JPS6054135B2 - トリボ−ド型等速自在継手のチュ−リップ部材製造方法 - Google Patents
トリボ−ド型等速自在継手のチュ−リップ部材製造方法Info
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- JPS6054135B2 JPS6054135B2 JP51157321A JP15732176A JPS6054135B2 JP S6054135 B2 JPS6054135 B2 JP S6054135B2 JP 51157321 A JP51157321 A JP 51157321A JP 15732176 A JP15732176 A JP 15732176A JP S6054135 B2 JPS6054135 B2 JP S6054135B2
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- tulip
- track surface
- universal joint
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D3/00—Yielding couplings, i.e. with means permitting movement between the connected parts during the drive
- F16D3/16—Universal joints in which flexibility is produced by means of pivots or sliding or rolling connecting parts
- F16D3/20—Universal joints in which flexibility is produced by means of pivots or sliding or rolling connecting parts one coupling part entering a sleeve of the other coupling part and connected thereto by sliding or rolling members
- F16D3/202—Universal joints in which flexibility is produced by means of pivots or sliding or rolling connecting parts one coupling part entering a sleeve of the other coupling part and connected thereto by sliding or rolling members one coupling part having radially projecting pins, e.g. tripod joints
- F16D3/205—Universal joints in which flexibility is produced by means of pivots or sliding or rolling connecting parts one coupling part entering a sleeve of the other coupling part and connected thereto by sliding or rolling members one coupling part having radially projecting pins, e.g. tripod joints the pins extending radially outwardly from the coupling part
- F16D3/2055—Universal joints in which flexibility is produced by means of pivots or sliding or rolling connecting parts one coupling part entering a sleeve of the other coupling part and connected thereto by sliding or rolling members one coupling part having radially projecting pins, e.g. tripod joints the pins extending radially outwardly from the coupling part having three pins, i.e. true tripod joints
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
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Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、軸線方向への相対変位の可能なトーリポ
ード型等速自在継手のチューリップ部材製造方法、特に
3対の対称な軸方向に平行に伸び、かつ円周方向に対向
する面を平行トラック面とした素材から、所定のトラッ
ク曲率を3ケ所同時に精密にしごき形成する方法に関す
るものである。
ード型等速自在継手のチューリップ部材製造方法、特に
3対の対称な軸方向に平行に伸び、かつ円周方向に対向
する面を平行トラック面とした素材から、所定のトラッ
ク曲率を3ケ所同時に精密にしごき形成する方法に関す
るものである。
本発明に係るトリポード型等速自在継手は、第1図イ
、口、ハ及び第2図イ、田こ示す如き3対の対称なトラ
ック曲率面を有するチューリップ部材を外側継手部材と
して有している。前者はトラックの外径側が半径方向に
開放されたタイプであり、後者はトラックの外径側が開
放されていないタイプである。即ち、前者の場合は、チ
ューリップ部材1の3等分位置で軸方向に長く延長され
、所定のトラック曲率面が与えられたトラック面7があ
り、トリポード軸2にクリップ5及び6で環状ボス部4
’が締結され、該環状ボス部4’から半径方向、円周等
配位置に突設されている3本のトラニオン軸4に、外球
面を有する球面ローラ3が回転自在に装置され、この球
面ローラ3を上記トラック面7に収容してトリポード型
等速自在継手を形成している。この球面ローラ3はチュ
ーリップ部材1のトラック面7内で案内され、周方向に
は保持されているが軸方向にはころがり運動をして、ト
リポード軸2とチューリップ部材1の間で回転力を等速
及びトルク変動無しに伝達するようになされている。と
ころでこのチューリップ部材1は外径側が半径方向に開
放され、かつ、軸方向に長く延長され、球面ローラ3の
外球面と対応する円筒面、即ち所定のトラック曲率面が
与えられたトラック面7を有しており、このトラック面
7を能率よく高精度に機械加工するのはむずかしく、加
工法も制限され、ミーリング加工を採用しても、3等分
の1ケ所づつ加工しなければならず非量産的で製造コス
トが増大する。また、この方法では3等分ピッチやトラ
ック面7の軸方向の平行性等の精度も悪く、更に切削跡
(或は切削傷)がトラック面7に残り球面ローラ3の軸
方向のスムーズなころがりを阻害するなど良好なトラッ
ク面が得られない。又、後者(第2図イ,ロ)の場合は
、チユーリツプ部材1のトラック面7の外径側が開放さ
れておらず、薄肉部8を有して外周がつながつており、
更に軸方向に一端しか開放されていない。この様なチユ
ーリツプ部材1のトラック面7はミーリング加工が困難
なため鍜造等により成形されるが、トラック面7の曲率
面を高精度かつ円滑な面に仕上げる事は困難である。従
つて、トラック面7を所定の曲率精度及び円滑な面に仕
上げるには、更に何らかの加工が必要であるが、上記第
2図イ,口に示すチユーリツプ部材1のトラック面7は
薄肉部8の存在により、完全な円筒形状となつていない
ので機械加工は困難であり、能率的で精度の良い加工法
は殆んどないのが現状であつた。上記点を改良するもの
として、従来、特公昭48−19806号公報でトリボ
ード型等速自在継手のチユーリツプ部材の製造方法が開
示されている。
、口、ハ及び第2図イ、田こ示す如き3対の対称なトラ
ック曲率面を有するチューリップ部材を外側継手部材と
して有している。前者はトラックの外径側が半径方向に
開放されたタイプであり、後者はトラックの外径側が開
放されていないタイプである。即ち、前者の場合は、チ
ューリップ部材1の3等分位置で軸方向に長く延長され
、所定のトラック曲率面が与えられたトラック面7があ
り、トリポード軸2にクリップ5及び6で環状ボス部4
’が締結され、該環状ボス部4’から半径方向、円周等
配位置に突設されている3本のトラニオン軸4に、外球
面を有する球面ローラ3が回転自在に装置され、この球
面ローラ3を上記トラック面7に収容してトリポード型
等速自在継手を形成している。この球面ローラ3はチュ
ーリップ部材1のトラック面7内で案内され、周方向に
は保持されているが軸方向にはころがり運動をして、ト
リポード軸2とチューリップ部材1の間で回転力を等速
及びトルク変動無しに伝達するようになされている。と
ころでこのチューリップ部材1は外径側が半径方向に開
放され、かつ、軸方向に長く延長され、球面ローラ3の
外球面と対応する円筒面、即ち所定のトラック曲率面が
与えられたトラック面7を有しており、このトラック面
7を能率よく高精度に機械加工するのはむずかしく、加
工法も制限され、ミーリング加工を採用しても、3等分
の1ケ所づつ加工しなければならず非量産的で製造コス
トが増大する。また、この方法では3等分ピッチやトラ
ック面7の軸方向の平行性等の精度も悪く、更に切削跡
(或は切削傷)がトラック面7に残り球面ローラ3の軸
方向のスムーズなころがりを阻害するなど良好なトラッ
ク面が得られない。又、後者(第2図イ,ロ)の場合は
、チユーリツプ部材1のトラック面7の外径側が開放さ
れておらず、薄肉部8を有して外周がつながつており、
更に軸方向に一端しか開放されていない。この様なチユ
ーリツプ部材1のトラック面7はミーリング加工が困難
なため鍜造等により成形されるが、トラック面7の曲率
面を高精度かつ円滑な面に仕上げる事は困難である。従
つて、トラック面7を所定の曲率精度及び円滑な面に仕
上げるには、更に何らかの加工が必要であるが、上記第
2図イ,口に示すチユーリツプ部材1のトラック面7は
薄肉部8の存在により、完全な円筒形状となつていない
ので機械加工は困難であり、能率的で精度の良い加工法
は殆んどないのが現状であつた。上記点を改良するもの
として、従来、特公昭48−19806号公報でトリボ
ード型等速自在継手のチユーリツプ部材の製造方法が開
示されている。
即ちこの方法は内径面に軸方向の複数の凹溝を有するチ
ユーリツプ部材を中実状素材からパンチ加工によつて成
形した後、これに内型を施した状態て、外面から凹溝の
間隔部分を内面に向つて圧凹入するようにしごき加工を
施すことを内容としている。ところがこの方法の場合、
しごき加工される等速自在継手のチユーリツプ部材は、
しごかれる部分が軸方向に伸張し、その端面に余肉とな
つて張出すため、成形後、この余肉部分を切削しなけれ
ばならない等のロスがある。この発明は従来の製造方法
の上記欠点に鑑みて研究開発したものて、以下この発明
の構成を第3図乃至第8図に示す具体的実施例に従つて
説明すると次の通りである。
ユーリツプ部材を中実状素材からパンチ加工によつて成
形した後、これに内型を施した状態て、外面から凹溝の
間隔部分を内面に向つて圧凹入するようにしごき加工を
施すことを内容としている。ところがこの方法の場合、
しごき加工される等速自在継手のチユーリツプ部材は、
しごかれる部分が軸方向に伸張し、その端面に余肉とな
つて張出すため、成形後、この余肉部分を切削しなけれ
ばならない等のロスがある。この発明は従来の製造方法
の上記欠点に鑑みて研究開発したものて、以下この発明
の構成を第3図乃至第8図に示す具体的実施例に従つて
説明すると次の通りである。
この発明は、第3図イ,口及び第6図イ,口に示す様に
、トラック面7aがその対向する面を平行な平面で、且
つ所定のトラック曲率面7bの対向面間の最大幅寸法よ
りも僅かに小さい寸法(第5図イ,口参照)をなすチユ
ーリツプ部材1の素材1aを予備成形し、この素材1a
の外径部9と内径部10を第4図イ,口、第5図イ,口
及び第7図イ,口の如く共に径方向に拘束した状態で、
所定のトラック曲率面7bを有する3本の中子11を、
該素材1aの3ケ所のトラック面7aの軸方向に押込ん
で、所定のトラック曲率面7bを3ケ所同時にしごき成
形し、このとき、中子11に”よりしごき除去された部
材20を第5図イ,口に示す中子11と素材1aのトラ
ック面7aの内径及び外径側の僅かなスキマ21,22
内に流動させ、わずかなしごき量で半径方向に広いトラ
ック曲率面を得ることを内容とする。第3図イ,叫ま、
トラック部の外径側が開放されたチユーリツプ部材1の
素材1aの予備成形としてトラック面7aを平行な平面
に成形した場合を示すものである。
、トラック面7aがその対向する面を平行な平面で、且
つ所定のトラック曲率面7bの対向面間の最大幅寸法よ
りも僅かに小さい寸法(第5図イ,口参照)をなすチユ
ーリツプ部材1の素材1aを予備成形し、この素材1a
の外径部9と内径部10を第4図イ,口、第5図イ,口
及び第7図イ,口の如く共に径方向に拘束した状態で、
所定のトラック曲率面7bを有する3本の中子11を、
該素材1aの3ケ所のトラック面7aの軸方向に押込ん
で、所定のトラック曲率面7bを3ケ所同時にしごき成
形し、このとき、中子11に”よりしごき除去された部
材20を第5図イ,口に示す中子11と素材1aのトラ
ック面7aの内径及び外径側の僅かなスキマ21,22
内に流動させ、わずかなしごき量で半径方向に広いトラ
ック曲率面を得ることを内容とする。第3図イ,叫ま、
トラック部の外径側が開放されたチユーリツプ部材1の
素材1aの予備成形としてトラック面7aを平行な平面
に成形した場合を示すものである。
第4図イ,口では、外型13に素材1aを挿入して素材
1aの外径部9を案内拘束し、素材1aの内径部10を
案内拘束する内径拘束部材12と一体とされ、かつ、所
定のトラック曲率面7bを有し、3等分位置に配置され
た中子11とからなる内型Aを3ケ所の平行な平面とし
たトラック面7aの軸方向から前述のように押込み所定
のトラック曲率面7bを3ケ所同時にしごき成形する場
合を示している。以下更に詳しく、所定のトラック面7
がしごき成形されていく様子を第5図イ,口で説明する
。図面において所定のトラック曲率面の対向面間の最大
幅寸法よりも僅かに小さい寸法に予備成形された平行な
平面のトラック面7a(破線)に所定のトラック曲率面
7bを有する中子11をトラックの軸方向から押込んで
しごくと、しごき除去される部分20は素材1aの内径
部10及び外径部9を径方向に外型13と内型Aの内径
拘束部材12とで拘束することにより、素材1aのトラ
ック面7aと中子11との間の内径側及び外径側の僅か
なスキマ21,22に流動し、わずかなしごき量で半径
方向に広いトラック曲率面7bを得ることができる。な
お、第5図イは内径拘束部材12と中子11が一体の内
型Aの場合で、内径拘束部材12と中子11とを同時に
押込んで、内径拘束部材12により素材1aの内径部1
0を拘束しつつ中子11でトラック面7aをしごき成形
するものであり、この場合では中子11と外型13は接
触していない。第5図口は内径拘束部材12と中子11
が別体の内型Aの例であり、中子11は内径拘束部材1
2の外径部15と外型13の内径部14に案内させて押
込まれる。第6図イ,C]?ま、トラック部の外径側が
開放されておらず、軸方向の一端のみ開放されているチ
ユーリツプ部材1の素材1aの予備成形としてトラック
面7aをその対向する面が平行な平面で、かつ所定のト
ラック曲率面の対向面間の最大幅寸法より僅かに小さい
寸法に成形した場合を示し、第7図イ,口でこの場合の
トラック面を所定の曲率面7bにしごき成形する例を示
す。また第8図は軸方向両端が開放されているチユーリ
ツプ部材1の素材1aにしごき加工を施こしている状態
を示しており、この場合も、素材1aには、第6図イの
断面形状の平行トラック面7aが成形してあり、これを
第7図イの断面形状と同様なトラック曲率面7bにしご
き成形する実施例である。以上説明したように、この発
明はトリボード軸から夫々半径方向、円周等配位置に突
設されている3本のトラニオン軸に、外球面を有する球
面ローラを回転自在に装着し、この球面ローラを、一端
が開放したチユーリツプ部材の円筒面をなすトラック面
に軸方向移動可能に案内収容してなるトリボード型等速
自在継手のチユーリツプ部材製造方法であつて、上記ト
ラック面のその対向する面を平行な平面で、且つ所定の
トラック曲率面の直径よりも僅かに小さい寸法をなすチ
ユーリツプ部材の素材を予め冷間鍜造にて成形し、上記
素材の−外周部を拘束した状態て、上記素材の内径拘束
部材と、この部材に一体又は別体に設けられた所定のト
ラック曲率面をもつ3本の中子とからなる内型を、上記
素材の開放端側から軸方向に挿入し、上記内径拘束部材
で上記素材の内径を拘束し、か.つ、上記中子で上記素
材のトラック面をしごき成形し、この中子によりしごき
除去される部分を上記素材のトラック面と中子との間の
外径側及び内径側の僅かなスキマ内に流動させて所定の
曲率を有するトラック面を形成するようになしたトリポ
ーード型等速自在継手のチユーリツプ部材製造方法に係
り、即ち、トラック部はまず平行トラック面に予備成形
されるが、平行トラック面で単純な形状であるため、こ
の場合の素材の予備成形方法として、トラック部の外径
側が開放されているチユーリツプ部材の素材では、剪断
、ブレス打抜き、或は単純な機械加工で成形でき、外径
側が開放されていないチユーリツプ部材の素材でも鍜造
等で容易に成形でき、本予備成形では精度及び面の状態
も比較的ラフにできるなど、加工法の自由度が大きく容
易、また安価に成形できる。
1aの外径部9を案内拘束し、素材1aの内径部10を
案内拘束する内径拘束部材12と一体とされ、かつ、所
定のトラック曲率面7bを有し、3等分位置に配置され
た中子11とからなる内型Aを3ケ所の平行な平面とし
たトラック面7aの軸方向から前述のように押込み所定
のトラック曲率面7bを3ケ所同時にしごき成形する場
合を示している。以下更に詳しく、所定のトラック面7
がしごき成形されていく様子を第5図イ,口で説明する
。図面において所定のトラック曲率面の対向面間の最大
幅寸法よりも僅かに小さい寸法に予備成形された平行な
平面のトラック面7a(破線)に所定のトラック曲率面
7bを有する中子11をトラックの軸方向から押込んで
しごくと、しごき除去される部分20は素材1aの内径
部10及び外径部9を径方向に外型13と内型Aの内径
拘束部材12とで拘束することにより、素材1aのトラ
ック面7aと中子11との間の内径側及び外径側の僅か
なスキマ21,22に流動し、わずかなしごき量で半径
方向に広いトラック曲率面7bを得ることができる。な
お、第5図イは内径拘束部材12と中子11が一体の内
型Aの場合で、内径拘束部材12と中子11とを同時に
押込んで、内径拘束部材12により素材1aの内径部1
0を拘束しつつ中子11でトラック面7aをしごき成形
するものであり、この場合では中子11と外型13は接
触していない。第5図口は内径拘束部材12と中子11
が別体の内型Aの例であり、中子11は内径拘束部材1
2の外径部15と外型13の内径部14に案内させて押
込まれる。第6図イ,C]?ま、トラック部の外径側が
開放されておらず、軸方向の一端のみ開放されているチ
ユーリツプ部材1の素材1aの予備成形としてトラック
面7aをその対向する面が平行な平面で、かつ所定のト
ラック曲率面の対向面間の最大幅寸法より僅かに小さい
寸法に成形した場合を示し、第7図イ,口でこの場合の
トラック面を所定の曲率面7bにしごき成形する例を示
す。また第8図は軸方向両端が開放されているチユーリ
ツプ部材1の素材1aにしごき加工を施こしている状態
を示しており、この場合も、素材1aには、第6図イの
断面形状の平行トラック面7aが成形してあり、これを
第7図イの断面形状と同様なトラック曲率面7bにしご
き成形する実施例である。以上説明したように、この発
明はトリボード軸から夫々半径方向、円周等配位置に突
設されている3本のトラニオン軸に、外球面を有する球
面ローラを回転自在に装着し、この球面ローラを、一端
が開放したチユーリツプ部材の円筒面をなすトラック面
に軸方向移動可能に案内収容してなるトリボード型等速
自在継手のチユーリツプ部材製造方法であつて、上記ト
ラック面のその対向する面を平行な平面で、且つ所定の
トラック曲率面の直径よりも僅かに小さい寸法をなすチ
ユーリツプ部材の素材を予め冷間鍜造にて成形し、上記
素材の−外周部を拘束した状態て、上記素材の内径拘束
部材と、この部材に一体又は別体に設けられた所定のト
ラック曲率面をもつ3本の中子とからなる内型を、上記
素材の開放端側から軸方向に挿入し、上記内径拘束部材
で上記素材の内径を拘束し、か.つ、上記中子で上記素
材のトラック面をしごき成形し、この中子によりしごき
除去される部分を上記素材のトラック面と中子との間の
外径側及び内径側の僅かなスキマ内に流動させて所定の
曲率を有するトラック面を形成するようになしたトリポ
ーード型等速自在継手のチユーリツプ部材製造方法に係
り、即ち、トラック部はまず平行トラック面に予備成形
されるが、平行トラック面で単純な形状であるため、こ
の場合の素材の予備成形方法として、トラック部の外径
側が開放されているチユーリツプ部材の素材では、剪断
、ブレス打抜き、或は単純な機械加工で成形でき、外径
側が開放されていないチユーリツプ部材の素材でも鍜造
等で容易に成形でき、本予備成形では精度及び面の状態
も比較的ラフにできるなど、加工法の自由度が大きく容
易、また安価に成形できる。
また、チユーリツプ部材の素材の内外径を拘束してトラ
ック部をしごき成形するので、該素材に変形を与えない
。更に、中子によりしごき除去される部材が素材のトラ
ック面と中子との間の内径側及び外径側の僅かなスキマ
内に流動し、わずかなしごき量で半径方向に広いトラッ
ク曲率面が得られ、従つて小容量のブレス機で容易にし
ごき成形ができる。またトラック面は中子を軸方向に押
込んで、しごき成形されるため、軸方向に流れをもつ良
好な面が得られる。また予備成形時の平行トラック面の
状態が悪くても、しごきにより平滑で良好な面にするこ
とができ、球面ローラのスムーズなころがり運動を実現
できる。また本しごき成形では、3等分の正しい位置に
配置された中子を3ケ所、同時に押込み、所定のトラッ
ク曲率面にしごき成形するので、3等分ピッチの良いト
ラック面が形成でき量産性にすぐれている。
ック部をしごき成形するので、該素材に変形を与えない
。更に、中子によりしごき除去される部材が素材のトラ
ック面と中子との間の内径側及び外径側の僅かなスキマ
内に流動し、わずかなしごき量で半径方向に広いトラッ
ク曲率面が得られ、従つて小容量のブレス機で容易にし
ごき成形ができる。またトラック面は中子を軸方向に押
込んで、しごき成形されるため、軸方向に流れをもつ良
好な面が得られる。また予備成形時の平行トラック面の
状態が悪くても、しごきにより平滑で良好な面にするこ
とができ、球面ローラのスムーズなころがり運動を実現
できる。また本しごき成形では、3等分の正しい位置に
配置された中子を3ケ所、同時に押込み、所定のトラッ
ク曲率面にしごき成形するので、3等分ピッチの良いト
ラック面が形成でき量産性にすぐれている。
第1図イ,口,ハ及び第2図イ,町よ従来例を示す図面
、第3図イ,叫まこの発明に係る実施例の内、外径側が
開放されたタイプのチユーリツプ部材の素材を示す図面
、第4図イ,口はそのトラック面をしごき成形する状態
を示す図面、第5図イ,C]?ましごき成形される状態
を示す図面(第5図イは内径拘束部材と中子が一体の内
型の場合を示し、第5図叫ま内径拘束部材と中子が別体
の内型の場合を示す)、第6図イ,叫まこの発明に係る
実施例の内外径側が開放されないタイプのチユーリツプ
部材の素材を示す図面、第7図イ,口はそのトラック面
をしごき成形する状態を示す図面、そして第8図はこの
発明の他の実施例として軸方向の両端が開放されている
タイプのチユーリツプ部材の素材を成形する状態を示す
図面である。 1・・・・・・チユーリツプ部材、1a・・・・・素材
、7a・・・素材のトラック面、7b・・・・・・所定
のトラック曲率面、9・・・・・・外径部、10・・・
・・・内径部、11・・・・・中子、12・・・・・・
内径拘束部材、A・・・・・・内型、13・・・・・・
外型。
、第3図イ,叫まこの発明に係る実施例の内、外径側が
開放されたタイプのチユーリツプ部材の素材を示す図面
、第4図イ,口はそのトラック面をしごき成形する状態
を示す図面、第5図イ,C]?ましごき成形される状態
を示す図面(第5図イは内径拘束部材と中子が一体の内
型の場合を示し、第5図叫ま内径拘束部材と中子が別体
の内型の場合を示す)、第6図イ,叫まこの発明に係る
実施例の内外径側が開放されないタイプのチユーリツプ
部材の素材を示す図面、第7図イ,口はそのトラック面
をしごき成形する状態を示す図面、そして第8図はこの
発明の他の実施例として軸方向の両端が開放されている
タイプのチユーリツプ部材の素材を成形する状態を示す
図面である。 1・・・・・・チユーリツプ部材、1a・・・・・素材
、7a・・・素材のトラック面、7b・・・・・・所定
のトラック曲率面、9・・・・・・外径部、10・・・
・・・内径部、11・・・・・中子、12・・・・・・
内径拘束部材、A・・・・・・内型、13・・・・・・
外型。
Claims (1)
- 1 トリポード軸から夫々半径方向、円周等配位置に突
設されている3本のトラニオン軸に、外球面を有する球
面ローラを回転自在に装着し、この球面ローラを、一端
が開放したチューリップ部材の円筒面をなすトラック面
に軸方向移動可能に案内収容してなるトリポード型等速
自在継手のチューリップ部材製造方法であつて、上記ト
ラック面のその対向する面を平行な平面で、且つ所定の
トラック曲率面の直径よりも僅かに小さい寸法をなすチ
ューリップ部材の素材を予め冷間鍜造にて成形し、上記
素材の外周部を拘束した状態で、上記素材の内径拘速部
材と、この部材に一体又は別体に設けられた所定のトラ
ック曲率面をもつ3本の中子とからなる内型を、上記素
材の開放端側から軸方向に挿入し、上記内径拘束部材で
上記素材の内径を拘束し、かつ、上記中子で上記素材の
トラック面をしごき成形し、この中子によりしごき除去
される部分を上記素材のトラック面と中子との間の外径
側及び内径側の僅かなスキマ内に流動させて所定の曲率
を有するトラック面と形成するようになしたことを特徴
とするトリポード型等速自在継手のチューリップ部材製
造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP51157321A JPS6054135B2 (ja) | 1976-12-25 | 1976-12-25 | トリボ−ド型等速自在継手のチュ−リップ部材製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP51157321A JPS6054135B2 (ja) | 1976-12-25 | 1976-12-25 | トリボ−ド型等速自在継手のチュ−リップ部材製造方法 |
Publications (2)
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JPS5381861A JPS5381861A (en) | 1978-07-19 |
JPS6054135B2 true JPS6054135B2 (ja) | 1985-11-28 |
Family
ID=15647128
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP51157321A Expired JPS6054135B2 (ja) | 1976-12-25 | 1976-12-25 | トリボ−ド型等速自在継手のチュ−リップ部材製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JPS6054135B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
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JPS63112034A (ja) * | 1986-10-29 | 1988-05-17 | Aichi Steel Works Ltd | 鍛造部品の冷間しごき方法 |
JP2514391B2 (ja) * | 1987-12-28 | 1996-07-10 | 本田技研工業株式会社 | ユニバ―サルジョイントのアウタ部材の製造方法およびその装置 |
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Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3457750A (en) * | 1966-01-28 | 1969-07-29 | Glaenzar Spicer | Tools for forming grooves with circular generatrices in workpieces |
-
1976
- 1976-12-25 JP JP51157321A patent/JPS6054135B2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3457750A (en) * | 1966-01-28 | 1969-07-29 | Glaenzar Spicer | Tools for forming grooves with circular generatrices in workpieces |
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JPS5381861A (en) | 1978-07-19 |
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