JPS6054201A - 片面溶融めつき鋼板のスキンパス圧延方法及びそのための装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は片面溶融めっき鋼板のスキンパス圧延方法及び
そのための装置に関する。

片面溶融めっき鋼板は、主に自動車用鋼板として広く使
用されているが、この鋼板をスキンパス圧延するに際し
ては次のような相反する問題がある。即ち、めっき鋼板
をスキンパスするとめつき金属がＳＫロールに付着して
ダルハゲと称される欠陥が非常に発生しやすいことから
、一般には液体全スプレーしてウェットスキンパスを行
なっている。しかしながら、ウェットスキンパスを行な
うと、粗度の転写率が低下し、需要者の要求、特に自動
車用鋼板として要求源れる品質を満足し得ない結果とな
る。

本発明は上記従来の問題点を解消し、優れた品質の片面
溶融めっき鋼板を得ることができるスキンパス圧延方法
及びそのための装置を提供することを目的とするもので
ある。

本発明はこの目的を達成するために１片面溶融めっき鋼
板の非めっき面は粗度を得るためにドライスキンパスと
し、めっき面はダルハゲ防止のためにウェットスキンパ
スとしたものである。

以下に本発明の実施例を示す図面全参照して。

本発明の詳細な説明する。

第１図は本発明装置全説明する断面の概略図である。第
１図において１片面溶融めっき鋼板１は非めっき面２と
めっき面３奢有し、入側テンションプライドル１０より
スキンパスミル７に送られる。スキンパスミル７におい
て、鋼板１はワークロール８及びバックアップロール９
によりスキンパス圧延される。

本実施例においては、鋼板ｌのめっき面３側のスキンパ
スロールに液体全供給してウェットスキンパス全行なう
。即ち、液体供給用のスプレーノズル４．５をロールの
幅方向にわたって設はロールに液体を供給する。この際
、バックアップ用のスプレーノズル５だけではワークロ
ール８は完全なウェット状態となシにくいので、ワーク
ロール用のスプレーノズル４を併設するのが好ましい。

また、液体スプレーノズル４及び５ば、第２図に示す如
く、スプレーノズル４，５の各々に液体流量の調節用バ
ルブ１４を設けることにより、ｊつ１つのノズルの液体
の供給量が通板する鋼板の板幅方向（ロールの幅方向）
に調節できるようにするのが好ましい。即ちこのように
バルブ１４’に設け、鋼板幅方向端部側のバルブケ絞っ
て該端部側ノズルからの噴出量を少なくすることにより
、液体が鋼板の上面（非めっき面）に回り込むことが防
止されるようになる。第２図中１３は液体送給用のノズ
ルである。

なお、スプレー液体が非めっき面に回り込むとウェット
とドライとの境界線上によごれ模様が発生するので、こ
れを確実に防止するために、上面（非めっき面）側のロ
ールにエアーワイパー６を設け、液体の非めっき面側へ
の回り込みを防止す□るようにすると一層効果的である
。

スキンパス圧延処理を行なった鋼板は出側テンションプ
ライドル１１を経て、ドライヤー１２に送られる。

なお第１図の実施例では鋼板１の非めっき面２が上側と
なるように構成てれているが１本発明は当然ながら、非
めっき面２が下側となるよう構成しても良い。第３図は
このような実施例を示す図である。この実施例において
は非めっき面２が下側とされめっき面３が上側と逼れて
いる。そしてめっき面側のロール８，９に液体を吹き付
けるスプレーノズル４，５もこれに対応して鋼板１より
も上面側に配置されている。また逆にエアーワイパー６
は鋼板１の下面側に配置されている。本実施例によって
も第１図の実施例と同様に、ダルハゲがないと共に、好
適な粗度會有する片面溶融めっき鋼板を安定して得るこ
とができる。

本発明において、ウェットスキンパス用に供給する液体
に特に制限はなく、水又はめつき鋼板用に市販されてい
る液体を使用する。

以下に本発明全実施例によシ更に具体的に説明するが１
本発明けその要旨を超えない限り、以下の実施例に限定
されるものでは々い。

実施例１ 片面溶融亜鉛めっき鋼板を連続亜鉛めっきライン（ＣＧ
Ｌ）内で、第１図に示す如く、非めっき面を上面にして
スキンパス処理全行なった。供給するウェット液として
は水を用い、ワークロールは平均あらさＲａ＝１．２５
μｍのダルロールを用いた。板厚０．７　ｔｍ、板幅１
２００ｗｇの片面溶融めっき鋼板を伸ひ率０．６％でス
キンパスすることとし。

スプレーノズル４及び５けロール幅方向中央部４００調
幅だけ全開とし、その他の両端部のノズルは閉として行
なった。

この結果、非めっき面及びめっき面共にダルノ・ゲが無
く、十分に需要者の要求全満足する粗度の優れた鋼板ケ
得た。

なお１本実施例において、スプレーノズル４及び５をロ
ール幅方向全体にわたって開としたところ、水が上面の
非めっき面に回り込み、非めっき而が完全なドライスキ
ンバスとならなかったため。

鋼板の両エツジから約２００−のところによごれ模様が
発生した。

比較例１ 上下共にウェットスキンバスとしたこと以外は実施例１
と同様に行なつ友ところ、得られた鋼板はＲａ＝０．７
．ｃ＋ｍ、ＰＰＩ＝８５となり、粗度が不足し、自動車
用鋼板としては不適であった。

比較例２ 上下共にドライスキンバスとしたこと以外は実施例】と
同様に行なったところ、約５　ｔｏｎ　ｆスキンパスし
た時点から、めっき面にダルハゲが散発し、ロールポリ
シャー？用いてもダルハゲを防止することはできなかっ
た。

以上の通り１本発明によればダルハゲと称される局部的
粗度異常がないと共に、好適な粗度會有する片面溶融め
っき鋼板全安定して得ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図及び第３図は本発明のスキンパス圧延方法を説明
する圧延装置の断面の概略図、第２図は液体供給用スプ
レーノズルの正面図である。 ｌ・・・片面溶融めっき鋼板、２・・・非めっき面。 ３・・・めつ８面、４．５・・・スプレーノズル、６・
・°エアーワイパー、７・・・スキンパスミル、８・・
・ソー１０−ル、９°・・バックアップロール、】ｏ・
・・入側テンションプライドル、１１°°゛出側テンシ
ヨンプライドル、１２・・・ドライヤー、１３・・・ス
プレーノズル、１４・・・流量調節用バルブ。 代理人　鵜　沼　辰　之 （ほか１名）

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 （１）片面溶融めっき鋼板をロールを用いてスキンパス
   圧延するにあたり、めっき面側のロールに液体を供給し
   て鋼板のめつき面をウェットスキンパス圧延するととも
   に、該鋼板の非めっき面はドライスキンパス圧延を行な
   うことを特徴とする片面溶融めっき鋼板のスキンパス圧
   延方法。 Ｏ）　該鋼板のめつき面側のロールに供給する液体・の
   供給量を、ロール幅方向にわたって調節することを特徴
   とする特許請求の範囲第１項忙記載の片面溶融めっき鋼
   板のスキンパス圧延方法。 （３）　圧延用ロールを有する片面溶融めっき鋼板のス
   キンパス圧延装置において、圧延鋼板を挾んで一万の側
   の圧延用ロールに液体會吹き付ける液体スプレー用ノズ
   ルを、ロールの幅方向にわ几って複数個設けたことを特
   徴とする片面溶融めっき鋼板のスキンパス圧延装置。 （４）該液体スプレー用ノズルはそれぞれ液体流量の調
   節用パルプを有すること１に特徴とする特許請求の範囲
   第３項に記載の片面溶融めっき鋼板のスキンパス圧延装
   置。 （５）　圧延鋼板を挟んで他方の側の圧延用ロールに向
   けて空気を吹き付けるエアーワイパーを設けたこと金特
   徴とする特許請求の範囲第３項又は第４項に記載の片面
   溶融めっき鋼板のスキンパス圧延装置。