JPS6054973A - 硬質ダイヤモンド焼結体及びその製造方法 - Google Patents

硬質ダイヤモンド焼結体及びその製造方法

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JPS6054973A
JPS6054973A JP58162432A JP16243283A JPS6054973A JP S6054973 A JPS6054973 A JP S6054973A JP 58162432 A JP58162432 A JP 58162432A JP 16243283 A JP16243283 A JP 16243283A JP S6054973 A JPS6054973 A JP S6054973A
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diamond
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boron nitride
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勉 中村
哲男 中井
矢津 修治
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Sumitomo Electric Industries Ltd
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Sumitomo Electric Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 イ)技術分野 本発明は切削工具、岩石掘削工具として使用するのに適
した高強度でかつ耐熱性を有したダイヤモンド立方晶窒
化硼素(以下CBNと記す)焼結体およびその製造方法
に関するものである。
口)従来技術とその問題点 現在、ダイヤモンドの含有量が70容量%以上でダイヤ
モンド粒子が互いに接合した焼結体が販売され、非鉄金
属、プラスチック、セラミックのこれらのダイヤモンド
焼結体を使用した場合、その性能は非常に優れている。
しかしながら、ドリルビットなどに使用された場合、今
のところ満足される性能を有するダイヤモンド焼結体は
ないのが現状である。本発明者等は市販のダイヤモンド
焼結体を安山岩や花崗岩等の硬質岩石掘削用ドリルビッ
トとして使用した場合に十分な性能が発揮されない原因
がCo等の鉄族金属を結合材として用いている点にある
ことを見出した。すなわち、硬質岩石掘削時には掘削力
が高くなり、焼結ダイヤモンドは高温となるため 1)Co等の鉄族金属結合材の存在により、ダイヤモン
ドの黒鉛化が促進されて粒子間の結合力が低下する。
2) Co等の鉄族金属結合材の熱膨張率(例えばC。
O線膨張率は18XIO−6)とダイヤモンドのそれ(
線膨張率テ4..5X 166 )の差が太きいため1
高号に記載されている如く高温時にダイヤモンドの黒鉛
化を促進するCo等の鉄族金属を取り除けば良い。しか
しながらダイヤモンド焼結体からCo等の゛鉄族金属を
溶出した場合、ダイヤモンド焼結体の強度は20〜30
96低下する。l14にダイヤモンド焼結体−tzjツ
トとじて使用した場合、強度と耐摩耗性と耐熱性が要求
され特開昭58−114589号に記載されているよう
なダイヤモンド焼結体を用いたドリルビットではダイヤ
モンド焼結体の強度不足のため、刃先が欠損し寿命が短
い。
上記(1)及び(2)の欠点を改善する他の方法として
は、Co等の鉄族金属結合材の代わシにCBN’i結合
材とすることが考えられる。CBNは、ダイヤモンドと
の熱膨張差が僅少であり、かつ熱伝導率、熱的安定性と
も良好であるが、ダイヤモンド粉末とCBN粉末のみか
らなる焼結体は、ダイヤモンれてきたダイヤモンドとC
BNとを含む焼結体はCO等の鉄族金属相を含み、これ
を介して結合せしめたものである。
本発明者らは結合材の種類を検討することによって、高
強度で、耐摩耗性ならびに耐熱性に優れたダイヤモンド
CBN複合焼結体を開発すべく鋭意研究の結果、チタン
の炭化物、硼化物、窒化物5− および/またはこれらの固溶体の1種以上で個々の粒子
表面を強固に結合被覆されたダイヤモンド粒子30〜8
0容量%を含有し、該チタン化合物が容量で0.2〜1
0.0%であり、残部が立方晶窒化硼素であるダイヤモ
ンドCBN複合焼結体が靭性、耐摩耗性及び耐熱性を兼
ねそなえたものであることが判明した。
すなわち本発明焼結体ではCo等の鉄族金属結合材す使
用していないため、ダイヤモンド粒子の黒鉛ib+抑制
することができまたダイヤモンド粒子とCBNはチタン
の炭化物、窒化物、硼化物の1種以上および/またはこ
れらの固溶体を介して極めて強固に結合しているため、
耐摩耗性が良好であ変換せしめたものであるため、CB
N粉末を出発原料とした従来焼結体に比べ、CBN同志
の結合力が著しく高くなっている。また上記チタンの化
合物とダイヤモンド或はCBNとの熱膨張差は、Co等
の鉄族金属とダイヤモンド或はCBNとのそ6一 れの約1/2であるため、工具として使用した場合の熱
応力による亀裂発生に関しても改善されている。
本発明焼結体においては、特に10〜100μ7nの粒
度のダイヤモンド粒子を用いた場合、靭性、耐摩耗性共
、最も優れている。使用するダイヤモンドは合成ダイヤ
モンド、天然ダイヤモンドのいずれでもよい。
ダイヤモンドの含有量は30〜80%が好ましい。
この含有量が30%未満であると耐摩耗性が低下し、8
0%を越えると靭性が落ちる。該ダイヤモンド粒子はそ
の表面をチタンによって被覆された後hBN粉末とボー
ルミル等の手段で均一に混合される。
ここで、ダイヤモンド粒子表面に被覆するチタンの厚さ
は0.1〜5μmであシ、これによって焼結後、ダイヤ
モンド粒子表面には0.2〜10.0容量%のチタンの
炭化物、硼化物、窒化物および/またはこれらの固溶体
が形成される。
チタン被膜の厚さが0.1μm以下であると、ダイヤモ
ンド−C1’3N界面が完全に」二記チタン化合物を介
して結合されず、寸た、5μm以」二であると、未反応
チタンが残留して結合力を低下させる。
また、ここで使用するh B N粉末は通常平均粒径I
〜10μmのものであり、予めその不純物酸素含有量が
0.3重量%以下、好ましくは0.08重量%以下にな
るように高純度化処理を行ったものである。酸素不純物
の除去は例えば特公昭58−60608号に示される方
法で容易に達せら扛る。
このhBNの高純度化により、b B N 4 CB 
N変換は極めて高効率となる。上記混合物には、置部高
圧下においてhBN→CBN変換触媒となるリチウムの
或はアルカリ土類金属の窒化物乃至は硼窒化物と接触下
、常圧非酸化性雰囲気中、好ましくは窒素雰囲気中にて
加熱処理することにより、該触媒物質を拡散相持せしめ
る。触媒は後述する如く焼結中に析出したCBN、ダイ
ヤモンド及びチタン化合物との濡れ性の悪さにより、焼
結体外に 部へ連出゛かに拡散流出するため、触媒が適当量拡散浸
入していれば析出した、CBNは極めて緻密かつ強固に
結合し、粒界に空洞や触媒物質が残存することは殆んど
ない。拡散浸入量としては、0.5〜1.5重量%であ
ることが好ましい。0.5重量%以下ではhBN−+C
BN変換が短時間で完全には終結しない。また1、5重
量%以上では焼結体中に残存する触媒量が増加し、焼結
体の性能を劣化させる。
触媒物質′ff:0.5〜1.5重量%拡散担持したも
のであれば、触媒物質が窒化物、硼窒化物乃至は酸化物
の1種以上の形態で焼結体中に残留する量は、結合材重
量の0.0196以下であり、この量は焼結これら原料
と化学反応を起しにくい金属反応容器例えばモリブデン
、タングステン等の中に充填し、その容器を高温高圧発
生室内に配し熱力学的KCBNとダイヤモンドが同時に
安定で、かつ拡散担持せしめた触媒物質と窒化硼素の共
晶温度以上の条件に数分間曝す。この間に、拡散担持せ
しめた触媒物質の作用によりhBN−CBN変換反応が
進行9− し、それに伴ってダイヤモンド粒子を被覆していたチタ
ンが被憶基体であるダイヤモンドと、またhBNならび
に析出したCBNと反応し、最終的に、ダイヤモンドと
Cl5Nの界面に、チタンの炭化物、硼化物、窒化物お
よび/またはこれらの固溶体を生成する。一方、触媒物
質はこれら化合物との濡れ性の悪さにより、焼結体外表
面へ流出するものである。
焼結時間は触媒物質のh B N −+ CB N変換
作用を伴った焼結体外部への拡散流出ならびにチタン−
ダイヤモンド、チタン−hBJ チタン−CBHの反応
が著しく速いため極めて短時間でよく、5分程度で十分
である。焼結終了後、圧力を保持した状態で加熱のみを
停市し、高温高圧発生室内が室温付近まで冷却された後
に、保持圧力を除々に解除して常圧に戻す。
回収された試別は金属反応容器を酸処理することにより
極めて強固に焼結した硬質ダイヤモンド焼結体のみを得
ることができる。
本発明焼結体の用途としてはビットの他に伸線用−1〇
− ダイス、セラミック、切削加工用バイト、ドレッサーな
どがある。
以下実施例により具体的に説明する。
実施例1 個々の粒子表面を厚さ0.1μmのチタンで被覆した粒
度30μの合成ダイヤモンド粉末と不純物酸素含有量が
0.06重量%で粒径5μmのhBN粉末を容積で65
 : 85に混合し、均一混合した。
この混合粉末を窒化硼素マグネシウムと共に、窒素気流
中1150℃で8時間加熱処理を行ったところ、bBN
粉末重量の0.8%の窒化マグネシウムが該混合粉末中
に拡散した。
この完成粉末iMo製の容器に詰め、超高圧装置音用い
て先ず圧力k 55Kb加え、引続いて1450℃に加
熱して3分間保持した。焼結完了後、試料をとりだし加
熱した王水中でMo製容器を溶解させ焼結体を回収した
。この焼結体の組成を分析したところダイヤモンド67
容量%、CBN27容量%及びTt(c、B、N)固溶
体6容量%であった。
また、結合材中には、微量不純物として残留触媒Mg5
B2N4が結合材重計の0. OQ 5%含有されてい
た。このダイヤモンド焼結体全真空中で1000°Cに
30分加熱し、抗折−力試験に」こり強度を測定した。
その結果を表1に示す。なお比較のため表1に示すダイ
ヤモンド焼結体の強度も同時に測定した。
表 1 実施例2 表2に示す割合で完成粉末を作成し、実施例1と同様に
して焼結した。これらの焼結体を用いて切削加工用のバ
イト全作成し、花崗岩に300m/ minの速度で乾
式で20分間切削した。その結果も合わせて表2に記す
尚、比較のため従来の金属結合材を用いたダイヤモンド
焼結体の結果も示す。
表 2 13− 手続補正書 1、事件の表示 昭和58年特許願第162432号 2、発明の名称 硬質ダイヤモンド焼結体及びその製造方法3、補正をす
る者 事件との関係 特許出願人 任 所 大阪市東区北浜5丁目15番地名 称(213
) 住友電気工業株式会社社長 用上哲部 4、代理人 住 所 大阪市此花区島屋1丁目1番3号住友電気工業
株式会社内 6、補正の対象 明細書中、発明の詳細な説明の欄。
7、補正の内容 (+)明細書第3頁3行目 「(以下CBNと記す)焼結」を 「(以下CBNと記す)複合焼結」に訂正する。
(2)明細書第9頁15行目 「モリブデン、タングステン等の」を 「モリブデン等の」に訂正する。
(3)明m書第11頁9行目 「窒化硼素マグネシウム」を 「窒化マグネシウム」に訂正する。
(2) 393−

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (リチタンの炭化物、硼化物、窒化物および/″!。 たはこれらの固溶体の1種捷たは2種以上で被覆された
    ダイヤモンド粒子および立方晶窒化硼素よシなシ、かつ
    ダイヤモンド粒子が30〜80容量%、該チタン化合物
    が0.2〜10容量%であり、残部が立方晶窒化硼素で
    あることを特徴とする硬質ダイヤモンド焼結体。 (2)ダイヤモンド粒子の粒径が10〜100μmであ
    る特許請求の範囲第(1)項記載の硬質ダイヤモンド焼
    結体。 (8)チタンの炭化物、硼化物、窒化物および/または
    こnらの固溶体の1種または2種以上で被覆されたダイ
    ヤモンド粒子と不純物酸素含有量が03重量%以下であ
    る六方晶窒化硼素とからなり、かつダイヤモンド粒子が
    30〜80容量%、該チタン化合物が0.2〜10容量
    %であシ残部が六方晶1− リキ 窒化硼素である混合物中へ、5#ウムあるいはアルカリ
    土類金属の窒化物あるいは硼窒化物の1種または2種以
    」二を六方晶窒化硼素の0,5〜1.5重量%拡散」1
    1持せしめた混合粉末を、該混合粉末と反応しにくい金
    属容器中に充填し、その容器を高温高圧発生室内に配し
    、ダイヤモンドおよび立方晶窒化硼素の両者が安定な温
    度および圧力下に数分間以上保持した後、温度のみを室
    温付近まで冷である特許請求の範囲第(3)項記載の硬
    質ダイヤモンド焼結体の製造方法。 (5)両者が安定な温度および圧力が立方晶窒化硼素と
    リチウムあるいはアルカリ土類金属の窒化物あるいは硼
    窒化物の共晶温度以上であることを特徴とする特許請求
    の範囲第(3)項記載の硬質ダイヤモンド焼結体の製造
    方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH02302367A (ja) * 1989-05-17 1990-12-14 Agency Of Ind Science & Technol ダイヤモンド含有高密度無機複合焼結体の製造法
JPH10175156A (ja) * 1996-10-15 1998-06-30 Nippon Steel Corp 半導体基板用研磨布のドレッサーおよびその製造方法
JP2003095743A (ja) * 2001-09-21 2003-04-03 Ishizuka Kenkyusho:Kk ダイヤモンド焼結体及びその製造法

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