剤化して用いら
れる。
そのほか適宜の添加物、農薬等を本剤に添加することも
できる。また有害軟体動物の好む物質、例えばぬか、ふ
すま、小麦粉などに本剤を混合してもよい。製剤中の有
効成分の割合は通常は0.5〜90%、好ましくは2〜
50%である。担体としては固体担体又は液体担体のい
ずれかも用いられ、固体としては、例えばクレー、カオ
リン、タルク、ジークライト、珪藻士、シリカ、酸性白
土等又はこれらの混合物があげられる。
中性ないし弱酸性(pH7〜5.5)を示すものが好ま
しい。液体担体としては、例えばメタノール、エタノー
ル、アセトン、ジメチルエーテル等の水溶性溶剤又はこ
れらの混合物があげられる。補助剤としては、界面活性
剤例えば高級アルコール硫酸ナトリウム、ポリオキシエ
チレンアルキルフエニ・ルエーテル、ステアリルトリメ
チルアンモニウム、ラウリルベタイン、塩化ベンザルコ
ニウム等の陰イオン系界面活性剤、陽イオン系、非イオ
ン系又は両イオン系の界面活性剤、結合剤が用いられる
。下記製剤例中の部は重量に関する。
製剤例 1 水和剤 グルタールアルデヒド25部、ホワイトカーボン3m)
カオリン4$及び高級アルコール硫酸アトリウム5部を
、混合粉砕して水和剤とする。
製剤例2液 剤グルタールアルデヒド25部を水55部
に溶解し、ごれにメタノール1娼及び塩化ベンザルコニ
ウム1娼を加え、混合溶解して液剤とする。
製剤例3粉 剤 グルタールアルデヒド4部、ホワイトカーボン8部及び
クレーと酸性白土の混合物(1:1)88部を、混合粉
砕して粉剤とする。
製剤例4粒 剤 グルタールアルデヒド6部、ホワイトカーボン12ff
f)及びクレーと酸性白土の混合物(1:1)82部を
混合粉砕したのち、少量の水を加えて練合し、粒剤製型
機により粒径0.2〜2.0mの粒剤とする。
製剤例5粒 剤 0.5〜2.5Tf1!1tに加工した粒状担体?部に
グルタールアルデヒド6部を噴霧し、吸着させて粒剤と
する。
製剤例6 エアゾール剤 グルタールアルデヒド5部に塩化ベンザルコニウム5部
、メタノール10m及び水8娼を加えて混合して原液と
し、この原液2部に噴射剤ジメチルエーテルを1部の割
合で混合し、容器に充填してエアゾール剤とする。
;次に本発明の軟体動物駆
除剤の試験例を示す。試験例1 なめくじに対する効果
圃場に生息しているなめくじを採集し、一夜飼育したの
ち、製剤例2の液剤を1000〜2560(1)倍に希
釈し、各濃度の希釈液でなめくじを処理した。
;処理法としては、希釈液10m1を容量100m1の
ビーカーに入れ、これになめくじを1分間もしくは瞬間
的に浸漬するか、又は希釈液を浸透した枦紙上に1分間
はわせる方法を用いた。処理後ただちに、なめくじを直
径15.5C!11のシヤj一レ中の湿潤した枦紙(東
洋戸紙NO.2、直径12.5C71り上に移し、20
0m1のビーカーで覆い、(資)℃の恒温槽の水面上に
保持し、湿度を充分に保ちつつ、1紛間観察して生死を
判定した。
その結果は第1表に示すとおりで、1分間浸漬4法では
64000倍(39ppm)瞬間浸漬法では32000
倍(78ppm)の希釈液で、充分な効果が認められた
枦紙接触法では16000倍(156ppm)の希釈液
で、1紛間以内に全部死亡した。廿:5分間以内に死亡 +:1紛間以内に死亡 ±:はう力がなくなるが、体の一部が多少動くーニはい
回る拭験例2 なめくじに対する効果 グルタールアルデヒド25部及び純水75部の混合夜を
原液として用い、試験例1と同様に試験を行つた。
その結果を第2表に示す。表中の記号は前妃と同じ意味
を有する。句険例3 うすかわまいまいに対する効果製
剤例2の液剤を用いて、試験例1と同様に試zを行つた
その結果を第3表に示す。表中の記』−は前記と同じ意
味を有する。試験例4粉剤のなめくじに対する効果 製剤例3と同様にして、有効成分含量が4.0%及びこ
れに準じて1.O%の粉剤を製造して用いた。
粉剤をなめくじに瞬間的に接触させたのち観察を行い、
5分後及び10分後の生死を判定した。その結果、4.
0%粉剤接触の場合は5分後に死2亡、1.0%粉剤接
触の場合は5分後にはほとんど動かず、1紛後には死亡
した。試験例5 植木鉢の下部に付着したり、底の水穴から侵入して鉢内
に潜んでいるなめくじ類を対象として、;浸漬法により
駆除効果を調べた。
製剤例2の液剤の500倍液(グルタールアルデヒド0
.05%含有)に鉢全体を漬け、2〜3分後に引揚げる
と、鉢に付着していたなめくじ類は全部液中に落下して
死亡した。また鉢内に潜んでいたものは、大部分が.は
い出して液中に落下し、残りは鉢内の土中で死亡してい
た。なお試験に用いた鉢植えの植物、例えばらん科植物
、シクラメン、さつきなどには薬害は発生しなかつた。
試験例6 庭の隅のごみ捨場に潜んでいるなめくじを対象として、
本発明の駆除剤の効果を調べた。
(1) 製剤例2の液剤を500倍に希釈して用いた。
ごみを取り除いて1r1t中になめくじ4晒を確認し、
希釈液300m1を園芸用じようろで散布した。2紛後
に調査したところ、45匹すべてが死亡していた。
また別のごみ捨場で1d中になめくじ23匹を確認した
のち、ごみを元どおりに覆い、ごみの上から前記の希釈
液11を散布した。
3紛後にごみを除いて調査したところ22匹が死亡し、
1匹は行方不明であり生存例は認められなかつた。
(2)製剤例3の4.0%粉剤及び製剤例4の6.0%
粉剤を用いて、同様に試験を行つた。
駆除剤は1イ当り10gの割合で均一に散布した。その
結果を第4表に示す。試験例7白菜畑ての圃場試験 圃場で本葉5〜6枚に生長した白菜がなめくじ及びうす
かわまいまいに食害されて全滅状態になつているのを見
つけ、駆除試験を行つた。
各試験区に用いた駆除剤及び散布量は下記のとおりであ
る。1区:25%液剤の50皓液を1イ当り300m1
散布2区:6.0%粒剤を10アール当り5k9散布3
区:4.0%粉剤を10アール当り5k9散布4区:比
較薬剤として、市販のメタアルデヒド 6.0%粒剤を
10アール当り5k9散布その結果は第5表に示すとお
りである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 グルタールアルデヒドを有効成分として含有するこ
    とを特徴とする、有害軟体動物駆除剤。
JP2147281A 1981-02-18 1981-02-18 有害軟体動物駆除剤 Expired JPS6055041B2 (ja)

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JPS57136503A JPS57136503A (en) 1982-08-23
JPS6055041B2 true JPS6055041B2 (ja) 1985-12-03

Family

ID=12055911

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JP2017193525A (ja) * 2016-04-20 2017-10-26 丸和バイオケミカル株式会社 アルデヒド基を有する天然化合物による軟体動物防除技術

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JPS57136503A (en) 1982-08-23

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