JPS6054422B2 - 編機の編地成形のための装置 - Google Patents

編機の編地成形のための装置

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JPS6054422B2
JPS6054422B2 JP3041479A JP3041479A JPS6054422B2 JP S6054422 B2 JPS6054422 B2 JP S6054422B2 JP 3041479 A JP3041479 A JP 3041479A JP 3041479 A JP3041479 A JP 3041479A JP S6054422 B2 JPS6054422 B2 JP S6054422B2
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健美 山本
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【発明の詳細な説明】 本発明は、編物作品型の型情報を外型線の主要点にお
ける段方向寸法と細幅方向寸法との数値化データとして
表す)し、編物作品の編成編目の大きさを表わすケージ
情報をもとに編物作品の編成各段の編目数を算出して、
編成編地の成形に必要な信号として出力するようにした
編機の編地成形のための装置に関するもので、その目的
とするところは、シート或いはカード等の所要の記録媒
体に記録した編成作品型の外型線の主要点を直接指示し
てスイッチ動作させることによりその指示した主要点の
段方向寸法及び細幅方向寸法を数値化データとして入力
することができる情報入力装置を設ける構成とすること
によつて、作業者が所望の形状及び大きさ等に創作した
編物作品型の外型線を数値化データとして簡単且つ確実
に入力することができて、所望の形状及び大きさ等に創
作した編物作品を極く簡単に編成し得る編機の編地成形
のための装置を提供するにある。
以下本発明の一実施例について図面を参照しながら説
明する。
先ず、第1図に従つて編機例えば手編機の概略的構成
について述べる。
1は左右に長尺な編機本体で、その前部に取付けられた
針法2に200本の編針3が列設されているとともに、
各編針3のフックを支持する前当板4の上面には、針法
2の左右中間位置であつて200本の編針3を二等分す
る部位に「O」の番号が付されているとともに、これよ
り左、右両外側に向かつて夫々100本の編針3に順次
対応するように「1」、「2」、「31・・・「 10
0」の針番号が付されている。
5は針法2の長手方向に沿つて該針法2の溝板6上を左
右方向に摺動操作されるキヤリジで、その裏面には、図
示’はしないが、タツク編、すベリ目編成いは二色同時
編込み編等の編成をなす周知の編成カム機構が設けられ
ている。
7は前記電機本体1の後部の右端部に設けられた編成模
様信号読取装置であり、これは周知のように、柄情報を
記録した記録媒体−たるパンチカード8が装置される構
成で、その柄情報によつて具現される縞模様は例えば2
4*の編針3を1単位とするように設定され、図示しな
い選針制御機構と協働して、編成に関与すべく編成待機
位置に位置された編針3の内から模様信号に対応する編
針3のみを前方選針して模様編糸による編目を形成させ
、その他の編針3を後方選針して地編糸による編目を形
成させ、以つて2欄目を1単位として繰返す編模様を形
成し得るようになつている。
9はキヤリジスイツチであり、これは、編機本体1の後
部の略中央部に取付けられており、例えば前記キヤリジ
5の後部に突設された磁石体10が接近するとこれを検
出してキヤリジ通過信号を発生するようになつている。
そして、このキヤリジスイツチ9からはリード線11が
導出されており、そのリード線11の先端部には差込端
子11aが取付けられている。一方、12は情報入力装
置であり、以下これについて第1図乃至第4図に従い述
べる。
13は左右に長尺な機枠であり、その上面部には左右に
延びるシート挿入孔14が形成されているとともに該シ
ート挿入孔14の前方に位置し且つこれに沿うようにし
てスイッチ挿通孔15が形成されている。
16はシート或いはカード等の記録媒体例えはシートで
あり、その両側部には多数の係合孔16aが形成されて
いる。
そして、このシート16は前記シート挿入孔14から機
枠13内に挿入されて、その係合孔16aが機枠13内
の送り爪車17に係合されているとともに、この送り爪
車17は機枠13内に対向配設された支枠18,18に
支承された送り軸19に嵌着固定されており、該送り軸
19の左、右両端部は機枠13を貫通して外方に突出さ
れていて、その突出端部に摘み20,20が嵌着固定さ
れている。21,21は案内レールであり、これらは前
記シート16の前面側を横切るようにして支枠18,1
8間に前後に平行に架設されており、更にこれらには矢
印22方向及び反矢印22方向に摺動自在に移動台23
が挿通支持されているとともに、この移動台23には押
釦24aを有するペンスイッチ24が設けられており、
又このペンスイッチ24には先鋭な棒状のペン25が後
方に向けて突設されている。
そして、機枠13内の支枠18,18より外側に位置す
る部位には回転軸26,27が回転自在に配設され、こ
の回転軸26,27にはプーリ28,29が夫々嵌着固
定されているとともに、これらのプーリ28と29とに
ベルト30が掛け渡されていて、そのベルト30の両端
部は前記移動台23の左、右両端部に夫々連結されてい
る。31は可撓性ケーブルであり、その一端部は前記移
動台23に取付けられ且つ他端部は前記支枠18に設け
られた接続端子部32に取付けられており、前記ペンス
イッチ24のスイッチ動作によるスイッチング電気信号
を後述するように伝達するようになつている。
33は前記回転軸26に嵌着固定された幅用回転円板で
あり、その外周部分には透光部34と非透光部35とが
交互に同じ一定″ピッチをもつて多数個形成されている
そして、この幅用回転円板33の近傍部位にはその外周
部分を挾んで対向する発光ダイオード等の発光素子及び
フォトトランジスタ等の受光素子の組を2組有する幅用
光電スイッチ36が配設されている。即ち、幅用光電ス
イッチ36は周知のフォトインタラプタ素子からなるも
ので、2組の発光、受光素子の組を透光部34と非透光
部35の半幅分だけずらして配置することにより、幅用
回転円板33の回転方向を弁別してパルス信号を出力で
きる“ように構成している。37は前記送り軸19に嵌
着固定された段用回転円板てあり、その外周部分には透
光部38と非透光部39とが交互に同じ一定ピッチをも
つて多数個形成されている。
そして、この段用回転円板37の近傍部位にはその外周
部分を挾んて対向する発光ダイオード等の発光素子及び
フォトトランジスタ等の受光素子の組を2組有する段用
光電スイッチ40が配設されている。この段用光電スイ
ッチ40も、上記幅用光電スイッチ36と同じフォトイ
ンタラプタ素子であろ。ここで、前記シート16につい
て説明を加えるに、このシート16には作業者によつて
編成すべき編物作品型の型情報が所望に創作されるもの
で、本実施例では例えばカーデイガンにおける前身頃の
左半部の外型線(外型データ)41が実寸法で描き創作
されている。そして、今このシート16の前記機枠13
の中央点00Jに対応する型上方位置に中央線16bを
想定(シート16に予め記入されている)した時(この
中央線16bは針床2の中央に対応し、左右対称の編物
作品型の場合にその中心に対応する。)この中央点たる
編成開始点ROJからの段方向寸法Yと中央線16bか
らの左編幅方向寸法XL及び右編幅方向寸法XRとによ
つて外型線41の左、右の主要点PL,PRを表わすと
、第3図に示すようになる。即ち、例えば主要点PLl
,PRlにおける段方向寸法Y1は0w!nであり、左
編幅方向寸法XLlは1807r$L、右編幅方向寸法
XRlは30wnである。同様にして、主要点PL2,
PR2における段方向寸法Y2は200TK!n1左編
幅方向寸法XL2は200順、右編幅方向寸法XR2は
307wtである。主要点PL3,PL4は編物作品型
の袖刺の原型曲線に近似する直線の交点を表わし、本実
施例においては、実寸法大の編物作品型の原型曲線に対
して2Trr!nを超えて離隔しない直線をもつて近似
させることにより各交点を求めている。このことは、主
要点PR8及びPR9においても同様である。尚、編物
作品型の原型曲線に忠実であろうとすれば、例えば1T
frInを超えて離隔しないようにすることも自由であ
るが、編物作品はその性質上編目の集合体てあるが故に
必要以上に忠実であろうとしても余り意味がなく、外型
データの量が増加する割には好結果が得られない。とこ
ろで、移動台23とともにペンスイッチ24が左右方向
に移動操作されると、ベルト30、プーリ28及ひ回転
軸26を介して幅用回転円板33が回転されるが、この
場合、ペンスイッチ24(従つてペン25)の例えば2
Tmの移動分に対して幅用回転円板33は透光部34及
び非透光部35の各幅分だけ回転するように設定されて
いる。又、摘み20を回転操作すると、回転軸19を介
して段用回転円板37が回転されるとともに、回転軸1
9及び送り爪車17を介してシート16が下方若しくは
上方に段送り若しくは段戻し移動されるようになるが、
この場合、シート16の例えば1wnの移動分に対して
段用回転円板37は透光部38及び非透光部39の各幅
分だけ回転するように設定されている。一方、第4図は
幅用回転円板33をシート16に対応するように拡大し
且つ展関して示すものて、その多数の透光部34及び非
透光部35には説明の便宜上左端から右端(実際にはこ
れらは存在しない。)に向かつてr1ョ乃至R4OOョ
の領域番号を付して示すと、ペンスイッチ24をスイッ
チ挿通孔15の左端たるスタート位置42に移動位置さ
せた時には幅用光電スイッチ36は領域番号1Lより半
幅分だけ左方にずれた位置に対応し、ペンスイッチ24
を右方に移動させてそのペン25をシート16の中央線
16bに合わせ位置させた時には幅用光電スイッチ36
は領域番号R2OOJ.l5r2Oしとの境界線上に位
置するようになつている。尚、第1図において、43は
機枠13から導出されたリード線であり、その先端部に
は差込端子43aが取付けられている。44は機枠13
の上面部に取付けられた修正スイッチである。
さて、45はケース46内に第8図に示す如き制御回路
(実際には1チップ型マイクロコンピュータからなり、
その各機能をブロック的に表示している)を組込んでな
る成形指示装置としての電子計算機であり(第1図及び
第6図参照)、これは市販の卓上電子計算機と同様の外
観を有する。
即ち、ケース46の前面部には、ROョからR9Jまで
の置数キー47が設けられているとともにクリアキー4
8が設けられており、これらの置数キー47及びクリア
キー48の右方に位置して作品キー49、編始キー50
、戻しキー51及び送りキー52が設けられており、又
置数キー47の上方に位置して段ゲージキー53、目ゲ
ージキー54及び創作始キー55が設けられており、作
品キー49の上方に位置して創作基本切換スイッチ56
及び正反切換スイッチ57が設けられている。そして、
ケース46の前面部の上端部には、セグメント形発光ダ
イオード或いは液晶等からなる4桁の段数表示器58並
びに3桁の左目数表示器59及ひ右目数表示器60が設
けられている。尚、ケース46の左側面部の上部には前
記リード線11或いは43の差込端子11a或いは43
aに差込み連結される受端子46aが取付けられている
。而して、制御回路の構成について第8図を参照して述
べる。
61は一時記憶レジスタ61aを有する書込制御回路で
あり、これには、作品キー49による作品選択信号、置
数キー47による置数信号、クリアキー48によるクリ
ア信号、段ゲージキー53による段ゲージ信号、目ゲー
ジキー54による目ゲージ信号及び創作始キー55によ
る創作始信号が与えられる。
62は書換え可能なメモリ回路(RAM)で、作品デー
タメモリ63、創作パターンメモリ6牡段ゲージメモリ
65及hび目ゲージメモリ66を有する。
そして、書込制御回路61は、置数キー47が任意の数
値に置数されることにより置数信号が与えられると、そ
の数値内容を一時記憶レジスタ61aに記憶させるとと
もに表示制御回路67を介して段数表示器58にその都
度数値表示させるようになつており、その後において、
作品キー49が押下操作されて作品選択信号が与えられ
た時にはその記憶された数値内容を作品データメモリ6
3に記憶させ、段ゲージキー53が押下操作されて段ゲ
ージ信号が与えられた時には前記記憶された数値内容を
段ゲージメモリ65に記憶させ、目ゲージキー54が押
下操作されて目ゲージ信号が与えられた時には前記記憶
された数値内容を目ゲージメモリ66に記憶させるよう
になつており、又、クリアキー48が押下操作されてク
リア信号が与えられた時には一時記憶レジスタ61aの
記憶数値内容がクリアされる(表示も消減する)ように
なつている。68は前記幅用光電スイッチ36からの出
力信号がリード線43を介して与えられる編幅方向位置
検出回路であり、これは前記幅用光電スイッチ36の出
力信号から前記第4図で示すように幅用回転円板33の
透光部34及び非透光部35の領域番号Rl.J,r2
J,・・・をカウントするカウンタを有しており、その
カウント値からシート16の中央線16b(領域番号R
2OOョ及びR2OlJの境界線)を基準とする左、右
方向への距離寸法を算出して編幅情報信号とし、これを
書込制御回路61に与えるようになつている。例えば、
編幅方向位置検出回路68は、カウンタのカウント値が
RlOLであつた時には(201−101)×2=20
0として算出して左の編幅方向寸法200w0n(7)
編幅情報信号とし、又、カウンタのカウント値が121
5ョであつた時には(215−200)×2=30と算
出して右の編幅方向寸法30wunの編幅情報信号とし
て出力.する。69は前記段用光電スイッチ40の出力
信号がリード線43を介して与えられる段方向位置検出
回路であり、これは前記段用光電スイッチ40の出力信
号から段用回転円板37の透光部38及び非透光部39
の数(領域数)をカウントする5カウンタを有しており
、そのカウント値から編成開始点ROョ(第3図参照)
を基準とする距離寸法(WL)の段情報信号を出力し、
これを書込制御回路61に与えるようになつている。
例えば、段方向位置検出回路69は、カウンタのカウン
ト値くがR2OO.jであつた時にはそのカウント内容
たる段方向寸法200T!Rmの段情報信号を出力する
。更に、前記書込制御回路61は、ペンスイッチ24が
機枠13のスタート位置42に合わせセットされた状態
において創作始キー55が押下操作されて創作始信号が
与えられると、前記編幅方向位置検出回路68及び段方
向位置検出回路69にリセット信号を与えて夫々のカウ
ンタの内容をROョにリセットさせるようになつている
とともに、創作パターンメモリ64にクリア信号を与え
てその記憶内容をクリアさせるようになつている。又、
書込制御回路61は、シート16が段送り或いは段戻し
移動されることにより変化する段方向位置ノ検出回路6
9からの段情報信号に基づいてその段方向寸法を表示制
御回路67を介して段数表示器58に順次連動して数値
表示されるようになつている。更に、書込制御回路61
は、ペンスイッチ24が同一の段方向寸法位置において
2回押下操作されると次のように制御する。即ち、先す
ペンスイッチ24の押釦24aが該ペンスイッチ24の
左右の所望の位置において1回目押下操作されると、そ
の時の段方向位置検出回路69の段情報信号たる段方向
寸法を創作パターンメモリ44のメモリアドレスRll
r2J,・・・の内の所定のメモリアドレスの段寸法部
に書込むとともに、その時の編幅方向位置検出回路68
の編幅情報信号たる編幅方向寸法を前記所定のメモリア
ドレスの左寸法部に記憶させ且つ一時記憶レジスタ61
aに一時記憶させるとともに表示制御回路67を介して
左目数表示器59に数値表示させ、その後ペンスイッチ
24の押釦24aがそのペンスイッチ24の左右の所望
の位置において2回目押下操作されると、その時の編幅
方向位置検出回路68の編幅情報信号たる編幅方向寸法
を前記所定のメモリアドレスの右寸法部に記憶させ且つ
一時記憶レジスタ61aに一時記憶させるとともに表示
制御回路67を介して右目数表示器60に数値表示させ
る。この場合、書込制御回路61は、同一の段方向寸法
位置において、ペンスイッチ24の押釦24aが3回以
上押下操作されるとその3回目以降は次のメモリアドレ
スに入力すべきデータと判断されて、創作パーンメモリ
64の同一のメモリアドレスへの書込みは行なわれない
ようになつている。次いで、新たな段方向寸法位置にお
いて上記同様によりペンスイッチ24の押釦24aが1
回目及び2回目と押下操作された時には、創作パターン
メモリ64の次のメモリアドレスの左寸法部及び右寸法
部に夫々左編幅方向寸法及び右編幅方向寸法として書込
み記憶されることになる。また、新たな段方向寸法位置
において、ペンスイッチ24の押釦24aが1回操作さ
れたのみで、次の段方向寸法位置へと変更された場合に
、書込制御回路61は、その1回の編幅方向寸法データ
を左寸法部の他に右寸法部に対しても書込み記憶させる
ようになつている。以下同様のペンスイッチ24の押釦
24aの押下操作即ちスイッチ動作を繰返すことによつ
て創作パターンメモリ64の各メモリアドレスには順次
段方向寸法、左編幅方向寸法及び右編幅方向寸法が書込
み記憶される。この場合、段方向寸法が変化された時に
おいて、ペンスイッチ24が1回目押下操作されると左
目数表示器59及び右目数表示器60の前回の数値表示
が消去され、左目数表示器59に新たな数値表示がなさ
れ、ペンスイッチ24が2回目押下操作されると右目数
表示器60に新たな数値表示がなされるようになつてお
り、又、修正スイッチ44が押下操作された時には、創
作パターンメモリ64に既に書込み記憶されたメモリア
ドレスの外型一データの内その時にペンスイッチ24が
位置する段寸法と等しいか若しくはそれより大なるメモ
リアドレス以降のデータをクリアしてその後に再書込み
し得るようになつている。70は基本パターンメモリで
あり、これには多数の基本パターンたる編物作品型の型
情報を前記創作パターンメモリ64と同様に外型線の主
要点における段方向寸法と左、右編幅方向寸法との数値
化ゼータとして作品番号とともに記憶されており、例え
ば一例を示せば第5図A,b及びcの如くブルオーバー
の前身頃の外型線71(Nc).1)、後身頃の外型線
72(NO,2)及び袖の外型線73(NO,3)等の
主要点の数値化データが記憶されている。
74はメモリ選択回路であり、これには前記作品データ
メモリ63、創作パターンメモリ6牡基本パターンメモ
リ70及ひ創作基本切換スイッチ56の出力信号が与え
られるようになつており、例えば創作基本切換スイッチ
56が0創作パターンョ側に切換え操作された時には創
作パターンメモリ64の創作パターンの外型データを選
択して出力し、創作基本切換スイッチ56が1基本パタ
ーンョ側に切換え操作された時には基本パターンメモリ
70に記憶された多数の基本パターンの内の作品データ
メモリ63に記憶された作品番号に対応する基本パター
ンの外型データを選択して出力するようになつている。
75は演算回路であり、これには前記段ゲージメモリ6
5の記憶信号、目ゲージメモリ66の記憶信号、メモリ
選択回路74の出力信号、編始キー50の編始信号、戻
しキー51の戻し信号、送りキー52の送り信号及びキ
ヤリジスイツチ9のキヤリジ通過信号が与えられるよう
になつており、これらの信号に基づいて後述するように
演算を行なつて演算値レジスタ76、編目数メモリ77
、書換え可能なメモリ回路78の外型アドレスメモリ7
9及び段数メモリ80を制御するとともに、前記表示制
御回路67を介して段数表示器58、左目数表示器59
及び右目数表示器60に数値表示させるようになつてい
る。尚、正反切換スイッチ57の選択信号は表示制御回
路67に与えられて後述するように制御するようになつ
ている。81は前記書換え可能なメモリ回路62及び8
0のための補助電源回路てある。
尚、第1図及び第8図において主電源のためのコード線
並びに回路と電源オンオフスイッチについては図示が省
略されている。次に、上記構成の本実施例の作用につき
説明する。
先ず、情報入力装置12を用いて創作パターンによる編
成を行なう場合について述べる。
図示しない電源スイッチをオンして第8図に示す制御回
路等に電源を投入すると共に、情報入力装置12のリー
ド線43の差込端子43aを電子計算機45の受端子4
6aに差込み接続する。そして、外型線41を描いたシ
ート16を機枠13のシート挿入孔14に挿入して、ペ
ンスイッチ24のペン25の先端がシート16における
編成開始点ROJを通る左右に平行な基線(編成開始点
ROj及び主要点PLl,PRlを通る線)上に位置す
るようにセットする。その後、ペンスイッチ24をスタ
ート位置42に合わせセットして電子計算機45におけ
る創作始キー55を押下操作すると、編幅方向位置検出
回路68及び段方向位置検出回路69の各カウンタカ幼
ウント値10Jにリlセットされるとともに、創作パタ
ーンメモリ64がクリアされ、更にその時の段方向位置
検出回路69の段情報信号が書込制御回路61を介して
表示制御回路67に与えられ、該表示制御回路67は段
数表示器58に段方向寸法ROJを数値表示させる。そ
の後、ペンスイッチ24を右方向(矢印21方向)に移
動させてそのペン25をシート16における外型線41
の主要点PLlに合わせ押釦24aを押下操作(1回目
の押下操作)すると、その時の段力向位置検出回路69
の段情報信号たる段方向寸法ROjが創作パターンメモ
リ64のメモリアドレスRlJの段方向寸法部に記憶さ
れるとともに、編幅方向位置検出回路68の編幅情報信
号たる編幅方向寸法Rl8OJが該メモリアドレスRl
Jの左寸法部に記憶されるようになり、更にその編幅情
報信号は一時記憶レジスタ61aに一時記憶されるとと
もに、その記憶内容が表示制御回路67に与えられ、該
表示制御回路67は左目数表示器59に編幅方向寸法R
l8Oョを数値表示させる。その後、ペンスイッチ24
を右方向(反矢印21方向)に移動させてそのペン25
を外型線41の主要点PRlに合わせ押釦24aを再ひ
押下操作(2回目の押下操作)すると、その時の編幅方
向位置検出回路68の編幅情報信号たる編幅方向寸法R
3Oョが創作パターンメモリ64のメモリアドレスRL
の右寸法部に記憶されるとともに、その編幅情報信号は
一時記憶レジスタ61aに記憶され、該記憶内容は表示
制御回路67に与えられて、表示制御回路67は右目数
表示器60に編幅方向寸法R3Oョを数値表示させる。
以下同様にして、ペンスイッチ24のペン25を外型線
41の主要点PL2,PR2,PL,PR3,・・・に
シート16を段送りしながら順次合わせてその都度押釦
24aを押下操作すれば、その時々の段方向寸法、左編
幅方向寸法及び右編幅方向寸法が創作パターンメモリ6
4のメモリアドレスR2ョ,R3ョ, ・・の段方向寸
法部、左寸法部及び右寸法部に順次記憶されるようにな
る。そして特に、外型線41の左右の主要点がシート1
6の中央線16bを越えて左から右に、或いは右から左
.に移行するような楊合は、例えば主要点PR6からP
R7に移るときは、同じ段方向寸法位置において始めに
主要点PL6,PR6に合わせてペンスイッチ24の押
釦24aを操作したのちに、次いで主要点PL7(PL
6と同じ)、PR7に合わせてペンスイツ・チ24の押
釦24aを操作する。また、外型線41の左右の主要点
がPLlO,PRlOのように一致している場合には同
じ位置においてペンスイッチ24の押釦24aを2回操
作すれば、これによつて同一の編幅方向寸法がメモリア
ドレスの左右の寸法部に書込まれる。ときに、第1図及
び第2図に二点鎖線で付記されるように、或いは第5図
aに示されるような左右対称の編物作品型がシート16
に描き創作されている場合は、その外型線の左半分の形
状が第3図の左半分に一致すると仮定して主要点PLl
〜PL,までは夫々の主要点に合わせてペンスイッチ2
4の押釦24aを1回ずつ操作すればよく、特に主要点
P[4の位置でペンスイツノチ24の押釦24aを三回
操作し、次いで主要点PR7に合わせて操作してから前
述同様にして各主要点PL8,PR8,PI−,,PR
9,Pレ。,PRlOの寸法情報を入力させる。従つて
、第3図に示す外型線41の場合は、創作パターンメモ
リ64に第7図で・示す外型データとして記憶されるこ
とになる。以上のような情報入力装置12による情報入
力操作の後、編成作業を開始する場合には、次いて編目
ゲージ情報を入力する。即ち、予め地編糸による試し編
から縦60段当たりの長さ寸法例えば135”?及び横
40目当たりの長さ寸法例えば120TS11の編目ゲ
ージ情報を得て、置数キー47によりRl.,r3J及
びR5Jと順次置数すると、これが書込制御回路61の
一時記憶レジスタ61aに記憶されるとともに、該一時
記憶レジスタ61aの記憶内容が表示制御回路67に与
えられるようになり、表示制御回路67は段数表示器5
8に前述の段方向寸法の表示に代替えしてRl35Jと
数値表示させる(左右の目数表示器59,60の表示は
消減する)。
その後、段ゲージキー53を押下操作すると、一時記憶
レジスタ61aの記憶内容が段ゲージメモリ65に段ゲ
ージ情報Rl35Jとして記憶されるようになる。同様
にして、置数キー47により1し,R2ョ及び10ョと
順次置数すると、これが一時記憶レジスタ61aに記憶
されるとともに段数表示器58にRl2Oョと数値表示
され、次いで目ゲージキー54が押下操作されると、目
ゲ゛ージメモリ66に目ゲージ情報Rl2Ojが記憶さ
れる。そして、編目ゲージ情報の入力操作に相前後して
リード線43の差込端子43aを電子計算機45の受端
子46aから抜外し、代りにリード線11の差込端子1
1aを該受端子46aに差込み接続し、創作基本切換ス
イッチ56を1創作パターンョ側に切換え操作すると、
創作パターンメモリ64に記憶された外型データがメモ
リ選択回路74を介して演算回路75に選択的に与えら
れるようになり、その後編成を開始させるべく編始キー
50を押下操作すると演算回路75は次のような演算動
作を行なうう。即ち、演算回路75は、編始キー50が
押下操作されると先す段数メモリ80の内容たる1段数
ョをあみ始め初期のr1ョにセットするようになり、こ
れが表示制御回路67に与えられて該表示制御回路67
は段数表示器58にRlJと数値表示させる。又、同時
に演算回路75は、これに接続された外型アドレスメモ
リ79に作用して創作パターンメモリ64の最初のメモ
リアドレス即ちメモリアドレスRlJを外型アドレスメ
モリ79に記憶させるとともに、同外型アドレスメモリ
79の内容であるメモリアドレスRnョとその次のメモ
リアドレスRn+Lとに対応する創作パターンメモリ6
4の記憶外型データを入力して数値演算を実行する。即
ち、段ゲージメモリ65及び目ゲージメモリ66の各メ
モリ内容である段ゲージ情報及び目ゲージ情報から割り
出して編成各段の編目数を算出するための基礎となる演
算値を予め算出して、これを演算回路75に接続された
演算値レジスタ76に記憶格納しておくもので、次式の
数値演算を実行する。1アドレスRnョにおける左編幅
方向寸法XLn2アドレスRnョにおける右編幅方向寸
法XRn3アドレス1nョにおける段方向寸法Yn4ア
ドレスRn+Lにおける左編幅方向寸法XLn+15ア
ドレス1n+1ョにおける右編幅方向寸法XRn+16
アドレスRn+1Jにおける段方向寸法Yn+17目ゲ
ージ情報T(Tfr:Fn) 8段ゲージ情報S(7vn) として、各アドレスRnョ,1n+1ョにおける左右寸
法の編成に必要な編目数XL(n),XL(n+1),
XR(n),XR(n+1)は、とし、段方向寸法に相
当する編成段数Y(n),Y(n+1)は、
υυ とする。
例えば、土述したように外型アドレスメモリ79にメモ
リアドレス1しが記憶されるときは、メモリアドレス1
し,R2ョに記憶しているデータが第7図の場合である
とすると、先ずメモリアドレスr1ョにおける左編幅方
向寸法XLl(180w0n)と右編幅方向寸法XRl
(3h)の編成に必要な編目数は、というように計算し
て求められ、かつ段方向寸法Y1に相当する編成段数は
、というように計算して求められる。
同様にして、メモリアドレスR2jにおける左編幅方向
寸法XL2(200?)と右編幅方向寸法XR2(30
顛)の編成に必要な編目数、並びに段方向寸法(200
7m)に相当する編成段数は、・というように計算して
、若し小数点以下に端数があれば常に切上げるようにし
て求められる。
そして、演算値レジスタ76は、上記のようにして求め
られた左右の各編目数並びに編成段数を次の演算回路7
5からの入力があるまで記憶する。そのノ後、演算回路
75は、演算値レジスタ76に記憶した各演算値と段数
メモリ80の内容を対象として、同段数メモリ80の内
容たる1段数ョにおける1編目数ョを割り出す。例えば
、編成開始時の場合は、段数メモリ80の内容たる1段
数ョが1Lにセットされているので、予めプログラムさ
れた方程式但しY:段数メモリ80の内容である1段数
ョXL:段数RYョにおける左編目数XR:段数RYョ
における右編目数 に夫々代人して、若し小数点以下に端数があれば切り上
げるようにして、その結果により得たXL,XRの値、
即ち、編機本体1の中央ROJを基準とした外型線の左
と右の編目数であつて、本実施例てはそのまま針番号に
合致する編目数情報を、演算回路75に接続された編目
数メモリ77に記憶させる。
そして、編目数メモリ77に記憶された内容は表示制御
回路67に与えられるようになり、該表示制御回路67
は、同表示制御回路67に作用する正反切換スイッチ5
7が1正ョ側に切換え操作されている時には左の編目数
情報XLの値を左目数表示器59に及び右の編目数情報
XRの値を右目数表示器60に夫々数値表示させる。従
つて、作業者は左目数表示器59及び右目数表示器60
に夫々表示された数値即ち本実施例では針番号を見て、
例えば左目数表示器59に1601及び右目数表示器6
0に110ョと表示されていた場合には、先のシート1
6に描いた外型線41の形状から判断して、即ち、本例
ては針番号の左右の区別データを省略していることによ
り左側の針番号か、右側の針番号かをそのときどきの編
物作品型の形状から判別して左側の針番号160ョと右
側の針番号RlOョとの間の編針3を編成待機位置に位
置させ、しかる後キヤリジ5を左方向若しくは右方向に
摺動操作して編成を行なわせる。このキヤリジ5の摺動
操作に基づいてキヤリジスイツチ9は該キヤリジ5の左
方向若しくは右方向への1操作毎にキヤリジ通過信号を
発生するようになり、演算回路75は、キヤリジスイツ
チ9が発生するキヤリジ通過信号に応答して段数メモリ
80の内容であるところの1段数ョを1ずつ加算変更す
るようになり、これが表示制御回路67を介して段数表
示器58に順次数値表示される。そして、演算回路75
は、段数メモリ80の内容たる1段数ョが変更されると
、先ずその変更後の1段数ョが演算値レジスタ76に記
憶されている上記のY(n+1)の値(段数)より小さ
いかどうかを判定してから、これを満足することを条件
に前述同様な方程式の代人計算を行ない、これによつて
得た編目数情報を編目数メモリ77に記憶させる。若し
例えば、段数メモリ80の変更後の内容である1段数ョ
がY(n+1)に一致していた場合に、演算回路75は
、直ちに外型アドレスメモリ79に作用して、その記憶
内容であるメモリアドレスRnJを加算し、例えばメモ
リアドレスRlJを記憶していたときはメモリアドレス
R2Jに変更させると共に、上記同様にして、メモリア
ドレスR2Jとその次のメモリアドレスR3ョとに対応
する創作パターンメモリ64の記憶外型データを入力し
て数値演算を行い、その各メモリアドレス12ョ,13
jにおける編目数、編成段数を得てから、これを演算値
レジスタ76に入力して書換える。そして、その新たな
演算値レジスタ76の記憶内容と段数メモリ80の内容
である1段数ョをもとに、前述同様な方程式に代人計算
を行なつて得た編目数情報を編目数メモリ77に記憶さ
せる。従つて、作業者はキヤリジ5を左方向若しくは右
方向に摺動操作する毎に左目数表示器59及び右目数表
示器60の数値表示に変更があるか否かを確認して変更
がある場合にはそれに応じた左、右の針番号間の編針3
を編成待機位置に選択位置させ、かつ所要の増目減目の
操作゜をした後キヤリジ5の摺動操作を行なうようにす
る。尚、演算回路75は、外型アドレスメモリ79に作
用してその内容であるメモリアドレスRnJを変更する
都度、そのメモリアドレスRnョと次のメモリアドレス
Rn+1ョとに対応する創作パターンメモリ64の記憶
内容を入力して、先す最初に各メモリアドレス1nョ,
Rn+1ョの段方向寸法を比較し、これが一致している
とき、或いはメモリアドレスRn+Lの段方向寸法の方
が小さいときは、いわゆるスキップ制御゛を行つて、更
に外型アドレスメモリ79に作用することにより、同外
型アドレスメモリ79の内容であるメモリアドレスをR
L加算し、その加算後のメモリアドレスと次のメモリア
ドレスに対応する創作パターンメモリ64の記憶内容を
入力して、その後に前述したような数値演算を実行して
、その結果を演算値レジスタ76に入力させる。従つて
、第7図に示される記憶内容において、外型アドレスメ
モリ79の内容がR5ョからR6ョに変更された場合は
、メモリアドレスR6ョ,R7Jにおける段方向寸法が
一致しているので、直ちに外型アドレスメモリ79の内
容がR7ョに変更され、メモリアドレスR7ョJ8ョに
対応する創作パターンメモリ64の内容に基づいて演算
した結果が演算値レジスタ76に入力される。以上のよ
うにして、最後に外型線41の主要点PLlO,PRl
Oに至り、左右の目数表示器59,60に同一の針番号
を表わす目数が表示されることで、創作による編物作品
型たる外型線41に基づくカーデイガンの前身頃の左半
部の編成作業を終了した場合には、該カーデイガンの残
りの右半部の編物作品型のデータを前述同様により入力
して編成を行なうものである。ときに、第5図aに示さ
れるようなブルオーバーの前身頃を編成する場合などは
、第1図及び第2図において右半部の外型線41が二点
鎖線で示すように左半部の外型線41と左右対称である
ので、特に、左右に編地を分割して別々に編成する場合
、即ち、左右の肩部分を編成する場合には次のような操
作を行なう。即ち、前述したように外型線41に基づく
主要点PL6,PR6まての編成のうち、始めにとりか
かつた左肩部分の編成終了後において、電子計算機45
の戻しキー51を押下操作し続けると、演算回路75は
段数メモリ80の内容たる1段数ョに減算作用を行なわ
せるようになり、段戻しが行なわれる。この場合、順次
段戻しされる1段数ョは段数表示器58によつて数値表
示され、かつその段数の左右の編目数が左右の目数表示
器59,60によつて数値表示されることは勿論である
。そして、段数メモリ80の内容たる0段数ョが主要点
PL6に対応するところまで戻つた時、即ち、左右の目
数表示器59,60に同じ針番号データが表示された時
点で戻しキー51の押下操作を解除すれば、該段数メモ
リ80の内容が停止され、次いで送りキー52により主
要,へP1−7に対応する針番号データが表示されるよ
うに段数メモリの内容を進めると、演算回路75はこの
ときの段数メモリ80の内容に基づいて前述したような
演算を行なつて左目数表示器59及び右目数表示器60
に針番号たる編目数情報を数値表示させるようになるが
、この場合において、正反切換スイッチ57を1反ョ側
に切換え操作すれば、左の編目情報が右目数表示器60
に表示され且つ右の編目情報が左目数表示器59に表示
されるようになり、従つてこれらの左目数表示器59及
び右目数表示器60の数値表示即ち針番号に従つて編針
3を編成待機位置に選択位置させてキヤリジ5を摺動操
作すれば、左肩部分とは左右対称の右肩部分の編成を行
なうことができるようになり、ブルオーバーの前身頃の
編成作業を遂行できる。尚、電子計算機45における戻
しキー51の押下操作を短時間で中止した場合には、演
算回路75は段数メモリ80の内容たる1段数ョに1段
だけ減算させ、又送りキー52を極めて短時間だけ押下
操作した場合には、演算回路75は段数メモリ80の1
段数ョに1段だけ加算するようになつており、更に戻し
キー51或いは送りキー52が連結して押下操作された
場合には、演算回路75はその押下操作されている間中
段数メモリ80の1段数ョを1段づつ順次減算或いは加
算するようになつている。
さて、情報入力装置12を用いずに基本パターンメモリ
70に予め記憶された基本パターン(外型データ)を用
いて編成を行なう場合について述べる。
この場合には、別個に用意された図示しない基本パター
ンガイドブックによつて第5図に示す如き外型線71,
72及び73等の内の1つを選択してその作品番号を電
子計算機45の置数キ゛−47により置数する。これに
より、置数キー47による置数信号たる作品番号は書込
制御回路61の一時記憶レジスタ61aに一時記憶され
るとともに、その一時記憶された作品番号は表示制御回
路67を介して段数表示器58に数値表示され・る。そ
の後、作品キー49を押下操作すると、一時記憶レジス
タ61aに記憶された作品番号が作品データメモリ63
に記憶されるようになる。尚、段ゲージメモリ65及び
目ゲージメモリ66には前述したと同様に試し編によつ
て得られた段)ゲージ情報及び目ゲージ情報を記憶させ
る。そして、創作基本切換スイッチ56を1基本パター
ンョ側に切換え操作すると、メモリ選択回路74は作品
データメモリ63に記憶された作品番号から基本パター
ンメモリ70に記憶された多数の基本パターンの外型デ
ータの内該作品番号に対応する外型データを選択して演
算回路75に与えるようになる。その後、編成作業を開
始すべく編始キー50を押下操作すれば、演算回路75
は選択された基本パターンの外型データを基にして前述
の創作パターンの外型線41の場合と同様の原理で演算
動作を行なうようになり、基本パターンによる編成作業
を行なうことができるものである。尚、第8図に示す補
助電源回路81は、例えば、充電可能なニッケルカドニ
ウム電池等をもつて構成され、メモリ回路62及び78
の内容を保持しで、制御回路の主電源がオフしても、上
記各メモリ回路62及び78の内容が揮発されることを
防止し、いわゆるメモリバックアップ作用を行うもので
、また、それらの制御回路に電源が供給されるときは、
自身の補助電源を充電して、次の揮発防止作用に待機す
る。そして、演算回路75は、図示しない電源スイッチ
がオンに切換えられて制御回路に電源が供給されるとき
、その電源オン状態になるに関係して直ちに演算機能を
発揮するが、その演算の基礎となるメモリ回路62及び
78の内容は全て補助電源回路81の作用により前回の
ままに保持されているので、演算回路75は、その各メ
モリ内容を基にして演算実行した結果を演算値レジスタ
76及び編目数メモリ77に夫々入力させ、前回の状態
に復帰させる。従つて、編成途中で作業を中止して電源
スイッチをオフにしたり、或いは停電した場合であつて
も、再ひ電源が供給されるに伴つて、前の電源オフ時の
状態にそのまま復元して、各表示器58,59及び60
等には、前回のままの表示が行なわれることになる。こ
のように本実施例によれば、シート16に創作された編
物作品型たる外型線41等の主要点をペンスイッチ24
により直接指示してその押釦24aを押下操作即ちスイ
ッチ動作させることによつてその指示した主要点の段方
向寸法及び編幅方向寸法を数値化データとして電子計算
機45に入力して順次創作パターンメモリ64に記憶さ
せる情報入力装置12を設けるようにしたので、作業・
者がシート16に所望の形状、大きさ等に創作した編物
作品型の外型線をペンスイッチ24を操作するだけで電
子計算機45に数値化データとして簡単且つ確実に入力
させることができ、従つて所望の形状、大きさ等に創作
した編物作品を極く簡単に編成することができるもので
ある。
又、本実施例によれば、電子計算機45に多数の編物作
品型の基本パターンの外型データを記憶させた基本パタ
ーンメモリ70と情報入力装置12による創作パターン
の編物作品型の外型データを記憶する創作パターンメモ
リ64とを設けて、これらの外型データを創作基本切換
スイッチ56の切換え操作によつて選択的に演算回路7
5に与lえるようにしたので、基本パターン及び創作パ
ターンのいずれによつても編物作品を編成することがで
き、極めて便利である。
尚、上記実施例では左、右の編幅方向寸法を読取るため
に幅用回転円板33を用いるようにしたが、この代りに
例えばシート16の前方側を横切るように配設される長
尺なスリット板を用いてもよく、この場合にはスリット
板の左、右両端部に編幅方向位置検出回路68及ひ段方
向位置検出回路69のカウンタのためのリセットスイッ
チ、口”−ドスイツチを設けるようにすることも可能で
ある。
ときに、本例において、シート16に描き創作した編物
作品型の外型線の主要点を決める場合に、予めシート1
6上で求めておいてから情報入力装置12にセットする
ようにしてもよいが、慣れてくれば外型線を原型曲線だ
けのままとして、だいたいの目安位置で直ちにペンスイ
ッチ24で指示するようにしても実用上に充分である。
また、本例において、夫々の段方向寸法位置て1回目の
ペンスイッチ24の操作に応答した編幅方向寸法を各メ
モリアドレスの左寸法部に、同じく2回目の操作に応答
して右寸法部に書込み記憶させる構成であるけれども、
これを更に改良して1回目と2回目の操作に応答した各
編幅方向寸法のデータを比較することにより必要あれば
補正して左の編幅方向寸法を左寸法部に、右の編幅方向
寸法を右寸法部に書込み記憶させるように構成してもよ
い。特に本例において、ペンスイッチ24の操作により
有効に書込み記憶が行なわれたかを知らせるために、例
えば電子ブザー等を付加してその都度ピンと鳴響させる
ようにしてもよく、また各キー操作に応答して有効に機
能する毎に電子ブザーがピンと鳴響するように構成する
ことも自由である。本例における成形指示装置としての
電子計算機45などは、通常の家庭用AClOO■ライ
ンから変圧整流して安定化した直流電源を主電源として
動作するものてあるけれども例えば補助電源回路81を
構成する電池をメモリ保護以外にも活用して、これを制
御回路全体の電源として使用てきるようにしてもよい。
また、本例における情報入力装置12は、編物作品型の
外型線のデータを入力するのみであるけれども例えば第
3図に鎖線で例示されるような模様データを描いてその
開始位置或いは編成糸の切換位置等をペンスイッチ24
で外型データとは区別できるようにして指示することに
より予め用意された模様位置メモリに段方向寸法を入力
して演算回路75が更にその段方向寸法に適合する1段
数ョを段数メモリ80に記憶させた場合、これを適当な
方法で例えば専用の指示ランプを点灯させたり、電子ブ
ザーを鳴響させる等して作業者に知らせるようにするこ
とも自由である。尚、本例における外型線の主要点にお
ける数値データの入力型式並びに編目数の算出方法一は
、外型線の左右の主要点て相互に関連して例えは夫々の
段方向寸法位置で左と右の編幅方向寸法を必らす設定す
る構成であれけれども、例えば左と右の外型線の主要点
毎に独立して入力することにより次いで別々に編目数の
演算制御を実行するようにしてもよく、これによつて第
3図に示されるような編物作品型の場合は、ペンスイッ
チ24の操作回数を極力少なくすることができる。また
、針床の中央ROョからの左右の区別データを含めて編
幅方向寸法を入力し、その後の演算結果たる編目数の表
示においては、例えば左側100番の針番号てあれは1
−100ョと表示し、右側10幡てあれは1+100ョ
と表示するようにすると極めて使い易く誤操作も少なく
なる。ところで、電子計算機45に加えてメモリ回路6
2の内容を必要あるときに適宜呼出して段数表示器58
或いは左右の目数表示器59,60に確認表示させるた
めの呼出キーと、その制御回路を付設すれば、実用上に
更に便利である。また、創作パターンメモリ64の内容
たる外型データをもとに割り出された編成各段の編目情
報を、例えばドット式のプリンタ装置などに出力してこ
れに先のシート16をセットすることにより同シート1
6上で外型線に加え実際の編針の増減変化をプリントア
ウトすれば、それらの差異が一見しても把握できるよう
になり、従つて、編地の編成にとりかかる前に情報入力
の適否を簡単に判断し得て極めて便利なものとなる。本
例における電子計算機45は、特にその編目数の表示時
期において作業者から容易に観察されるところに設置さ
れるべきであり、第1図に示されるように編機本体1の
中央部に立設されてもよいが、この他、例えばテンショ
ン棒などに適宜の取付金具で着脱できるように設置して
もよく、また、作業者の好みに応じて例えば電気スタン
ドなどに利用されている自在屈曲型のスタンドに取付け
て角度及び向きを自由に調整して設置するようにしても
よく、或いは折畳み式のケースにパターンガイド等を共
に収納して、その使用時に例えば携帯用目覚し時計の如
くに適宜立て掛ける構成とし、しかもその側方にパター
ンガイドの所要の作品型の表示が並ぶようにしてもよい
のである。
また、本例におけるキヤリジスイツチ9は、第1図に示
されるように専用のユニット体として構成してもよいが
、例えば周知の着脱式段数計ユニットに内蔵しておいて
、電子計算機45を使用するときにコード線11の先端
接続端子(差込端子11aと反対側)を段数計ユニット
の裏側出力端子に差込んで電気接続を確保するようにし
てもよく、殊に、その段数計ユニットの駆動用振りレバ
ーを兼用させてキヤリジ通過信号を発生するようにすれ
ば特別な磁石体10をキヤリジ5に備える必要もないの
で極めて都合がよいし、また、編機″本体1に内蔵され
た段数計装置であつても、その駆動用振りレバーに連動
してキヤリジ通過信号を発生するキヤリジスイツチを近
傍に合わせて内蔵しておき、その出力端子を編機本体外
部に備えておけば、実用上に極めて便利なものとなる。
その他、本発明は上記し且つ図面に示す実施例にのみ限
定されるものてはなく、要旨を逸脱しない範囲内で適宜
変形して実施し得ることは勿論である。本発明は以上説
明したようになり、作業者が所)望の形状及び大きさ等
に創作した編物作品型の外型線を数値化データとして簡
単且つ確実に入力すことができて、所望の形状及び大き
さ等に創作した編物作品を極く簡単に編成し得るという
優れた効果を奏する編機の編地成形のための装置を提供
できる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示し、第1図は手編機ととも
に示す斜視図、第2図は要部の拡大斜視図、第3図は創
作パターンの外型線の拡大正面図、第4図はシートと回
転円板との関係を示す図、第5図は基本パターンの外型
線を示す図、第6図は電子計算機の拡大正面図、第7図
は創作パターンメモリの外型データを示す図、第8図は
制御回路の構成説明図である。 1は編機本体、3は編針、5はキヤリジ、7は編成模様
信号読取装置、9はキヤリジスイツチ、12は情報入力
装置、13は機枠、16はシート(記録媒体)、24は
ペンスイッチ、33は幅用回転円板、37は段用回転円
板、41は外型線、45は電子計算機、58は段数表示
器、59は左目数表示器、60は右目数表示器、61は
書込制御回路、61aは一時記憶レジスタ、63は作品
データメモリ、64は創作パターンメモリ、65は段ゲ
ージメモリ、66は目ゲージメモ、68は編幅方向位置
検出回路、69は段方向位置検出回路、70は基本パタ
ーンメモl八71乃至73は外型線、75は演算回路を
示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 編成しようとする編物作品型の型情報を外型線の主
    要点における段方向寸法と編幅方向寸法との数値化デー
    タとして表わし、編物作品の編成編目の大きさを表わす
    ゲージ情報をもとに編物作品の編成各段の編目数を算出
    して、編成編地の成形に必要な信号として出力するよう
    にした編地成形のための装置において、シート或いはカ
    ード等の所要の記録媒体に記録した編物作品型の外型線
    の主要点を直接指示してスイッチ動作させることにより
    その指示した主要点の段方向寸法及び編幅方向寸法を数
    値化データとして入力することができる情報入力装置を
    備えてなることを特徴とする編機の編地成形のための装
    置。
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